JPH062906Y2 - 圧力容器 - Google Patents

圧力容器

Info

Publication number
JPH062906Y2
JPH062906Y2 JP1987031242U JP3124287U JPH062906Y2 JP H062906 Y2 JPH062906 Y2 JP H062906Y2 JP 1987031242 U JP1987031242 U JP 1987031242U JP 3124287 U JP3124287 U JP 3124287U JP H062906 Y2 JPH062906 Y2 JP H062906Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
hanging piece
container
section
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987031242U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63141144U (ja
Inventor
正巳 浜口
治 平岡
理 高橋
擴 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP1987031242U priority Critical patent/JPH062906Y2/ja
Priority to EP87307867A priority patent/EP0260084B1/en
Priority to DE8787307867T priority patent/DE3783295T2/de
Priority to US07/093,718 priority patent/US4892214A/en
Publication of JPS63141144U publication Critical patent/JPS63141144U/ja
Priority to US07/359,493 priority patent/US5061140A/en
Priority to CA000596318A priority patent/CA1327167C/en
Application granted granted Critical
Publication of JPH062906Y2 publication Critical patent/JPH062906Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野] 本考案はエアゾール容器のような圧力容器であって、ガ
スボンベ等の高圧容器に比べて比較的低圧に設定される
圧力容器に関するものであり、容器底部の構造を改善す
ることによりこの底部の耐久性を高めるものである。
[従来技術及びその問題点] エアゾール容器等の圧力容器は、従来は第8図に示すよ
うな構成であり、容器主体(1)の胴部(10)の下端
に円盤状の底板(2)をカシメ止めしている。このカシ
メ止め構造は、次の通りである。
すなわち、底板(2)を下方に開放する浅い皿状とし、
この皿状の周縁の垂下片(21)と胴部(10)の下端
を重ね、この重合部を外側に巻き締めて、この巻き締め
により容器主体(1)と底板(2)との接合部の気密を
確保する構成である。
この従来のものでは前記巻き締め加工が量産性において
優れていることから、圧力容器の生産性が高い。ところ
が、この従来のものの場合、耐圧強度が低いという問題
があった。
上記従来の圧力容器の場合、内圧が高くなると底板
(2)が第9図のように変形し易いからである。即ち、
底板(2)の球面状部に内圧が作用すると、球状面部か
ら垂下片(21)への屈曲断面部の剛性が高いことか
ら、巻き締め部(カシメ止め部)を含めて前記垂下片
(21)の範囲で同図のように変形し、底板(2)の垂
下片(21)が巻き締め部における胴部(10)の下端
部から剥れるように変形するからである。
[技術的課題] 本考案は、『エアゾール容器等のように比較的内圧が低
く設定される圧力容器であって、容器主体(1)の胴部
(10)の下端に皿状の底板(2)を内挿して胴部(1
0)の下端と底板(2)の周縁とをカシメ止めるように
した圧力容器』において、底板(2)および胴部(1
0)の接合部の耐圧強度を向上させるために、容器内圧
の増加に伴って生じる作用力が、容器主体(1)と底板
(2)の接合部相互を圧接させるようにすることをその
技術的課題とする。
[手段] 上記技術的課題を解決するために講じた本考案の技術的
手段は、『底板(2)の頂部中央域を上方に湾曲する球
面状とするとともにこの球面状部(22)の周縁全域に
局部的に薄肉となった屈曲断面部(23)を連続させ、
この屈曲断面部(23)に続けて環状の垂下片(21)
を連設し、前記底板(2)を容器主体(1)の胴部(1
0)の下端部に圧入してこの圧入部に位置する胴部(1
0)と垂下片(21)の相互を接着し、前記胴部(1
0)の下端縁を内周側にカールさせてこのカール部(1
2)により垂下片(21)の下端縁を全域にわたって包
囲し、さらにこのカール部(12)の断面の内周下縁に
垂下片(21)の断面下端が対接するようにした』こと
である。
[作用] 上記技術的手段は次のように作用する。
底部を底板(2)によって閉塞された圧力容器の内圧が
上昇すると、底部(2)の中央部に集中荷重が作用した
と同様の作用力状態になり、底板(2)の中央部が下方
に突出するように反転変形しようとする。容器内圧は高
圧容器の場合に比べて比較的低圧であることから、底板
(2)への作用力は容器内部の場合に比べて小さいが、
この底板(2)の周縁は局部的に薄肉の屈曲断面部(2
3)となっているから、前記反転変形に対する変形阻止
力が弱く、容器内圧が比較的低圧であっても、前記反転
変形方向の上記作用力によって底板(2)の周縁の直径
は、容器内圧の増加に伴って拡大する傾向となる。
ところが、この直径拡大は胴部(10)によって阻止さ
れている。また、底板(2)の垂下片(21)はカール
部(12)に当接して軸線方向の移動は阻止されている
から、胴部(10)と垂下片(21)の接着部における
ズレが生じない条件下で底板(2)の垂下片(21)に
はこれを胴部(10)側に圧接する力が作用する。これ
により、垂下片(21)と胴部(10)の接着部の接触
圧力が増大する。
この接触圧力の増大傾向は垂下片(21)の上端部、す
なわち、屈曲断面部(23)の近傍で特に著しくなる。
(第5図参照) [効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
底板(2)の垂下片(21)と胴部(10)との接着部
の接触圧力が容器内圧の増加に伴って増大されるように
なるから、容器主体(1)と底板(2)との接着部の気
密性も確実なものとなる。
さらに、容器主体(1)と底板(2)とのカシメ止めの
ためのカール部が容器主体(1)の内周側に位置するか
ら前記カール部が外部に露出する従来のものに比べて外
観的には優れたものとなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第6図に基づいて説
明する。
第1図に示す実施例は、容器主体(1)及び底板(2)
を共にアルミニューム製としたもので、容器主体(1)
は、アルミニュームの絞り加工により同図に示すように
筒状に形成される。他方、底板(2)も同様にアルミニ
ュームの絞り加工により第2図の如く、皿状に成形され
る。この底板(2)は、既述のように、中央頂部が上方
に突出した球面状部(22)となっており、その周縁に
局部的に薄肉となった屈曲断面部(23)が連続し、さ
らに、この屈曲断面部(23)に続けて垂下片(21)
が全周にわたって形成されている。尚、この垂下片(2
1)の外周径は、胴部(10)との関係で所定に設定さ
れており、いわゆる「しまりばめ」状態に圧入される。
このとき、同時に垂下片(21)と容器主体(1)との
間には、第3図に示すように、接着剤(3)が介在せし
められる。また、容器主体(1)と底板(2)の嵌合度
合は、後続のカーリング工程にあわせて所定に設定され
ており、カール部(12)の断面長さに対応する長さだ
け、胴部(10)の下端が垂下片(21)の下端より突
出した状態に設定されている。
前記において、屈曲断面部(23)の内周側の曲率半径
は望ましくは、底板(2)の板厚の1〜3倍程度に設定
することである。このような形状に絞り加工すると、屈
曲断面部(23)の肉厚は、他の部分のそれの80%程
度に薄くなる。
次いで、第4図に示すように、カール用の金型(4)を
用いてカーリングすると、同図のように、垂下片(2
1)の下端部が巻き込まれた状態にカシメ止めされるこ
となる。そしてこの状態では、垂下片(21)の下端が
カール部(12)の断面の内周下縁に当接した状態にあ
る。
このように構成した圧力容器の場合、内圧が上昇して、
底板(2)の曲率が初期値より大きくなると、既述の作
用で屈曲断面部(23)が、第5図のように胴部(1
0)側に食い込むこととなって、接着剤(3)によるシ
ール部が一層圧接されることとなる。
上記のように、底部が密閉された圧力容器の場合、容器
主体(1),底板(2)の構成材が剛性において劣るア
ルミニュームであっても、既述した作用により十分な耐
圧強度を発揮するものとなる。また、カール部(12)
が容器主体(1)の内周側に形成されるものであるか
ら、カール部(12)が外部に露出する従来のものに比
べて、外観的な見苦しさがない。
尚、上記実施例のものでは、容器主体(1)を絞り加工
により形成するようにしたが、この容器主体(1)を第
6図のように、平板の突き合せ溶接によって構成し、そ
の下端開放部に底板(2)を上記実施例と同様に圧入す
るようにしてもよい。この形式は、ブリキや表面処理鋼
板の場合特に有効であり、望ましくは、突き合せ溶接部
の幅は、0・5mm程度に設定する。
また、接着剤(3)として、硬化に要する時間の比較的
長いもの(数分程度のもの)を採用する場合には、第7
図のように、底板(2)の圧入の際、垂下片(21)の
下端と胴部(10)の下端とを一致するような圧入度合
に設定しておいてもよい。後続のカーリング加工によっ
て底板(2)が内方に押し込められながらこの加工が進
行し、カーリング完了時点で底板(2)が所定の位置に
停止せしめられ、しかも、垂下片(21)の下端がカー
ル部(12)の断面の内周に当接するからである。
さらに上記第1実施例では、容器主体(1)及び底板
(2)の材質をアルミニュームとしたが、これをブリキ
あるいは表面処理鋼板に置換しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の断面図,第2は底板
(2)の断面図,第3図,第4図は底部の加工工程の説
明図、第5図は内圧を増大させた場合の各部の変形状態
を示す説明図,第6図は容器主体(1)の他の例の説明
図,第7図は他の方法による場合の容器主体(1)と底
板(2)との嵌合関係の要部説明図,第8図,第9図は
従来例の説明図であり、図中、 (1)……容器主体、(10)……胴部 (2)……底板、(21)……垂下片 (22)……球面状部、(23)……屈曲断面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 理 京都府長岡京市河陽が丘2丁目17番17号 (72)考案者 柳原 擴 大阪府大阪市東成区神路2丁目8番28号 アジア金属工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−125917(JP,A) 特開 昭58−171339(JP,A) 特公 昭48−23317(JP,B1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアゾール容器等のように比較的内圧が低
    く設定される圧力容器であって、容器主体(1)の胴部
    (10)の下端に皿状の底板(2)を内挿して胴部(1
    0)の下端と底板(2)の周縁とをカシメ止めるように
    した圧力容器において、底板(2)の頂部中央域を上方
    に湾曲する球面状とするとともにこの球面状部(22)
    の周縁全周に局部的に薄肉となった屈曲断面部(23)
    を連続させ、この屈曲断面部(23)に続けて環状の垂
    下片(21)を連設し、前記底板(2)を容器主体
    (1)の胴部(10)の下端部に圧入してこの圧入部に
    位置する胴部(10)と垂下片(21)の相互を接着
    し、前記胴部(10)の下端縁を内周側にカールさせて
    このカール部(12)により垂下片(21)の下端縁を
    全域にわたって包囲し、さらに このカール部(12)
    の断面の内周下縁に前記垂下片(21)の断面下端が対
    接するようにした圧力容器。
JP1987031242U 1986-08-09 1987-03-04 圧力容器 Expired - Lifetime JPH062906Y2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987031242U JPH062906Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04 圧力容器
EP87307867A EP0260084B1 (en) 1986-09-08 1987-09-07 Metal container and method of manufacturing the same
DE8787307867T DE3783295T2 (de) 1986-09-08 1987-09-07 Metallbehaelter und verfahren zu seiner herstellung.
US07/093,718 US4892214A (en) 1986-08-09 1987-09-08 Metal container and method of manufacturing the same
US07/359,493 US5061140A (en) 1986-09-08 1989-03-31 Method of manufacturing a metal container
CA000596318A CA1327167C (en) 1986-09-08 1989-04-11 Metal container and method of manufacturing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987031242U JPH062906Y2 (ja) 1987-03-04 1987-03-04 圧力容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63141144U JPS63141144U (ja) 1988-09-16
JPH062906Y2 true JPH062906Y2 (ja) 1994-01-26

Family

ID=30836797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987031242U Expired - Lifetime JPH062906Y2 (ja) 1986-08-09 1987-03-04 圧力容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH062906Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102261586A (zh) * 2010-05-31 2011-11-30 住友轻金属工业株式会社 Led灯泡用部件及其制造方法
JP2012015083A (ja) * 2010-05-31 2012-01-19 Sumitomo Light Metal Ind Ltd Led電球用部材及びその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH564166A5 (ja) * 1973-03-08 1975-07-15 Alusuisse
US4434641A (en) * 1982-03-11 1984-03-06 Ball Corporation Buckle resistance for metal container closures

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102261586A (zh) * 2010-05-31 2011-11-30 住友轻金属工业株式会社 Led灯泡用部件及其制造方法
JP2012015083A (ja) * 2010-05-31 2012-01-19 Sumitomo Light Metal Ind Ltd Led電球用部材及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63141144U (ja) 1988-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0260084B1 (en) Metal container and method of manufacturing the same
US5489161A (en) Ball joint equipped with a dust cover
JPH0558999B2 (ja)
JPS62122960A (ja) 容器とその製造装置
JP2639802B2 (ja) 取付けカップ
JPH062906Y2 (ja) 圧力容器
JPH0575629B2 (ja)
JPH05329567A (ja) 圧力容器の製造方法
JP2544222Y2 (ja) 耐圧容器用端壁
JPH0414336Y2 (ja)
JPH0610189Y2 (ja) ボールジョイント
JPS581047Y2 (ja) 小型ホィ−ルキャップの嵌合構造
JPH0234187Y2 (ja)
JP4376343B2 (ja) 金属薄板の結合方法及び結合構造
US1920287A (en) Container closure
JP2790599B2 (ja) 真空二重構造体
JPH0314452A (ja) 2重巻締用缶蓋
JPH048296B2 (ja)
JP2547861Y2 (ja) 口金部構造
JPS6017903Y2 (ja) コンデンサ用プラスチックケ−ス
JPH0543466Y2 (ja)
JPS6330690Y2 (ja)
JPH034456Y2 (ja)
JPH0523182B2 (ja)
JPH0415650Y2 (ja)