JPH06243687A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH06243687A
JPH06243687A JP5056431A JP5643193A JPH06243687A JP H06243687 A JPH06243687 A JP H06243687A JP 5056431 A JP5056431 A JP 5056431A JP 5643193 A JP5643193 A JP 5643193A JP H06243687 A JPH06243687 A JP H06243687A
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JP
Japan
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power supply
circuit
supplied
supply voltage
channel
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JP5056431A
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Yasuhiro Fujimura
康弘 藤村
Keiichi Higeta
恵一 日下田
Akihisa Uchida
明久 内田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 それぞれMOSFETを含みかつそれぞれ絶
対値の異なる電源電圧を動作電源とする複数の回路ブロ
ックを備えるECL・CMOSスタティック型RAM等
の高速化及び低消費電力化を推進する。 【構成】 PチャンネルMOSFETP1〜P4等が形
成される半導体基板領域に、それが含まれる回路ブロッ
クに動作電源として供給される電源電圧のうち最高電位
の電源電圧すなわち回路の接地電位を基板バイアス電圧
として供給し、NチャンネルMOSFETN1〜N4等
が形成される半導体基板領域に、それが含まれる回路ブ
ロックに動作電源として供給される電源電圧のうち最低
電位の電源電圧すなわち電源電圧VSS2等を供給す
る。これにより、PチャンネルMOSFET及びNチャ
ンネルMOSFETに与えられる基板バイアス電圧を回
路ブロックごとに最適化できるため、基板バイアス電圧
によってこれらのMOSFETのしきい値電圧が必要以
上に大きくなるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体装置に関し、例
えば、ECL・CMOSスタティック型RAM(ランダ
ムアクセスメモリ)等に利用して特に有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】そのメモリアレイがPチャンネル及びN
チャンネルMOSFET(金属酸化物半導体型電界効果
トランジスタ。この明細書では、MOSFETをして絶
縁ゲート型電界効果トランジスタの総称とする)からな
るCMOS(相補MOS)メモリセルを基本に構成され
その周辺回路がバイポーラ・CMOS回路を基本に構成
されることで、動作の高速化と高集積化及び低消費電力
化とをあわせて実現したいわゆるバイポーラ・CMOS
スタティック型RAMがある。また、このようなバイポ
ーラ・CMOSスタティック型RAMの周辺回路の大半
をECL回路(バイポーラ回路)に置き換えることで、
さらなる動作の高速化を図ったいわゆるECL・CMO
Sスタティック型RAMがある。
【0003】ECL・CMOSスタティック型RAMに
ついては、例えば、『1991 シンポジウム オン
VLSI サーキッツ(1991 Symposium
On VLSI Circuits)』第11頁〜第
12頁に『A 1.5ns,64Kb ECL・CMO
S SRAM』として記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ECL・CMOS
スタティック型RAMにおいて、メモリアレイMARY
を構成するメモリセルMCは、図5に示されるように、
回路の接地電位と比較的絶対値の小さな負の電源電圧V
SS2をその動作電源とし、これによって比較的大きな
レイアウト面積を要するメモリアレイMARYの高集積
化が図られる。一方、XアドレスデコーダXDは、例え
ばメモリアレイMARYのワード線W000〜W255
に対応して設けられる同数の単位アドレスデコーダUD
000〜UD255を含む。これらの単位アドレスデコ
ーダは、回路の接地電位と比較的絶対値の大きな負の電
源電圧VSS1をその動作電源とし、これによって単位
アドレスデコーダを構成するECL回路の動作マージン
が確保される。
【0005】ところが、その電源電圧の低電圧化が進む
にしたがって、上記従来のECL・CMOSスタティッ
ク型RAMには次のような問題点が生じることが本願発
明者等によって明らかとなった。すなわち、上記ECL
・CMOSスタティック型RAMでは、図5に点線で示
されるように、すべての回路を構成するPチャンネルM
OSFETのチャンネル部つまりは半導体基板領域に対
して、ECL・CMOSスタティック型RAM内の最高
電位である回路の接地電位が基板バイアス電圧として供
給され、すべての回路を構成するNチャンネルMOSF
ETの半導体基板領域に対して、ECL・CMOSスタ
ティック型RAM内の最低電位である電源電圧VSS1
が供給される。周知のように、MOSFETは、基板バ
イアス電圧に応じてそのしきい値電圧が変化し、これに
ともなってそのコンダクタンスも変化する。また、MO
SFETのしきい値電圧すなわちコンダクタンスの変化
がMOSFETを含む回路の特性に与える影響の度合
は、回路の電源電圧が低電圧化されるにしたがって増大
する。上記のように、すべての回路を構成するNチャン
ネルMOSFETの半導体基板領域に比較的絶対値の大
きな電源電圧VSS1が供給されることで、特にメモリ
アレイMARYを構成するNチャンネルMOSFETの
しきい値電圧が必要以上に大きくなり、そのコンダクタ
ンスが小さくなる。この結果、NチャンネルMOSFE
Tのソース・ドレイン間電流が小さくなり、メモリアレ
イMARYひいてはECL・CMOSスタティック型R
AMの高速化又は高集積化が制約を受けるものである。
【0006】この発明の目的は、回路ブロックごとに基
板バイアス電圧の最適化を図ったECL・CMOSスタ
ティック型RAM等の半導体装置を提供することにあ
る。この発明の他の目的は、それぞれMOSFETを含
みかつそれぞれ絶対値の異なる電源電圧を動作電源とす
る複数の回路ブロックを備えるECL・CMOSスタテ
ィック型RAM等の高速化及び高集積化を推進すること
にある。
【0007】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、それぞれPチャンネルMOS
FET及び/又はNチャンネルMOSFETを含みかつ
それぞれ絶対値の異なる電源電圧を動作電源とする複数
の回路ブロックを備えるECL・CMOSスタティック
型RAM等において、PチャンネルMOSFETが形成
される半導体基板領域に、それが含まれる回路ブロック
に動作電源として供給される電源電圧のうち最高電位の
電源電圧を基板バイアス電圧として供給し、Nチャンネ
ルMOSFETが形成される半導体基板領域に、それが
含まれる回路ブロックに動作電源として供給される電源
電圧のうち最低電位の電源電圧を基板バイアス電圧とし
て供給する。
【0009】
【作用】上記手段によれば、PチャンネルMOSFET
及びNチャンネルMOSFETに与えられる基板バイア
ス電圧を回路ブロックごとに最適化できるため、基板バ
イアス電圧によってこれらのMOSFETのしきい値電
圧が必要以上に大きくなるのを防止し、そのコンダクタ
ンスを大きく保つことができる。この結果、ECL・C
MOSスタティック型RAM等の高速化を推進できると
ともに、その高集積化を推進することができる。
【0010】
【実施例】図1には、この発明が適用されたECL・C
MOSスタティック型RAMの一実施例のブロック図が
示されている。同図をもとに、まずこの実施例のECL
・CMOSスタティック型RAMの構成及び動作の概要
について説明する。なお、図1の各ブロックを構成する
回路素子は、公知の半導体集積回路の製造技術により、
単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成され
る。
【0011】図1において、ECL・CMOSスタティ
ック型RAMは、半導体基板面の大半を占めて配置され
るメモリアレイMARYを備える。このメモリアレイM
ARYは、後述するように、同図の水平方向に平行して
配置される256本のワード線W000〜W255と、
垂直方向に平行して配置される256組の相補ビット線
B000*〜B255*(ここで、例えば非反転ビット
線B000Tと反転ビット線B000Bをあわせて相補
ビット線B000*のように*を付して表す。また、そ
れが有効とされるとき選択的にハイレベルとされるいわ
ゆる非反転信号等についてはその名称の末尾にTを付し
て表し、それが有効とされるとき選択的にロウレベルと
されるいわゆる反転信号等についてはその名称の末尾に
Bを付して表す。以下同様)とを含む。これらのワード
線及び相補ビット線の交点には、256×256個すな
わち合計65536個のスタティック型メモリセルMC
が格子状に配置される。これにより、この実施例のEC
L・CMOSスタティック型RAMは、いわゆる64キ
ロビットの記憶容量を持つものとなる。メモリアレイM
ARYの具体的構成については、後で詳細に説明する。
【0012】メモリアレイMARYを構成するワード線
W000〜W255は、XアドレスデコーダXDに結合
され、択一的に選択状態とされる。Xアドレスデコーダ
XDには、XアドレスバッファXBから8ビットの相補
内部アドレス信号X0*〜X7*が供給される。また、
XアドレスバッファXBには、外部端子AX0〜AX7
を介してXアドレス信号AX0〜AX7が供給される。
【0013】XアドレスバッファXBは、外部端子AX
0〜AX7を介して供給されるECLレベルのXアドレ
ス信号AX0〜AX7を取り込み、保持するとともに、
これらのXアドレス信号をもとにECLレベルの相補内
部アドレス信号X0*〜X7*を形成し、Xアドレスデ
コーダXDに供給する。XアドレスデコーダXDは、相
補内部アドレス信号X0*〜X7*をデコードして、メ
モリアレイMARYの対応するワード線を択一的にハイ
レベルの選択状態とする。XアドレスデコーダXDの具
体的構成については、後で詳細に説明する。
【0014】次に、メモリアレイMARYを構成する相
補ビット線B000*〜B255*は、YスイッチYS
に結合され、さらにYスイッチYSの対応するスイッチ
MOSFETを介して相補共通データ線CD*に選択的
に接続される。
【0015】YスイッチYSは、メモリアレイMARY
の相補ビット線B000*〜B255*に対応して設け
られる256対のスイッチMOSFETを含む。これら
のスイッチMOSFETの一方は、対応する相補ビット
線B000*〜B255*の非反転又は反転信号線に結
合され、その他方は、相補共通データ線CD*の非反転
又は反転信号線に共通結合される。各対のスイッチMO
SFETのゲートはそれぞれ共通結合され、Yアドレス
デコーダYDから対応するビット線選択信号が供給され
る。これにより、YスイッチYSの各スイッチMOSF
ETは、対応するビット線選択信号がハイレベルとされ
ることで択一的にオン状態とされ、メモリアレイMAR
Yの相補ビット線B000*〜B255*のうち対応す
る1組と相補共通データ線CD*とを選択的に接続状態
とする。
【0016】YアドレスデコーダYDには、Yアドレス
バッファYBから8ビットの相補内部アドレス信号Y0
*〜Y7*が供給され、YアドレスバッファYBには、
外部端子AY0〜AY7を介してYアドレス信号AY0
〜AY7が供給される。
【0017】YアドレスバッファYBは、外部端子AY
0〜AY7を介して供給されるYアドレス信号AY0〜
AY7を取り込み、保持するとともに、これらのYアド
レス信号をもとに相補内部アドレス信号Y0*〜Y7*
を形成して、YアドレスデコーダYDに供給する。Yア
ドレスデコーダYDは、YアドレスバッファYBから供
給される相補内部アドレス信号Y0*〜Y7*をデコー
ドして、対応する上記ビット線選択信号を択一的にハイ
レベルとする。
【0018】メモリアレイMARYの相補ビット線B0
00*〜B255*が択一的に接続状態とされる相補共
通データ線CD*は、ライトアンプWAの出力端子に結
合されるとともに、センスアンプSAの入力端子に結合
される。ライトアンプWAの入力端子はデータ入力バッ
ファIBの出力端子に結合され、このデータ入力バッフ
ァIBの入力端子はデータ入力端子DIに結合される。
一方、センスアンプSAの出力端子はデータ出力バッフ
ァOBの入力端子に結合され、このデータ出力バッファ
OBの出力端子はデータ出力端子DOに結合される。
【0019】データ入力バッファIBは、ECL・CM
OSスタティック型RAMが書き込みモードとされると
き、データ入力端子DIを介して供給されるECLレベ
ルの書き込みデータを取り込み、保持するとともに、こ
れらの書き込みデータもとに所定の相補書き込み信号を
形成する。この相補書き込み信号は、ライトアンプWA
から相補共通データ線CD*及びYスイッチYSを介し
てメモリアレイMARYの選択された1個のメモリセル
MCに書き込まれる。一方、センスアンプSAは、EC
L・CMOSスタティック型RAMが読み出しモードと
されるとき、メモリアレイMARYの選択された1個の
メモリセルMCからYスイッチYS及び相補共通データ
線CD*を介して出力される小振幅の読み出し信号を増
幅して、データ出力バッファOBに伝達する。これらの
読み出し信号は、データ出力バッファOBからデータ出
力端子DOを介して外部に送出される。
【0020】タイミング発生回路TGは、外部から起動
制御信号として供給されるチップイネーブル信号CEB
及びライトイネーブル信号WEBをもとに、図示されな
い各種の内部制御信号を選択的に形成して、ECL・C
MOSスタティック型RAMの各回路に供給する。
【0021】図2及び図3には、図1のECL・CMO
Sスタティック型RAMに含まれるメモリアレイMAR
Y及びXアドレスデコーダXDの一実施例の回路図がそ
れぞれ示され、図4には、これらのメモリアレイMAR
Y及びXアドレスデコーダXDの一実施例の部分的な断
面構造図が示されている。これらの図をもとに、この実
施例のECL・CMOSスタティック型RAMに含まれ
るメモリアレイMARY及びXアドレスデコーダXDの
具体的な構成,動作及びデバイス構造ならびにその特徴
について説明する。なお、以下の回路図において、その
チャンネル(バックゲート)部に外向きの矢印が付され
るMOSFETはPチャンネル型であって、内向きの矢
印が付されるMOSFETはNチャンネル型である。ま
た、これらの矢印に結合される点線は、各MOSFET
のチャンネル部つまりは半導体基板領域に与えられる基
板バイアス電圧の供給経路を示すものである。図示され
るトランジスタ(この明細書では、バイポーラトランジ
スタのことを単にトランジスタと略称する)は、すべて
NPN型トランジスタである。
【0022】図2において、この実施例のECL・CM
OSスタティック型RAMのメモリアレイMARYは、
前述のように、同図の水平方向に平行して配置される2
56本のワード線W000〜W255と、垂直方向に平
行して配置される256組の相補ビット線B000*〜
B255*とを含む。これらのワード線及び相補ビット
線の交点には、256×256個すなわち合計6553
6個のCMOSスタティック型メモリセルMCが格子状
に配置される。
【0023】メモリアレイMARYを構成するメモリセ
ルMCのそれぞれは、PチャンネルMOSFETP1及
びNチャンネルMOSFETN1ならびにPチャンネル
MOSFETP2及びNチャンネルMOSFETN2か
らなる一対のCMOSインバータを含む。これらのCM
OSインバータは、その入力端子及び出力端子が互いに
交差結合されることで、メモリアレイMARYの記憶素
子となるラッチ回路を構成する。各ラッチ回路の非反転
入出力ノードは、Nチャンネル型の制御MOSFETN
3を介して対応する非反転ビット線B000T〜B25
5Tにそれぞれ結合され、その反転入出力ノードは、N
チャンネル型の制御MOSFETN4を介して対応する
反転ビット線B000B〜B255Bにそれぞれ結合さ
れる。各メモリセルMCの制御MOSFETN3及びN
4のゲートは、対応するワード線W000〜W255に
それぞれ共通結合される。
【0024】この実施例において、メモリアレイMAR
YのメモリセルMCを構成する一対のCMOSインバー
タは、回路の接地電位と電源電圧VSS2(第2の電源
電圧)をその動作電源とする。ここで、電源電圧VSS
2は、特に制限されないが、例えば−2.5V(ボル
ト)のような比較的絶対値の小さな負の電源電圧とされ
る。この結果、メモリアレイMARYひいてはECL・
CMOSスタティック型RAMの低消費電力化を図るこ
とができる。
【0025】メモリアレイMARYを構成するワード線
W000〜W255は、前述のように、Xアドレスデコ
ーダXDに結合され、相補内部アドレス信号X0*〜X
7*に従って択一的にハイレベルの選択状態とされる。
【0026】一方、メモリアレイMARYを構成する相
補ビット線B000*〜B255*は、その一方におい
て、一対のPチャンネルMOSFETP3及びP4を介
して回路の接地電位に結合され、その他方において、Y
アドレスデコーダYDの対応するスイッチMOSFET
を介して相補共通データ線CD*に選択的に接続状態と
される。このうち、MOSFETP3及びP4は、その
ゲートが電源電圧VSS2に結合されることで定常的に
オン状態とされ、相補ビット線B000*〜B255*
に対する負荷MOSFETとして作用する。
【0027】この実施例において、メモリアレイMAR
YのCMOSインバータを構成するPチャンネルMOS
FETP1及びP2ならびに負荷MOSFETP3及び
P4のチャンネル部つまり半導体基板領域には、図2に
点線で示されるように、メモリアレイMARYに動作電
源として供給される電源電圧のうち最高電位の電源電圧
すなわち回路の接地電位がその基板バイアス電圧として
供給される。また、メモリアレイMARYのCMOSイ
ンバータを構成するNチャンネルMOSFETN1及び
N2ならびに制御MOSFETN3及びN4のチャンネ
ル部つまり半導体基板領域には、メモリアレイMARY
に動作電源として供給される電源電圧のうち最低電位の
電源電圧すなわち電源電圧VSS2がその基板バイアス
電圧として供給される。この結果、これらのMOSFE
Tは、その基板バイアス電圧が最適化され、メモリアレ
イMARYとしての高速性を保持しかつその高集積化を
促進しうるに適当な値のしきい値電圧を持つものとな
る。
【0028】次に、XアドレスデコーダXDは、図3に
示されるように、XアドレスバッファXBの出力信号す
なわち相補内部アドレス信号X0*〜X7*を所定の組
み合わせで受ける結線論理和回路と、メモリアレイMA
RYのワード線W000〜W255に対応して設けられ
る256個の単位アドレスデコーダUD000〜UD2
55とを備える。このうち、結線論理和回路は、下位4
ビットの相補内部アドレス信号線X0*〜X3*の非反
転又は反転信号線が所定の組み合わせで結合されてなる
16本の信号線Q0〜QFと、上位4ビットの相補内部
アドレス信号X4*〜X7*の非反転又は反転信号線が
所定の組み合わせで結合されてなる16本の信号線R0
〜RF(ここで、結線論理和回路の信号線Q及びRの追
番は、0〜Fの16進数によって表示される)とを含
む。なお、相補内部アドレス信号X0*〜X7*は、E
CL・CMOSスタティック型RAMが選択状態とされ
るとき対応するXアドレス信号AX0〜AX7に従って
選択的に論理“0”又は“1”とされるが、ECL・C
MOSスタティック型RAMが非選択状態とされるとき
は、その非反転及び反転信号ともにハイレベルとされ
る。
【0029】この実施例において、信号線Q0は、特に
制限されないが、相補内部アドレス信号X0*〜X3*
がすべて論理“0”とされるとき、言い換えるならば非
反転内部アドレス信号X0T〜X3Tがすべてロウレベ
ルとされるとき、選択的にロウレベルとされる。また、
信号線QFは、相補内部アドレス信号X0*〜X3*が
すべて論理“1”とされるとき、言い換えるならば反転
内部アドレス信号X0B〜X3Bがすべてロウレベルと
されるとき、選択的にロウレベルとされる。同様に、信
号線R0は、相補内部アドレス信号X4*〜X7*がす
べて論理“0”とされるとき、言い換えるならば非反転
内部アドレス信号X4T〜X7Tがすべてロウレベルと
されるとき選択的にロウレベルとされる。また、信号線
RFは、相補内部アドレス信号X4*〜X7*がすべて
論理“1”とされるとき、言い換えるならば反転内部ア
ドレス信号X4B〜X7Bがすべてロウレベルとされる
とき、選択的にロウレベルとされる。信号線Q1〜QE
ならびにR1〜REについても、それぞれの追番に対応
した組み合わせが行われる。
【0030】単位アドレスデコーダUD000〜UD2
55は、図3の単位アドレスデコーダUD000に代表
して示されるように、並列形態とされる2個のトランジ
スタT1及びT2と、これらのトランジスタと差動形態
とされるもう1個のトランジスタT3とを含む。トラン
ジスタT1及びT2の共通結合されたコレクタは、抵抗
R1を介して回路の接地電位に結合され、トランジスタ
T3のコレクタは、抵抗R2を介して回路の接地電位に
結合される。また、トランジスタT1ないしT3の共通
結合されたエミッタは、そのゲートに所定の定電圧VG
を受けることで定電流源として作用するNチャンネルM
OSFETN6を介して電源電圧VSS1(第1の電源
電圧)に結合される。なお、電源電圧VSS1は、例え
ば−4.0Vのような比較的絶対値の大きな負の電源電
圧とされる。
【0031】単位アドレスデコーダUD000〜UD2
55を構成するトランジスタT1及びT2のベースは、
前記結線論理和回路の信号線Q0〜QFならびにR0〜
RFに所定の組み合わせをもって選択的に結合される。
すなわち、単位アドレスデコーダUD000を構成する
トランジスタT1のベースは結線論理和回路の信号線Q
0に結合され、トランジスタT2のベースは信号線R0
に結合される。また、単位アドレスデコーダUD255
を構成するトランジスタT1のベースは結線論理和回路
の信号線QFに結合され、トランジスタT2のベースは
信号線RFに結合される。同様に、他の単位アドレスデ
コーダUD001〜UD254を構成するトランジスタ
T1及びT2のベースは、結線論理和回路の信号線Q0
〜QFならびにR0〜RFに所定の組み合わせをもって
結合され、これによって16×16すなわち256通り
の組み合わせが実現される。
【0032】一方、単位アドレスデコーダUD000〜
UD255を構成するトランジスタT3のベースには、
所定の基準電位VBBが共通に供給される。ここで、基
準電位VBBは、結線論理和回路の信号線Q0〜QFな
らびにR0〜RFにおけるハイレベル及びロウレベルの
ほぼ中間レベルとされる。これにより、トランジスタT
1ないしT3は、基準電位VBBを論理スレッシホルド
レベルとするカレントスイッチ回路を構成し、トランジ
スタT1及びT2の共通結合されたコレクタ電位を反転
出力信号としトランジスタT3のコレクタ電位を非反転
出力信号とする2入力のノア(NOR)ゲートとして作
用する。すなわち、トランジスタT1及びT2のベース
が結合される信号線Q0〜QFあるいはR0〜RFの一
方が基準電位VBBより高いハイレベルとされるとき、
その反転出力信号つまりトランジスタT1及びT2の共
通結合されたコレクタ電位は所定のロウレベルとされ、
その非反転出力信号つまりトランジスタT3のコレクタ
電位は回路の接地電位のようなハイレベルとされる。ま
た、トランジスタT1及びT2のベースが結合される信
号線Q0〜QFならびにR0〜RFがともに基準電位V
BBより低いロウレベルであると、その反転出力信号つ
まりトランジスタT1及びT2の共通結合されたコレク
タ電位は回路の接地電位のようなハイレベルとされ、そ
の非反転出力信号つまりトランジスタT3のコレクタ電
位は所定のロウレベルとされる。
【0033】単位アドレスデコーダUD000〜UD2
55は、さらに、回路の接地電位とその出力端子すなわ
ち対応するワード線W000〜W255との間に設けら
れる出力トランジスタT5と、ワード線W000〜W2
55と電源電圧VSS1との間に直列形態に設けられる
2個のNチャンネルMOSFETN5及びN8ならびに
トランジスタT5と、MOSFETN5のドレインと電
源電圧VSS1との間に設けられるもう1個のNチャン
ネルMOSFETN7とをそれぞれ含む。このうち、出
力トランジスタT4のベースは、トランジスタT1ない
しT3を中心とするカレントスイッチ回路の反転出力端
子つまりトランジスタT1及びT2の共通結合されたコ
レクタに結合され、MOSFETN5のゲートは、その
非反転出力端子つまりトランジスタT3のコレクタに結
合される。また、トランジスタT5は、そのベース及び
コレクタが共通結合されることでダイオード形態とさ
れ、MOSFETN7及びN8のゲートには、所定の定
電圧VGが供給される。これにより、MOSFETN7
及びN8は定電流源として作用し、MOSFETN5な
らびにダイオード形態とされるトランジスタT5ととも
に、対応するワード線W000〜W255に対するプル
ダウン回路を構成する。
【0034】ECL・CMOSスタティック型RAMが
非選択状態とされるとき、相補内部アドレス信号X0*
〜X7*の非反転及び反転信号は、前述のように、すべ
てハイレベルとされる。このため、Xアドレスデコーダ
XDの結線論理和回路の信号線Q0〜QFならびにR0
〜RFは、ともに基準電位VBBより高いハイレベルと
される。これにより、単位アドレスデコーダUD000
〜UD255を構成するカレントスイッチ回路の反転出
力信号つまりトランジスタT1及びT2の共通結合され
たドレイン電位は所定のロウレベルとされ、その非反転
出力信号つまりトランジスタT3のコレクタ電位がハイ
レベルとされる。この結果、すべての単位アドレスデコ
ーダUD000〜UD255の出力トランジスタT4は
オフ状態となり、MOSFETN5及びトランジスタT
5を中心とするプルダウン回路がオン状態となって、ワ
ード線W000〜W255は一斉に電源電圧VSS1の
ようなロウレベルつまり非選択レベルとされる。
【0035】一方、ECL・CMOSスタティック型R
AMが選択状態とされるとき、相補内部アドレス信号X
0*〜X7*は、対応するXアドレス信号AX0〜AX
7に従って選択的に論理“0”又は“1”とされる。こ
のため、XアドレスデコーダXDの結線論理和回路の信
号線Q0〜QFが下位4ビットの相補内部アドレス信号
X0*〜X3*に従って択一的にロウレベルとされ、信
号線R0〜RFが上位4ビットの相補内部アドレス信号
X4*〜X7*に従って択一的にロウレベルとされる。
これにより、対応する単位アドレスデコーダUD000
〜UD255のカレントスイッチ回路を構成する反転出
力信号つまりトランジスタT1及びT2の共通結合され
たコレクタ電位が回路の接地電位のようなハイレベルと
され、その非反転出力信号つまりトランジスタT3のコ
レクタが所定のロウレベルとされる。この結果、対応す
る単位アドレスデコーダの出力トランジスタT4がオン
状態となり、MOSFETN5及びトランジスタT5を
中心とするプルダウン回路がオフ状態となって、対応す
るワード線W000〜W255が択一的に回路の接地電
位のようなハイレベルすなわち選択レベルとされる。
【0036】この実施例において、Xアドレスデコーダ
XDの単位アドレスデコーダUD000〜UD255を
構成するNチャンネルMOSFETN5ないしN8のチ
ャンネル部つまり半導体基板領域には、図3に点線で示
されるように、XアドレスデコーダXDに動作電源とし
て供給される電源電圧のうち最低電位の電源電圧すなわ
ち電源電圧VSS1が基板バイアス電圧として供給され
る。このため、これらのMOSFETは、その基板バイ
アス電圧が最適化される結果となり、Xアドレスデコー
ダXDとしての高速性を保持しかつその高集積化を促進
しうるに適当な値のしきい値電圧を持つものとなる。
【0037】ところで、この実施例のECL・CMOS
スタティック型RAMは、図4に示されるように、絶縁
層IS1をはさんでPチャンネル及びNチャンネル型半
導体基板を張り合わせたいわゆるSOI(Silico
n On Insulator)型の半導体基板上に形
成される。メモリアレイMARYを構成するPチャンネ
ルMOSFETは、図4のMOSFETP1に代表して
示されるように、絶縁層IS4及びIS5によって分離
されたN- 層をその半導体基板領域とし、このN- 層に
形成された一対のP型拡散層P+ をそのソース及びドレ
インとする。これらのソース及びドレイン間すなわちそ
のチャンネル部の上層には、所定の絶縁膜をはさんでゲ
ート層FGが形成される。MOSFETP1等が形成さ
れるN-層には、さらにN型拡散層N+ が形成され、こ
のN型拡散層N+ を介して回路の接地電位GNDが基板
バイアス電圧として供給される。
【0038】同様に、メモリアレイMARYを構成する
NチャンネルMOSFETは、図4のMOSFETN1
に代表して示されるように、絶縁層IS3及びIS4に
よって分離されたP- 層をその半導体基板領域とし、こ
のP- 層に形成された一対のN型拡散層N+ をそのソー
ス及びドレインとする。これらのソース及びドレイン間
すなわちそのチャンネル部の上層には、所定の絶縁膜を
はさんでゲート層FGが形成される。MOSFETN1
等が形成されるP- 層には、さらにもう一つのP型拡散
層P+ が形成され、このP型拡散層P+ を介して電源電
圧VSS2が基板バイアス電圧として供給される。
【0039】一方、XアドレスデコーダXDの単位アド
レスデコーダUD000〜UD255を構成するNチャ
ンネルMOSFETは、図4のMOSFETN5に代表
して示されるように、絶縁層IS2及びIS3によって
分離されたP- 層をその半導体基板領域とし、このP-
層に形成された一対のN型拡散層N+ をそのソース及び
ドレインとする。これらのソース及びドレイン間の上層
には、所定の絶縁膜をはさんでゲート層FGが形成され
る。MOSFETN5等が形成されるP- 層には、さら
にもう一つのP型拡散層P+ が形成され、このP型拡散
層P+ を介して電源電圧VSS1が基板バイアス電圧と
して供給される。
【0040】このように、ECL・CMOSスタティッ
ク型RAMをSOI型の半導体基板上に形成すること
で、MOSFETの半導体基板領域を回路ブロックごと
に分離し、異なる電位の基板バイアス電圧を容易に供給
できるものとなる。なお、MOSFETP1及びN1な
らびにN5が形成される半導体基板領域に、対応する回
路ブロックを構成する他の複数のPチャンネルMOSF
ET又はNチャンネルMOSFETが同時に形成される
ものであることは言うまでもない。
【0041】以上の本実施例に示されるように、この発
明をECL・CMOSスタティック型RAM等の半導体
装置に適用することで、次のような作用効果を得ること
ができる。すなわち、 (1)それぞれPチャンネルMOSFET及び/又はN
チャンネルMOSFETを含みかつそれぞれ絶対値の異
なる電源電圧を動作電源とする複数の回路ブロックを備
えるECL・CMOSスタティック型RAM等におい
て、PチャンネルMOSFETが形成される半導体基板
領域に、それが含まれる回路ブロックに動作電源として
供給される電源電圧のうち最高電位の電源電圧を基板バ
イアス電圧として供給し、NチャンネルMOSFETが
形成される半導体基板領域に、それが含まれる回路ブロ
ックに動作電源として供給される電源電圧のうち最低電
位の電源電圧を基板バイアス電圧として供給すること
で、PチャンネルMOSFET及びNチャンネルMOS
FETに与えられる基板バイアス電圧を回路ブロックご
とに最適化することができるという効果が得られる。
【0042】(2)上記(1)項において、ECL・C
MOSスタティック型RAM等をSOI型の半導体基板
上に形成することで、MOSFETが形成される半導体
基板領域を回路ブロックごとに分離し、異なる電位の基
板バイアス電圧を容易に供給することができるという効
果が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、基板バイアス
電圧によってMOSFETのしきい値電圧が必要以上に
大きくなるのを防止し、そのコンダクタンスを大きく保
つことができるという効果が得られる。 (4)上記(1)項〜(3)項により、ECL・CMO
Sスタティック型RAM等の電源電圧の低電圧化を推進
し、その高速化及び低消費電力化を推進することができ
るという効果が得られる。
【0043】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、ECL・CMOSスタティック型R
AMは、複数ビットの記憶データを同時に入出力するい
わゆる多ビット構成を採ることができる。また、メモリ
アレイMARYは、複数のサブメモリアレイに分割でき
るし、ECL・CMOSスタティック型RAMのブロッ
ク構成は、この実施例による制約を受けない。
【0044】図2において、メモリアレイMARYを構
成するメモリセルMCは、いわゆる高抵抗負荷型のメモ
リセルに置き換えることができる。また、相補ビット線
B000*〜B255*に対応して設けられる負荷MO
SFETP3及びP4は、選択的にオン状態とされる複
数のPチャンネルMOSFETに置き換えることができ
るし、NチャンネルMOSFETを用いることもでき
る。メモリアレイMARYを構成するワード線及び相補
ビット線の数すなわちECL・CMOSスタティック型
RAMの記憶容量は、任意に設定できる。図3におい
て、XアドレスデコーダXDの単位アドレスデコーダU
D000〜UD255は、2入力のノアゲートを基本に
構成される必要はないし、そのプルダウン回路は、任意
の構成を採りうる。図4において、ECL・CMOSス
タティック型RAMは、特にSOI型の半導体基板上に
形成されることを必須条件とはしない。
【0045】メモリアレイMARY及びXアドレスデコ
ーダXDを構成するNチャンネルMOSFETの半導体
基板領域に与えられる基板バイアス電圧は、例えば対応
する回路ブロックの最低電位の電源電圧よりやや低い電
位としてもよい。ECL・CMOSスタティック型RA
Mの各回路ブロックは、Pチャンネル又はNチャンネル
MOSFETの一方を含むことができるし、その両方を
含むこともできる。さらに、図2に示されるメモリアレ
イMARYならびに図3に示されるXアドレスデコーダ
XDの具体的な構成や電源電圧の極性及び絶対値ならび
にMOSFET及びトランジスタの導電型等は、種々の
実施形態を採りうる。
【0046】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるECL
・CMOSスタティック型RAMに適用した場合につい
て説明したが、それに限定されるものではなく、例え
ば、基本構成を同じくする他の各種のメモリ集積回路や
論理集積回路装置等にも適用できる。本発明は、少なく
ともそれぞれMOSFETを含みかつそれぞれ絶対値の
異なる電源電圧を動作電源とする複数の回路ブロックを
備える半導体装置に広く適用できる。
【0047】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、それぞれPチャンネルMO
SFET及び/又はNチャンネルMOSFETを含みか
つそれぞれ絶対値の異なる電源電圧を動作電源とする複
数の回路ブロックを備えるECL・CMOSスタティッ
ク型RAM等において、PチャンネルMOSFETが形
成される半導体基板領域に、それが含まれる回路ブロッ
クに動作電源として供給される電源電圧のうち最高電位
の電源電圧を基板バイアス電圧として供給し、Nチャン
ネルMOSFETが形成される半導体基板領域に、それ
が含まれる回路ブロックに動作電源として供給される電
源電圧のうち最低電位の電源電圧を基板バイアス電圧と
して供給することで、PチャンネルMOSFET及びN
チャンネルMOSFETに与えられる基板バイアス電圧
を回路ブロックごとに最適化できるため、基板バイアス
電圧によってこれらのMOSFETのしきい値電圧が必
要以上に大きくなるのを防止し、そのコンダクタンスを
大きく保つことができる。この結果、ECL・CMOS
スタティック型RAM等の高速化を推進できるととも
に、その電源電圧の低電圧化及び低消費電力化を推進す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたECL・CMOSスタテ
ィック型RAMの一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のECL・CMOSスタティック型RAM
に含まれるメモリアレイの一実施例を示す回路図であ
る。
【図3】図1のECL・CMOSスタティック型RAM
に含まれるXアドレスデコーダの一実施例を示す回路図
である。
【図4】図2のメモリアレイ及び図3のXアドレスデコ
ーダの一実施例を示す部分的な断面構造図である。
【図5】従来のECL・CMOSスタティック型RAM
に含まれるXアドレスデコーダ及びメモリアレイの一例
を示す回路図である。
【符号の説明】
MARY・・・メモリアレイ、XD・・・Xアドレスデ
コーダ、XB・・・Xアドレスバッファ、YS・・・Y
スイッチ、YD・・・Yアドレスデコーダ、YB・・・
Yアドレスバッファ、WA・・・ライトアンプ、SA・
・・センスアンプ、IB・・・データ入力バッファ、O
B・・・データ出力バッファ、TG・・・タイミング発
生回路。MC・・・メモリセル、W000〜W255・
・・ワード線、B000*〜B255*・・・相補ビッ
ト線。UD000〜UD255・・・単位アドレスデコ
ーダ。P1〜P4・・・PチャンネルMOSFET、N
1〜N8・・・NチャンネルMOSFET、T1〜T5
・・・NPN型バイポーラトランジスタ、R1〜R2・
・・抵抗。SUB・・半導体基板、IS1〜IS6・・
・絶縁層、FG・・ゲート層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/10 481 7210−4M

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれPチャンネルMOSFET及び
    /又はNチャンネルMOSFETを含みかつそれぞれ絶
    対値の異なる電源電圧を動作電源とする複数の回路ブロ
    ックを具備し、上記PチャンネルMOSFET又はNチ
    ャンネルMOSFETが形成される半導体基板領域に対
    して、これらのMOSFETが含まれる回路ブロックの
    動作電源に応じた異なる電位の基板バイアス電圧がそれ
    ぞれ供給されることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記PチャンネルMOSFETが形成さ
    れる半導体基板領域には、対応する回路ブロックに動作
    電源として供給される電源電圧のうち最高電位の電源電
    圧が基板バイアス電圧として供給され、上記Nチャンネ
    ルMOSFETが形成される半導体基板領域には、対応
    する回路ブロックに動作電源として供給される電源電圧
    のうち最低電位の電源電圧が基板バイアス電圧として供
    給されるものであることを特徴とする請求項1の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 上記半導体装置は、PチャンネルMOS
    FET及びNチャンネルMOSFETを基本に構成され
    るメモリアレイと、バイポーラ回路及び/又はバイポー
    ラCMOS回路を基本に構成される周辺回路とを具備す
    るECL・CMOSスタティック型RAMであって、上
    記複数の回路ブロックの一つは、比較的絶対値の大きな
    第1の電源電圧を動作電源とする上記周辺回路であり、
    他の一つは、比較的絶対値の小さな第2の電源電圧を動
    作電源とする上記メモリアレイであることを特徴とする
    請求項1又は請求項2の半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記半導体装置は、SOI型の半導体基
    板上に形成されるものであることを特徴とする請求項
    1,請求項2又は請求項3の半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08204140A (ja) * 1995-01-27 1996-08-09 Nec Corp シリコン・オン・インシュレータ半導体装置及びバイアス電圧発生回路
JP2005302124A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Seiko Epson Corp 半導体記憶装置
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