JPH0420768Y2 - - Google Patents

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JPH0420768Y2
JPH0420768Y2 JP11983087U JP11983087U JPH0420768Y2 JP H0420768 Y2 JPH0420768 Y2 JP H0420768Y2 JP 11983087 U JP11983087 U JP 11983087U JP 11983087 U JP11983087 U JP 11983087U JP H0420768 Y2 JPH0420768 Y2 JP H0420768Y2
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container
opening edge
connecting member
metal
sealed
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JP11983087U
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JPS6426215U (ja
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は発泡性飲料を充填密封した密封容器、
特に該飲料を充填密封した密封容器に関し、特に
イージーオープン密封容器に関する。
(従来技術) 実開昭62−78646号に見られるように、第5図
示の如く金属箔にラミネートした合成樹脂からな
る容器蓋aのパネル部b全周縁に垂下して連設し
た周壁部cを0.3mm以下の金属容器dの開口縁部
e外側に設けた合成樹脂からなる連設部材fに外
嵌させ接着して密封する容器が知られている。こ
の容器の開口縁部eの連結部材fは単に容器蓋a
と金属容器dとを接着し、連結する部材としてだ
けではなく該金属容器dより容器蓋aを除去して
開封し、該金属容器dを手で把持して飲料する際
の薄肉壁厚の金属容器dの開口部の把持による変
形を防止する補強部材として、又、飲み口である
開口縁部eを被覆する被覆部材としての機能を有
する。
従つて、この種の容器は持ち易く、飲み口が安
全で飲み易いので飲料用容器として好適である。
この容器を発泡性飲料を充填密封する容器とし
て常温におかれる場合には問題はないが、たまた
ま高温状態におかれた場合に密封性に問題があ
る。
即ち、通常、発泡性飲料を充填密封した飲料缶
詰は高温状態の下に置かれた場合、該缶詰の内圧
が約5Kg/cm2程度まで上昇する。そのため、金属
箔にラミネートした合成樹脂からなる容器蓋aの
パネル部bが外方に膨出する。その結果、この金
属容器dは前述の如くその開口縁部eが連結部材
fで補強されているが、該パネル部bに連設した
周壁部cが金属容器dの開口縁部e及び連結部材
fを圧縮するように作用して0.3mm以下という薄
厚の金属容器dの開口縁部e及び合成樹脂製の連
結部材fを縮径するため、該開口縁部e及び連結
部材fが縮径し、該開口縁部e及び連結部材fが
全周に亘つて、断面形状が蛇行した形状となる蛇
行変形を生ずる。その結果、該連結部材fと金属
容器dとの間の接着部が剥離し、このために発泡
性飲料缶詰の密封性を損なう不都合がある。
(考案が解決すべき問題点) 本考案は、かかる問題点を解決するためになさ
れたもので、発泡性飲料を充填密封した飲料缶詰
を高温状態の下に置かれた場合でも、内圧に耐え
られる密封性に優れた密封容器を提供することを
目的とする。
(問題を解決するための手段) 本考案はかかる目的を達成するために金属箔に
合成樹脂をラミネートしてなる材料からなる容器
蓋のパネル部の全周縁に垂下して連設した周壁部
を、発泡性飲料を充填した厚さ0.3mm以下の金属
容器の開口縁部外側に設けた合成樹脂からなる連
結部材に外嵌させ接着させて密封したものにおい
て、該金属容器の開口縁に、その全周にわたり屈
曲して形成したカール部を設けたことを特徴とす
る。
(作用) かかる手段によると、カール部を容器胴の開口
縁に設け、開口縁部の圧縮強度を上げたので、高
温状態の下で容器蓋のパネル部が膨出し、その周
壁部が開口縁部及び連結部材を圧縮しても、それ
らの圧縮による蛇行変形が生じるのが抑制され
る。
(実施例) 以下本考案の実施例を第1図及び第2図に従つ
て説明する。図面で、1は容器蓋を示し、容器蓋
1はテイン・フリー・スチール、アルミニウム等
の金属箔1aの外面にポリプロピレン系、ポリエ
チレン系等の熱可塑性樹脂1bを被覆したもの
で、容器蓋1のパネル部2の全周縁に筒形の周壁
部3を垂下状に形成し、更に第1図示の如くこの
周壁部3の下端に連なつて開封用のタブ4を一体
に形成した。
そして、図示の実施例では、開封手段として周
壁部3の下端に連なるタブ4の一側縁から斜目方
向に延びる斜目スコア線5と、この斜目スコア線
5に連なり周壁部3の上縁より下方位置に周壁部
3を囲繞する水平スコア線6とからなるスコア線
7とした。また、このスコア線7は、金属箔1a
の外面に被覆した前記熱可塑性樹脂1bのみに例
えば加熱した刃を当接させて又はレザー光線を照
射して該樹脂1bを排除して形成した。
図面で、8は容器蓋1の内面に施した例えばポ
リオレフイン系、ポリアミド系、ポリエステル系
等の熱接着性樹脂被膜である。
また、9は金属容器を示し、開口縁部10を備
えるアルミニウム、ブリキからなる所謂ツーピー
ス缶である。しかし、ブリキ、テイン・フリー・
スチール等の金属薄板材料からなる所謂スリーピ
ース缶であつてもよい。その板厚は、0.3mm以下、
例えば0.1〜0.2mm程度のものである。該容器9の
開口縁部10には段部11を備えかつその開口径
R2が容器胴径R1より小径とした縮径部12を全
周にわたつて絞込み加工により設けた。
13は、容器9の開口縁部10の縮径部12に
外嵌させ接着剤14によつて固着した連結部材で
ある。該連結部材13は、例えばポリオレフイン
系、ポリアミド系、ポリエステル系の熱接着性樹
脂からなり、該接着剤14は例えばポリオレフイ
ン系、ポリアミド系、ポリエステル系等の熱接着
性樹脂被膜からなる。
そして、前記容器蓋1の周壁部3を容器9の開
口縁部10の縮径部12に外嵌し接着剤14で固
着した連結部材13に外嵌させて加熱圧接して接
着剤8を介して溶着し密封した。
以上の構成は従来のものと異ならないが、本実
施例では、容器9の開口縁部10の端縁を外方に
屈曲してカール部15を設け、該カール部15の
端縁を前記連結部材13に埋設した。
従つて、この構成により容器9の開口縁部10
は該カール部15により強化されて圧縮強度が向
上し、前記したように高温状態で内圧により容器
蓋1のパネル部2が膨出してその周壁部3が開口
縁部10及び連結部材13を圧縮しても、該開口
縁部10及び連結部材13が蛇行変形するのを抑
制し、該蛇行変形による連結部材13と容器9と
の接着部の剥離を抑制する。
第3図は本考案の他の実施例を示し、カール部
15を開口縁部10の端縁を外側に折り返し、該
カール部15を略逆J断面形状の連結部材13で
被覆して設けたもので、他の構成は前記実施例と
同様である。
次に、第1図及び第2図示の実施例と前記従来
例とを各構成材料を同一として行つた保存比較試
験の結果は第4図示の通りである。
(試験方法) ガス容積2.5倍のガス水を冷間充填してパスト
ライザにて加温(65℃×40分、内圧6.5Kg/cm2
した後に室温に戻し、オーブンで55℃に保存し、
各保存日数に応じてサンプリングし、連結部材と
容器とのT形剥離強度試験(引張速度:200mm/
min)を行つた。
第4図示の通り、従来品は3日目から剥離強度
が低下し、密封が不完全となつたのに対して本実
施品は、経時的に剥離強度が低下することなく長
期間にわたり密封が完全であつた。尚、本実施品
は第3図示の構成によつても差がなかつた。
(効果) 従つて本考案によれば、容器の開口縁部に屈曲
してカール部を設けたので、内圧を高める発泡性
飲料を充填密封して高温状態におかれても連結部
材と容器との接着部が長期間剥離することがなく
密封が完全に保たれる密封容器を提供するの効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図はその一部を截除した正面図、第2
図は第1図のA部の部分拡大図、第3図は本考案
の他の実施例を示す第2図と同様の部分拡大図、
第4図は本考案の高温状態においたときの効果を
説明するための線図、第5図は従来例の一部を截
除した拡大図である。 1……容器蓋、1a……金属箔、1b……合成
樹脂、2……パネル部、3……周壁部、9……金
属容器、10……開口縁部、13……連結部材、
15……カール部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属箔に合成樹脂をラミネートしてなる材料か
    らなる容器蓋のパネル部の全周縁に垂下して連設
    した周壁部を、発泡性飲料を充填した厚さ0.3mm
    以下の金属容器の開口縁部外側に設けた合成樹脂
    からなる連結部材に外嵌させ接着させて密封した
    ものにおいて、該金属容器の開口縁に、その全周
    にわたり屈曲して形成したカール部を設けたこと
    を特徴とする密封容器。
JP11983087U 1987-08-06 1987-08-06 Expired JPH0420768Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11983087U JPH0420768Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

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JP11983087U JPH0420768Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6426215U JPS6426215U (ja) 1989-02-14
JPH0420768Y2 true JPH0420768Y2 (ja) 1992-05-12

Family

ID=31365402

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JP11983087U Expired JPH0420768Y2 (ja) 1987-08-06 1987-08-06

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