JP2001233333A - ネジ付き缶 - Google Patents

ネジ付き缶

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JP2001233333A
JP2001233333A JP2000044013A JP2000044013A JP2001233333A JP 2001233333 A JP2001233333 A JP 2001233333A JP 2000044013 A JP2000044013 A JP 2000044013A JP 2000044013 A JP2000044013 A JP 2000044013A JP 2001233333 A JP2001233333 A JP 2001233333A
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義彦 松川
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穣 土田
Takeshi Hara
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂被膜で被覆された金属薄板により口
頸部が一体成形されるネジ付き缶について、外巻きのカ
ール部の切断端部が外側から見えることで外観が悪くな
るということを回避できるようにすると共に、上方から
の垂直荷重に対する口頸部の全体的な強度を更に高めら
れるようにする。 【解決手段】 合成樹脂被膜で被覆された金属薄板から
の成形によって、少なくとも、上端開口縁に沿ってリン
グ状に形成される外巻きのカール部11と、該カール部
11から下方且つ外方に延びる傾斜壁12と、該傾斜壁
12から下方に延びるネジ形成部分13とを備えた口頸
部5が一体成形されているネジ付き缶において、傾斜壁
12の上端から外方に屈曲したカール部11を、カール
部11の下端を屈曲部分として傾斜壁12に近接させ
て、カール部11の切断端部をカール部11の内部に巻
き込むように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジキャップを冠
着させるための口頸部を備えたネジ付き缶に関し、特
に、合成樹脂被膜で被覆されたアルミニウム合金板や表
面処理鋼板等の金属薄板により一体成形された口頸部の
上端開口縁に沿って外巻きのカール部が形成されている
ネジ付き缶に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料缶詰の缶容器をリシール可能なもの
とするために、缶にネジ付きの口頸部を設け、該口頸部
にネジキャップを着脱可能に冠着させることで、口頸部
の上端開口部をネジキャップにより密閉するようにし
た、所謂ネジ付き缶というものが従来から提案されてお
り、そのようなネジ付き缶において、アルミニウム合金
板や表面処理鋼板等の金属薄板により一体成形される口
頸部として、キャップのネジ部と螺合するネジ部が周面
に形成された口頸部の上端に、開口縁に沿って内巻き又
は外巻きのカール部を形成したような構造が従来から公
知となっている。
【0003】すなわち、例えば、特表平10−5090
95号公報中には、底部と胴部が一体成形された缶体に
対して口頸部が形成された上蓋を胴部上端開口部に巻締
め固着したタイプや、底部と胴部が一体成形された缶体
の胴部上部を絞って口頸部を形成したタイプや、口頸部
と肩部と胴部が一体成形された缶体の胴部下端開口部に
底蓋を巻締め固着したタイプ等の様々なタイプのボトル
形状の缶について、また、特開平1−210136号公
報中には、底部と胴部が一体成形された缶体の胴部上端
部をネックイン加工して口頸部とした広口タイプの缶に
ついて、何れも、口頸部の上端開口縁に沿って内巻き又
は外巻きのカール部を形成した構造がそれぞれ開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にカール部やネジ部が形成された口頸部を有するネジ付
き缶では、カール部やネジ部が形成された後の口頸部に
対して、その内面側或いは内外両面に保護被膜となる合
成樹脂被膜を後塗装しても、既にカール部やネジ部が形
成された部分に対して均一に合成樹脂被膜を形成するこ
とは困難であることから、合成樹脂被膜で被覆されたア
ルミニウム合金板や表面処理鋼板等の金属薄板を材料と
して、この被覆金属薄板から口頸部を成形しカール部や
ネジ部を成形することが必要となる。
【0005】また、口頸部の上端にカール部が形成され
たネジ付き缶では、カール部が内巻きであると、消費者
が缶を開けて中身の飲料を飲用するときに、カール部に
より飲料の流れが阻害されてスムーズに注出し難くな
り、また、中身を飲み残してキャップで再密閉するとき
に、カール部に飲料が付着したまま残って不衛生な状態
となり、更には、カール部の切断端部(金属板の切断端
面)が缶の内部に位置することで、カール部の切断端部
に対しても特に塗膜処理を施さないと、缶内に充填され
た飲料によりカール部の切断端部に腐食の起きるような
虞もあることから、口頸部の上端に形成されるカール部
は外巻きとしておくことが望ましい。
【0006】しかしながら、合成樹脂被膜で被覆された
アルミニウム合金板や表面処理鋼板等の金属薄板により
一体成形された口頸部では、カール部を形成するより前
の工程で、未開口の口頸部の先端部分を切断して開口さ
せる際に、金属薄板に被覆されている合成樹脂被膜がき
れいに切断されず、合成樹脂被膜の一部が切断端部で毛
羽立ったり剥がれたりするようなことがある。
【0007】そのため、口頸部の上端のカール部を外巻
きに形成した場合には、合成樹脂被膜がきれいに切断さ
れていない切断端部がカール部の下端で外側から見えて
見苦しくなることがあり、また、切断端部で合成樹脂被
膜が綺麗な状態に切断されたとしても、切断端部で露出
した金属面に錆や腐食が生じたりすると、やはりそれが
外側から見苦しく見えることで、何れの場合も缶の外観
が悪くなるという問題がある。
【0008】一方、そのような外観上の問題とは別に、
口頸部の上端にカール部が形成されたネジ付き缶では、
その口頸部にキャップを装着する場合、通常、キャップ
を口頸部に被せて上から押さえ付けながらキャップの側
壁を口頸部のネジ部にロールで半径方向に押し付けて変
形させることでキャップにネジ部を成形しながら装着さ
せる方式や、ネジ付きキャップとネジ付き缶を相対的に
回転させて装着する方式や、ネジ付きキャップをネジ付
き缶の口頸部に被せて上から強制的に押し込む打栓方式
等が採用されている。
【0009】そのため、何れかの方式により缶の口頸部
に対してキャップを装着する際に、最大で1275〜1
373N程度の垂直荷重が上方から口頸部に加えられる
こととなるが、口頸部上端のカール部を外巻きとした場
合には、カール部のリング外径がネジ形成部分よりも半
径方向外方に突出すると、キャップのネジ部とカール部
が干渉してキャップを着脱自在に螺着させることができ
ないため、カール部からネジ形成部分に続く部分をネジ
形成部分から半径方向内方に延びる傾斜壁とする必要が
あり、それによって、金属薄板により形成されている口
頸部に対してキャップを装着する際に、上方から口頸部
上端のカール部に作用する大きな垂直荷重が、その下方
の傾斜壁を内側に折り曲げる力として働くことで、傾斜
壁の部分が座屈を起こし易くなる。
【0010】これに対して、金属薄板の板厚に対するカ
ール幅の大きさやカール部下方の傾斜壁の角度を工夫す
ることで、上方からの垂直荷重に対する口頸部の必要強
度を一応は得ることができるものの、上方からの垂直荷
重に対して余裕を持った状態となるように口頸部の強度
を更に高めようとした場合、カール部の下方の傾斜壁を
更に座屈が起こり難い形状として補強しても、それによ
り却ってカール部に荷重が集中することでカール部自体
が変形してしまうという問題が起きる。
【0011】本発明は、上記のような問題の解消を課題
とするものであり、具体的には、合成樹脂被膜で被覆さ
れた金属薄板により口頸部が一体成形されるネジ付き缶
について、外巻きのカール部の切断端部が外側から見え
ることで外観が悪くなるということを回避できるように
すると共に、上方からの垂直荷重に対する口頸部の全体
的な強度を更に高められるようにすることを課題とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、合成樹脂被膜で被覆された金属
薄板からの成形によって、少なくとも、上端開口縁に沿
ってリング状に形成される外巻きのカール部と、該カー
ル部から下方且つ外方に延びる傾斜壁と、該傾斜壁から
下方に延びるネジ形成部分とを備えた口頸部が一体成形
されているネジ付き缶において、傾斜壁の上端から外方
に屈曲したカール部を、カール部の下端を屈曲部分とし
て傾斜壁に近接させて、カール部の切断端部をカール部
の内部に巻き込むように形成することを特徴とするもの
である。
【0013】上記のようなネジ付き缶によれば、口頸部
上端のカール部が外巻きに形成されていても、カール部
の下端が屈曲部分となるように、カール部の切断端部が
カール部の内部に巻き込まれていることによって、カー
ル部の切断端部が見苦しい状態となっていても、それが
外側から見えるようなことはなく、それによって缶の外
観を悪化させるようなことはない。
【0014】また、上記のようなカール部の構造では、
カール部がその幅方向で少なくとも部分的に三重壁とな
っていて、カール部の縦断面が単なる円形のものと比べ
て、カール部自体が補強されているため、カール部の下
方の傾斜壁を座屈を起し難いような形状にして補強する
ことで、キャップの装着時に上方から加えられる垂直荷
重がカール部に集中しても、カール部自体が変形するこ
とはなく、その結果、上方からの垂直荷重に対する口頸
部の全体的な強度をより一層高めることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のネジ付き缶の実施
形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、
図1は、本発明のネジ付き缶の一実施形態に係るボトル
タイプのネジ付き缶の全体を示し、図2は、図1に示し
たネジ付き缶の缶胴に巻締め固着される前の状態の缶蓋
を示し、図3(A)〜(F)は、図2に示した缶蓋の口
頸部の成形工程を概略的に示し、図4は、本発明のネジ
付き缶における口頸部上端のカール部の断面構造を示
し、図5は、比較例のネジ付き缶における口頸部上端の
カール部の断面構造を示し、図6は、本発明のネジ付き
缶の他の実施形態に係る各タイプの缶体(A)(B)
(C)をそれぞれ示すものである。
【0016】本実施形態のネジ付き缶1は、3ピース缶
(3部品から構成されている缶)によるボトルタイプの
缶体であって、図1に示すように、円筒体の上下両方の
開口端部にそれぞれネック&フランジ加工が施された缶
胴3に対して、その上端開口部に、内容液の注出口を備
えた缶蓋2が二重巻締めにより固着され、その下端開口
部に、閉鎖用の底蓋4が二重巻締めにより固着されてい
て、缶蓋2には、内容液の注出口となる小径の口頸部5
が一体的に成形されている。
【0017】そのようなネジ付き缶1において、缶胴3
は、一方の面に合成樹脂被膜を施し他方の面に標章等の
印刷模様を施した表面処理鋼板の長方形のブランクを材
料として、印刷模様が外側になるようにブランクを丸め
てその両端部の重ね合わせ部を従来の電気抵抗溶接方法
によりシーム溶接し、溶接した継ぎ目に保護塗装を施し
て円筒体に形成してから、ネック&フランジ加工により
両開口端部にネックイン部と水平フランジ部を形成した
ものである。
【0018】缶胴3の下端開口部を閉鎖する底蓋4は、
アルミニウム合金板や表面処理鋼板の両面に合成樹脂被
膜を施した金属薄板を材料として、外周縁にフランジ部
が形成されるようにプレス加工で一体成形したものであ
って、缶胴3との巻締め部分となるフランジ部には、合
成樹脂とゴムとからなるシーリングコンパウンドを密封
のために塗布している。なお、缶胴3と底蓋4の内面側
に被覆される合成樹脂被膜を厚いものにすれば、合成樹
脂とゴムとからなるシーリングコンパウンドをフランジ
部に施さない底蓋を使用しても、缶胴3と底蓋4の巻締
め部分での密封には差し支えない。
【0019】缶胴3の上端開口部に巻締め固着される缶
蓋2は、アルミニウム合金板や表面処理鋼板の片面(缶
の内面となる面)或いは両面に熱可塑性樹脂フィルムの
ラミネートによる合成樹脂被膜を施した金属薄板を材料
として、複数工程の絞り加工により上端を塞がれた口頸
部を有する基本形状に一体成形してから、図3(A)〜
(F)に示すような成形工程によって、口頸部の上端を
開口させてその周壁にカールやネジ等を成形したもので
ある。
【0020】なお、缶蓋2の材料となる金属薄板におけ
る熱可塑性樹脂フィルムのラミネートの仕方としては、
熱可塑性樹脂フィルムを金属薄板の金属面に直接熱接着
させる方法の他に、接着性プライマー層又は硬化型の接
着剤層若しくは熱接着性の良好な熱可塑性樹脂層を介し
て熱可塑性樹脂フィルムを金属薄板の金属面に熱接着す
る方法がある。
【0021】缶胴3に巻締められる前の缶蓋2は、図2
に示すように、缶蓋2の外周縁部に、缶胴3との巻締め
部分となるフランジ部8が形成され、フランジ部8の内
側に、缶蓋2と缶胴3のフランジ部同士を二重巻締めす
るときに二重巻締め装置のチャックが嵌入するためのカ
ウンターシンク部7が縦断面略V字状で環状に形成さ
れ、カウンターシンク部7から内側上方に肩部6が形成
されていて、注出口となる略円筒状の口頸部5が、肩部
6の中央部分から上方に立設されているものである。
【0022】なお、図示していないが、外周端縁をカー
ルさせたフランジ部8の下面側には、通常は、合成樹脂
とゴムとからなるシーリングコンパウンドが密封のため
に塗布されることとなるが、上記の缶胴3と底蓋4の巻
締め部分での密封の場合と同様に、缶蓋2と缶胴3の内
面側の合成樹脂被膜を厚いものにすれば、合成樹脂とゴ
ムとからなるシーリングコンパウンドをフランジ部8に
施さなくても、缶蓋2と缶胴3の巻締め部分での密封に
は差し支えない。
【0023】缶蓋2の注出口となる口頸部5には、その
上端開口縁に沿って、上方から見た全体の形状がリング
状となるように外巻きのカール部11が形成されてお
り、カール部11の下方に、径方向外方に向う傾斜壁1
2が形成され、傾斜壁12の下方に、キャップのネジ部
と螺合するためのネジを形成したネジ形成部分13が設
けられている。ネジ形成部分13に形成されるネジの形
状については、特に限定されるものではなく、ネジ形成
部分13の円筒状の基部を巻回する凸部や凹部からなる
ネジや、不連続に形成された凸条や凹溝からなるネジで
あっても良く、また、一条ネジ或いは二条ネジの何れで
も良い。
【0024】ネジ形成部分13の下方には環状のビード
部14が形成され、ビード部14の略円筒状の外周面
は、上方に向かって僅かに窄むように傾斜して円筒面に
近似したテーパー面となっていて、ビード部14の下端
は内方への段部を介して小径円筒部15に続き、小径円
筒部15の下端は外方への段部を介して肩部6の上端に
続いている。
【0025】なお、ビード部14の下端とそれに続く小
径円筒部15は、キャッパーにより金属製のキャップを
口頸部に装着する際に、小径円筒部15にキャップ装着
装置(キャッパー)のローラーが入り込み、キャップの
下端壁をビード部14の下端の段部に押し付けて変形さ
せることで、口頸部5にキャップをピルファープルーフ
の状態で係止させるためのものである。
【0026】上記のような構造に口頸部5を成形するた
めの工程について、図3(A)〜(F)により以下に説
明すると、先ず、図示していないが、合成樹脂被膜で被
覆された金属薄板をカップにプレス成形し、次に、該カ
ップに再絞り加工を施して外周縁部に水平なフランジ部
を備えたフランジ付きカップに成形し、該フランジ付き
カップを徐々に絞り加工することで、図3(A)に示す
ような、上端小径部を端壁17で塞がれた未成形の口頸
部5,肩部6,カウンターシンク部7,および水平なフ
ランジ部8を備えた缶蓋を一体成形する。
【0027】そして、図3(A)に示した口頸部5が未
成形の缶蓋について、図3(B)に示すように、先ず未
開口の口頸部5の端壁17を切断して除去することで、
口頸部5の上端小径部を開口させると共に、金属薄板の
結晶方向等で伸び方が異なって円形でないフランジ部8
を所定の円形に打ち抜いてトリミングしてから、図3
(C)に示すように、口頸部5の上端開口縁を僅かに外
方にプレカールさせると共に、フランジ部8の外周端縁
を下向きにカールさせる。
【0028】次いで、口頸部5の上端小径部の下方に形
成された傾斜壁12を所定の形状に維持するための金型
を口頸部5の内側に挿入した状態で、上方からカール成
形パンチを押し下げることにより、図3(D)に示すよ
うに、口頸部5の上端開口縁に外巻きのカール部11を
成形すると共に、カール部11から下方に続く傾斜壁1
2を所定の形状に維持する。
【0029】この口頸部5の上端に形成される外巻きの
カール部11について、本実施形態のネジ付き缶1で
は、図5に示すようなカール幅の縦断面が略円形の通常
のカール部に形成するのではなく、図4に示すように、
カール部11の下端が屈曲部分11bとして傾斜壁12
に近接し、カール部の切断端部(口頸部5の切断端部)
11aがカール部11の内部に巻き込まれるように形成
しており、また、カール部11から下方に続く傾斜壁1
2については、その下方のネジ形成部分13との間の屈
曲部分の曲率半径Rが1.5〜2.5mmで、水平面に
対する傾斜角度θが40〜50°となるようにしてい
る。
【0030】そのように上端開口縁に外巻きカール部1
1が形成された口頸部5に対して、更に、図3(E)に
示すように、傾斜壁12の下方の口頸部5にネジ形成部
分13を成形する。その際のネジ形成部分13のネジ山
とネジ谷の成形方法については、口頸部5の内側に雌型
を挿入して外側からロールを押し付けて成形する方法
と、口頸部5の内側からロールを押し付けて形成させる
方法がある。
【0031】そのようにネジ形成部分13を成形した
後、図3(F)に示すように、ネジ形成部分13の下方
の口頸部5を元の円筒形状に所定の幅だけ環状のビード
部14として残した状態で、該ビード部14の下方にロ
ールを外側から押し付けることによって、口頸部5の下
端を小径円筒部15に成形した後に、合成樹脂とゴムと
から成るシーリングコンパウンドを、外周端縁をカール
させたフランジ部8の下面に塗布して、それを乾燥させ
て固着させる。
【0032】上記のように成形された缶蓋2を有する本
実施形態のネジ付き缶1について、更にその一具体例を
説明すると、缶蓋2の材料として使用される金属薄板と
しては、例えば、厚さ0.315mmのアルミニウム合
金板(3004−H191)の両面に対して、イソフタ
ル酸と他のジカルボン酸成分及びグリコール成分との共
重合ポリエステル製のフィルムを12μmの厚さで熱融
着させ急冷させて非晶質化させたフィルムを積層したも
のを使用する。
【0033】なお、このフィルムは、外層と内層で融点
の異なるイソフタル酸と他のジカルボン酸成分及びグリ
コール成分との共重合ポリエステルを同じ厚さで積層さ
せた二層のフィルムで、外層側に割れが発生した場合
に、その割れが内層側にまで及ばなくなっており、更
に、外層側の融点が内層側の融点よりも高く、且つ、ア
ルミニウム合金板の外面側の二層フィルムの融点の方
が、内面側の二層フィルムの融点よりも高い性質を備え
ている。
【0034】そのような性質を備えた積層フィルムが被
覆されている被覆金属薄板では、フィルムの内層側が外
層側よりも変形し易く、さらに、内面側が外面側よりも
変形し易くなっているので、外面側の内層よりも変形量
の大きい内面側の内層が最も変形し易く、金属薄板の変
形にフィルム全体が滑らかに追従し、フィルムが割れ難
くなっている。
【0035】そのようにフィルムが積層された被覆金属
薄板を、例えば、直径87mm、高さ16mmのカップ
に打ち抜き、既に述べたような成形工程を経ることで、
全体の高さが45mm、フランジ部8の外径が70m
m、フランジ部8からカウンターシンク部7の底までの
深さが6.9mmとなるように、図2に示した形状の缶
蓋2に成形して、この缶蓋2に対して、合成樹脂とゴム
とから成るシーリングコンパウンドを、外周端縁をカー
ルさせたフランジ部8内に約65mg塗布してから、そ
れを室温にて貯蔵し、溶剤を自然乾燥させて固着させ
る。
【0036】なお、そのような缶蓋2では、その口頸部
5を、例えば、小径円筒部15の外径が26mm、小径
円筒部15の幅(高さ)が2.4mm、ビード部14の
外径が27.6mm、ネジ形成部分13におけるネジ山
の外径が27.6mmでネジ谷の外径が26mm、カー
ル部11のリング内径が19.9mmでリング外径が2
4.9mm、カール部11の下方の傾斜壁12は、その
下方のネジ形成部分13との間の屈曲部分の曲率半径R
が1.5〜2.5mmで、水平面に対する傾斜角度θが
40〜50°となるように形成している。
【0037】一方、缶胴3としては、例えば、厚さ0.
22mmの極薄スズメッキ鋼板の内外面の溶接継ぎ目と
なる部分以外にエポキシ系樹脂塗料を塗布し、外面側に
印刷模様を施し、従来法で継ぎ目を溶接し、該継ぎ目の
内外面をエポキシ系樹脂塗料で被覆し、両開口端部にネ
ックイン部と水平フランジ部を形成させ、直径約65m
m、高さ235mmにしたものを使用する。
【0038】また、底蓋4としては、例えば、厚さ0.
21mmのクロムメッキ鋼板の内外面にエポキシ系樹脂
塗料を塗布し、従来法によってカール外径が約72mm
となるように成形し、合成樹脂とゴムとから成るシーリ
ングコンパウンドを、缶蓋2の場合と同様に、外周端縁
をカールさせたフランジ部内に約65mg塗布したもの
を使用する。そして、上記のような缶胴3に、先ず、底
蓋4を二重巻締め法で固着させてから、次いで、缶蓋2
を缶胴3に二重巻締め法で固着させることにより、内容
量が1000ccのネジ付き缶とする。
【0039】ところで、上記のような具体例を含むよう
な本実施形態のネジ付き缶1では、両面が熱可塑性樹脂
層で被覆された被覆金属薄板から缶蓋2が形成されてい
ることにより、図3(B)に示すように、缶蓋2の口頸
部5の成形工程の最初で、先ず未開口の口頸部5の先端
閉鎖部(端壁17)を切断・除去して口頸部5を開口さ
せる際に、被覆された熱可塑性樹脂層の一部がきれいに
切断されずに切断端部で毛羽立って剥がれたような状態
となることがある。
【0040】そのため、図5に示すように、外巻きのカ
ール部11を単に断面(カール幅方向の縦断面)が略円
形の状態に形成したのでは、熱可塑性樹脂層がきれいに
切断されていない切断端部11aがカール部11の下端
で外側から見えて、缶の外観が悪いものとなり、また、
切断端部11aで熱可塑性樹脂層がきれいに切断されて
いたとしても、切断端部11aで露出した金属面に錆や
腐食が生じたような場合には、そのような錆や腐食がカ
ール部11の下端で外側から見えることで、やはり缶の
外観が悪いものとなる。
【0041】これに対して、本実施形態のネジ付き缶1
では、外巻きのカール部11は、図4に示すように、そ
の下端が屈曲部分11bとして傾斜壁12に近接するよ
うに、切断端部11aがカール部11の内部に巻き込ま
れた状態に形成されており、外側から見えるカール部1
1の下端は滑らかな屈曲部分11bとなっていて、切断
端部11aは外部から隠されていることから、切断端部
11aが見苦しい状態となっていても、それによって缶
の外観が悪くなるようなことはない。
【0042】一方、上記のような外観上の問題とは別
に、ネジ付き缶では、缶の口頸部にキャップを装着する
際に、口頸部に対して上方から最大で1275〜137
3N程度の垂直荷重が加えられることになるが、そのよ
うな上方からの垂直荷重に対して余裕を持った状態とな
るように口頸部の強度を更に高めようとした場合、カー
ル部の下方の傾斜壁を一層座屈が起こり難い形状として
補強すると、それによりカール部に荷重が集中すること
で、図5に示すような断面が略円形のカール部では、カ
ール部自体が変形してしまう虞がある。
【0043】これに対して、本実施形態のネジ付き缶1
では、図4に示すように、カール部11がその幅方向で
少なくとも部分的に三重壁となっており、図5に示すよ
うなものと比べてカール部11自体が変形し難いように
補強されているため、カール部11の下方の傾斜壁12
を座屈し難いように補強することで、上方からの荷重が
カール部11に集中しても、カール部11自体を変形さ
せることなく、上方からの垂直荷重に対する口頸部の全
体としての強度を高めることができる。
【0044】この点に関して、図4に示したカール部を
有する本発明の実施例のネジ付き缶と、図5に示したカ
ール部を有する比較例のネジ付き缶とについて、カール
部自体の構造の違いを除いて全て同じ構造(上記の具体
例に示した構造)とした上で、それぞれ20個ずつの缶
について、缶の口頸部の何処かで変形が起きるまで上方
から垂直荷重を加えて、変形時の垂直荷重の大きさを測
定することで、口頸部全体としての強度の違いを比較し
た。
【0045】なお、実施例と比較例の各缶では、図4お
よび図5に示すように、カール部11から下方の傾斜壁
12が、その下方のネジ形成部分13との間の屈曲部分
の曲率半径Rが1.5〜2.5mmで、水平面に対する
傾斜角度θが40〜50°となるように形成されてお
り、これによって、カール部11の下方の傾斜壁12が
上方から垂直荷重により簡単に座屈を起すことのないよ
うにしている。
【0046】その結果、図5に示したカール部を有する
比較例の20個では、1397〜1422Nでそれぞれ
口頸部のカール部に変形が起きた(何れも1275〜1
373N程度の垂直荷重には一応耐えられる)のに対し
て、図4に示したカール部を有する実施例の20個で
は、1704〜1729Nでそれぞれ口頸部のカール部
に変形が起きたことから、外巻きのカール部の構造を図
4に示したようなものとすることで、缶の口頸部を全体
的に上方からの垂直荷重に対して充分に余裕を持った強
度のものにできることが判った。
【0047】以上、本発明のネジ付き缶の一実施形態に
ついて説明したが、本発明は、上記のような実施形態に
限られるものではなく、例えば、ネジ付き缶のタイプに
ついては、上記の実施形態に示したようなキャップを除
いた缶の部分が3ピース缶(3部品で構成されている
缶)でボトルタイプのネジ付き缶に限らず、図6(A)
に示すように、周知の深絞り加工方法や絞りしごき加工
方法により缶胴と缶底を一体的に成形した缶体(所謂ド
ローアンドリドロー缶やDI缶)の上端開口部に口頸部
を有する缶蓋を巻締め固着した2ピース缶(2部品で構
成されている缶)でボトルタイプのネジ付き缶として実
施することも可能である。
【0048】また、図6(B)に示すように、口頸部と
肩部と胴部が一体成形された缶体の胴部下端開口部に底
蓋を巻締め固着した2ピース缶(2部品で構成されてい
る缶)でボトルタイプのネジ付き缶として実施すること
も可能であり、更には、ボトルタイプのネジ付き缶に限
らず、図6(C)に示すようなネックイン加工したDI
缶の缶胴上端部を口頸部とした缶全体がシームレスの1
ピース缶(1部品で構成されている缶)で広口タイプの
ネジ付き缶として実施することも可能である等、適宜設
計変更可能なものであることはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したような本発明のネジ付き缶
によれば、口頸部を切断したときの切断端部がカール部
の内部に隠されることから、切断端部が見苦しい状態と
なっていても、それによって缶の外観が悪くなるという
ことがなく、また、カール部自体が変形し難いように補
強されていることで、上方からの垂直荷重に対する口頸
部の全体的な強度を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のネジ付き缶の一実施形態に係る3ピー
ス缶でボトルタイプのネジ付き缶について、キャップを
除いた缶全体の外観を示す側面図。
【図2】図1に示したネジ付き缶の缶蓋(缶胴に巻締め
固着される前の状態)を示す部分断面側面図。
【図3】図2に示した缶蓋における口頸部の成形工程を
(A)〜(F)の順に示す断面説明図。
【図4】本発明のネジ付き缶における口頸部上端のカー
ル部の構造を示す断面図。
【図5】比較例のネジ付き缶における口頸部上端のカー
ル部の構造を示す断面図。
【図6】本発明のネジ付き缶の他の実施形態に係る
(A)口頸部が形成された缶蓋を有する2ピースでボト
ルタイプの缶,(B)口頸部と肩部と胴部が一体成形さ
れて底蓋が巻締め固着された2ピースでボトルタイプの
缶,および(C)1ピースで広口タイプの缶のそれぞれ
について、キャップを除いた缶全体の外観を示す側面
図。
【符号の説明】
1 ネジ付き缶 2 缶蓋 5 口頸部 11 カール部 11a (カール部の)切断端部 11b (カール部の下端の)屈曲部分 12 傾斜壁 13 ネジ形成部分

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂被膜で被覆された金属薄板から
    の成形によって、少なくとも、上端開口縁に沿ってリン
    グ状に形成される外巻きのカール部と、該カール部から
    下方且つ外方に延びる傾斜壁と、該傾斜壁から下方に延
    びるネジ形成部分とを備えた口頸部が一体成形されてい
    るネジ付き缶において、傾斜壁の上端から外方に屈曲し
    たカール部が、カール部の下端を屈曲部分として傾斜壁
    に近接させて、カール部の切断端部をカール部の内部に
    巻き込むように形成されていることを特徴とするネジ付
    き缶。
  2. 【請求項2】 口頸部を成形するための金属薄板が、少
    なくとも缶内面側が熱可塑性樹脂フィルムで被覆された
    厚さが0.1〜0.4mmの被覆金属薄板であることを
    特徴とする請求項1に記載のネジ付き缶。
  3. 【請求項3】 カール部から下方の傾斜壁が、その下方
    のネジ形成部分との間の屈曲部分の曲率半径が1.5〜
    2.5mmで、水平面に対する傾斜角度が40〜50°
    となるように形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のネジ付き缶。
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