JP2000085206A - 防振装置および防振方法 - Google Patents

防振装置および防振方法

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JP2000085206A
JP2000085206A JP10259519A JP25951998A JP2000085206A JP 2000085206 A JP2000085206 A JP 2000085206A JP 10259519 A JP10259519 A JP 10259519A JP 25951998 A JP25951998 A JP 25951998A JP 2000085206 A JP2000085206 A JP 2000085206A
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flywheel
rotation
amplitude
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Hitoki Okuno
仁樹 奥野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置に備わる回転体の速度変動の原
因となる振動成分の振幅を減衰させて回転速度の変動を
最小限に抑えられる防振装置を提供すること。 【解決手段】 支軸12の延設部にフライホイール16
および弾性体31と回転慣性体32とから構成された動
吸振器30を設けた。これにより、支軸12(感光体ド
ラム11)の回転がフライホイール16へ伝達された
後、さらに弾性体31を介して回転慣性体32へと伝達
される。このとき、動吸振器30によりフライホイール
16から伝達された振動成分、すなわちフライホイール
16では減衰できない共振周波数における振動成分の振
幅が減衰される。従って、感光体ドラム11に速度変動
を生じさせる振動成分の振幅が周波数全域にわたり減衰
されるから、感光体ドラム11の回転速度の変動が最小
限に抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタ等に用いられる画像形成装置に備わる防
振装置に関する。さらに詳細には、画像形成装置の回転
体(例えば感光体ドラム等)の速度変動を抑制すること
ができる防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の複写機やプリンタ等に用
いられる画像形成装置には、画像を担持する感光体ドラ
ムをはじめとして、原稿や記録紙を搬送するためのベル
トを駆動する駆動ローラ等の回転体が備わっている。こ
れらの回転体、特に感光体ドラムに回転速度の変動が生
じると、入出力画像に対してピッチムラと呼ばれる縞模
様の画像ノイズが発生する原因となり、出力画像の品質
が低下してしまう。
【0003】そこで、感光体ドラム等の回転速度の変動
を少なくするために、次のような防振装置が用いられて
いる。例えば特開平4−120582号公報に開示され
ているものでは、動吸振器を感光体ドラムと同軸に取り
付けることにより、感光体ドラムの回転方向における振
動成分を抑制するようなっている。また、特開昭63−
177190号公報に開示されているように、感光体ド
ラムの支軸にフライホイールを取り付けて、感光体ドラ
ムの振動、振幅を低減させるようにしているものもあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た防振装置においては、以下の問題点があった。すなわ
ち前者の場合には、動吸振器が特定の周波数に対しての
み防振効果があるために、その特定の周波数からずれた
振動成分に対しては、何ら防振効果がないという問題が
あった。また、回転速度の変動の原因となる振動成分が
複数あると、その振動成分と同じ数だけの動吸振器を取
り付けなければならず、構成が複雑化するという問題も
あった。
【0005】一方後者の場合には、このような問題もな
く、フライホイールの作用により、周波数全域にわたっ
て振動成分の振幅は小さく抑えられるが、フライホイー
ルの慣性と駆動伝達系のばね剛性で決まる共振周波数に
おいては、逆に速度変動が大きくなるという問題があっ
た。
【0006】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、画像形成装置に備わる回
転体の速度変動の原因となる振動成分の振幅を減衰させ
て回転速度の変動を最小限に抑えられる防振装置を提供
することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明に係る防振装置によれば、回転軸と、前記回転
軸に固定された第1の回転体と、前記回転軸と同軸に回
転可能に設けられた第2の回転体と、前記第1の回転体
と前記第2の回転体とにより狭持された弾性体とを有す
る。
【0008】この防振装置では、回転軸が回転すること
により第1の回転体も一緒に回転する。これにより、第
1の回転体の慣性により回転軸の速度変動の原因となる
振動成分の振幅が減衰されるが、第1の回転体の慣性と
駆動伝達系のばね剛性で決まる共振周波数においては、
逆に振動が大きくなる。しかし、本防振装置において
は、第1の回転体が回転すると、第1の回転体と第2の
回転体とにより狭持された弾性体を介して第2の回転体
が回転させられる。すなわち、弾性体を介して回転軸の
回転が第2の回転体へと伝達される。そして、弾性体お
よび第2の回転体で構成される動吸振器が共振周波数に
おける振動成分の振幅を減衰するように調整されている
ことにより、共振周波数における振動成分の振幅が減衰
されるので速度変動が抑制される。従って、周波数全域
における振動成分を減衰させるから回転速度の変動が最
小限に抑えられる。
【0009】また、第2の回転体は回転軸に対して回転
可能に保持されているから、その質量を大きくしても、
回転軸が傾いたりしてばたつくようなことがない。この
ため、第1の回転体の慣性に対し十分に対抗することが
できる慣性を第2の回転体に持たせることが可能とな
る。
【0010】さらに、本発明に係る防振装置において、
前記第1の回転体と第2の回転体との接触面における摩
擦力を増加させる摩擦力増加手段を有することが望まし
い。
【0011】このような防振装置では摩擦力増加手段に
より、弾性体と第1の回転体および第2の回転体との接
触面における摩擦力が増加している。このため、弾性体
と第1の回転体および第2の回転体とを接着剤等により
接着しなくても、接触面におけるすべりは確実に防止さ
れる。これにより、接着剤が不要となりコスト面で有利
になる。なお、摩擦力増加手段としては、例えば弾性体
が圧縮された状態で第2の回転体とに挟持されるように
第1の回転体と第2の回転体とを保持する保持部材を設
けたり、弾性体、第1の回転体、第2の回転体のうち少
なくとも1つの接触面を粗面とすること等が挙げられ
る。なお粗面とは、表面仕上げが粗い(凹凸が大きい)
面ということを意味する。
【0012】また、本発明に係る防振方法によれば、回
転軸に回転変動を生じさせる振動成分の振幅を減衰させ
る防振方法において、前記回転軸の回転を前記回転軸に
固定された第1の回転体に伝達し、前記第1の回転体の
回転を、前記第1の回転体と前記回転軸を中心として回
転可能な第2の回転体とにより狭持された弾性体を介し
て、前記第2の回転体に伝達し、前記弾性体により前記
振動成分の振幅を減衰させる。
【0013】このような防振方法では、まず回転軸の回
転が第1の回転体に伝達される。さらに、第1の回転体
の回転が弾性体を介して第2の回転体に伝達される。こ
のため、第1の回転体の慣性により、周波数全域にわた
って回転変動を生じさせる振動成分の振幅が小さくなる
が、第1の回転体の慣性と駆動伝達系のばね剛性で決ま
る共振周波数においては、逆に速度変動が大きくなる。
しかし、本防振方法では弾性体および第2の回転体によ
り、このような共振周波数における振動成分が減衰され
るため、速度変動が小さく抑えられる。従って、周波数
全域にわたって回転変動を生じさせる振動成分の振幅が
減衰されるので、回転速度の変動が最小限に抑えられ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防振装置を具体化
した実施の形態について図面に基づいて詳細に説明す
る。本実施の形態は、感光体ドラムの回転変動を抑制す
る防振装置である。
【0015】まず、第1の実施の形態について説明す
る。この防振装置は、図1に示すように、支軸12と、
フライホイール16と、弾性体31と回転慣性体32と
から構成された動吸振器30等とを有している。そし
て、支軸12は感光体ドラム11と一体的に回転可能に
固定されている。この支軸12は感光体ドラム11の両
側に位置する側板13を貫通して固定された軸受14に
より支持され、感光体ドラム11は回転可能になってい
る。また、この支軸12は、図1において右側の側板1
3を貫いて延びており、この支軸12の延設部に、これ
と一体的に回転可能に従動歯車15、フライホイール1
6および動吸振器30が設けられている。フライホイー
ル16は、支軸12に固定された取付部材10にネジ止
めされている。そして、このネジ穴35に対応する回転
慣性体32の位置には、フライホイール16の固定用ネ
ジを脱着するために貫通穴34が設けられている。これ
により、回転慣性体32の径とフライホイール16の径
をほぼ同じにしても、フライホイール16を取付部材1
0から簡単に脱着できるようになっている。
【0016】一方、側板13とは別の側板17にはモー
タ18が固定されており、その出力軸には駆動歯車19
が固定されている。そして、駆動歯車19と従動歯車1
5との間に、この両歯車にかみ合う中間歯車20,21
を介在させ、各歯車および支軸12を介してモータ18
により、フライホイール16および動吸振器30ととも
に感光体ドラム11を回転させるようになっている。
【0017】動吸振器30は、図2に示すように弾性体
31と回転慣性体32とを有し、弾性体31によりフラ
イホイール16と回転慣性体32とが連結されている。
この弾性体31は、フライホイール16と回転慣性体3
2とに挟まれて固定されたリング状のものである。また
回転慣性体32は、支軸12に固定された摺動部材33
に保持されるとともに支軸12を中心として回転可能に
取り付けられた、厚さがその半径に対して十分薄く、フ
ライホイール16と相似の円盤形状のものである。そし
て、支軸12と保持部材33とは一体的に回転するが、
保持部材33と回転慣性体32とには、すべりが生じる
ようになっている。また、フライホイール16と回転慣
性体32とは弾性体31により連結されているが、完全
に締結されているわけではないので、これらは常に同じ
回転速度で回転せずに、フライホイール16の回転変動
が生じた場合には、回転慣性体32がその変動を減少さ
せるようになっている。
【0018】このように構成された防振装置の動作につ
いて説明する。モータ18を駆動させると駆動歯車1
9、中間歯車20,21、および従動歯車15を介して
支軸12および感光体ドラム11が回転駆動させられ
る。また、フライホイール16は取付部材10を介して
支軸12に固定されているから、フライホイール16も
回転駆動させられる。このとき、支軸12に固定された
保持部材33も回転するが、この保持部材33の回転に
よっては回転慣性体32は回転駆動させられない。保持
部材33は回転慣性体32を摺動可能に保持しているか
らである。そして、フライホイール16が回転すると、
弾性体31を介して感光体ドラム11の回転が回転慣性
体32に伝達されて回転慣性体32が回転駆動させられ
る。
【0019】ここで、感光体ドラム11の駆動系による
変調周波数に対する伝達率を調べたので、その結果を図
3に示す。図3中の実線が動吸振器30がある場合を示
し、破線が動吸振器30がない場合を示している。図3
から、動吸振器30により共振周波数における伝達率が
低く抑えられていることがわかる。
【0020】このように、弾性体31と回転慣性体31
とから構成された動吸振器30により、フライホイール
16から伝達された振動成分、すなわちフライホイール
16では減衰できない共振周波数における振動成分の振
幅が減衰される。従って、感光体ドラム11に速度変動
を生じさせる振動成分の振幅が周波数全域にわたり減衰
されるから、感光体ドラム11の回転速度の変動が最小
限に抑えられる。
【0021】以上、詳細に説明したように第1の実施の
形態に係る防振装置によれば、フライホイール16によ
り、共振周波数を除く周波数全域において速度変動を生
じさせる振動成分の振幅が減衰される。さらに、フライ
ホイール16と同軸上に取り付けた動吸振器30によ
り、フライホイール16の慣性と駆動伝達系のばね剛性
で決定される共振周波数域における振動成分の振幅が減
衰される。従って、周波数全域において感光体ドラム1
1の回転変動が最小限に抑えられる。
【0022】次に、第2の実施の形態について説明す
る。第2の実施の形態に係る防振装置も感光体ドラムの
防振装置であるが、図4に示すように、フライホイル1
16に凹部41を設け、この凹部41内に弾性体131
を配設したものである。その他の構成については、第1
の実施の形態に係る防振装置と基本的に同じである。
【0023】この防振装置でも、モータ18を駆動させ
ると駆動歯車19、中間歯車20,21、および従動歯
車15を介して支軸12および感光体ドラム11が回転
駆動させられる。また、フライホイール116は取付部
材110を介して支軸12に固定されているから、フラ
イホイール116も回転駆動させられる。このとき、支
軸12に固定された保持部材133も回転するが、この
保持部材133の回転によっては回転慣性体132は回
転駆動させられない。保持部材133は回転慣性体13
2を摺動可能に保持しているからである。そして、フラ
イホイール116が回転すると、弾性体131を介して
感光体ドラム11の回転が回転慣性体132に伝達され
て回転慣性体132が回転駆動させられる。このとき、
弾性体131によりフライホイール116から伝達され
た振動成分、すなわちフライホイール116では減衰で
きない共振周波数における振動成分の振幅が減衰され
る。従って、感光体ドラム11に速度変動を生じさせる
振動成分の振幅が周波数全域にわたり減衰されるから、
感光体ドラム11の回転速度の変動が最小限に抑えられ
る。
【0024】また、弾性体131がフライホイール11
6の凹部41に埋没しているから、支軸12の延設部に
おける軸方向への奥行きスペースが確保される。これに
より、搭載性に優れた防振装置になっている。
【0025】以上、詳細に説明したように第2の実施の
形態に係る防振装置によれば、フライホイール116に
より、共振周波数を除く周波数全域において速度変動を
生じさせる振動成分の振幅が減衰される。さらに、フラ
イホイール116と同軸上に取り付けた動吸振器130
により、フライホイール116の慣性と駆動伝達系のば
ね剛性で決定される共振周波数域における振動成分の振
幅が減衰される。従って、周波数全域において感光体ド
ラム11の回転変動が最小限に抑えられる。さらに、フ
ライホイール116に凹部41を設け、この凹部41内
に弾性体131を配設したことにより、動吸振器130
の一部がフライホイール116の埋没する。これによ
り、支軸12の延設部のスペースが確保されるため、搭
載性の優れた防振装置となっている。
【0026】最後に、第3の実施の形態について説明す
る。第3の実施の形態に係る防振装置も感光体ドラムの
防振装置であるが、図5に示すように、弾性体231を
圧縮した状態でフライホイール216と回転慣性体23
2との間に、摺動部材233によって挟持したものであ
る。その他の構成については、第1の実施の形態に係る
防振装置と基本的に同じである。なお、図5では摺動部
材233は回転慣性体232の内周側に設けられている
が、図6に示すように摺動部材233aを外周側に設け
ることも可能である。
【0027】この防振装置でも、モータ18を駆動させ
ると駆動歯車19、中間歯車20,21、および従動歯
車15を介して支軸12および感光体ドラム11が回転
駆動させられる。また、フライホイール216は取付部
材210を介して支軸12に固定されているから、フラ
イホイール216も回転駆動させられる。このとき、フ
ライホイール216に固定された保持部材233も回転
するが、この保持部材233の回転によっては回転慣性
体232は回転駆動させられない。保持部材233は回
転慣性体232を摺動可能に保持しているからである。
そして、フライホイール216が回転すると、弾性体2
31を介して感光体ドラム11の回転が回転慣性体23
2に伝達されて回転慣性体232が回転駆動させられ
る。このとき、弾性体231によりフライホイール21
6から伝達された振動成分、すなわちフライホイール2
16では減衰できない共振周波数における振動成分の振
幅が減衰される。従って、感光体ドラム11に速度変動
を生じさせる振動成分の振幅が周波数全域にわたり減衰
されるから、感光体ドラム11の回転速度の変動が最小
限に抑えられる。
【0028】また、弾性体231がフライホイール21
6と回転慣性体232との間に圧接されているから、弾
性体231の接触面における摩擦力が増大している。こ
のため、弾性体231をフライホイール216および回
転慣性体232に接着剤を用いて接着しなくても、各接
触面におけるすべりは確実に防止される。なお、弾性体
231を圧接する代わりに、または圧接しつつ、弾性体
231とフライホイル216または回転慣性体232と
の接触面を粗面としても同様にすべりを防止することが
できる。また、弾性体231とフライホイル216また
は回転慣性体232とを接着剤を用いて接着してもよ
い。
【0029】以上、詳細に説明したように第3の実施の
形態に係る防振装置によれば、フライホイール216に
より、共振周波数を除く周波数全域において速度変動を
生じさせる振動成分の振幅が減衰される。さらに、フラ
イホイール216と同軸上に取り付けた動吸振器230
により、フライホイール216の慣性と駆動伝達系のば
ね剛性で決定される共振周波数域における振動成分の振
幅が減衰される。従って、周波数全域において振動成分
の振幅が減衰されるため、感光体ドラム11の回転変動
が最小限に抑えられる。さらに、弾性体231が圧接さ
れていることにより、フライホイール216および回転
慣性体231との接触面積が広くなるため、接着剤を用
いなくても接触面におけるすべりが確実に防止される。
これにより、接着剤が不要となりコスト面で優れた防振
装置となっている。
【0030】以上本発明の実施の形態について説明した
が、上記実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何
ら限定するものではない。従って本発明は当然に、その
要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であ
る。例えば、上記実施の形態においては、感光体ドラム
の防振装置を例示したが、これに限られるわけではな
く、例えば転写ドラムや各種ローラ等のような回転体に
も本発明を適用することが可能である。また、上記実施
の形態の説明中に挙げた部材についての形状等は単なる
例示であり、これらに限られないことは言うまでもな
い。
【0031】
【発明の効果】以上、説明した通り本発明の防振装置に
よれば、画像形成装置に備わる回転体の速度変動の原因
となる振動成分の振幅が減衰されるため、回転体の回転
速度の変動が最小限に抑えられる。これにより、入出力
画像に対してピッチムラと呼ばれる縞模様の画像ノイズ
の発生が抑制され、出力画像の品質の低下が防止され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る防振装置の概略構成を
示した図である。
【図2】図1の防振装置における動吸振器の概略構成を
示した図である。
【図3】図2の防振装置を用いた感光体ドラムの駆動系
による伝達率を表した図である。
【図4】第2の実施の形態に係る防振装置の概略構成を
示した図である。
【図5】第3の実施の形態に係る防振装置の概略構成を
示した図である。
【図6】第3の実施の形態に係る防振装置の変形例を示
した図である。
【符号の説明】
11 感光体ドラム 12 支軸 16,116,216 フライホイール 30,130,230 動吸振器 31,131,231 弾性体 32,132,232 回転慣性体 41 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、 前記回転軸に固定された第1の回転体と、 前記回転軸と同軸に回転可能に設けられた第2の回転体
    と、 前記第1の回転体と前記第2の回転体とにより狭持され
    た弾性体と、 を有することを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する防振装置において、 前記弾性体と前記第1の回転体および第2の回転体との
    接触面における摩擦力を増加させる摩擦力増加手段を有
    することを特徴とする防振装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する防振装置において、 前記摩擦力増加手段は、前記弾性体が圧縮された状態で
    前記第1の回転体と前記第2の回転体とに挟持されるよ
    うに前記第2の回転体を保持する保持部材であることを
    特徴とする防振装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載する防振装置において、 前記摩擦力増加手段は、前記接触面を粗面とすることを
    特徴とする防振装置。
  5. 【請求項5】 回転軸に回転速度の変動を生じさせる振
    動成分の振幅を減衰させる防振方法において、 前記回転軸の回転を前記回転軸に固定された第1の回転
    体に伝達し、 前記第1の回転体の回転を、前記第1の回転体と前記回
    転軸を中心として回転可能な第2の回転体とにより狭持
    された弾性体を介して、前記第2の回転体に伝達し、 前記弾性体により前記振動成分の振幅を減衰させること
    を特徴とする防振方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011242472A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Ricoh Co Ltd 像担持体駆動装置及び画像形成装置
JP2015057627A (ja) * 2013-08-15 2015-03-26 株式会社リコー 駆動装置、及び画像形成装置
CN110736156A (zh) * 2019-09-30 2020-01-31 青岛海尔空调器有限总公司 空调室外机

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