JPH0629406Y2 - トランクリッド開閉装置 - Google Patents

トランクリッド開閉装置

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JPH0629406Y2
JPH0629406Y2 JP8579588U JP8579588U JPH0629406Y2 JP H0629406 Y2 JPH0629406 Y2 JP H0629406Y2 JP 8579588 U JP8579588 U JP 8579588U JP 8579588 U JP8579588 U JP 8579588U JP H0629406 Y2 JPH0629406 Y2 JP H0629406Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は例えばバス等の車両の車体側部に形成された
トランクルームの側面開口部を閉塞するリッドを開閉操
作するトランクリッド開閉装置に関する。
(従来の技術) 一般に、例えばバス等の車両には車体の下側部に荷物を
収容するトランクルームが形成されている。このトラン
クルームの側面開口部はリッドによって開閉可能に閉塞
されている。
ところで、この種のトランクリッドは従来から手動操作
によって開閉操作されるようになっている。そのため、
トランクリッドの開閉操作時には例えば乗員等が必ず車
体外部のトランクの設置位置でその作業を行なう必要が
あった。また、トランクルームの側面開口部の面積が大
きい場合にはトランクリッドの重量が大きくなるので、
トランクリッドの開閉作業が面倒なものとなる問題があ
った。
さらに、車体側にはトランクリッドの閉塞時にこのトラ
ンクリッドを車体側に係脱可能に係止させるロック機構
が設けられている。このロック機構は例えば開放されて
いるトランクリッドを閉塞させる場合にトランクリッド
が閉塞位置まで移動する動作にともないトランクリッド
が閉塞位置まで移動した時点で自動的にこのトランクリ
ッドを車体側にロックさせるようになっている。この場
合、トランクルームの側面開口部の周縁部位にはトラン
クリッドの閉塞時にこのトランクリッドに圧接させるウ
エザーストリップが装着されているので、トランクリッ
ドの閉塞操作を行なう際にウエザーストリップがトラン
クリッドを車体側にロックさせるロック動作の反力とし
て作用する問題があり、トランクリッドのロック動作を
円滑に行なうことができなくなるおそれがあった。
(考案が解決しようとする課題) バス等の車両の車体側部に形成されたトランクルームの
リッドは従来から手動操作によって開閉操作されるよう
になっていたので、トランクリッドの開閉操作時には例
えば乗員等が必ず車体外部のトランクの設置位置でその
作業を行なう必要があるとともに、重量が大きいトラン
クリッドの場合にはトランクリッドの開閉作業が面倒な
ものとなる問題があった。さらに、トランクルームの側
面開口部の周縁部位にはトランクリッドの閉塞時にこの
トランクリッドに圧接されるウエザーストリップが装着
されているので、トランクリッドの閉塞操作を行なう際
にウエザーストリップがトランクリッドを車体側にロッ
クさせるロック動作の反力として作用する問題があり、
トランクリッドのロック動作を円滑に行なうことができ
なくなるおそれがあった。
この考案は上記事情に着目してなされたもので、トラン
クリッドの開閉操作を容易化することができるととも
に、トランクリッドのロック動作を円滑に行なうことが
できるトランクリッド開閉装置を提供することを目的と
するものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この考案は車体内に形成されたトランクルームの側面開
口部を閉塞するリッドを開閉操作するアクチュエータを
設け、このアクチュエータと作動流体の供給源との間の
作動流体の流路を前記リッドの開放用回路と前記リッド
の閉塞用回路とに切換え操作する流路切換え弁を設ける
とともに、リッドの閉塞用回路内に介設させ、前記リッ
ドの閉塞動作を速度を低減する減圧機構、この減圧機構
に並列に接続させた迂回用のバイパス回路、このバイパ
ス回路と前記減圧機構とを切換え操作する閉塞用回路切
換え弁および前記リッドの閉塞時に前記リッドを閉塞位
置で係脱可能に係止するロック機構をそれぞれ設け、前
記リッドの閉塞操作時における前記リッドが閉塞位置の
近傍位置まで移動した状態を検出させて前記リッドの閉
塞操作時に前記リッドが閉塞位置の近傍位置まで移動す
る前は前記リッドの閉塞用回路内の作動流体を前記減圧
機構側に導き、前記リッドが閉塞位置の近傍位置まで移
動した状態の検出時点で前記閉塞用回路切換え弁を切換
え操作して前記リッドの閉塞用回路内の作動流体を前記
バイパス回路側に導くようにしたものである。
(作用) 流路切換え弁の切換え動作にともないリッドを自動的に
開閉操作させることにより、リッドの開閉操作を容易化
するとともに、リッドの閉塞操作時にリッドが閉塞位置
の近傍位置まで移動する前はリッドの閉塞用回路内の作
動流体を減圧機構側に導き、リッドが閉塞位置の近傍位
置まで移動した状態の検出時点で閉塞用回路切換え弁を
切換え操作してリッドの閉塞用回路内の作動流体をバイ
パス回路側に導くことにより、リッドの閉塞直前でリッ
ドの閉塞動作速度を上昇させ、リッドのロック動作を円
滑に行なわせるようにしたものである。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は第2図および第3図に示すようにバス等の車両
の車体1の下側部に形成されたトランクルーム2の側面
開口部を閉塞するリッド3を開閉操作するトランクリッ
ド開閉装置の要部の概略構成を示すものである。この場
合、トランクリッド3の両側部には平行リンクを形成す
る上,下一対の支持アーム4,5の各一端が回動自在に
装着されている。これらの支持アーム4,5の各他端は
車体1側の支持ブラケット6,7等に回動自在に装着さ
れている。そして、トランクリッド3の開閉操作時には
各支持アーム4,5をそれぞれ車体1側の枢支点O
を中心に上,下方向に回動させることにより、トラ
ンクリッド3を上,下方向に移動操作するスイング形の
トランクリッド3の支持装置が形成されている。
また、8a,8bはトランクリッド3を開閉操作する一
対のエアシリンダ(アクチュエータ)である。これらの
エアシリンダ8a,8bはトランクルーム2の両側部に
それぞれ配設されている。この場合、エアシリンダ8
a,8bの基端部はトランクルーム2の背面側上部の固
定部に固定された支持ブラケット9に回動自在に支持さ
れている。さらに、各エアシリンダ8a,8bの先端部
側はトランクルーム2の側面開口部側に向けて延設され
ている。そして、各エアシリンダ8a,8bの先端部側
から突出されるピストンロッド10a,10b(第6図
に示す)の突出端部がトランクリッド3の左,右の上側
支持アーム4,4がそれぞれ回動自在に連結されてい
る。
また、トランクリッド3の外面側の板面下部には第4図
に示すように手動操作用の取手11が設けられている。
さらに、このトランクリッド3には閉塞時にこのリッド
3を閉塞位置で係脱可能に係止するロック機構12が設
けられている。このロック機構12には第5図に示すよ
うに回動軸13に回動自在に支持された回動部材14が
設けられている。この回動部材14には3本のアーム1
5a,15b,15cが突設されており、これらの各ア
ーム15a,15b,15cには操作ロッド16a,1
6b,16cの各一端が連結されている。これらの操作
ロッド16a,16b,16cの各他端には車体1側に
固定されたストライカ17…に係脱可能に係止されるフ
ックがそれぞれ連結されている。また、この回動部材1
4はリターンスプリング18によって常に各フックをス
トライカ17…に係止させる方向に付勢されている。さ
らに、この回動部材14には適宜の連結部材を介してロ
ック解除用のロック解除エアシリンダ(ロック解除アク
チュエータ)19のピストンロッド20が連結されてい
る。そして、このロック解除エアシリンダ19のピスト
ンロッド20の突出動作にともない回動部材14がリタ
ーンスプリング18の付勢方向と反対方向に回動操作さ
れ、ロック機構12の各フックがストライカ17…との
係止解除方向に移動操作されるようになっている。
一方、第6図はトランクリッド3を開閉操作するエアシ
リンダ8a,8bの制御用エア回路を示すものである。
第6図中で、21はエアタンク(作動流体供給源)であ
る。このエアタンク21には図示しない圧縮機が連結さ
れており、この圧縮機から圧縮空気が供給されている。
また、22はエアタンク21とエアシリンダ8a,8b
との間のエア流路を切換え操作する流路切換え弁であ
る。
この流路切換え弁22には第1,第2,第3,第4,第
5の各ポート22a,22b,22c,22d,22e
がそれぞれ設けられている。そして、エアタンク21に
はエアフィルタ23、非常時用の排気弁24等を介して
流路切換え弁22の第1のポート22aが連結されてい
る。さらに、流路切換え弁22の第2のポート22bに
はリッド3の開放時のスピード調整用のスピードコント
ローラ25、第3のポート22cには排気管26がそれ
ぞれ連結されている。
また、第4のポート22dにはリッド3の閉塞動作速度
を低減する減圧用のレギュレータ(減圧機構)27およ
び閉塞用回路切換え弁28を順次介して各エアシリンダ
8a,8bの基端部側がそれぞれ連結されている。この
場合、閉塞用回路切換え弁28にはレギュレータ27迂
回用のバイパス回路29の一端が連結されている。この
バイパス回路29の他端はレギュレータ27と第4のポ
ート22dとの間に連結されている。
さらに、第5のポート22eにはロック解除用流路切換
え弁30およびリッド3の閉塞時のスピード調整用のス
ピードコントローラ31を順次介して各エアシリンダ8
a,8bの先端部側がそれぞれ連結されている。この場
合、フック解除用流路切換え弁30と第5のポート22
eとの間にはバイパス回路32の一端が連結されてい
る。このバイパス回路32の他端は休車時のロック解除
防止用流路切換え弁33とスピードコントローラ31A
を順次介してロック解除エアシリンダ19の基端部側に
連結されている。
また、流路切換え弁22は非通電状態、A通電状態、B
通電状態にそれぞれ切換えられるようになっている。そ
して、非通電状態では第7図(a)に示すように第1の
ポート22aと第4,第5の各ポート22d,22eと
の間を連結させた状態、B通電状態では同図(b)に示
すように第1のポート22aと第5のポート22eとの
間および第2のポート22bと第4のポート22dとの
間を連結させた状態、A通電状態では同図(c)に示す
ように第1のポート22aと第4のポート22dとの間
および第3のポート22cと第5のポート22eとの間
を連結させた状態にそれぞれ切換えられるようになって
おり、B通電状態で第12図に示すリッド3の開放用回
路、A通電状態で第13図および第14図に示すリッド3の
閉塞用回路がそれぞれ形成されるようになっている。
さらに、第8図(a)は閉塞用回路切換え弁28の非通
電状態、同図(b)は閉塞用回路切換え弁28の通電状
態、第9図(a)はロック解除防止用流路切換え弁33
の非通電状態、同図(b)はロック解除防止用流路切換
え弁33の通電状態、第10図(a)はロック解除用流路
切換え弁30の非通電状態、同図(b)はロック解除用
流路切換え弁30の通電状態の流路をそれぞれ示すもの
である。
なお、トランクルーム2の内部には側壁面における側面
開口部の近傍部位に光検出器34を備えた安全装置が配
設されている。この光検出器34はトランクルーム2内
の対向壁面間に離間対向配置された発光器34aと受光
器34bとによって形成されており、トランクリッド3
の閉塞動作中に発光器34aと受光器34bとの間の光
が遮断された場合には流路切換え弁22がA通電状態か
らB通電状態に直ちに切換えられてリッド3の閉塞動作
が中止されるようになっている。
また、ロック解除エアシリンダ19には第1のストロー
クスイッチ35が取付けられている。この第1のストロ
ークスイッチ35はロック解除エアシリンダ19内にエ
アタンク21側からエアが供給された際にこのエアシリ
ンダ19のピストンロッド20が所定ストローク移動し
てリッド3のロック機構12をロック解除させた時点で
オン操作されるように設定されている。
さらに、一方のエアシリンダ8aには第2のストローク
スイッチ36,他方のエアシリンダ8bには第3のスト
ロークスイッチ37がそれぞれ取付けられている。この
場合、第2のストロークスイッチ36はリッド3の閉塞
操作時にエアタンク21側からエアシリンダ8a内にリ
ッド3の閉塞用回路を介してエアが供給された際にこの
エアシリンダ8aのピストンロッド10aが所定ストロ
ーク移動した時点でオン操作されるように設定されお
り、この第2のストロークスイッチ36の動作に応じて
閉塞用回路切換え弁28の切換え動作を制御させるよう
にしてている。また、第3のストロークスイッチ37は
リッド3の閉塞操作時にエアタンク21側からエアシリ
ンダ8b内にリッド3の閉塞用回路を介してエアが供給
された際にこのエアシリンダ8bのピストンロッド10
bが所定ストローク移動した時点でオン操作されるよう
に設定されおり、この第3のストロークスイッチ37の
動作に応じて光検出器34の電源遮断動作を制御させる
ようにしている。
さらに、車室内の運転席38の周囲にはトランクリッド
3,3の開閉スイッチ39,39が設けられており、こ
の開閉スイッチ39,39の操作にともないトランクリ
ッド3,3が自動的に開閉されるようになっている。な
お、開閉スイッチ39,39の近傍にはトランクリッド
3,3の手動スイッチが設けられている。この手動スイ
ッチは通常時(手動操作時以外)はオン状態で保持され
ており、トランクリッド3,3を手動操作する場合には
オフ操作されるようになっている。
次に、上記構成の作用について説明する。
まず、トランクリッド3が閉塞されている状態で開閉ス
イッチ39をオン操作した場合には最初にロック解除用
流路切換え弁30およびロック解除防止用流路切換え弁
33が通電状態に切換え操作され、流路切換え弁22お
よび閉塞用回路切換え弁28はそれぞれ非通電状態で保
持される。そのため、この状態では第11図に示すように
エアタンク21側から供給されるエアが各エアシリンダ
8a,8bの先端側のポートから各エアシリンダ8a,
8bの内部にそれぞれ導入され、トランクリッド3の閉
塞方向にエアが供給される。さらに、トランクリッド3
の閉塞方向にエアが供給されると同時にロック解除エア
シリンダ19にもエアが供給されるので、このロック解
除エアシリンダ19のピストンロッド20の突出動作に
ともない回動部材14がリターンスプリング18の付勢
方向と反対方向に回動操作され、ロック機構12の各フ
ックがストライカ17…との係止解除方向に移動操作さ
れてロック機構12のロックが解除される。
また、ロック機構12のロック解除にともないロック解
除エアシリンダ19の第1のストロークスイッチ35が
オン操作される。そして、この第1のストロークスイッ
チ35のオン動作にともない第11図の状態から流路切換
え弁22がB通電状態、ロック解除用流路切換え弁30
が非通電状態にそれぞれ切換え操作されるので、この状
態では第12図に示すリッド3の開放用回路が形成され
る。そのため、この場合にはエアタンク21側から供給
されるエアが各エアシリンダ8a,8bの基端側のポー
トから各エアシリンダ8a,8bの内部にそれぞれ導入
され、トランクリッド3の開放方向にエアが供給される
ので、エアシリンダ8a,8bによってトランクリッド
3が第1図中に仮想線で示すように自動的に開放操作さ
れる。
さらに、トランクリッド3が開放されている状態で開閉
スイッチ39をオフ操作した場合にはまず第12図の状態
から流路切換え弁22がA通電状態、閉塞用回路切換え
弁28が通電状態、ロック解除防止用流路切換え弁33
が非通電状態にそれぞれ切換え操作されるので、この状
態では第13図に示すリッド3の閉塞用回路が形成され
る。そのため、この場合にはエアタンク21側から供給
されるエアが各エアシリンダ8a,8bの先端側のポー
トから各エアシリンダ8a,8bの内部にそれぞれ導入
され、トランクリッド3の閉塞方向にエアが供給され
る。この場合、エアタンク21側から各エアシリンダ8
a,8bの先端側のポートに供給されるエア供給通路内
には減圧用のレギュレータ27が介設されているので、
このレギュレータ27によってエアの供給速度が抑制さ
れ、リッド3の閉塞動作速度が低減されて比較的緩やか
にリッド3が閉動作される。
なお、リッド3の閉動作中、トランクルーム2の側面開
口部の近傍に対向配置された光検出器34の発光器34
aと受光器34bとの間の光が遮断された場合には流路
切換え弁22がA通電状態からB通電状態に直ちに切換
えられてリッド3の閉塞動作が中止されるようになって
いる。
また、リッド3の閉動作中、エアシリンダ8bのピスト
ンロッド10bが所定ストローク移動した時点で第3の
ストロークスイッチ37がオン操作され、この第3のス
トロークスイッチ37のオン動作に応じて光検出器34
の電源が遮断される。
さらに、リッド3の閉動作中、エアシリンダ8aのピス
トンロッド10aが所定ストローク移動した時点で第2
のストロークスイッチ36がオン操作される。そして、
この第2のストロークスイッチ36のオン動作時には第
13図の状態から閉塞用回路切換え弁28が非通電状態に
切換え操作される。そのため、この状態では第14図に示
すようにエアタンク21側から各エアシリンダ8a,8
bの先端側のポートに供給されるエア供給通路内のレギ
ュレータ27をバイパス回路29を介して迂回させた状
態でエアが各エアシリンダ8a,8bの先端側のポート
に供給されるので、リッド3の閉塞直前でリッド3の閉
動作速度が上がるようになっている。そして、リッド3
が閉塞位置に達すると同時にリッド3のロック機構12
の各フックがストライカ17…に係止されてこのロック
機構12によってリッド3が閉塞位置でロックされる。
一方、トランクリッド3,3の手動スイッチがオフ操作
された場合には流路切換え弁22、閉塞用回路切換え弁
28、ロック解除防止用流路切換え弁33、ロック解除
用流路切換え弁30がそれぞれ非通電状態に切換え操作
される。そのため、この場合には第15図に示す手動用回
路が形成されるので、エアタンク21側から供給される
エアが各エアシリンダ8a,8bの各ピストンの両側に
それぞれ導入される状態で保持される。
また、非常時には排気弁24を手動操作させる。この場
合には第16図に示す非常時用回路が形成されるので、各
エアシリンダ8a,8b内のエアが排気弁24を介して
外部側に排気される状態で保持される。
そこで、上記構成のものにあっては流路切換え弁22の
切換え動作にともないトランクリッド3を自動的に開閉
操作させるようにしたので、手動操作によってリッド3
を開閉操作する場合に比べてリッド3の開閉動作を容易
化することができる。
また、リッド3の閉塞操作時にリッド3が閉塞位置の近
傍位置まで移動する前はリッド3の閉塞用回路内のエア
を減圧用のレギュレータ27側に導き、このレギュレー
タ27を介して各エアシリンダ8a,8bの先端側のポ
ートにエアを供給させるようにしたので、このレギュレ
ータ27によってエアの供給速度を抑制させることがで
きる。そのため、リッド3の閉塞動作速度を低減させて
比較的緩やかにリッド3を閉動作させることができるの
で、リッド3の閉塞動作時の安全性を高めることができ
る。さらに、リッド3の閉動作中、エアシリンダ8aの
ピストンロッド10aが所定ストローク移動した時点で
第2のストロークスイッチ36がオン操作され、この第
2のストロークスイッチ36のオン動作時にはエアタン
ク21側から各エアシリンダ8a,8bの先端側のポー
トに供給されるエア供給通路内のレギュレータ27をバ
イパス回路29を介して迂回させた状態でエアを各エア
シリンダ8a,8bの先端側のポートに供給させるよう
にしたので、リッド3の閉塞直前でリッド3の閉動作速
度を上げることができる。そのため、ロック機構12の
ロック時におけるトランクリッド3のウエザーストリッ
プの反力の作用を低減させることができるので、リッド
3が閉塞位置に達すると同時にリッド3のロック機構1
2の各フックを確実にストライカ17…に係止させるこ
とができ、リッド3のロック動作を円滑に行わせること
ができる。
なお、この考案は上記実施例に限定されるものではな
い。例えば、上記実施例ではリッド3の閉動作中、第3
のストロークスイッチ37がオン操作したのち、第2の
ストロークスイッチ36がオン操作される構成のものを
示したが、リッド3の閉動作中に第2のストロークスイ
ッチ36を第3のストロークスイッチ37よりも先にオ
ン操作させてもよい。また、上記実施例ではエアシリン
ダ8a,8bの制御回路の作動流体としてエアを使用し
たエア回路の場合について示したが、油圧回路によって
構成してもよい。さらに、その他この考案の要旨を逸脱
しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
[考案の効果] この考案によれば車体内に形成されたトランクルームの
側面開口部を閉塞するリッドを開閉操作するアクチュエ
ータを設け、このアクチュエータと作動流体の供給源と
の間の作動流体の流路を前記リッドの開放用回路と前記
リッドの閉塞用回路とに切換え操作する流路切換え弁を
設けるとともに、リッドの閉塞用回路内に介設され、前
記リッドの閉塞動作を速度を低減する減圧機構、この減
圧機構に並列に接続させた迂回用のバイパス回路、この
バイパス回路と前記減圧機構とを切換え操作する閉塞用
回路切換え弁および前記リッドの閉塞時に前記リッドを
閉塞位置で係脱可能に係止するロック機構をそれぞれ設
け、前記リッドの閉塞操作時における前記リッドが閉塞
位置の近傍位置まで移動した状態を検出させて前記リッ
ドの閉塞操作時に前記リッドが閉塞位置の近傍位置まで
移動する前は前記リッドの閉塞用回路内の作動流体を前
記減圧機構側に導き、前記リッドが閉塞位置の近傍位置
まで移動した状態の検出時点で前記閉塞用回路切換え弁
を切換え操作して前記リッドの閉塞用回路内の作動流体
を前記バイパス回路側に導くようにしたので、トランク
リッドの開閉操作を容易化することができるとともに、
トランクリッドのロック動作を円滑に行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図はトラ
ンクリッド開閉装置の要部の概略構成を示す側面図、第
2図はバスの外観を示す斜視図、第3図はトランクリッ
ドの装着状態を示す要部の概略構成図、第4図はトラン
クリッドのロック機構を示す概略構成図、第5図はロッ
ク機構の要部構成を示す正面図、第6図はトランクリッ
ドの開閉用エアシリンダの制御用エア回路を示す概略構
成図、第7図(a)は流路切換え弁の非通電状態の流
路、同図(b)は流路切換え弁のB通電状態の流路、同
図(c)は流路切換え弁のA通電状態の流路をそれぞれ
示す概略構成図、第8図(a)は閉塞用回路切換え弁の
非通電状態の流路、同図(b)は閉塞用回路切換え弁の
通電状態の流路をそれぞれ示す概略構成図、第9図
(a)はロック解除防止用流路切換え弁の非通電状態の
流路、同図(b)はロック解除防止用流路切換え弁の通
電状態の流路をそれぞれ示す概略構成図、第10図(a)
はロック解除用流路切換え弁の非通電状態の流路、同図
(b)はロック解除用流路切換え弁の通電状態の流路を
それぞれ示す概略構成図、第11図はロック解除動作時の
エア流路を示す概略構成図、第12図はトランクリッドの
開放動作時のエア流路を示す概略構成図、第13図はトラ
ンクリッドの閉塞動作時のエア流路を示す概略構成図、
第14図はトランクリッドの閉塞動作の終了直前のエア流
路を示す概略構成図、第15図はトランクリッドの手動操
作時のエア流路を示す概略構成図、第16図は非常時のエ
ア流路を示す概略構成図である。 1……車体、2……トランクルーム、3……トランクリ
ッド、8a,8b……エアシリンダ(アクチュエー
タ)、12……ロック機構、19……ロック解除エアシ
リンダ(ロック解除アクチュエータ)、21……エアタ
ンク、22……流路切換え弁、27……レギュレータ
(減圧機構)、28……閉塞用回路切換え弁、29……
バイパス回路、36……第2のストロークスイッチ(リ
ッド位置検出手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体内に形成されたトランクルームの側面
    開口部を閉塞するリッドを開閉操作するアクチュエータ
    と、このアクチュエータと作動流体の供給源との間の作
    動流体の流路を前記リッドの開放用回路と前記リッドの
    閉塞用回路とに切換え操作する流路切換え弁と、前記リ
    ッドの閉塞用回路内に介設させ、前記リッドの閉塞動作
    を速度を低減する減圧機構と、この減圧機構に並列に接
    続させた迂回用のバイパス回路と、このバイパス回路と
    前記減圧機構とを切換え操作する閉塞用回路切換え弁
    と、前記リッドの閉塞時に前記リッドを閉塞位置で係脱
    可能に係止するロック機構と、前記リッドの閉塞操作時
    における前記リッドが閉塞位置の近傍位置まで移動した
    状態を検出するリッド位置検出手段と、前記リッドの閉
    塞操作時に前記リッドが閉塞位置の近傍位置まで移動す
    る前は前記リッドの閉塞用回路内の作動流体を前記減圧
    機構側に導き、前記リッドが閉塞位置の近傍位置まで移
    動した状態の検出時点で前記閉塞用回路切換え弁を切換
    え操作して前記リッドの閉塞用回路内の作動流体を前記
    バイパス回路側に導く前記リッドの閉塞動作制御手段と
    を具備したことを特徴とするトランクリッド開閉装置。
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