JPH06290610A - 誘導用照明システム - Google Patents

誘導用照明システム

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JPH06290610A
JPH06290610A JP5074600A JP7460093A JPH06290610A JP H06290610 A JPH06290610 A JP H06290610A JP 5074600 A JP5074600 A JP 5074600A JP 7460093 A JP7460093 A JP 7460093A JP H06290610 A JPH06290610 A JP H06290610A
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JP
Japan
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reflector
lamp
discharge lamp
light
pressure discharge
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Application number
JP5074600A
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English (en)
Inventor
Mikihito Sekiguchi
幹仁 関口
Junichi Nakajima
淳一 中島
Hitoshi Imamura
人士 今村
Shigeru Okada
茂 岡田
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】屈曲形放電灯を反射体に一体的に組み付けてユ
ニット化し、ランプと反射体との位置合わせが容易でか
つ高精度となり、取扱いも簡単になる誘導用照明システ
ムおよび誘導灯装置を提供する。 【構成】ケーシング10内に反射体40と屈曲形低圧放
電灯30を収容し、この屈曲形低圧放電灯から出た光を
反射体で反射して前面透光プレート18から外部へ放出
するようにした誘導灯装置において、上記反射体に支持
片60を一体形成し、この支持片に上記低圧放電灯を取
り付けたことを特徴とする。 【作用】屈曲形低圧放電灯が反射体に形成した支持片に
支持されるから、放電灯を反射体に一体的に組み付ける
ことができ、ユニット化が可能となり、ランプと反射体
との位置合わせが容易かつ高精度になり、また、取扱い
も簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物や大形乗物などの
避難誘導経路に設置され、非常事態が発生した場合に安
全な場所へ誘導する誘導用照明システムおよびこのシス
テムに用いて有効な誘導灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスや病院、ホテル等のように、大
勢の人が集まる建物や大形の乗物などにおいては、非常
時の防災設備として、消防法等により避難方向を誘導す
る避難誘導システムを設置することが義務付けられてい
る。この種の避難誘導システムの1つとして、照明装置
を用いて避難誘導経路を表示する電光式誘導用照明シス
テムが知られている。このものは、廊下などの避難誘導
経路に沿って多数の誘導灯装置を設置し、これら誘導灯
装置を順次点滅させることにより光が走行するかのごと
き表示を呈し、この光の走行により避難方向を知らせる
ようにしたものである。このような誘導用照明システム
であれば、非常時に避難する人は上記誘導灯装置が発す
る光の走行する方向に進めば、安全な場所へ誘導される
ことになり、円滑かつ迅速な避難が可能になる。
【0003】このような避難誘導に用いられる誘導灯装
置は、ケーシング内に、反射体および光源としての屈曲
形放電灯、例えばU字形けい光ランプを収容し、かつこ
のU字形けい光ランプを点灯制御するための点灯制御回
路や安定点灯回路などを収容するようになっている。そ
してランプを点滅点灯すると、このランプから放射され
た光の一部が反射体で反射され、この反射光およびラン
プから出た光の直射光をケーシングの前面に形成した透
光部を透過して前方を照射するようになっている。ここ
でU字形けい光ランプを使用するのは、小型、コンパク
トで発光効率が高く、小電力でありながら高い輝度が得
られるためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の場
合、U字形けい光ランプは、上記点灯制御回路や安定点
灯回路などを実装した配線回路基板やケーシングに取着
されており、反射体とは別個に支持されていた。このた
め、ランプと反射体との相対的な位置合わせが適性でな
い場合があり、ランプから放射された光が反射体にて所
定の方向に反射されないなどの不具合が生じ、これを修
正しようとしても、相互に別個に支持されているため手
間を要する不具合があった。
【0005】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、屈曲形放電灯を反
射体に一体的に組み付けてユニット化し、ランプと反射
体との位置合わせが容易でかつ高精度となり、取扱いも
簡単になる誘導用照明システムおよび誘導灯装置を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の誘導用照明システムは、避難経路に沿って複
数の誘導灯装置を設置し、これら誘導灯装置は、ケーシ
ング内に反射体と屈曲形低圧放電灯を収容し、この屈曲
形低圧放電灯から出た光を反射体で反射してケーシング
の前面透光プレートから外部へ放出するようにした誘導
用照明システムにおいて、上記誘導灯装置の反射体に支
持片を一体に形成し、この支持片に上記屈曲形低圧放電
灯を取り付けたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2の誘導灯装置は、ケーシン
グ内に反射体と屈曲形低圧放電灯を収容し、この屈曲形
低圧放電灯から出た光を反射体で反射してケーシングの
前面透光プレートから外部へ放出するようにした誘導灯
装置において、上記反射体に支持片を一体に形成し、こ
の支持片に上記屈曲形低圧放電灯を取り付けたことを特
徴とする。
【0008】さらに、請求項3の誘導灯装置は、上記支
持片を反射体の側壁の一部を外に向かって切り起し成形
し、この支持片を切り起した跡に形成される開口を挿入
部とし、この挿入部から屈曲形低圧放電灯の端部を導き
出し、この端部を上記支持片に固定したことを特徴とす
る。
【0009】
【作用】請求項1および請求項2に記載の誘導用照明シ
ステムおよび誘導灯装置によれば、光源となる屈曲形低
圧放電灯が反射体に形成した支持片に支持されるから、
放電灯を反射体に一体的に組み付けることができ、ユニ
ット化が可能となり、ランプと反射体との位置合わせが
容易かつ高精度になり、また、取扱いも簡単になる。
【0010】請求項3の誘導灯装置によれば、支持片は
反射体の側壁の一部を切り起こし成形したので、支持部
品を節約することができ、かつこの切り起こし跡に形成
された開口より屈曲形低圧放電灯の端部を導き出し、こ
の端部を上記支持片に固定したので、屈曲形低圧放電灯
の取り付け構造が簡素になる。
【0011】
【実施例】以下本発明について、図1ないし図5に示す
第1の実施例にもとづき説明する。
【0012】図5は、避難誘導経路の誘導用照明システ
ムの全体を示すもので、同図において70は避難誘導経
路に指定された建物の廊下を示す。この廊下70の床面
または壁面のいづれかの設置面には誘導方向Aに沿って
多数の非常避難用誘導灯装置1…が所定の間隔を存して
埋設されている。各誘導灯装置1…は非常時に所定のタ
イミングをずらせて順次点滅するようになっており、こ
のような点滅により光が避難誘導方向に進むかのごとき
表示するようになっている。
【0013】このような誘導用照明システムは非常時に
作動するものであるため、非常事態の発生によりこのシ
ステムの作動を外部から指令するための外部指令信号発
信装置71を設置してあるとともに、非常時には通常の
商用電源を使用することが期待できない場合があるの
で、非常用電源72を用いるようになっている。非常用
電源72は通常バッテリが用いられ、例えば12V程度
の直流の小電力を供給する。
【0014】各誘導灯装置1…は、図1ないし図4に示
すように構成されている。図1ないし図3は光源ユニッ
トを示し、図4は誘導灯装置1の全体の断面を示す。図
4から説明すると、10は誘導灯装置1のケーシングで
あり、このケーシング10は金属等のような不燃性材料
により形成されており、上面が開口された矩形の箱形を
なしている。このケーシング10の側壁には、配線を導
くための導電管11、11がブッシング12を介して接
続されるようになっている。
【0015】そして、ケーシング10の開口部には表面
カバー15がねじ13…を用いて取着されている。な
お、ねじ13…はケーシング10に設けたブラケット1
4に螺合されている。表面カバー15の中央には開口部
が形成されている。この開口部には、透光プレート18
が取着されている。透光プレート18は、前面に図示し
ない光拡散層を有する耐熱性の合わせガラスからなり、
この透光プレート18の前面は表面カバー15の前面と
同一面をなしている。
【0016】上記透光プレート18はユニットハウジン
グ20に支持されている。ユニットハウジング20は、
金属等のような不燃性材料により上面が開口されたボッ
クス形に形成されており、上記ケーシング10内に収容
されて2重箱構造をなしている。このユニットハウジン
グ20の開口部には、ゴムパッキング21を介して上記
透光プレート18が載置されている。この透光プレート
18は下層部分が他のゴムパッキング22を介して上記
表面カバー15で押さえ付けられている。この表面カバ
ー15は前記したように、ねじ13…を用いてケーシン
グ10のブラケット14に螺着されており、よって透光
プレート18は上記表面カバー15とユニットハウジン
グ20との間に挾持されており、またユニットハウジン
グ20は上記表面カバー15とケーシング10の底部と
の間で挾持されている。なお、23…はケーシング10
の底部に設けたストッパであり、ユニットハウジング2
0の位置決めをしている。
【0017】ユニットハウジング20には、図1ないし
図3に示すように、光源としてのU字形けい光ランプ3
0と、反射体40と、上記ランプ30を点灯する点灯制
御装置50が収容されている。
【0018】点灯制御装置50から説明すると、この点
灯制御装置50は、図3に示すように、ランプ30の始
動回路および点灯安定化のための点灯安定回路51と、
前記非常用電源52から供給される電圧を昇圧制御する
昇圧回路およびこの昇圧電圧を上記点灯安定回路51に
供給するための電源回路52、ならびに前記外部の指令
信号発信装置71から送られてきた信号により点灯安定
回路51を作動させてランプ30の点灯を制御するため
の作動指令回路53を備えている。
【0019】本実施例では、ユニットハウジング20の
底面に絶縁スペーサ25を介して配線回路基板26が設
けられており、この配線回路基板26に上記作動指令回
路53、電源回路52および点灯安定回路51が全部実
装されている。
【0020】この場合、これら回路部品は反射体40の
周囲を取り囲むように配置されており、つまり、点灯制
御装置50の各部品は、ユニットハウジング20と反射
体40との間に形成されたデッドスペースを利用して配
置されている。
【0021】上記ユニットハウジング20の中央には前
記反射体40が設けられている。反射体40は、高純度
アルミニウム板などにより略円形の深皿形状に形成され
ており、底部の中央部がサポート28により上記配線回
路基板26に固定されている。これにより反射体40は
ユニットハウジング20の所定位置に配置されている。
【0022】反射体40内には屈曲形放電灯、例えばU
字形をなしたけい光ランプ30が収容されている。U字
形けい光ランプ30は、U字形のガラスバルブ31の両
端部に図示を省略したフィラメント電極を封装し、この
バルブ31の内面にけい光体被膜を形成するとともに、
バルブ31内に所定量の水銀および始動用希ガスを封入
して構成されている。
【0023】このようなランプ30は、ユニットハウジ
ング20内に横置きに配置されている。すなわち、U字
形けい光ランプ30は、図1に示す通りバルブ31の中
心軸が通る平面をユニットハウジング20の底面と平行
にし、かつ図3に示す通りU字形屈曲部32に連なる両
側の直線部分33、33が誘導経路の方向Aに対して垂
直な姿勢となるように設置してある。そして、これら直
線部分33、33は、後述する構造により反射体40に
取着されている。
【0024】上記反射体40は、略円形、つまり椀形状
をなし、その円形の中心O1 が上記ランプ30の屈曲部
32の屈曲中心に一致、または近接して設けられてい
る。このため、ランプ30の屈曲部32に対向する上記
反射体40の側面は、曲率が一様な連続した屈曲面をな
しており、周方向に角部が存在していない。上記椀形を
なす反射体40は、径方向に沿って反射面が複数に区分
されている。つまり、反射体40においては、図1に示
すように、開口部に近い部分に第1の反射面41を形成
してあり、これに続く底部に近い領域に第2の反射面4
2を形成してあり、さらにランプ30の下面と対面する
反射体40の底部に第3の反射面43を形成してある。
【0025】第1の反射面41は、ランプ30から出た
光を矢印aで示すように、反射体40の光軸O−O(本
実施例では反射体40の円形中心およびランプ30の屈
曲部32の屈曲中心O1 に一致している)に対して斜め
方向に反射し、よってケーシング10の開口部に設けた
透光プレート18を経て斜め前方に向かわせるように反
射する。このため、誘導経路の方向Aに沿って斜め方向
に向かわせるように反射する。
【0026】また、第2の反射面42は、ランプ30か
ら出た光を矢印bで示すように、反射体40の光軸O−
Oと平行な方向に反射し、ケーシング10の開口部に設
けた透光プレート18を経て真っ直ぐに前方に、すなわ
ち誘導経路の方向Aに対して垂直な方向に向かわせるよ
うに反射する。
【0027】さらに、第3の反射面43は、ランプ30
の背面側に向かう光を反射し、矢印cで示すように、第
1の反射面41または第2の反射面42もしくはこれら
両反射面41、42に向けて反射させる。すなわち、第
3の反射面43はランプ30の背面側に向かう無駄な光
を第1の反射面41または第2の反射面42に向けて戻
し、これら第1の反射面41または第2の反射面42で
再度反射し、a方向に向かう光またはb方向に向かう光
を増加するものである。
【0028】このような反射体40は全周が円形をなし
ており、かつ第1の反射面41が斜め方向に光を反射す
るので、結局真っ直ぐに光を反射する場合に比べて光を
外向きに拡散し、斜めに向かう光量が相対的に多くなっ
ている。
【0029】そして、このような反射体40に設置され
た上記U字形けい光ランプ30は、両側の直線部33、
33が反射体40の側壁に開口された挿入孔45を介し
て反射体40の外側に導き出されている。そして、この
挿入孔45より反射体40の外部に導き出されたバルブ
31の端部33、33に、反射体40の外に位置して図
示しない電極が配置されている。
【0030】本実施例では、反射体40の開口フランジ
部に、上記ランプ30の端部33、33と平行に延びる
支持片60を一体に形成してある。この支持片60に
は、ねじ61…を介して絶縁性スペーサ62およびラン
プホルダ63が固定されている。そして、上記ランプ3
0の端部33、33は、これらスペーサ62とランプホ
ルダ63との間に挾持されている。すなわち、ランプ3
0の端部33、33は挿入孔45より反射体40の外部
に導き出され、上記スペーサ62とランプホルダ63と
により反射体40に取り付けられ、結局ランプ30は反
射体40に一体的に組み付けられているものである。
【0031】なお、反射体40の中央部には、この反射
体40から切り起こし(または別体の導体を接合しても
よい)てなる補助電極部48が形成されており、この補
助電極部58はランプ30の屈曲部32に接触してい
る。この補助電極部48は、ランプ始動時の放電を誘起
する近接導体としての作用を奏し、また両端直線部3
3、33が上記スペーサ62とランプホルダ63とで反
射体40の支持片60に固定されているランプ30の他
端側に相当する屈曲部32を機械的に支承する機能も有
している。このような構成の誘導灯装置1について作用
を説明する。
【0032】図5に示す誘導用照明システムにおいて、
非常事態が発生した場合には外部指令信号発信装置71
から各誘導灯装置1…に作動指令がなされ、各誘導灯装
置1…は非常用電源72から供給される電力により点滅
点灯する。この場合、各誘導灯装置1…には、外部指令
信号発信装置71から送られてきた指令信号により作動
指令回路53が働き、安定点灯回路51を作動させるか
ら非常用電源72の電力が電源回路52を介して安定点
灯回路51に供給され、このためランプ30が点灯す
る。ランプ30は電源回路52または安定点灯回路51
に組み込まれた制御回路により点滅される。
【0033】ランプ30が点灯すると、このランプ30
から放出された光は直接、および反射体40で反射され
てケーシング10の開口部に向かい、透光プレート18
を通じて外部に放出される。このとき、透過光は透光プ
レート18の光拡散層により拡散され、透光プレート1
8全面の明るさを略均等になる。
【0034】そして、廊下70の床面または壁面に埋め
こまれた多数個の誘導灯装置1…は共通の非常用電源7
2の電力により、かつ外部指令信号発信装置71から送
られてきた指令信号により点滅制御されて、避難誘導方
向Aに向かって光りが順次進むように点滅される。よっ
て誘導方向Aが表示されるようになり、避難しようとす
る人はこの光の移動する方向Aへ進めば安全な場所へ誘
導される。
【0035】この場合、ランプ30から出た光は、第1
の反射面41により矢印aで示す方向、すなわち透光プ
レート18を経て誘導方向Aおよび逆方向に沿う斜め方
向に向かわうように反射される。このため斜め方向の光
量を増加させることができ、斜め前方から誘導灯装置1
を見た場合、輝度が向上し、この誘導灯装置1を見付け
易くなる。よって、誘導機能が向上する。
【0036】また、ランプ30から出た光の一部は、第
2の反射面42により矢印bで示すように、真っ直ぐ前
方に向かって反射されるから、誘導灯装置1を正面から
見た場合の輝度も高く保たれ、よって斜め前方から誘導
されて当該誘導灯装置1の正面に達した避難する人は、
この誘導灯装置1を確認して次の誘導灯装置1の方向に
向かうことができ、視認性が向上する。
【0037】さらに、ランプ30の背面側に向かう光は
第3の反射面43で反射され、矢印cで示すように、第
1の反射面41または第2の反射面42もしくはこれら
両反射面41、42に向けて反射されるので、これら第
1の反射面41または第2の反射面42にて再度反射さ
れ、a方向に向かう光またはb方向に向かう光が増加す
る。よって、輝度が高くなり、器具効率が向上する。
【0038】このような誘導灯装置1は、光源としてU
字形のけい光ランプ30を用いているから、小電力であ
りながら発光効率に優れ、かつ高い輝度が得られ、さら
に広い面積を照射するようになり、ランプが小形、コン
パクトになる。
【0039】加えて作動指令回路53、電源回路52お
よび点灯安定回路51等を反射体40を取り巻くデッド
スペースに収容したからユニットハウジング20の小
形、コンパクト化が可能になる。
【0040】そして、上記のようなU字形けい光ランプ
30を支持する場合、本実施例においては、反射体40
の開口部に支持片60を延長して一体に形成してあり、
この支持片60に、ねじ61…を介してスペーサ62お
よびランプホルダ63を固定し、これらスペーサ62と
ランプホルダ63との間に上記ランプ30の直線端部3
3、33を挾持してある。このため、ランプ30の端部
33、33はスペーサ62とランプホルダ63を介して
反射体40と一体化されてユニット化してあり、ランプ
30を反射体40に対して位置決めし易い。よって、ラ
ンプ30を反射体40以外の部材に取り付ける場合に比
べてランプ30から出る光の反射特性を高精度に規制し
易い。
【0041】また、予めランプ30を反射体40に組み
付けてユニット化することができるので、取扱いが容易
であり、ユニットハウジング20への組み付け作業も容
易になる。さらに、またスペーサ62が絶縁材料により
形成されているから、ランプ30に格別な口金などを被
着する必要がなくなり、部品点数が少なくてすむ。
【0042】なお、上記実施例の場合、支持片60を、
反射体40の開口フランジ部を延長して一体に形成した
が、本発明はこれに限らず、例えば図6および図7に示
す第2の実施例のように、反射体40の側壁から切り起
こし成形した支持片65であってもよい。すなわち、反
射体40の側壁にはランプ30の直線端部33、33を
外部へ導くために挿入孔45が形成される。この挿入孔
45を打ち抜き成形する場合に、その打ち抜き片を切り
起こし、この切り起こし片により支持片65を形成して
ある。逆に説明すれば、支持片65を形成するために切
り起こし片を形成した跡に開口が形成されることになる
が、この開口を挿入孔45として用いてある。
【0043】このような構成によれば、支持片65を形
成することにより挿入孔45が同時に成形できるので、
加工が容易であり、材料取りに無駄がなく、コスト安に
製造可能である。
【0044】なお、切り起こし支持片65は、挿入孔4
5の上縁に形成したランプ3を吊持することに限らず、
挿入孔45の下縁に形成してランプ30を下から支える
ようにしてもよい。
【0045】さらに、本発明は図8ないし図10に示す
第3の実施例の場合であってもよい。この実施例は浅皿
形状の反射体80にW字形の冷陰極けい光ランプ90を
収容し、この冷陰極けい光ランプ90から放射される光
を直接または反射体80の反射面で反射して、反射体8
0の開口部に取着した光拡散透光プレート95より外部
へ放射するようにしたもので、誘導灯装置の光源として
用いるできるばかりでなく、液晶表示装置のバックライ
トとしても利用可能である。
【0046】反射体80の一端側の壁には、外に向かっ
て切り起こした支持片81、81が形成されており、こ
の切り起こし成形の跡の開口はランプ90の直線端部9
2、92が挿通可能な挿入孔82、82となっている。
ランプ90の直線端部92、92は挿入孔82、82を
通じて外部に導き出されており、この導出端部は支持片
81、81にて支承されるようになっている。
【0047】上記ランプ90は、W字形バルブの両端直
線部92、92に冷陰極91、91を封装してあり、こ
れら冷陰極91、91は上記反射体80の挿入孔82、
82から外に導出された端部92、92に封装されてい
る。
【0048】ランプ90の他端側の屈曲部93、93は
耐熱ゴムなどの弾性材からなるホルダー96の凹陥部9
7、97に嵌め込まれており、この弾性ホルダー96は
反射体80の他端部に設置されている。
【0049】そして、反射体80の開口を覆う光拡散透
光プレート95は、上記弾性ホルダー96を押さえ付け
る突部98を有するとともに、上記挿入孔82、82か
ら外に導出されたランプ端部94、94を位置決めして
押さえる押圧部99を備えている。したがって、ランプ
90は光拡散透光プレート95に押さえ付けられて反射
体80に固定される。なお、87…はランプ90の屈曲
部を押さえる押さえ舌片である。
【0050】このような構成の場合も、反射体80に一
体に形成した支持片81、81によりランプ90を支持
するから、ランプ90を反射体80に対して位置決めし
易いく、またランプ90から出る光の反射特性を高精度
に規制し易くなり、さらに、予めランプ90を反射体8
0に組み付けてユニット化することができるので、取扱
いが容易である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1お
よび請求項2に記載した誘導用照明システムおよび誘導
灯装置によれば、光源となる屈曲形低圧放電灯が反射体
に一体に形成した支持片に支持されるから、放電灯を反
射体に一体的に組み付けることができ、ユニット化が可
能となり、ランプと反射体との位置合わせが容易かつ高
精度になり、反射特性も向上するとともに、取扱いも簡
単になる。
【0052】また、請求項3の誘導灯装置によれば、支
持片は反射体の側壁の一部を切り起こし成形したので、
支持部品を節約することができ、かつこの切り起こし跡
に形成された開口より屈曲形低圧放電灯の端部を導き出
し、この端部を上記支持片に固定したので、屈曲形低圧
放電灯の取り付け構造が簡素になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、図3のI−I線
に沿う誘導灯装置のユニットハウジングの断面図。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図。
【図3】同実施例のユニットハウジングの平面図。
【図4】同実施例の誘導灯装置全体の断面図。
【図5】同実施例の誘導用照明システム全体の概略を示
す構成図。
【図6】本発明の第2の実施例を示すユニットハウジン
グの断面図。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図。
【図8】本発明の第3の実施例を示す光源装置の分解し
た斜視図。
【図9】同実施例の光拡散透光プレートを外した状態の
平面図。
【図10】同実施例の断面図。
【符号の説明】
1…誘導灯装置 10…ケーシング 18…透光プレート 20…ユニットハウジング 30…U字形けい光ラン
プ 31…バルブ 32…屈曲部
33…直線部 40…反射体 41…第1の反射面 42…第2の反射面
43…第3の反射面 50…点灯制御装置 60、65…支持片
61…ねじ 62…スペーサ 63…ホルダ 70…廊下
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 茂 東京都港区三田一丁目4番28号 東芝ライ テック株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 避難経路に沿って複数の誘導灯装置を設
    置し、これら誘導灯装置は、ケーシング内に反射体と屈
    曲形低圧放電灯を収容し、この屈曲形低圧放電灯から出
    た光を反射体で反射してケーシングの前面透光プレート
    から外部へ放出するようにした誘導用照明システムにお
    いて、 上記誘導灯装置の反射体に支持片を一体に形成し、この
    支持片に上記屈曲形低圧放電灯を取り付けたことを特徴
    とする誘導用照明システム。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に反射体と屈曲形低圧放電
    灯を収容し、この屈曲形低圧放電灯から出た光を反射体
    で反射してケーシングの前面透光プレートから外部へ放
    出するようにした誘導灯装置において、 上記反射体に支持片を一体に形成し、この支持片に上記
    屈曲形低圧放電灯を取り付けたことを特徴とする誘導灯
    装置。
  3. 【請求項3】 上記支持片を反射体の側壁の一部を外に
    向かって切り起し成形し、この支持片を切り起した跡に
    形成される開口を挿入部とし、この挿入部から屈曲形低
    圧放電灯の端部を導き出し、この端部を上記支持片に固
    定したことを特徴とする請求項2に記載の誘導灯装置。
JP5074600A 1993-03-31 1993-03-31 誘導用照明システム Pending JPH06290610A (ja)

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