JPH06292396A - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置

Info

Publication number
JPH06292396A
JPH06292396A JP11731692A JP11731692A JPH06292396A JP H06292396 A JPH06292396 A JP H06292396A JP 11731692 A JP11731692 A JP 11731692A JP 11731692 A JP11731692 A JP 11731692A JP H06292396 A JPH06292396 A JP H06292396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excitation
phase
generation circuit
excitation phase
phases
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11731692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hirakawa
博之 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP11731692A priority Critical patent/JPH06292396A/ja
Publication of JPH06292396A publication Critical patent/JPH06292396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数種類の機器をその使用対象とするような
場合であっても、回路構成を不当に煩雑化させず、使用
対象機器に適するモータ駆動を行わせることができて、
一種類のモータ駆動装置で複数種類の機器に共用させ
る。 【構成】 励磁相発生回路4を備えたモータ駆動装置で
あって、該励磁相発生回路4は、一つのパルスレート発
生回路5を共用し且つ該パルスレート発生回路5から供
給されてくるパルスレートCLK1に基づいて互いに異
なる励磁相を生成するデコーダ4a、4b・・を複数有
し、これら複数のデコーダ4a、4b・・で生成される
励磁相Q1、Q2・・のうち何れか選択された励磁相が
ドライバー2側に出力されるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置にお
ける原稿や記録紙等の紙送り用の駆動装置等としての用
途に適するモータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置にあっては、画像読取
走査に際して通常モード機能しか有しないもの、或いは
それに加えてファインモードやスーパーファインモード
等の機能を付加したもの等、製品の多様化を図るため
に、機能やグレードが異なる様々な種類のものが製作さ
れ提供されている。かかる場合、ファクシミリ装置に組
み込まれて使用されるステッピングモータに関しても、
ファクシミリ装置所望の機能を実行するために種々のタ
イプのものが要求され、例えば高級機についてはチョッ
パ駆動を行うために定電流駆動モータが要求される場合
がある。そこで、従来では、各ファクシミリ装置の機種
に応じて、それに見合う多数種類のモータ駆動装置を種
々製作して準備しておき、それらモータ駆動装置を、対
応するファクシミリ装置に個別に組み込むようにしてい
たのが実情であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、ファクシミリ装置の種類に応じてモータ駆
動装置を複数種類準備し、それを個別にファクシミリ装
置に組み込んでいたのでは、装置の製造工程が複雑とな
って生産能率が悪く、製造コストが高価となる難点があ
った。尚、これを解消する策としては、例えば複数種類
のモータ駆動装置をファクシミリ装置に組み込むことに
より、それら複数種類のモータ駆動装置のうち、ファク
シミリ装置の機能に応じたモータ駆動装置のみを作動さ
せるようにすることも考えられる。ところが、パルスレ
ート発生手段や励磁相発生回路の他、種々の回路を備え
たモータ駆動回路一式をそのまま複数種類組み合わせた
のでは、回路構成が煩雑となる他、装置全体が大型化
し、又部品コストが非常に高価になる等して、上記難点
を適切に解消するには至らない。
【0004】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、ファクシミリ装置等の複数種類の機器をその使用対
象とするような場合であっても、回路構成を不当に煩雑
化させることなく、使用対象機器に適するモータ駆動を
行わせることができて、一種類のモータ駆動装置で種類
が相違する複数機器に共用できるようにすることを、そ
の目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明に係るモータ駆動装置は、励磁相発
生回路を備えたモータ駆動装置であって、該励磁相発生
回路は、一つのパルスレート発生回路を共用し且つ該パ
ルスレート発生回路から供給されてくるパルスレートに
基づいて互いに異なる励磁相を生成するデコーダを複数
有し、これら複数のデコーダで生成される励磁相のうち
何れか選択された励磁相がドライバー側に出力されるよ
うに構成されている。
【0006】
【作用】上記構成を特徴とする本発明に係るモータ駆動
装置においては、励磁相発生回路に備えられた複数のデ
コーダによって互いに異なる励磁相を生成し、これら複
数の励磁相のうち、所望の励磁相を選択してドライバー
側に出力することができる。従って、複数のデコーダで
生成した複数の励磁相のうち、モータ駆動装置が使用さ
れる機器の仕様に応じた励磁相をドライバー側に出力さ
せることにより、所望のモータ駆動が行えることとな
り、一つのモータ駆動装置を複数種類の機器に共用する
ことができる。而して、前記励磁相発生回路は、デコー
ダは複数具備しているものの、これらデコーダは、一つ
のパルスレート発生回路を共用しているから、種類が異
なるモータ駆動回路一式どうしを組み合わせる場合に比
較すると、その回路構成に無駄がなく、その構成を簡素
にすることができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明に係るモータ駆動装置の
ハード構成の一例を示すブロック図である。同図に示す
モータ駆動装置は、例えばファクシミリ装置の原稿送り
又は記録紙の紙送りに適用されるステッピングモータ
1、このステッピングモータ1に駆動用電力を供給する
ドライバー2、このドライバー2にセレクタ3を介して
定電流及び定電圧の2相用並びに1−2相用の複数種類
の励磁相を生成して供給する励磁相発生回路4を備えて
いる。また、これら以外として、励磁相発生回路4に所
望のパルスレートを供給するパルスレート発生回路5、
タイミングパルス発生回路6、励磁相発生回路4から出
力される1−2相用の励磁相の励磁比率を変更するため
の可変励磁制御信号発生回路7、可変励磁相発生回路
8、及びデータレジスタ9等も具備している。ここで、
データレジスタ9は、ファクシミリ装置のCPU(信号
処理部)からの指令信号を受信し、上記各部に後述する
各種の制御コマンドを送信するものである。
【0008】タイミングパルス発生回路6は、データレ
ジスタ9からモータ起動指令のコマンドを受信すること
により、モータ駆動開始時期を決定するタイミングパル
スをパルスレート発生回路5に出力するものであるが、
かかるタイミングパルスの出力は、内部タイマの受信タ
イミングに基づき、モータ起動指令を受信してから予め
設定された所望の時間だけ遅延して出力できるように構
成されている。従って、ファクシミリ装置のCPUから
モータ起動指令が出力された以後、実際にステッピング
モータ1の駆動が開始される迄の遅延時間は、タイミン
グパルス発生回路6へのコマンド設定により任意に変更
することが可能である。
【0009】パルスレート発生回路5は、内部クロック
の信号を分周カウンタ5aで分周して複数種類のパルス
レート(クロック信号)を生成するものである。即ち、
この回路5は、図3(a)の内部クロック信号を分周
し、例えば同図(b)〜(f)に示すように7種類のパ
ルスレート1〜7(同図ではパルスレートの一部を省略
している)を生成する。また、この回路5は、前記7種
類のパルスレート1〜7のうち、2種類のパルスレート
をセレクタ5bから出力するが、その選択はデータレジ
スタ9からの制御コマンドによりなされ、この選択され
た2つの信号がパルスレートCLK1、CLK2として
各々出力されるように構成されている。尚、図4の
(a)、(b)に示すように、一方のパルスレートCL
K2の周期は、例えば他方のCLK1の周期の1/4と
なるように予めそのレート比率が設定されている。
【0010】励磁相発生回路4は、一つの3ビットカウ
ンタ4A、及び計三つのテーブルデコーダ4a〜4cと
を備えたものである。3ビットカウンタ4Aは、パルス
レートCLK1を0〜7までサイクリックにカウント
し、そのカウント値を3ビットのバイナリ信号R0〜R
2として出力し、各テーブルデコーダ4a〜4cはかか
るカウンタ4Aからの信号に基づいて、所定の励磁相を
生成する。即ち、図2はそのハード構成の一例を示すも
ので、3ビットカウンタ4AからのA0、A1、A2の
信号に基づき、テーブルデコーダ4aは、定電圧2相用
の励磁相Q1、Q2を、テーブルデコーダ4bは定電圧
の1−2相用の励磁相Q3の各パルスA〜Dを、テーブ
ルデコーダ4cは定電流の1−2相用の励磁相Q4の各
パルスAa〜Daを各々生成すべく構成されている。
尚、定電流2相励磁の場合には、前記Q1とQ2’(ア
ース)とでパルスを生成する。結局、これら複数のテー
ブルデコーダ4a〜4cは、一組の3ビットカウンタ4
A、パルスレート発生回路5、及びタイミングパルス発
生回路6を共用するものであるが、互いに異なる所定の
励磁相を生成すべく構成されている。
【0011】図5は、上記デコーダ4a〜4cのうち、
定電圧1−2相用のテーブルデコーダ4bから出力され
る1−2相用の励磁相Q3の各パルスA〜Dの一例を示
している。同図に示す励磁相Q3は、例えば1相励磁時
間と2相励磁時間が等しく、その励磁比率が1:1とな
っている。また、他方の定電流1−2相用の励磁相Q4
についても、その励磁比率が例えば1:1となってい
る。
【0012】可変励磁制御信号発生回路7は、1−2相
用の励磁相の励磁比率を変更するのに必要な可変励磁制
御信号を生成するためのもので、2ビットカウンタ7
a、デコーダ7b、及びセレクタ7c等から構成されて
いる。この回路7では、図4(b)に示したパルスレー
トCLK2から、同図(c)〜(e)に示す例えば三種
類の可変励磁制御信号1〜3が生成され、これら各信号
のうちデータレジスタ9からの制御コマンドで選択され
た順位の1種類の可変励磁制御信号のみがセレクタ7c
から出力されるように構成されている。尚、前記三種類
の可変励磁制御信号1〜3は、パルスレートCLK1に
比べて、そのパルスレートCLK1の周期Tの1/4の
周期分ずつ順次その遅延量が増加されたものである。
【0013】可変励磁相発生回路8は、前記可変励磁制
御信号発生回路7からの可変励磁制御信号に基づき、1
−2相用の励磁相Q3、Q4からこれらとは異なった所
望の励磁比率の定電圧又は定電流の1−2相用の励磁相
Q5を生成するもので、Dフリップフロップ回路8a、
8b、及び可変励磁組合せ回路8cを備えている。この
うち、Dフリップフロップ回路8a、8bは、テーブル
デコーダ4b、4cから出力される1−2相用の励磁相
Q3、Q4を各々D入力させて、これら各励磁相Q3、
Q4を、可変励磁制御信号発生回路7から送信されてく
る可変励磁制御信号に同期させて遅延させるものであ
る。即ち、可変励磁制御信号発生回路7から、例えば図
6(b)に示す可変励磁制御信号2が出力されるときに
は、テーブルデコーダ4bから出力される同図(a)の
1−2相用の励磁相Q3のパルスAは、Dフリップフロ
ップ回路8aによって、同図(c)に示すように遅延さ
れる。また、このような遅延処理は、励磁相Q3のパル
スAだけに限らず、他のパルスB〜Dについても同様に
なされ、更にこれと同様な遅延処理は、他方のDフリッ
プフロップ回路8bにおいて、定電流の1−2相用の励
磁相Q4についても同様になされる。従って、Dフリッ
プフロップ回路8a、8bは、励磁相Q3、Q4の各四
種類のパルスA〜D、Aa〜Daに対応するように計4
個ずつ設けられている。
【0014】一方、可変励磁組合せ回路8bは、Dフリ
ップフロップ回路8a、8bから出力される励磁相のサ
ンプリング信号と、テーブルデコーダ4b、4cから各
々出力される1−2相用の励磁相Q3、Q4との論理積
(AND)又は論理和(OR)をとった励磁相Q5を生
成するもので、これらANDとORの選択はデータレジ
スタ9からの制御コマンドにより何れか一方が実行され
るように構成されている。即ち、例えば励磁相Q3に基
づき、OR処理が選択された場合には、可変励磁組合せ
回路8cで生成される励磁相Q5の各パルスは、図6の
(e)〜(h)に示すものとなり、かかるパルスA(O
R)、B(OR)、C(OR)、D(OR)が、定電圧の1−2相用の
励磁相Q5としてセレクタ3へ入力される。かかる励磁
相Q5は、デコーダ4bで生成された1−2相の励磁比
率が1:1のパルスA〜Dの励磁相Q3が、Dフリップ
フロップ回路8aで、図4で示すT/4だけ遅延され、
この遅延されたパルスが、可変励磁組合せ回路8cで元
の基本のパルス相A〜DとOR処理されたものである。
従って、励磁相Q5のパルスA(OR)、B(OR)、C(OR)、
D(OR)の各波形は、基本とされた励磁相Q3のA〜Dと
は相違し、図7に示す励磁相A’〜D’のように、1相
よりも2相の励磁時間が長い励磁相となる。
【0015】これに対して、AND処理が選択され、可
変励磁組合せ回路8cでAND処理を行った場合には、
上記とは異なり、例えば図8で示す励磁相Q5のパルス
A’〜D’のように、2相よりも1相の励磁時間が長く
なる。そして、これが定電圧の1−2相用の励磁相Q5
としてセレクタ3に入力される。可変励磁相発生回路8
は、上記のように励磁比率が異なる励磁相の生成を、定
電流の1−2相用の励磁相Q4に関しても行えるように
構成されている。その結果、可変励磁相発生回路8で
は、結局、励磁相Q3、Q4とは励磁比率が異なる所望
の励磁比率の定電圧又は定電流の1−2相用の励磁相Q
5を生成することが可能である。本実施例では、三種類
の可変励磁制御信号1〜3のうちの何れかにより励磁相
Q3、Q4をDフリップフロップ回路8a、8bで各々
三段階ずつに遅延させることができ、またそれらについ
て可変励磁組合せ回路8cでは、励磁相Q3、Q4との
AND又はORの2通りの処理が選択できる。従って、
可変励磁相発生回路8では、定電圧の1−2相、及び定
電流の1−2相の各々について、励磁比率が互いに異な
る6種類の励磁相を生成することが可能である。
【0016】セレクタ3は、上記励磁相発生回路4で生
成される励磁相Q1〜Q4、及び可変励磁相発生回路8
で生成される励磁比率が異なる励磁相Q5のうち、デー
タレジスタ9からの制御コマンドで選択された何れか一
種類の励磁相をドライバー2側へ出力するものである。
【0017】本実施例に係るモータ駆動装置は以上の構
成からなり、次にその作用について説明する。先ず、タ
イミングパルス発生回路6から所定のタイミングパルス
を受信したパルスレート発生回路5より、設定コマンド
で選択された所望のパルスレートCLK1が励磁相発生
回路4に入力されると、このCLK1が3ビットカウン
タ4Aでカウントされ、このカウント値R0〜R2に基
づき複数のテーブルデコーダ4a〜4cは種類の異なる
励磁相を生成する。即ち、テーブルデコーダ4aでは、
定電圧、定電流の2相用の励磁相Q1、Q2が生成され
る一方で、他のテーブルデコーダ4bでは定電圧1−2
相用の励磁相Q3が、又テーブルデコーダ4cでは、定
電流1−2相用の励磁相Q4が各々生成され、セレクタ
3に入力される。従って、ファクシミリ装置に組み込み
まれるステッピングモータ1の定電圧駆動が要望される
場合には、上記励磁相Q1〜Q4のうち、(Q1,Q
2)又はQ3を選択し、これをセレクタ3からドライバ
ー2側に出力させればよい。尚、ファクシミリ装置の読
取走査が通常モード(1ステップ回転)のときには2相
用の励磁相Q1を、又ファインモード(1/2角ステッ
プ回転)のときには1−2相用の励磁相Q3を使用すれ
ばよい。
【0018】また、上記とは異なり、ステッピングモー
タ1の定電流駆動が要望される場合には、定電流の2相
用、1−2相用の励磁相(Q1,Q2’)又はQ4の何
れかを選択し、これをドライバー2側に出力させればよ
い。従って、デコーダ4a〜4cについては複数設けら
れているものの、それ以外の、タイミングパルス発生回
路6、パルスレート発生回路5、及び3ビットカウンタ
4Aについては、これら一組を共用した構造で、定電圧
と定電流のモータ駆動の双方、及びそれらにおける2相
励磁と1−2相励磁の計四種類のモータ駆動態様の何れ
にも適切に対処できることとなる。
【0019】尚、前記デコーダ4b、4cで生成される
1−2相用の励磁相Q3、Q4は、何れも1−2相の励
磁比率が1:1であるが、かかる励磁比率では、ファク
シミリ装置の機械構造如何では、そのファクシミリ装置
の機械特性と相まってステッピングモータ1及びその取
付箇所周辺に機械的振動が発生する場合がある。かかる
場合には、前記励磁相Q3、Q4に代え、可変励磁相発
生回路8で生成される励磁相Q5を、セレクタ3からド
ライバー2側へ出力させればよい。可変励磁相発生回路
8では、図7及び図8を参照して既述した通り、1相の
励磁時間と2相の励磁時間が相違する所望の励磁比率の
1−2相用の励磁相Q5を生成できるため、それらの励
磁比率の中からファクシミリの機械特性に応じた適当な
励磁比率のものを選択することにより、ステッピングモ
ータ1及びその周辺部等に機械振動を生じさせないモー
タ駆動を行わせることが可能となる。その結果、ファク
シミリ装置における画像読取走査や印字出力処理を不当
な機械的振動のない状態で行うことができ、画像の読取
走査精度或いは印字画像の画質を高めることができる。
【0020】尚、上記実施例では、固定の励磁比率の励
磁相Q3、Q4に加えて、これらとは異なる所望の励磁
比率の励磁相Q5をも生成させているが、本発明はこれ
に限定されない。必ずしも1−2相の励磁比率を変更す
るための手段を設ける必要はない。但し、励磁比率を変
更させる場合には、上記実施例のように、可変励磁相発
生回路8を二つのテーブルデコーダ4b、4cの両者に
接続して、一組の可変励磁相発生回路8と可変励磁制御
信号発生回路7で、定電圧と定電流用の双方の励磁相を
発生し得るように構成すれば、回路構成の一層の簡素化
が図れ、実用上好ましい利点が得られる。
【0021】また、上記実施例では、計三種類のテーブ
ルデコーダ4a〜4cを具備させた場合について説明し
たが、本発明ではデコーダは複数具備されていればよ
く、その具体的な数は特定されない。更に、そのデコー
ダによって生成する励磁相の具体的な種類も限定されな
い。要は、互いに異なる励磁相を発生させるデコーダで
あればよい。更に、本発明では、少なくとも一つのパル
スレート発生回路を複数のデコーダで共用した構成であ
ればよいもので、それ以外の回路を付加した場合に、そ
れらの回路を複数のデコーダで共用させるか否かは任意
に設計変更自在である。その他、本発明に係るモータ駆
動装置は、ファクシミリ装置以外の様々な機器類、例え
ば各種スキャナーやプリンター機器等にも適用できるこ
とは言うまでない。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係るモータ駆動装置によれば、複数種類のファクシ
ミリ装置等をその使用対象とするような場合であって
も、各装置で要求される機能やグレード等に対応するモ
ータ駆動の条件に応じ、複数のデコーダで生成した複数
種類の励磁相のうち、適当な励磁相を選び、これに基づ
いて所望のモータ駆動が行えることができる。その結
果、一種類のモータ駆動装置を複数種類の機器に共用す
ることができ、各機種に適合するモータ駆動装置を個別
に製造してこれをその機種に個々に組み込まなければな
らないような不便さを解消できるから、生産性の向上に
寄与する効果が得られる。更に重要な効果として、本発
明では、励磁相発生回路のデコーダは複数設けているも
のの、かかる励磁相発生回路にパルスレートを供給する
ための一つのパルスレート発生回路をそれら複数のデコ
ータで共用しているため、回路構成に無駄がなく、駆動
装置全体の構成を簡易にでき、その製造コストを安価に
できるという実益も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ駆動装置のハード構成の一
例を示すブロック図。
【図2】テーブルデコーダのハード構成の一例を示す説
明図。
【図3】内部クロックとそれに基づいて生成される種々
のパルスレートの信号を示すタイムチャート。
【図4】パルスレートの信号と可変励磁制御信号を示す
タイムチャート。
【図5】パルスレートの信号と励磁相発生回路で生成さ
れる定電圧の1−2相用の励磁相の一例を示すタイムチ
ャート。
【図6】基本となる定電圧の励磁相のパルスとこれに基
づいて可変励磁相発生回路で生成される定電圧の1−2
相用の励磁相を示すタイムチャート。
【図7】可変励磁相発生回路で生成される励磁相の一例
を示すタイムチャート。
【図8】可変励磁相発生回路で生成される励磁相の他の
例を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 2 ドライバー 3 セレクタ 4 励磁相発生回路 4A 3ビットカウンタ 4a〜4c テーブルデコーダ(デコーダ) 5 パルスレート発生回路 6 タイミングパルス発生回路 7 可変励磁制御信号発生回路 8 可変励磁相発生回路 9 データレジスタ Q1,Q2 定電圧の2相用の励磁相 Q1,Q2’定電流の2相用の励磁相 Q3 定電圧の1−2相用の励磁相 Q4 定電流の1−2相用の励磁相 Q5 定電圧又は定電流の1−2相用の励磁相 CKL1,CKL2 パルスレート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、上記とは異なり、ステッピングモー
タ1の定電流駆動が要望される場合には、定電流の2相
用の励磁相(Q1,Q2’)又は1−2相用の励磁相Q
の何れかを選択し、これをドライバー2側に出力させ
ればよい。従って、デコーダ4a〜4cについては複数
設けられているものの、それ以外の、タイミングパルス
発生回路6、パルスレート発生回路5、及び3ビットカ
ウンタ4Aについては、これら一組を共用した構造で、
定電圧と定電流のモータ駆動の双方、及びそれらにおけ
る2相励磁と1−2相励磁の計四種類のモータ駆動態様
の何れにも適切に対処できることとなる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】励磁相発生回路を備えたモータ駆動装置で
    あって、該励磁相発生回路は、一つのパルスレート発生
    回路を共用し且つ該パルスレート発生回路から供給され
    てくるパルスレートに基づいて互いに異なる励磁相を生
    成するデコーダを複数有し、これら複数のデコーダで生
    成される励磁相のうち何れか選択された励磁相がドライ
    バー側に出力されるように構成されていることを特徴と
    するモータ駆動装置。
JP11731692A 1992-05-11 1992-05-11 モータ駆動装置 Pending JPH06292396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11731692A JPH06292396A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 モータ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11731692A JPH06292396A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 モータ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06292396A true JPH06292396A (ja) 1994-10-18

Family

ID=14708738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11731692A Pending JPH06292396A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 モータ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06292396A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5077818A (ja) * 1973-11-15 1975-06-25
JPS6255399A (ja) * 1985-08-30 1987-03-11 三井建設株式会社 コンクリ−ト吹き付け装置
JPH0217895A (ja) * 1988-07-01 1990-01-22 Canon Inc ステツピングモータの駆動方式
JPH0217894A (ja) * 1988-07-01 1990-01-22 Canon Inc ステッピングモータの駆動方法
JPH0491699A (ja) * 1990-08-07 1992-03-25 Sharp Corp パルスモータ駆動装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5077818A (ja) * 1973-11-15 1975-06-25
JPS6255399A (ja) * 1985-08-30 1987-03-11 三井建設株式会社 コンクリ−ト吹き付け装置
JPH0217895A (ja) * 1988-07-01 1990-01-22 Canon Inc ステツピングモータの駆動方式
JPH0217894A (ja) * 1988-07-01 1990-01-22 Canon Inc ステッピングモータの駆動方法
JPH0491699A (ja) * 1990-08-07 1992-03-25 Sharp Corp パルスモータ駆動装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5574351A (en) Method and apparatus for control of stepper motors
US5583410A (en) Method and apparatus for multiplex control of a plurality of stepper motors
JPH0526439B2 (ja)
JPH06292396A (ja) モータ駆動装置
JP2760670B2 (ja) 表示素子の駆動用集積回路
US5291111A (en) Drive controller and drive control method for a stepping motor without a step out error
JP2541072B2 (ja) モ―タ駆動装置
JPH1141989A (ja) ステッピングモータの駆動装置及びこれを用いた監視カメラ装置
JP3454160B2 (ja) レーザビームプリンタレジストレーション調整装置
JPH06292395A (ja) モータ駆動装置
JP3245185B2 (ja) ステッピングモータの駆動装置
JP2007202151A (ja) ビット長のカウンタを備えた非同期式シリアルデータ伝送用の集積回路
JP2816773B2 (ja) 刺繍機における枠送り補正装置
JPH07264894A (ja) ステッピングモータの制御回路
JP2602355B2 (ja) 固体撮像素子の駆動回路
JP3154996B2 (ja) 画像処理方法
JP2007060757A (ja) ステッピングモータ制御装置,ステッピングモータ制御方法
JP3624060B2 (ja) パルスモータ駆動装置
JPH08156328A (ja) タイミング制御装置
JP3267063B2 (ja) 記録装置
JP3134246B2 (ja) ビデオデータの転送制御方法
JPH07270755A (ja) 液晶駆動回路
JPS61189731A (ja) 離散値計数回路
JP2502883B2 (ja) ファクシミリ制御装置
JP2619016B2 (ja) デジタル制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970318