JP2686543B2 - プラスチック容器と金属リッドとの巻締めシーム方法 - Google Patents

プラスチック容器と金属リッドとの巻締めシーム方法

Info

Publication number
JP2686543B2
JP2686543B2 JP26910788A JP26910788A JP2686543B2 JP 2686543 B2 JP2686543 B2 JP 2686543B2 JP 26910788 A JP26910788 A JP 26910788A JP 26910788 A JP26910788 A JP 26910788A JP 2686543 B2 JP2686543 B2 JP 2686543B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plastic container
metal lid
seam
flat
container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26910788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02117726A (ja
Inventor
洋 日比
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP26910788A priority Critical patent/JP2686543B2/ja
Publication of JPH02117726A publication Critical patent/JPH02117726A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2686543B2 publication Critical patent/JP2686543B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチック容器と金属リッドとの巻締め
シーム方法に関し、特に調理済食品,レトルト食品,冷
凍食品,インスタント食品,デザート食品あるいは飲料
等の各種食品用の容器として好適なプラスチック容器に
金属リッドを巻締めシームする方法に関する。
〔従来の技術〕
従来から、各種食品の流通あるいは保管用の容器とし
て、様々な形態の缶詰や瓶詰あるいは袋詰等が用いられ
ているが、近年は、コスト等の面から合成樹脂(プラス
チック)製の容器が多く用いられている。
第5図は従来の金属容器に金属リッドを載置した状態
を示す断面図、第6図は同じく従来の巻締めシーム方法
の概略を示す説明図である。
まず金属容器1の開口部外周縁に形成されたフランジ
部1aの上面に金属リッド2の外周縁のシーム部2aを載置
し、次いで金属容器1の底部をセット治具3で支持する
とともに金属リッド2上面のシーム部2a内方にチャック
治具4を当接させ、チャック治具4またはセット治具3
を回転させて金属容器1と金属リッド2とを一体的に回
転させる。次いで側方の第一巻締めロール5を移動させ
てフランジ部1aとシーム部2aとを下方に折曲げ、さらに
第二巻締めロール6でフランジ部1aとシーム部2aとを金
属容器1の胴部外壁に向けて押圧し、第二巻締めロール
6とチャック治具4とでフランジ部1aとシーム部2aとを
圧着して金属容器1と金属リッド2とを一体的に固着密
封する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述の巻締めシーム方法を、プラスチ
ック容器に金属リッドを巻締めシームする際に用いる
と、セット治具とチャック治具との挟着力によりプラス
チック容器に、胴部の折れ,底部の座屈,首部の捩れ,
あるいは破れや割れ等が発生する。これは金属容器とプ
ラスチック容器の剛性の差によるもので、例えば、直径
65mm程度の容器の場合、通常の金属容器ならば60kgf以
上の座屈力に耐えるのに対し、一般的な1.0mm以下の肉
厚のプラスチック容器の場合には、通常20〜30kgf程度
である。そのため、従来はプラスチック容器の肉厚を増
して剛性を高めていたが、必要な剛性を得るためには、
直径65mm程度の容器の場合、肉厚を2〜3倍にする必要
があり、原料の樹脂使用量が増大し、さらにフランジ部
の肉厚が厚くなるため巻締め加工の加工性が低下してし
まう。
そこで本発明は、一般的な1.0mm以下の肉厚のプラス
チック容器を用いても容器に変形等を生じさせずに金属
リッドを固着することのできるプラスチック容器と金属
リッドとの巻締めシーム方法を提供することを目的とし
ている。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために本発明は、開口部外周
縁に周設されたフランジ部と該フランジ部の内周に周設
された平坦部とを備えたプラスチック容器に、該プラス
チック容器のフランジ部上面に当接するシーム部と前記
平坦部上面に当接する平坦部とを備えた金属リッドを載
置して、前記プラスチック容器のフランジ部と金属リッ
ドのシーム部とを当接させるとともに、プラスチック容
器の平坦部と金属リッドの平坦部とを当接させ、次いで
プラスチック容器の底部側から該プラスチック容器の平
坦部の下面に当接するセット治具と、金属リッド側から
該金属リッドの平坦部の上面に当接するチャック治具と
によりプラスチック容器と金属リッドの両平坦部を挟持
した後に、前記プラスチック容器のフランジ部と金属リ
ッドのシーム部とを巻締めロールにより巻締めることを
特徴としている。
〔作 用〕
上記のごとく構成することにより、プラスチック容器
と金属リッドとを巻締めシームする際のセット治具とチ
ャック治具の挟圧力がプラスチック容器の胴部や底部に
強く作用することがなくなり、プラスチック容器の座屈
や捩れ等の変形を防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図乃至第4図に基づいて
説明する。
第1図は巻締めシーム方法の該楽を示す説明図、第2
図はプラスチック容器に金属リッドを載置した状態を示
す断面図、第3図及び第4図はそれぞれプラスチック容
器と金属リッドの密封性を高めた実施例を断面図であ
る。
まず第1図及び第2図において、プラスチック容器10
は、開口部の下部で胴部10aを僅かに縮径して開口部の
近傍に周状の平坦部10bを形成している。この平坦部10b
は、プラスチック容器10に従来と同様に形成された金属
リッド11を載置した際に、金属リッド11の外周縁のシー
ム部11aがプラスチック容器10の開口部外縁に周設した
フランジ部10c上面に当接するとともに、この平坦部10b
上面に金属リッド11の内周の平坦部11bが当接するよう
に形成されている。またプラスチック容器10の平坦部10
bの幅は、0.5〜1.0mmで形成することが好ましく、これ
よりも狭いと金属リッド11の平坦部11bとの当接が十分
ではなく、これより大きいと平坦部10bが目立ちデザイ
ン上好ましくなく、成型性等の問題も出てくる。
このように形成したプラスチック容器10に金属リッド
11を巻締めシームするには、まずプラスチック容器10の
フランジ部10c上面に金属リッド11のシーム部11aを、ま
たプラスチック容器10の平坦部10bに金属リッド11の平
坦部11bをそれぞれ当接させるようにして金属リッド11
をプラスチック容器10に載置し(第2図)、これをセッ
ト治具12とチャック治具13で上下から挟着する(第1
図)。
セット治具12は、その内部に上記プラスチック容器10
の胴部10aを装着できる凹部12aが形成されており、該凹
部12aの開口縁部12bが前記プラスチック容器10の平坦部
10bの下面に当接するように形成されている。またチャ
ック治具13は、下部外周13aが金属リッド11のシーム部1
1a内周側に当接するとともに、その下面13bが前記セッ
ト治具12の開口縁部12bと対向するように形成されてい
る。
これにより、プラスチック容器10と金属リッド11の両
平坦部10b,11bが、セット治具12の開口縁部12bとチャッ
ク治具13の下面13bとで上下から挟着されて両治具12,13
間に固定される。このようにセット治具12とチャック治
具13で両平坦部10b,11bを挟持することにより、両治具1
2,13の挟圧力がプラスチック容器10の胴部10aや底部に
強く作用することがなくなる。
次いでチャック治具13またはセット治具12を回転させ
て金属容器10と金属リッド11とを一体的に回転させ、第
一巻締めロール14を水平方向に移動させて前記フランジ
部10cとシーム部11aとを一体的に下方に屈曲させる。さ
らに第二巻締めロール15を移動させてフランジ部10cと
シーム部11aとを押圧し、第二巻締めロール15とチャッ
ク治具13とでフランジ部10cとシーム部11aとを圧着して
プラスチック容器10と金属リッド11を固着密封する。
次に第3図及び第4図は、プラスチック容器10と金属
リッド11との密封性を高める手段を示すもので、第3図
は、前記プラスチック容器10の平坦部10bと金属リッド1
1の平坦部11bとの間に熱シール部16を設けたものであ
る。この熱シール部16は、プラスチック容器10の平坦部
10bあるいは金属リッド11の平坦部11bのいずれか一方に
あらかじめコーティングするか、プラスチック容器10に
金属リッド11を載置する際に別にリング状に形成された
シール部材をセットすることにより両平坦部10b,11bの
間に配置することができる。また第4図は、金属リッド
11の容器内面側全面に易シール性プラスチックフィルム
またはシート17を貼着したものである。そして前述のご
とくプラスチック容器10と金属リッド11とを固着密封し
た後に、両平坦部10b,11b部分を加熱することで、両平
坦部10b,11b間を熱シールして密封することができる。
このように平坦な部分でシールすることができるため、
安定した密封状態とすることができ、各部材の伸び,耐
寒性,弾力性等の品質設計が容易になる。
尚、セット治具やチャック治具の回転手段や巻締めロ
ールの移動手段、あるいはこれらの形状等は、従来から
この種の巻締めシーム装置に用いられているものを使用
することができ、セット治具とチャック治具でプラスチ
ック容器と金属リッドの平坦部を挟着できるような構成
ならば、他の部材の構成は適宜設定することが可能であ
る。また容器及びリッドの形状も、上記実施例に限るこ
となく各種形状とすることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の巻締めシーム方法は、
プラスチック容器と金属リッドに互いに当接する平坦部
を周設し、該平坦部をセット治具とチャック治具とで挟
持して巻締めロールによる加工を行うから、プラスチッ
ク容器に大きな応力が掛らず、変形等の発生を防止で
き、プラスチック容器の肉厚を薄くすることができて原
料樹脂の使用量を低減でき、また成形加工も容易になる
ため、この種の容器の大幅なコストダウンを図ることが
できる。またプラスチック容器のフランジ部と金属リッ
ドのシーム部とは、従来と同様にチャック治具と巻締め
ロールとで圧着されるので両者間の密封性も十分保持さ
れ、フランジ部の肉厚も薄いので加工性も良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の巻締めシーム方法の概略を示す説明
図、第2図はプラスチック容器に金属リッドを載置した
状態を示す断面図、第3図及び第4図はそれぞれプラス
チック容器と金属リッドの密封性を高めた実施例を示す
断面図、第5図及び第6図は従来の金属容器と金属リッ
ドを示すもので、第5図は金属容器に金属リッドを載置
した状態を示す断面図、第6図は巻締めシーム方法の概
略を示す説明図である。 10……プラスチック容器、10b……平坦部、10c……フラ
ンジ部、11……金属リッド、11a……シーム部、11b……
平坦部、12……セット治具、13……チャック治具、14…
…第一巻締めロール、15……第二巻締めロール、16……
熱シール部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部外周縁に周設されたフランジ部と該
    フランジ部の内周に周設された平坦部とを備えたプラス
    チック容器に、該プラスチック容器のフランジ部上面に
    当接するシーム部と前記平坦部上面に当接する平坦部と
    を備えた金属リッドを載置して、前記プラスチック容器
    のフランジ部と金属リッドのシーム部とを当接させると
    ともに、プラスチック容器の平坦部と金属リッドの平坦
    部とを当接させ、次いでプラスチック容器の底部側から
    該プラスチック容器の平坦部の下面に当接するセット治
    具と、金属リッド側から該金属リッドの平坦部の上面に
    当接するチャック治具とによりプラスチック容器と金属
    リッドの両平坦部を挟持した後に、前記プラスチック容
    器のフランジ部と金属リッドのシーム部とを巻締めロー
    ルにより巻締めることを特徴とするプラスチック容器と
    金属リッドとの巻締めシーム方法。
JP26910788A 1988-10-25 1988-10-25 プラスチック容器と金属リッドとの巻締めシーム方法 Expired - Lifetime JP2686543B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26910788A JP2686543B2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 プラスチック容器と金属リッドとの巻締めシーム方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26910788A JP2686543B2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 プラスチック容器と金属リッドとの巻締めシーム方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02117726A JPH02117726A (ja) 1990-05-02
JP2686543B2 true JP2686543B2 (ja) 1997-12-08

Family

ID=17467769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26910788A Expired - Lifetime JP2686543B2 (ja) 1988-10-25 1988-10-25 プラスチック容器と金属リッドとの巻締めシーム方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2686543B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02117726A (ja) 1990-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6065634A (en) Can end and method for fixing the same to a can body
US8348079B2 (en) Apparatus and method for closing off the open end of a container with a removable flexible membrane covered by a rigid cap
US4915254A (en) Closure unit made of sheet metal or plating, method of manufacturing such a closure unit and container having a closure unit obtained thereby
JP2983222B2 (ja) 容器及び缶のためのプラスチック製閉止部並びにこの閉止部を作る方法
IE56823B1 (en) Containers
JPH05500192A (ja) 容器またはかんを製造する装置及び方法
AU709340B2 (en) Container and closure with in-turned seam
JPH0575629B2 (ja)
EP0001690A1 (en) Containers
JP2686543B2 (ja) プラスチック容器と金属リッドとの巻締めシーム方法
JP4404235B2 (ja) ネジ付き缶
JPH0420768Y2 (ja)
JPH0236458B2 (ja)
JP2001170730A (ja) 金属容器用の口金蓋および金属容器ならびに金属容器の製造方法
JPH0339381Y2 (ja)
JPH0414336Y2 (ja)
JPH0717502A (ja) ヒートシール方法及びヒートシーラ
JPS6020604Y2 (ja) 液体用二重密閉容器
JPH01249234A (ja) 容器巻締め方法
JPS63317402A (ja) 容器の蓋材シ−ル装置
MXPA97009042A (en) End of can and method to fix it to a body of l
JPH0236468B2 (ja)
JPH03187843A (ja) 金属蓋付容器
JPH0759670A (ja) 真空二重構造体
JPH01254546A (ja) 金属蓋付容器