JP2005302123A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ソフトエラー耐性を向上させつつ高速動作が担保できる半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】 SOI(Silicon On Insulator)基板に形成されたメモリセルを含む半導体記憶装置である。メモリセルは、ソース及びドレインが一対のインバータINV1,INV2の入力ノードN1,N2と出力ノードN3,N4との間に直列接続される複数のn型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8から構成され、一対のインバータINV1,INV2を相互に接続する一対の抵抗付加トランジスタ群TNG1,TNG2を含み、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8は、しきい値電圧が0V以下のデプレッション型トランジスタであって、ゲートがワード線WLに接続され、ゲート電圧が低電位電源線VSSと同電位の場合にソース−ドレイン間が導通している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、SRAM(Static Random Access Memory)メモリセルを備える半導体記憶装置に関する。
近年、SRAMの集積度の向上に伴い、ソフトエラーの防止対策が重要となっている。このようなソフトエラーの防止対策としては、時定数を利用して記憶ノードの電位を支えるものがある(特許文献1参照)。しかし、時定数を利用することは、メモリセルのアクセス時の動作速度の低下を引き起こす要因になる。また、半導体装置の微細化に伴い、十分な容量の確保が困難となっており、他の要素技術と併用した対策では大幅なプロセス変更を強いられ、コストアップが避けられない。また、ソフトエラー耐性の向上技術の一つとしてSOI技術の適用が提案されているが、SOI技術のみでは十分な耐性向上の効果は得られていない。
特開平5−198182号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ソフトエラー耐性を向上させつつ高速動作が担保できる半導体記憶装置を提供することにある。
(1)本発明は、SOI(Silicon On Insulator)基板に形成されたメモリセルを含む半導体記憶装置であって、前記メモリセルは、ソースが高電位電源線に接続される第1導電型の負荷トランジスタと、ソースが低電位電源線に接続される第2導電型の駆動トランジスタとを含み、前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタのゲート同士が接続されて入力ノードを構成し、前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタのドレイン同士が接続されて出力ノードを構成する一対のインバータと、ソース及びドレインが前記一対のインバータの一方のインバータの前記入力ノードと他方のインバータの前記出力ノードとの間に直列接続される複数の第2導電型の抵抗付加トランジスタを含み、前記一対のインバータを相互に接続する一対の抵抗付加トランジスタ群と、ソース及びドレインが前記一対のインバータの前記出力ノードとビット線との間に接続され、ゲートがワード線に接続される1対の第2導電型の転送トランジスタと、を含み、前記抵抗付加トランジスタは、しきい値が0V以下のデプレッション型トランジスタであって、ゲートがワード線に接続され、ゲート電圧が前記低電位電源線と同電位の場合にソース−ドレイン間が導通している半導体記憶装置に関するものである。
本発明によれば、抵抗付加トランジスタは、ゲートがワード線に接続されているため、メモリセルへのアクセス時には低抵抗となり、非アクセス時には、アクセス時に比べて高抵抗となる。すなわち、メモリセルの非アクセス時にデータ保持動作が行われている場合には、抵抗付加トランジスタが高抵抗であるため、この抵抗付加トランジスタのソース−ドレイン間抵抗によって、α線などの入射によるデータ反転を防止することができる。
ただし、本発明では、インバータの入力ノード電位が抵抗付加トランジスタのしきい値電圧の影響を受けて不安定となることを防止すべく、抵抗付加トランジスタとしてしきい値が0V以下のデプレッション型トランジスタを採用する。本発明のように抵抗付加トランジスタとしてデプレッション型トランジスタを採用した場合、通常のトランジスタに比べてゲート電圧が0Vの場合における抵抗値が低く抑えることができるため、メモリセルのスタンバイ時の消費電流が増加するのを抑制することができるが、ソフトエラー対策に必要なループ時定数の確保が十分でない場合がある。
そこで、本発明では、インバータの入出力ノード間に複数の抵抗付加トランジスタを直列接続している。これにより、インバータの入出力ノード間に抵抗付加トランジスタの接続個数分の抵抗値を付加することにより、インバータラッチのループ時定数の増大を図ることができる。さらに、複数の抵抗付加トランジスタが入出力ノードに直列接続されていることにより、α線などの入射時において、各抵抗付加トランジスタのソース−ドレイン間電圧が分割されるため、複数の抵抗付加トランジスタの一部において、ゲート−ソース間電圧がマイナスになることによって抵抗が増大し、入出力ノード間の電流をより制限することができ、ノード電位の変化を効果的に遅らせることができる。
また、本発明では、インバータの入出力ノード間にゲート電圧が0Vの場合に(メモリセルの非アクセス時に)ソース−ドレイン間が導通している抵抗付加トランジスタを設けているため、メモリセルを構成するインバータラッチのループを切断することがないため、データ保持動作を確実に担保することができる。さらに、メモリセルのアクセス時には、ワード線からのセル選択信号の印加により抵抗付加トランジスタのソース−ドレイン間は、非アクセス時に比べて低抵抗状態となるため、書き込み/読み出し動作の速度が低下することがない。
(2)本発明の半導体記憶装置において、前記抵抗付加トランジスタは、ボディ電位がフローティング状態となっていてもよい。このようにすれば、記憶ノードが高電位側の抵抗付加トランジスタにおいて、スタンバイ時にボディ電位が高電位側の電源電圧付近まで上昇することによってしきい値が下がり、これを利用してしきい値を若干プラス側(エンハンスメント側)に設定しておくことができる。すなわち、非アクセス時の抵抗を増やしながら、スタンバイ時の消費電流の増加を抑制することができる。
(3)本発明の半導体記憶装置において、前記負荷トランジスタ及び前記駆動トランジスタは、ソースとボディとを接続するボディコンタクトを有していてもよい。このようにすれば、インバータを構成する各トランジスタのゲート容量を増大させることによって、記憶ノードに容量を付加することができる。すなわち、α線などの入射時において記憶ノードの電位を維持するためのループ時定数を増すことができる。
(4)本発明の半導体記憶装置において、前記抵抗付加トランジスタは、ボディ内にソース及びドレインと導電型が同じ不純物が導入された不純物領域を有していてもよい。このようにすれば、抵抗付加トランジスタにおいてメモリセルの非アクセス時にソース−ドレイン間を導通させるための通電領域を確保することができる。この場合において、前記不純物領域は、ボディのチャネル形成領域に設けることにより抵抗付加トランジスタをデプレッション化することができる。
以下、本発明に好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態の半導体記憶装置であるSRAMメモリセル(以下、単にメモリセルという)の等価回路を示す図である。
本実施の形態のメモリセルは、SOI基板を用いて形成された10個のMOSトランジスタによって構成される。p型(第1導電型)負荷トランジスタTP1と、n型(第2導電型)駆動トランジスタTN1とで第1のCMOSインバータINV1が形成される。また、p型付加トランジスタTP2と、n型駆動トランジスタTN2とで第2のCMOSインバータINV2が形成される。p型負荷トランジスタTP1,TP2は、ソースが高電位電源線VDD(電源電圧Vdd)に接続されている。n型駆動トランジスタTN1,TN2は、ソースが低電位電源線VSS(電源電圧Vss)に接続されている。p型負荷トランジスタTP1とn型駆動トランジスタTN1とは、ゲート同士が接続され、その接続ノードが第1のCMOSインバータINV1の入力ノードN1を構成する。p型負荷トランジスタTP1とn型駆動トランジスタTN1とは、ドレイン同士が接続され、その接続ノードが第1のCMOSインバータINV1の出力ノードN3を構成する。p型負荷トランジスタTP2のゲートとn型駆動トランジスタTN2のゲートとが接続されて、その接続ノードが第2のCMOSインバータINV2の入力ノードN2を構成する。p型負荷トランジスタTP2のドレインとn型駆動トランジスタTN2のドレインとが接続され、その接続ノードが第2のCMOSインバータINV2の出力ノードN4を構成する。
第1,第2のCOMSインバータINV1,INV2は、出力ノードN3と入力ノードN2とがソース及びドレインが直列接続されたn型抵抗付加トランジスタTN5,TN6からなる第1の抵抗付加トランジスタ群TNG1を介して接続され、入力ノードN1と出力ノードN4とがソース及びドレインが直列接続されたn型抵抗付加トランジスタTN7,TN8からなる第2の抵抗付加トランジスタ群TNG2を介して接続されてフリップフロップを構成する。このフリップフロップは、ゲートがワード線WLに接続され、所定の選択電位によってオン/オフされる1対のn型転送トランジスタTN3,TN4によりビット線BL,反転ビット線/BLに接続される。また、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2は、それぞれの入出力ノードが相互に接続されていることにより、インバータラッチのループ保持動作により各インバータの入力ノードN1,N2の電位が相補的な関係となり、また記憶ノードとなる各インバータの出力ノードN3,N4の電位も相補的な関係となる。
そして、本実施の形態のメモリセルは、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2の入出力ノード間に、一対の抵抗付加トランジスタ群TNG1,TNG2を設けることにより、α線などの入射時における記憶データの反転を防止している。抵抗付加トランジスタ群TNG1,TNG2を構成するn型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8は、しきい値電圧Vtが0V以下のデプレッション型トランジスタである。すなわち、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8は、メモリセルの非アクセス時(ゲート電圧が低電位側の電源電圧Vssの場合)に、ソース−ドレイン間が導通している。具体的には、ゲート電圧が低電位側の電源電圧Vssの場合に、ソース−ドレイン間に数十nA〜数μA程度の電流が流れていればよい。また、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8は、ゲートがワード線WLに接続されることにより、メモリセルへのアクセス時にはソース−ドレイン間が低抵抗となって動作速度を保証し、非アクセス時にはソース−ドレイン間がアクセス時に比べて高抵抗となってインバータラッチのループ時定数を従来のメモリセル構造に比べて増大させて、α線などが入射した場合のノード電位の変化を効果的に遅らせることができる。
次に、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8について図2に示される断面図を用いてより詳細に説明する。n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8は、SOI基板を構成する絶縁膜10上に、p型半導体層からなるボディ11と、ボディ11の両側に設けられるn型半導体層からなるソース/ドレイン12とが形成されている。ボディ11の上には、ゲート絶縁膜13を介してポリシリコンなどからなるゲート14が形成されている。なお、各トランジスタは、STI16により素子分離されている。また、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8は、ボディ11のゲート絶縁膜13直下のチャネル形成領域にn型不純物が導入された不純物領域15が設けられて、デプレッション化されている。これにより、本実施の形態のメモリセルでは、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8において非アクセス時にソース−ドレイン間を導通させるための通電領域を確保することができる。
また、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8は、SOI基板に形成されることにより、図2に示すように、ボディ11の電位がフローティング状態となるフローティングボディ型のMOSトランジスタとなる。このように、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8としてフローティングボディ型のMOSトランジスタを採用すれば、記憶ノードが高電位側のn型抵抗付加トランジスタにおいて、スタンバイ時にボディ11の電位が高電位側の電源電圧Vdd付近まで上昇することによってしきい値が下がり、これを利用してしきい値電圧Vtを若干プラス側(エンハンスメント側)に設定しておくことができる。すなわち、非アクセス時の抵抗を増やしながら、スタンバイ時の消費電流の増加を抑制することができる。
なお、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8は、ソースとボディとを接続するボディコンタクトを有していてもよい。このようなボディコンタクト設けた場合には、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8のボディ11の電位をスイッチング動作に関係なく安定化させることができる。
また、本実施の形態のメモリセルは、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2において、p型負荷トランジスタTP1,TP2とn型駆動トランジスタTN1,TN2とは、ボディとソースが接続されたボディコンタクトを有することができる。このようにすれば、各トランジスタのゲート容量を増大させることによって、記憶ノードとなる出力ノードN1,N2に容量を付加することができる。すなわち、α線などの入射時において出力ノードN1,N2の電位を維持するためのループ時定数を増すことができる。なお、この場合においてn型転送トランジスタTN3,TN4についてもボディを低電位電源線VSSに接続するボディコンタクトを有していることが望ましいが、n型転送トランジスタTN3,TN4のパスゲートリークやn型駆動トランジスタTN1,TN2との関係における電流増幅率比が問題とならない場合には、n型転送トランジスタTN3,TN4のボディがフローティング状態であってもよい。
また、本実施の形態のメモリセルでは、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8としてデプレッション型トランジスタを採用することで、インバータINV1,INV2の高電位側の入力ノード電位を大幅に降下させることがなく、スタンバイ時の消費電流の増大を抑制することができる。以下に、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8としてデプレッション型トランジスタを採用したことによる消費電流の抑制効果についてより詳細に説明する。
まず、メモリセルの非アクセス時において、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2では、各インバータINV1,INV2はラッチ動作を行い、入力ノードN1,N2の電位が相補的な関係となって安定したスタンバイ状態となる。具体的には、入力ノードN1,N2の一方のノード電位が高電位HIGH(電圧Vdd)となり、他方のノード電位が低電位LOW(電圧Vss)となる。
しかし、本実施形態のメモリセルでは、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2の入力ノードN1,N2と出力ノードN3,N4との間に、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8からなる第1,第2の抵抗付加トランジスタ群TNG1,TNG2が直列的に接続されている。この第1,第2の抵抗付加トランジスタ群TNG1,TNG2を構成するn型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8を通常のMOSトランジスタとした場合、メモリセルへのアクセス時においては、各インバータINV1,INV2の入力ノードN1,N2の電位は、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8のしきい値電圧Vtの分だけ電圧降下した状態で安定化しようとする。すなわち、入力ノード電位が高電位HIGHとなるべきインバータのp型負荷トランジスタTP1(TP2)のゲートには、高電位HIGHからしきい値電圧2Vt分だけ電圧降下した電圧Vdd−2Vtが印加されている状態が続くことになり、p型負荷トランジスタTP1(TP2)が完全にオフ状態とならないためp型負荷トランジスタTP1(TP2)とn型負荷トランジスタTN1(TN2)との間に貫通電流が流れることになる。そして、このような貫通電流がスタンバイ状態においても常時流れているメモリセルが大量に集積化された場合には、多大な消費電流の増加を招くことになる。
そこで、本実施の形態のメモリセルでは、第1,第2の抵抗付加トランジスタ群TNG1,TNG2を構成するn型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8としてしきい値電圧Vtが0V以下となるデプレッション型トランジスタを採用することにより、入力ノードN1,N2の電位の相補的な関係を保ちつつ、スタンバイ時における高電位HIGH側の入力ノード電位の電圧降下の影響を低減させている。
具体的には、高電位HIGHとなるべき出力ノードN3(N4)に接続されたn型抵抗付加トランジスタTN5,TN6(TN7,TN8)は、しきい値電圧Vtが0V以下であるため、高電位HIGH側の入力ノード電位をほとんど降下させることがない。このため、高電位HIGH側のp型負荷トランジスタTP1(TP2)を確実にオフさせることができる。これにより、第1,第2のCMOSインバータの入力ノードN1,N2の論理状態は適切に保たれるため、記憶データの保持動作に影響を与えることなく、スタンバイ時の消費電流を効果的に抑制することができる。
次に、図3を用いて本実施の形態のメモリセルにおけるソフトエラー対策の効果を説明する。
図3の実線は、α線などが単発で入射した場合のメモリセル内の出力ノードN3(あるいはN4)の電位変化を示している。ノード電位がHIGH(電圧Vdd)であったとき、α線などが単発でトランジスタに入射すると、極めて短時間だけ、LOW(電圧Vss)に変化する。その後、発生した電荷は再結合などで急速に消えてゆくが、一旦ノード電位が逆転すると、メモリセルの記憶データが反転してしまうことがある。このような現象は、電源電圧が低電圧化するほど顕著になる。
しかし、本実施の形態のメモリセルでは、非アクセス時にデータ保持動作が行われている場合に、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8が高抵抗である。このため、図3の破線で示すように、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8のソース−ドレイン間抵抗によってインバータラッチのループ時定数を増大させて、α線などの入射時に出力ノードN3,N4のノード電位が低電位側の電源電圧Vss側に変化する時間を遅らせることができる。すなわち、記憶データの反転を効果的に防止することができる。
また、本実施の形態のメモリセルによれば、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8は、ゲートがワード線WLに接続されているため、メモリセルへのアクセス時には低抵抗となり、非アクセス時には、アクセス時に比べて高抵抗となるため、スタンバイ時の電流増大を抑制することができる。また、n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8は、ゲート電圧が低電位側の電源電圧Vssの場合に(メモリセルの非アクセス時に)ソース−ドレイン間が導通しているため、メモリセルを構成するインバータラッチのループを切断することがない。従って、本実施の形態のメモリセルによれば、非アクセス時に高抵抗となるn型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8を設けているにも関わらず、データ保持動作を確実に担保することができる。さらに、本実施の形態のメモリセルでは、アクセス時においてワード線WLからのセル選択信号の印加によりn型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8のソース−ドレイン間は、非アクセス時に比べて大幅に低抵抗状態となるため、書き込み/読み出し動作の速度が低下することがない。
また、本実施形態のメモリセルでは、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2の入出力ノード間のそれぞれに2つのn型抵抗付加トランジスタTN5,TN6及びTN7,TN8を直列接続している。これにより、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2の入出力ノード間にn型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8の接続個数分の抵抗値を付加することにより、インバータラッチのループ時定数の増大を図ることができる。
さらに、本実施形態のメモリセルでは、複数のn型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8が入出力ノードに直列接続されていることにより、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6(TN7,TN8)の接続ノードN5(N6)の電位が、α線などの入射時における入出力ノードの電位変化に応じて、入出力ノード間の電位差を分圧した電位となる。すなわち、本実施の形態のメモリセルでは、スタンバイ時において、α線などの入射による各n型抵抗付加トランジスタTN5〜TN8のソース−ドレイン間電圧が減少し、更にα線などが入射した側のn型抵抗付加トランジスタTN6(TN7)のゲート−ソース間電圧が必ず0V以下になるため、入出力ノード間の電流をより一層制限することができ、ノード電位の変化を効果的に遅らせることができる。
以上に本発明に好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述したものに限られず、発明の要旨の範囲内で種々の変形態様により実施することができる。例えば、本実施の形態では、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2の入出力ノード間に直列接続される第1,第2の抵抗付加トランジスタ群を構成するn型抵抗付加トランジスタがそれぞれ2個の場合について説明したが、第1,第2の抵抗付加トランジスタ群は、各々3個以上のn型抵抗付加トランジスタが接続されてもよい。また、各抵抗付加トランジスタ群を構成するn型抵抗付加トランジスタの個数は、同数であってもよいし、異なっていてもよい。また、本実施の形態におけるn型抵抗付加トランジスタTN6,TN7以外のn型抵抗付加トランジスタのゲート電位は、高電位側の電源電圧Vddに固定されていてもよい。
本実施の形態のSRAMメモリセルを示す等価回路図。 本実施の形態のSRAMメモリセルを構成する抵抗付加トランジスタの断面図。 α線入射時のSRAMメモリセル内のノード電位を示す特性図。
符号の説明
TP1,TP2 p型負荷トランジスタ、TN1,TN2 n型駆動トランジスタ、TN3,TN4 n型転送トランジスタ、TNG1 第1の抵抗付加トランジスタ群、TNG2 第2の抵抗付加トランジスタ群、TN5〜TN8 n型抵抗付加トランジスタ、INV1 第1のCMOSインバータ、INV2 第2のCMOSインバータ、N1,N2 入力ノード、N3,N4 出力ノード

Claims (5)

  1. SOI(Silicon On Insulator)基板に形成されたメモリセルを含む半導体記憶装置であって、
    前記メモリセルは、
    ソースが高電位電源線に接続される第1導電型の負荷トランジスタと、ソースが低電位電源線に接続される第2導電型の駆動トランジスタとを含み、前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタのゲート同士が接続されて入力ノードを構成し、前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタのドレイン同士が接続されて出力ノードを構成する一対のインバータと、
    ソース及びドレインが前記一対のインバータの一方のインバータの前記入力ノードと他方のインバータの前記出力ノードとの間に直列接続される複数の第2導電型の抵抗付加トランジスタを含み、前記一対のインバータを相互に接続する一対の抵抗付加トランジスタ群と、
    ソース及びドレインが前記一対のインバータの前記出力ノードとビット線との間に接続され、ゲートがワード線に接続される1対の第2導電型の転送トランジスタと、
    を含み、
    前記抵抗付加トランジスタは、しきい値電圧が0V以下のデプレッション型トランジスタであって、ゲートがワード線に接続され、ゲート電圧が前記低電位電源線と同電位の場合にソース−ドレイン間が導通している、半導体記憶装置。
  2. 請求項1において、
    前記抵抗付加トランジスタは、ボディ電位がフローティング状態となっている、半導体記憶装置。
  3. 請求項1及び2のいずれかにおいて、
    前記負荷トランジスタ及び前記駆動トランジスタは、ソースとボディとを接続するボディコンタクトを有する、半導体記憶装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記抵抗付加トランジスタは、ボディ内にソース及びドレインと導電型が同じ不純物が導入された不純物領域を有する、半導体記憶装置。
  5. 請求項4において、
    前記不純物領域は、前記ボディのチャネル形成領域に設けられている、半導体記憶装置。
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