JPH0426349Y2 - - Google Patents

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JPH0426349Y2
JPH0426349Y2 JP1985022131U JP2213185U JPH0426349Y2 JP H0426349 Y2 JPH0426349 Y2 JP H0426349Y2 JP 1985022131 U JP1985022131 U JP 1985022131U JP 2213185 U JP2213185 U JP 2213185U JP H0426349 Y2 JPH0426349 Y2 JP H0426349Y2
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JP
Japan
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container
drop lid
lid
heat
stepped portion
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JP1985022131U
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JPS61137547U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アイスクリーム、ジヤム、サラダ等
が包装されるコツプ状容器の施蓋封緘構造に関す
る。
〔従来の技術〕
アイスクリーム、ジヤム、サラダ等の包装容器
としては、第7図に示すように底部から上方に向
つて口径が漸増する上拡がりのコツプ状容器が使
用されることが多い。その容器1の上部開口端付
近には円周方向に段差部1aが形成されており、
内容物を充填した後、円周段差部1aの上に、そ
の口径と略一致する平面形状を有する落し蓋2を
嵌め込むことにより容器の口部を閉じるようにし
ている。なお、容器1の開口端は補強等のための
巻締め1b形状が与えられている。
落し蓋2の周縁部には、突出部2aが設けられ
上向きに折り起こされており、内容物を取り出す
に際してその突出部2aを摘んで引上げることに
より落し蓋2を取り除くようになつている。
上記包装容器は上拡がりのコツプ形状を有する
ので、その多数個を互いの蓋2の上に安定に載置
した段積み状態として輸送・保管・店頭陳列等を
行うことができるという長所を有している。
〔考案が解決しようとする課題〕
食品包装容器は、安全衛生上、流通過程で内容
物に改ざんが加えられることのないように、容器
口部の開封を防止するための封緘手段を施すこと
が望ましい。
コツプ状容器1を落し蓋2で閉じた包装容器に
ついては、その封緘手段として、例えば第8図の
ようにフイルム5を用いて容器1の口部を被包す
ることが考えられる。しかし、このように容器口
部をフイルム5で被包すると、そのフイルム5と
落し蓋2との間に空間が存在するため、輸送・貯
蔵または店頭陳列において上下に段積みすること
ができない。上下に重ねると、フイルム5が押し
つぶされ、フイルムにずれや、破損等の不都合を
生じ所定の被包状態を維持できなくなるからであ
る。
別法として、容器開口部の凹凸にそつた形状を
有する成形蓋(プラスチツク射出成形品等)を外
蓋として、落し蓋2の上から被せるようにしたも
のも提案されているが、その外蓋は簡単に取り外
され、開封後再び被せ直すことができるので封緘
効果に乏しい。
本考案は上記問題を解決するための改良された
封緘構造を提供するものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本考案の施蓋封緘構造は、上方に向つて口径が
漸増し、上部開口端付近に円周段差部1aが形成
されたコツプ状容器の該円周段差部1aの上にそ
の口径と略一致する平面形状を有する落し蓋2が
嵌め込まれる包装容器において、 落し蓋2は、その周縁に形成された複数の突出
部が容器の内側面に沿うように上向きに折り起さ
れて円周段差部1aの上に嵌め込まれていると共
に、環形状の熱収縮性フイルム3が、容器の開口
端の全周にわたり容器の外側と内側とに跨がつて
被せられ、前記落し蓋2の各突出部を抱き込んで
容器の内側面と外側面とに密着せしめられている
ことを特徴としている。
以下本考案について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の施蓋封緘構造を有する包装容
器の例を示す斜視図であり、第2図はその断面を
示している。第3図は容器の口部に嵌め込まれる
落し蓋2の平面形状を示している。落し蓋2の周
縁には円周方向の複数個所に舌片状の突出部2
a,2a……が形成されている。落し蓋2は、各
突出部2a,2a……が折曲げ線(鎖線で示す)
にそつて上向きに折り起されて容器口部の円周段
差部1aの上に嵌め込まれる。
熱収縮性フイルム3は環形状を有し、容器の開
口端の全周にわたり容器1の外側と内側とに跨が
つて被せられ、熱収縮力により開口端部の外側面
と内側面とに密着している。落し蓋2の突出部2
a,2a……は、熱収縮性フイルム3に抱き込ま
れて容器の開口端部の内面側に係着されている。
容器1、落し蓋2、および熱収縮性フイルム3
等の材質は特別のものではなく、容器1は通常の
それと同様に合成紙、加工紙、コンポジツト紙等
からなる容器であり、落し蓋2もそれと同様の材
料からなるものであり、また熱収縮性フイルム3
は、公知の延伸ポリ塩化ビニル、延伸ポリスチロ
ール等のフイルムである。
施蓋封緘された上記の容器の開封は、熱収縮性
フイルム3を取り除いたうえ、落し蓋2の突出部
2aをつまんで引き上げることにより行われる。
このように落し蓋2の周縁の突出部は、容器開口
端に沿つて被着される熱収縮性フイルム3に抱き
込まれて容器開口部に対する係着関係を形成する
と共に、開封の際の摘み片となる役目を有する。
第3図では、舌片形状の突出部2a,2a……を
周方向の複数個所に分散形設しているが、必ずし
もそれに限定されず、上記役目を果し得る任意の
形状としてよく、例えば、第4図のように、摘み
片となる舌片状突出部2aと、円周方向に延在す
る突出部2bを形成したものであつてもむろん構
わない。
このように本考案は、落し蓋2の周縁に突出部
を設けておき、その突出部を、容器の開口端部に
被着される環形状の熱収縮フイルム3の内側に抱
き込ませて容器と係絡させた構造を有するので、
流通過程で改ざんを意図して開封しようとして
も、熱収縮性フイルム3を容器開口部から取り除
かないかぎり、落し蓋2を開けることができず、
また、一旦熱収縮性フイルム3を容器口部から取
り外すと、これを再び元どおりに容器口部に取付
け直すことは不可能である。従つて熱収縮性フイ
ルム3が落し蓋2の突出部を抱き込んで容器の開
口端部に密着された状態を呈していれば、その外
観から開封の事実のないことを知ることができ
る。
また、輸送・保管、店頭陳列等においてその包
装容器を上下に段積みすることができ、段積みに
よつて封緘効果が損なわれることはない。
第6図は本考案の封緘構造の形成要領を示して
いる。同図のように、容器1の口部に、突出部
を上向きに折り曲げた落し蓋2を嵌め込んだう
え、容器の開口端部の周囲をかこむように、環形
状の熱収縮性フイルム3をあてがうと共に、同図
のように熱収縮性フイルム3の上部を矢符方向
に折り伏せて容器開口端部の内側面に向かわせた
うえ、熱風吹付け等により熱収縮を生起させる。
この場合、熱収縮性フイルム3の内側に折り曲げ
られた部分(内方折曲げ部分)3,1は、そのま
までは容器口部の内側面に強固に密着させること
が困難であるが、適当な治具、例えば容器の開口
部に嵌合するリング状治具を用いて、熱収縮性フ
イルム3の内方折曲げ部分3,1を容器口部の内
側面に押し付けて熱収縮処理を施せば十分に内側
面に密着させることができる。この熱収縮処理に
より前記第1図等に示した封緘構造が形成され
る。
なお、熱収縮性フイルム3の容器外側面に密着
せしめられる部分3,2を、図示のように容器の
円周段差部1aより下方に延在する長さとすれ
ば、段差部が引つ掛かりとなつてフイルム3の抜
け防止効果が得られるので好ましい。また、熱収
縮性フイルム3の内方折曲げ部3,1について
も、その幅寸法をやヽ長めにしてその先端部分
が、第5図に示すように、落し蓋2の天面周縁に
かぶさるようにすれば、容器の内面と、落し蓋2
との界面が外部から遮蔽されることにより塵埃等
の異物の侵入を確実に阻止することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、コツプ状容器の口部を落し蓋
で閉じた包装容器に確実な封緘性をもたせること
ができ、その封緘性は容器を段積みしても損なわ
れないので、輸送、保管、店頭陳列等における取
扱い上の制約をうけず、コツプ形状の容器の長所
はそのまヽ活かされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の施蓋封緘構造を有する包装容
器の例を示す斜視図、第2図はその縦断面図、第
3図及び第4図は本考案における落し蓋の例を示
す平面展開図、第5図は本考案の他の例を示す縦
断面図、第6図,は本考案の施蓋封緘構造の
形成要領説明図、第7図は従来の包装容器の例
を示す斜視図、はその断面図、第8図は従来の
封緘構造の例を示す断面図である。 1……コツプ状容器、1a……円周段差部、2
……落し蓋、2a,2b……突出部、3……熱収
縮性フイルム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 上方に向つて口径が漸増し、上部開口端付近に
    円周段差部1aが形成されたコツプ状容器の該円
    周段差部1aの上にその口径と略一致する平面形
    状を有する落し蓋2が嵌め込まれる包装容器にお
    いて、 落し蓋2は、その周縁に形成された複数の突出
    部が容器の内側面に沿うように上向きに折り起さ
    れて円周段差部1aの上に嵌め込まれていると共
    に、環形状の熱収縮性フイルム3が、容器の開口
    端の全周にわたり容器の外側と内側とに跨がつて
    被せられ、前記落し蓋2の各突出部を抱き込んで
    容器の内側面と外側面とに密着せしめられている
    ことを特徴とするコツプ状容器の施蓋封緘構造。
JP1985022131U 1985-02-18 1985-02-18 Expired JPH0426349Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985022131U JPH0426349Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985022131U JPH0426349Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61137547U JPS61137547U (ja) 1986-08-26
JPH0426349Y2 true JPH0426349Y2 (ja) 1992-06-24

Family

ID=30514153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985022131U Expired JPH0426349Y2 (ja) 1985-02-18 1985-02-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0426349Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49144647U (ja) * 1973-04-10 1974-12-13
JPS5614204Y2 (ja) * 1977-11-30 1981-04-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61137547U (ja) 1986-08-26

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