JPH0455296Y2 - - Google Patents

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JPH0455296Y2
JPH0455296Y2 JP1990003691U JP369190U JPH0455296Y2 JP H0455296 Y2 JPH0455296 Y2 JP H0455296Y2 JP 1990003691 U JP1990003691 U JP 1990003691U JP 369190 U JP369190 U JP 369190U JP H0455296 Y2 JPH0455296 Y2 JP H0455296Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カメラの自動合焦用レンズ鏡筒の駆
動源ユニツトの取付け装置に関するものである。
従来、この種のレンズ鏡筒において、焦点整合
用レンズを駆動する駆動源としてのモータ及びこ
のモーターの回転を撮影レンズに伝達する為のギ
ヤトレインを有するものがある。このようなレン
ズ鏡筒では、ギヤトレインを構成する歯車等の材
質に減衰率の高い材料を使用する方法で歯車の噛
み合いから生ずる騒音の発生を低減していた。
しかしながら、モーターの振動や、モーターの
回転を減速する歯車の歯同士の衝突によるギヤト
レインの2次的な励振等により、レンズ鏡筒の固
定部やケーシングが共振して騒音を発生する事が
あり、上述したような材料を採用するだけでは騒
音の低減化において十分な成果が得られなかつ
た。そこで、この振動伝達を十分抑制する為にモ
ーターやギヤトレインを各々振動絶縁部材を介し
て固定部へ設置することが考えられる。
しかしながら、モーターやギヤのそれぞれに振
動絶縁部材を設けたのでは、その構成要素の多さ
から構成が非常に複雑となつてしまつたり、レン
ズ鏡筒が大型化してしまう等の問題が生じてく
る。また、従来のようにゴム等で出来た板状の振
動絶縁部材を、単にモータやギヤトレインとレン
ズ鏡筒の固定部との間に挿入する構造では、振動
部の振動が取付け用ねじを介して該固定部に伝達
されてしまい、十分な騒音、防振対策にはならな
い。
本考案は、これらの欠点を解決し、励振源とな
りうる動力伝達機構(ギヤトレイン)とモータと
を単一の駆動源ユニツトに構成することにより、
振動絶縁の対象となる系を単一化し、そして、こ
のユニツトの支持板とレンズ鏡筒の固定部とを、
形状に工夫が成された段付ねじ及び振動絶縁部材
で固定支持し、簡単な構成で騒音、振動を十分抑
制できる駆動源ユニツトの取付け装置を提供する
ことを目的とする。
以下本考案の実施例を添付図面に基づいて詳述
する。第1図から第3図は、本考案の一実施例で
ある。この実施例は、焦点整合用レンズを駆動す
るモータと動力伝達機構であるギヤトレインとを
有する自動合焦用レンズ鏡筒である。第1図は、
自動合焦用レンズ鏡筒の斜視図である。第2図
は、ギヤトレインユニツトと内筒の位置関係を示
す分解斜視図である。第3図は、ギヤトレインユ
ニツトを内筒へ固定する固定部の断面図を示す。
第1図に示すケーシング1は、第1の内筒5と第
2の内筒6とに固定されている。手動用距離環2
は、ケーシング1に回転可能に設けられている。
絞り環3は、ケーシング1の後端に設置されてい
る。撮影レンズ群4は、ケーシング1の内側に設
置されている。第2図に示す第1の内筒5は、ケ
ーシング1内に設置され、フランジ部5a,5e
と円筒部5dと凸部5b、凸部5c(不図示であ
るが、円筒部5dに凸部5bと対称な位置に形成
されている)と切りかき部5fを有している。第
2の内筒6は、ケーシング1内に設置され、凹部
6aと切りかき部6bを有していて、切りかき部
5fと切りかき部6bが円筒形の穴を形成するよ
うに第1の内筒5のフランジ部5aと凹部6aが
嵌合する。第1図に示すモータ7はギヤトレイン
を駆動する様に、基板17に不図示の固定部材で
固定されている。歯車8はモータ7の出力軸の先
端に固着されている。2段平歯車10の大歯車1
0a、小歯車10bは、軸9に回転自由に軸支さ
れ、基板17と基板18との間に設置されてい
る。2段平歯車12の大歯車12a、小歯車12
bは、軸11に回転自由に軸支され、基板17と
基板18との間に設置されている。歯車14は、
軸13に回転自由に軸支され、基板17と基板1
8との間に設置されている。クラツチ機構14a
は、歯車14と出力歯車15との間に設置されて
いる。出力歯車15は、軸13に回転自由に軸支
され、内歯車16とかみ合つている。レンズ駆動
用歯車(内歯車)16は、撮影レンズ群4の中の
焦点整合用レンズを駆動するようになつていて、
ケーシング1内の所定の位置に配置されている。
出力歯車15と内歯車16とのモジユールは、他
の平歯車のモジユールより大きく形成され歯末の
たけが高くなつている。上述した基板17,1
8、軸9,11,13、モータ7、歯車8,1
0,12,14,15によりギヤトレインユニツ
トが構成されている。ギヤトレインユニツトは、
基板17と基板18との間に上述の如く軸9,1
1,13を有していて、これがギヤトレインユニ
ツトの骨格を構成している。第2図に示す如くギ
ヤトレインユニツトの基板17は、段付ねじ23
のねじ軸部23a(ねじが切られていない円柱部)
の直径より十分大きく形成されているバカ穴17
aを有している。第1の規制手段は、段付ねじ2
3とバカ穴17aとによつて構成されている。ギ
ヤトレインユニツトの左右両端には、アングル部
材19,26が各々ビス20,28で固定されて
いる。
第3図に第2図の一対のアングル部材19,2
6周辺の部材の拡大図を示す。尚、第3図の()
内は他方のアングル部材周辺の部材の符号を示し
ている。アングル部材19,26にビス20,2
8が通る穴は、穴17aと同様にバカ穴19b,
26bで第2図X方向に伸びた長孔に形成されて
いる。第3図に示す段付ねじ21は、ねじ軸部2
1aとねじ部21bを有し、その境界では段状と
なつている。段付ねじ21と同様に段付ねじ29
も構成されている。位置調節手段は、バカ穴19
b,26bとビス20,28とで構成されてい
る。振動絶縁部材22は、円柱状をしていて円周
にそつてリング状の溝22aが切られて円柱軸方
向に穴22bがあけられている。この振動絶縁部
材は、シリコンゴム等から成つている。
第3図から明らかなように、段付ねじ21のね
じ軸部21aの軸方向の長さは、振動絶縁部材2
2の自由状態における軸方向の長さに比べ、短く
形成されている。従つて、段付ねじ21によつて
振動絶縁部材22が締められると、振動絶縁部材
22は圧縮され、アングル部材19を振動絶縁し
ながら支持することになる。
アングル部材19は、穴部19aとバカ穴19
bとを有していて、その穴部19aの内径は振動
絶縁部材22の溝22aの外径とほぼ等しく、バ
カ穴19bはビス20の外径より十分大きく形成
されている。同様に、段付ねじ29とアングル部
材26と振動絶縁部材27は、前述の段付ねじ2
1とアングル部材19と振動絶縁部材22の同じ
構造をしている。振動絶縁手段は、振動絶縁部材
22,27で構成されている。第2図に示す段付
ねじ21,29は、振動絶縁部材22,27の穴
を通して第1の内筒5の凸部5b,5c(不図示)
にねじ込まれギヤトレインユニツトを弾性的に支
持している。
第1の規制手段である段付ねじ23は、上述の
如くねじ軸部23aを有しており、段付ねじ23
は、バカ穴17aの上面に緩衝部材24と下面に
緩衝部材25とを介して基板17のバカ穴17a
を通つて第1の内筒5のフランジ部5eに螺合し
ている。軸13の上方にある段付ピン30は、基
板18に植設されピン部30aを有している。緩
衝部材31は、ピン部30aによつて軸支され、
第1の内筒5の切りかき部5fと第2の内筒6の
切りかき部6bとで形成している円筒形の穴にす
きまばめ状態ではめ込まれている。第2の規制手
段は、円筒形の穴5f,6bと段付ピン30とピ
ン部30aと緩衝部材31とによつて構成されて
いる。
本実施例において支持手段は、振動絶縁手段と
支持部材と第1の規制手段と第2の規制手段と位
置調節手段等で構成されている。
以下、本実施例の自動合焦用レンズ鏡筒の動作
を説明する。第1図では、手動用距離環2は、不
図示の手動操作部材により、ギヤトレイン内のク
ラツチ機構14aを作動させて焦点整合を自動操
作から手動操作に切り換えた際に、手動操作によ
る焦点整合を可能にするものである。このクラツ
チ機構は、手動操作時において手動用距離環2の
回動力を受けて回転ギヤトレイン中の不図示の歯
車の回転を出力歯車15に伝達するもので手動用
距離環2を、至近や無限遠の機械的制限を越えて
回動させようとした時にこのクラツチが滑りを生
じギヤトレインを保護するものである。不図示の
手動操作部材により出力歯車15と不図示の歯車
との連結を解除し、出力歯車15と歯車14とを
連結することにより自動操作に切り換わる。
ここでは、焦点整合を自動操作で行なう時の動
作を説明する。第1図において不図示の回路の出
力により、モータ7はその出力軸7aとそれに固
定された歯車8を所定の方向に回転させる。この
歯車8の回転は、軸9に回転自由に軸支されてい
る2段平歯車10の大歯車10aに伝達され、そ
の回転は小歯車10bを介して、軸11に回転自
由に軸支されている2段平歯車12の大歯車12
aに伝達され、その回転は小歯車12bを介し
て、軸13に回転自由に軸支されている歯車14
に伝達される。このように歯車を組み合わすこと
により、モータの回転速度を減速させて適当な速
度で伝達している。軸13回りに回転する歯車1
4はクラツチ機構14aに連結して出力歯車15
にモータ7からの動力が伝達され内歯車16を回
転させて、不図示のピン、カム機構によつて撮影
レンズ群4中の焦点整合用レンズを光軸方向に合
焦位置まで駆動させる。
尚ギヤトレインユニツトは、段付ねじ21,2
9と振動絶縁部材22,27とによつて第1の内
筒5に弾性的に支持されているためユニツト全体
を動かすような力が加わつたとき、振動絶縁部材
が弾性変形して出力歯車15と内歯車16の各ピ
ツチ円の相対的位置関係(光軸方向や光軸と垂直
方向の)が、ずれるおそれがある。しかしこのよ
うな事が起こつても第1の規制手段である段付ね
じ23とバカ穴17aとが緩衝部材24,25を
介して当接することで光軸方向の動きを規制し、
第2の規制手段である緩衝部材31が内筒5,6
の5f,6bで形成している円柱形の穴の壁面に
当接することによつて光軸と垂直方向の動きを規
制するので、上述の両歯車の係合がはずれないよ
うになつている。また、両歯車のモジユールを大
きくすることによつて歯車の係合が一層はずれな
いようになつている。
本実施例では以上2つの安全対策がなされてい
る。このモジユールの値は、少なくとも軸間距離
が固定されている歯車8,10,12,14のモ
ジユールよりは大きくなつている。上述のギヤト
レインとモータ7とをユニツト化(ギヤトレイン
ユニツト)したことにより振動絶縁の対象となる
系を単一化することが可能となる。そのため、こ
の1つのユニツトから鏡筒への振動の伝達を抑制
すれば簡単な構成でユニツト全体の振動、騒音を
抑えることができる。
この時のギヤトレインユニツトの支持手段につ
いて詳述する。ギヤトレインユニツトを第1の内
筒5の凸部5b、凸部5c(不図示)に段付ねじ
21,29で振動絶縁部材22,27を介して取
り付ける。また、第1の内筒5の切りかき部5f
と第2の内筒6の切かき部6bとで形成されてい
る円筒形の穴にギヤトレインユニツトの基板18
の上に設置された第2の規制手段である緩衝部材
31がはめ込まれる。モータの振動やギヤトレイ
ンの歯車同士の衝突等によつておこる振動は、ギ
ヤトレインユニツトが振動絶縁部材22,27を
介して支持部材21,29により内筒5,6に支
持されているため絶縁される。そのうえ内筒5,
6は、内部に撮影レンズ群4を有して内側から束
縛を受けている状態にあるからギヤトレインユニ
ツトを支持する部分を5a,5eのフランジ部に
避け、円筒部5d中の凸部5b,5c(不図示)
に選定している。
そのため、ギヤトレインユニツトからの振動は
振動絶縁部材を介して内筒に伝わるので、内筒の
共振による騒音の発生を防止している。また、ギ
ヤトレインユニツトを第1の内筒5、第2の内筒
6に直接固定したり、ケーシング1に接触させた
りすると、振動源であるギヤトレインユニツトの
振動成分のうち、第1の内筒5、第2の内筒6、
ケーシング1等の固有振動数及びその付近の成分
が、内筒5,6やケーシング1等を共振さて騒音
を発生させる。そこで本実施例では上述の様にギ
ヤトレインユニツトを周囲の共振しやすい部材に
接触しないように設け、このユニツトを第1と第
2の内筒5,6に振動絶縁部材を介在させて支持
することにより、モータや各ゴヤにそれぞれ振動
絶縁部材を設けるよりも簡単な構成でモータ及び
ギヤトレイン全体の振動絶縁を行なうことができ
る。
本レンズ鏡筒では、自動操作時に内設された焦
点整合用レンズがモータ7により駆動されて、至
近や無限の位置に到達した時、その位置で非合焦
の時は、焦点整合用レンズの駆動方向を反転させ
るための反転装置が設けられている。しかし、こ
の反転装置が故障した時には、焦点整合用レンズ
は機械的に制限する部材に衝突して停止するが、
モータはなお駆動を続けようとする。
したがつてこの時出力歯車15には、モータの
回転を減速した大トルクが発生し、ギヤトレイン
ユニツト全体をレンズ鏡筒に対して大きく変位さ
せようとし、出力歯車15と内歯車16のかみ合
いをはずす方向に変位する。また、手動操作時に
距離環を回動させて至近もしくは無限遠の機械的
制限位置に到達し、なおもこの制限を越える方向
に距離環を回動させたときクラツチ機構を介して
ギヤトレインユニツトに大きな負荷が加わる。そ
のようなクラツチ機構の故障によつてもユニツト
が大きく変位しようとする。さらに、外部の衝撃
によつても同様にユニツトが変位しようとする。
上述したような変位を第1の規制手段と第2の規
制手段とによつて規制し、正常に作動するように
している。
次に第1の規制手段と第2の規制手段とについ
て詳述する。
第2の規制手段は、上述の様な故障等によつて
光軸方向に対して垂直な方向にギヤトレインユニ
ツトが異常な力を受けた時、緩衝部材31が内筒
5,6の5f,6bで形成された円筒形の穴に押
圧されるが、緩衝部材31は弾性力があるので自
分自身が変形して衝撃力を吸収し、ギヤトレイン
ユニツトの大きな変位を阻止するとともに衝撃を
伝えないよう防止する。すなわち、第2の規制手
段である緩衝部材31は、前述したような力、特
に、光軸方向に垂直な力が加わつた時にギヤトレ
インユニツトの大きな変位に対し有効に働く。
尚、通常の作動状態で円筒形の穴に緩衝部材31
が接触している時にも、ギヤトレインユニツトの
振動は緩衝部材31があることによつて防止され
ている。
次に、第1の規制手段について述べる。第1の
規制手段は、前述した故障等や鏡筒を誤つて壁等
にぶつけたり、床に落としたりして、光軸方向に
ギヤトレインユニツトが異常な力を受けた時、緩
衝部材24,25を介して基板17が段付ねじ2
3やフランジ部5eに直接当接するのを阻止する
とともにギヤトレインユニツトを光軸方向にある
程度以上変位させぬよう規制している。また、段
付ねじ23は、ねじ軸部23aと基板17のバカ
穴17aが正常な作動状態において、互いに接触
することがないからギヤトレインユニツトの振動
が伝わることはない。そして、段付ねじ23は、
緩衝部材24,25の間に基板17をはさんだ形
で第1の内筒5のフランジ部5eにねじ込まれて
おり、他の段付ねじ21,29のように円筒部5
dに振動絶縁部材22,27を適当に押圧するよ
うねじ込まれているのとは違い、段付ねじ23
は、ギヤトレインユニツト基板17に緩衝部材2
4,25を押圧しないようにねじ込まれている。
よつて、第1の規制手段である段付ねじ23は、
前述したような力のうち特に、光軸方向の力が加
わつた時に、ギヤトレインユニツトの大きな変位
を規制し、緩衝部材24,25は通常ユニツトか
ら鏡筒へ振動を伝達することがない。
本実施例ではギヤトレインユニツトを第1の内
筒5にアングル部材19,26を介し段付ねじ2
1,29で取り付けた時、ギヤトレインユニツト
の出力歯車15と内歯車(レンズ駆動用歯車)1
6とが正常にかみ合うようギヤトレインユニツト
の位置を設置できるように上述の如くアングル部
材19,26が位置調節手段であるバカ穴19
b,26bを有しており、そのバカ穴19b,2
6bを通してビス20,28でギヤトレインユニ
ツトを適当な位置に設置することができる。
この実施例の自動合焦用レンズ鏡筒において
は、振動絶縁部材22,27と支持部材21,2
9によつてギヤトレインユニツトを内筒に支持す
る様に構成して振動を絶縁することにより騒音の
発生を防止し、また、第1の規制手段・段付ねじ
23と第2の規制手段・緩衝部材31を設けるこ
とによつて異常な力を受けた時、ギヤトレインユ
ニツトの大きな変位を防止し、歯車のかみ合いが
はずれぬよう防止して、正常な作動状態ではギヤ
トレインユニツトの出力歯車とレンズ駆動用歯車
とが正常にかみ合うように、位置調節手段でもつ
てギヤトレインユニツトの位置を決めることがで
きる。
以上の説明から明らかなように本考案によれば
振動源になりうる多くの要素をユニツト化し、そ
のユニツトをレンズ鏡筒の固定部に固定するに際
し、ユニツトと鏡筒との間に振動絶縁部材を介在
させ支持することにより振動を抑制し、振動によ
る騒音の発生を低減させることができる。しか
も、この振動絶縁部材と段付ねじとの形状を本件
考案の如く工夫したので、ユニツトがユニツトの
支持板の厚さ方向に振動した場合にも振動絶縁部
材の絶縁本体部により防振でき、またユニツトが
ユニツトの支持板の面方向に振動した場合にも振
動絶縁部材のフランジ部により防振でき、極めて
高い騒音、振動抑制効果が得られる。そして、ユ
ニツト内の個々の要素に振動絶縁部材を設けるこ
とがないので、極めて簡単な構成でユニツト全体
な振動伝達を阻止でき、ユニツトを小型化でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本考案の実施例を示し、第
1図は、自動合焦用レンズ鏡筒の斜視図、第2図
は、ギヤトレインユニツトと内筒との分解斜視
図、第3図は、アングル部材と振動絶縁部材の部
分断面図である。 主要部分の符号の説明、{7……駆動源、8,
9,10,11,12,13,14,15……動
力伝達機構、17,18……基板、15……出力
歯車}ギヤトレインユニツト、{22,27……
振動絶縁部材(振動絶縁手段)、21,29……
支持部材、17a,23……第1の規制手段、5
fと6b,30,30a,31……第2の規制手
段、19b,20,26b,28……位置調節手
段}支持手段、16……レンズ駆動用歯車(内歯
車)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 焦点整合用レンズと、鏡筒内の所定位置に回転
    可能に設けられ前記焦点整合用レンズを駆動する
    レンズ駆動用歯車と、駆動源からの動力を前記レ
    ンズ駆動用歯車に伝達する複数のギヤを有する動
    力伝達機構とを備える自動合焦用レンズ鏡筒にお
    いて、 前記駆動源と前記動力伝達機構とを保持して成
    る単一の駆動源ユニツトと、 前記ユニツトの支持板の穴部に配置される振動
    絶縁部材と、該振動絶縁部材の中空部を通して該
    レンズ鏡筒の固定部に該支持板を締めつける段付
    ねじとを備え、該振動絶縁部材と該段付ねじとに
    より前記ユニツトを前記レンズ鏡筒内の所定の位
    置に固定支持する支持手段とを設け、 前記支持手段の前記段付ねじは、ねじの形成さ
    れていない軸部とその先端にねじの形成されたね
    じ部とから構成され、該軸部と該ねじ部との境界
    が段状となるように該軸部が該ねじ部の外径より
    太い柱形状に形成され、 また、前記支持手段の前記振動絶縁部材は、絶
    縁本体部と該絶縁本体部の両端部に径方向に突出
    したフランジが形成された一対のフランジ部とか
    ら構成され、該絶縁本体部とフランジ部とを貫通
    する前記中空部の長さが前記軸部の軸方向の長さ
    より長くなるように形成され、 前記振動絶縁部材は、前記段付ねじと前記ユニ
    ツト基板の穴部との間に介在して、前記ユニツト
    の振動が前記段付ねじを介して前記レンズ鏡筒に
    直接伝達されることを防止することを特徴とする
    自動合焦用レンズ鏡筒の駆動源ユニツトの取付け
    装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5126771U (ja) * 1974-08-20 1976-02-27
JPS5336692U (ja) * 1976-09-06 1978-03-31

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