JPH0684761U - 永久磁石形回転子 - Google Patents

永久磁石形回転子

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JPH0684761U
JPH0684761U JP3013693U JP3013693U JPH0684761U JP H0684761 U JPH0684761 U JP H0684761U JP 3013693 U JP3013693 U JP 3013693U JP 3013693 U JP3013693 U JP 3013693U JP H0684761 U JPH0684761 U JP H0684761U
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JP
Japan
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iron core
magnet
cylindrical
permanent magnet
gap
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Application number
JP3013693U
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English (en)
Inventor
敏之 勅使川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Holdings Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円筒状又は円柱状の磁路形成用の鉄心と、鉄
心に外嵌し且つ鉄心に接着固定された鉄心の外径よりも
大きな内径を有する円筒状の磁石とを備える永久磁石形
回転子であって、鉄心と磁石との間の隙間を適正に管理
する手段を備えた永久磁石形回転子を提供する。 【構成】 円筒状又は円柱状の鉄心と、鉄心に外嵌し且
つ鉄心に接着固定された鉄心の外径よりも大きな内径を
有する円筒状の磁石とを備え、鉄心の外周面には、3箇
所以上の異なる周方向位置において、隙間調整用の突起
が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、円筒状又は円柱状の磁路形成用の鉄心と、鉄心に外嵌し且つ鉄心に 接着固定された鉄心の外径よりも大きな内径を有する円筒状の磁石とを備える永 久磁石形回転子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
DCブラシレスモータに用いられる永久磁石形回転子であって、円筒状又は円 柱状の磁路形成用の鉄心と、鉄心に外嵌し且つ鉄心に接着固定された鉄心の外径 よりも大きな内径を有する円筒状の磁石とを備える永久磁石形回転子が従来から 知られている。 上記構成の永久磁石形回転子にあっては、従来、円筒状または円柱状の鉄心に 円筒状の永久磁石を外嵌させた後、毛管現象を利用して円筒または円柱の端部か ら粘度の低い接着剤を鉄心と永久磁石との間の隙間にしみ込ませて、鉄心と磁石 とを接着していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
高速回転用のDCブラシレスモータに用いられる永久磁石形回転子にあっては 、大きな遠心力の下での鉄心と磁石との剥離を防止すべく、接着力の大きな接着 剤で鉄心と磁石とを接着する必要がある。接着力の大きな接着剤は一般に粘度が 高いので、毛管現象を利用して接着剤を鉄心と永久磁石との間の隙間にしみ込ま せるにせよ、或いは接着剤を鉄心と永久磁石との間の隙間に圧入するにせよ、鉄 心と磁石との間に接着剤を充分に行き渡らせるためには、鉄心と磁石との間の隙 間を従来の永久磁石形回転子よりも広くする必要がある。しかし、鉄心と磁石と の間の隙間を広くすると、鉄心と磁石とを組付ける際に前記隙間が適正に管理さ れていないと鉄心と磁石との間の同軸性が損なわれ、ひいてはブラシレスモータ の作動時に好ましくない動的不釣り合いが生ずる等の問題を生ずる。 本考案は上記問題に鑑みてなされたものであり、円筒状又は円柱状の磁路形成 用の鉄心と、鉄心に外嵌し且つ鉄心に接着固定された鉄心の外径よりも大きな内 径を有する円筒状の磁石とを備える永久磁石形回転子であって、鉄心と磁石との 間の隙間を適正に管理する手段を備えた永久磁石形回転子を提供することを目的 とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案においては、円筒状又は円柱状の鉄心と、 鉄心に外嵌し且つ鉄心に接着固定された鉄心の外径よりも大きな内径を有する円 筒状の磁石とを備え、鉄心の外周面には、3箇所以上の異なる周方向位置におい て、隙間調整用の突起が形成されている永久磁石形回転子を提供する。 又本考案においては、円筒状又は円柱状の鉄心と、鉄心に外嵌し且つ鉄心に接 着固定された鉄心の外径よりも大きな内径を有する円筒状の磁石とを備え、磁石 の内周面には、3箇所以上の異なる周方向位置において、隙間調整用の突起が形 成されている永久磁石形回転子を提供する。 更に本考案においては、円筒状又は円柱状の鉄心と、鉄心に外嵌し且つ鉄心に 接着固定された鉄心の外径よりも大きな内径を有する円筒状の磁石と、3箇所以 上の異なる周方向位置においてに径方向の突起部が形成された円環状の隙間調整 部材とを備え、隙間調整部材は磁石の内側で鉄心に外嵌していることを特徴とす る永久磁石形回転子を提供する。
【0005】
【作用】
本考案にあっては、鉄心の外周面又は磁石の内周面に、3箇所以上の異なる周 方向位置において形成された隙間調整用の突起により、或いは、3箇所以上の異 なる周方向位置においてに径方向の突起部が形成され磁石の内側で鉄心に外嵌し ている円環状の隙間調整部材により、鉄心と磁石とを組付ける際に、鉄心と磁石 との間の隙間が適正に管理される。
【0006】
【実施例】
本考案の第1実施例に係る永久磁石形回転子を図1乃至図3に基づいて説明す る。 図1乃至図3において、1は円環状の鉄板の積層体から成る円筒状の鉄心であ る。鉄心1の外周面には、3箇所の異なる周方向位置において、径方向の突起1 aが形成されている。同一形状の鉄板を積層することにより、図2に示すように 突起1aを鉄心1の軸方向に連続的に形成しても良く、或いは、形状の異なる2 種類の鉄板を積層することにより、図3に示すように突起1aを鉄心1の軸方向 に断続的に形成しても良い。鉄心1の外周面からの突起1aの突出量は、全ての 突起1aについて同一に設定されている。鉄心1には、鉄心1の外径よりも大き な内径を有する円筒状の永久磁石2が外嵌している。鉄心1と永久磁石2との間 の隙間には、エポキシ樹脂系の接着剤が充填されており、鉄心1と永久磁石2と は、該接着剤で接着されている。接着により一体化された鉄心1と永久磁石2と は、永久磁石形回転子を形成する。 上記構成を有する本実施例に係る永久磁石形回転子にあっては、鉄心1の外周 面に、3箇所の異なる周方向位置において形成され、且つ鉄心1の外周面からの の突出量が互いに等しい突起1aによって、鉄心1と磁石2とを組付ける際に、 鉄心1と磁石2との間の隙間が、周方向に一様に分布するように管理される。す なわち鉄心1と磁石2との間の同軸性が確保される。鉄心1と磁石2との接着の 万全性の点では、突起1aを鉄心1の軸方向に断続的に形成するのが好ましいが 、鉄心1の製作の容易性の点では、突起1aを鉄心1の軸方向に連続的に形成す るのが好ましい。尚鉄心1は円筒状であっても円柱状であっても良い。
【0007】 図4に、本考案の第2実施例を示す。本実施例においては、鉄心1は単なる円 筒状とし、円筒状の磁石2の内周面に、3箇所の異なる周方向位置において、軸 方向に連続的に延在し或いは断続的に延在する突起2aを形成し、且つ磁石2の 内周面からの突起2aの突出量を全ての突起2aについて同一に設定している。 本実施例においても、第1実施例と同様の効果が得られる。
【0008】 図5、図6に、本考案の第3実施例を示す。本実施例においては、鉄心1、磁 石2共に単なる円筒状とし、3箇所の異なる周方向位置において径方向外方に延 びる突起部3aが形成され且つ突起部3aの突出量が全ての突起部3aについて 同一に設定された円環状の隙間調整部材3を、磁石2の内側で鉄心1に外嵌させ ている。本実施例においても、第1実施例と同様の効果が得られる。
【0009】 上記実施例では、3箇所の異なる周方向位置において突起1a、2a、3aを 形成したが、突起1a、2a、3aを形成する位置は3箇所に限定されない。鉄 心1と磁石2との間の隙間を適正に管理するためには最低3箇所の異なる周方向 位置において突起1a、2a、3aを形成する必要があるが、4箇所以上の異な る周方向位置において突起1a、2a、3aを形成しても良い。
【0010】 図7、図8に、本考案の第4実施例を示す。本実施例においては、2つの円筒 状の磁石2が軸方向に重なった状態で、円筒状の鉄心1に外嵌している。重なっ た2つの円筒状の磁石2の当接部の内周面には面取り部2bが形成されており、 面取り部2bによって形成され環状の凹部に、円環状の隙間調整部材4の外縁部 が嵌合している。隙間調整部材4には、4箇所の異なる周方向位置において径方 向内方に延びる突起部4aが形成されている。突起部4aは重なった2つの磁石 2の自由端に向かって軸方向にも延びている。突起部4aの径方向突出量は全て の突起部4aについて同一に設定されている。隙間調整部材4は、重なった2つ の円筒状磁石2の各々と鉄心1との間の隙間を適正に管理している。鉄心1の外 周面には軸方向に延在する4本の溝1bが、周方向に互いに間隔を隔てて形成さ れている。溝1bは、鉄心1と磁石2との間の隙間にエポキシ樹脂系接着剤を圧 入する際の案内溝として機能する。すなわち、鉄心1と磁石2と隙間調整部材4 とを組付けた後、溝1bの一端をOリング等で閉鎖し、溝1bの他端からエポキ シ樹脂系接着剤を溝1b内に圧入する。溝1bに充満した接着剤は、溝1bから 周方向に溢れだし、鉄心1と磁石2との間の隙間に押し込まれる。溝1bの存在 により、粘度の高いエポキシ樹脂系接着剤を、鉄心1と磁石2との間の隙間に、 容易に軸方向に一様に圧入することができる。
【0011】 上記実施例では、突起1a、2a、3a、4aの径方向の突出量を全ての突起 1a、2a、3a、4aについて同一に設定して、鉄心1と磁石2との同軸性を 確保したが、上記実施例とは逆に、磁石2が鉄心1に対して偏心して組付けられ るように、各突起毎に突出量を変えても良い。係る手だてにより磁石2が鉄心1 に対して偏心して組付けられた永久磁石形回転子を、ベーンタイプコンプレッサ 、スクロール型コンプレッサ等偏心荷重をもつ回転機器を回転駆動するためのモ ータに使用することにより、前記の偏心荷重による動的不釣り合いを減少させる ことができる。
【0012】
【効果】
以上説明したごとく、本考案にあっては、鉄心の外周面又は磁石の内周面に、 3箇所以上の異なる周方向位置において形成された隙間調整用の突起により、或 いは、3箇所以上の異なる周方向位置においてに径方向の突起部が形成され磁石 の内側で鉄心に外嵌している円環状の隙間調整部材により、鉄心と磁石とを組付 ける際に、鉄心と磁石との間の隙間が適正に管理される。従って本考案によれば 、鉄心と磁石との間の隙間を拡げた場合でも、鉄心と磁石との間の同軸性が損な われる等の問題を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る永久磁石形回転子の
構成を示す平断面図である。
【図2】本考案の第1実施例に係る永久磁石形回転子の
鉄心の構成を示す斜視図である。
【図3】本考案の第1実施例に係る永久磁石形回転子の
鉄心の構成を示す斜視図である。
【図4】本考案の第2実施例に係る永久磁石形回転子の
構成を示す平断面図である。
【図5】本考案の第3実施例に係る永久磁石形回転子の
構成を示す平断面図である。
【図6】本考案の第3実施例に係る永久磁石形回転子の
隙間調整部材の構成を示す斜視図である。
【図7】本考案の第4実施例に係る永久磁石形回転子の
構成を示す縦断面図である。
【図8】図7のVIII−VIII矢視図である。
【符号の説明】
1 円筒状の鉄心 1a 突起 1b 溝 2 円筒状の永久磁石 2a 突起 2b 面取り部 3 隙間調整部材 3a 突起部 4 隙間調整部材 4a 突起部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状又は円柱状の鉄心と、鉄心に外嵌
    し且つ鉄心に接着固定された鉄心の外径よりも大きな内
    径を有する円筒状の磁石とを備え、鉄心の外周面には、
    3箇所以上の異なる周方向位置において、隙間調整用の
    突起が形成されていることを特徴とする永久磁石形回転
    子。
  2. 【請求項2】 円筒状又は円柱状の鉄心と、鉄心に外嵌
    し且つ鉄心に接着固定された鉄心の外径よりも大きな内
    径を有する円筒状の磁石とを備え、磁石の内周面には、
    3箇所以上の異なる周方向位置において、隙間調整用の
    突起が形成されていることを特徴とする永久磁石形回転
    子。
  3. 【請求項3】 円筒状又は円柱状の鉄心と、鉄心に外嵌
    し且つ鉄心に接着固定された鉄心の外径よりも大きな内
    径を有する円筒状の磁石と、3箇所以上の異なる周方向
    位置においてに径方向の突起部が形成された円環状の隙
    間調整部材とを備え、隙間調整部材は磁石の内側で鉄心
    に外嵌していることを特徴とする永久磁石形回転子。
  4. 【請求項4】 鉄心と磁石との間の同軸性を高めるよう
    に、鉄心と磁石との間の隙間が調整されていることを特
    徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の永久磁石
    形回転子。
  5. 【請求項5】 鉄心と磁石とを偏心させるように、鉄心
    と磁石との間の隙間が調整されていることを特徴とする
    請求項1乃至3の何れか1項に記載の永久磁石形回転
    子。
JP3013693U 1993-05-14 1993-05-14 永久磁石形回転子 Pending JPH0684761U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009272065A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Kurihara Kogyo:Kk Uvランプ
US10432065B2 (en) 2016-03-30 2019-10-01 Milwaukee Electric Tool Corporation Brushless motor for a power tool
JP2020171080A (ja) * 2019-04-01 2020-10-15 株式会社ミツバ ブラシレスモータ

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