JP3371938B2 - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JP3371938B2
JP3371938B2 JP29772695A JP29772695A JP3371938B2 JP 3371938 B2 JP3371938 B2 JP 3371938B2 JP 29772695 A JP29772695 A JP 29772695A JP 29772695 A JP29772695 A JP 29772695A JP 3371938 B2 JP3371938 B2 JP 3371938B2
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真也 民野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信システムに
関し、特に設置時及び動作確認のための動作テストに特
徴を有する無線通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来免許を要しない特定小電力の周波数
帯域を用いてデータ伝送を行う無線通信装置として、マ
ルチチャンネルアクセス(MCA)方式が用いられてい
る。MCA方式では、例えば 449MHz帯に複数割当てら
れているチャンネルの一部を周波数制御チャンネルと
し、その他のデータチャンネルの中からその時点で通信
に使用されていない空きチャンネルを選択して用いるも
のである。このような無線通信装置を1対1又は1対N
の同報通信として用いる場合、及びN対1のポーリング
通信として用いる場合には、あらかじめ各無線通信装置
のID番号を設定し、無線通信装置を設置する場所に配
置して動作を確認している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の無線
通信システムにおいては、新たに無線通信装置を設置す
る際には無線通信装置を設置しようとする位置でアンテ
ナの向きや配置を調整する等の設置作業が必要となる。
特に同報通信形態やポーリング通信形態にあっては、複
数の子局を離れた位置に配置するが、この場合にも所定
の調整の操作を行ってランプ等の表示で確認することが
必要である。しかし1対N,N対1の通信形態の場合に
は子局が夫々離れた位置にあるため、設置時のテストが
容易に行えないという欠点があった。又無線通信装置を
設置した後に通信状態の確認をする場合にも、無線通信
装置が離れた位置にあるため、そのテストに手間がかか
るという欠点があった。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、無線通信システムの設置時や設置後の
動作確認を容易に行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、第1の無線通信装置と、第2の無線通信装置とから
成る無線通信システムにおいて、前記第1の無線通信装
置は、指定されたチャンネルの周波数でデータの送受信
をする無線装置(8)と、IDコードを保持するID記
憶手段(11)と、テストデータを第2の無線通信装置
のIDコードと共に伝送するテストデータ送信手段(3
a)と、前記テストデータ送信手段により伝送されたI
Dコードを有する第2の無線通信装置からの応答を受信
し、テストデータとの一致により正常又はエラー状態の
いずれかを判別する第1のテストデータ受信手段(3
b)と、自局のIDコードを含むテストデータを受信す
る第2のテストデータ受信手段(3c)と、前記第2の
テストデータ受信手段によるテストデータ受信後に正常
受信状態であればテストデータを前記第2の無線通信装
置に伝送する受信データ送出手段(3d)と、前記第1
のテストデータ受信手段の判別状態を表示すると共に、
前記第2のテストデータ受信手段によるテストデータの
受信後に前記テストデータの受信状態を表示する表示手
段(5)と、を具備するものであり、前記第2の無線通
信装置は、指定されたチャンネルの周波数でデータの受
信をする無線装置(8)と、IDコードを保持するID
記憶手段(11)と、テストデータを前記第1の無線通
信装置のIDコードと共に伝送するテストデータ送信手
段(22a)と、前記テストデータ送信手段により伝送
されたIDコードを有する前記第1の無線通信装置から
の応答を受信し、テストデータの一致により正常又はエ
ラー状態のいずれかを判別する第1のテストデータ受信
手段(22b)と、自局のIDコードを含むテストデー
タを受信する第2のテストデータ受信手段(22c)
と、前記第2のテストデータ受信手段によるテストデー
タ受信後に正常受信したかどうかを判別し、正常受信状
態であればテストデータを第1の無線通信装置に伝送す
る受信データ送出手段(22d)と、前記第1のテスト
データ受信手段の判別状態を表示すると共に、前記第2
のテストデータ受信手段によるテストデータの受信後に
前記テストデータの受信状態を表示する表示手段(5)
と、を具備することを特徴とするものである。
【0006】本願の請求項2の発明では、前記第1の無
線通信装置は、前記第2の無線通信装置のID番号を設
定するID番号設定手段を有し、前記テストデータ送信
手段は、前記ID番号設定手段により設定された前記第
2の無線通信装置のID番号を含むテストデータを送信
することを特徴とするものである。
【0007】
【0008】このような特徴を有する本願の請求項1の
無線通信システムでは、第1の無線通信装置が親局とな
るときは子局となる第2の無線通信装置のIDコードと
共にテストデータを送信する。テストデータを受信した
第2の無線装置はその受信後に受信状態を表示し、テス
トデータを親局に送出している。第1の無線通信装置は
このテストデータを受信すると、正常又はエラー状態を
判別し表示するようにしている。こうすれば子局となる
第2の無線通信装置を順次設置していくことによって、
動作状態を確認しつつ無線通信システムが構成できる。
又請求項2の発明では、あらかじめ設置されている無線
通信装置において子局のIDコードを設定した後、テス
ト信号を送信することによって子局との通信状態を確認
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態による
無線通信装置であるワイヤレステレコントロール装置の
構成を示すブロック図である。本図においてワイヤレス
テレコントロール装置は、複数ビット、例えば8ビット
のデータを送信する入力用ワイヤレステレコントロール
装置及び入力側と同一ビットのデータを受信して出力す
る出力用ワイヤレステレコントロール装置の2種類があ
る。図1は入力用のワイヤレステレコントロール装置を
示すブロック図である。本図において入力用ワイヤレス
テレコントロール装置1は入力回路2を有しており、外
部から入力される例えば8ビットの接点信号をマイクロ
コンピュータ3に伝える。マイクロコンピュータ3は後
述するように親局となるときに機能するテストデータ送
信手段3a、第1のテストデータ受信手段3b、及び子
局となるときに機能する第2のテストデータ受信手段3
c、受信データ送出手段3dの機能を有している。又シ
リアル入出力部4もこのマイクロコンピュータ3に接続
される。マイクロコンピュータ3には表示部5及び後述
するように動作モードやIDコードを設定する設定部6
が設けられている。又送信データを送信フィルタ7を介
して無線装置8に供給すると共に、無線装置8より受信
された信号を受信フィルタ9を介してマイクロコンピュ
ータ3に取込むように構成されている。更にマイクロコ
ンピュータ3には、このテレコントロール装置に夫々I
Dコードを記憶するID記憶部11が設けられる。又電
源部12は各部に所定の電圧の電源を供給するものであ
る。
【0010】ここで設定部6は他のテレコントロール装
置との通信態様、即ち1対1の通信,1対Nの通信,N
対1の通信のいずれを選択するかを設定すると共に、シ
リアル入出力部4が入力タイプか、出力タイプか、又は
入出力タイプかを選択する。又設定部6はこのテレコン
トロール装置のIDコードを設定する設定機能を有して
いる。このIDコードはグループ番号と自局番号とから
成り立っている。グループ番号とは通信する夫々のグル
ープ毎に設定される番号であり、自局番号とは各グルー
プ内において夫々のテレコントロール装置に識別のため
の番号を設定するものである。グループ番号と自局番号
とは夫々DIPSW等により設定する。こうして設定さ
れたIDコードはID記憶部11に保持される。自局番
号は各グループ毎に例えば親局を「0」、子局を順次
「1」,「2」,「3」・・・として設定することがで
きる。又設定部6は動作モードとして、無線通信装置を
設置したときに設定される設置時テスト,設置後に動作
を確認するための確認テストとするテストモード及びラ
ンモードを設定するものである。
【0011】次に出力用ワイヤレステレコントロール装
置の構成について図2を参照しつつ説明する。出力用ワ
イヤレステレコントロール装置20は入力用テレコント
ロール装置1とほぼ同一の構成を有しており、入力回路
2に代えて出力回路21が用いられる。又マイクロコン
ピュータ22内では後述するように親局となるときに機
能するテストデータ送信手段22a、第1のテストデー
タ受信手段22b、及び子局となるときに機能する第2
のテストデータ受信手段22c、受信データ送出手段2
2dの機能を有している。設定部6,ID記憶部11,
その他の構成については入力用テレコントロール装置と
同一である。
【0012】次に本実施形態の設置時テストの動作につ
いて説明する。図3は入力用及び複数の出力用のテレコ
ントロール装置(図中テレコンと省略する)1,20
A,20B,20C・・・を用いて1対Nの単方向送信
を行い、8ビットのオンオフ信号を無線で伝送する状態
を示す図であり、図4はその設置時のテスト処理を示す
フローチャートである。このように無線通信装置を設置
する際には、まず親局を設置し、次いで順次子局を設置
しつつ設置テストを行う。この場合にはあらかじめ送信
側の親局となるテレコントロール装置1と受信側の子局
となる出力用テレコントロール装置20A,20B・・
・とにIDコードを設定しておく。このIDコードは任
意のグループ番号と自局番号であり、親局を「0」,子
局を順次「1」,「2」,・・・と設定する。
【0013】さて図4において親局となる入力用テレコ
ントロール装置1は動作を開始すると、まずステップ3
1においてテストモードかどうかをチェックする。設置
した後電源投入をすると、まず設置テストを設定する必
要があるため、テストモードとなるのを待受ける。テス
トモードとなれば、ステップ32に進んでテストデータ
を送信して返信の有無を待受ける。返信がなければエラ
ー表示を行って(ステップ33,34)ステップ31に
戻る。返信があればステップ35において受信したデー
タがテストデータに等しいかどうかをチェックし、正し
いデータが伝送されてきた場合にはステップ36に進ん
でその子局の動作が正常であることを出力又は表示し、
テストモードが続いていればステップ31に戻る。始め
は親局のみが設置されているため、エラー表示となる。
【0014】さて子局となる出力用テレコントロール装
置20A,20B,20C・・・は夫々異なった位置に
設置される。まず子局となる出力用テレコントロール装
置20AのID番号として、「1」を設定する。そして
子局20Aの設置した後に電源を投入し、テストモード
にする。出力用テレコントロール装置20Aはテストモ
ードとなれば図4のステップ41よりステップ42に進
んで、親局からの信号の受信を待受ける。親局からテス
トデータが受信されればステップ43に進んでテストデ
ータの受信処理を行い、正常に受信できるかどうかを判
別する。正常に受信ができなければステップ45に進ん
でエラー処理を行ってステップ41に戻る。エラー処理
は正常な受信レベルに達しない等の正常受信でない状態
を表示するものである。ここで出力用テレコントロール
装置20Aのアンテナの位置や方向,設置の高さ等を変
化させることによって、正常な受信ができるように調整
する。正常な受信ができればステップ46においてその
表示部5に正常受信の表示をする。そしてステップ47
に進んで親局に受信データを伝送する。次いでステップ
48に進んでテストモードが継続しているかどうかをチ
ェックし、テストモードが継続していればステップ42
に戻って同様の処理を繰り返す。このようなループを繰
り返すことによって出力用テレコントロール装置20A
の設置位置やアンテナを適切な位置に設定できれば、正
常に受信されるため、その設定部6のモード切換スイッ
チをランモードに切換えて処理を終える。
【0015】ここで第1の無線通信装置である入力用テ
レコントロール装置1が親局となるときには、そのマイ
クロコンピュータ3はステップ31,32において、テ
ストデータを子局のIDコードと共に伝送するテストデ
ータ送信手段3aの機能を達成しており、ステップ33
〜36においてテストデータ送信手段により伝送された
IDコードを有する子局からの応答を受信し、テストデ
ータとの一致により正常又はエラー状態を判別する第1
のテストデータ受信手段3bの機能を達成している。又
第2の無線通信装置である出力用テレコントロール装置
20 (子局)のマイクロコンピュータ22は、ステップ
41〜43において自局のIDコードを含むテストデー
タを受信する第2のテストデータ受信手段22cの機能
を達成しており、テストデータ受信手段によるテストデ
ータ受信後に正常受信状態であれば、テストデータを親
局に伝送する受信データ送出手段22dの機能を達成し
ている。
【0016】この処理を各子局の設置場所で子局のID
番号を「1」,「2」,「3」・・・と設定して、まず
テストモードで正常な受信状態が得られるまで調整し、
正常受信がされればランモードに切換えて設置時のテス
トを続ける。全ての子局の設定が終了すると親局に戻
る。こうすれば親局の入力用テレコントロール装置1で
各子局の受信状態が一覧表示されるため、これを確認す
ることによって設置テストを終え、入力用テレコントロ
ール装置3をランモードに切換える。そうすればステッ
プ37より通常処理に戻る。こうすれば親局と各子局と
の間を繰り返して移動する必要がなく、複数の子局の設
置場所を一巡するだけで無線通信システムの全体の設置
が完了することとなる。
【0017】次にポーリング通信を行う際の設置テスト
について説明する。ポーリング通信とは図5に示すよう
に出力用テレコントロール装置20が親局となり、子局
となる複数の入力用テレコントロール装置1A〜1Dに
順次データの送信を促す処理を行うことによって、複数
の入力用テレコントロール装置に接続される上位機器か
らのデータを出力用テレコントロール装置に接続される
上位機器に収集するものである。この場合にも同様にし
て設置テストを行う。即ち出力用テレコントロール装置
20のIDコードを親局を示す「0」に設定し、子局と
なる各入力用テレコントロール装置1A,1B・・・の
IDコードを夫々「1」,「2」,「3」・・・と設定
して、前述した設置時と同様の処理を行う。こうすれば
N対1のポーリング通信形態の場合にも同様にして設置
時テストが行えることとなる。図4に示すフローチャー
トにおいては親局側で子局に伝送したテストデータと返
送されてきたテストデータとを比較しており、双方向の
通信が正常であるときにのみ正常と判別する。
【0018】ここで第2の無線通信装置である出力用テ
レコントロール装置20が親局となるときには、その
イクロコンピュータ22はステップ31,32におい
て、テストデータを子局のIDコードと共に伝送するテ
ストデータ送信手段22aの機能を達成しており、ステ
ップ33〜36においてテストデータ送信手段により伝
送されたIDコードを有する子局からの応答を受信し、
テストデータとの一致により正常又はエラー状態を判別
する第1のテストデータ受信手段22bの機能を達成し
ている。又入力用テレコントロール装置1 (子局)のマ
イクロコンピュータ3は、ステップ41〜43において
自局のIDコードを含むテストデータを受信する第2の
テストデータ受信手段3cの機能を達成しており、テス
トデータ受信手段によるテストデータ受信後に正常受信
状態であれば、テストデータを親局に伝送する受信デー
タ送出手段3dの機能を達成している。
【0019】次に確認テストの動作について説明する。
確認テストとは入力用及び出力用テレコントロール装置
を設置した後に、定期点検等で各テレコントロール装置
の動作を確認するために行われるテストである。1対N
の同報通信形態では図3に示すように入力用テレコント
ロール装置1が親局となり、複数の出力用テレコントロ
ール装置20A,20B・・・が夫々異なった場所に配
置されている。確認テストでは出力用テレコントロール
装置20A・・・の設置場所でテストをする必要がな
く、親局のみをテストモードに切換える。この場合には
図6にフローチャートを示すように親局のID設定スイ
ッチを既に設置されている確認テストをする子局のID
コード、例えばIDコード「1」に設定した後、テスト
スイッチをオンとする(ステップ51,52)。そうす
れば入力用テレコントロール装置1はステップ53にお
いて、そのIDを有する子局に対しテストデータを送信
し、その子局の返信信号があるかどうかを待受ける。一
方子局となっている出力用テレコントロール装置20A
はステップ61においてテストデータを受信すると、ス
テップ62に進んで受信データを送信する。入力用テレ
コントロール装置1は返信があれば正しいデータかどう
かを判別する。返信がないか、正しいデータが返送され
なければステップ55においてエラー表示を行ってステ
ップ51に戻る。正しいデータが返送されればステップ
57において正常出力の表示を行う。そしてテストモー
ドが継続されているかどうかをチェックし(ステップ5
8)、継続する場合にはステップ51に戻って同様の処
理を繰り返す。
【0020】次にID番号が「2」の子局の動作を確認
する処理を行う場合には、同様にしてまずステップ51
でIDコードを「1」から「2」に切換え、ステップ5
2に進んでテストモードかどうかを判別する。テストモ
ードが継続している場合には、ステップ53に進んでI
Dコード2の子局に対してテストデータを送信する。以
後同様の処理を行えば、IDコード2の子局の動作を確
認することができる。こうして全ての子局に対してID
番号を設定しテストデータを送信することによって、そ
の子局の動作を確認することができる。
【0021】N対1のポーリング通信形態の場合も親局
となる出力用テレコントロール装置20は動作確認をし
ようとする子局のIDコードをあらかじめ設定した後、
テストモードとする。そうすれば図6と同様にしてその
子局に対してテストデータを送信する。子局側の入力用
テレコントロール装置はこのテスト信号が送信されれば
応答信号を送信する。そうすれば親局はその子局との通
信状態及び子局の動作が確認できるため、他の子局のI
Dを設定して同様の処理を行う。こうすれば順次全ての
子局の動作を親局側だけで確認することができる。
【0022】図7は本発明の第2の実施形態による無線
通信装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に
おいて無線通信装置はRS232Cのデータを無線で伝
送する無線モデム装置として構成される。図7において
無線モデム装置101はRS232C等のインターフェ
ース回路(IF回路)102を有しており、その出力は
レベル変換されてマイクロコンピュータ103に入力さ
れる。マイクロコンピュータ103は後述するようにテ
スト時に所定のテストデータを送信し、その回数を計数
するテストデータ送信手段103a、テストデータ返送
手段103b、テストデータ受信手段103c及び通信
状態応答手段103dの機能を有している。ここでテス
トデータ受信手段103cは被呼局側での動作時の機能
であり、他は発呼側での動作時の機能である。マイクロ
コンピュータ103には表示部104及びIDコードを
設定すると共に動作モードを設定する設定部105が設
けられている。又送信データを送信フィルタ106を介
して無線装置107に供給すると共に、無線装置107
より受信された信号を受信フィルタ108を介してマイ
クロコンピュータ103に取込むように構成されてい
る。更にマイクロコンピュータ103には、この無線通
信装置に夫々グループコードと固有のコードとから成る
IDコードを記憶するID記憶部109が設けられる。
又電源部110は各部に所定の電圧の電源を供給するも
のである。
【0023】図8は第2の実施形態による無線通信シス
テムの使用状態を示す図である。本図に示すようにこの
無線通信装置101Aは、例えばパーソナルコンピュー
タ等の上位の制御装置(DTE)にRS232Cを介し
て接続される。又この無線通信装置101Aのデータを
伝送する他の無線通信装置101Bには端末装置121
が接続されている。
【0024】次にこの第2の実施形態によるコマンド確
認テストについて説明する。図9において上位の制御装
置120は無線通信装置101Aに図11(a)に示す
ようにテスト要求コマンド、例えば「TESTST」を
送出する(ステップ131)。そして無線通信装置10
1Aから応答コマンドの受信を待受ける。無線通信装置
101Aは図9(b)に示すようにテスト要求コマンド
に基づいて動作を開始する。即ち図9(b)において無
線通信装置101Aはこのテスト要求コマンドを受信す
ると(ステップ141)、ステップ142に進んで無線
通信装置101Bとの間で通信回線を接続する。これは
第1の実施形態と同様に、所定の使用可能なチャンネル
内で空きチャンネルを選択して発呼信号を出力すること
によって回線を接続する。そして回線が正常に接続され
たかどうかをステップ143において判別し、回線が接
続されなければ回線接続不能の旨を上位の制御装置12
0に伝送して回線を遮断し(ステップ144,14
5)、処理を終える。通信回線が接続されればステップ
146において送出回数カウンタ,成功回数カウンタを
クリアし、次いでステップ147において特定のテスト
データを送信する。そしてステップ148において送信
回数カウンタをインクリメントし、無線通信装置101
Bから送出したものと同一のテストデータを受信したか
どうかを判別する(ステップ149)。テストデータが
受信できればステップ150に進んで成功回数カウンタ
をインクリメントし、そのときの受信レベルのうち最低
値であればその値を保持する(ステップ151)。そし
て送出回数が10回に達したかどうかをチェックし(ス
テップ152)、この回数以下であればステップ147
に戻って同様の処理を繰り返す。又ステップ149にお
いてそのデータが受信できなければステップ152を介
してステップ147に戻り、同様に再びテストデータを
送信して送出回数をインクリメントする。こうして送出
回数が10回となればそのときの成功回数と受信レベル
の最低値が保持されることとなる。
【0025】この処理を終えるとステップ144に進ん
で上位の制御装置120に応答信号を送信する。応答信
号は図11(b)に示すように「TESTOK」に加え
て結果1,結果2,結果3を送出する。結果1は「0」
又は「1」を夫々回線接続成功,回線接続失敗として送
信するものであり、結果2は成功回数を0〜A(Aは1
0回)として送信するものであり、結果3は0〜255
までの複数ビットで最低受信レベルを記録するものであ
る。そうすれば回線接続失敗の場合、及び回線接続成功
の場合にその通信状態の評価が上位の制御装置120側
で行えることとなる。ここで無線通信装置101はステ
ップ147,148においてテスト時に所定のテストデ
ータを送信し、その回数を計数するテストデータ送信手
段103aの機能を達成しており、ステップ149〜1
50において返送されたテストデータを受信し、受信し
たテストデータと一致する場合の成功回数を計数するテ
ストデータ受信手段103cの機能を達成している。又
ステップ144において上位装置に応答コマンドを送信
する通信状態応答手段103dの機能を達成している。
【0026】一方無線通信装置101Bは図10に示す
フローチャートにおいて、回線が接続されるとテストデ
ータの受信を待受ける(ステップ161,162)。回
線接続後にステップ163においてテストデータが受信
されれば、ステップ164に進んでそのテストデータを
返送する。そしてステップ165において回線の遮断信
号の有無を判別する。回線遮断がなければ特定データの
有無を待受け、同様の処理を繰り返す。こうすれば一定
回数のデータ受信により回線状態が判別できることとな
る。ここでマイクロコンピュータ103はステップ16
3〜165において、テストデータが送信されたときに
そのデータを返送するテストデータ返送手段103bの
機能を達成している。
【0027】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1の発明によれば、1台又は複数台の無線通信装置を新
たに設置する際に、まず親局をテスト状態にした後、順
次子局を設置しておくことによって設置時の作業と設置
時のテストを同時に行うことができる。このため設置時
のテストを極めて容易に行うことができる。又請求項2
の発明では、既に設置された通信システムの各子局毎の
通信状態が親局側で判別できることとなる。従って確認
テストのために親局と子局との間を往復する必要はな
く、確認テストを容易に行うことができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による入力用テレコン
トロール装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による出力用テレコン
トロール装置の構成を示すブロック図である。
【図3】1対Nの単方向データ通信の状態を示す概略図
である。
【図4】本願の第1実施形態による設置テストの動作を
示すフローチャートである。
【図5】N対1のポーリング通信の状態を示す概略図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施形態によるポーリング通信
時の確認テストを示すフローチャートである。
【図7】本願の第2の実施形態による無線通信装置の構
成を示すブロック図である。
【図8】本実施形態による無線装置と上位装置及び他の
無線通信装置との接続状態を示すブロック図である。
【図9】第2の実施形態によるコマンドテストの動作を
示すフローチャート(その1)である。
【図10】第2の実施形態によるコマンドテストの動作
を示すフローチャート(その2)である。
【図11】本実施形態による上位制御装置からのコマン
ド要求信号とそれに応答する応答信号の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,1A〜1D 入力用テレコントロール装置。 2 入力回路 3,22 マイクロコンピュータ 3a,22a,103a テストデータ送信手段 3b,3c,22b,22c,103c テストデータ
受信手段 3d,22d 受信データ送出手段 4 シリアル入出力部 5,104 表示部 6,105 設定部 7,106 送信フィルタ 8,107 無線装置 9,108 受信フィルタ 11,109 ID記憶部 12,104 電源部 20,20A〜20D 出力用テレコントロール装置 21 出力回路 101 無線モデム装置 102 インターフェース回路 103 マイクロコンピュータ 103b テストデータ返送手段 103d 通信状態応答手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 卓哉 富山県上新川郡大山町下番30番地 立山 科学工業株式会社内 (72)発明者 吉田 一雄 富山県上新川郡大山町下番30番地 立山 科学工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 滋修 富山県上新川郡大山町下番30番地 立山 科学工業株式会社内 (72)発明者 久保田 正純 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 民野 真也 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 芝 武史 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (72)発明者 笠井 隆志 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−134929(JP,A) 特開 昭62−224134(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の無線通信装置と、第2の無線通信
    装置とから成る無線通信システムにおいて、 前記第1の無線通信装置は、 指定されたチャンネルの周波数でデータの送受信をする
    無線装置(8)と、 IDコードを保持するID記憶手段(11)と、 テストデータを第2の無線通信装置のIDコードと共に
    伝送するテストデータ送信手段(3a)と、 前記テストデータ送信手段により伝送されたIDコード
    を有する第2の無線通信装置からの応答を受信し、テス
    トデータとの一致により正常又はエラー状態のいずれか
    を判別する第1のテストデータ受信手段(3b)と、 自局のIDコードを含むテストデータを受信する第2の
    テストデータ受信手段(3c)と、 前記第2のテストデータ受信手段によるテストデータ受
    信後に正常受信状態であればテストデータを前記第2の
    無線通信装置に伝送する受信データ送出手段(3d)
    と、 前記第1のテストデータ受信手段の判別状態を表示する
    と共に、前記第2のテストデータ受信手段によるテスト
    データの受信後に前記テストデータの受信状態を表示す
    る表示手段(5)と、を具備するものであり、 前記第2の無線通信装置は、 指定されたチャンネルの周波数でデータの受信をする無
    線装置(8)と、 IDコードを保持するID記憶手段(11)と、 テストデータを前記第1の無線通信装置のIDコードと
    共に伝送するテストデータ送信手段(22a)と、 前記テストデータ送信手段により伝送されたIDコード
    を有する前記第1の無線通信装置からの応答を受信し、
    テストデータの一致により正常又はエラー状態のいずれ
    かを判別する第1のテストデータ受信手段(22b)
    と、 自局のIDコードを含むテストデータを受信する第2の
    テストデータ受信手段(22c)と、 前記第2のテストデータ受信手段によるテストデータ受
    信後に正常受信したかどうかを判別し、正常受信状態で
    あればテストデータを第1の無線通信装置に伝送する受
    信データ送出手段(22d)と、 前記第1のテストデータ受信手段の判別状態を表示する
    と共に、前記第2のテストデータ受信手段によるテスト
    データの受信後に前記テストデータの受信状態を表示す
    る表示手段(5)と、 を具備するものであることを特徴
    とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記第1の無線通信装置は、前記第2の
    無線通信装置のID番号を設定するID番号設定手段を
    有し、 前記テストデータ送信手段は、前記ID番号設定手段に
    より設定された前記第2の無線通信装置のID番号を含
    むテストデータを送信するものであることを特徴とする
    請求項1記載の無線通信システム。
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