JPH0629357U - 回転電機のロータ - Google Patents

回転電機のロータ

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JPH0629357U
JPH0629357U JP6884992U JP6884992U JPH0629357U JP H0629357 U JPH0629357 U JP H0629357U JP 6884992 U JP6884992 U JP 6884992U JP 6884992 U JP6884992 U JP 6884992U JP H0629357 U JPH0629357 U JP H0629357U
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JP
Japan
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rotor
electric machine
magnets
tape
balance weight
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登喜雄 多胡
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Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストでバランスウエイトの飛散がなく、
しかも、容易にバランス調整することが可能な回転電機
のロータを得る。 【構成】 回転軸1の外周に複数の磁石2を円周状に固
定したロータにおいて、磁石2を固定するテープ4若し
くは樹脂の軸方向端部を磁石2よりも軸方向に突出させ
てツバ部5を形成し、ツバ部5内のロータ3端面にバラ
ンスウエイト6を固着した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、回転軸に対して複数の磁石を円周状に固定した回転電機のロータに 関する。
【0002】
【従来の技術】
複数の磁石を回転軸の周面に円周状に固定してなる回転電機のロータがある。 図3はこのような従来の回転電機のロータの例を示すもので、回転軸11の長 さ方向の中間部は大径部13となっており、この大径部13の外周面には複数枚 の磁石12が接着固定されている。各磁石12は横断面がC字状で、ロータ13 の外周面に沿って円周状に固定され、さらにその外周が接着剤含浸テープ14で 覆われ固定されている。
【0003】 また、このようなロータにおいてバランスの調節が必要な場合は、図4に示す ようにバランスウエイトとして上記大径部13の両端にバランサー板16を取付 け、どちらか一方又は両方のバランサー板16にドリル等で穴をあけることによ って、バランスの調整を可能にしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例の回転電機のロータによれば、ロータが回転したときの遠心力でバ ランサー板16が外れて飛散する恐れがあるため、バランサー板16を取付ける ときには通常の接着剤のほかに、補強接着剤を併用して固定しなければならない 。また、バランス調整は、バランサー板16にドリルで穴を形成して行うため作 業性が悪く、コスト高となってしまう。
【0005】 本考案は以上のような問題点を解決するためになされたもので、低コストでバ ランスウエイトの飛散防止を図ることができ、しかも、容易にバランス調整する ことが可能な回転電機のロータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために本考案は、回転軸の外周に複数の磁石を円 周状に固定したロータにおいて、磁石を固定するテープ若しくは樹脂の軸方向端 部を磁石よりも軸方向に突出させてツバ部を形成し、該ツバ部内のロータ端面に バランスウエイトを固着したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
テープ若しくは樹脂の軸方向端部を軸方向に突出させてツバ部を形成し、この ツバ部内でしかもロータの端面にバランスウエイトを固着すれば、バランスウエ イトはツバ部で覆われるため、ロータ回転の遠心力で飛散することもない。バラ ンスウエイトを補強するための接着は不要であるし、バランス調整のために部品 を新たに設ける必要もない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案にかかる回転電機のロータの実施例について図面を参照しながら 説明する。図1、図2において、回転軸1の長さ方向の中間部分には大径部3が 形成されている。大径部3は回転軸と一体の円柱状の部分であり、この大径部3 の外周面には複数の磁石2が円周状に取付けられている。磁石2は、横断面がC 字状で大径部3の周面に対し接着剤を使用して固定されている。また、大径部3 の周面に取付けられた磁石2は、その外周を接着剤が含浸したテープ4によって 覆われ、かつ、固定されている。
【0009】 テープ4は、軸方向の寸法が大径部3の軸方向の寸法よりも長く、テープ4の 両端部で大径部3の軸方向両端より長く突出した部分はツバ部5となっており、 このツバ部5は大径部3の端面側にテーパー状に折り曲げられている。
【0010】 ツバ部5の内側には、ロータのバランスを調整するため、適宜の重量のバラン スウエイト6が装着されている。バランスウエイト6は大径部3の端面とツバ部 5の2箇所で固定されているため保持力が強く、しかも、テープ4を大径部3の 端面側に折り曲げて形成したツバ部5によって覆われているため、ロータが回転 するときの遠心力等によって飛散することがない。
【0011】 以上のように、回転軸1の大径部3の外周に複数の磁石2を円周状に設け、接 着剤が含浸されたテープ4で上記各磁石2の外周面を覆い、しかも、大径部3の 軸方向両端部から突出したテープ4でツバ部5を形成すると共にこのツバ部5を テーパ状に折り曲げ、このツバ部5内にバランスウエイトを装着してバランスを 取るようにしたため、補強接着などの余分な構成をロータに対し付加する必要が ない。また、ツバ部5内にバランスウエイト6を装着するだけなのでバランスの 調整が容易で、しかも、ツバ部5によってバランスウエイト6の飛散も防止する ことができる。
【0012】 なお、上述した実施例において、大径部3の外周面を覆う部材として接着剤が 含浸されたテープを使用したが、これに限られたものではない。例えば、樹脂等 をテープ4の代わりに使用しても良い。効果は同じである。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、回転軸の外周に複数の磁石を円周状に固定した回転電機のロ ータにおいて、磁石を固定するテープ若しくは樹脂の軸方向端部を磁石よりも軸 方向に突出させてツバ部を形成し、ツバ部内のロータ端面にバランスウエイトを 固着したため、バランスウエイトがロータより外れて飛散することを防止するこ とができ、また、バランスウエイトを補強するための補強接着が不要となるため 、回転電機のロータの製造コストを低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる回転電機のロータの実施例を示
す断面図。
【図2】同上正面断面図。
【図3】従来の回転電機のロータの例を示す断面図。
【図4】同上回転電機のロータにバランスウエイトをつ
けた例を示す断面図。
【符号の説明】
1 回転軸 2 磁石 3 大径部 4 テープ 5 ツバ部 6 バランスウエイト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸の外周に複数の磁石を円周状に固
    定したロータにおいて、磁石を固定するテープ若しくは
    樹脂の軸方向端部を磁石よりも軸方向に突出させてツバ
    部を形成し、該ツバ部内のロータ端面にバランスウエイ
    トを固着した回転電機のロータ。
JP1992068849U 1992-09-07 1992-09-07 回転電機のロータ Expired - Lifetime JP2585494Y2 (ja)

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JPH0629357U true JPH0629357U (ja) 1994-04-15
JP2585494Y2 JP2585494Y2 (ja) 1998-11-18

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