JPH06232725A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JPH06232725A
JPH06232725A JP5015237A JP1523793A JPH06232725A JP H06232725 A JPH06232725 A JP H06232725A JP 5015237 A JP5015237 A JP 5015237A JP 1523793 A JP1523793 A JP 1523793A JP H06232725 A JPH06232725 A JP H06232725A
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JP
Japan
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differential
circuit
mosfet
input
signal
Prior art date
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Application number
JP5015237A
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English (en)
Inventor
Shusaku Miyata
修作 宮田
Masaaki Saito
政秋 斉藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06232725A publication Critical patent/JPH06232725A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下限動作電圧を低くできるとともにレベル変
換機能を合わせ持つECLインターフェイスの入力バッ
ファ回路を備えた半導体集積回路装置を提供する。 【構成】 外部端子から入力されるECLレベルの入力
信号と、それに対応した参照電圧とを受ける差動回路と
してMOSFETを用い、そのコレクタ負荷もMOSF
ETにより構成する。 【効果】 ECLレベルを差動MOSFETにより直接
受けることより、差動トランジスタの飽和防止のために
挿入されているレベルシフト用の入力トランジスタを省
略できるから、その分動作電圧を低く設定できるととも
に大きな信号振幅が得られるからレベル変換機能も付加
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装置
に関し、例えば入出力インターフェイスがECL(エミ
ッタ・カップルド・ロジック)互換性を持ちバイポーラ
型トランジスタとCMOS回路との組み合わせで構成さ
れるスタティック型RAM(ランダム・アクセス・メモ
リ)に利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速スタティック型RAMとして、Bi
CMOS回路技術を用い、メモリアレイ部をCMOS回
路に構成し、周辺回路をBiCMOS回路にECL互換
のものがある。このようなBiCMOS構成のスタティ
ック型RAMとしては、1990年『VLSI回路 シ
ンポジュウム予稿集』頁40、頁42(1990 Symposium
on VLSI Circuits P.40,P41)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなRAMの
入力バッファは、図4に示すように通常のECLRAM
と同様にバイポーラ型トランジスタを用いて構成されて
いる。次世代の半導体集積回路装置では、低消費電力、
集積度及び信頼度等の関係から低電圧で動作させられる
ことが予測される。例えば、図4の入力バッファにおい
て、電源電圧VEEを−3Vのような低電圧にすると、
入力信号のハイレベルとロウレベルがそれぞれ−0.9
Vと−1.7Vのとき、参照電圧VBBは約−2.1V
に設定される。差動トランジスタT2とT3のエミッタ
電圧は、入力信号INがロウレベルときに最低電位にな
り、−2.1−0.8=−2.9Vのような電位にな
り、動作電流を形成する定電流MOSFETの動作電圧
が確保できず、動作不能になってしまう。このため、下
限動作電圧はせいぜい−3.7V程度までしか低くでき
ない。また、上記入力バッファは、ECLレベルの信号
を出力するため次段にCMOSレベルに増幅するレベル
変換回路が必要になり、その分信号伝播遅延時間が長く
なってしまう。
【0004】この発明の目的は、下限動作電圧を低くで
きるとともにレベル変換機能を合わせ持つECLインタ
ーフェイスの入力バッファ回路を備えた半導体集積回路
装置を提供することにある。この発明の前記ならびにそ
のほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添
付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、外部端子から入力されるEC
Lレベルの入力信号と、それに対応した参照電圧とを受
ける差動回路としてMOSFETを用い、そのコレクタ
負荷もMOSFETにより構成する。
【0006】
【作用】上記手段によれば、ECLレベルを差動MOS
FETにより直接受けることより、差動トランジスタの
飽和防止のために挿入されているレベルシフト用の入力
トランジスタを省略できるから、その分動作電圧を低く
設定できるとともに大きな信号振幅が得られるからレベ
ル変換機能も付加することができる。
【0007】
【実施例】図1には、この発明に係るECLインターフ
ェイスの入力バッファの一実施例の回路図が示されてい
る。同図の各回路素子は、一定の回路機能を実現する他
の回路素子とともに公知のBiCMOS技術により、単
結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成され
る。回路図において、そのチャンネル(バックゲート)
部に矢印が付されるMOSFETはPチャンネル型であ
って、矢印の付されないNチャンネルMOSFETと区
別される。また、以下の他の図の回路素子と下記記号が
重複しているが、それぞれは別個の回路機能を持つもの
であると理解されたい。
【0008】入力端子INは、Nチャンネル型の一方の
差動MOSFETQ1のゲートに供給される。この差動
MOSFETQ1と対をなす他方の差動MOSFETQ
2のゲートに参照電圧VBBが供給される。この参照電
圧VBBは、入力端子INから供給されるECL入力信
号のハイレベルとロウレベルの中間電位になるように設
定され、図示しない内部の定電圧発生回路により形成さ
れる。上記入力端子INと回路の接地電位VCC及び電
源電圧VEEの間には、MOSFETQ1の静電破壊防
止用のダイオードD1とD2が設けられている。
【0009】上記差動MOSFETQ1とQ2の共通化
されたソースと電源電圧VEEとの間には、MOSFE
TQ5が設けられる。このMOSFETQ5のゲートに
は定電圧VIEが供給されることによって、定電流源と
して動作する。
【0010】上記MOSFETQ1とQ2のドレインに
は、特に制限されないが、電流ミラー形態にされたPチ
ャンネル型MOSFETQ3とQ4がアクティブ負荷回
路として設けられる。上記MOSFETQ1とQ2のド
レイン出力は、エミッタフォロワ出力トランジスタT1
とT2を介して、入力端子INから供給される入力信号
に対して逆相にされた内部信号OB、同相にされた内部
信号OTとして次段回路に伝えられる。Nチャンネル型
MOSFETQ6とQ7は、そのゲートに定電圧VIE
が供給され、上記エミッタフォロワトランジスタT1及
びT2のエミッタに設けられ定電流負荷として動作す
る。
【0011】この実施例では、MOSFETQ1とQ2
より差動回路を構成している。そのため、バイポーラ型
の差動トランジスタを用いた場合のように、飽和防止の
ためのレベルシフトを行わせるエミッタフォロワトラン
ジスタが省略でき、そのベース,エミッタ間電圧VBE
0.8Vだけ下限動作電圧を低くできる。これにより、
動作下限電圧VEEを−2.9V程度まで小さくでき
る。
【0012】抵抗負荷に代えてPチャンネル型MOSF
ETQ3とQ4により電流ミラー回路とすることによ
り、上記差動のMOSFETQ1とQ2とを合わせてフ
ル振幅の出力信号が得られ、従来のようにELCレベル
をCMOSレベルに変換するためのレベル変換回路を不
要にできる。このようなレベル変換回路の削減によっ
て、信号伝播遅延時間を短くできるから高速化が図られ
るとともに、低消費電力にすることもできる。
【0013】図2には、この発明に係るECLインター
フェイスの入力バッファの他の一実施例の回路図が示さ
れている。この実施例では、電流ミラー形態の負荷回路
に代えて、Nチャンネル型MOSFETQ2とQ4、及
びPチャンネル型MOSFETQ1とQ3を差動形態に
し、それぞれ入力端子INから供給される入力信号と参
照電圧VBBを供給するものである。言い換えるなら
ば、CMOS回路を2組設けて一方には入力信号を他方
には参照電圧VBBを供給する。上記Pチャンネル型M
OSFETQ1とQ3の共通ソースと回路の接地電位V
CCとの間には、Nチャンネル型MOSFETQ2とQ
4のソースに設けられる定電流MOSFETQ5に対応
させて、ダイオード形態にされたPチャンネル型MOS
FETQ6が設けられる。
【0014】この実施例においても、バイポーラ型の差
動トランジスタを用いた場合のように、飽和防止のため
のレベルシフトを行わせるエミッタフォロワトランジス
タが省略でき、そのベース,エミッタ間電圧VBE=0.
8Vだけ下限動作電圧を低くできる。これにより、動作
下限電圧VEEを−2.9V程度まで小さくできる。ま
た、CMOS構成により対応するMOSFETQ1とQ
2及びQ3とQ4が相補的にスイッチングしてフル振幅
の出力信号が得られ、従来のようにELCレベルをCM
OSレベルに変換するためのレベル変換回路を不要にで
きる。このようなレベル変換回路の削減によって、信号
伝播遅延時間を短くできるから高速化が図られるととも
に、低消費電力にすることもできる。
【0015】図3には、この発明に係るECLインター
フェイスの入力バッファの更に他の一実施例の回路図が
示されている。この実施例では、Pチャンネル型MOS
FETQ1とQ2が差動形態にされる。そして、Nチャ
ンネル型MOSFETQ2とQ4が電流ミラー形態にさ
れ、定電流を流すMOSFETQ5が設けられる。ま
た、差動MOSFETQ1とQ2のソースにはダイオー
ド形態のMOSFETQ6が設けられる。この実施例回
路は、基本的にはMOSFETの導電型が逆にされてい
るだけで図1の実施例と同様である。
【0016】上記定電流MOSFETQ5を削除して、
定電流源は差動MOSFETQ1とQ3のソース側に設
けるものとしてもよい。定電圧VIEを利用して定電流
を形成する場合には、上記MOSFETQ5により形成
された定電流をPチャンネル型MOSFETの電流ミラ
ー回路に供給し、その出力側MOSFETを上記MOS
FETQ6として利用してもよい。
【0017】図5には、この発明が適用されるBiCM
OS構成のスタティック型RAMのにおけるメモリアレ
イ部とその周辺回路の一実施例の回路図が示されてい
る。同図には、1本のワード線W、1つのワード線選択
回路、1つのメモリセルMC、一対の相補データ線D
T,DB、及びその負荷回路、ライトリカバリ回路、セ
ンスアンプ及びカラムスイッチ回路が例示的に示されて
いる。また、上記センスアンプに対応した出力回路と、
データ入力回路IBも合わせて描かれている。
【0018】メモリセルMCは、Pチャンネル型MOS
FETとNチャンネル型MOSFETからなるCMOS
インバータ回路の入力と出力とが交差接続されたCMO
Sラッチ回路と、その入出力ノードと相補データ線D
T,DBとの間に設けられたアドレス選択用の伝送ゲー
トMOSFETから構成される。メモリセルのハイレベ
ル側の動作電圧は回路の接地電位とされ、ロウレベル側
の動作電圧は、電圧発生回路により形成された定電圧V
EMが用いられる。
【0019】この実施例のメモリセルは、完全CMOS
構成のメモリセルを用いるものであるが、Pチャンネル
型MOSFETに代えて、ポリシリコン層等からなる高
抵抗負荷を用いるものであってもよい。この高抵抗負荷
は、Nチャンネル型MOSFETのゲートに蓄積された
記憶レベルが、ドレインリーク電流によって失われない
程度の微小な電流を流すような高抵抗値にされる。それ
故、高抵抗負荷は、通常のレシオ型インバータ回路にお
ける負荷とは随分意味が異なる。このような高抵抗負荷
を用いた場合には、メモリセルのサイズ(専有面積)を
大幅に低減できる。しかしながら、メモリセルのロウレ
ベル側の動作電圧が−3のような値にされると、メモリ
セルの動作が不安定となる場合があるため、完全CMO
S型のメモリセルの利用が好ましい。
【0020】相補データ線DT,DBには、Pチャンネ
ル型MOSFETMP1,MP2からなるデータ線負荷
手段が設けられる。これらのMOSFETMP1,MP
2は、そのコンダクタンスが書き込み特性を考慮して比
較的小さく形成され、そのゲートには定電圧VEMが定
常的に供給される。これらのMOSFETMP1,MP
2のソース,ドレインパスには、比較的大きなコンダク
タンスを持つようにされたPチャンネル型MOSFET
MP3,MP4のソース,ドレインパスが並列形態に設
けられる。これらのMOSFETMP3,MP4のゲー
トには、書き込み制御信号WE1が供給されることによ
り、書き込み動作以外のときにオン状態にされる。
【0021】言い換えるならぱ、上記MOSFETMP
3,MP4は、MOSFETMP1,MP2とともに読
み出し動作のときのデータ線負荷を構成する。すなわ
ち、読み出し動作のときには、相補データ線の信号振幅
を制限して高速読み出しを実現する。これに対して、書
き込み動作のときには、制御信号WE1により上記比較
的大きなコンダクタンスを持つMOSFETMP3,M
P4がオフ状態にされ、相補データ線DT,DBに対す
る負荷が小さなコンダクタンスしか持たないMOSFE
TMP1,MP2で構成されるようにすることにより相
補データ線に伝えられる書き込みデータの信号振幅を大
きくして高速書き込みを行うようにするものである。
【0022】上記負荷回路には、ダイオード接続された
トランジスタQ3,Q4によりレベルシフトされたバイ
アス電圧が与えられる。すなわち、相補データ線DT,
DBの信号振幅のハイレベルは、−2VBEのような低い
電位にされる。これにより、書き込み動作のときの相補
データ線DT,DBの信号振幅が小さく制限されるか
ら、高速書き込みが可能になる。メモリセルの書き込み
は、相補データ線DT又はDBに伝えられるロウレベル
により支配的に行われるから、この実施例のようにハイ
レベルを−2VBEのように低くしても問題ない。すなわ
ち、メモリセルのオン状態にされた記憶MOSFETの
ゲート電位は、伝送ゲートMOSFETを介してロウレ
ベルにされた相補データ線の電位によって引き抜かれて
オフ状態に切り換えられ、その結果としてオフ状態にあ
った記憶MOSFETがオン状態なって情報の反転書き
込みが行われるからである。
【0023】相補データ線DT,DBは、カラムスイッ
チ用のNチャンネル型MOSFETMN3,MN4を介
して一対の共通相補データ線CDT,CDBに接続され
る。この共通相補データ線CDT,CDBには、書き込
みデータを伝えるデータ入力バッファIBの出力端子が
接続される。このような入力バッファIBとして、前記
図1ないし図3のような回路が利用される。また、図示
しいなが、アドレス信号を取り込む入力バッファも前記
図1ないし図3のような入力回路が用いられるものであ
る。
【0024】上記カラムスイッチのMOSFETMN
3,MN4のゲートには、前記同様なレベル変換回路に
より構成されたノアゲート回路NOR2により形成され
たカラム選択信号Yが供給される。これらのノアゲート
回路NOR2においても、前記同様なプリデコーダ回路
により形成されたプリデコード信号が供給されて、カラ
ム選択信号が形成される。
【0025】相補データ線DT,DBには、センスアン
プを構成する差動トランジスタQ5,Q6のベースに接
続される。すなわち、このメモリはカラムセンス方式と
される。これらの差動トランジスタQ5,Q6の共通エ
ミッタには、カラム選択信号Yを受けるスイッチMOS
FETMN1を介して定電流MOSFETMN2に接続
される。この定電流MOSFETMN2のゲートには、
前記定電圧VIEが供給されて定電流を形成する。
【0026】上記差動トランジスタQ5,Q6のコレク
タは、電流/電圧変換回路に入力される。すなわち、上
記トランジスタQ5,Q6のコレクタは、定電圧VIE
を受けるMOSFETにより形成された定電流が流れる
ところの抵抗R2で形成されたバイアス電圧をそのベー
スに受けるトランジスタQ7,Q8のエミッタに接続さ
れる。これらのトランジスタQ7,Q8のエミッタに
は、定電圧VIEを受ける定電流MOSFETMN5,
MN7が設けられ、電流/電圧変換用の抵抗R1,R3
が設けられる。
【0027】相補データ線DT,DBには、選択された
メモリセルの記憶情報に対応したハイレベル/ロウレベ
ルが出力される。このハイレベル/ロウレベルを受けて
センスアンプを構成する差動トランジスタQ5,Q6が
オン/オフ状態にされる。そして、カラム選択信号Yに
よりオン状態にされたMOSFETMN1等を介して定
電流が上記差動トランジスタのオン/オフ状態に対応し
て上記抵抗R1又はR3に流れる。これら抵抗R1とR
3により電圧信号に変換された読み出し信号は、トラン
ジスタQ9,Q10及びエミッタ抵抗R4,R5からな
るエミッタフォロワ回路を介して出力バッファOBに入
力される。この出力バッファOBは、ECL回路から構
成され上記電圧変換された読み出し信号にしたがったE
CLレベルの出力信号Doを出力する。
【0028】トランジスタQ1とQ2は、ライトリカバ
リ回路を構成し、書き込み終了後に発生されるリカバリ
信号WRCによりオン状態にされ、書き込み信号が伝え
られることにより、比較的大きなレベル差を持つように
された相補データ線DT,DBのリセットを高速に行
う。上記リカバリ信号WRCは、エミッタフォロワ出力
トランジスタを介して出力される。それ故、相補データ
線DT,DBは、トランジスタQ1,Q2が、上記リカ
バリ信号WRCを形成する出力トランジスタとダーリン
トン形態に接続されるため、前記バイアス回路(トラン
ジスタQ3,Q4)回路に対応したバイアスレベル−2
BEと等しいレベルにされる。
【0029】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 外部端子から入力されるECLレベルの入力信
号と、それに対応した参照電圧とを受ける差動回路とし
てMOSFETを用い、そのコレクタ負荷もMOSFE
Tにより構成することにより、バイポーラ型トランジス
タを持ちたい場合のように差動トランジスタの飽和防止
のために挿入されているレベルシフト用の入力トランジ
スタを省略できるから、その分動作電圧を低く設定でき
るとともに大きな信号振幅を形成できるからレベル変換
機能も合わせ持つという効果が得られる。
【0030】(2) 上記(1)により、レベル変換回
路を省略でき、その分動作の高速化と低消費電力化を図
ることができるという効果返られる。
【0031】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、この発明は上記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、
大きな駆動電流を得るためにエミッタフォロワトランジ
スタを用いているが、負荷が軽い回路ではCMOS回路
を通して出力させるようにしてもよい。
【0032】この発明に係る入力バッファは、前記のよ
うなBiCMOS構成のスタティック型RAMの他、B
iCMOS構成のゲートアレイ等のディジタル回路等の
ような各種半導体集積回路装置に利用できる。
【0033】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、外部端子から入力されるE
CLレベルの入力信号と、それに対応した参照電圧とを
受ける差動回路としてMOSFETを用い、そのコレク
タ負荷もMOSFETにより構成することにより、バイ
ポーラ型トランジスタを持ちたい場合のように差動トラ
ンジスタの飽和防止のために挿入されているレベルシフ
ト用の入力トランジスタを省略できるから、その分動作
電圧を低く設定できるとともに大きな信号振幅を形成で
きるからレベル変換機能も合わせ持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るECLインターフェイスの入力
バッファの一実施例を示す回路図である。
【図2】この発明に係るECLインターフェイスの入力
バッファの他の一実施例を示す回路図である。
【図3】この発明に係るECLインターフェイスの入力
バッファの更に他の一実施例を示す回路図である。
【図4】従来の入力バッファの一例を示す回路図であ
る。
【図5】この発明が適用されるBiCMOS構成のスタ
ティック型RAMのにおけるメモリアレイ部とその周辺
回路の一実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
T1〜T5…トランジスタ、Q1〜Q6…MOSFE
T、MC…メモリセル、OB…出力バッファ、IB…入
力バッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9170−4M H01L 27/06 321 J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端子から入力されるECLレベルの
    入力信号と、それに対応した参照電圧とを受ける差動形
    態のMOSFETと、この差動MOSFETの共通ソー
    スに設けられた定電流源と、この差動MOSFETのド
    レインに設けられMOSFETからなる負荷手段と、上
    記差動MOSFETのドレイン出力を受けるエミッタフ
    ォロワトランジスタとを含む入力バッファを備えてなる
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 上記入力バッファは、入出力インターフ
    ェイスがECLとされ、内部回路がCMOS回路とバイ
    ポーラ型トランジスタとの組み合わせにより構成されて
    なるRAMに用いられるものであることを特徴とする請
    求項1の半導体集積回路装置。
JP5015237A 1993-02-02 1993-02-02 半導体集積回路装置 Pending JPH06232725A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08251007A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Nec Corp BiCMOS論理ゲート回路
US5920206A (en) * 1996-03-28 1999-07-06 Nec Corporation Differential ECL

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08251007A (ja) * 1995-03-10 1996-09-27 Nec Corp BiCMOS論理ゲート回路
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