JPH06291809A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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Publication number
JPH06291809A
JPH06291809A JP5078307A JP7830793A JPH06291809A JP H06291809 A JPH06291809 A JP H06291809A JP 5078307 A JP5078307 A JP 5078307A JP 7830793 A JP7830793 A JP 7830793A JP H06291809 A JPH06291809 A JP H06291809A
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JP5078307A
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Hidetoshi Maejima
秀俊 前島
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号線の状態が不安定な状態において、複数
の選択可能な転送速度の中から、最も高速な転送速度を
自動的に選択し、そのデータ転送速度を使用してデータ
転送したい。また、高速な転送速度において、回線状況
の悪化等によって生じた無応答・エラー状態から、復帰
して再転送を行いたい。 【構成】 画像読取装置10は、複数ある転送速度のな
かから転送速度を変更した後、定められたシーケンスに
転送テストを行う。この転送テストを組み合わせること
により、最適な転送速度を決定しデータ通信を行う。ま
た、急激な通信状態の悪化に伴い無応答状態・エラー状
態が発生した場合、主局となるホストコンピュータ1が
その状態を検出し相手局に通知した後、協調して通信を
再確立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータな
どの親局と周辺装置などの子局との間でデータを送受信
するためのデータ通信装置に係り、とくに信号線の状態
が不安定な状態でも最も高速な転送速度を自動的に選択
することを可能としたデータ通信装置、及び、高速な転
送速度において、回線状況の悪化等によって生じた無応
答・エラー状態から、復帰して再転送を行うデータ通信
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ通信装置は、使用時のデー
タ転送速度をスイッチおよび配線等によってその装置内
に予め設定しておく必要があり、その転送速度の上限は
たいてい使用されている構成部品の仕様によって決定さ
れているものが一般的であった。
【0003】また、特開昭62−171349号公報で
示されるように、通信のエラーから生じる無応答に対し
てのみ、データ転送速度を相手局にあわせて変更する手
段が一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように、スイッチ及び配線等によって転送速度を予め設
定しておく必要のあるデータ通信装置では、それが接続
される通信装置・通信回線のデータ転送速度を予め知っ
て上述のような転送速度の設定を行う必要がる。さら
に、上記転送速度設定の上限は構成部品の使用によって
決定されているため、実力的に構成部品の仕様以上の転
送能力を持っていても、その転送能力は使用できないも
のであった。
【0005】また、一旦転送速度を決定した後に、通信
回線の状況変化等で使用可能な転送速度が変わった場合
柔軟に対処できない。特開昭62−171349号公報
で示される手段は、相手局の転送速度にあわせるという
受動的な変更手段であり、相手局にエラー状態を通知
し、相手局と協調して通信状態を再確立する手段はなか
った。
【0006】そこで本発明は上記欠点を解決する為に、
データ転送速度をスイッチ・配線等を用いずに柔軟に変
更する手段を用意し、定められたシーケンスに基づき各
状況に応じたデータ通信可能な最高転送速度を測定し、
その最高転送速度を用いて高速かつ正確ににデータ転送
を行うこと、通信中の無応答、エラー状態を検出した少
なくとも一方の局が相手局にエラー状態であることを通
知し、お互いに協調し通信の再確立しデータ転送を行う
こと、とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ通信装置
は、複数の転送速度が利用可能であり、互いにデータを
送受信する複数の局を有するデータ通信装置において、
少なくとも一方の相手局からのパラメータに基づき転送
速度を変更する手段と、該手段において設定された転送
速度にて、相手局とのデータの送受信が正常に行うこと
が可能かを、必要なデータを送る前に検出する手段と、
該転送速度変更手段と正常にデータを送受信できるか検
出する手段を組み合わせて、最適な転送速度を発見する
手段と該手段において転送可能であると判別できた転送
速度にてデータを送受信する手段とを有することを特徴
とする。
【0008】また、複数の転送速度が利用可能であり、
互いにデータを送受信する複数の局を有するデータ通信
装置において、自局の送信に対しての、少なくとも一方
の相手局の無応答に伴うタイムアウト状態及びエラー状
態を検出するエラー検出手段と、該受信エラー検出手段
の出力に基づき、相手局に通信がエラー状態であること
を知らせる手段と、該エラー状態から、双方の転送速度
を基本転送速度に変更し、通信を再確立する手段とを有
することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に従えば、ホスト局から送られてくるパ
ラメータに基づき転送速度調整手段が調整し設定する転
送速度で、データの送受信試験を行い、データ送受信が
可能とホスト局が判断した場合、さらに高い転送速度で
のデータ送受信試験を、不可能と判断される転送速度ま
でくり返し行うことにより、最高データ転送速度を発見
する。
【0010】自局からの送信に対する相手局からの応答
データをデータ受信する受信手段で、回線状態の悪化等
に対する無応答・エラー状態を検出し、前記エラー状態
を相手局に通知することにより、相手局と協調し通信を
再確立、通信データの再送等を行う。
【0011】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用をいっそう
明らかにするために、以下本発明の好適な実施例につい
て説明する。図1は、本発明の一実施例としてのホスト
コンピュータ1、およびホストコンピュータ1にRS2
32Cを介して接続された画像処理装置10である。
【0012】ホストコンピュータ1はRS232Cドラ
イブ回路2に接続された信号線a,b、データ線a,b
により画像処理装置10のRS232Cドライブ回路3
に接続されている。データ線a,bはデータ送受信用の
信号線であり、転送したい情報を送受信する信号線であ
り、信号a,bは制御信号であり、本実施例ではホスト
コンピュータ1から見たRS232C信号のDTR(デ
ータ端末レディ)を信号aに、DSR(データセットレ
ディ)を信号bに割り当てている。
【0013】画像処理装置10には、周知のCPU6,
ROM7,画像メモリ8,RS232C用ドライブ回路
3,シリアルパラレル変換回路4a,パラレルシリアル
変換回路4b,シリアルパラレル変換回路4a・パラレ
ルシリアル変換回路4bにクロックを供給しているクロ
ック制御回路5、および、スキャナ9で構成されてい
る。これらのCPU6,RAM7,画像メモリ8など
は、内部バスで相互に接続されている。CPU6はRO
M7に予め記憶されたプログラムにしたがって、シリア
ルパラレル変換回路4、クロック制御回路5、画像メモ
リ8、スキャナ9を制御する。
【0014】クロック制御回路5は、発振器により作成
されたクロック信号をCPUから渡された分周パラメー
タにより分周し、シリアルパラレル変換回路4a,パラ
レルシリアル変換回路4bに出力する分周回路で、CP
Uは分周パラメータを変更することで、転送速度を制御
する。CPUはパワーオンリセット時には、最も安定し
た転送速度である基本転送速度になるように、クロック
制御回路5を初期化する。本実施例では基本転送速度は
1200bpsとしている。
【0015】ホストコンピュータ1は、少なくとも画像
処理装置10のCPU6,ROM7,画像メモリ8,R
S232C用ドライブ回路3,シリアルパラレル変換回
路4a,パラレルシリアル変換回路4b,シリアルパラ
レル変換回路4a・パラレルシリアル変換回路4bにク
ロックを供給しているクロック制御回路5に相当する部
品で構成されており、さらに図示されていないタイマが
内蔵されている。ホストコンピュータ1も、初期化時に
は、画像処理装置10と同じ基本転送速度になるように
プログラムされている。
【0016】ホストコンピュータ1と画像処理装置10
の間の転送速度は、少なくとも一つの安定した転送速度
と、複数の不安定な転送速度の中より選択された画像転
送速度の2種類の転送速度でデータ通信が行われる。通
常、基本転送速度を用いてコマンド・応答を行っている
が、画像読取等の大量かつ正確に画像を転送する必要が
ある場合は、画像転送速度でデータを送受信する。
【0017】例えば、安定した転送速度である基本転送
速度が1200bps。不安定な転送速度2400bp
s,4800bps,9600bpsが選択可能な場
合、1200bps〜9600bpsの4種類の転送速
度より、最適な画像転送速度を選択し(例えば4800
bps)、コマンド・応答の際は基本転送速度1200
bps、画像転送の際は画像転送速度4800bpsで
転送する。
【0018】ホストコンピュータ1はRS232C回路
を経由して画像処理装置10に、画像転送速度変更コマ
ンド,読み取りコマンド等を送信し、画像処理装置10
のCPU6は各コマンドに対応した制御を行う。CPU
6は画像転送速度変更コマンドを受信した場合、後述す
るシーケンスに基づき画像転送速度を変更し、画像読取
コマンドが送られてきた場合、スキャナ9から画像を読
み取り、その画像データを画像メモリ8に蓄積してい
き、並行して画像メモリ8に蓄積されたデータをパラレ
ルシリアル変換回路4bを通して画像転送速度でホスト
コンピュータ1に送信する作業を行う。
【0019】図2はホストコンピュータ1側の画像転送
速度決定フローである。ホストコンピュータ1は、S
2.1で内部変数・IOポート等の初期化を行った後、
S2.2で転送速度を基本転送速度とする。ホストコン
ピュータ1および画像処理装置10は予め用意された複
数の画像転送速度の中から任意の画像転送速度を選択し
検査することが可能である。S2.3で選択可能な転送
速度の中から最も低い転送速度の検査を行い、その結果
その転送速度が使用可能であれば、さらに1ランク高い
転送速度を選択しS2.3で転送テストを行うという処
理をくり返し、最高速転送速度になるか、転送結果が使
用不可能でS2.4で分岐するまでテストを続け、最も
高速に通信可能であった転送速度を、画像転送速度と仮
決定する。。
【0020】上記フローで仮決定した画像転送速度を、
さらに2.6で転送テストを連続的に繰り返し行うこと
により厳密にチェックする。本実施例では200回連続
テストを行っているが、0回以上のシステムに適した回
数を設定すれば良い。連続転送テストで使用不可とな
り、S2.7でS2.8に分岐した場合、1ランク低い
転送速度で連続転送テスト再実行し、さらに使用不可と
なった場合はもう一ランク下げ、最終的に連続使用可能
な転送速度を見つけるか最低転送速度になるまで繰り返
す。
【0021】本実施例ではS2.3〜S2.5での画像
転送速度の仮決定を、単純に最低転送速度から一ランク
ずつあげているが、再高速転送速度から1ランクずつ下
げていく方法、複数ある画像転送速度の中央の転送速度
を選択し、使用可能となった場合はその転送速度と最高
転送速度の中央の転送速度、使用不可能となった場合は
その転送速度と最低転送速度の中央の転送速度を検査し
ていくというようにバイナリサーチを応用した探索方法
も考えられる。
【0022】次に転送テストの詳細を図3、及び、図4
を用いて説明する。図3は転送テストのホストコンピュ
ータ1側のフローである。ホストコンピュータ1は画像
転送速度テストに入ることを画像処理装置10に伝える
為に、S3.1で画像転送速度変更コマンドを画像処理
装置10に送信する。次に複数ある転送速度の中のどの
転送速度を検査するかを示す検査速度パラメータを送信
する。具体例を示すと2400bpsならば1、480
0ならば2というように互いで決めておき、そのパラメ
ータに従い検査する転送速度にS3.3で変更する。次
に検査の為に予め定められた長さn2の特定の検査デー
タ列をS3.4で送信し、S3.5で画像処理装置10
からのエコーバックの受信待ちに入る。ここでエコーバ
ックとは受信したデータをそのまま送り返すという意味
である。
【0023】S3.8で受信したエコーバックの内容が
検査データ列と一致した場合は、転送テストの結果は通
信可能とし、S3.9で転送速度を基本転送速度にもど
し、S3.10で画像処理装置10にテスト結果が通信
可能であることを意味するパラメータを送信する。本実
施例ではACK(0x06)を送信している。そして、
S3.11において画像転送速度をテストした転送速度
としてCPUのレジスタ上に記憶する。
【0024】S3.7において検査データ列を送信開始
してからt1経過しても受信しない場合、あるいは、S
3.8において受信したエコーバックの内容が送信した
検査データ列と不一致の場合は、転送テストの結果は通
信不可とし、S3.12で転送速度を基本転送速度に戻
し、S3.13においてテスト結果が通信不可を意味す
るパラメータを送信する。本実施例ではNACK(0x
15)を送信している。このばあいは、画像転送速度は
変更せず、初期値あるいは前回の転送テスト結果をレジ
スタに保持する。
【0025】図4は画像処理装置10側から見た転送テ
ストのフローである。S4.1は図3のS3.1に対応
し、CPU6はこの画像転送速度変更コマンドを受信す
ると転送テストを行うと判断しS4.2〜S4.9へと
いたるシーケンスを行う。S4.2はS3.2に対応し
テストする転送速度に対応するパラメータを受信し、そ
のパラメータに従いS3.3に対応するS4.3でクロ
ック制御装置5を設定し直すことにより転送速度を変更
する。
【0026】S4.4はS3.4で送信された予め定め
られた長さの検査データ列を受信し、受信完了したなら
ばS3.5に対応するS4.7でエコーバック送信す
る。S4.4でt1過ぎても受信できなかった場合は転
送速度を基本転送速度に戻し、S3.10あるいはS
3.13に対応するS4.9でテスト結果の受信待ちと
なる。
【0027】テスト結果が通信可能となった場合は、画
像通信速度をテスト通信速度とし、通信不可となった場
合は、画像転送速度を前回の転送テストで通信可能とな
った速度のままにしておく。
【0028】本実施例では、送信検査データ列と受信デ
ータ列の関係を固定長のエコーバックの関係にしたこと
により、柔軟に検査データ列を変更することが可能とな
り、最初の検査では”11111”のデータ列、次の検
査では”22222”のデータ列といった組み合わせの
検査等も可能となった。また、応用例として検査データ
長をヘッダ等に入れる、あるいは、検査データ長を指定
するコマンドを用意することにより可変長検査データで
のテスト、エコーバックではなく、ビット反転、1ビッ
トずらし〜nビットずらし等、予め決めておいた法則に
よるデータ処理の結果を画像処理装置10が返し、その
内容をホストコンピュータ1がチェックするテスト、固
定長固定データをIDとパスワードのように双方のプロ
グラムの中に用意し、送信された検査データに従い、特
定のデータ列を返す、例えば”SEIKO”がおくられ
てきたら”EPSON”を返し、ホストコンピュータ1
が照合するテスト、また、送信検査データのチェックサ
ム、CRC(巡回情調検査)、全データをXORした結
果の1〜数バイトを返し、ホストコンピュータ1がチェ
ックするテスト等が考えられる。
【0029】本実施例では、より高速な転送速度を最適
な転送速度としてテストしたが、ハードディスクのイン
ターリーブを考慮した転送速度、あるいは圧縮・印字等
の処理等との同期を考慮した転送速度を最適な転送速度
とする応用も可能である。
【0030】本実施例では、自局と相手局の2局による
構成であったが、自局,他局1,他局2,他局3をデイ
ジーチェーン状に接続し、自局のが他局1〜3に対し
て、転送速度変更コマンドを発行し、検査データ列を、
自局から他局1へ、他局1から他局2へ、他局2から他
局3へ、そして、他局3は他局2へエコーバック、他局
2は他局3からのエコーバックを他局1へ、他局1は自
局1へとデータを送信する方法で複数台の構成も可能で
ある。また、前記構成の他局3の出力を自局へ入力する
ことによりリング状接続にして、他局3のエコーバック
を自局が直接受け取る構成も可能である。バス型の接続
において、他局のIDをコマンドに付加する手段、ある
いは、あらかじめ検査する順序を決めておき、他局1の
テストは最初のT2秒間、他局2のテストは次のT2秒
間で行うといった手段が可能である。
【0031】以上が画像転送速度決定の実施例である。
従来、実力として可能な転送速度であっても、固体差に
よるばらつき等の理由で安定して使用出来なかった転送
速度も、使用可能となった。
【0032】しかし、上記で決定した画像転送速度での
通信も、急激な回線状況の悪化、突然の割り込み処理等
により転送不可となり、お互いに送信待ちあるいは受信
待ち等の無応答状態(以下デッドロック)になる可能性
がある。そこで、次に、図5に従い画像転送中に起こっ
たデッドロックを回避する方法の実施例を説明する。
【0033】図5は、デッドロック回避の処理の流れを
示す。通信処理はデータ線a,bに流れるデータの内容
を示し、信号線a、bは各信号線のレベルを示す。
【0034】S5.1では前述の図2で説明した画像速
度決定法に従い画像転送速度を決定する。S5.2でホ
ストコンピュータ1から画像処理装置10のCPU6に
対して画像読取命令が送信されると、S5.3からCP
U6はスキャナ9から画像データを読み取り画像メモリ
8に格納し、並行して画像メモリ8の画像データを画像
転送速度でパラレルシリアル変換回路4bを通しホスト
コンピュータ1に送信しはじめる。画像送信は、1ライ
ンの画像データをホストコンピュータ1に転送し、ホス
トコンピュータ1から肯定応答があれば次のデータを送
信し、画像データの再送要求があれば再度同じ画像デー
タを送るという処理をくり返すことにより画像を送信す
る。
【0035】何等かの理由で急激にデータ線の状況が劣
化あるいは割り込み等によりS5.4でエラーが発生
し、データ線a,bがデッドロック状態になったとす
る。ホストコンピュータ1に内蔵されている図示されて
いないタイマにより、一定時間以上送信・または受信の
無い空白の時間があった場合、デッドロック状態になっ
たとホストコンピュータ1は判断する。デッドロック状
態になったと判断したホストコンピュータ1は、画像デ
ータの受信処理を停止、S5.5で信号線aのレベルを
Lowとする。CPU6は信号線aがLowになったの
を検出したS5.6で画像送信処理を止める。しかし、
スキャナ9から画像メモリ8への画像読取処理だけは予
め決められたLINE数読み込むまで続ける。したがっ
て画像読取処理S5.6からS5.7までは通信処理は
行わない。
【0036】S5.7で画像読取処理が完了した画像処
理装置10は信号線bをS5.8でLowとして、転送
速度を基本転送速度に戻す。ホストコンピュータ1は信
号線bがS5.8がLowになったのを確認し、S5.
9で転送速度を基本転送速度に戻し信号線aをHigh
にする。CPU6は信号線aがHighになったのを確
認したS5.10で信号線bをHighに戻し、コマン
ド待ち状態に戻る。
【0037】ホストコンピュータ1は信号線bがHig
hになったのを確認した後、S5.1で決定した画像転
送速度より1ランク低い転送速度に設定する画像転送速
度変更コマンドをS5.11で送信した後、S5.12
で画像メモリに蓄えられた画像を再送するコマンドを画
像処理装置10に対し送信する。CPU6は再送コマン
ドを受け取った時点で、スキャナ9からの読み取りを行
わず、画像メモリ8に蓄えられた画像をS5.11で再
設定された画像転送速度により再転送する。もし、再度
エラーが発生した場合はS5.4からS5.13にいた
る処理をくり返しさらに低い画像転送速度で画像を送信
する。図6はホストコンピュータ1から見たデッドロッ
ク回避方法のフローである。S6.1はS5.1に対応
し、図2の画像転送速度決定法に従い画像転送速度を決
定する。S6.2で信号線aをHighとする。
【0038】S6.3はS5.2に対応し、ホストコン
ピュータ1は画像処理装置10に対し画像読取コマンド
を送信し、S6.5で転送速度をS6.1で決定した画
像転送速度に変更し、画像データの受信待ちに入る。画
像データが送られてきた場合、画像データと併せて送ら
れてきたチェックサムとデータをS6.8で比較し問題
がなければ肯定応答を画像処理装置10にS6.9で送
信し、すべての画像を受信するまでS6.6からS6.
10を繰り返し、読み取りが完了した時点で転送速度を
基本転送速度に戻す。もし、S6.8でチェックサムと
データに問題があればn6回までリトライ要求を繰り返
す。
【0039】S6.13で受信待ち時間がt6秒を越え
る、または、S6.14でリトライ要求がn6回を越え
た場合、エラーが発生しデッドロック状態になったと判
断する。これはS5.4に対応する。
【0040】デッドロック状態になったと判断したホス
トコンピュータ1は、S5.5に対応するS6.16で
転送速度を画像転送速度から基本転送速度に戻し、S
6.17で信号線aをLowにすることにより画像処理
装置に信号線の状態がデッドロック状態あるいはエラー
状態であること通知し、S6.18で信号線bがLow
となるまで待機する。画像処理装置10が読み取りを完
了してS5.8で信号線bをLowにすると、ホストコ
ンピュータ1はS5.9に対応するS6.19で信号線
aをHighとしS6.20で信号線bがHighとな
るまで待つ。S5.11に対応するS6.21で画像転
送速度を1ランク低くする画像転送速度変更コマンドを
画像処理装置10に送信し、図3に示す一連のシーケン
スを処理した後画像転送速度を変更する。S5.12に
対応するS6.22で画像再送コマンドを送信し、S
6.4へ分岐する。
【0041】次に図7に従い画像処理装置10側のデッ
ドロック回避方法について説明する。
【0042】画像処理装置10はコマンドが送られてく
るまで、S7.1からS7.4をループし信号線bが信
号線aに連動するように、つまり、信号線aがHigh
ならば信号線bもHigh、信号線aがLowならば信
号線bをLowとなるように監視している。
【0043】S7.20で図2〜図4で記述した画像転
送速度決定方式に従い画像転送速度を決定する。S7.
4でホストコンピュータ1から転送テストのコマンドを
受信した場合は、図4に示した画像処理装置10側の転
送テストのフローに従いS7.20で転送テストを行
う。ホストコンピュータ1側では図2に示すように転送
テストの組み合わせて最終的な画像転送速度を行うプロ
グラムを用意しなければならないが、画像処理装置10
側には転送テストを受信したパラメータに従った転送速
度だけ行うという非常にシンプルな機能だけ実現すれば
良い。
【0044】S7.4で画像読取コマンドを受信した場
合は、S7.10で転送速度を画像転送速度に変更し、
S7.11で1Line分の画像データを読み取り、S
7.12でS7.11で読み取った画像データを画像メ
モリ8に画像を蓄える。S7.13で信号線aがHig
hであればS7.14で送信処理を行う。この送信処理
とは、画像データ及びそのチェックサムの送信、その送
信に対するホストコンピュータ1からの画像処理装置1
0に対する肯定応答の確認、リトライ要求がきた場合の
再送信の一連の処理をいう。
【0045】この一連の処理の中でも、信号線aがLo
wになった場合はただちに送信処理を中止して、S7.
15に分岐する。信号線aがLowにならない限り画像
データを読み取り送信するというS7.11〜S7.1
5の処理を読み取り完了するまでくりかえす。途中信号
線aがLowになった場合は、S7.14の送信処理を
スキップし画像データを画像メモリ8に蓄える処理のみ
を読み取りが完了するまで行い、S7.16に分岐し、
転送速度を基本転送速度にもどしS7.1〜S7.4の
ループにもどる。
【0046】S5.4でエラーが発生しS5.5で信号
線aがLowに下がった場合、S5.6において前述の
ようなフローで画像転送を停止する。読み取りが完了し
た時点でS7.1に分岐することにより、信号線aに連
動し、S5.8においてS7.3で信号線bをLowに
する。S5.9,S5.10もS7.1〜S7.4での
ループによって実現する。次にS6.21で送信された
一つ低い転送速度パラメータの画像転送速度変更コマン
ドを、S7.20で処理を行い画像転送速度を変更す
る。S7.20の詳細は前述した図4に示すとおりであ
る。
【0047】S6.22で送信された画像再送コマンド
を受信すると、S7.31〜S7.34の処理に分岐す
る。画像再送とは、スキャナ9から新たに画像情報を読
み込むことなしに、前回の読み取り作業時のS7.10
からS7.16において画像メモリ8に蓄積され、S
5.6において転送中止となったデータを、再度ホスト
コンピュータ1に送信する処理である。
【0048】本実施例では、送信データを画像1Lin
eごととしたが、可変長データ、固定長データ・圧縮デ
ータ等の応用が考えられる。またチェックサムによるエ
ラーチェック機能を付加したが、CRCやXORによる
チェックも考えられ、あるいはエラーチェック機能無し
の応用も考えられる。また、送信処理を読み取り処理と
同期をとったが、同期をとる必要もない。
【0049】本実施例では、S7.31からS7.34
での画像再送において、画像メモリ8全体を再送した
が、再送開始ラインを指定することにより、S5.3の
転送開始からS5.4エラー発生までに正常に転送出来
た画像情報をスキップして、残りの画像情報のみ転送す
る応用例も考えられる。
【0050】以上のように、ホストコンピュータ1側で
のみデッドロック状態を監視するタイマ等を用意すれば
よく、画像処理装置側では信号線aを定期的に監視すれ
ば良いだけなので、機器構成も簡単かつ低コストで実現
出来る。また、従来のようにエラーレートが上昇してき
た時点で、信号線の状態悪化を予測し前もって転送速度
を変更するのではなく、完全に通信が不可能になってか
らでも通信の再確立が可能である。
【0051】本実施例では、相手局と自局の2台構成で
あったが、複数台をデイジーチェーン・リング状に接続
することによる実現、あるいは複数台をバス状に接続
し、信号線bを他局の数だけ用意することによる実現も
可能である。
【0052】本実施例では、画像読取を実施例とした
が、データ検索装置・データ記憶装置・通信装置等様々
な応用が考えられる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数ある転送速度の中から最適な転送速度を選択し、急激
なノイズ等の混入に対しても安定して、データ転送する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を例示するブロック図で
ある。
【図2】本発明の画像転送速度の決定方法を、ホストコ
ンピュータ1側からみた様子を示す説明図である。
【図3】転送テストの方法を、ホストコンピュータ1側
からみた様子を示す説明図である。
【図4】転送テストの方法を、画像処理装置10側から
みた様子を示す説明図である。
【図5】デッドロックの回避方法を、データ線・信号線
・処理等の関係を時系列に示す説明図である。
【図6】デッドロックの回避方法を、ホストコンピュー
タ1側からみた様子を示す説明図である。
【図7】デッドロックの回避方法を、画像処理装置10
側からみた様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 :ホストコンピュータ1 2 :ホストコンピュータ1側RS232c用ドライブ
回路 3 :画像処理装置10側RS232c用ドライブ回路 4a:シリアルパラレル変換回路 4b:パラレルシリアル変換回路 5 :クロック制御回路 6 :CPU 7 :ROM 8 :画像メモリ 9 :スキャナ 10 :画像処理装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の転送速度が利用可能であり、互い
    にデータを送受信する複数の局を有するデータ通信装置
    において、 少なくとも一方の相手局からのパラメータに基づき転送
    速度を変更する手段と、 該手段において設定された転送速度にて、相手局とのデ
    ータの送受信が正常に行うことが可能かを、必要なデー
    タを送る前に検出する手段と、 該転送速度変更手段と正常にデータを送受信できるか検
    出する手段を組み合わせて、最適な転送速度を発見する
    手段と該手段において転送可能であると判別できた転送
    速度にてデータを送受信する手段とを有することを特徴
    とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 複数の転送速度が利用可能であり、互い
    にデータを送受信する複数の局を有するデータ通信装置
    において、 自局の送信に対しての、少なくとも一方の相手局の無応
    答に伴うタイムアウト状態及びエラー状態を検出するエ
    ラー検出手段と、 該受信エラー検出手段の出力に基づき、相手局に通信が
    エラー状態であることを知らせる手段と、 該エラー状態から、双方の転送速度を基本転送速度に変
    更し、通信を再確立する手段とを有することを特徴とす
    るデータ通信装置。
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