JP2004095063A - 半導体記憶回路 - Google Patents

半導体記憶回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2004095063A
JP2004095063A JP2002254968A JP2002254968A JP2004095063A JP 2004095063 A JP2004095063 A JP 2004095063A JP 2002254968 A JP2002254968 A JP 2002254968A JP 2002254968 A JP2002254968 A JP 2002254968A JP 2004095063 A JP2004095063 A JP 2004095063A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor memory
memory circuit
circuit
node
circuit according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002254968A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4568471B2 (ja
Inventor
Shigeru Ishii
石井 茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2002254968A priority Critical patent/JP4568471B2/ja
Publication of JP2004095063A publication Critical patent/JP2004095063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4568471B2 publication Critical patent/JP4568471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Static Random-Access Memory (AREA)

Abstract

【課題】早い動作速度と、高い放射線耐性とを有する半導体記憶回路を提供すること。
【解決手段】半導体記憶回路10において、記憶ノード14とゲート接続線16とを直列に接続するデプレッション型NMOS12、及び記憶ノード14と相補な記憶ノード15とゲート接続線17とを直列に接続するデプレッション型NMOS12を設ける。各デプレッション型NMOS12は、データを当該半導体記憶回路10書き込まない場合には、OFF状態とされ、100kΩ乃至100MΩの抵抗をもつように制御される。一方、データを当該半導体記憶回路10書き込まない場合には、ON状態とされ、1kΩ乃至50kΩの抵抗をもつように制御される。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宇宙機器、原子力機器、携帯電話等に使用される半導体記憶回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体記憶回路は、コンピュータの主記憶装置やレジスタ、DSP、ICメモリ等に用いられており、デジタルデータの記憶、読み出しが可能である。このような各装置内に内蔵される半導体記憶回路において、記憶されたデータが喪失したり、データの内容が変更されてしまう、いわゆるソフトエラーを発生することがある。
【0003】
この現象は、例えば、同一装置内に内蔵されたパッケージ等の不純物(放射性物質)から放出されるα線等が入射する場合に発生する。すなわち、メモリ素子を封止するセラミックパッケージ材や蓋材に微量含まれている天然のウラン(U)等がα線等を放出し、当該α線がチップ内へ入射する。この入射α線を原因としてシリコン基板中に電子−正孔対が発生し、基板中を移動してメモリセルに蓄積されている情報(記憶ノードに蓄積された電荷やノード電位で保持された情報)を変化させる。また、宇宙放射線等の高エネルギー粒子が回路内に入射した場合にも発生する。後者は、半導体記憶回路が衛星等に使用される場合に顕著である。
【0004】
このソフトエラー対策として、従来の半導体記憶回路では、次のような処理が施されている。
【0005】
図8(b)は、図8(a)に示した従来の半導体記憶回路100に施される、ソフトエラー対策処理例を説明するための図である。図8(b)に示すように、半導体記憶回路100の記憶ノード間には、宇宙放射線等の入射により発生するノイズパルスの幅と比較して、大きな時定数となる固定抵抗やコンデンサが設けられている。これにより、ノイズパルスによって発生するループ電流を遮断し、ゲート電圧の低下を防止することができ、ソフトエラー耐性を向上させることができる。
【0006】
しかしながら、この様な構成では、スイッチング信号も含む全ての信号に影響を及ぼすため、記憶回路の動作速度も著しく低下することとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、早い動作速度と、高い放射線耐性とを有する半導体記憶回路を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、次のような手段を講じている。
【0009】
本発明の第1の視点は、メモリセルがマトリックス状に配列された半導体記憶回路であって、前記メモリセルは、出力を、正相出力ノードに接続した第1のインバータと、出力を、逆相出力ノードに接続した第2のインバータと、前記逆相出力ノードと前記第1のインバータの入力とを接続する第1のデプレッション型トランジスタと、前記正相出力ノードと前記第2のインバータの入力とを接続する第2のデプレッション型トランジスタとを特徴とする半導体記憶回路である。
【0010】
本発明の第2の視点は、第1の視点に係る回路であって、前記第1のインバータ回路は、電源端子間に直列に接続された第1のP型MOSと第1のN型MOSとを有し、前記第2のインバータ回路は、電源端子間に直列に接続された第2のP型MOSと第2のN型MOSとを有し、前記第1のデプレッション型トランジスタは、前記第2のP型MOSのソース/ドレインと前記第2のN型MOSのソース/ドレインとの相互接続ノードと、前記第1のPMOSのゲートと前記第1のNMOSのゲートとの相互接続ノードと、を接続し、前記第2のデプレッション型トランジスタは、前記第1のP型MOSのソース/ドレインと前記第1のN型MOSのソース/ドレインとの相互接続ノードと、前記第2のPMOSのゲートと前記第2のNMOSのゲートとの相互接続ノードと、を接続することを特徴とするものである。
【0011】
本発明の第3の視点は、第1又は第2の視点に係る回路であって、前記第1及び第2のデプレッション型トランジスタは、当該メモリセルに書き込みを行う場合にはON状態とされ、且つ1kΩ乃至50kΩの抵抗値を有し、当該メモリセルに書き込みを行わない合にはOFF態とされ、且つ100kΩ乃至100MΩの抵抗値を有することを特徴とするものである。
【0012】
本発明の第4の視点は、第1乃至第3のいずれかの視点に係る回路であって、前記第1及び第2のデプレッション型トランジスタの前記第1及び第2のインバータの入力に接続される各ノードの静電容量は、前記第1及び第2のインバータの入力静電容量よりも小さい静電容量値を有することを特徴とするものである。
【0013】
本発明の第5の視点は、第1乃至第4のいずれかの視点に係る回路であって、前記第1及び第2のインバータは、ラッチ回路を構成することを特徴とするものである。
【0014】
本発明の第6の視点は、第5の視点に係る回路であって、前記ラッチ回路は、同期式フリップフロップ回路を構成することを特徴とするものである。
【0015】
本発明の第7の視点は、第6の視点に係る回路であって、前記同期式フリップフロップ回路は、シフトレジスタを構成することを特徴とするものである。
【0016】
本発明の第8の視点は、第6の視点に係る回路であって、前記同期式フリップフロップ回路は、FIFOを構成することを特徴とするものである。
【0017】
本発明の第9の視点は、第5の視点に係る回路であって、前記ラッチ回路は、非同期式フリップフロップ回路を構成することを特徴とするものである。
【0018】
本発明の第10の視点は、第9の視点に係る回路であって、前記非同期式フリップフロップ回路は、シフトレジスタを構成することを特徴とするものである。
【0019】
本発明の第11の視点は、第9の視点に係る回路であって、前記非同期式フリップフロップ回路は、FIFOを構成することを特徴とするものである。
【0020】
本発明の第12の視点は、メモリセルがマトリックス状に配列された半導体記憶回路であって、前記メモリセルは、正相出力ノード及び逆相出力ノードと、第1及び第2の入力、及び出力を有し、前記出力を前記正相出力ノードに接続した第1の論理ゲート回路と、第1及び第2の入力、及び出力を有し、前記出力を前記逆相出力ノードに接続した第2の論理ゲート回路と、前記正相出力ノードと前記第2の論理ゲート回路の第1の入力とを接続する第1のデプレッション型トランジスタとを具備することを特徴とする半導体記憶回路である。
【0021】
本発明の第13の視点は、第12の視点に係る回路であって、前記第1及び第2の論理ゲート回路は、2入力1出力のNAND型ゲート回路であることを特徴とするものである。
【0022】
本発明の第14の視点は、第12の視点に係る回路であって、前記第1及び第2の論理ゲート回路は、2入力1出力のNOR型ゲート回路であることを特徴とするものである。
【0023】
このような構成によれば、早い動作速度と、高い放射線耐性とを有する半導体記憶回路を実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態〜第5実施形態を図面に従って説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
【0025】
(第1実施形態)
第1の実施形態は、本発明の技術的思想を半導体記憶回路のメモリセル回路に適用した場合の例である。図1は、第1の実施形態に係る半導体記憶回路が有するメモリセル回路10の概略構成図を示している。図1に示すように、メモリセル回路10は、二つのFETインバータ回路と、各FETインバータ回路の出力端子に設けられたN型トランジスタ18、当該メモリセル回路10を形成する二つのFETインバータ回路の帰還ラインに設けられたデプレッション型NMOS12を有している。なお、図1に示す各インバータ回路のFETは、MOS型を使用しているが、MES型であっても構わない。また、VDDは電源電圧を意味する。
【0026】
図8の半導体記憶回路と比較した場合、メモリセル回路10は、各帰還ラインに設けられたデプレッション型NMOS12、すなわち、記憶ノード14とゲート接続線16とに直列に接続されたデプレッション型NMOS12、記憶ノード14と相補な記憶ノード15とゲート接続線17に直列に接続されたデプレッション型NMOS12をさらに具備した構成となっている。なお、デプレッション型NMOS12を採用するのは、帰還ラインを電気的に遮断せず、適切な電位を保持するためである。したがって、同一の作用を実現できれば当該トランジスタをデプレッション型PMOSに置き換えた構成、或いはデプレッション型NMOSとデプレッション型PMOSとを並列接続したトランスファゲートの構成とすることもできる(以下の各実施形態でも同様である)。また、デプレッション型NMOS12は、ショットキータイプであることが好ましい(以下の各実施形態でも同様である)。このデプレッション型NMOSを使用して、メモリセル回路10を次の様に動作させる。
【0027】
まず、データ書き込みが無い場合には、各デプレッション型NMOS12をOFF状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を大きくする。このとき、宇宙放射線等のイオン粒子の入射時に発生する過渡的な出力電圧変動は、他方の記憶ノードに伝播しにくくなるから、宇宙放射線等の電圧変動によるソフトエラーの影響は、低いものとなる。なお、このOFF状態での当該デプレッション型NMOS12の抵抗は、放射線耐性を十分に保証するために、100kΩ〜100MΩに制御されることが好ましい(以下の各実施形態でも同様である)。
【0028】
一方、データ書き込みが有る場合には、各デプレッション型NMOS12をON状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を小さくする。従って、アクセス速度は低下せず、迅速なデータ書き込みが可能となる。なお、このON状態での当該デプレッション型NMOSの抵抗は、迅速なデータ書込み性能および経済性の観点から、1kΩ〜50kΩに制御されることが好ましい(以下の各実施形態でも同様である)。
【0029】
一般に、メモリセル回路へのデータ書き込み時間は、データ書き込み無し状態の待機時間に比べて著しく短い。本半導体記憶回路では、データの書き込みの有無に応じて、帰還ラインに設けられたデプレッション型NMOS12の抵抗(すなわち、信号伝達時定数)を制御する構成を有する。すなわち、メモリセル回路の動作・非動作状態において多くの時間を占めるデータ書き込み無し状態においては、各デプレッション型NMOS12をOFF状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を大きくすることで、宇宙放射線等によって発生する過渡的な出力電圧変動の記憶ノードへの影響を抑制している。一方、データ書き込み時においては、デプレッション型NMOS12をON状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を小さくする。
【0030】
従って、本半導体記憶回路は、早い動作速度によってデータを書き込むことができ、且つ、高い放射線耐性を有する。その結果、宇宙機器、原子力機器、計帯電話等に使用される半導体記憶回路において、動作速度を低下させずに、ソフトエラーを抑制することが可能である。
【0031】
また、本半導体記憶回路を製造する場合、フォトリソグラフィーのレイアウトを当該構成に変更するのみでよい。従って、簡易且つ低コストにて、本半導体記憶回路を製造することができる。
【0032】
(第2実施形態)
第2の実施形態に係る半導体記憶回路は、フリップフロップ回路である。以下の説明においては、NAND型ゲートによって構成されたエッジトリガー型のDフリップフロップ回路を例とする。しかし、これに限定する趣旨ではなく、NOR型ゲートによって構成されたフリップフロップ回路にも適用可能である。以下、従来技術と本実施形態に係るエッジトリガー型のDフリップフロップ回路との構成上の違いがわかるように、両者を対比させながら説明する。
【0033】
図2(a)は、従来のエッジトリガー型のDフリップフロップ回路の構成を示した図である。図2(b)は、本実施形態に係るエッジトリガー型のDフリップフロップ回路20の構成を示した図である。
【0034】
図2(b)に示すように、本エッジトリガー型のDフリップフロップ回路20は、後段のフリップフロップ回路の帰還ラインに、デプレッション型NMOS22を設けた構成を有している。このデプレッション型NMOS22を使用して、Dフリップフロップ回路20を次の様に動作させる。
【0035】
まず、クロック(CLK)入力がローレベルの場合には、デプレッション型NMOS22をOFF状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を大きくして、宇宙放射線等のイオン粒子の入射時に発生する電圧変動の影響を緩和させる。一方、クロック入力がハイレベルの場合には、デプレッション型NMOS22をON状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を小さくして、動作速度の低下を抑制する。
【0036】
従って、Dフリップフロップ回路20は、早い速度によって動作することができ、且つ、高い放射線耐性を有する。その結果、宇宙機器、原子力機器、計帯電話等に使用される半導体記憶回路において、動作速度を低下させずに、ソフトエラーを抑制することが可能である。
【0037】
(第3実施形態)
第3の実施形態は、同期式マスター・スレーブ型のフリップフロップ回路への適用例である。この例に係るフリップフロップ回路は、レジスタ、カウンタ、シフトレジスタやFIFO等に適用可能である。
【0038】
図3は、従来の同期式マスター・スレーブ型のフリップフロップ回路の構成を示した図である。図4は、本実施形態に係る同期式マスター・スレーブ型のフリップフロップ回路30の構成を示した図である。なお、φ及びその反転は、位相を示しており、φ同士(及びその反転同士)が同期して動作する。
【0039】
図4に示すように、本同期式マスター・スレーブ型のフリップフロップ回路30は、各帰還ラインに、換言すれば第1のインバータ33aおよび33bの出力と第2のインバータ34aおよび34bの入力とに直列させて、デプレッション型NMOS32a,32bをそれぞれ設けた構成を有している。このデプレッション型NMOS32a,32bを使用して、Dフリップフロップ回路30を次の様に動作させる。
【0040】
まず、クロック(CLK)入力がローレベルの場合には、マスター側はデータスルー(データ保持していない)の動作状態のため、デプレッション型NMOS32aをON状態とし、信号伝達時定数を小さくしてマスター側帰還ラインの動作速度低下を抑制し、スレーブ側はデータホールドの動作状態であることから、デブレッション型NMOS32bをOFF状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を大きくして、宇宙放射線等のイオン粒子の入射時に発生する電圧変動の影響を緩和させる。
【0041】
一方、クロック入力がハイレベルの場合には、マスター側はデータ保持の動作状態のため、デプレッション型NMOS32aをOFF状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を大きくして、宇宙放射線等のイオン粒子の入射時に発生する電圧変動の影響を緩和させる。また、スレーブ側はデータスルーの動作状態のため、デプレッション型NMOS32bをON状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を小さくして、動作速度の低下を抑制する。
【0042】
従って、フリップフロップ回路30は、クロック信号を入力するごとに、早い速度によってデータ信号を順次出力することができ、且つ、高い放射線耐性をもつ。その結果、宇宙機器、原子力機器、計帯電話等に使用される半導体記憶回路において、動作速度を低下させずに、ソフトエラーを抑制することが可能である。
【0043】
(第4実施形態)
第4の実施形態は、非同期式フリップフロップ回路への適用例である。
【0044】
図5(a)は、従来の非同期式フリップフロップ回路の構成を示した図である。図5(b)は、本実施形態に係る非同期式フリップフロップ回路40の構成を示した図である。
【0045】
図5(b)に示すように、本非同期式フリップフロップ回路40は、プリセット(PRE)信号及びクリア(CLR)信号の入力を制御する制御回路41と、後段のフリップフロップ回路の帰還ラインに設けられたデプレッション型NMOS42と、を有している。このデプレッション型NMOS42を使用して、本非同期式フリップフロップ回路40を次の様に動作させる。
【0046】
まず、CLK(クロック)入力がローレベルでかつ、PRE入力がハイレベルでかつ、CLR信号入力がハイレベルの場合にはデプレッション型NMOS42をOFF状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を大きくして、宇宙放射線等のイオン粒子の入射時に発生する電圧変動の影響を緩和させる。一方、CLK(クロック)入力がハイレベル若しくは、PRE入力がローレベル若しくは、CLR入力がローレベルの場合には、デプレッション型NMOS42をON状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を小さくして、動作速度の低下を抑制する。
【0047】
この様な構成においても、早い動作速度によってデータを書き込むことができ、且つ、高い放射線耐性を有する。その結果、宇宙機器、原子力機器、計帯電話等に使用される半導体記憶回路において、動作速度を低下させずに、ソフトエラーを抑制することが可能である。
【0048】
(第5実施形態)
第5の実施形態は、非同期要素を伴うフリップフロップ回路への適用例である。
【0049】
図6は、従来の非同期要素を伴うフリップフロップ回路50の構成を示した図である。図7は、本実施形態に係る非同期要素を伴うフリップフロップ回路50の構成を示した図である。
【0050】
図6に示すように、本非同期要素を伴うフリップフロップ回路50は、クロック信号、リセット(RESET)信号、セット(SET)信号の入力を制御する論理ゲート回路51a、51bと、各フリップフロップ回路の帰還ラインに設けられた各デプレッション型NMOS52と、を有している。このデプレッション型NMOS52を使用して、本非同期式フリップフロップ回路40を次の様に動作させる。
【0051】
まず、リセット入力およびセット入力が共にハイレベルでかつ、クロック(CLK)入力がローレベルの場合には、マスター側はデータスルー(データ保持していない)の動作状態のため、デプレッション型NMOS52aをON状態とし、信号伝達時定数を小さくしてマスター側帰還ラインの動作速度低下を抑制する。このとき、スレーブ側はデータホールドの動作状態であることから、デブレッション型NMOS52bをOFF状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を大きくして、宇宙放射線等のイオン粒子の入射時に発生する電圧変動の影響を緩和させる。
【0052】
一方、リセット入力およびセット入力が共にハイレベルでかつ、クロック入力がハイレベルの場合には、マスター側はデータ保持の動作状態のため、デプレッション型NMOS52aをOFF状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を大きくして、宇宙放射線等のイオン粒子の入射時に発生する電圧変動の影響を緩和させる。このとき、スレーブ側はデータスルーの動作状態のため、デプレッション型NMOS52bをON状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を小さくして、動作速度の低下を抑制する。
【0053】
次に、リセット、セット信号入力のいずれか1つがローレベルの場合には、クロック入力の状態とは無関係にデプレッション型NMOS52aおよび52bをON状態とし、帰還ラインの信号伝達時定数を小さくして、動作速度の低下を抑制する。
【0054】
この様な構成においても、早い動作速度によってデータを書き込むことができ、且つ、高い放射線耐性を有する。その結果、宇宙機器、原子力機器、計帯電話等に使用される半導体記憶回路において、動作速度を低下させずに、ソフトエラーを抑制することが可能である。
【0055】
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変形例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば以下の(1)、(2)に示すように、その要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0056】
(1)上記各実施形態においては、それぞれの帰還ラインにデプレッション型NMOSを一つ設ける構成であった。しかし、当該帰還ラインに設けるデプレッション型NMOSは複数であってもよい。
【0057】
また、図2(b)、図5(b)に示した各フリップフロップ回路には、信号Qを出力するノードと、信号Qの反転を出力するノードに接続されたNANDゲートの一入力端子と、を接続するデプレッション型NMOSを設けた。これに対し、信号Qの反転を出力するノードと、信号Qを出力するノードに接続されたNANDゲートの一入力端子と、を接続するデプレッション型NMOSを設ける構成であってもよい。また、信号Qを出力するノードと、信号Qの反転を出力するノードに接続されたNANDゲートの一入力端子と、を接続するデプレッション型NMOSを設け、更に、信号Qの反転を出力するノードと、信号Qを出力するノードに接続されたNANDゲートの一入力端子と、を接続するデプレッション型NMOSを設ける構成であってもよい。
【0058】
(2)上記第1実施形態において、図1に示すデプレッション型NMOS12のゲートは、同図に示すようにワード線に接続され、N型FET18と同様に制御されることが好ましい。
【0059】
また、各実施形態は可能な限り適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組合わせた効果が得られる。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0060】
【発明の効果】
以上本発明によれば、早い動作速度と、高い放射線耐性とを有する半導体記憶回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施形態に係る半導体記憶回路が有するメモリセル回路10の概略構成図を示している。
【図2】図2(a)は、従来のエッジトリガー型のDフリップフロップ回路の構成を示した図である。図2(b)は、本実施形態に係るエッジトリガー型のDフリップフロップ回路20の構成を示した図である。
【図3】図3は、従来の同期式マスター・スレーブ型のフリップフロップ回路の構成を示した図である。
【図4】図4は、本実施形態に係る同期式マスター・スレーブ型のフリップフロップ回路30の構成を示した図である。
【図5】図5(a)は、従来の非同期式フリップフロップ回路の構成を示した図である。図5(b)は、本実施形態に係る非同期式フリップフロップ回路40の構成を示した図である。
【図6】図6は、従来の非同期要素を伴うフリップフロップ回路の構成を示した図である。
【図7】図7は、本実施形態に係る非同期要素を伴うフリップフロップ回路50の構成を示した図である。
【図8】図8(a)、(b)は、従来の半導体記憶回路を説明するための図である。
【符号の説明】
10…メモリセル回路
12、22、32a、32b、42、52a,52b…デプレッション型NMOS
14、15…記憶ノード
16、17…ゲート接続線
20、30、40、50…フリップフロップ回路
33a、33b、34a、34b…インバータ
41…制御回路
51a、51b…論理ゲート回路

Claims (14)

  1. メモリセルがマトリックス状に配列された半導体記憶回路であって、
    前記メモリセルは、正相出力ノード及び逆相出力ノードと、
    出力を、前記正相出力ノードに接続した第1のインバータと、
    出力を、前記逆相出力ノードに接続した第2のインバータと、
    前記逆相出力ノードと前記第1のインバータの入力とを接続する第1のデプレッション型トランジスタと、
    前記正相出力ノードと前記第2のインバータの入力とを接続する第2のデプレッション型トランジスタと、
    を特徴とする半導体記憶回路。
  2. 前記第1のインバータ回路は、電源端子間に直列に接続された第1のP型MOSと第1のN型MOSとを有し、
    前記第2のインバータ回路は、電源端子間に直列に接続された第2のP型MOSと第2のN型MOSとを有し、
    前記第1のデプレッション型トランジスタは、前記第2のP型MOSのソース/ドレインと前記第2のN型MOSのソース/ドレインとの相互接続ノードと、前記第1のPMOSのゲートと前記第1のNMOSのゲートとの相互接続ノードと、を接続し、
    前記第2のデプレッション型トランジスタは、前記第1のP型MOSのソース/ドレインと前記第1のN型MOSのソース/ドレインとの相互接続ノードと、前記第2のPMOSのゲートと前記第2のNMOSのゲートとの相互接続ノードと、を接続すること、
    を特徴とする請求項1記載の半導体記憶回路。
  3. 前記第1及び第2のデプレッション型トランジスタは、当該メモリセルに書き込みを行う場合にはON状態とされ、且つ1kΩ乃至50kΩの抵抗値を有し、当該メモリセルに書き込みを行わない合にはOFF態とされ、且つ100kΩ乃至100MΩの抵抗値を有することを特徴とする請求項1又は2記載の半導体記憶回路。
  4. 前記第1及び第2のデプレッション型トランジスタの前記第1及び第2のインバータの入力に接続される各ノードの静電容量は、前記第1及び第2のインバータの入力静電容量よりも小さい静電容量値を有することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の半導体記憶回路。
  5. 前記第1及び第2のインバータは、ラッチ回路を構成することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の半導体記憶回路。
  6. 前記ラッチ回路は、同期式フリップフロップ回路を構成することを特徴とする請求項5記載の半導体記憶回路。
  7. 前記同期式フリップフロップ回路は、シフトレジスタを構成することを特徴とする請求項6記載の半導体記憶回路。
  8. 前記同期式フリップフロップ回路は、FIFOを構成することを特徴とする請求項6記載の半導体記憶回路。
  9. 前記ラッチ回路は、非同期式フリップフロップ回路を構成することを特徴とする請求項5記載の半導体記憶回路。
  10. 前記非同期式フリップフロップ回路は、シフトレジスタを構成することを特徴とする請求項9記載の半導体記憶回路。
  11. 前記非同期式フリップフロップ回路は、FIFOを構成することを特徴とする請求項9記載の半導体記憶回路。
  12. メモリセルがマトリックス状に配列された半導体記憶回路であって、
    前記メモリセルは、正相出力ノード及び逆相出力ノードと、
    第1及び第2の入力、及び出力を有し、前記出力を前記正相出力ノードに接続した第1の論理ゲート回路と、
    第1及び第2の入力、及び出力を有し、前記出力を前記逆相出力ノードに接続した第2の論理ゲート回路と、
    前記正相出力ノードと前記第2の論理ゲート回路の第1の入力とを接続する第1のデプレッション型トランジスタと、
    を具備することを特徴とする半導体記憶回路。
  13. 前記第1及び第2の論理ゲート回路は、2入力1出力のNAND型ゲート回路であることを特徴とする請求項12記載の半導体記憶回路。
  14. 前記第1及び第2の論理ゲート回路は、2入力1出力のNOR型ゲート回路であることを特徴とする請求項12記載の半導体記憶回路。
JP2002254968A 2002-08-30 2002-08-30 半導体記憶回路 Expired - Lifetime JP4568471B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002254968A JP4568471B2 (ja) 2002-08-30 2002-08-30 半導体記憶回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002254968A JP4568471B2 (ja) 2002-08-30 2002-08-30 半導体記憶回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004095063A true JP2004095063A (ja) 2004-03-25
JP4568471B2 JP4568471B2 (ja) 2010-10-27

Family

ID=32060619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002254968A Expired - Lifetime JP4568471B2 (ja) 2002-08-30 2002-08-30 半導体記憶回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4568471B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005302123A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Seiko Epson Corp 半導体記憶装置
JP2005302124A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Seiko Epson Corp 半導体記憶装置
JP2006279621A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Yamaha Corp 順序回路
WO2011155532A1 (ja) * 2010-06-11 2011-12-15 国立大学法人京都工芸繊維大学 フリップフロップ回路、半導体装置および電子機器
JP2013143687A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Fujitsu Telecom Networks Ltd フリップフロップ回路及び半導体集積回路装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63166260A (ja) * 1986-12-27 1988-07-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
JPH01251391A (ja) * 1988-03-30 1989-10-06 Nec Corp メモリセル
JPH0586073B2 (ja) * 1987-03-09 1993-12-09 Ibm
JPH0612638B2 (ja) * 1984-02-06 1994-02-16 ソニー株式会社 信号伝送回路
JPH06169247A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 New Japan Radio Co Ltd アナログスイッチ
JPH0687499B2 (ja) * 1986-12-27 1994-11-02 三菱電機株式会社 半導体記憶装置
JPH0799630B2 (ja) * 1990-09-11 1995-10-25 株式会社東芝 スタティック型半導体記憶装置
JPH08256044A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 記憶回路およびフリップフロップ回路

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612638B2 (ja) * 1984-02-06 1994-02-16 ソニー株式会社 信号伝送回路
JPS63166260A (ja) * 1986-12-27 1988-07-09 Mitsubishi Electric Corp 半導体記憶装置
JPH0687499B2 (ja) * 1986-12-27 1994-11-02 三菱電機株式会社 半導体記憶装置
JPH0586073B2 (ja) * 1987-03-09 1993-12-09 Ibm
JPH01251391A (ja) * 1988-03-30 1989-10-06 Nec Corp メモリセル
JPH0799630B2 (ja) * 1990-09-11 1995-10-25 株式会社東芝 スタティック型半導体記憶装置
JPH06169247A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 New Japan Radio Co Ltd アナログスイッチ
JPH08256044A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 記憶回路およびフリップフロップ回路

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005302123A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Seiko Epson Corp 半導体記憶装置
JP2005302124A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Seiko Epson Corp 半導体記憶装置
JP2006279621A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Yamaha Corp 順序回路
WO2011155532A1 (ja) * 2010-06-11 2011-12-15 国立大学法人京都工芸繊維大学 フリップフロップ回路、半導体装置および電子機器
US8581652B2 (en) 2010-06-11 2013-11-12 National University Corporation Kyoto Institute Of Technology Flip-flop circuit, semiconductor device and electronic apparatus
JP5728787B2 (ja) * 2010-06-11 2015-06-03 国立大学法人京都工芸繊維大学 フリップフロップ回路、半導体装置および電子機器
JP2013143687A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Fujitsu Telecom Networks Ltd フリップフロップ回路及び半導体集積回路装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4568471B2 (ja) 2010-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4332652B2 (ja) シングルイベント耐性のラッチ回路及びフリップフロップ回路
US5764089A (en) Dynamic latching device
EP2409301B1 (en) Volatile memory elements with soft error upset immunity
US6677797B2 (en) Semiconductor integrated circuit
US7671660B2 (en) Single threshold and single conductivity type logic
US6563357B1 (en) Level converting latch
JP2009118344A (ja) 半導体装置
US6762957B2 (en) Low clock swing latch for dual-supply voltage design
US20230084175A1 (en) Flip-flop, master-slave flip-flop, and operating method thereof
US11374567B2 (en) Circuit for low power, radiation hard logic cell
Sayil A survey of circuit-level soft error mitigation methodologies
JP5339282B2 (ja) シングルイベント耐性のラッチ回路
JP3987262B2 (ja) レベルコンバータ回路
JP3216925B2 (ja) 半導体集積回路
JP4568471B2 (ja) 半導体記憶回路
US11575366B2 (en) Low power flip-flop
CN113098449A (zh) 一种高鲁棒性的三节点翻转自恢复锁存器
JP4388127B2 (ja) ソフトエラーを減少させるための方法および記憶回路
US9948282B2 (en) Low-power retention flip-flops
US7518427B2 (en) Apparatus, system, and method for hardened latch
Thangam et al. performance improved low power d-flip flop with Pass Transistor design and its comparative study
JP4946798B2 (ja) 半導体装置
Kumar et al. Low Power High Performance SRAM Design Using VHDL
Briggs et al. 40-MHz CMOS-on-sapphire microprocessor
JP2019140554A (ja) ラッチ回路およびフリップフロップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050630

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20051205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080718

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090914

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100224

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100809

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4568471

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term