JP2000349090A - バイポーラトランジスタ、およびその製造方法 - Google Patents

バイポーラトランジスタ、およびその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子サイズの増大やコストの上昇を招くこと
なく、ベース抵抗およびベース−コレクタ間容量が小さ
く高周波特性の優れたバイポーラトランジスタおよびそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】 半導体基板上に形成されるメサ型のエピ
タキシャル成長層、ベース層、およびベース層上に形成
されるベース電極をこの順で有するバイポーラトランジ
スタにおいて、半導体基板を平面方向から見たときにエ
ピタキシャル成長層のメサ側面がベース層のメサ側面よ
りも内側に位置するとともに、前記ベース層の上面の少
なくとも一部、および前記ベース層のメサ側面の少なく
とも一部に接触してベース電極を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイポーラトラン
ジスタおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘテロ接合型のバイポーラトラン
ジスタの製造方法を、図4(a)〜(c)、図5(d)
〜(e)を参照して以下に示す。
【0003】まず、GaAs基板1上にSiを5×10
18cm-3ドープしたn型GaAsからなる厚さ0.5μ
mのコレクタコンタクト層2、Siを2×1016cm-3
ドープしたn型GaAsからなる厚さ0.5μmのコレ
クタ層3、Cを3×1019cm-3ドープしたp型GaA
sからなる厚さ0.1μmのベース層4、Siを5×1
17cm-3ドープしたn型AlGaAsからなる厚さ
0.1μmのエミッタ層5、InGaAs等からなる厚
さ0.2μmのエミッタコンタクト層6を、それぞれM
OCVD法にて順次積層形成する(図4(a))。
【0004】次に、フォトリソグラフィーでパターニン
グしたレジスト7をマスクにして、エミッタコンタクト
層6およびエミッタ層5をリン酸系エッチャントにてエ
ッチングすることにより、幅約5μmの順メサ型のエミ
ッタコンタクト層6a、エミッタ層5aを形成し(図4
(b))、その後レジスト7を剥離除去する。
【0005】さらに、フォトリソグラフィーでパターニ
ングしたレジスト8をマスクにして、ベース層4および
コレクタ層3をリン酸系エッチャントにてエッチングす
ることにより幅約11μmの順メサ型のベース層4aお
よびコレクタ層3aを形成し(図4(c))、その後レ
ジスト8を剥離除去する。
【0006】次いで、フォトリソグラフィーでパターニ
ングしたレジスト9をマスクにして、コレクタコンタク
ト層2をリン酸系エッチャントにてエッチングすること
により、幅約40μmの順メサ型のコレクタコンタクト
層2aを形成し(図5(d))、その後レジスト9を剥
離除去する。
【0007】最後に、リフトオフ法にて、幅約10μm
のコレクタ電極10a、10b、幅約2μmのベース電
極11a、11b、幅約4μmのエミッタ電極12を形
成する(図5(e))。
【0008】以上の工程により、コレクタ電極10a、
10b、ベース電極11a、11b、エミッタ電極12
を有してなるヘテロ接合バイポーラトランジスタ13が
得られる。このとき、ベース電極の内側端とエミッタ層
のメサ下面端との距離は約0.5μm、ベース電極の外
側端とベース層のメサ上面端との距離は約0.5μmで
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
バイポーラトランジスタにおいては、ベース電極をベー
ス層の上面から(ベース層の)メサ側面がわにはみ出し
て形成すると、コレクタ層やコレクタコンタクト層と短
絡する恐れが強いため、ベース電極はベース層の上面の
み形成され、結果的にベース電極面積(平面投影面積)
が制限されベース抵抗を低減できず、高周波特性の向上
が困難であるという問題点を有していた。
【0010】この問題を回避する1つの方法として、ベ
ース層のメサ面積(平面投影面積)を大きく取ってベー
ス電極の形成可能領域を広げることによりベース抵抗を
低減する方法が考えられる。しかしこの方法では、同時
にベース層とコレクタ層の接触面積も増大することにな
り、ベース−コレクタ間容量が増え、結局、高周波特性
を改善することができなかった。また、素子サイズが大
きくなりコストが上昇するという新たな問題が生じてい
た。
【0011】上述の問題を回避するいま一つの方法とし
て、ベース電極面積は変化させずに、ベース電極の膜厚
を厚くすることによりベース抵抗を低減する方法が考え
られる。この方法によれば、ベース−コレクタ間容量を
増大させることなくベース抵抗を低減することが可能で
ある。しかしながら、電極膜厚を厚くするとベース電極
の微細なパターニングが困難になる上、電極形成に掛か
る時間が増大するというデメリットが生じる。
【0012】また、上述の従来技術においては、ベース
層とコレクタ層は(同一のエッチング工程により形成さ
れるため)必然的に互いのメサ側面が同一位置(面一)
になるため、ベース層の面積(平面投影面積)でベース
−コレクタ間容量が一義的に決定されることになる。そ
して、そのベース層の面積は、エミッタ電極やベース電
極の微細化に限界がある以上あるレベルより小さくする
ことはできず、結果的にベース−コレクタ間容量を一定
レベルより小さくすることができず、高周波特性の改善
に限界を画するという問題点を有していた。
【0013】従って本発明の目的は、上述の技術的課題
を解決するためになされたものであって、素子サイズの
増大やコストの上昇を招くことなく、ベース抵抗および
ベース−コレクタ間容量が小さく高周波特性の優れたバ
イポーラトランジスタおよびその製造方法を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の技術的問題点を解
決するために本発明の請求項1に記載のバイポーラトラ
ンジスタは、ベース層の上面の少なくとも一部、および
前記ベース層のメサ側面の少なくとも一部に接触してベ
ース電極が形成されていることを特徴としている。
【0015】このように、ベース電極がベース層の上面
のみならず、ベース層のメサ側面にまで接するように延
在して形成されているので、膜厚を厚くすることなくそ
の断面積を大きくすることができる。また、ベース電極
面積も大きくすることができる。これによって、素子サ
イズを大きくしたりベース電極の膜厚を厚くすることな
くベース抵抗を小さくすることができる。
【0016】また本発明の請求項2に記載のバイポーラ
トランジスタは、半導体基板を平面方向から見たとき、
例えばコレクタ層等のエピタキシャル成長層のメサ側面
がベース層のメサ側面よりも内側に位置するとともに、
前記ベース層の上面の少なくとも一部、および前記ベー
ス層のメサ側面の少なくとも一部に接触してベース電極
が形成されていることを特徴とする。
【0017】このように、エピタキシャル成長層のメサ
側面がベース層のメサ側面よりも内側に位置しているの
で、ベース層と例えばコレクタ層などのエピタキシャル
成長層の接触面積を小さくすることができ、ベース−コ
レクタ間容量を小さくすることができる。
【0018】なお、ベース電極をメサ側面にまで延在し
て形成し、かつエピタキシャル成長層のメサ側面がベー
ス層のメサ側面よりも内側に位置する上述の構造を作製
するには、ベース層の下層に位置するエピタキシャル成
長層をエッチングする前に、メサ側面を含むベース層上
に(例えばリフトオフ法などで)ベース電極を形成した
後、そのベース電極をマスクとして下層のエピタキシャ
ル成長層をエッチング除去する方法が簡便で好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1実施例、図1〜図2]以
下、本発明の第1実施例のバイポーラトランジスタを図
を参照して以下に示す。図1(a)〜(d)、図2
(e)〜(g)は、バイポーラトランジスタ20の製造
方法を示す断面図である。
【0020】まず、GaAs基板21上に、Siを5×
1018cm-3ドープしたn型GaAsからなる厚さ0.
5μmのコレクタコンタクト層22、Siを2×1016
cm -3ドープしたn型GaAsからなる厚さ0.5μm
のコレクタ層23、Cを3×1019cm-3ドープしたp
型GaAsからなる厚さ0.1μmのベース層24、S
iを5×1017cm-3ドープしたn型AlGaAsから
なる厚さ0.1μmのエミッタ層25、Siを2×10
19cm-3ドープしたn型のInGaAs等からなる厚さ
0.2μmのエミッタコンタクト層26を、それぞれM
OCVD法にて順次積層形成する(図1(a))。
【0021】次に、リフトオフ法で幅約5μmのエミッ
タ電極27を形成し、このエミッタ電極27をマスクと
してエミッタコンタクト層26およびエミッタ層25を
リン酸系エッチャントによってエッチングし、例えば幅
約5μmの順メサ型のエミッタコンタクト層26aおよ
びエミッタ層25aを形成する(図1(b))。
【0022】さらに、フォトリソグラフィーにてパター
ニングしたレジスト28をマスクとしてベース層24を
リン酸系エッチャントによってエッチングし、例えば幅
約11μmの順メサ型のベース層24aを形成し(図1
(c))、その後レジスト28を剥離除去する。
【0023】さらに、リフトオフ法によって例えば幅
(平面投影幅)約3.5μmのベース電極29a、29
bを形成する。このとき、ベース電極29a、29b
は、ベース層24aのメサ側面の段差をまたぐように、
かつそのメサ側面に各ベース電極が空隙なく接触するよ
うに形成されている。ベース電極29a、29bの内側
端とエミッタ層25aのメサ下面端との間隙は例えばい
ずれも約0.5μm、ベース電極29a、29bとベー
ス層24a上面との接触幅は約2.5μm、ベース電極
29a、29bとコレクタ層23との接触幅は約1.0
μmである(図1(d))。
【0024】次いで、フォトリソグラフィーにてエミッ
タ電極27、エミッタコンタクト層26a、エミッタ層
25aを覆うようにレジスト31をパターニング形成し
た後、レジスト31およびベース電極29a、29bを
マスクとしてリン酸系エッチャントやクエン酸系エッチ
ャントを用いて、コレクタ層23をエッチングする。こ
のとき、場合によってはベース層24aの一部をアンダ
ーエッチングさせつつ、コレクタ層23のサイドエッチ
ングを進行させ、ベース層24aよりも狭い幅(例えば
約10μm)にコレクタ層23aを形成する(図2
(e))。エッチングの完了後に、レジスト31は除去
する。このように、コレクタ層23aにはサイドエッチ
ングが施されているので、コレクタ層23aのメサ側面
はベース層24aのメサ側面よりも約0.5μm内側に
位置することになる。これにより、ベース電極29a、
29bとコレクタ層23aとを確実に電気的に絶縁する
ことができる。
【0025】さらに次いで、フォトリソグラフィーにて
パターニングしたレジスト32をマスクにして、コレク
タコンタクト層22をリン酸系エッチャントを用いてエ
ッチングすることにより、例えば幅約40μmの順メサ
型のコレクタコンタクト層22aを形成し(図2
(f))、その後レジスト32を剥離除去する。
【0026】最後に、リフトオフ法にて、幅約10μm
のコレクタ電極33a、33bを形成する(図2
(g))。以上の工程により、コレクタ電極33a、3
3b、ベース電極29a、29b、エミッタ電極27を
有してなるヘテロ接合バイポーラトランジスタ20が得
られる。
【0027】本実施例のバイポーラトランジスタ20で
は、ベース電極29a、29bがベース層24aの上面
のみならず、ベース層のメサ側面の全面に接し、かつメ
サ側面をまたがってその外縁部にまで延在して形成され
ているので、ベース層とベース電極との接触面積を大き
くすることができ、かつその膜厚を厚くすることなく従
来構造のバイポーラトランジスタのベース電極よりも断
面積を大きくすることができる。これによって、素子サ
イズを大きくしたりベース電極の膜厚を厚くすることな
くベース抵抗を小さくすることができ、高周波特性の良
好な、具体的には最高発振周波数および遮断周波数の高
いバイポーラトランジスタを提供することができる。
【0028】また、バイポーラトランジスタ20では、
コレクタ層23aのメサ側面がベース層24aのメサ側
面よりも内側に位置しているので、従来構造のバイポー
ラトランジスタに比べてベース層とコレクタ層の接触面
積が小さい。これにより、ベース−コレクタ間容量を小
さくすることができ、同じく高周波特性の良好なバイポ
ーラトランジスタを提供することができる。
【0029】上述の実施例では、MOCVD法によって
各層を積層形成したのち、エミッタ電極27の形成、エ
ミッタコンタクト層26・エミッタ層25のエッチン
グ、ベース層24のエッチング、ベース電極29a、2
9bの形成、ベース電極29a、29b(およびレジス
ト31)をマスクにしてのコレクタ層23のエッチン
グ、コレクタコンタクト層22のエッチング、コレクタ
電極33a、33bの形成、との順序でバイポーラトラ
ンジスタ20の形成を行ったが、必ずしもこの順序で形
成する必要はない。
【0030】上述の製造工程において重要な点は、ベー
ス層24のエッチング、ベース電極29a、29bの形
成、ベース電極29a、29b(およびレジスト31)
をマスクにしてのコレクタ層23のエッチングの3つの
工程がこの順序で行われることである(ただし、これら
の各工程は必ずしも連続的に行われる必要はなく、途中
に他の工程が介在しても構わない)。
【0031】従って、例えばエミッタコンタクト層26
・エミッタ層25のエッチング、ベース層24のエッチ
ング、ベース電極29a、29bの形成、ベース電極2
9a、29b(およびレジスト31)をマスクにしての
コレクタ層23のエッチング、コレクタコンタクト層2
2のエッチング、エミッタ電極27、コレクタ電極33
a、33bの形成、のように工程の順序を変更しても構
わない。また、レジストをマスクにしてエミッタコンタ
クト層26・エミッタ層25をエッチングした後に、リ
フトオフ法でエミッタ電極を形成するなど、工程の順序
と形成方法の双方を変更しても構わない。
【0032】なお、本実施例では各半導体層は、下部に
ゆくほど幅の広がった順テーパ形状を有する順メサ型に
形成されているが、例えばテーパを有さない垂直形状の
メサに形成しても構わない。 [第2実施例、図3]第1実施例のバイポーラトランジ
スタは、エミッタ層が最上層に位置するいわゆるエミッ
タアップ型のバイポーラトランジスタを例にとって説明
したが、コレクタ層が最上層に位置するコレクタアップ
型のバイポーラトランジスタにも本発明の構造、および
製造方法は好適に適用することができる。
【0033】この場合、基板上の各半導体層の積層順序
は以下の順序となる。すなわち、図3に示すように、G
aAs基板41上に、Siを5×1018cm-3ドープし
たn型GaAsからなる厚さ0.5μmのエミッタコン
タクト層42、Siを5×1017cm-3ドープしたn型
AlGaAsからなる厚さ0.1μmのエミッタ層4
3、Cを3×1019cm-3ドープしたp型GaAsから
なる厚さ0.1μmのベース層44、Siを2×1016
cm-3ドープしたn型GaAsからなる厚さ0.5μm
のコレクタ層45、Siを2×1019cm-3ドープした
n型のInGaAs等からなる厚さ0.2μmのコレク
タコンタクト層46を、それぞれMOCVD法にて順次
積層形成する(図3)。
【0034】この後の各エッチング工程および各電極の
形成工程は、第1実施例の各工程と同様の流れとすれば
よい。すなわち、コレクタ電極の形成、コレクタコンタ
クト層・コレクタ層のエッチング、ベース層のエッチン
グ、ベース電極の形成、ベース電極およびレジストをマ
スクとしてのエミッタ層のエッチング、エミッタコンタ
クト層のエッチング、エミッタ電極の形成、との順序で
コレクタアップ型のバイポーラトランジスタを作製すれ
ばよい。
【0035】
【発明の効果】上述の説明からも明らかなように、本発
明のバイポーラトランジスタでは、ベース電極がベース
層の上面のみならず、ベース層のメサ側面に接し、かつ
またがってその外縁部にまで延在して形成されているの
で、膜厚を厚くすることなくその断面積を大きくするこ
とができる。また、ベース層とベース電極との接触面積
を大きくすることもできる。これによって、素子サイズ
を大きくしたりベース電極の膜厚を厚くすることなくベ
ース抵抗を小さくすることができ、高周波特性の良好
な、具体的には最高発振周波数および遮断周波数の高い
バイポーラトランジスタを提供することができる。ま
た、ベース電極の膜厚を厚くする必要がないので、ベー
ス電極の成膜時間が増えることもない。
【0036】また、第1実施例のようなエミッタアップ
型バイポーラトランジスタにあっては、コレクタ層のメ
サ側面がベース層のメサ側面よりも内側に位置している
ので、ベース層とコレクタ層の接触面積が小さい。これ
により、ベース−コレクタ間容量を小さくすることがで
き、高周波特性の良好なバイポーラトランジスタを提供
することができる。
【0037】さらに、第2実施例のようなコレクタアッ
プ型バイポーラトランジスタにあっては、エミッタ層の
メサ側面がベース層のメサ側面よりも内側に位置してい
るので、エミッタ面積を小さくできコレクタ面積に近づ
けることができる。この結果、外部エミッタ領域を小さ
くしエミッタ注入効率を大きくでき、電流増幅率の高い
バイポーラトランジスタを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例のバイポーラトランジス
タの製造方法を示す断面図である。
【図2】 第1実施例のバイポーラトランジスタの製造
方法を示す断面図である。
【図3】 第2実施例のバイポーラトランジスタの膜の
積層構造を示す断面図である。
【図4】 従来例のバイポーラトランジスタの製造方法
を示す断面図である。
【図5】 従来例のバイポーラトランジスタの製造方法
を示す断面図である。
【符号の説明】
20 ・・・ バイポーラトランジスタ 21 ・・・ GaAs基板 22 ・・・ コレクタコンタクト層 23 ・・・ コレクタ層 24 ・・・ ベース層 25 ・・・ エミッタ層 26 ・・・ エミッタコンタクト層 27、28、31、32 ・・・ レジスト 29a、29b ・・・ ベース電極 33a、33b ・・・ コレクタ電極

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されるメサ型のベー
    ス層と、ベース層上に形成されるベース電極とを有する
    バイポーラトランジスタであって、 前記ベース層の上面の少なくとも一部、および前記ベー
    ス層のメサ側面の少なくとも一部に接触してベース電極
    が形成されていることを特徴とするバイポーラトランジ
    スタ。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成されるメサ型のエピ
    タキシャル成長層、ベース層、およびベース層上に形成
    されるベース電極をこの順で有するバイポーラトランジ
    スタであって、 半導体基板を平面方向から見たときにエピタキシャル成
    長層のメサ側面がベース層のメサ側面よりも内側に位置
    するとともに、前記ベース層の上面の少なくとも一部、
    および前記ベース層のメサ側面の少なくとも一部に接触
    してベース電極が形成されていることを特徴とするバイ
    ポーラトランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記エピタキシャル成長層が、コレクタ
    層またはエミッタ層であることを特徴とする請求項2に
    記載のバイポーラトランジスタ。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に形成されるメサ型のベー
    ス層と、ベース層上に形成されるベース電極とを有する
    バイポーラトランジスタの製造方法であって、 前記ベース層の上面の少なくとも一部、および前記ベー
    ス層のメサ側面の少なくとも一部に接触させてベース電
    極を形成する工程を備えることを特徴とするバイポーラ
    トランジスタの製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に形成されるメサ型のエピ
    タキシャル成長層、ベース層、およびベース層上に形成
    されるベース電極をこの順で有するバイポーラトランジ
    スタの製造方法であって、 前記ベース層の上面の少なくとも一部、および前記ベー
    ス層のメサ側面の少なくとも一部に接触させてベース電
    極を形成する工程と、半導体基板を平面方向から見たと
    きに前記エピタキシャル成長層のメサ側面がベース層の
    メサ側面よりも内側に位置するように、エピタキシャル
    成長層を部分的に除去する工程を備えることを特徴とす
    るバイポーラトランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記エピタキシャル層を部分的に除去す
    る工程は、少なくともベース電極の一部をマスクとし
    て、ベース層下に形成されたエピタキシャル成長層をそ
    のメサ側面がベース層のメサ側面よりも内側に位置する
    までエッチングによって除去する工程を有することを特
    徴とする請求項5に記載のバイポーラトランジスタの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記エピタキシャル成長層が、コレクタ
    層またはエミッタ層であることを特徴とする請求項5ま
    たは6のいずれかに記載のバイポーラトランジスタの製
    造方法。
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JP2002319589A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Hitachi Ltd 半導体装置およびこれを用いた電力増幅器
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