JPS5864936A - 密封紙製容器およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紙製容器およびその製造方法に関する。

更に詳細には本発明は金属製かしめ用リングによってプ
ラスチックリッドを紙容器の開口部リムと共に巻きしめ
することによって封止した紙製容器およびその製造方法
て関する。

最近の省資源気運の高まりにつれて、液体食品（飲料を
含む）の充てん用容器を金属（例えば、スチール又はア
ルミ）製およびガラス製容器から紙製容器に変換しよう
とする試みがなされてきた。

現在実用化されているものはアルミ又はスチール製のリ
ッドを紙容器の胴部材−上縁と共に巻きしめて封止され
た紙製容器である。この種の′容器は紙製といってもリ
ッド全体は金属製であり、コスト的にはなお一層改善す
べき余地が残されている。

金属製リッドのかわりにプラスチック製リッドの使用が
試みられた。プラスチックリッドの外周縁を容器胴部材
の上縁と共に巻きしめ、該巻きしめ部を熱風または電熱
手段によって加熱しプラスチックリッドを紙に溶着させ
ようとしたが、部分な接合力がえられず、またプラスチ
ックの反発弾性によって巻きしめ部が破壊されてしまっ
た。熱風のかわって超音波溶着機を使用すると接合力は
若干高まるが、なお不十分である。仮に超音波溶着機で
、プラスチックリッドを容器巻きしめ部と一体接合でき
たとしても、開口させろ際、容器口縁の機械的強度が低
いので容器を指でにぎった部分がおｌ〜つぶされてしま
う。

従って、本発明の目的は金属製のリッドのかわりにコス
ト的に安いプラスチックリッドを使用した封止紙製容器
およびその製造方法を提供することである。

本発明の利点およびその他の効果は下記の記載および添
付図面から更に一層明瞭になる。

縁を金属製かしめ用リング７と共に巻きしめて封止され
ていることを特徴とする。

本発明の紙製容器１の中にはいかなる製品も光てんでき
る。特に液状または半液状の製品を充てんする場合、あ
るいは油脂性の菓子などを充てんする場合、紙容器部材
１の内壁面にはワックス、ポリエチレンフィルム、ポリ
エチレンとアルミ箔との積層フィルムおよび熱可塑性合
成樹脂の積層フィルム等のような耐液体浸透性材料１３
をコーティングまたはライニングすることができろ。こ
の被覆１３によって内容物９は紙容器部材１１中に浸透
してゆくことも、または容器外に漏出してくることもな
い。

プラスチックリッドはポリエチレンなどのような熱可塑
性合成樹脂から形成されている。リッドの厚みは本発明
の絶対要件ではない。容器内容物がリッドに衝突する際
の圧迫力などによって自（員せず、また、取扱い中に容
易に破損されない程度の厚みを有すればよい。所望なら
ばリッドの外周縁周辺部の厚みを他の部分よりも薄くす
ることも可能である。このようにすると、容器胴部材上
縁およびかしめ用リングとの巻きしめが都合よ（行なえ
ることがある。プラスチックリッド５の］商当な位置に
開口部開設手段１５を設けろ。開口部゛開設手段１５の
リング部分１７に指を入れ矢印のｈ向にひっばると開口
部の形状に入れられた切込部１９にそってプラスチック
リッドの一部分を除去することができ、開口部が開かれ
る。開口部の形状は本発明の絶対要件ではない。第１図
に図示されたものはプラスチックリッドの一部分のみを
とり除く形式のものであるが、グラスチックリッドの大
部分がとりのぞかれるようにリッドの内周にそって切込
部１９をまわりめぐらせることもできろ。

かしめ用リングの材質は本発明の絶対要件ではない。か
しめ用リングは例えばアルミニウム、スチール、銅、な
どからつくることができる。アルミニウムが好ましい。

所望ならばかしめ用リングの内側にゴムパツキンを配設
ｆろこともできろ。

例えば、かしめ用リングの内側表面てゴムラテックスを
塗布し、乾燥させろことてよって、ゴムパツキンをかし
め用リングの内側に配役できる。ゴムパツキンがあると
一段と冒い密封度を得ることができろ。

本発明の密封紙製容器を１！！造する場合、常法により
得られた、耐液体浸透性被覆を全内壁面上に有する紙容
器部材に液状または半液状製品を充てんし、該紙容器の
開口部上縁を容器外方向に若干おり曲げ、プラスチック
リッドを該開口部上に配置し、続いて金属製かしめ用リ
ングを該プラスチックリッドにかぶせ、その後開口部上
縁の折曲げ外周縁、プラスチックリッドの外周縁および
＜ｉｒ’属製かしめ用リングの外周縁を一緒て巻きしめ
、最後に、金属製かしめ用リングの外周面を左右から圧
潰して封＋ｈを完了する。

本発明の密封紙製容器は常用の缶詰製造）４１の巻きし
め機によって製造することができる。

本発明による密封紙製容器はリッドがグラスチック製な
のでアルミ製リッドを使用する従来の容器に比べて安価
に製造できろ。−万、密封度はアルミ製リッドを使用し
た場合と同等またはそｉｔ以上である。金属製かしめ用
リングが容器口縁部周囲に使用されているために該容器
口縁部付近の機械的強度が高められろ。そのため、開口
部開設手段を指でひつばろときにも容器を押しつぶす、
［つな心配なしにリッド上に容易に開口部を切り開くこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の密封紙製容器の巻きしめ部の拡大切欠
き断面図である。 １：本発明による密封紙製容器 ３：容器胴材部 ５ニブラスチツクリツド ７：金属製かしめ用リング ９：内容物 １１：紙容器。 １３：耐液体浸透性フィルム １５：開口部開設手段 １７二指入れリング １９：切込み部 特許出願人　株式会社日本デキシー ア

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）内容物の充てんされた紙製容器であって該紙製容
   器の胴部材上縁、開口部開設手段を有するプラスチック
   リッド外周縁および金属製かしめ用リング外周縁とが一
   体に巻きしめられて密封されていることを特徴とする密
   封紙製容器。 （２）紙製容器の内壁面には耐液体浸透性被覆がほどこ
   されていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の容器。 （３）かしめ用リングがアルミニウム、スチールまたは
   銅製であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
   の容器。 （４）かしめ用リングがアルミニウム製であることを特
   徴とする特許請求の範囲第３項記載の容器。 （５）紙製容器に内容物を充てんし、開口部開設手段を
   有するプラスチックリッドを該容器胴部材上端に配置し
   、続いて金属製かしめ用リングなプラスチシフリッド上
   に配置し、容器胴部材上縁、プラスチックリッド外周縁
   および金属製かしめ用リング外周縁を一緒に巻きしめ、
   最後に金属製かしめ用リングの外周面を左右から圧潰し
   て封止することから成る密封紙製容器の製造方法。 （６）　　紙製容器の内壁面には耐液体浸透性被覆がほ
   どこされていることを特徴とする特許請求の範囲第５項
   記載の方法。 （力　かしめ用リングがアルミニウム、スチールまたは
   銅製であることを特徴とする特許請求の範囲第５項記載
   の方法。 （８）かしめ用リングがアルミニウム製であることを特
   徴とする特許請求の範囲第７項記載の方法。