JPH05329567A - 圧力容器の製造方法 - Google Patents

圧力容器の製造方法

Info

Publication number
JPH05329567A
JPH05329567A JP3123245A JP12324591A JPH05329567A JP H05329567 A JPH05329567 A JP H05329567A JP 3123245 A JP3123245 A JP 3123245A JP 12324591 A JP12324591 A JP 12324591A JP H05329567 A JPH05329567 A JP H05329567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
hanging piece
pressure vessel
adhesive
vessel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3123245A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0734946B2 (ja
Inventor
Masami Hamaguchi
正巳 浜口
Osamu Hiraoka
治 平岡
Osamu Takahashi
理 高橋
Hiroshi Yanagihara
擴 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASIA KINZOKU KOGYO
ASIA KINZOKU KOGYO KK
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
ASIA KINZOKU KOGYO
ASIA KINZOKU KOGYO KK
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASIA KINZOKU KOGYO, ASIA KINZOKU KOGYO KK, Shiseido Co Ltd filed Critical ASIA KINZOKU KOGYO
Priority to JP3123245A priority Critical patent/JPH0734946B2/ja
Publication of JPH05329567A publication Critical patent/JPH05329567A/ja
Publication of JPH0734946B2 publication Critical patent/JPH0734946B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はエアーゾル容器のような、容器内部が
高圧に設定されるいわゆる圧力容器の製造方法におい
て、底板の止着方法を改善することによりこの底部の耐
圧強度を高め、外観上の見苦しさを解消すること。 【構成】客器主体(1)の胴部(10)の下端に皿状の
底板(2)を内装して胴部(10)の下端と底板(2)
の周縁とをカシメ止めるようにした圧力容器において、
底板(2)の垂下片(21)を胴部(10)に対して最
終位置よりも浅い目に圧入して接着剤によりこの圧入部
をシールし、この接着剤の未硬化状態で胴部下端を内側
にカールさせ、このカール部(12)の加工進行に伴っ
て垂下片(21)の下端を前記カール部(12)の内面
側に対接させながら持ち上げ且最終状態にカシメ止めす
ること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野及び発明の概要】本発明はエアーゾ
ル容器のような、容器内部が高圧に設定されるいわゆる
圧力容器の製造方法に関するものであり、接着構造によ
って下端開放の容器主体と底板とを結合する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来枝術及びその問題点】エアーゾル容器等の圧力容
器は、従来は図7に示すような構成であり、容器主体
(1)の胴部(10)の下端に円盤状の底板(2)をカ
シメ止めしている。このカシメ止め構造は、次の通りで
ある。すなわち、底板(2)を下方に開放する浅い皿状
とし、この皿状体の周縁の垂下片(21)と胴部(1
0)の下端とを重ね、この重合部を外側に巻き締めて、
この巻き締めにより容器主体(1)と底板(2)との接
合部の気密を確保する構成である。この従来のものでは
前記巻き締め加工部が外部に露出することから外観上見
苦しいものとなる。そこで、かかる不都合を解消するた
めに、容器主体(1)の下端部を下端開放部から底板を
圧入して接着するとともに、前記容器主体(1)の下端
部を内側にカールさせてカシメ止めすることも考えられ
る。ところが、この場合、理想的には、このカシメ止め
部と接着部とが底板への作用力に対して協同して抗力を
発揮させなければならない。底板(2)に内圧が作用し
た場合にこの作用力が一方の接着部には作用している
が、このときカシメ止め部に作用していない状態となる
と、前記両方の止着部による底板(2)の保持力が半減
することとなるからである。
【0003】
【技術的課題】本発明は、かかる点に鑑みてなされたも
のであり、『容器主体(1)の胴部(10)の下端に皿
状の底板(2)を内装して胴部(10)の下端と底板
(2)の周縁とをカシメ止めるようにした圧力容器の製
造方法』において、底板(2)を胴部(10)の下端開
放部に圧入接着した場合において、底板(2)と容器主
体(1)との結合強度を向上させるため、接着剤による
接着部が硬化したときには確実に底板(2)がカシメ止
め部によって保持されているようにすることをその技術
的課題とする。
【0004】
【技術的手段】上記技術的課題を解決するために講じた
本発明の技術的手段は、『底板(2)の頂部中央域を上
方に湾曲する球面状とすると共にその周縁に環状の垂下
片(21)を連設し、容器主体(1)の胴部(10)の
下端開放部から前記底板(2)をその最終固定位置より
も浅い位置に圧入すると共にこの圧入部に位置する胴部
(10)と垂下片(21)の相互間に接着剤を介在さ
せ、その後、前記接着剤の未硬化状態において、前記胴
部(10)の下端縁を内周側にカールさせてこのカール
部(12)により垂下片(21)の下端縁を全域にわた
って包囲すると共に、このカーリング工程における被加
工部と前記垂下片との対接により前記垂下片を最終位置
に押込むようにした』ことである。
【0005】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。底板
(2)が胴部(10)の下端開放部に圧入された状態で
は、この圧入部には接着剤が介在した状態となってい
る。これにより底板(2)と胴部(10)との嵌合部が
接着剤によってシールされている。その後、胴部(1
0)の下端部が内側にカールされるが、このとき、前記
接着剤は未硬化状態にある。また、底板(2)は最終位
置よりも浅い位置に圧入された状態にある。カーリング
加工によって胴部(10)の下端部が内側にカールされ
ると、被加工部の加工変形にともなって底板(2)の垂
下片(21)と前記加工変形部とが対接し、カール部
(12)の断面の内側が加工度が進行するに伴って前記
垂下片(21)を持ち上げる。このとき、接着剤が未硬
化状態にあることから、前記持ち上げによって底板
(2)が容易に押込まれる。この作用によりカーリング
加工が終了すると、垂下片(21)がカール部(12)
の断面の内周側部分に対接した状態のまま最終位置に固
定される。その後、接着剤が硬化すると、底板(2)は
前記状態のままで接着される。
【0006】
【効果】本発明は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。底板(2)の垂下片(21)と胴部(10)下
端のカール部(12)とが確実に対接した状態で垂下片
(21)と胴部内面との嵌合部に介在する接着剤が硬化
するから、底板(2)の結合強度が向上する。さらに、
容器主体(1)と底板(2)とのカシメ止めのためのカ
ール部が容器主体(1)の内周側に位置するから前記カ
ール部が外部に露出する従来のものに比べて外観的には
優れたものとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図6に基づ
いて説明する。図1に示す実施例は、容器主体(1)及
び底板(2)を共にアルミニューム製としたもので、容
器主体(1)は、アルミニュームの絞り加工により同図
に示すように筒状に形成される。他方、底板(2)も同
様にアルミニュームの絞り加工により図2の如く、皿状
に成形される。この底板(2)は、既述のように、中央
頂部が上方に突出した球面状部(22)となっており、
その周縁に局部的に薄肉となった屈曲断面部(23)が
連続し、さらに、この屈曲断面部(23)に続いて垂下
片(21)が全周にわたって形成されている。尚、この
垂下片(21)の外周径は、胴部(10)との関係で所
定に設定されており、いわゆる「しまりばめ」状態に圧
入される。このとき、同時に垂下片(21)と容器主体
(1)との間には、図3に示すように、接着剤(3)が
介在せしめられる。また、容器主体(1)と底板(2)
の嵌合度合は、後続のカーリング工程にあわせて所定に
設定されており、カーリング加工によって底板(2)が
固定される位置よりも浅い位置に圧入されている。とく
に、この実施例では、垂下片(21)の下端縁と胴部
(10)の下端開放部の端縁とが略一致しており、ま
た、接着剤(3)として、硬化に要する時間の比較的長
いもの(数分程度のもの)を採用する。又、屈曲断面部
(23)の内周側の曲率半径は望ましくは、底板(2)
の板厚の1〜3倍程度に設定することである。このよう
な形状に絞り加工すると、屈曲断面部(23)の肉厚
は、他の部分のそれの80%程度に薄くなる。
【0008】次いで、図4に示すように、カール用の金
型(4)を用いてカーリングすると、同図のように、垂
下片(21)の下端部が巻き込まれた状態にカシメ止め
されることとなる。そして、この加工工程では、既述の
ように、カール部(12)が形成されていく過程で垂下
片(21)の下端がカール部(12)の断面の内周側に
対接した状態で底板(2)が持ち上げられて最終位置に
押込まれる。そして、前記接着剤の硬化時間経過後に接
着剤(3)が硬化し、これによって底板(2)と胴部
(10)との嵌合部の気密が確保されるとともに接着に
よっても結合一体化される。このように構成した圧力容
器の場合、内圧による底板(2)への作用力は、これを
押出す方向に作用するが、カール部(12)と接着部と
が協同してこの作用力に対する抗力を発揮する。特に、
この実施例では、球面状部(22)としたこと、又、屈
曲断面部(23)を薄肉部としたこから、内圧が上昇し
て、底板(2)の曲率が初期値より大きくなると、屈曲
断面部(23)が、図5のように胴部(10)側に食い
込むこととなって、接着剤(3)によるシール部が一層
圧接されることとなる。上記のように、底部が密閉され
た圧力容器の場合、容器主体(1),底板(2)の構成
材が剛性において劣るアルミニュームであっても、既述
した作用により十分な耐圧強度を発揮するものとなる。
また、カール部(12)が容器主体(1)の内周側に形
成されるものであるから、カール部(12)が外部に露
出する従来のものに比べて、外観的な見苦しさがない。
【0009】尚、上記実施例のものでは、容器主体
(1)を絞り加工により形成するようにしたが、この容
器主体(1)を図6のように、平板の突き合せ溶接によ
って構成し、その下端開放部に底板(2)を上記実施例
と同様に圧入するようにしてもよい。この形式は、ブリ
キや表面処理鋼板の場合特に有効であり、望ましくは、
突き合せ溶接部の幅は、0.5ミリメートル程度に設定
する さらに上記実施例では、容器主体(1)及び底板(2)
の材質をアルミニュームとしたが、これをブリキあるい
は表面処理鋼板に置換しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により製作された密封容器の断面
図。
【図2】底板(2)の断面図。
【図3】底部の加工工程の説明図。
【図4】底部の加工工程の説明図。
【図5】内圧を増大させた場合の各部の変形状態を示す
説明図。
【図6】容器主体(1)の他の例の要部断面図。
【図7】従来例の説明図。
【符合の説明】
(1)・・・容器主体 (10)・・・胴部 (12)・・・カール部 (2)・・・底板 (21)・・・垂下片 (22)・・・球面状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳原 擴 大阪市東成区神路2丁目8番28号 アジア 金属工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 容器主体(1)の胴部(10)の下端に皿状の底板
    (2)を内装して胴部(10)の下端と底板(2)の周
    縁とをカシメ止めるようにした圧力容器において、底板
    (2)の頂部中央域を上方に湾曲する球面状とすると共
    にその周縁に環状の垂下片(21)を連設し、容器主体
    (1)の胴部(10)の下端開放部から前記底板(2)
    をその最終固定位置よりも浅い位置に圧入すると共にこ
    の圧人部に位置する胴部(10)と垂下片(21)の相
    互間に接着剤を介在させ、その後、前記接着剤の未硬化
    状態において、前記胴部(10)の下端縁を内周側にカ
    ールさせてこのカール部(12)により垂下片(21)
    の下端縁を全域にわたって包囲すると共に、このカーリ
    ング工程における被加工部と前記垂下片との対接により
    前記垂下片を最終位置に押込むようにした圧力容器の製
    造方法。
JP3123245A 1991-03-04 1991-03-04 圧力容器の製造方法 Expired - Lifetime JPH0734946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3123245A JPH0734946B2 (ja) 1991-03-04 1991-03-04 圧力容器の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3123245A JPH0734946B2 (ja) 1991-03-04 1991-03-04 圧力容器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05329567A true JPH05329567A (ja) 1993-12-14
JPH0734946B2 JPH0734946B2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=14855801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3123245A Expired - Lifetime JPH0734946B2 (ja) 1991-03-04 1991-03-04 圧力容器の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0734946B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0734946B2 (ja) 1995-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1208145A (en) Pull tab for easy open can end and method of manufacture thereof
US5061140A (en) Method of manufacturing a metal container
US4530631A (en) Pull tab for easy open can end-method of manufacture thereof
US4892214A (en) Metal container and method of manufacturing the same
US4915254A (en) Closure unit made of sheet metal or plating, method of manufacturing such a closure unit and container having a closure unit obtained thereby
CN1041188C (zh) 容器端盖
JPS5950368B2 (ja) トランスミツシヨン流体用「ろ」過器およびその製造方法
JP2011500471A (ja) 蓋を形成する方法及びこのような蓋自体が継合可能な蓋
EP0775074A1 (en) Container and closure with in-turned seam
JPH0679376A (ja) 缶端部用シエルの成形装置
JPH05329567A (ja) 圧力容器の製造方法
JPH062906Y2 (ja) 圧力容器
JP4065690B2 (ja) 易開封性容器蓋
JPH0314452A (ja) 2重巻締用缶蓋
US1920287A (en) Container closure
JP2001233333A (ja) ネジ付き缶
JP2001233332A (ja) ネジ付き缶
JPS5834336B2 (ja) カンテンチバンノ コチヤクホウホウ
JPH0234187Y2 (ja)
JP2686543B2 (ja) プラスチック容器と金属リッドとの巻締めシーム方法
JPH10286642A (ja) 溝付缶と蓋のかしめ方法及びその溝付缶
JPH0322083Y2 (ja)
JPS5847530A (ja) 2重巻締法
JP2711561B2 (ja) 容器蓋の製造方法
JPH0523182B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19951017