JPH0629117Y2 - 可倒式ドアミラ− - Google Patents

可倒式ドアミラ−

Info

Publication number
JPH0629117Y2
JPH0629117Y2 JP1405785U JP1405785U JPH0629117Y2 JP H0629117 Y2 JPH0629117 Y2 JP H0629117Y2 JP 1405785 U JP1405785 U JP 1405785U JP 1405785 U JP1405785 U JP 1405785U JP H0629117 Y2 JPH0629117 Y2 JP H0629117Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mirror
base member
door mirror
hook member
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1405785U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61129643U (ja
Inventor
雅志 緑川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1405785U priority Critical patent/JPH0629117Y2/ja
Publication of JPS61129643U publication Critical patent/JPS61129643U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0629117Y2 publication Critical patent/JPH0629117Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はドアミラーを倒した状態に保持するための機構
を備えた可倒式ドアミラーに関する。
(従来の技術) ドアミラーを取付けた車両を出荷する際、車巾を減少さ
せて搭載スペースの有効利用を図るため、車両から突出
したドアミラーを取外して搭載し、出荷先で再び取付け
るということが行われているが人件費等によるコストが
高くなり好ましくない。そこで従来より可倒式ドアミラ
ーを取付けた車両においてはドアミラーを車両後方側に
倒した状態に保持して出荷し、出荷先で使用状態に戻す
ということが行われている。第6図、第7図はこのよう
な従来の可倒式ドアミラーを示すものであり、可倒式ド
アミラー20は車両に固定されたベース部材21と、こ
のベース部材21にその両端部21a,21aを夫々揺
動軸として設けられ、図示しないミラーを収納したミラ
ーハウジング22と、このミラーハウジング22とベー
ス部材21の間、ミラー取付フレーム24裏面に張設さ
れたテンションスプリング23とからなる。そして出荷
時には第7図に示す如く、ベース部材21の一方の揺動
軸を中心としてミラーハウジング22を揺動させて車両
後方側に倒すとともに、この状態を保持するためにベー
ス部材21とミラーハウジング22間には支持棒25を
挿入し、出荷先においてこの支持棒25を取外し使用状
態に戻すようにしている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら上述した従来の可倒式ドアミラーにおいて
は、出荷時にドアミラー(ハウジング22)を倒した際
にテンションスプリング23が伸張され、テンションス
プリング23に過大な張力が働き、この状態を長く保持
することによりテンションスプリング23が塑性変形を
起こし、その後のドアミラーの使用に支障をきたす虞れ
があること、又支持棒25を取外す際にミラーハウジン
グ22が急激に復帰し、ドアミラーが損傷する虞れがあ
る等の不具合がある。
そこで本考案の目的とする処は、出荷時に際しドアミラ
ーを倒した状態を長時間保持してもテンションスプリン
グが塑性変形することはなく、又支持棒の取外しの際に
もドアミラーを損傷させる虞れがなく、ドアミラーの使
用状態への変更が容易に行い得る可倒式ドアミラーを提
供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記問題点を解決するため本考案は、車両に固定された
ベース部材と、このベース部材に揺動自在に支持され、
ミラーを収納したミラーハウジングと、該ミラーハウジ
ングとベース部材との間に張設されたスプリングとを備
えた可倒式ドアミラーにおいて、前記ベース部材にフッ
ク部材を車両前後方向揺動可能に取付け、前記フック部
材の内部に長溝を形成するとともに該長溝は、前記スプ
リングのベース部材側の端部をドアミラーの起立状態に
おいて係止する第1係止部と、該第1係止部に連続する
とともにドアミラーの傾倒状態において前記スプリング
のベース部材側の端部を係止する第2係止部とを有し、
前記ベース部材又は前記フック部材の少なくとも一方
に、ドアミラー起立状態においてフック部材が車両前方
へ傾倒するのを抑止するストッパ部を設けたことを特徴
とする。
(作用) 上記問題点を解決するための手段は次のように作用す
る。
例えば車両の出荷時においてドアミラー1を長期間倒し
た状態に保持する時はスプリング9の端部9bを後部溝
11aに係合させてスプリング9に過大張力が働くのを
防ぐべくその伸び量を減少させ、スプリング9の塑性変
形を防止することができる。一方、ドアミラー1の使用
時においてはスプリング9の端部9bを前部溝10に係
合させることで通常の可倒式ドアミラーとしての使用が
可能となる。そしてスプリング端部9bの後部溝11a
から前部溝10への係合位置の変更は、ミラーハウジン
グ4を倒した状態から起立させる方向へ揺動させる際、
スプリング9の端部9bがこの揺動に伴ないフック部材
8の内面に沿って移動することで行われ、その変更が容
易である。
(実施例) 以下に本考案の好適実施例を添付図面に基づいて説明。
第1図は本考案に係る可倒式ドアミラーを傾倒保持した
状態を示す簡略図、第2図は同可倒式ドアミラーの起立
状態を示す簡略図、第3図は傾倒状態から起立状態への
変更を示す図である。
図中、符号2は車両のドアパネル3に固設され、ミラー
ハウジング4を取付けるためのベース部材である。ミラ
ーハウジング4は第2図中矢印A方向より見た形状が略
短形状の凹部を有し、ミラー5はこの凹部底面に付設さ
れたミラー取付フレーム6にボールジョイント7を介し
て揺動自在に、且つこの凹部の開口付近で、この凹部を
塞ぐべく配設される。そしてこのミラーハウジング4
は、ベース部材2の支持面の両端部に設けられた係止部
2b,2bと、ミラーハウジング4の基端面の両側部に
設けられ、ベース部材2の係止部に係止される軸部4
b,4bとにより、夫々の両端部を揺動中心軸として揺
動可能に、且つその一方が揺動軸となる時に他方の軸は
その揺動方向に係脱自在となるようにベース部材2に取
付けられる。
さて、符号8はミラーハウジング4側とベース部材2側
との間に張設されるテンションスプリング9をベース部
材2側に取付けるためのフック部材であり、第4図に基
づきこのフック部材8を詳述する。フック部材8は平板
状の鋼材等にて形成され、内側に形成される長溝11の
一端側で本考案の第2係止部をなす後部溝11aを構成
し、他端側はベース部材2に突設したフック部材取付部
13の軸部13aに嵌合係止される。又、フック部材8
の側面には本考案の第1係止部をなす前部溝10を形成
し、その先端側10aにスプリング9の端部9bを係止
する。後部溝11aと前部溝10はフック部材8内面に
て連続状に形成され、これら後部溝11aと前部溝10
は二股状となり、略Y字状を成す。
フック部材8の端部には当接部12を形成し、前記当接
部12はフック部材8の揺動を一部規制するためのスト
ッパーであり、フック部材8は第4図の状態、即ちミラ
ーハウジング4の起立状態を基準とし車両後方側(矢印
B方向)へのみ揺動可能で、これに対し車両前方側へは
当接部12がベース部材2に当接することで揺動不能と
される。
尚、このフック部材取付部13が突設される位置、フッ
ク部材8の形状等は後述するように車両の出荷時におけ
るミラーの傾倒保持状態において、後部溝11a及び前
部溝10がミラー取付フレーム6の裏面にそって張設さ
れてテンションスプリング9の延長上に位置し、且つミ
ラーハウジング4の傾倒時における後部溝11aからミ
ラーハウジング4側におけるテンションスプリング9の
取付位置までの距離と、ミラーハウジング4の起立時に
おける前部溝10の先端側10aから取付位置までの距
離がテンションスプリング9の自然長と等しくなるべく
設定される。
斯かる構成において本考案に係る可倒式ドアミラー1に
おいては、その出荷時前における組立時にミラーハウジ
ング4を車両後方へ倒し、テンションスプリング9の一
端部9aをミラー取付フレーム6の裏面先端部に取付け
るとともに他端部に設けた係止部9bをフック部材8の
後部溝11aに嵌合係止する。そしてベース部材2とハ
ウジング4の間には支持棒15を挿入して傾倒状態を保
持させる。そして出荷先においてはこの支持棒15を取
り外すとともに、第3部に示すようにミラーハウジング
4を起立させる如く矢印C方向に、その起立位置を僅か
に越える角度まで揺動させると、フック部材8はドアミ
ラー(ミラーハウジング)の起立時を基準として前方側
には揺動不能なので、テンションスプリング端部の係止
部9bは後部溝11aからこれに沿ってフック部材8の
内面を移動し前部溝10の先端側10aに係止される。
その後ミラーハウジング4はテンションスプリング9の
男性力により逆方向に揺動し、第2図で示す如く起立状
態となる。この時テンションスプリング9は自然長とな
るとともに、一度前部溝10に係止された係止部9bは
フック部材8の作用により外れることはなく、可倒式ド
アミラー1として使用可能状態となる。
以上本考案の実施例を示したが本考案はこの実施例に限
られることはなく、例えば実施例では第4図に示すよう
にフック部材8の揺動を規制する当接部12をフック部
材8側に設けたが、これを第5図に示すようにベース部
材2側に設けるようにしてもよい。
(考案の効果) 以上の説明より明らかな如く本考案に係る可倒式ドアミ
ラーによれば、出荷時等にドアミラーを倒した状態に保
持する場合においてスプリングに過大な張力が働くこと
がなくスプリングが塑性変形する等の虞れがない。又、
この保持状態から可倒式ドアミラーとしての通常の使用
状態への変更も極めて容易に行え、ドアミラーを損傷す
る等の虞れもなくなる。
又、本実施例によれば次のような効果を生ずる。
先ず、ミラーハウジングを倒した状態において後部溝と
前部溝の先端部はテンションスプリングの略々延長上に
位置すべく設けられるため、後部溝と前部溝の先端部間
の距離はそのままテンションスプリングの伸張量を減少
させる長さとなり、テンションスプリングの伸張量を有
効に減少させることができる。
そして、この時テンションスプリングはミラー取付フレ
ームの端部等に当接して曲げられることはなく、略々真
直な状態に保持されるため局部応力等を受けず、従って
曲がり塑性変形等を生ずることもない。
更にフック部材は平板状としたためその加工が極めて容
易であり、又その材質には鋼材等を使用したため、十分
大きな力にも耐えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る可倒式ドアミラーを傾倒保持した
状態を示す簡略図、第2図は同可倒式ドアミラーの起立
状態を示す簡略図、第3図は可倒状態から起立状態への
変更を示す図、第4図は第2図におけるフック部材の詳
細図、第5図はフック部材の別実施例を示す図、第6図
及び第7図は従来例を示す図である。 そして図面中、1は可倒式ドアミラー、2はベース部
材、4はミラーハウジング、8はフック部材、9はスプ
リング、10は前部溝、11aは後部溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に固設されたベース部材と、このベー
    ス部材に揺動自在に支持され、ミラーを収納したミラー
    ハウジングと、該ミラーハウジングとベース部材との間
    に張設されたスプリングとを備えた可倒式ドアミラーに
    おいて、 前記ベース部材にフック部材を車両前後方向揺動可能に
    取付け、 前記フック部材の内部に長溝を形成するとともに該長溝
    は、前記スプリングのベース部材側の端部をドアミラー
    の起立状態において係止する第1係止部と、該第1係止
    部に連続するとともにドアミラーの傾倒状態において前
    記スプリングのベース部材側の端部を係止する第2係止
    部とを有し、 前記ベース部材又は前記フック部材の少なくとも一方
    に、ドアミラー起立状態においてフック部材が車両前方
    へ傾倒するのを抑止するストッパ部を設けたことを特徴
    とする可倒式ドアミラー。
JP1405785U 1985-02-01 1985-02-01 可倒式ドアミラ− Expired - Lifetime JPH0629117Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1405785U JPH0629117Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01 可倒式ドアミラ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1405785U JPH0629117Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01 可倒式ドアミラ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61129643U JPS61129643U (ja) 1986-08-14
JPH0629117Y2 true JPH0629117Y2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=30498630

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1405785U Expired - Lifetime JPH0629117Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01 可倒式ドアミラ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0629117Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61129643U (ja) 1986-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6294445A (ja) 自動車用後写鏡
JPH0629117Y2 (ja) 可倒式ドアミラ−
JPH0437798Y2 (ja)
JPH11310168A (ja) チルトキャブの支持ステー
JPH0523415Y2 (ja)
JPH058203Y2 (ja)
JPH0328074Y2 (ja)
JPH0435236Y2 (ja)
JPS6328689Y2 (ja)
JPH042099Y2 (ja)
JP2737090B2 (ja) 格納式リアシートの支持構造
JP2804556B2 (ja) 陳列用取付具の角度調節構造
JPS6345388Y2 (ja)
JPH0116680Y2 (ja)
JPS6328691Y2 (ja)
JPH0116706Y2 (ja)
JPH0229541B2 (ja)
EP0906852A2 (en) Vehicle exterior mirror
JPS60261744A (ja) 緩衝式ドアミラ−
JPS6328687Y2 (ja)
JPS6040367Y2 (ja) 自動車用緩衝機構付ミラ−装置
JPS6328685Y2 (ja)
JP3046464B2 (ja) ワイパアーム
JPH0140764Y2 (ja)
JPS6328688Y2 (ja)