JPH0629195Y2 - スパッド吊り上げ装置 - Google Patents

スパッド吊り上げ装置

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JPH0629195Y2
JPH0629195Y2 JP7635888U JP7635888U JPH0629195Y2 JP H0629195 Y2 JPH0629195 Y2 JP H0629195Y2 JP 7635888 U JP7635888 U JP 7635888U JP 7635888 U JP7635888 U JP 7635888U JP H0629195 Y2 JPH0629195 Y2 JP H0629195Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
spud
sling
wire
sling wire
band
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7635888U
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JPH01179097U (ja
Inventor
謙一郎 五反
昌弘 藤村
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は浚渫船の船位保持用スパッドを吊上下するため
に用いるスパッド吊上げ装置に関するものである。
[従来の技術] 浚渫船で用いられるワイヤーロープ式スパッド吊上げ装
置は、その一例を第5図に示す如く、船体1に設けられ
た貫通孔2に上下動自在に貫入させたスパッド3におけ
る上記船体1の上方部外周に、スリングバンド4を摺動
自在に取付け、該スリングバンド4の下端部に、中間部
をスパッド3の外周部に8の字状に巻付けたスリングワ
イヤー5の両端を、左右対称的に固定すると共に、上記
スリングバンド4の上端には、一端を船体1上の上記貫
通孔2から左右に離れた位置に固定したホイストワイヤ
ー6の他端を、左右対称的に固設し、且つ上記船体1上
の貫通孔2と上記各ホイストワイヤー6の固定部との間
に、上端にシーブ7を取付けた油圧シリンダー8を立設
し、該油圧シリンダー8のシーブ7に上記ホイストワイ
ヤー6の中間部を掛け、上記油圧シリンダー8を伸長さ
せたときに、スリングバンド4がホイストワイヤー6に
より吊上げられ、スリングワイヤー5がスパッド3を締
付けて摩擦力によってスパッド3が吊上げられ、一方、
上記油圧シリンダー8を短縮させたときに、スパッド3
が下降させられるようにしてあり、更に、下降によりス
パッド3が海底9に着地させられると、第6図に示す如
く、スリングワイヤー5の締付け状態が弛められて、船
体1上の貫通孔2部に設けられた円板状のスリングワイ
ヤーシート10上に、上記スリングワイヤー5が着床させ
られて格納されるようにしてある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来のスパッド吊上げ装置においては、
スパッド3が着地させられていて吊上げられる前は、ス
リングワイヤー5はスリングワイヤーシート10上に自由
な状態で着床させられているため、この状態からスパッ
ド3を吊上げると、スリングワイヤー5の最下部のクロ
スポイント11が第5図に示す如くスパッド中心線12から
左右にずれてしまうことが多く、これにより、スパッド
3の吊上げ荷重がスリングワイヤー5に不均等に掛か
り、不安定な吊上げ状態となる問題があった。したがっ
て、従来は、スパッド3の吊上げ時に、スパッド3の付
近に監視人を配置し、クロスポイント11のずれが発見さ
れたときには、吊上げ作業を中断してスパッド3を一旦
下降させ、ずれたクロスポイント11を人力によりスパッ
ド中心線12に一致させるよう矯正した後、再度吊上げ作
業を行わねばならないため、作業効率が悪い問題があっ
た。
そこで、本考案は、スリングワイヤーの下部クロスポイ
ントがずれることなく常にスパッド中心線に一致させら
れるようにして、スパッドの重量をバランス良くスリン
グワイヤーに掛けられるようにすることにより、スパッ
ド吊上げ時の監視人を不要とすると共に、吊上げ作業の
効率を向上させようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するために、船体に上下動自
在に貫入させたスパッドの外周にスリングバンドを摺動
自在に設け、且つ該スリングバンドに、中間部を上記ス
パッドに8の字状に巻付けたスリングワイヤーの両端部
を左右対称的に固定し、上記スリングバンドを上昇させ
ることによりスリングワイヤーの締付け力をスパッドに
作用させてスパッドを吊上げ、又、上記スリングバンド
を下降させてスパッドを着地させたときに、上記船体の
スパッド貫入部に設けられた円板状のスリングワイヤー
シート上にスイングワイヤーを格納させるようにしてあ
るスパッド吊上げ装置において、上記スリングワイヤー
シート上の後部中央に、格納時のスリングワイヤーの下
部クロスポイントを載せてワイヤー形状を矯正するため
の矯正ブロックを設置してなる構成とする。
[作用] スリングワイヤーの下部クロスポイントをスパッド中心
に一致させた状態でスパッドを下降して着地させると、
スリングワイヤーは上記クロスポイントが矯正ブロック
上に載せられた状態で格納される。この状態からスリン
グバンドを上昇させると、スリングワイヤーの締付け力
がスパッドに作用したときに、上記クロスポイントが矯
正ブロックの真上の位置に常にスパッド中心線と一致さ
せられて形成される。したがって、スパッドの重量をス
リングワイヤーにバランス良く掛けることができ、スパ
ッドの吊上げが安定して行われる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示すもので、第
5図に示す従来のスパッド吊上げ装置と同様な構成にお
いて、スパッド3を着地させた時にスリングワイヤー5
を着床させて格納するためのスリングワイヤーシート10
上の後部中央に、スリングワイヤー5の格納時に下部ク
ロスポイント11をシート面より持ち上げた状態で保持し
てワイヤー形状を矯正するためのスリングワイヤー矯正
ブロック13を設け、スパッド3吊上げ時の下部クロスポ
イント11が上記矯正ブロック13の真上の位置にスパッド
中心線12と一致させられて形成されるようにする。
今、第1図に示す如く、吊上げ状態にあるスパッド3
を、油圧シリンダー8を短縮させることによりスリング
バンド4及びスリングワイヤー5を介して第4図に示す
如く下降させると、スパッド3が海底9に着地したとこ
ろでスリングバンド4が下降させられることにより、ス
パッド3へのスリングワイヤー5の締付けが徐々に弛め
られ、スリングワイヤー5は順次スリングワイヤーシー
ト10上に着床させられて行き格納される。このとき、ス
リングワイヤー5の下部クロスポイント11がスパッド中
心線12に略一致させられていると、このクロスポイント
11部は、スリングワイヤーシート10上の後部中央にある
矯正ブロック13上に第3図の二点鎖線及び第4図に示す
如く載せられて、その位置がシート面より持ち上げられ
た状態で保持される。
かかる状態において、スパッド3を吊上げるために各油
圧シリンダー8を伸長させると、シーブ7に掛けられた
ホイストワイヤー6のスリングバンド4側端部が上昇さ
せられ、スリングバンド4がスパッド3上を上昇させら
れるため、スリングワイヤー5は徐々に上方に変位させ
られながらスパッド3を締付けて行くことになる。この
際、最後に上方に変位させられるスリングワイヤー5の
下部クロスポイント11は、上述した如く、矯正ブロック
13上に載せられていて予めシート面より持ち上げられて
いるため、矯正ブロック10の真上の位置に、スパッド中
心線12から左右にずれることなくスパッド中心線12に一
致させられて位置させられる。このため、スパッド3の
重量をスリングワイヤー5にバランス良く掛けることが
でき、スパッド3を安定した状態で吊上げることができ
る。
このように、スリングワイヤーシート10上の後部中央に
矯正ブロック13を設けておくことにより、スパッド3下
降時のスリングワイヤー5の下部クロスポイント11が載
せられて、上記クロスポイント11を常にスパッド中心線
12に一致させて形成することができる。したがって、従
来必要であった監視人及び監視人によるクロスポイント
11の矯正作業が不要となり、作業効率の向上化が図れ
る。
なお、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え
得ることは勿論である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案のスパッド吊上げ装置によれ
ば、スリングワイヤーの後部中央に、スパッド下降時の
スリングワイヤーの下部クロスポイントを載せるための
矯正ブロックを設けたので、上記クロスポイントを常に
スパッド中心線に一致させることができて、スパッドの
吊上げ作業をバランス良く安定した状態で行うことがで
き、これにより、スパッド吊上げ時の監視人を不要にで
きて省人化が図れると共に、吊上げ作業を中断して行う
監視人によるクロスポイント矯正作業が不要となり、作
業効率の向上化を図ることができる、等の優れた効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスパッド吊上げ装置の一実施例を示す
概略正面図、第2図は第1図のII−II矢視図、第3図は
第2図のIII−III拡大矢視図、第4図は第1図とは異な
る状態を示す正面図、第5図は従来のスパッド吊上げ装
置の一例を示す概要図、第6図は第5図の状態からスパ
ッドを吊下げたときの状態を示す概要図である。 1……船体、2……貫通孔、3……スパッド、4……ス
リングバンド、5……スリングワイヤー、6……ホイス
トワイヤー、8……油圧シリンダー、10……スリングワ
イヤーシート、11……クロスポイント、12……スパッド
中心線、13……矯正ブロック。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体に上下動自在に貫入させたスパッドの
    外周にスリングバンドを摺動自在に設け、且つ該スリン
    グバンドに、中間部を上記スパッドに8の字状に巻付け
    たスリングワイヤーの両端部を左右対称的に固定し、上
    記スリングバンドを上昇させることによりスリングワイ
    ヤーの締付け力をスパッドに作用させてスパッドを吊上
    げ、又、上記スリングバンドを下降させてスパッドを着
    地させたときに、上記船体のスパッド貫入部に設けられ
    た円板状のスリングワイヤーシート上にスリングワイヤ
    ーを格納させるようにしてあるスパッド吊上げ装置にお
    いて、上記スリングワイヤーシート上の後部中央に、格
    納時のスリングワイヤーの下部クロスポイントを載せて
    ワイヤー形状を矯正するための矯正ブロックを設置して
    なることを特徴とするスパッド吊上げ装置。
JP7635888U 1988-06-10 1988-06-10 スパッド吊り上げ装置 Expired - Lifetime JPH0629195Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7635888U JPH0629195Y2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10 スパッド吊り上げ装置

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JP7635888U JPH0629195Y2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10 スパッド吊り上げ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01179097U JPH01179097U (ja) 1989-12-21
JPH0629195Y2 true JPH0629195Y2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=31301387

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7635888U Expired - Lifetime JPH0629195Y2 (ja) 1988-06-10 1988-06-10 スパッド吊り上げ装置

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JPH01179097U (ja) 1989-12-21

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