JPS63317402A

JPS63317402A - 容器の蓋材シ−ル装置

Info

Publication number: JPS63317402A
Application number: JP14877587A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Maeda; 浩史前田
Original assignee: Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Current assignee: Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Priority date: 1987-06-15
Filing date: 1987-06-15
Publication date: 1988-12-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、密封性容器の蓋材シール装置に関し、特に、
開口部周縁にカール部を有する容器の蓋材シール装置に
関する。

［従来の技術］熱可塑性樹脂やアルミ箔あるいは紙などをラミネートし
たシートから成形した容器は、ジュース、ヨーグルト、
スープ、牛乳、ゼリー等の飲料用および食品用の容器な
どとして広く利用されている。これら容器は内容物の変
改を防止するため、蓋材のシールを密封性よく行なう必
要がある。

一方、これら容器の開口部周縁は、口当りをよくするた
めにカール形状とすることが一般的に行なわれている。

したがって、この種の容器においては、カール形状の開
口部周縁に蓋材を密封性よく良好にシールする必要があ
る。

ところで、従来は第３図に示すような蓋材シール装置に
よって、カール形状の容器開口部周縁に蓋材をシールし
ていた。すなわち、従来の蓋材シール装置は、全屈等か
らなる受台１１の受部１２を平坦状に形成し、この平坦
状の受部１２に容器　　′ｌの開口部周縁１ａを載置し
、上方より蓋材２を被せ、さらにその上部よりシールリ
ング１４を下降させて、蓋材３を容器ｌの開口部周縁２
に溶融圧着させるものであった。

［解決すべき問題点］しかし、上述した従来の蓋材シール装置は、容器開口部
周縁の形状に関係なく、受台の受部か単なる平坦状のも
のを使用していたので、開口部周縁かカール形状の容器
をシールする場合は、シール強度が低くなつたり、カー
ル部に変形を生したりして、外観性、密封性を良好に維
持することかてきなかった。

なお、開口部周縁をカール形状とした容器の蓋材シール
方法に関する先行例として特開昭６１−１１５８５９号
、同５４−６６８７号かある。しかし、前者のものには
具体的シール装置の説明がなく、上述した従来の問題点
をそのまま有しており、後者のものは密封性をよくする
ために平フランジ状でシートヒールした後カーリングし
ているため、蓋材の開封を容易に行なえないとともに、
内容物充填、蓋材シール後にカーリンク処理を行なうた
め、カーリング条件が制限されるたけてなく、作業性、
生産性が低いといった問題かあった。

本発明は、上記の従来例、先行例にの有する問題点にか
んがみてなされたもので、開口部周縁のカール部の変形
を防止した状態て蓋材を確実にシールして密封性、外観
性の向上を図るとともに、蓋材の開封を容易に行なえる
ようにした容器の蓋材シール装置の提供を目的とする。

［問題点の解決手段］上記目的を達成するため、本発明の開口部周縁にカール
部を有する容器の蓋材シール装置は、容器の開口部周縁
をａ置する容器受台の受部をゴムで形成し、かつ、この
受部を開口部周縁のカール形状と同一もしくは近似した
形状としてあり、好ましくは受部ゴムをシリコンゴムで
形成した構成としである。

以下、本発明を第１図および第２図（ａ）。

（ｂ）にもとづいて具体的に説明する。

第１図は第一実施例装置の要部縦断面図を示しており、
その基本的構成は従来例のものと同様に受台１１とシー
ルリング１４からなっている。そして、受台１１は、開
口部周縁１ａを受部１３てｍｓ支持した状態で容器１を
配役できるポケット状に形成しである。また、受台１１
の受部１３と対向した位ごて上下動し、蓋材２を容器１
の開口部周縁１ａにシールさせるシールリング１４は。

開口部周縁１ａとほぼ同径のリング部１５を有し、この
リング部１５にはヒータ（図示せず）か設けである。

本発明の特徴点は、容器ｌの開口部周縁１ａをａ置する
受台１１の受部１２にある。すなわち、本発明における
受部１２は、ゴムによって受台１１とは別個に形成しで
ある。そしてさらに、受部１２は、容器１の開口部周縁
１ａを１！置する部分を、開口部周縁１ａのカール形状
と同一もしくは近似した湾曲形状１３としてあり、容器
ｌの開口部周縁１ａかカール形状に沿って受部１２と広
い面接触を行なうようにしである。

なお、受部１２のゴムとしては、耐熱性のあるシリコン
ゴムあるいはふり票ゴムを用いることか好ましい。

本発明によって蓋材をシールできる容器の種類は広汎に
わたり、材質的には■単居樹脂からなるもの（無機充填
剤を５〜８０ｗｔ、％含有した樹脂を含む）、■多層樹
脂からなるもの、■紙の内側にポリエチレンなどのフィ
ルムをラミネートしたものなどが対象となり、成形法と
しては真空または／および圧空法などで成形された容器
が対象となるが、折曲容器であってもよい。

また、容器の開口部平面形状としては、丸形のものたけ
てなく角形のものであってもよく、さらにカール部は、
一般的には、開口部周縁の全周に形成したものを対象と
するか、開口部周縁に部分的に形成したものも対象とな
る。

一方、受台１１の受部１２も、開口部周縁のカール形状
に対応して、その湾曲形状１３を種々の形状とてきるこ
とは勿論であり１例えば、第２図（ａ）に示すようにや
や平型カール部に対応させた湾曲形状、あるいは第２図
（ｂ）に示すように上面を平坦とした半円型カール部に
対応させた湾曲形状とするととかてきる。

なお、この蓋材シール装置は、ＦＳ（充填、シ−ル）シ
ステム、ＦＦＳ　（成形、充填、シール）システムある
いは無菌充填シールシステムに組み込むことか可能であ
る。

上述した構成からなる装置を用いて蓋材のシールを行な
う場合は、開口部周縁１ａのカール形状を、このカール
形状と同一もしくは近似して形成した受部１２の湾曲形
状１３部分にａ、置した状態て容器１を受台１１に配設
する。次いで、シールリング１４を下降させ、蓋材２を
容器ｌの開口部周縁１ａに加熱しつつ押付け、溶融圧着
する。このとき、容器ｌの開口部周縁１ａは、ゴム製受
部１２の湾曲形状１３部分によって、バランスよく弾力
性を有した状態て均一に支持されるとともに、シールリ
ング１４のリング部１５から均等かつ適切な圧力か加え
られる。

したがって、容器ｌへの蓋材２のシールは、開口部周縁
１ａのカール部に変形を生じない状態で、確実に行なわ
れる。

［実施例コ以下、受台の受部にシリコンゴムな使用した本発明装置
による実施結果と、従来装置による実施結果を比較して
示す。

Ｏ実施例仁容器中間層タルク　５０ｗＬ、％含有ポリオレフィン（ポリ
プロピレン：高密度ポリエチレン＝５０・５０）。

両外層回上ポリオレフィンのみからなる熟成形容器（９
オンス）を、カーリンク処理した。

口、蓋　材ＯＮＹ／ＰＶ［）Ｃ／ＥＶＡ　（ｉｓ　Ｐ　／　２０　
ｇ　／　４０　ｕ　）を積層したフィルム材。

ハ、シール条件（１）　　温　　度　　　　１１１２℃（２）時　間　
　　１．５秒（３）圧　　力　　　　２．０〜：１．Ｓｋｇ／ｃａ＋
２二、結果容器開口部周縁のカール部に変形などの異常発生がなく
、シール性の良好なシール容器か得られた。

Ｏ従来例なお、受台を第３図ζこ　　　　のものとし、他の条件
を上記実施例　　　　　てシールを行なった結果、容器
開口ｔ′−カール部に変形かみられ、シールも部分的に
不十分な箇所かあった。

［発明の効果］以上のように本発明によれば、蓋材のシールを、カール
部の変形を防止した状態で、しかも確実に行なうことか
できるのて、外観性の良好な商品価値の高い容器を得る
ことができるとともに、密封性にも優れた容器を得られ
る。また、開封性も良好で、飲食時の口当りにも優れた
容器を得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明第一実施例装置の要部縦断面図、第２図
（ａ）および（ｂ）は第二および第三実施例装置の受部
縦断面図、第３図は従来装置の要部縦断面図を示す。ｌ：容器　　　　　　１ａ：開口部周縁２：蓋材　　　
　　　ｌｌ：受台１２：受部　　　　　　１３：湾曲形状１４；シールリ
ング

Claims

【特許請求の範囲】

（１）開口部周縁にカール部を有する容器の蓋材シール
装置において、容器の開口部周縁を載置する容器受台の
受部をゴムで形成し、かつ、この受部を開口部周縁のカ
ール形状と同一もしくは近似した形状としたことを特徴
とする容器の蓋材シール装置。
（２）受部のゴムを、シリコンゴムとしたことを特徴と
する特許請求の範囲第１項記載の容器の蓋材シール装置
。