JPH025663Y2 - - Google Patents

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JPH025663Y2
JPH025663Y2 JP4977185U JP4977185U JPH025663Y2 JP H025663 Y2 JPH025663 Y2 JP H025663Y2 JP 4977185 U JP4977185 U JP 4977185U JP 4977185 U JP4977185 U JP 4977185U JP H025663 Y2 JPH025663 Y2 JP H025663Y2
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fixture
magnet
magnets
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flat brushless
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はアキシヤルギヤツプタイプモータに代
表される扁平形ブラシレスモータに係り、特に界
磁磁石のロータへの取り付けを改良したモータに
関するものである。
〔従来技術と問題点〕
第8図は従来から扁平形ブラシレスモータに使
用されているロータ1の平面図、第9図はその断
面図である。このロータ1は中央部分に回転軸が
挿通する軸穴2が形成されたリング状のロータヨ
ーク3と、回転軸を中心にしてロータヨーク3上
に放射状に配設された略扇形状の磁石4とからな
つている。この磁石4のロータヨーク3への取り
付けは、接着剤によつて磁石4をロータヨーク3
上に貼着した後、この磁石4の周囲に硬化樹脂5
を流し込んで樹脂5内に含浸することで行われる
ものである。
かかる従来のものにおいては、磁石の位置決め
精度はモータの精度に大きく影響するため、位置
決めを行う専用の治具が必要となつている。又、
磁石を含浸固定する樹脂には、常温によつて硬化
する常温樹脂、中温で硬化する中温樹脂および高
温で硬化する高温硬化樹脂が使用されているが、
常温硬化樹脂を使用する場合には、モータの温度
上昇等により常温以上に加熱されると樹脂が物性
的に脆弱化して強度が小さくなるため、磁石を接
着剤で貼着し、常温硬化樹脂で含浸した構造では
接着剤の補償温度以上に温度上昇すると磁石がロ
ータヨークから外れたりして磁石の固定力および
位置決めの信頼性は非常に低いものとなる。一
方、高温硬化樹脂を使用した場合には、この樹脂
を成形するに際して一度、規定の高温温度まで加
熱しなければならず、この高温状態の樹脂により
磁石の温度が上昇して磁石の性能が劣化する。特
に、フエライト系磁石や希土類系磁石は温度特性
が悪く、性能の劣化が顕著となつている。さらに
希土類系磁石を使用する場合は、磁石のエネルギ
積が非常に高い為、磁石相互間の吸引力、反発力
が強力で磁石の位置決め作業が難しい。そして、
このように磁石の位置決め精度が悪いとロータの
重量バランスがとれなくなつてロータの回転の際
に回転むらを生じ、ベアリングへの荷重が不均一
となつてベアリングが早期に破壊されたり、がた
ついたりするばかりでなく、ギヤツプ精度が低下
する、という問題点がある。
〔考案の目的〕
本考案のこのような従来技術の問題点に鑑みて
なされ、磁石のロータヨークへの取り付けを精度
良く行うと共に、その位置決めも簡単に行うこと
ができる扁平形ブラシレスモータを提供すること
を目的としている。
〔考案の概要〕
上記目的を達成するため、本考案による扁平形
ブラシレスモータは、磁石の内端部を放射状に嵌
め込むと共にその内端部をロータヨーク上に押圧
する内側固定具と、磁石の外端部を嵌め込み、か
つロータヨーク上に押圧する外側固定具とを具備
し、これらの固定具により磁石をロータヨーク上
に正確に位置決め固定したことを特徴としてい
る。
〔実施例〕
以下、本考案による扁平形ブラシレスモータの
一実施例を図面により説明すると、第1図はその
縦断面図、第2図および第3図は内側固定具を示
す平面図および断面図、第4図および第5図は外
側固定具を示す平面図である。
第1図において、回転軸10がベアリング1
4,15を介して前部ブラケツト12および後部
ブラケツト13に回転可能に挿通しており、前部
ブラケツト12と後部ブラケツト13はフレーム
11によつて連結され、これらによつて形成され
る空間部内にステータおよびロータが配設されて
いる。ステータは前部ブラケツト12の下面に固
着されるステータコア16とステータコア16に
巻回される巻線17とからなつている。又、ロー
タは前記回転軸10に水平方向に取り付けられる
リング状のロータヨーク18と、このロータヨー
ク18上面に固着される複数の磁石19とからな
つており、これらが前記ステータの下方に位置し
ている。すなわち、ステータとロータとは回転軸
に対して同一の半径線上に位置しており、これに
より、アキシヤルギヤツプタイプモータが構成さ
れている。この場合、磁石19は前記回転軸10
を中心にして放射状に配されており、その内端部
が内側固定具23により位置決め固定され、外端
部が外側固定具21により固定されている。
内側固定具23は第2図に示すように回転軸1
0が挿通する小径のリング状の押え部23aと、
押え部23aから放射状に外方に突出するガイド
部23bと、押え部23aに挿入されてロータヨ
ーク18に螺合するボルト24とからなつてい
る。押え部23aは第3図に示すように、磁石1
0の内端部に形成された段部19aに上方から当
接し、これにより、磁石10の内端部をロータヨ
ーク18上に押圧するように作用し、磁石10の
内端部の固定を行うようになつている。一方、ガ
イド部23bには磁石10の内端部が挿入されて
磁石の位置決めを行うように作用するものであ
る。
前記外側固定具21は第4図に示すように、大
径のリング状の押え部21aと、押え部21aか
ら内方に突出するガイド部21bとが連設されて
おり、内側固定具23と同様な作用を行うもので
ある。すなわち、押圧は押え部21aにボルト2
2を挿通させ、このボルト22をロータヨーク1
8に螺合させることで行われ、外端部の位置決め
は押え部21aから突出するガイド部21bに外
端部を嵌め込むことで行われる。又、この外側固
定具21の押え部21aには第5図に示すよう
に、スリツトからなるバランス溝26が適宜の箇
所に形成されており、バランス溝26内にバラン
ス錘27を挿入することで重量バランスが調整さ
れるようになつており、これにより、ロータの回
転むらを少なくすることができ、又、ロータの回
転の際の偏心を軽減でき、ギヤツプ精度が向上し
ている。なお、内側固定具23および外側固定具
21は磁気回路を構成しながら、その材質は非磁
性材を使用することができる。
以上のような内側固定具23および外側固定具
21によつて位置決め固定された磁石19間の隙
間には樹脂25が充填され、磁石相互間の移動を
防止すると共に、不純物の付着を防止している。
この場合、樹脂は磁石が内側固定具23、外側固
定具21により強力に固定されているので、高温
まで耐え得る高温硬化樹脂を用いる必要はなく常
温硬化樹脂を使用することができる。従つて、樹
脂による含浸の際にロータを高温状態にする必要
がないから、磁石の性能に悪影響を与えることが
ない。
次に、以上のように構成されたロータの組み立
てについて説明する。
まず、内側固定具23にボルト24によりロー
タヨーク18に軽く締め付ける。この状態で各磁
石の内端部をガイド部23bによつて区分けされ
た部分に嵌め込み、ロータヨーク18に接着剤で
貼着する。これにより、接着剤からはずれても他
の磁石やモータの他の磁性部分と衝突して磁石が
破損することがない。次に外側固定具21のガイ
ド部21bを磁石の外端部に嵌め込み、ボルト2
2によりロータヨーク18に締め付け固定する。
そして、同時にボルト22を締め付けて内側固定
具23を固定する。さらに磁石相互間の隙間に常
温硬化樹脂25を流し込み、樹脂で含浸する。そ
の後、バランス溝26にバランス錘27を入れロ
ータの重量バランスを調整する。
第6図および第7図は本考案の別の実施例を示
す平面図および断面図である。この実施例におい
ては、内側固定具がガイド溝31aを有するリン
グ状のガイド部31と、このガイド部31上にボ
ルト34で取り付けられる押え部33とに分離さ
れて構成されている。そして、ガイド部31はそ
の周上に押え部33を連結するためのタツプ穴3
6と、ガイド部31をロータヨーク35に固定す
るボルト32を挿入するため穴とが交互に開設さ
れている。この実施例の内側固定具は、主に、磁
石が着磁されている場合にその正確な位置決めを
容易に行うためのものである。すなわち、磁石が
無着磁石の場合には、ロータヨークと磁石との間
に磁気力が作用しないから、前記実施例の内側固
定具で正確に、かつ、容易に位置決めを行うこと
ができるが、磁石が着磁されている場合にはロー
タヨークとの間に磁気力が作用して、ガイド部内
に磁石を挿入することが難しいためであり、ガイ
ド部31と押え部33とを分離し、まず、ガイド
部31に磁石を嵌め込み、次いで、押え部33を
取り付けることで磁石のガイド部内への挿入を容
易にしたものである。なお、このようにガイド部
と押え部とを分離することは外側固定具に同様に
適用することができる。
〔考案の効果〕
以上のとおり、本考案によれば、磁石の内端部
を内側固定具に、又、外端部を外側固定具によつ
て固定するようにしたから、位置決めのための特
別な治具を必要としないで磁石の位置決めを正確
にしかも容易に行うことができる。なお、その固
定も確実に行うことができるから、磁石間に注入
される樹脂を常温硬化樹脂を使用することができ
る。さらに、磁石のロータヨークへの固定が強力
に行われるからロータの高速回転が可能となり急
加速、急減速等のような衝撃的なサーボモータと
しての動作にも磁石の固定位置がずれたり、はず
れたりすることなく使用可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による扁平形ブラシレスモータ
の一実施例の縦断面図、第2図および第3図は内
側固定具の平面図および要部の断面図、第4図お
よび第5図は外側固定具の平面図および要部の拡
大平面図、第6図および第7図は内側固定具の別
例の平面図および要部の断面図、第8図および第
9図は従来例のロータの平面図および断面図であ
る。 10……回転軸、16,17……ステータ、1
8……ロータヨーク、19……磁石、21……外
側固定具、21a……押え部、21b……ガイド
部、23……内側固定具、23a,33……押え
部、23b,31……ガイド部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 回転軸10を中心に放射状に配設される複数
    の磁石19と、回転軸10に取り付けられ前記
    磁石19を支持するリング状のロータヨーク1
    8とを具備してなるロータと、このロータと同
    一半径線状に位置するように回転軸10の回り
    に固定されるステータとからなる扁平形ブラシ
    レスモータにおいて、 外周側および内周側にそれぞれ段部19aを
    形成した前記磁石19と、 この磁石19の外周側を押圧固定する外側固
    定具21と、 前記磁石19の内周側を押圧固定する内側固
    定具23と、 前記外側固定具21および内側固定具23を
    押圧する押圧手段とからなり、 前記外側固定具21および内側固定具23に
    は、それぞれ磁石19の段部19aを押圧する
    押え部21a,23aと、この押え部21a,
    23aから放射状に外方に突出するガイド部2
    1b,23bが形成され、 また、前記磁石19の相互間は前記ガイド部
    21b,23bで位置決めされ、空間部には常
    温硬化樹脂25が充填されていることを特徴と
    する扁平形ブラシレスモータ。 2 前記押圧手段が、押え部21a,23aにボ
    ルト穴を形成し、前記磁石19を、前記外側固
    定具21と内側固定具23を介してボルト2
    2,24でロータヨーク18に固着するもので
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の扁平
    形ブラシレスモータ。 3 前記外側固定具21および内側固定具23の
    ガイド部21b,23bと押え部21a,23
    aとが一体的に形成されている実用新案登録請
    求の範囲第1項または第2項記載の扁平形ブラ
    シレスモータ。 4 前記外側固定具21および内側固定具23の
    ガイド部21b,23bと押え部21a,23
    aとが分離されている実用新案登録請求の範囲
    第1項または第2項記載の扁平形ブラシレスモ
    ータ。 5 前記外側固定具21に、バランス錘27が着
    脱可能に挿入されるバランス溝26が形成され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項ないし第
    4項のいずれかの項に記載の扁平形ブラシレス
    モータ。
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JP4977185U JPH025663Y2 (ja) 1985-04-03 1985-04-03

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JPS61169469U JPS61169469U (ja) 1986-10-21
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