JPH10119936A - 易開封包装体の製造方法 - Google Patents
易開封包装体の製造方法Info
- Publication number
- JPH10119936A JPH10119936A JP27448996A JP27448996A JPH10119936A JP H10119936 A JPH10119936 A JP H10119936A JP 27448996 A JP27448996 A JP 27448996A JP 27448996 A JP27448996 A JP 27448996A JP H10119936 A JPH10119936 A JP H10119936A
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- Japan
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- film
- deep
- sealed
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- Pending
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- Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 深絞り成形した底材に内容物を充填した後、
蓋材をヒートシールしてなる深絞り包装体の製造方法に
おいて、連続して移送される深絞り成形した底材(1)
に内容物(3)を充填した後、蓋材(2)をヒートシー
ルする以前で、底材(1)に蓋材(2)と非融着性の剥
離部材(6)を部分的に形成することを特徴とするきっ
かけ部を有する易開封包装体の製造方法。 【効果】 ヒートシール部に部分的に剥離が極めて容易
な「きっかけ部」を有し、その部分から指でつまんで容
易に開封することができる易開封包装体を効率よく製造
できる。
蓋材をヒートシールしてなる深絞り包装体の製造方法に
おいて、連続して移送される深絞り成形した底材(1)
に内容物(3)を充填した後、蓋材(2)をヒートシー
ルする以前で、底材(1)に蓋材(2)と非融着性の剥
離部材(6)を部分的に形成することを特徴とするきっ
かけ部を有する易開封包装体の製造方法。 【効果】 ヒートシール部に部分的に剥離が極めて容易
な「きっかけ部」を有し、その部分から指でつまんで容
易に開封することができる易開封包装体を効率よく製造
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートシール部に
部分的に剥離が極めて容易な「きっかけ部」を有し、そ
の部分から指でつまんで容易に開封することができる易
開封包装体の製造方法に関する。
部分的に剥離が極めて容易な「きっかけ部」を有し、そ
の部分から指でつまんで容易に開封することができる易
開封包装体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】深絞り成形により底材を成形
し、蓋材をヒートシールしてなる深絞り包装体では、上
記の「きっかけ部」を有する易開封包装体の製造方法と
して、次のようなものがある。 a.蓋材のシール面に非融着性の樹脂をパートコートし
「きっかけ部」を形成した後、蓋材と底材をヒートシー
ルする。 b.深絞り成形機のヒートシール部熱板として「きっか
け部」に該当する箇所を部分的に断熱化した熱板を使用
し、蓋材と底材をヒートシールする。
し、蓋材をヒートシールしてなる深絞り包装体では、上
記の「きっかけ部」を有する易開封包装体の製造方法と
して、次のようなものがある。 a.蓋材のシール面に非融着性の樹脂をパートコートし
「きっかけ部」を形成した後、蓋材と底材をヒートシー
ルする。 b.深絞り成形機のヒートシール部熱板として「きっか
け部」に該当する箇所を部分的に断熱化した熱板を使用
し、蓋材と底材をヒートシールする。
【0003】また、平坦な基材フイルムに内容物を載置
し、さらにフイルムを密着してなるスキンパック包装体
では、上記a.と同様に平坦なフイルムのシール面に非
融着性の樹脂等をパートコートし「きっかけ部」を形成
した後、平坦な基材フイルムと密着用フイルムをヒート
シールする方法がある。
し、さらにフイルムを密着してなるスキンパック包装体
では、上記a.と同様に平坦なフイルムのシール面に非
融着性の樹脂等をパートコートし「きっかけ部」を形成
した後、平坦な基材フイルムと密着用フイルムをヒート
シールする方法がある。
【0004】しかしながら、上記a.の蓋材にパートコ
ートする方法は、正確なピッチ精度を要求されることか
ら、印刷を施した延伸フイルムとシール性フイルムとの
ラミネートフイルムに部分的パートコートを行なう必要
があり、コスト高になるという欠点があった。また、パ
ートコートに使用する樹脂が剥離しやすいことから、使
用する前に樹脂が剥離して「きっかけ部」が融着しやす
いという問題があった。
ートする方法は、正確なピッチ精度を要求されることか
ら、印刷を施した延伸フイルムとシール性フイルムとの
ラミネートフイルムに部分的パートコートを行なう必要
があり、コスト高になるという欠点があった。また、パ
ートコートに使用する樹脂が剥離しやすいことから、使
用する前に樹脂が剥離して「きっかけ部」が融着しやす
いという問題があった。
【0005】一方、上記b.の熱板の一部を断熱化する
方法では、包装体の形状や寸法をを変えるたびに熱板を
一式変更しなければならず、段取替えに時間がかかると
いう問題があった。さらに、この方法は、スキンパック
包装体の場合、成形・シールの加熱板は凹状になってお
り、加熱も接触加熱でなくふく射加熱であるため、熱板
の一部を断熱化する方法は適しないという問題があっ
た。
方法では、包装体の形状や寸法をを変えるたびに熱板を
一式変更しなければならず、段取替えに時間がかかると
いう問題があった。さらに、この方法は、スキンパック
包装体の場合、成形・シールの加熱板は凹状になってお
り、加熱も接触加熱でなくふく射加熱であるため、熱板
の一部を断熱化する方法は適しないという問題があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解消できる易開封包装体の製造方法を見出したものであ
って、その要旨とするところは、深絞り成形した底材に
内容物を充填した後、蓋材2をヒートシールしてなる深
絞り包装体の製造方法において、連続して移送される深
絞り成形した底材1に内容物3を充填した後、蓋材をヒ
ートシールする以前で、底材1に蓋材2と非融着性の剥
離部材6を部分的に形成することを特徴とするきっかけ
部を有する易開封包装体の製造方法及び平坦な基材フイ
ルムに内容物を載置し、さらにフイルムを密着してなる
スキンパック包装体の製造方法において、連続して移送
される平坦な基材フイルムに内容物を載置した後、密着
用フイルムをヒートシールする以前で、基材フイルムに
密着用フイルムと非融着性の剥離部材を部分的に形成す
ることを特徴とするきっかけ部を有する易開封包装体の
製造方法にある。
解消できる易開封包装体の製造方法を見出したものであ
って、その要旨とするところは、深絞り成形した底材に
内容物を充填した後、蓋材2をヒートシールしてなる深
絞り包装体の製造方法において、連続して移送される深
絞り成形した底材1に内容物3を充填した後、蓋材をヒ
ートシールする以前で、底材1に蓋材2と非融着性の剥
離部材6を部分的に形成することを特徴とするきっかけ
部を有する易開封包装体の製造方法及び平坦な基材フイ
ルムに内容物を載置し、さらにフイルムを密着してなる
スキンパック包装体の製造方法において、連続して移送
される平坦な基材フイルムに内容物を載置した後、密着
用フイルムをヒートシールする以前で、基材フイルムに
密着用フイルムと非融着性の剥離部材を部分的に形成す
ることを特徴とするきっかけ部を有する易開封包装体の
製造方法にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面により説明す
る。図1は深絞り包装体の製造装置を用いた易開封包装
体の製造工程を示した断面概略図(上)と対応する平面
図(下)である。製造工程の概略を説明すると、まず、
深絞り成形機(図示していない)により成形された底材
1は連続して移送され、凹部に内容物3が充填され、つ
いで、蓋材2が供給されて、真空チャンバー5とヒート
シーラー4により、ヒートシールと真空包装がなされ
る。その後、冷却され適宜切断されて包装体が得られ
る。
る。図1は深絞り包装体の製造装置を用いた易開封包装
体の製造工程を示した断面概略図(上)と対応する平面
図(下)である。製造工程の概略を説明すると、まず、
深絞り成形機(図示していない)により成形された底材
1は連続して移送され、凹部に内容物3が充填され、つ
いで、蓋材2が供給されて、真空チャンバー5とヒート
シーラー4により、ヒートシールと真空包装がなされ
る。その後、冷却され適宜切断されて包装体が得られ
る。
【0008】本発明の製造方法では、上記蓋材2をヒー
トシーラー4によりヒートシールする以前で、底材1に
剥離部材6を部分的に貼着する必要があり、貼着する場
所はヒートシールする工程に出来るだけ近い、1〜3シ
ョット手前とすることが好ましく、剥離部材6としては
蓋材と非融着性の材質であればよく、例えば、PETフ
イルム/粘着剤や、紙/粘着剤からなるラベルを貼付し
たり、底材1又は蓋材2いずれかのみに接着性を有する
樹脂をスタンプする方法等があり、きっかけ部の形状を
形成するように設ける。
トシーラー4によりヒートシールする以前で、底材1に
剥離部材6を部分的に貼着する必要があり、貼着する場
所はヒートシールする工程に出来るだけ近い、1〜3シ
ョット手前とすることが好ましく、剥離部材6としては
蓋材と非融着性の材質であればよく、例えば、PETフ
イルム/粘着剤や、紙/粘着剤からなるラベルを貼付し
たり、底材1又は蓋材2いずれかのみに接着性を有する
樹脂をスタンプする方法等があり、きっかけ部の形状を
形成するように設ける。
【0009】ここで、本発明の第2の発明である、スキ
ンパック包装体の製造方法は、連続して移送される平坦
な基材フイルムに内容物を載置した後、密着用フイルム
をヒートシールする以前で、基材フイルムに密着用フイ
ルムと非融着性の剥離部材を部分的に設ける必要があ
り、剥離部材としては上記深絞り包装体と同一内容のも
のが使用できる。
ンパック包装体の製造方法は、連続して移送される平坦
な基材フイルムに内容物を載置した後、密着用フイルム
をヒートシールする以前で、基材フイルムに密着用フイ
ルムと非融着性の剥離部材を部分的に設ける必要があ
り、剥離部材としては上記深絞り包装体と同一内容のも
のが使用できる。
【0010】
【発明の効果】上述したように本発明の製造方法によれ
ば、ヒートシール部に部分的に剥離が極めて容易な「き
っかけ部」を有し、その部分から指でつまんで容易に開
封することができる易開封包装体を効率よく製造できる
という利点がある。
ば、ヒートシール部に部分的に剥離が極めて容易な「き
っかけ部」を有し、その部分から指でつまんで容易に開
封することができる易開封包装体を効率よく製造できる
という利点がある。
【図1】深絞り包装体の製造装置を用いた本発明の易開
封包装体の製造工程を示した断面概略図(上)と対応す
る平面図(下)
封包装体の製造工程を示した断面概略図(上)と対応す
る平面図(下)
1 底材 2 蓋材 3 内容物 6 剥離部材
Claims (2)
- 【請求項1】 深絞り成形した底材に内容物を充填した
後、蓋材をヒートシールしてなる深絞り包装体の製造方
法において、連続して移送される深絞り成形した底材
(1)に内容物(3)を充填した後、蓋材(2)をヒー
トシールする以前で、底材(1)に蓋材(2)と非融着
性の剥離部材(6)を部分的に形成することを特徴とす
るきっかけ部を有する易開封包装体の製造方法。 - 【請求項2】 平坦な基材フイルムに内容物を載置し、
さらにフイルムを密着してなるスキンパック包装体の製
造方法において、連続して移送される平坦な基材フイル
ムに内容物を載置した後、密着用フイルムをヒートシー
ルする以前で、基材フイルムに密着用フイルムと非融着
性の剥離部材を部分的に形成することを特徴とするきっ
かけ部を有する易開封包装体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27448996A JPH10119936A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 易開封包装体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27448996A JPH10119936A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 易開封包装体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10119936A true JPH10119936A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17542407
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27448996A Pending JPH10119936A (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | 易開封包装体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10119936A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2205972A1 (es) * | 2001-05-16 | 2004-05-01 | Francisco Monenete Plosser | Procedimiento de termosoldado de envase abrefacil mediante horma asi como el envase obtenido. |
JP2006151510A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-06-15 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 密封容器、容器及び密封容器の製造方法 |
US8465817B2 (en) | 2003-11-04 | 2013-06-18 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Polyester container |
-
1996
- 1996-10-17 JP JP27448996A patent/JPH10119936A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2205972A1 (es) * | 2001-05-16 | 2004-05-01 | Francisco Monenete Plosser | Procedimiento de termosoldado de envase abrefacil mediante horma asi como el envase obtenido. |
US8465817B2 (en) | 2003-11-04 | 2013-06-18 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Polyester container |
JP2006151510A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-06-15 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 密封容器、容器及び密封容器の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040408 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040517 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040921 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |