JPH06215580A - メモリセル回路 - Google Patents

メモリセル回路

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Publication number
JPH06215580A
JPH06215580A JP5005832A JP583293A JPH06215580A JP H06215580 A JPH06215580 A JP H06215580A JP 5005832 A JP5005832 A JP 5005832A JP 583293 A JP583293 A JP 583293A JP H06215580 A JPH06215580 A JP H06215580A
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JP
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inverter
memory cell
gate
source
bit line
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Application number
JP5005832A
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English (en)
Inventor
Koji Arai
浩二 新居
Hideshi Maeno
秀史 前野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定した書き込み動作を行うことを可能にし
たメモリセルをCMOSゲートアレイの基本セルを用い
て効率よく構成する。 【構成】 第1及び第2のインバータ20、21でフリップ
・フロップ回路を構成し、その一方の入出力端子に第 1
のMOS トランジスタ5eのドレインを接続し、そのソース
をビット線9aに接続し、そのゲートにワード線8aを接続
し、フリップ・フロップ回路の他方の入出力端子にMOS
トランジスタ5fのドレインを接続し、そのソースをビッ
ト線9dに接続し、ゲートをワード線8aを接続し、フリッ
プ・フロップ回路のいずれか一方の入出力端子にインバ
ータ22を接続し、インバータ22の出力端子にMOS トラン
ジスタ5g、5hのドレインを共通に接続し、ソースをビッ
ト線9b、9cに接続し、ゲートをワード線8b、8cに接続し
たある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特にCMOSゲートアレイの基本セルを用いて構
成したメモリセルに関する。
【0002】
【従来の技術】図15に従来のメモリセルの一例を示
す。PチャンネルMOSトランジスタ4aとNチャンネ
ルMOSトランジスタ5aのゲート同士4ag、5ag
及びドレイン同士を共通に接続し、PチャンネルMOS
トランジスタ4aのソースには、電源線10aを接続し
て、VDD電位を与え、NチャンネルMOSトランジス
タ5aのソースには接地線10bを接続して、GND電
位を与え、第1のインバータ20を構成している。
【0003】また、PチャンネルMOSトランジスタ4
bと、NチャンネルMOSトランジスタ5bのゲート4
bg、5bg及びドレイン同士を共通に接続し、Pチャ
ンネルMOSトランジスタ4bのソースには電源線10
aを接続して、VDD電位を与え、NチャンネルMOS
トランジスタ5bのソースには、接地線10bを接続し
て、GND電位を与えて、第2のインバータ21を構成
している。
【0004】同様に、PチャンネルMOSトランジスタ
4cとNチャンネルMOSトランジスタ5cのゲート4
cg、5cg及びドレイン同士をそれぞれ接続し、Pチ
ャンネルMOSトランジスタ4cのソースには、電源線
10aを接続して、VDD電位を与え、NチャンネルM
OSトランジスタ5cのソースには、接地線10bを接
続して、GND電位を与え、第3のインバータ22を構
成している。
【0005】第1乃至第3のインバータ20、21、2
2の入力端子は、それぞれのゲートの相互接続部であ
り、出力端子はそれぞれのドレインの相互接続部であ
る。そして、第1のインバータ20の出力端子を第2の
インバータ21の入力端子に接続し、第2のインバータ
21の出力端子を第1のインバータ20の入力端子に接
続して、フリップ・フロップ回路を構成している。第1
のインバータ20の出力端子と第2のインバータ21の
入力端子との接続点を、第3のインバータ22の入力端
子に接続して、記憶回路を構成している。
【0006】この記憶回路には、データの入出力を行う
ポートを3つ設けて、メモリセル回路を構成している。
即ち、アクセスゲートであるNチャンネルMOSトラン
ジスタ5eのドレインを、第1のインバータ20の入力
端子に接続し、このトランジスタ5eのソースをビット
線9aに接続し、ゲート5egはワード線8aに接続し
て、第1のポートを構成している。
【0007】また、アクセスゲートであるNチャンネル
MOSトランジスタ5gのドレインを、第3のインバー
タ22の出力端子に接続し、このトランジスタ5gのソ
ースをビット線9bに接続し、そのゲート5ggをワー
ド線8bに接続して、第2のポートを構成している。
【0008】さらに、アクセスゲートであるNチャンネ
ルMOSトランジスタ5hのドレインも、第3のインバ
ータ22の出力端子に接続し、このトランジスタ5hの
ソースをビット線9cに接続し、そのゲート5hgをワ
ード線8cに接続して、第3のポートを構成している。
【0009】このようなメモリセルでは、データの書き
込みは、第1のポートで行う。即ち、ビット線9aに接
続された図示しない書き込みドライバを用いて、書き込
むデータの値に応じて、ビット線9aを「L」または
「H]レベルにドライブする。そして、ワード線8aを
「H」レベルとすることによって、アクセスゲート5e
が導通状態になり、第1のインバータ20の入力端子に
ビット線9aの値が入力される。以上によって、書き込
みが終了する。
【0010】書き込み終了後に、ワード線8aを「L」
レベルにすると、アクセスゲート5eが遮断され、書き
込んだ値が記憶回路に保持される。その後、ビット線9
aの値が変化しても、記憶回路に保持されているデータ
は変化しない。
【0011】データの読み出しは、第2のポートまたは
第3のポートで行う。例えばワード線8bを「H」レベ
ルとすることによって、アクセスゲート5gが導通状態
となり、記憶回路の第3のインバータ22の出力端子と
ビット線9bとが電気的に接続され、ビット線9bの値
は、第3のインバータ22の出力値に等しくなる。ビッ
ト線9bには、図示していないセンスアンプ回路が接続
されており、ビット9bの値が「H」または「L」レベ
ルであるかを判定することによって読み出しを行う。
【0012】同様に、ワード線8cを「H」レベルにす
ることによって、第3のポートから読み出しを行える。
なお、データの読み出しと書き込みは、独立した別々の
ポートから行っているので、読み出し動作と書き込み動
作を同時に行うことも可能である。
【0013】上記のメモリセルをCMOSゲートアレイ
の基本セルを用いて、構成する場合に付いて説明する。
図16にCMOSゲートアレイを構成する半導体集積回
路装置の平面図を示す。同図に示すように、半導体チッ
プ1内の周縁部に多数の入出力パッド2が配置されてお
り、その中央部に複数の基本セル段3が設けられてい
る。基本セル段3は、図17に示すように例えばゲート
分離方式のもので、多数のPチャンネルMOSトランジ
スタを構成するように、PチャンネルMOSトランジス
タのゲート4と、ソースまたはドレインとなるP型拡散
領域6とを、有している。また、基本セル段3は、多数
のNチャンネルMOSトランジスタを構成するように、
NチャンネルMOSトランジスタのゲート5と、ソース
またはドレインとなるN型拡散領域7も、有している。
【0014】このような基本セル段3は、図18の等価
回路に示すように、PチャンネルMOSトランジスタの
ソース、ドレイン領域6は直列に接続され、同じくNチ
ャンネルMOSトランジスタのソース、ドレイン領域7
も直列に接続されている。このような基本セル段3で
は、分離したい位置のトランジスタをオフ状態にするこ
とによって、直列接続されているトランジスタを分断
し、所望の回路を得る。
【0015】このような基本セル段3を用いて、図15
のメモリセルを構成した場合の平面図を図19に示す。
同図において、11はソースドレイン領域またはゲート
と第1層配線とを接続するコンタクトホール、12は第
1層配線と第2層配線とを接続するスルーホールであ
る。このメモリセルは、CMOSゲートアレイの基本セ
ル1段を用いて構成されたものであり、点線で囲んで示
すように、8個の基本セル(Pチャンネル、Nチャンネ
ルトランジスタのペア)を用いて構成されている。その
うちの2個の基本セルは、Nチャンネル分離ゲートとし
て使用している。ワード線8a乃至8cは、メモリセル
内を第2層配線を用いてゲート幅方向と垂直の方向に配
線される。ビット線9a乃至9cは第1層配線を用いて
ゲート幅方向に配線されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図15に示したメモリ
セル回路は、第1のポートより1本のビット線9aを用
いて「H」、「L」両レベルのデータを書き込んでい
る。しかし、第1のポートのアクセスゲートは、Nチャ
ンネルMOSトランジスタ5eで構成しているので、
「H」レベルのデータを完全に伝達することができな
い。即ち、「H」レベルのデータを書き込む場合、ビッ
ト線9aをVDD電位にドライブしても、アクセスゲー
トを介しているので、第1のインバータ20の入力端子
は、バックゲート効果によりVDDまで完全にドライブ
することができない。例えば、第1のインバータの入力
端子の保持値(記憶回路の保持データ)が「L」レベル
であり、書き込むデータが「H」レベルであるとする
と、競合が起こり、保持値を反転することができず、正
しいデータを書き込めないことがある。
【0017】本発明は、上記の問題点を解決するために
提案されたものであり、安定した書き込み動作を高速に
行うことを可能としたメモリセルを構成することを目的
とする。さらに、このようなメモリセルをCMOSゲー
トアレイの基本セルを用いて、効率よく構成した半導体
集積回路装置を提供することも目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、第1及び
第2のインバータの入出力端子をループ接続して構成し
たフリップ・フロップ回路と、このフリップ・フロップ
回路の一方の入出力端子にドレインを接続し、第1のビ
ット線にソースを接続し、ゲートが第1の列選択信号に
より駆動される第1のMOSトランジスタと、上記フリ
ップ・フロップ回路の他方の入出力端子にドレインを接
続し、第1のビット線と相補な値を有する第2のビット
線にソースを接続し、ゲートが第1の列選択信号により
駆動される第2のMOSトランジスタと、上記フリップ
・フロップ回路のいずれか一方の入出力端子に接続した
第3のインバータと、この第3のインバータの出力端子
に各々のドレインを共通に接続し、各々第2及び第3の
ビット線にソースを接続し、各々ゲートが第3及び第4
の列選択信号により駆動される第3及び第4のMOSト
ランジスタを備えたものである。
【0019】第2の発明は、第1の発明のメモリセル回
路において、第3のインバータを構成する相補な2種類
のMOSトランジスタのうち少なくとも一方の種類のも
のを複数個並列に接続したものである。
【0020】第3の発明は、第1の発明において、第3
のインバータに加えて、フリップ・フロップ回路のいず
れか一方の入出力端子に接続した第4のインバータを設
け、第3のインバータの出力端子にドレインを共通に接
続し、第3のビット線にソースを接続し、ゲートが第3
の列選択信号により駆動される第3のMOSトランジス
タと、第4のインバータの出力端子にドレインを共通に
接続し、第4のビット線にソースを接続し、ゲートが第
4の列選択信号により駆動される第4のMOSトランジ
スタとを設けたものである。
【0021】第4の発明は、第3の発明のメモリセル回
路において、第3及び第4のインバータを構成する相補
な2種類のMOSトランジスタのうち少なくとも一方の
種類のものを複数個並列に接続したものである。
【0022】第5の発明は、第1乃至第4の発明のいず
れかのメモリセル回路をCMOSゲートアレイの基本セ
ルを用いて構成した半導体集積回路装置において、上記
メモリセル回路をアレイ状に配置して、メモリセルアレ
イを構成し、各メモリセル行において複数個のメモリセ
ルに共通の第1、第2、第3、第4のビット線を接続
し、上記各メモリセル行において、隣接する2つのメモ
リセルの第1、第2、第3及び第4のMOSトランジス
タのソース領域を互いに共有させたものである。
【0023】第6の発明は、第3の発明のメモリセル回
路をCMOSゲートアレイの基本セルを用いて構成した
半導体集積回路装置において、上記メモリセルの第3及
び第4のインバータを構成するMOSトランジスタのソ
ース領域を互いに共有させたものである。
【0024】
【作用】本第1の発明によれば、互いに相補な値を持つ
第1及び第2のビット線を用いて、データの書き込みを
行うので、1本のビット線を用いて書き込む従来の場合
に比較して、動作マージンが大きく、より安定した書き
込みが可能となる。第3の発明によれば、第3及び第4
のインバータを設けているので、第3及び第4のビット
線が電気的に接続されず、干渉を生じることがない。第
2及び第4の発明によれば、インバータを構成する相補
なMOSトランジスタの少なくとも1種類のものが複数
個並列に接続されているので、アクセスタイムを短縮化
できる。第5または第6の発明によれば、MOSトラン
ジスタのソース領域を共有しているので、効率よくメモ
リセルを構成することができる。
【0025】
【実施例】
実施例1 第1の実施例を図1乃至図3に示す。この実施例では、
上述した従来のものと同様に、PチャンネルMOSトラ
ンジスタ4a、4b、4cとNチャンネルMOSトラン
ジスタ5a、5b、5cとで第1乃至第3のインバータ
20、21、22が構成されている。
【0026】そして、第1のインバータ20と、第2の
インバータ21によって、フリップ・フロップ回路が構
成され、第1のインバータ21の出力端子が、第3のイ
ンバータ22の入力端子に接続され、記憶回路が構成さ
れている。
【0027】従来のものと同様に、第2のインバータ2
1の出力端子には、アクセスゲートであるNチャンネル
MOSトランジスタ5eのドレインが接続され、第3の
インバータ22の出力端子には、アクセスゲートである
NチャンネルMOSトランジスタ5g、5hのドレイン
が接続されている。無論、ワード線8a、8b、8cは
NチャンネルMOSトランジスタ5e、5g、5hのゲ
ート5eg、5gg、5hgにそれぞれ接続され、ビッ
ト線9a、9b、9cは、NチャンネルMOSトランジ
スタ5e、5g、5hのソースに、それぞれ接続されて
いる。
【0028】さらに、この実施例では、アクセスゲート
であるNチャンネルMOSトランジスタ5fが追加され
ており、そのドレインが第2のインバータ21の入力端
子に接続され、そのソースがビット線9dに接続され、
そのゲート5fgが、NチャンネルMOSトランジスタ
5eと共通に、ワード線8aに接続されている。なお、
ビット線9dは、ビット線9aと相補な関係にあり、ビ
ット線9aが「H」レベルのとき、ビット線9dは
「L」レベルとなり、ビット線9aが「L」レベルのと
き、ビット線9dは「H」レベルとなる。
【0029】このメモリセルでは、データの書き込み
は、ビット線9a、9dに接続されたドライバ(図示せ
ず)を用いて、書き込むデータの値に応じてビット線9
aを「L」、ビット線9dを「H」または、逆にビット
線9aを「H」、ビット線9dを「L」にドライブす
る。その後、ワード線8aを「H」レベルにすることに
よって、アクセスゲート5e、5fが導通状態になる。
これによって、第2のインバータ21の入力端子はビッ
ト線9dのレベルに、第1のインバータ20の入力端子
はビット線9aのレベルに等しくなる。
【0030】この場合、例えば第2のインバータ21の
入力端子の保持値がLレベルであり、ビット線9dのレ
ベルがHレベルであると、バックゲート作用で、第2の
インバータ21の入力端子は、確実にHレベルにならな
いかもしれない。しかし、このとき、第1のインバータ
21の入力端子の保持値はHレベルであり、ビット線9
aのレベルは、ビット線9dのレベルと相補であるの
で、Lレベルである。従って、第1のインバータ21の
入力端子は確実にLレベルとなる。その結果、この記憶
回路に保持させようとしている値が確実に保持される。
第2のインバータ21の入力端子の保持値がHレベルで
あり、ビット線9dのレベルがLレベルの場合にも、同
様にして確実に保持させようとする値が保持される。
【0031】読出は、従来のものと同様にアクセスゲー
ト5g、5hを使用することによって行われる。
【0032】図2は、図1に示したメモリセルをCMO
Sゲートアレイで構成した場合のもので、2個の隣接す
るメモリセル13a、13bを示している。図1に対応
する構成には、同一符号を付して、その説明を省略す
る。なお、11はソースドレイン領域またゲートと第1
層配線とを接続するコンタクトホール、12は第1層配
線と第2層配線とを接続するスルーホールである。第1
層配線は、主にビット線9a、9b、9cを構成してお
り、第2層配線は、主にワード線8a、8b、8cを構
成している。これら2つのメモリセル13a、13bの
等価回路図を図3に示す。
【0033】図2において、行方向に隣接する2個のメ
モリセル13a、13bのNチャンネルMOSトランジ
スタ5eのソース領域は、互いに共有しており、Nチャ
ンネルMOSトランジスタ5gのソース領域も、互いに
共有している。
【0034】図2では、2個のメモリセルのみを示して
いるが、更に複数のメモリセルを行方向に配置して、メ
モリセル行を構成する場合には、2個のメモリセル13
a、13bが隣合うように交互に配置すればよい。その
際、隣接する2つのメモリセルは、NチャンネルMOS
トランジスタ5fのソース領域を互いに共有し、Nチャ
ンネルMOSトランジスタ5hのソース領域を互いに共
有する。これによって、メモリセルアレイを構成する場
合、Nチャンネル分離ゲートを必要としない。
【0035】図2では、メモリセルを構成するフリップ
・フロップと第3のインバータ22を各々1段の基本セ
ル段で構成している。また、行方向に隣接するメモリセ
ルでNチャンネルMOSトランジスタ5e、5f、5
g、5hのソース領域を共有することにより、行方向に
対して1メモリセル当たり4個分の基本セルを必要とす
る。従って、1メモリセルは、列方向に対して基本セル
段2段分を占め、行方向に対して基本セル4個分を占
め、合計8個の基本セルで構成されている。
【0036】実施例2 図4及び図5に第2の実施例を示す。この実施例は、図
5に示すように第3のインバータ22を構成するPチャ
ンネルMOSトランジスタ4cを、複数個、例えば2個
並列に接続したものである。これによって、「H」レベ
ルのデータを読みだすときのアクセス時間の短縮を図る
ことができる。他は、第1の実施例と同様に構成されて
おり、かつ同様に動作する。
【0037】実施例3 第3の実施例を図6乃至図8に示す。この実施例では、
図1との比較から明らかなように読出用に第4のインバ
ータ23が新たに設けられている。即ち、Pチャンネル
MOSトランジスタ4dと、NチャンネルMOSトラン
ジスタ5dとのよってインバータ23が構成され、これ
ら両トランジスタ4d、5dの相互接続されたゲート4
dgと5dgとがインバータ20の出力端子に接続さ
れ、両トランジスタ4dと5dとの相互接続されたドレ
インが、アクセスゲート5hのドレインに接続してあ
る。無論、Pチャンネルトランジスタ4dのソースは電
源線10aに、Nチャンネルトランジスタ5dのソース
は接地線10bに、それぞれ接続されている。他は第1
の実施例と同様に構成されている。
【0038】第1の実施例では、アクセスゲート5g、
5hが同時に導通すると、ビット線9b、9cが電気的
に接続された状態になり、ビット線9b、9cで前に読
みだされたデータによって、互いのビット線電位が影響
を及ぼし合う。
【0039】しかし、この実施例では、アクセスゲート
5g、5hが同時に導通しても、両ゲート5g、5h
は、それぞれ第3及び第4のインバータ22、23に接
続されているので、両ゲート5g、5hが直接に電気的
に接続されることがなく、干渉は生じない。
【0040】図7は、図6に示したメモリセルをCMO
Sゲートアレイで構成した場合のもので、2個の隣接す
るメモリセル13a、13bを示している。図6に対応
する構成には、同一符号を付して、その説明を省略す
る。これら2つのメモリセル13a、13bの等価回路
図を図8に示す。
【0041】図7に示すように、各メモリセル13a、
13bの第3及び第4のインバータ22、23を構成す
るNチャンネルMOSトランジスタ4c、4dのソース
領域は互いに共有しており、PチャンネルMOSトラン
ジスタ5c、5dのソース領域も互いに共有している。
【0042】また、図7では2個のメモリセル13a、
13bのみを示しているが、更に複数個のメモリセルを
行方向に配置して、メモリセル行を構成する場合、メモ
リセル13a、13bが隣合うように交互に配置すれば
よい。その際、隣接する2つのメモリセルは、Nチャン
ネルMOSトランジスタ5fのソース領域を互いに共有
し、NチャンネルMOSトランジスタ5hのソース領域
も互いに共有する。これにより、メモリセルアレイを構
成する場合に、Nチャンネル分離ゲートを必要としな
い。
【0043】第3及び第4のインバータ22、23のソ
ース領域を共有することにより、両インバータ22、2
3を同一の基本セル段で構成することができる。また、
行方向に隣接するメモリセルでNチャンネルMOSトラ
ンジスタ5e、5f、5g、5hのソース領域を共有す
ることによって、行方向に対して1メモリセル当たり4
個分の基本セルを必要とする。従って、1メモリセル
は、列方向に対して基本セル段2段分を占め、行方向に
対して基本セル4個分を占め、合計8個の基本セルで構
成されている。
【0044】実施例4 図9及び図10に第4の実施例を示す。この実施例は、
図10に示すように第3及び第4のインバータ22、2
3を構成するPチャンネルMOSトランジスタ4c、4
dを、それぞれ複数個、例えば2個並列に接続したもの
である。これによって、「H」レベルのデータを読みだ
すときのアクセス時間の短縮を図ることができる。他
は、第3の実施例と同様に構成されており、かつ同様に
動作する。
【0045】実施例5 図11及び図12に第5の実施例を示す。この実施例
は、図12に示すように第3及び第4のインバータ2
2、23を構成するPチャンネルMOSトランジスタ4
c、4dを、それぞれ複数個、例えば4個並列に接続
し、同じくインバータ4c、4dを構成するNチャンネ
ルMOSトランジスタ5c、5dを、それぞれ複数個、
例えば2個並列に接続したものである。これによって、
第3及び第4のインバータ22、23のドライブ能力を
高め、データを読みだすときのアクセス時間の短縮を図
ることができる。他は、第3の実施例と同様に構成され
ており、かつ同様に動作する。
【0046】なお、図11では、第3及び第4のインバ
ータ22、23を構成するMOSトランジスタのソース
領域は共有していない。即ち、インバータを構成するM
OSトランジスタを複数個、並列に接続するため、各イ
ンバータを別々の基本セル段で構成している。従って、
1メモリセルは、列方向に対して基本セル段3段分を占
め、行方向に対して基本セル4個分を占め、合計12個
の基本セルで構成されている。
【0047】実施例6 図13及び図14に第6の実施例を示す。この実施例
は、図12に示すメモリセル13a、13bを1組とし
たメモリセルペアを行方向に2組並べ、合計4個のメモ
リセルを配置して、メモリセル行を構成したものであ
る。図13及び図14において、8a、8d、8g、8
jは、第1のワード線、8b、8e、8h、8kは第2
のワード線、8c、8f、8i、8lは第3のワード
線、13a乃至13dはメモリセル、9a、9dは第1
及び第2のビット線、9b、9eは第3のビット線、9
c、9fは第4のビット線を示す。他の符号は、図12
中の符号にそれぞれ対応する。
【0048】メモリセル13a、13bの第2のポート
(アクセスゲート5g)はビット線9bに接続され、メ
モリセル13c、13dの第2のポート(アクセスゲー
ト5g)はビット線9eに接続されている。また、メモ
リセル13b、13cの第3のポート(アクセスゲート
5h)はビット線9cに接続され、メモリセル13a、
13dの第3のポート(アクセスゲート5h)はビット
線9fに接続されている。また、メモリセル13a乃至
13dの第1のポートのうちアクセスゲート5eはビッ
ト線9aに、第1のポートのうちアクセスゲート5fは
ビット線9dにそれぞれ接続されている。
【0049】この実施例も第5の実施例と同様に動作す
る。但し、メモリセル13a、13bのデータを第2の
ポートから読みだす際、ビット線9bを用い、メモリセ
ル13c、13dのデータを第2のポートから読みだす
際、ビット線9eを使用する。
【0050】また、メモリセル13b、13cのデータ
を第3のポートから読みだす場合、ビット線9cを用
い、メモリセル13a、13dのデータを第3のポート
から読みだす際には、ビット線9fを用いる。
【0051】このように構成することによって、ビット
線9b、9e及びビット線9c、9fに接続されている
アクセスゲート数を半分にすることができ、ビット線9
b、9c、9e、9fの負荷容量となる拡散領域に寄生
する容量を低減することができる。これによって読出の
アクセス時間を第5の実施例よりも短縮することができ
る。
【0052】以上の実施例は、一例示にすぎず、本発明
の精神を逸脱しない範囲で種々の変更或いは改良を行う
ことができる。例えば、上記の各実施例では、メモリセ
ルのアクセスゲートとしてNチャンネルMOSトランジ
スタを使用したが、PチャンネルMOSトランジスタを
用いることもできる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、第
1及び第2のビット線が相補な値を持っているので、フ
リップ・フロップ回路へのデータの書き込みが安定して
行える。
【0054】第2及び第4の発明によれば、インバータ
を構成する同一種類のMOSトランジスタが複数個並列
に接続されているので、ドライブ能力が高く、アクセス
タイムを短縮することができる。
【0055】第3の発明によれば、第3及び第4のイン
バータを設けたので、第3及びだい4のMOSトランジ
スタから同時に読出を行っても、第3及び第4のビット
線の干渉が生じない。
【0056】第5及び第6の発明によれば、第1乃至第
4のMOSトランジスタまたはインバータを構成するM
OSトランジスタのソース領域を共有化しているので、
Nチャンネル分離ゲートを必要とせず、効率よく構成し
たメモリセルを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメモリセルの第1の実施例の回路
図である。
【図2】同第1の実施例のメモリセルをCOMSゲート
アレイで構成した場合の平面図である。
【図3】図2の等価回路図である。
【図4】同第2の実施例の構成を示した平面図である。
【図5】同第2の実施例の等価回路図である。
【図6】同第3の実施例の回路図である。
【図7】同第3の実施例をCMOSゲートアレイで構成
した場合の平面図である。
【図8】図7の等価回路図である。
【図9】同第4の実施例の平面図である。
【図10】同第4の実施例の等価回路図である。
【図11】同第5の実施例の平面図である。
【図12】同第5の実施例の等価回路図である。
【図13】同第6の実施例の平面図である。
【図14】同第6の実施例の等価回路図である。
【図15】従来のメモリセルの回路図である。
【図16】半導体チップの平面図である。
【図17】半導体チップを構成する基本セル段の構成を
示した拡大図である。
【図18】図17の基本セル段の等価回路図である。
【図19】従来のメモリセルの構成を示した平面図であ
る。
【符号の説明】
5e NチャンネルMOSトランジスタ(第1のMOS
トランジスタ) 5f NチャンネルMOSトランジスタ(第2のMOS
トランジスタ) 5g NチャンネルMOSトランジスタ(第3のMOS
トランジスタ) 5h NチャンネルMOSトランジスタ(第4のMOS
トランジスタ) 20 第1のインバータ 21 第2のインバータ 22 第3のインバータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のインバータの入出力端子
    をループ接続して構成したフリップ・フロップ回路と、 このフリップ・フロップ回路の一方の入出力端子にドレ
    インを接続し、第1のビット線にソースを接続し、ゲー
    トが第1の列選択信号により駆動される第1のMOSト
    ランジスタと、 上記フリップ・フロップ回路の他方の入出力端子にドレ
    インを接続し、第1のビット線と相補な値を有する第2
    のビット線にソースを接続し、ゲートが第1の列選択信
    号により駆動される第2のMOSトランジスタと、 上記フリップ・フロップ回路のいずれか一方の入出力端
    子に接続した第3のインバータと、 この第3のインバータの出力端子に各々のドレインを共
    通に接続し、各々第3及び第4のビット線にソースを接
    続し、各々ゲートが第2及び第3の列選択信号により駆
    動される第3及び第4のMOSトランジスタを備えたこ
    とを特徴とするメモリセル回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメモリセル回路におい
    て、第3のインバータを構成する相補な2種類のMOS
    トランジスタのうち少なくとも一方の種類のものが複数
    個並列に接続されていることを特徴とするメモリセル回
    路。
  3. 【請求項3】 第1及び第2のインバータの入出力端子
    をループ接続して構成したフリップ・フロップ回路と、 このフリップ・フロップ回路の一方の入出力端子にドレ
    インを接続し、第1のビット線にソースを接続し、ゲー
    トが第1の列選択信号により駆動される第1のMOSト
    ランジスタと、 上記フリップ・フロップ回路の他方の入出力端子にドレ
    インを接続し、第2のビット線にソースを接続し、ゲー
    トが第2の列選択信号により駆動される第2のMOSト
    ランジスタと、 上記フリップ・フロップ回路のいずれか一方の入出力端
    子に接続した第3及び第4のインバータと、 この第3のインバータの出力端子にドレインを共通に接
    続し、第3のビット線にソースを接続し、ゲートが第3
    の列選択信号により駆動される第3のMOSトランジス
    タと、 第4のインバータの出力端子にドレインを共通に接続
    し、第4のビット線にソースを接続し、ゲートが第4の
    列選択信号により駆動される第4のMOSトランジスタ
    と、を備えたメモリセル回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のメモリセル回路におい
    て、第3及び第4のインバータを構成する相補な2種類
    のMOSトランジスタのうち少なくとも一方の種類のも
    のが複数個並列に接続されていることを特徴とするメモ
    リセル回路。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載のメモリ
    セル回路をCMOSゲートアレイの基本セルを用いて構
    成した半導体集積回路装置において、 上記メモリセル回路をアレイ状に配置して、メモリセル
    アレイを構成し、各メモリセル行において複数個のメモ
    リセルに共通の第1、第2、第3、第4のビット線を接
    続し、上記各メモリセル行において、隣接する2つのメ
    モリセルの第1、第2、第3及び第4のMOSトランジ
    スタのソース領域を互いに共有することを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のメモリセル回路をCMO
    Sゲートアレイの基本セルを用いて構成した半導体集積
    回路装置において、 上記メモリセルの第3及び第4のインバータを構成する
    MOSトランジスタのソース領域を互いに共有すること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
JP5005832A 1993-01-18 1993-01-18 メモリセル回路 Pending JPH06215580A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08185696A (ja) * 1995-01-04 1996-07-16 Nec Corp スタティックram
JP2008541333A (ja) * 2005-05-19 2008-11-20 フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド 記憶回路及びその方法

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JPH08185696A (ja) * 1995-01-04 1996-07-16 Nec Corp スタティックram
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