JP2005093246A - 防爆照明器具および防爆照明システム - Google Patents

防爆照明器具および防爆照明システム Download PDF

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Abstract

【課題】防爆用照明器具の光源としてLED(発光ダイオード)を用い、消費電力が小さく、小型化、簡易化、低コスト化を図ることができる防爆照明器具および防爆照明システムを提供すること目的とする。
【解決手段】防爆照明器具10では、電源部から所定の直流電圧が電気ケーブル203を介して供給されると、電気ケーブル107を介してLEDランプ103が配設されたプリント基板104に電力が供給される。LEDランプ103に電力が供給されると、LEDランプ103は発光する。そして、LEDランプ103から出射された光は、光拡散板105によって拡散され、光透過部106を通過して外部に照射される。光源にLEDを用いることによって、防爆照明器具10で消費される電力を大幅に削減することができ、電気ケーブル203における電圧降下を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、可燃性ガスや気化すると可燃性ガスとなる液体を圧送する配管が設置される洞道などに設置される防爆用照明器具に関し、特に、光源としてLED(発光ダイオード)を備えた防爆照明器具および防爆照明システムに関する。
可燃性ガスや気化すると可燃性ガスとなる液体を圧送する配管が設置される洞道などに設置される従来の防爆用照明器具には、蛍光ランプやHIDランプなどの放電ランプが用いられていた(例えば、非特許文献1参照。)。この放電ランプを用いる場合には、放電開始のために、またその動作電流または電力を安定させるために、スタータ、点火装置および安定器などの装置を必要とし、これらの装置は、各防爆用照明器具に備えられていた。また、従来の防爆用照明器具に使用されている放電ランプの消費電力は、少なくとも20W程度であるのが一般的である。
東芝施設・屋外照明2002−2003カタログ,東芝ライテック株式会社,p.269−275
上記した従来の防爆用照明器具では、蛍光ランプやHIDランプなどが用いられているため、各防爆用照明器具の内部または近傍に、例えば、スタータ、点火装置および安定器などの装置を備えなければならず、装置の小型化、簡易化を図ることが困難であった。
また、従来の防爆用照明器具では、少なくとも消費電力が20W程度のランプが備えられていることが一般的である。例えば、洞道のような場所に配設される、この防爆用照明器具を複数連結して構成した防爆照明システムでは、配線される電気ケーブルが長く、この電気ケーブルによって1つの防爆用照明器具に少なくとも20Wという比較的大きな電力を供給するため、電気ケーブルにおける電圧降下が問題となっている。従来の防爆照明システムでは、この電気ケーブルにおける電圧降下を抑制すること、および1つの防爆用照明器具に少なくとも20Wの電力を安定に供給することを両立させるため、太い電気ケーブルを用いて電力を供給しなければならず、防爆照明システムの設置工事の煩雑化の解消、防爆照明システムの小型化、低コスト化を図ることが困難であった。
本発明では、上記したような課題を解決するために、防爆用照明器具の光源としてLED(発光ダイオード)を用い、消費電力が小さく、小型化、簡易化、低コスト化を図ることができる防爆照明器具および防爆照明システムを提供すること目的とする。
請求項1記載の防爆照明器具は、少なくとも一つの面に光透過窓を有する密閉された器具筐体と;前記器具筐体内に前記光透過窓と対向して配置されたLEDを光源とする照明装置と;前記器具筐体の一つの面に突設され、密閉された筐体からなる電源導入用の電気ケーブル分岐筐体と;前記電気ケーブル分岐筐体を気密に貫通して配設された主電気ケーブルと;前記電気ケーブル分岐筐体内で前記主電気ケーブルから分岐し、前記器具筐体を気密に貫通して前記照明装置に接続された分岐電気ケーブルと;を具備したことを特徴とする。
請求項1記載の防爆照明器具によれば、光源にLEDを用いることによって、防爆照明器具で消費される電力を大幅に削減することができる。また、この防爆照明器具は、従来の蛍光ランプやHIDランプなどを光源とする防爆照明器具に用いられる、例えば、スタータ、点火装置および安定器などの装置を備える必要がないので、装置の小型化、軽量化、簡易化、低コスト化を図ることができる。また、防爆照明器具を構成する器具筐体や電気ケーブル分岐筐体は、例えば、接触によって火花などを生じない、例えば、アルミニウム、銅などで構成されている。また、照明装置の光源として、少なくとも1つのLEDが配設され、この光源は、例えば、プリント基板などに配設されている。また、複数のLEDを一体化した構造にしてもよい。さらに、LEDからの光が光透過窓に向かうように、例えば、照明装置内に反射体や光学レンズなどを配設してもよい。また、光透過窓は、LEDから出射された光を透過し、外部に照射させるもので、例えば、強化ガラスなどで構成される。この光透過窓は、LEDから出射される波長の光に対して透過率の高い材料で構成されることが好ましい。
請求項2記載の防爆照明器具は、請求項1記載の防爆照明器具において、前記光源の光出射側面または前記光透過窓に面して設置され、前記光源から出射された光を拡散させる光拡散板をさらに具備したことを特徴とする。
請求項2記載の防爆照明器具によれば、光拡散板を設けることによって、外部に照射される光が拡散されるので、照射領域の拡大を図ることができる。この光拡散板は、照明装置に備えられたLEDから出射された光を拡散させ、より広い範囲の領域に光を照射させるものであり、例えば、プリズム、凹レンズ、拡散率の高い材料などで構成される。また、光拡散板は、LEDから出射される波長の光に対して透過率の高い材料で構成されることが好ましい。
請求項3記載の防爆照明器具は、請求項1または2記載の防爆照明器具において、前記主電気ケーブル間の接合部が、前記電気ケーブル分岐筐体内にあることを特徴とする。
請求項3記載の防爆照明器具によれば、主電気ケーブル間の接合部が電気ケーブル分岐筐体内に位置するので、例えば、可燃性ガスなどを圧送する配管が設置される洞道などに設置することができ、そのような場所でも安全に光を照射することができる。
請求項4記載の防爆照明システムは、少なくとも一つの面に光透過窓を有する密閉された器具筐体と;前記器具筐体内に前記光透過窓と対向して配置されたLEDを光源とする照明装置と;前記器具筐体の一つの面に突設され、密閉された筐体からなる電源導入用の電気ケーブル分岐筐体と;前記電気ケーブル分岐筐体を気密に貫通して配設された主電気ケーブルと;前記電気ケーブル分岐筐体内で前記主電気ケーブルから分岐し、前記器具筐体を気密に貫通して前記照明装置に接続された分岐電気ケーブルと;前記光源の光出射側面または前記光透過窓に面して設置され、前記光源から出射された光を拡散させる光拡散板と;を備える防爆照明器具が複数個前記主電気ケーブルによって電気的に接続された防爆照明器具群と;耐圧防爆用の筐体内に設けられ、供給電源から供給される交流電圧を直流電圧に整流し、かつ所定の値の電圧を前記主電気ケーブルを介して前記複数の防爆照明器具に供給する電源部と;を具備したことを特徴とする。
請求項4記載の防爆照明システムによれば、光源にLEDを用いることによって、防爆照明器具で消費される電力を大幅に削減することができる。また、各防爆照明器具における消費電力が小さいので、電力を供給するための主電気ケーブルは、従来の蛍光ランプやHIDランプなどを光源とする防爆照明器具に比べて、細い電気ケーブルを使用することができ、低コスト化、取り付けの簡易化などを図ることができる。さらに、光拡散板を設けることによって、外部に照射される光が拡散されるので、照射領域の拡大を図ることができる。
請求項1記載の防爆照明器具によれば、光源にLEDを用いることによって、防爆照明器具で消費される電力を大幅に削減することができる。また、この防爆照明器具は、従来の蛍光ランプやHIDランプなどを光源とする防爆照明器具に用いられる、例えば、スタータ、点火装置および安定器などの装置を備える必要がないので、装置の小型化、軽量化、簡易化、低コスト化を図ることができる。さらに、光源にLEDを用いることによって、供給する電力を大幅に削減できるので、主電気ケーブルにおける電圧降下が非常に小さく、主電気ケーブルを従来の蛍光ランプやHIDランプなどを光源とする防爆照明システムに比べて細くすることができる。これによって、比較的長い主電気ケーブルを用いて設置する、例えば、洞道、トンネルでの設置工事を省力することができ、さらに低コスト化などを図ることができる。
請求項2記載の防爆照明器具によれば、光拡散板を設けることによって、外部に照射される光が拡散されるので、照射領域の拡大を図ることができる。
請求項3記載の防爆照明器具によれば、主電気ケーブル間の接合部が電気ケーブル分岐筐体内に配置されるので、例えば、可燃性ガスなどを圧送する配管が設置される洞道などに設置することができ、そのような場所でも安全に光を照射することができる。
請求項4記載の防爆照明システムによれば、光源にLEDを用いることによって、防爆照明器具で消費される電力を大幅に削減することができる。さらに、光源にLEDを用いることによって、供給する電力を大幅に削減できるので、主電気ケーブルにおける電圧降下が非常に小さく、主電気ケーブルを従来の蛍光ランプやHIDランプなどを光源とする防爆照明システムに比べて細くすることができる。これによって、比較的長い主電気ケーブルを用いて設置する、例えば、洞道、トンネルでの設置工事を省力することができ、さらに低コスト化などを図ることができる。。
以下、本発明の一実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における防爆照明器具10の正面を示す平面図である。図2は、図1のA−A断面の一部を示す図である。また、図3は、図2のB−B断面を示す図である。
この防爆照明器具10は、例えば、可燃性ガスや気化すると可燃性ガスとなる液体を圧送する配管が設置される洞道などの壁面に設置され使用される。
図1〜3に示すように、防爆照明器具10は、洞道などの壁面に固定され、器具筐体として機能する器具本体100と、この器具本体100に接続され、電気ケーブル分岐筐体として機能するケーブル分岐本体200とによって主に構成されている。
まず、器具本体100の構成について説明する。
器具本体100は、一方が円形で他方が矩形の所定の厚さを有する部材であって、一方の円形の部分に底部を有する円筒状の凹部が形成された器具本体凹部101と、他方の矩形側からこの器具本体凹部101に連通するように開口された貫通部102とで構成されている。また、この貫通部102は、2つの開口径を有する貫通孔102a、102bによって形成され、器具本体凹部101に連通する貫通孔102aの方の径が貫通孔102bの径よりも小さく形成されている。さらに、器具本体100は、器具本体凹部101を螺設などによって気密に封鎖するための器具本体蓋部109によって構成される。
防爆照明器具10は、例えば、可燃性ガスや気化すると可燃性ガスとなる液体を圧送する配管が設置される洞道などの壁面に設置されるので耐圧防爆構造となっており、防爆照明器具10を構成する器具本体100やケーブル分岐本体200の部材は、接触によって火花などを生じない、例えば、アルミニウム、銅などで構成されている。
また、器具本体凹部101には、照明装置として機能する複数のLEDランプ103が配設されたプリント基板104が設置されている。また、LEDランプ103には、LEDランプ103の光を出射する側を覆うように、光拡散板105が設けられている。このLEDランプ103は、防爆照明器具10が設置される設置状態によって適宜にその配列が決定されることが好ましく、例えば、防爆照明器具10が、図1に示す状態で、洞道の通路に沿って設置される場合には、LEDランプ103は、洞道の通路に沿う方向への配列、つまり図1に示すように横方向に長い配列が好ましい。なお、防爆照明器具10は、洞道の壁面に、器具本体100の側面に設けられた接続部100aの貫通孔を利用して固定される。
また、このLEDランプ103の出射光は、白色が好ましいが、この発光色に限られるものではない。なお、プリント基板104は、器具本体凹部101の内壁と、例えば、支持部材(図示しない)を介して所定の位置に固定される。
また、LEDランプ103の光を出射する側を覆うように設けられた光拡散板105は、LEDランプ103から出射された光を拡散させ、より広い範囲の領域に光を照射させるものであり、例えば、プリズム、凹レンズ、拡散率の高い材料などで構成される。なお、この光拡散板105は、LEDランプ103の光を出射する側を覆うように設けられる構成に限るものではなく、例えば、光透過窓として機能する光透過部106のLEDランプ103側またはその反対側に面して配置されてもよい。また、光透過部106自体を光拡散板105で構成してもよい。また、ここで使用される光拡散板105は、LEDランプ103から出射される波長の光に対して透過率の高い材料で構成されることが好ましい。
複数のLEDランプ103が配設されたプリント基板104には、電気ケーブル107が電気的に接続されている。そのプリント基板104に電気的に接続された電気ケーブル107の他端は、器具本体凹部101に連通するように開口された貫通部102を介して、器具本体100に接続されるケーブル分岐本体200内に導入される。この際、貫通部102の径の大きな貫通孔102bには、パッキン108が設けられ、貫通孔102bに挿入される電気ケーブル107は、このパッキン108を介して貫通孔102bの壁部に接している。ここで、貫通孔102aの径は、電気ケーブル107の外径よりも若干大きく形成されている。
また、器具本体凹部101を螺設などによって気密に封鎖する器具本体蓋部109は、中央に矩形の開口部109aを有し、さらに、器具本体蓋部109の器具本体凹部101側には、凹部109bが形成されている。この凹部109bには、器具本体凹部101に設けられたLEDランプ103からの光を透過させる、例えば、強化ガラスなどで構成される光透過部106が嵌合される。この光透過部106は、パッキンなどを介して器具本体蓋部109と器具本体凹部101との間に気密に挟着される。なお、ここで使用される強化ガラスは、LEDランプ103から出射される波長の光に対して透過率の高い材料で構成されることが好ましい。
続いて、ケーブル分岐本体200の構成について説明する。
ケーブル分岐本体200は、器具本体100に設置されたプリント基板104に電気的に接続された電気ケーブル107の他端側を収容する底部を有するケーブル分岐本体凹部201を有し、ケーブル分岐本体200の上面の器具本体100と接する面には、器具本体100の貫通孔102bの径よりも若干小さな外径を有する接合凸部202が形成されている。この接合凸部202には、ケーブル分岐本体凹部201に連通する貫通部202aが開口され、この貫通部202aの径は、この貫通部202aに挿入される電気ケーブル107の外径よりも若干大きく形成されている。
また、この接合凸部202の上面は、器具本体100の貫通孔102bに挿入されると、貫通孔102bの内壁と電気ケーブル107の側面との間に設けられたパッキン108を押圧する。そして、ケーブル分岐本体200が器具本体100に、例えば、螺合などによって接続される際に、その押圧力は大きくなり、貫通孔102bと貫通孔102aとの境に形成される段部の面と接合凸部202の上面との間に挟まれたパッキン108は変形する。そのパッキン108の変形によって、貫通孔102bに挿入された電気ケーブル107の側面および貫通孔102bの内壁におけるパッキン108との接触部分が押圧され、貫通孔102bに挿入された電気ケーブル107の側面と貫通孔102bの内壁との間がシールされ、器具本体100内が密閉される。
また、ケーブル分岐本体200の器具本体100との接合側と反対側には、電気ケーブル107が導入される方向と垂直な方向に、電気ケーブル203を貫設するためのケーブル貫通部204が設けられている。そして、このケーブル貫通部204に貫設された電気ケーブル203と電気ケーブル107とを電気的に接続してLEDランプ103が配設されたプリント基板104に電力を供給する。
このケーブル貫通部204は、器具本体100に設けられた貫通部102と同様に、2つの開口径を有する貫通孔204a、204bによって形成され、ケーブル分岐本体凹部201に連通する貫通孔204aの方の径が貫通孔204bの径よりも小さく形成されている。
電気ケーブル203をケーブル貫通部204に導入する際、ケーブル貫通部204の径の大きな貫通孔204bには、パッキン205が設けられ、貫通孔204bに挿入される電気ケーブル203は、このパッキン205を介して貫通孔204bの壁部に接している。ここで、貫通孔204aの径は、電気ケーブル203の外径よりも若干大きく形成されている。
また、ケーブル蓋部206は、一方の面に貫通孔204bの径よりも若干小さな外径を有する接合凸部207が形成されている。この接合凸部207には、ケーブル分岐本体凹部201に連通する貫通部207aが開口され、この貫通部207aの径は、この貫通部207aに挿入される電気ケーブル203の外径よりも若干大きく形成されている。
この接合凸部207の上面は、貫通孔204bに挿入されると、貫通孔204bの内壁と電気ケーブル203の側面との間に設けられたパッキン205を押圧する。そして、ケーブル蓋部206がケーブル分岐本体200に、例えば、螺合などによって接続される際に、その押圧力は大きくなり、貫通孔204bと貫通孔204aとの境に形成される段部の面と接合凸部207の上面との間に挟まれたパッキン205は変形する。そのパッキン205の変形によって、貫通孔204bに挿入された電気ケーブル203の側面および貫通孔204bの内壁におけるパッキン205との接触部分が押圧され、貫通孔204bに挿入された電気ケーブル203の側面と貫通孔204bの内壁との間がシールされる。
また、電気ケーブル203は、ケーブル分岐本体凹部201内で、電気ケーブル107と、例えば、圧着結線や端子台結線などによって結線され、電気ケーブル107を介してLEDランプ103が配設されたプリント基板104に電力を供給する。また、電気ケーブル203同士を結線する場合には、その結線部は、ケーブル分岐本体凹部201内に位置するように結線する。電気ケーブル107と電気ケーブル203との結線後、結線部は、例えば、電気絶縁部材などで被覆される。
ケーブル分岐本体蓋部208は、ケーブル分岐本体凹部201に、パッキンなどを介して、例えば、螺合などによって接続され、ケーブル分岐本体200内が密閉される。
次に、防爆照明器具10の動作について説明する。
防爆照明器具10では、例えば、電源部(図示しない)から所定の直流電圧(100V)が電気ケーブル203を介して供給されると、電気ケーブル107を介してLEDランプ103が配設されたプリント基板104に電力が供給される。この際、LEDランプ103に必要な電圧は、9〜12Vであるため、防爆照明器具10内に設けられた電圧調整器(図示しない)などによって、供給された電圧を9〜12Vの電圧にしてLEDランプ103が配設されたプリント基板104に電力を供給する。そして、LEDランプ103に電力が供給されると、LEDランプ103は発光する。そして、LEDランプ103から出射された光は、光拡散板105によって拡散され、光透過部106を通過して外部に照射される。
この防爆照明器具10の一実施の形態では、LEDランプ103が12個配設された構成が示されており、この構成を備えるLEDランプ103全体で消費される電力は、2.5W程度である。また、この防爆照明器具10を、例えば、内径が3m、天井と床間の距離が2mの洞道に使用した場合に照射される照度は、1〜2ルクス(lx)である。また、防爆照明器具10に配設されるLEDランプ103の個数は、必要に応じて増減することができ、配列構成も、例えば、矩形的、円形的、多角形的、直線的などの配列に適宜に変更してもよい。また、複数のLEDランプ103で構成されるユニットを形成し、そのユニット化された複数のLEDランプ103の集合体を配列してもよい。
一方、従来の防爆照明器具では、少なくとも消費電力が20W程度のランプが備えられていることが一般的であり、これに比べてLEDランプ103を備えた防爆照明器具10では消費電力を大幅に削減することができる。
なお、ここでは、電源部(図示しない)から直流電圧が100Vで供給される構成を示したが、例えば、電源部(図示しない)からLEDランプ103に必要な直流電圧9〜12Vを供給することも可能であり、この場合には、防爆照明器具10内に電圧調整器などは設ける必要がない。
次に、上記した防爆照明器具10を30個連結した防爆照明システム300について図4および5を参照して説明する。
ここで、図4は、防爆照明器具10を30個連結した防爆照明システム300の概要の一例を示す図であり、図5は、防爆照明システム300を洞道に設置した場合の一例を示す図である。なお、上記した一実施の形態の防爆照明器具10と同じ構成部分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
図4に示した防爆照明システム300は、電源部301と電気ケーブル203を介してそれぞれが電気的に並列に接続された30個の防爆照明器具10から構成されている。ここでは、各防爆照明器具10を3mの間隔で設置している。この各防爆照明器具10の設置間隔は、この間隔に限られるものではなく、照明器具としての機能を満たすならば、適宜に設定することができる。
電源部301は、電源部301に供給される、例えば、供給交流電圧100〜240Vを直流電圧100Vに整流および調整して、電気ケーブル203に供給するものである。また、電源部301は、洞道内に設置されるため、電源部301の構造は、防爆照明器具10と同様に、耐圧防爆構造が採用され、防爆照明器具10は、例えば、可燃性ガスや気化すると可燃性ガスとなる液体を圧送する配管が設置される洞道などの壁面に設置されるので、電源部301を構成する部材は、接触によって火花などを生じない、例えば、アルミニウム、銅などで構成される。
電源部301から直流電圧100Vが供給された各防爆照明器具10では、上記した防爆照明器具10の動作と同様の動作により、各防爆照明器具10から光が洞道内に照射される。
例えば、図5(a)に示すように、各防爆照明器具10を洞道400の天上部に設置することもできる。この場合には、主に各防爆照明器具10が設置された位置から所定の広がりをもって洞道400の床面を照らすことができる。
また、図5(b)に示すように、各防爆照明器具10を洞道400の天上部から洞道400の内壁に沿って側壁方向にずらして設置することもできる。この場合には、主に各防爆照明器具10が設置された位置から所定の広がりをもって洞道400の床面および防爆照明器具10が設置された壁面に対向する壁面を照らすことができる。
さらに、防爆照明システム300には、洞道内のガス漏れなどを検知する検知手段をさらに備え、例えば、ガス漏れなどのを検知した場合に、LEDランプによって照射する光の色を通常の色とは変えて出射し、作業者に危険を視覚的に知らせてもよい。この場合には、防爆照明システム300を構成する各防爆照明器具10または所定の防爆照明器具10に、通常発光させるLEDランプとは発光色の異なるLEDランプを別個に備えるか、または、1つのLEDランプで複数の色の発光が可能なタイプのLEDランプを用いる。
また、この防爆照明システム300においても、電源部301から直流電圧100Vで供給される構成を示したが、例えば、電源部301からLEDランプ103に必要な直流電圧9〜12Vを供給することも可能であり、この場合には、防爆照明器具10内に電圧調整器などは設ける必要がない。
上記した本発明の一実施の形態の防爆照明器具10および防爆照明システム300によれば、光源にLEDランプを用いることによって、防爆照明器具10で消費される電力を大幅に削減することができる。
また、LEDランプを光源に用いた防爆照明器具10では、従来の蛍光ランプやHIDランプなどを光源とする防爆照明器具に比べて、スタータ、点火装置および安定器などの装置を備える必要がないので、装置の小型化、軽量化、簡易化、低コスト化を図ることができる。
さらに、防爆照明システム300とした場合であっても、光源にLEDを用いることによって、供給する電力を大幅に削減できるので、電気ケーブル203における電圧降下が非常に小さく、電気ケーブル203を従来の蛍光ランプやHIDランプなどを光源とする防爆照明システムに比べて細くすることができる。これによって、比較的長い電気ケーブル203を用いて設置する、例えば、洞道、トンネルでの設置工事を省力することができ、さらに低コスト化などを図ることができる。
本発明の一実施形態における防爆照明器具の正面を示す平面図。 図1のA−A断面の一部を示す図。 図2のB−B断面を示す図。 防爆照明器具を30個連結した防爆照明システムの概要の一例を示す図。 防爆照明システムを洞道に設置した場合の一例を示す図。
符号の説明
10…防爆照明器具、100…器具本体、101…器具本体凹部、102…貫通部、102a、102b…貫通孔、103…LEDランプ、104…プリント基板、105…光拡散板、106…光透過部、107、203…電気ケーブル、108…パッキン、109…器具本体蓋部、109a…開口部、109b…凹部、200…ケーブル分岐本体、201…ケーブル分岐本体凹部、202…接合凸部、202a…貫通部、204…ケーブル貫通部、204a、204b…貫通孔、205…パッキン、206…ケーブル蓋部、207…接合凸部、207a…貫通部、208…ケーブル分岐本体蓋部。

Claims (4)

  1. 少なくとも一つの面に光透過窓を有する密閉された器具筐体と;
    前記器具筐体内に前記光透過窓と対向して配置されたLEDを光源とする照明装置と;
    前記器具筐体の一つの面に突設され、密閉された筐体からなる電源導入用の電気ケーブル分岐筐体と;
    前記電気ケーブル分岐筐体を気密に貫通して配設された主電気ケーブルと;
    前記電気ケーブル分岐筐体内で前記主電気ケーブルから分岐し、前記器具筐体を気密に貫通して前記照明装置に接続された分岐電気ケーブルと;
    を具備したことを特徴とする防爆照明器具。
  2. 前記光源の光出射側面または前記光透過窓に面して設置され、前記光源から出射された光を拡散させる光拡散板をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の防爆照明器具。
  3. 前記主電気ケーブル間の接合部が、前記電気ケーブル分岐筐体内にあることを特徴とする請求項1または2記載の防爆照明器具。
  4. 少なくとも一つの面に光透過窓を有する密閉された器具筐体と;
    前記器具筐体内に前記光透過窓と対向して配置されたLEDを光源とする照明装置と;
    前記器具筐体の一つの面に突設され、密閉された筐体からなる電源導入用の電気ケーブル分岐筐体と;
    前記電気ケーブル分岐筐体を気密に貫通して配設された主電気ケーブルと;
    前記電気ケーブル分岐筐体内で前記主電気ケーブルから分岐し、前記器具筐体を気密に貫通して前記照明装置に接続された分岐電気ケーブルと;
    前記光源の光出射側面または前記光透過窓に面して設置され、前記光源から出射された光を拡散させる光拡散板と;
    を備える防爆照明器具が複数個前記主電気ケーブルによって電気的に接続された防爆照明器具群と;
    耐圧防爆用の筐体内に設けられ、供給電源から供給される交流電圧を直流電圧に整流し、かつ所定の値の電圧を前記主電気ケーブルを介して前記複数の防爆照明器具に供給する電源部と;
    を具備したことを特徴とする防爆照明システム。
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