JP4295656B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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本発明は、半導体記憶装置に関し、特に、SRAM(Static Random Access Memory)メモリセルを備える半導体記憶装置に関する。
近年、SRAMの集積度の向上に伴い、ソフトエラーの防止対策が重要となっている。このようなソフトエラーの防止対策としては、時定数を利用して記憶ノードの電位を支えるものがある(特許文献1参照)。しかし、時定数を利用することは、メモリセルのアクセス時の動作速度の低下を引き起こす要因になる。また、半導体装置の微細化に伴い、十分な容量の確保が困難となっており、他の要素技術と併用した対策では大幅なプロセス変更を強いられ、コストアップが避けられない。また、ソフトエラー耐性の向上技術の一つとしてSOI技術の適用が提案されているが、SOI技術のみでは十分な耐性向上の効果は得られていない。
特開平5−198182号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ソフトエラー耐性を向上させつつ高速動作が担保できる半導体記憶装置を提供することにある。
(1)本発明は、SOI(Silicon On Insulator)基板に形成されたメモリセルを含む半導体記憶装置であって、前記メモリセルは、ソースが高電位電源線に接続される第1導電型の負荷トランジスタと、ソースが低電位電源線に接続される第2導電型の駆動トランジスタとを含み、前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタのゲート同士が接続されて入力ノードを構成し、前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタのドレイン同士が接続されて出力ノードを構成する1対のインバータと、ゲートがワード線に接続され、ソース及びドレインが前記1対のインバータの一方のインバータの前記入力ノードと他方のインバータの前記出力ノードとを相互に接続する1対の第2導電型の抵抗付加トランジスタと、ソース及びドレインが前記インバータの前記出力ノードとビット線との間に接続され、ゲートがワード線に接続される1対の第2導電型の転送トランジスタと、ソースが高電位電源線に接続され、ドレインが一方の前記インバータの前記入力ノードに接続され、ゲートが他方の前記インバータの前記入力ノードに接続される1対の第1導電型の電位補償トランジスタと、を含み、前記抵抗付加トランジスタは、ゲート電圧が前記低電位電源線と同電位の場合にソース−ドレイン間が導通している半導体記憶装置に関するものである。
本発明によれば、抵抗付加トランジスタは、ゲートがワード線に接続されているため、メモリセルへのアクセス時には低抵抗となり、非アクセス時には、アクセス時に比べて高抵抗となる。また、第2導電型の抵抗付加トランジスタは、ゲート電圧が前記低電位電源線と同電位の場合に(メモリセルの非アクセス時に)ソース−ドレイン間が導通しているため、メモリセルを構成するインバータラッチのループを切断することがない。このため、本発明によれば、メモリセルの非アクセス時に高抵抗となる抵抗付加トランジスタを設けているにも関わらず、データ保持動作を確実に担保することができる。そして、本発明によれば、メモリセルの非アクセス時にデータ保持動作が行われている場合には、抵抗付加トランジスタが高抵抗であるため、この抵抗付加トランジスタのソース−ドレイン間抵抗によって、α線などの入射によるデータ反転を防止することができる。さらに、メモリセルのアクセス時には、ワード線からのセル選択信号の印加により抵抗付加トランジスタのソース−ドレイン間は、非アクセス時に比べて低抵抗状態となるため、書き込み/読み出し動作の速度が低下することがない。
また、本発明では、ソースが高電位電源線に接続され、ドレインが一方のインバータの入力ノードに接続され、ゲートが他方のインバータの入力ノードに接続される電位補償トランジスタを設けることにより、インバータの入力ノード電位を安定化させることができる。これにより、インバータ間に抵抗付加トランジスタを直列付加したことに起因するインバータの入力ノード電位の不安定な状態を解消し、メモリセルのスタンバイ時の消費電流が増加することを抑制することができる。
(2)本発明の半導体記憶装置において、前記抵抗付加トランジスタは、ボディ電位がフローティング状態となっていてもよい。このようにすれば、スタンバイ時にボディ電位がソース・ドレイン電圧付近まで変化することによって、データ保持動作をより安定化することができる。
(3)本発明の半導体記憶装置において、前記負荷トランジスタ及び前記駆動トランジスタは、ソースとボディとを接続するボディコンタクトを有していてもよい。このようにすれば、インバータを構成する各トランジスタのゲート容量を増大させることによって、記憶ノードに容量を付加することができる。すなわち、α線などの入射時において記憶ノードの電位を維持するためのループ時定数を増すことができる。
(4)本発明の半導体記憶装置において、前記電位補償トランジスタは、ソースとボディとを接続するボディコンタクトを有していてもよい。このようにすれば、電位補償トランジスタのゲート容量を増大させて、インバータの入力ノードに容量を付加することによって、ソフトエラー耐性を向上させることができる。
(5)本発明の半導体記憶装置において、前記抵抗付加トランジスタは、ボディ内にソース及びドレインと導電型が同じ不純物が導入された不純物領域を有していてもよい。このようにすれば、抵抗付加トランジスタにおいてメモリセルの非アクセス時にソース−ドレイン間を導通させるための通電領域を確保することができる。この場合において、前記不純物領域は、前記ボディのチャネル形成領域あるいは前記ボディの底部(SOI基板の絶縁層付近)に設けることができる。
以下、本発明に好適な実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態の半導体記憶装置であるSRAMメモリセル(以下、単にメモリセルという)の等価回路を示す図である。
本実施の形態のメモリセルは、SOI基板を用いて形成された10個のMOSトランジスタによって構成される。p型(第1導電型)負荷トランジスタTP1と、n型(第2導電型)駆動トランジスタTN1とで第1のCMOSインバータINV1が形成される。また、p型付加トランジスタTP2と、n型駆動トランジスタTN2とで第2のCMOSインバータINV2が形成される。p型負荷トランジスタTP1,TP2は、ソースが高電位電源線VDD(電源電圧Vdd)に接続されている。n型駆動トランジスタTN1,TN2は、ソースが低電位電源線VSS(電源電圧Vss)に接続されている。p型負荷トランジスタTP1とn型駆動トランジスタTN1とは、ゲート同士が接続され、その接続ノードが第1のCMOSインバータINV1の入力ノードN1を構成する。p型負荷トランジスタTP1とn型駆動トランジスタTN1とは、ドレイン同士が接続され、その接続ノードが第1のCMOSインバータINV1の出力ノードN3を構成する。p型負荷トランジスタTP2のゲートとn型駆動トランジスタTN2のゲートとが接続されて、その接続ノードが第2のCMOSインバータINV2の入力ノードN2を構成する。p型負荷トランジスタTP2のドレインとn型駆動トランジスタTN2のドレインとが接続され、その接続ノードが第2のCMOSインバータINV2の出力ノードN4を構成する。
第1,第2のCOMSインバータINV1,INV2は、入力ノードN1と出力ノードN4とがn型抵抗付加トランジスタTN6を介して接続され、出力ノードN3と入力ノードN2とがn型抵抗付加トランジスタTN5を介して接続されてフリップフロップを構成する。このフリップフロップは、ゲートがワード線WLに接続され、所定の選択電位によってオン/オフされる1対のn型転送トランジスタTN3,TN4によりビット線BL,反転ビット線/BLに接続される。また、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2は、それぞれの入出力ノードが相互に接続されていることにより、インバータラッチのループ保持動作により各インバータの入力ノードN1,N2の電位が相補的な関係となり、また記憶ノードとなる各インバータの出力ノードN3,N4の電位も相補的な関係となる。
そして、本実施の形態のメモリセルは、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2の入出力ノード間に、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6を設けることにより、α線などの入射時における記憶データの反転を防止している。n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6は、ゲート電圧が低電位側の電源電圧Vssの場合に、ソース−ドレイン間が導通しているMOSトランジスタである。具体的には、ゲート電圧が低電位側の電源電圧Vssの場合に、ソース−ドレイン間に数十nA〜数μA程度の電流が流れるMOSトランジスタであればよい。また、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6は、ゲートがワード線WLに接続されることにより、メモリセルへのアクセス時にはソース−ドレイン間が低抵抗となって動作速度を保証し、非アクセス時にはソース−ドレイン間が高抵抗となってインバータラッチのループ時定数を従来のメモリセル構造に比べて増大させて、α線などが入射した場合のノード電位の変化を効果的に遅らせることができる。またこの場合に、非アクセス時のn型抵抗付加トランジスタTN5,TN6のソース−ドレイン間の抵抗値は、ソフトエラー対策に十分なループ時定数の確保が可能であって、かつインバータラッチのループを確実に維持して、データ保持動作に望ましからぬ影響を与えることがない範囲(例えば、数十kΩ〜数十MΩ)で設定することができる。
次に、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6について図2(A)に示される断面図を用いてより詳細に説明する。n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6は、SOI基板を構成する絶縁膜10上に、p型半導体層からなるボディ11と、ボディ11の両側に設けられるn型半導体層からなるソース/ドレイン12とが形成されている。ボディ11の上には、ゲート絶縁膜13を介してポリシリコンなどからなるゲート14が形成されている。なお、各トランジスタは、STI16により素子分離されている。また、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6は、ボディ11のゲート絶縁膜13直下のチャネル形成領域にn型不純物が導入された不純物領域15が設けられている。不純物領域15は、図2(A)に示すように、ボディ11内のチャネルが形成される領域に設けられてもよいし、図2(B)に示すように、ボディ11の底部(SOI基板の絶縁膜10付近)に設けられてもよい。これにより、本実施の形態のメモリセルでは、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6において非アクセス時にソース−ドレイン間を導通させるための通電領域を確保することができる。
また、抵抗付加トランジスタTN5,TN6は、SOI基板に形成されることにより、図2(A)及び図2(B)に示すように、ボディ11の電位がフローティング状態となるフローティングボディ型のMOSトランジスタとなる。このように、抵抗付加トランジスタTN5,TN6としてフローティングボディ型のMOSトランジスタを採用すれば、スタンバイ時にボディ11の電位が、そのソース/ドレイン12の電位付近まで変化することによって、データ保持動作をより安定化することができる。
なお、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6は、ソースとボディとを接続するボディコンタクトを有していてもよい。このようなボディコンタクトを設けた場合には、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6のボディ11の電位をスイッチング動作に関係なく安定化させることができる。
また、本実施の形態のメモリセルは、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2において、p型負荷トランジスタTP1,TP2とn型駆動トランジスタTN1,TN2とは、ボディとソースが接続されたボディコンタクトを有することができる。このようにすれば、各トランジスタのゲート容量を増大させることによって、記憶ノードとなる出力ノードN1,N2に容量を付加することができる。すなわち、α線などの入射時において出力ノードN1,N2の電位を維持するためのループ時定数を増すことができる。なお、この場合においてn型転送トランジスタTN3,TN4についてもボディを低電位電源線VSSに接続するボディコンタクトを有していることが望ましいが、n型転送トランジスタTN3,TN4のパスゲートリークやn型駆動トランジスタTN1,TN2との関係における電流増幅率比が問題とならない場合には、n型転送トランジスタTN3,TN4のボディがフローティング状態であってもよい。
また、本実施の形態のメモリセルには、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2の入力ノードN1,N2の電位をプルアップするp型電位補償トランジスタTP3,TP4が設けられている。p型電位補償トランジスタTP3は、ソースが高電位電源線VDDに接続され、ドレインが第1のCMOSインバータINV1の入力ノードN1に接続され、ゲートが第2のCMOSインバータINV2の入力ノードN2に接続される。p型電位補償トランジスタTP4は、ソースが高電位電源線VDDに接続され、ドレインが第2のCMOSインバータINV2の入力ノードN2に接続され、ゲートが第1のCMOSインバータINV1の入力ノードN1に接続される。
次に、p型電位補償トランジスタTP3,TP4の機能について説明する。
まず、メモリセルの非アクセス時において、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2では、各インバータINV1,INV2はラッチ動作を行い、入力ノードN1,N2の電位が相補的な関係となって安定したスタンバイ状態となる。具体的には、入力ノードN1,N2の一方のノード電位が高電位HIGH(電圧Vdd)となり、他方のノード電位が低電位LOW(電圧Vss)となる。
しかし、本実施形態のメモリセルでは、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2の入力ノードN1,N2と出力ノードN3,N4との間に、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6が直列的に接続されている。このn型抵抗付加トランジスタTN5,TN6によって、メモリセルへのアクセス時においては、各インバータINV1,INV2の入力ノードN1,N2の電位は、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6のしきい値Vtの分だけ電圧降下した状態で安定化しようとする。すなわち、入力ノード電位が高電位HIGHとなるべきインバータのp型負荷トランジスタTP1(TP2)のゲートには、高電位HIGHからしきい値電圧Vt分だけ電圧降下した電圧Vdd−Vtが印加されている状態が続くことになり、p型負荷トランジスタTP1(TP2)が完全にオフ状態とならないためp型負荷トランジスタTP1(TP2)とn型負荷トランジスタTN1(TN2)との間に貫通電流が流れることになる。そして、このような貫通電流がスタンバイ状態においてまで常時流れているメモリセルが大量に集積化された場合には、多大な消費電流の増加を招くことになる。
そこで、本実施の形態のメモリセルでは、p型電位補償トランジスタTP3,TP4により入力ノードN1,N2の電位を、それらの相補的な関係を保ちつつ、高電位HIGH側の入力ノード電位を電圧Vddにプルアップすることにより、高電位HIGH側のp型負荷トランジスタTP1(TP2)を確実にオフさせるとともに、低電位LOW側のp型負荷トランジスタTP2(TP1)をオンさせることができる。例えば、第1のCMOSインバータINV1の入力ノードN1が高電位HIGHであって、第2のCMOSインバータINV2の入力ノードN2が低電位LOWの場合を考える。この場合、p型電位補償トランジスタTP3は、低電位LOW側の入力ノードN2にゲートが接続されており、入力ノードN2の電位によりオン動作して入力ノードN1の電位を電圧Vddにプルアップする。そして、p型電位補償トランジスタTP4は、電圧Vddにプルアップされた入力ノードN1にゲートが接続されているため、オフ動作して入力ノードN2の電位を電圧Vssに維持する。これにより、第1,第2のCMOSインバータの入力ノードN1,N2の論理状態は保たれるため、記憶データの保持動作には影響を与えることなく、スタンバイ時の消費電流を効果的に抑制することができる。
なお、スタンバイ時の消費電流の抑制の観点からは、p型負荷トランジスタTP1,TP2のしきい値を上げて、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6による入力ノードN1,N2の電圧降下の影響を軽減させてもよい。また、同様の効果をもたらすために、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6のしきい値を入力ノードN1,N2の電圧降下の影響が無視できる程度にまで下げてもよい。
また、p型電位補償トランジスタTP3,TP4は、ソースとボディとを接続するボディコンタクトを有していてもよい。このようにすれば、ゲート容量を増大させて、第1,第2のCMOSインバータINV1,INV2の入力ノードN1,N2に寄生容量を付加することによって、p型負荷トランジスタTP1,TP2にα線などが入射したときの耐性を向上させることができる。
次に、図3を用いて本実施の形態のメモリセルにおけるソフトエラー対策の効果を説明する。
図3の実線は、α線などが単発でn型駆動トランジスタTN5(TN6)に入射した場合のメモリセル内の出力ノードN3(あるいはN4)の電位変化を示している。ノード電位がHIGH(電圧Vdd)であったとき、α線などが単発でn型駆動トランジスタTN5(TN6)に入射すると、極めて短時間だけ、LOW(電圧Vss)に変化する。その後、発生した電荷は再結合などで急速に消えてゆくが、一旦ノード電位が逆転すると、メモリセルの記憶データが反転してしまうことがある。このような現象は、電源電圧が低電圧化するほど顕著になる。
しかし、本実施の形態のメモリセルでは、非アクセス時にデータ保持動作が行われている場合に、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6が高抵抗である。このため、図3の破線で示すように、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6のソース−ドレイン間抵抗によってインバータラッチのループ時定数を増大させて、α線などの入射時に出力ノードN3,N4のノード電位が低電位側の電源電圧Vss側に変化する時間を遅らせることができる。すなわち、記憶データの反転を効果的に防止することができる。
また、本実施の形態のメモリセルによれば、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6は、ゲートがワード線WLに接続されているため、メモリセルへのアクセス時には低抵抗となり、非アクセス時には、アクセス時に比べて高抵抗となる。また、n型抵抗付加トランジスタTN5,TN6は、ゲート電圧が低電位側の電源電圧Vssの場合に(メモリセルの非アクセス時に)ソース−ドレイン間が導通しているため、メモリセルを構成するインバータラッチのループを切断することはない。従って、本実施の形態のメモリセルによれば、非アクセス時に高抵抗となるn型抵抗付加トランジスタTN5,TN6を設けているにも関わらず、データ保持動作を確実に担保することができる。さらに、本実施の形態のメモリセルでは、アクセス時においてワード線WLからのセル選択信号の印加によりn型抵抗付加トランジスタTN5,TN6のソース−ドレイン間は、非アクセス時に比べて大幅に低抵抗状態となるため、書き込み/読み出し動作の速度が低下することがない。
以上に本発明に好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述したものに限られず、発明の要旨の範囲内で種々の変形態様により実施することができる。
本実施の形態のSRAMメモリセルを示す等価回路図。 本実施の形態のSRAMメモリセルを構成する抵抗付加トランジスタの断面図。 α線入射時のSRAMメモリセル内のノード電位を示す特性図。
符号の説明
TP1,TP2 p型負荷トランジスタ、TP3,TP4 p型電位補償トランジスタ、TN1,TN2 n型駆動トランジスタ、TN3,TN4 n型転送トランジスタ、TN5,TN6 n型抵抗付加トランジスタ、INV1 第1のCMOSインバータ、INV2 第2のCMOSインバータ、N1,N2 入力ノード、N3,N4 出力ノード

Claims (7)

  1. SOI(Silicon On Insulator)基板に形成されたメモリセルを含む半導体記憶装置であって、
    前記メモリセルは、
    ソースが高電位電源線に接続される第1導電型の負荷トランジスタと、ソースが低電位電源線に接続される第2導電型の駆動トランジスタとを含み、前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタのゲート同士が接続されて入力ノードを構成し、前記負荷トランジスタと前記駆動トランジスタのドレイン同士が接続されて出力ノードを構成する1対のインバータと、
    ゲートがワード線に接続され、ソース及びドレインが前記1対のインバータの一方のインバータの前記入力ノードと他方のインバータの前記出力ノードとを相互に接続する1対の第2導電型の抵抗付加トランジスタと、
    ソース及びドレインが前記インバータの前記出力ノードとビット線との間に接続され、ゲートがワード線に接続される1対の第2導電型の転送トランジスタと、
    ソースが高電位電源線に接続され、ドレインが一方の前記インバータの前記入力ノードに接続され、ゲートが他方の前記インバータの前記入力ノードに接続される1対の第1導電型の電位補償トランジスタと、
    を含み、
    前記抵抗付加トランジスタは、ゲート電圧が前記低電位電源線と同電位の場合にソース−ドレイン間が導通している、半導体記憶装置。
  2. 請求項1において、
    前記抵抗付加トランジスタは、ボディ電位がフローティング状態となっている、半導体記憶装置。
  3. 請求項1及び2のいずれかにおいて、
    前記負荷トランジスタ及び前記駆動トランジスタは、ソースとボディとを接続するボディコンタクトを有する、半導体記憶装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、
    前記電位補償トランジスタは、ソースとボディとを接続するボディコンタクトを有する、半導体記憶装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかにおいて、
    前記抵抗付加トランジスタは、ボディ内にソース及びドレインと導電型が同じ不純物が導入された不純物領域を有する、半導体記憶装置。
  6. 請求項5において、
    前記不純物領域は、前記ボディのチャネル形成領域に設けられている、半導体記憶装置。
  7. 請求項5において、
    前記不純物領域は、前記ボディの底部に設けられている、半導体記憶装置。
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