JPH06294453A - 動力伝達機構 - Google Patents

動力伝達機構

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JPH06294453A
JPH06294453A JP7695193A JP7695193A JPH06294453A JP H06294453 A JPH06294453 A JP H06294453A JP 7695193 A JP7695193 A JP 7695193A JP 7695193 A JP7695193 A JP 7695193A JP H06294453 A JPH06294453 A JP H06294453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
pulse motor
outer peripheral
transmission mechanism
power transmission
Prior art date
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Pending
Application number
JP7695193A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Torisawa
信幸 鳥沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH06294453A publication Critical patent/JPH06294453A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】種々のモータの振動を有効に吸収乃至減衰する
ことができ、騒音の発生等を確実に阻止することを可能
にする。 【構成】パルスモータ36の回転軸38に同軸的に固着
されてこのパルスモータ36の回転力を伝達するための
駆動プーリ40を備える。この駆動プーリ40は、パル
スモータ36の回転軸38が挿入される軸部42と、前
記パルスモータ36の回転力を伝達する外周部44と、
この軸部42と外周部44との間に介装されて該パルス
モータ36の振動を吸収乃至減衰するための弾性体46
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータの回転力を搬送
系等に伝達するための動力伝達機構に関する。
【0002】
【従来の技術】モータの回転力をベルト・プーリ機構、
チェーン・スプロケット機構あるいは歯車列等の種々の
動力伝達機構を介して搬送系に伝達し、ワークの搬送作
業を自動的に行うものが、従来から広く採用されてい
る。
【0003】例えば、写真感光材料(X線フイルム等)
やグラフィックアーツフイルム等のようなシート体を一
枚ずつ取り出すための枚葉装置や、露光位置でレーザ光
が照射される前記シート体を所定の方向(副走査方向)
に搬送する搬送装置等において、駆動源としてパルスモ
ータが使用されている。通常、このパルスモータの回転
軸には、カップリングを介してプーリ、スプロケットあ
るいは歯車等が連結されており、前記パルスモータに入
力されるパルス信号に応じて回転速度等が制御され、種
々の動力伝達機構を介してシート体の取り出し作業や該
シート体の搬送作業等が遂行されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、パルスモー
タでは、その構造上駆動時に振動が発生してしまい、こ
の振動がカップリングを介して動力伝達機構に伝わり易
い。このため、前記パルスモータの振動に起因して騒音
が発生するとともに、露光位置でシート体が振動して露
光作業を高精度に行うことができないという問題が指摘
されている。
【0005】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、種々のモータの振動を有効に吸収乃至減衰
することができ、騒音の発生等を確実に阻止することが
可能な動力伝達機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、主動側および/または従動側の回転軸
に同軸的に固着され、その外周部で回転力を伝達する回
転部材を備え、前記回転部材は、前記回転軸と前記外周
部との間に介装されて該主動側の回転軸の振動を吸収乃
至減衰するための弾性体を備えることを特徴とする。
【0007】また、前記回転部材が、前記回転軸が挿入
される軸部を備え、前記軸部と前記外周部との間に前記
弾性体が配設されることが好ましい。
【0008】
【作用】上記の本発明に係る動力伝達機構では、主動
側、例えばパルスモータにパルス信号が入力されると、
このパルスモータの回転軸が回転し、この回転軸に同軸
的に固着された回転部材が回転され、この回転部材の外
周部に係合するベルト、チェーンあるいは歯車等を介し
て前記パルスモータの回転力が伝達される。その際、回
転部材は、回転軸と外周部との間に弾性体を備えてお
り、パルスモータに発生する振動がこの弾性体により吸
収乃至減衰されて前記外周部に該振動が伝わることがな
い。このため、回転部材を介して搬送系等に動力が伝達
される際に、この搬送系等に前記振動に起因する騒音や
搬送不良等が惹起されることを阻止できる。
【0009】また、回転部材が軸部を備えると、この軸
部を介して前記回転部材をパルスモータの回転軸に強固
に固定することが可能になる。
【0010】
【実施例】本発明に係る動力伝達機構についてこれを組
み込む枚葉装置との関連で実施例を挙げ、添付の図面を
参照しながら以下詳細に説明する。
【0011】図2において、参照符号10は、本実施例
に係る動力伝達機構を組み込む枚葉装置を示す。この枚
葉装置10は、サプライマガジン12に積層されている
シート体からなる写真感光材料14を順次吸着保持する
ための吸着手段16を備え、この吸着手段16は、吸着
盤18とこの吸着盤18が装着されるホルダ20とを備
える。
【0012】ホルダ20にガイドバー22が固着されて
おり、このガイドバー22が、回転駆動源24に連結さ
れた軸体26に進退自在に挿入されている。ホルダ20
には、一端側が図示しない真空源に連通し、他端側が吸
着盤18に連通した管路28が設けられている。
【0013】ホルダ20に水平方向に延びるロッド30
が保持されるとともに、このロッド30の両端は、所定
の開口形状(例えば、屈曲形状)を有するガイド溝32
に挿入されている。このロッド30は、第1の実施例に
係る動力伝達機構34を介してガイド溝32に沿って変
位自在に構成される。
【0014】図1に示すように、動力伝達機構34は、
主動側であるパルスモータ36の回転軸38に同軸的に
固着されてこのパルスモータ36の回転力を伝達するた
めの駆動プーリ(回転部材)40を備える。この駆動プ
ーリ40は、パルスモータ36の回転軸38が挿入され
る軸部42と、前記パルスモータ36の回転力を伝達す
る外周部44と、この軸部42と外周部44との間に介
装されて該パルスモータ36の振動を吸収乃至減衰する
ための弾性体46とを備え、これらが一体的に固着され
ている。
【0015】軸部42は、パルスモータ36の回転軸3
8が圧入可能な内径を有した円筒状に構成されており、
この軸部42の外周にウレタンゴム等で形成されたリン
グ状の弾性体46が接着剤等を介して固着される。この
弾性体46の外周には、エンドレスベルト48の一端側
が係合するリング状の外周部44が接着剤等を介して固
着される。
【0016】このエンドレスベルト48の他端側にプー
リ50が係合し、このプーリ50が一端に軸着される従
動側の軸体(回転軸)52の他端にプーリ54aが軸着
され、このプーリ54aと他のプーリ54bとにエンド
レスベルト56が掛け渡されている。このエンドレスベ
ルト56に、支持板58の端部が固定されており、この
支持板58の先端にロッド30が保持されている。
【0017】次に、このように構成される動力伝達機構
34の動作について、枚葉装置10との関連で説明す
る。
【0018】サプライマガジン12が枚葉装置10内に
装填された後、動力伝達機構34を構成するパルスモー
タ36の作用下に回転軸38を介して駆動プーリ40が
回転され、エンドレスベルト48、プーリ50および軸
体52によりプーリ54aに回転力が伝達される。この
プーリ54aが回転されることによって、エンドレスベ
ルト56が周回走行され、このエンドレスベルト56に
固定された支持板58を介してロッド30がサプライマ
ガジン12側に変位する。そして、吸着盤18が写真感
光材料14の非露光面側に接近して所定の位置に至る
と、パルスモータ36の駆動が停止される。
【0019】吸着盤18は、写真感光材料14に対し所
定の高さで吸引を開始するため、この吸着盤18は、前
記写真感光材料14に当接しない状態で該写真感光材料
14を吸い上げて吸着する。
【0020】次いで、パルスモータ36が前記とは逆方
向に駆動され、ロッド30がサプライマガジン12から
離間して所定の位置に至ると、このパルスモータ36が
滅勢される一方、回転駆動源24が駆動されて軸体26
を介してロッド30が所定の角度範囲で回動する。これ
により、吸着盤18に吸着保持されている写真感光材料
14が図示しない搬送系側に送り出され、この吸着盤1
8による写真感光材料14の吸着作用が解除される。
【0021】ところで、上記のようにパルスモータ36
が駆動される際、このパルスモータ36自体に振動が発
生して回転軸38が振動し易い。しかしながら、第1の
実施例に係る動力伝達機構34を構成する駆動プーリ4
0では、パルスモータ36の回転軸38が挿入される軸
部42と前記パルスモータ36の回転力をエンドレスベ
ルト48に伝達する外周部44との間に弾性体46が介
装されている。
【0022】このため、パルスモータ36の駆動により
回転軸38に振動が発生しても、この振動が弾性体46
で吸収乃至減衰され、外周部44は、該振動が伝達され
ることなく円滑に回転することができる。従って、パル
スモータ36に発生する振動に起因して、枚葉装置10
内で騒音が発生することを確実に阻止することが可能に
なるという効果が得られる。特に、弾性体46が内蔵さ
れた駆動プーリ40を使用するだけでよく、動力伝達機
構34全体の構成が複雑化したり、この動力伝達機構3
4の製造コストが高騰する等の不具合を回避することが
できる。
【0023】さらに、パルスモータ36自体の共振振動
数等に応じて弾性体46の材質を設定することにより、
このパルスモータ36に発生する振動が一層確実に吸収
乃至減衰されるという利点がある。なお、第1の実施例
では、駆動プーリ40において、軸部42と弾性体46
とを個別に構成しているが、この軸部42をウレタンゴ
ム等で弾性体46と一体的に構成してもよい。
【0024】次に、第2の実施例に係る動力伝達機構7
0を、図3を参照して説明する。なお、第1の実施例に
係る動力伝達機構34と同一の構成要素には同一の参照
数字を付してその詳細な説明は省略する。
【0025】この動力伝達機構70は、タイミングベル
ト(図示せず)に動力を伝達するための溝付駆動プーリ
72を備え、この溝付駆動プーリ72は、パルスモータ
36の回転軸38が挿入される軸部74と、前記パルス
モータ36の回転力を伝達する溝付外周部76と、この
軸部74と溝付外周部76との間に介装されて該パルス
モータ36の振動を吸収乃至減衰するためのリング状弾
性体78とを備え、これらが一体的に固着されている。
【0026】軸部74は、溝付外周部76および弾性体
78よりも軸線方向に長尺に構成されており、その外部
に露呈する外周部分にねじ孔80が形成され、このねじ
孔80にセットビス82が螺合されている。従って、軸
部42にパルスモータ36の回転軸38が挿入された状
態で、セットビス82が螺回されると、この回転軸38
に前記軸部74が強固に固定されることになる。
【0027】次いで、第3の実施例に係る動力伝達機構
を構成する溝付駆動プーリ90を、図4を参照して説明
する。
【0028】この溝付駆動プーリ90は、軸部92と溝
付外周部94と弾性体96とを備える。弾性体96の外
周面には、多角形状部(図4中、六角形状部)98が設
けられるとともに、溝付外周部94の内周形状は、この
弾性体96の外周面形状に対応して形成されている。
【0029】従って、溝付駆動プーリ90では、駆動プ
ーリ40と同様な効果を有する他、弾性体96と溝付外
周部94とを接着する必要がなく、しかもこの弾性体9
6を介して軸部92に固定される回転軸(図示せず)と
前記溝付外周部94との相対角度のずれを確実に阻止す
ることができるという利点がある。
【0030】さらにまた、図5に第4の実施例に係る動
力伝達機構を構成する溝付駆動プーリ90aが示されて
いる。
【0031】この溝付駆動プーリ90aは、軸部92a
と溝付外周部94aと弾性体96aとを備える。弾性体
96aの外周面には、所定の角度ずつ離間して複数(図
5中、四個)の突起部100が設けられる。このため、
溝付駆動プーリ90aでは、前述した溝付駆動プーリ9
0と同様な効果乃至利点が得られることになる。
【0032】なお、第1乃至第4の実施例では、ベルト
・プーリを使用する場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、チェーン・スプロケットや歯車
列等の種々の伝達機構に採用することができる。
【0033】また、第1乃至第4の実施例では、駆動プ
ーリ40、溝付駆動プーリ72、90、90aをパルス
モータ36の回転軸38に固着する場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、従動側の回転軸
である軸体52に固着すること、または回転軸38と軸
体52の両方に固着することによっても同様の効果乃至
利点が得られる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る動力伝達機
構では、次のような効果乃至利点を有する。
【0035】主動側、例えばパルスモータの回転軸に同
軸的に固着された回転部材が、このパルスモータの回転
力を伝達する外周部と前記回転軸との間に弾性体を備え
ており、前記パルスモータに発生する振動がこの弾性体
により吸収乃至減衰される。このため、回転力を伝達す
る外周部に該振動が伝わることがなく、回転部材を介し
て搬送系等に動力が伝達される際に、この搬送系等に前
記振動に起因する騒音や搬送不良等が惹起されることを
阻止できる。
【0036】また、回転部材が軸部を備えると、この軸
部を介して前記回転部材をパルスモータの回転軸に強固
に固定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る動力伝達機構の一
部切り欠き斜視図である。
【図2】前記動力伝達機構を組み込む枚葉装置の斜視説
明図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る動力伝達機構の要
部分解斜視図である。
【図4】本発明の第3の実施例に係る動力伝達機構を構
成する溝付駆動プーリの縦断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例に係る動力伝達機構を構
成する溝付駆動プーリの縦断面図である。
【符号の説明】
10…枚葉装置 14…写真感光材料 16…吸着手段 18…吸着盤 20…ホルダ 34…動力伝達機構 36…パルスモータ 38…回転軸 40…駆動プーリ 42…軸部 44…外周部 46…弾性体 48…エンドレスベルト 50…プーリ 56…エンドレスベルト 70…動力伝達機構 72…溝付駆動プーリ 74…軸部 76…溝付外周部 78…弾性体 90、90a…溝付駆動プーリ 92、92a…軸部 94、94a…溝付外周面 96、96a…弾性体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主動側および/または従動側の回転軸に同
    軸的に固着され、その外周部で回転力を伝達する回転部
    材を備え、 前記回転部材は、前記回転軸と前記外周部との間に介装
    されて該主動側の回転軸の振動を吸収乃至減衰するため
    の弾性体を備えることを特徴とする動力伝達機構。
  2. 【請求項2】請求項1記載の動力伝達機構において、前
    記回転部材は、前記回転軸が挿入される軸部を備え、 前記軸部と前記外周部との間に前記弾性体が配設される
    ことを特徴とする動力伝達機構。
JP7695193A 1993-04-02 1993-04-02 動力伝達機構 Pending JPH06294453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7695193A JPH06294453A (ja) 1993-04-02 1993-04-02 動力伝達機構

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JP7695193A JPH06294453A (ja) 1993-04-02 1993-04-02 動力伝達機構

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JPH06294453A true JPH06294453A (ja) 1994-10-21

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ID=13620087

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7695193A Pending JPH06294453A (ja) 1993-04-02 1993-04-02 動力伝達機構

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JP (1) JPH06294453A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5881342A (en) * 1997-03-27 1999-03-09 Konica Corporation Rotational body driving apparatus and an image forming apparatus in use therewith

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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