JPH06291135A - ヘテロ接合バイポ―ラトランジスタの製造方法 - Google Patents

ヘテロ接合バイポ―ラトランジスタの製造方法

Info

Publication number
JPH06291135A
JPH06291135A JP7937793A JP7937793A JPH06291135A JP H06291135 A JPH06291135 A JP H06291135A JP 7937793 A JP7937793 A JP 7937793A JP 7937793 A JP7937793 A JP 7937793A JP H06291135 A JPH06291135 A JP H06291135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
emitter
collector
contact
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7937793A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Seki
直樹 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP7937793A priority Critical patent/JPH06291135A/ja
Publication of JPH06291135A publication Critical patent/JPH06291135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bipolar Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半絶縁性基板上に予めエミッタコンタクトと
なる高濃度層をパターン化して形成し、その後極薄ベー
スを含んだコレクタ層の再成長を行うことにより、コレ
クタトップ構造で外部容量の少ないHBTを提供する。 【構成】 半絶縁性GaAs基板上にエミッタコンタク
トをパターン化して形成し、それに接続する部分を除い
てマスキングを施し、基板上にエミッタ層3a、ベース
層4a、コレクタ層5a及びコレクタコンタクト層6a
を順次形成する。次に層6a上のコレクタ電極Cを形成
すべき箇所にマスクキングを施し、層6aをエッチング
により除去して層5aを露出させ、該層上のエミッタ付
近に層4aに達する拡散層を形成し、ベースコンタクト
を形成する。次で、層2aの電極を形成すべき位置の5
a,4a,3aの各層及び前記マスキング部を除去して
2aを露出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ヘテロ接合バイポ―ラ
トランジスタ(以下,HBTという)に関し,さらに詳
しくは外部ベース・コレクタ容量の減少をはかったHB
Tに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のHBTの断面構成図を示す
ものである。このような従来のHBTの製作工程の概略
を説明する。半絶縁性GaAs基板1上にエミッタコン
タクト層となるn+ GaAs層2,エミッタ層となるN
−AlGaAs層3,ベース層となるp+GaAs層
4,コレクタとなるn−GaAs層5,およびコレクタ
コンタクトとなるn+GaAs層6を順次連続成長によ
り積層する。
【0003】そしてコレクタコンタクト6となる部分に
マスクを形成してそれ以外の部分をコレクタ5となるn
−GaAs層が露出するまでエッチングを行う。次にベ
ースコンタクト部を形成するためにイオン注入や拡散等
の手段を用いて露出した部分にベース層を越えるまでp
形ドーパントを混入させる。次にそのコレクタコンタク
ト6およびそれを囲むベースコンタクトとなる部分にマ
スクを形成してそれ以外の部分をエミッタコンタクト2
付近までエミッタ層のエッチングを行う。引き続き素子
分離のためデバイス(機能素子)となる部分にマスクを
施し,それ以外の部分を基板までエッチングする。次に
これら素子を含む基板全体に保護膜を形成しエミッタ電
極を形成すべき箇所に穴を開けてその穴を介してエッチ
ングを行いエミッタコンタクト(n+GaAs層2)を
露出させてエミッタ電極を形成する。続いて若しくは平
行してベースおよびコレクタ電極を形成する。
【0004】一般にHBTはエミッタトップとして製造
されるが,電流を流して動作させているとき,エミッタ
・ベース間の容量が増加する。これは電流(キャリア)
が順方向に流れることにより拡散容量が増えるからで,
その大きさは流れるキャリア密度と流れる部分の面積に
よる。これに比較してコレクタ,ベースは逆方向動作の
ため,その接合面積が直接容量として寄与する。これら
の容量増加は素子の高速動作を阻害するが,上記のコレ
クタトップのHBTではAlGaAs上にGaAsを結
晶性良く成長させるのが難しいという問題はあるが,コ
レクタ・ベース間接合面積を小さくできるので,コレク
タ・ベース間容量を小さくでき,高速化に効果がある
(エミッタ・ベース間容量はそれほど変わらない)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来のコレクタトップのHBTではAlGaAs上にGa
Asを結晶性よく成長させるのが難しいことの他,トラ
ンジスタとして動作する必要な部分(ロ)以外(イ,ハ
で示す部分)に“外部”領域ができ,この部分が抵抗や
容量成分として無視できない程作用するので動作スピー
ドが期待した値程得られないという問題があった。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めに成されたもので,半絶縁性基板上に予めエミッタコ
ンタクトとなる高濃度層をパターン化して形成し,その
後極薄ベースを含んだコレクタ層の再成長を行うことに
より,コレクタトップ構造で外部容量の少ないHBTを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題を解
決する為の本発明の構成は, 半絶縁性GaAs基板上にエミッタコンタクトをパ
ターン化して形成する工程と, 前記エミッタコンタクト部のエミッタに接続する部
分を除いてマスキングを施し,前記マスキング部を含む
前記基板上にエミッタ層、ベース層,コレクタ層及びコ
レクタコンタクト層を順次形成する工程と, 前記エミッタ上に位置する前記コンタクト層上のコ
レクタ電極を形成すべき箇所にマスクキングを施し,前
記工程で形成したコレクタコンタクト層をエッチング
により除去してコレクタ層を露出させる工程と, 前記露出させたコレクタ層上の前記エミッタ付近に
少なくとも前記ベース層に達する拡散層を形成し,ベー
スコンタクトを形成する工程と, 前記エミッタコンタクト層の電極を形成すべき位置
のコレクタ層,ベース層,エミッタ層及び前記マスキン
グ部を除去してエミッタコンタクトを露出させる工程
と, を含むことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】コレクタ層上からベースに向けて拡散を行って
ベース電極を基板上に取出しているので外部容量が発生
する余地が少ない。エミッタに予めエミッタコンタクト
を設けているのでエミッタの取出しが簡単である。
【0009】
【実施例】図1は本発明の製造工程により作製したHB
Tの完成図であり,(a)図は平面図,(b)図は
(a)図のA−A断面図である。図2〜図6はその製造
工程の一実施例の概略製作工程図を示す平面図または断
面図である。工程に従って説明する。 工程1(図2参照,(b)は(a)のA−A断面図) 半絶縁性GaAs基板1上に厚さ0.4μm,不純物濃
度5×1018cm-3程度のN+GaAs層(若しくはN+
InGaAs/N+GaAs)からなるエミッタコンタ
クト2aを形成する(なお,図中20aで示す細い部分
(例えば幅2〜3μm長さ50μm)上にHBTが形成
され,20bに示す部分(例えば一辺0.5mm)に電
極が接続される。
【0010】このエミッタコンタクト2aの形成手段と
しては 一様に成長させた後エッチングでパターン形成を行
う方法。 選択成長によるパターン形成方法。 基板に穴を掘って埋める(埋め込み成長法)。 等を用いることが出来る。
【0011】工程2(図3参照) 少なくともHBT形成部分を残してエミッタコンタクト
の電極接続部分にマスク10を形成し,このマスクを含
む基板上にエミッタとして機能する厚さ0.15μm,
不純物濃度1×1018cm-3程度のn−GaAs層3
a,ベースとして機能する厚さ0.03μm,不純物濃
度1×1020cm-3程度のp++GaAs層4aおよびコ
レクタとして機能する厚さ0.4μm,不純物濃度1×
1017cm -3程度のn-GaAs層5aを連続再成長の
技術を用いて順次形成する。
【0012】さらに,n-GaAs層5a(コレクタ)
の上にコレクタコンタクトとして厚さ0.05μm,不
純物濃度5×1018cm-3程度のN+GaAs層,厚さ
0.03μm,不純物濃度5×1018cm-3程度のN+
InGaAs層及び厚さ0.02μm,不純物濃度1×
1019cm-3程度のn−InAs層を形成する。
【0013】工程3(図4参照) コレクタコンタクトとすべき部分にマスク(図示せず)
を施し,その部分以外のコレクタコンタクト層6a及び
-GaAs層5aがわずかに残る程度にエッチングを
行ってN-GaAs層5aを露出させる。
【0014】工程4(図5参照) コレクタコンタクト付近の露出させたn-GaAs層5
a上からZnを拡散する。拡散はN−AlGaAs層3
aがP形になるまで十分深く行う。この拡散方法として
はn-GaAs層5aの表面にZnをドープし,その上
にベース電極を重ねて形成し,その後Zn拡散を行うよ
うにしてもよい。
【0015】工程5(図6参照) ベース電極B,コレクタ電極C,エミッタ電極Eを形成
する(エミッタ電極Eはエッチング等によりエミッタコ
ンタクト2aの一部を露出させて形成する)。なお,他
の部分との分離は例えば 1) エッチングによりN−AlGaAs層3aまで除去
する。 2) 酸素イオンを注入して絶縁化を行う。 3) 工程2で各層を成長させる際に選択性成長を行う。 等の方法を活用して行う。
【0016】
【発明の効果】以上実施例とともに具体的に説明した様
に本発明によれば,従来の外部ベース・エミッタ間に相
当する部分は全てZnがドーピングされるので外部ベー
ス・エミッタ間容量が殆ど消滅してしまう。従ってコレ
クタトップ構造の利点である外部ベース・コレクタ容量
が殆どないことと相まってHBTの高速化が可能とな
る。また,本発明によればエミッタ,ベース,コレクタ
を順次連続再成長により形成しているので電極取出しに
難しいプロセスを伴わずにベース層の高濃度,極薄化も
実現することができ,高速化に大きな寄与をすることと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法により作製したHBTの一実
施例を示す平面図(a)及び(a)図のA−A断面構成
図である。
【図2】本発明の製造方法の第1工程を示す概略製作図
である。
【図3】本発明の製造方法の第2工程を示す概略製作図
である。
【図4】本発明の製造方法の第3工程を示す概略製作図
である。
【図5】本発明の製造方法の第4工程を示す概略製作図
である。
【図6】本発明の製造方法の第5工程を示す概略製作図
である。
【図7】従来例のHBTを示す図である。
【符号の説明】
1 半絶縁性GaAs基板 2a エミッタコンタクト 3a エミッタ 4a ベース 5a コレクタ 6a コレクタコンタクト C コレクタ電極 B ベ―ス電極 E エミッタ電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の工程を含む工程により製造したこ
    とを特徴とするヘテロ接合バイポ―ラトランジスタの製
    造方法。 半絶縁性GaAs基板上にエミッタコンタクトをパ
    ターン化して形成する工程。 前記エミッタコンタクト部のエミッタに接続する部
    分を除いてマスキングを施し,前記マスキング部を含む
    前記基板上にエミッタ層,ベース層,コレクタ層及びコ
    レクタコンタクト層を順次形成する工程。 前記エミッタ上に位置する前記コンタクト層上のコ
    レクタ電極を形成すべき箇所にマスクキングを施し,前
    記工程で形成したコレクタコンタクト層をエッチング
    により除去してコレクタ層を露出させる工程。 前記露出させたコレクタ層上の前記エミッタ付近に
    少なくとも前記ベース層に達する拡散層を形成し,ベー
    スコンタクトを形成する工程。 前記エミッタコンタクト層の電極を形成すべき位置
    のコレクタ層,ベース層,エミッタ層及び前記マスキン
    グ部を除去してエミッタコンタクトを露出させる工程。
JP7937793A 1993-04-06 1993-04-06 ヘテロ接合バイポ―ラトランジスタの製造方法 Pending JPH06291135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7937793A JPH06291135A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 ヘテロ接合バイポ―ラトランジスタの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7937793A JPH06291135A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 ヘテロ接合バイポ―ラトランジスタの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06291135A true JPH06291135A (ja) 1994-10-18

Family

ID=13688188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7937793A Pending JPH06291135A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 ヘテロ接合バイポ―ラトランジスタの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06291135A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7989845B2 (en) 2007-06-04 2011-08-02 Panasonic Corporation Semiconductor device having a hetero-junction bipolar transistor and manufacturing method thereof

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7989845B2 (en) 2007-06-04 2011-08-02 Panasonic Corporation Semiconductor device having a hetero-junction bipolar transistor and manufacturing method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0184016A1 (en) Heterojunction bipolar transistor
JPH0571173B2 (ja)
US4751195A (en) Method of manufacturing a heterojunction bipolar transistor
US4967254A (en) Semiconductor device
JP3137661B2 (ja) ヘテロバイポーラトランジスタの製造方法
JP2937944B2 (ja) 非常に高利得のヘテロ接合バイポーラトランジスタを製造する方法
US5739062A (en) Method of making bipolar transistor
US5471078A (en) Self-aligned heterojunction bipolar transistor
JPH06291135A (ja) ヘテロ接合バイポ―ラトランジスタの製造方法
JPH06291134A (ja) ヘテロ接合バイポ―ラトランジスタの製造方法
JPH04275433A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3279269B2 (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタ及びその製造方法
JP4092597B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3210354B2 (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法
JP2615657B2 (ja) ヘテロ接合バイポーラトランジスタ
JP3295897B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH0611059B2 (ja) ヘテロ接合バイポ−ラトランジスタ及びその製造方法
JPH07263460A (ja) Hbt型化合物半導体装置とその製造方法
JPH0713968B2 (ja) 化合物半導体装置の製造方法
JPH02110939A (ja) プレーナ型ヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造方法
JP2000208531A (ja) ヘテロ接合バイポ―ラトランジスタ
JPS6343370A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS635564A (ja) ヘテロ接合型バイポ−ラトランジスタ
JP2000349090A (ja) バイポーラトランジスタ、およびその製造方法
JPH0571171B2 (ja)