JP6395033B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主照明と間接照明とを切り替えて照射する照明装置に関する。
主照明用の光源と間接照明用の光源とを備えた照明器具がある。例えば、特許文献1は、主照明用の発光素子および常夜灯用の発光素子を備えたシーリングライトを開示している。主照明用の発光素子は、主照射方向(ランプ軸方向)を向いてカバー内に配置されている。常夜灯用の発光素子は、主照射方向と約90度異なる方向、すなわちカバーの外周方向を向いてカバー内に配置されている。
特開2013−140817号公報
上記の照明器具における常夜灯用の発光素子は、照射方向であるカバーの外周方向に向けて配置されており、その出射光は、狭いカバー内を通りダイレクトにカバーに到達する。間接照明用の光源として指向性の強いLEDを用いる場合、出射光がカバーに到達するまでの光路長が短いとカバーにLEDの鋭い輝点(つぶつぶ感)が現れやすい。間接照明は、常夜灯や空間演出として用いられるため、LEDの輝点が視認されると、眩しくて不快なうえ、美しさに欠けるという問題がある。
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みなされたものであって、カバーに間接照明で用いる発光部の輝点が視認されにくい照明装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様である照明装置は、拡散透過性のカバーと筐体とからなる外囲器と、前記外囲器内に収容された主照明用の発光部と間接照明用の発光部とを備える。前記外囲器内には、遮光壁が架設されており、前記外囲器内は、遮光壁と前記筺体と前記カバーの一部とで囲まれた第1の空間と、前記遮光壁と前記カバーの残りの部分とで囲まれた第2の空間とに仕切られている。前記主照明用の発光部は、前記第2の空間内に収容され、その発光面は、前記カバーの前記第2の空間を構成する部分と対向し、前記発光面からの出射光は、前記カバーの前記第2の空間を構成する部分越しに照射される。前記間接照明用の発光部は、前記第1の空間内に収容される。その発光面からの出射光は、前記遮光壁又は光路変換部材によって、前記主照明用の発光部の照射方向とは異なる方向に方向転換され、前記カバーの前記第1の空間を構成する部分越しに照射される。
上記の構成によると、間接照明用の発光部から出射された光は、遮光壁又は光路変換部材によって方向変換された後に、カバー越しに照射される。ここで、上記の特許文献1に記載されている照明器具のように、発光部から出射された光が、遮光壁又は光路変換部材などによって方向変換されず、ダイレクトにカバーに到達する場合と比較する。そうすると、本発明に係る照明装置は、発光部から出射された光がカバーに到達するまでの光路長が長くなる。
これにより、本発明に係る照明装置を用いると、カバーに現れる輝点(つぶつぶ感)の鋭さを低減し、眩しさを抑えた美しい間接照明を実現することができる。
第1の実施形態に係るランプ1の外観を示す斜視図 ランプ1の使用例を示す図 ランプ1の分解斜視図 ランプ1の断面図 第2の実施形態に係るランプ100の断面図 ランプ100の放熱部材133について説明するための図 第3の実施形態に係るランプ200の断面図 第4の実施形態に係るランプ300の断面図 第5の実施形態に係るランプ400の断面図 (a)第6の実施形態に係る照明装置500について説明するための図(b)回路ユニット504の機能的な構成を示すブロック図
本発明に係る照明器具を構成するランプの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
ここでは、本発明に係る照明装置を構成するランプの第1の実施形態について説明する。
(1)ランプの概要
図1は、第1の実施形態に係るランプの外観を示す斜視図である。なお、ランプ1は、一例として、蛍光灯や白熱電球の代替品としてのLED(Light Emitting Diode)ランプである。
図1に示すように、ランプ1は、ケース60、口金ホルダ80および口金90から成る筐体4とカバー10とから構成される外囲器5を備える。ランプ1は、外囲器5の内部に、後述する遮光壁、主照明用の発光部、間接照明用の発光部、回路ユニットなどが収容されている。
図2は、ランプ1の使用例を示す図である。図2に示すように、ランプ1は、天井板2に埋め込まれた器具3に取り付けられて使用される。
ここで、器具3は、器具本体3a、ソケット3bおよび複数の板ばね状の掛止部材3cを含む。器具本体3aは、その開口部から外側へ向かって延設された鍔部を有する。器具3は、器具本体3aおよびソケット3bを天井板2の埋込孔に埋め込む。そして、器具本体3aの鍔部を天井板2の下面2aに当接した状態で、掛止部材3cを天井板2の埋込孔に掛止させることによって、天井板2に固定されている。ランプ1は、天井板2に固定された器具3のソケット3bに口金90を装着することで、器具3に取り付けられている。
ここで、図2に示すように、ランプ1のカバー10は、筒状の側壁10aと側壁10aの開口を覆う上壁10bとから構成されている。ランプ1の口金90を器具3のソケット3bに装着すると、側壁10aの一部は、器具本体3aの外部に露出した状態となる。このように、ランプ1は、天井板2の下面2aよりも浮き上がったような状態で使用される。
ランプ1は、主照明用および間接照明用の2つの発光部を備え、それら2つの発光部が遮光壁によって仕切られた異なる空間内に収容されている。そして、これら2つの発光部を切り替えて点灯制御することにより、ランプ1は、主照明用として用いることもできるし、間接照明用として用いることもできる。図2において、主照明の発光部は、L1方向を照射し、間接照明用の発光部は、L2方向を照射する。
ここで、本実施形態において、主照明とは、室内全体を照射することを意味する。また、間接照明とは、居室、廊下、浴室、トイレ、玄関などにおいて、天井や壁面を照射することを意味する。間接照明は、天井や壁面を照射することにより、例えば夜間の点灯時に、眩しさを抑えつつ、必要な明るさをユーザに提供するものである。また、間接照明は、常夜灯として用いたり、レストラン、美術館、ショールームなどにおける空間演出のために用いることもある。
(2)各部材の構成
図3は、ランプ1の分解斜視図である。また、図4は、ランプ1の断面図である。
ランプ1は、カバー10、主照明用の発光モジュール20、遮光壁30、間接照明用の発光モジュール40、基台50、ケース60、回路ユニット70、口金ホルダ80、および、口金90などを備える。
本実施形態では、ランプ1におけるカバー10側(図3における紙面上側)を上側と称し、口金90側(図3における紙面下側)を下側と称する。
図3に示すように、ランプ1は、下側から順に、口金90、口金90が外嵌される口金ホルダ80、ケース60、ケース60および口金ホルダ80内に内挿される回路ユニット70、ケース60内の上端部に固定される基台50を備える。更に、ランプ1は、基台50上に載置される間接照明用の発光モジュール40、ケース60の上端部に係合されるカバー10の側壁10a、側壁10a内に挿入される遮光壁30を備える。更に、ランプ1は、遮光壁30の基部31上に載置される主照明用の発光モジュール20、遮光壁30の上側開口を塞ぐカバー10の上壁10bを備える。
以下では、各部材について詳細に説明する。
(カバー10)
図3および図4に示すように、カバー10は、上側に向けて拡径した朝顔形の外観形状を有し、上側に向けて拡径した円筒状の側壁10aと、側壁10aの上側開口を塞ぐ円板状の上壁10bとを備える。カバー10は、拡散透過性である。例えば、カバー10は、樹脂材料やガラス材料等に光拡散処理を施し、発光モジュール20および発光モジュール40から出た光がカバー10により拡散されて外側に漏れるようになっている。ここで、光拡散処理は、カバー10が樹脂材料から成る場合には、例えば、樹脂に光拡散材を混合させることが考えられる。また、カバー10がガラス材料から成る場合には、カバー10の内側に光拡散膜を設けることが考えられる。なお、カバー10の形状および材料は上記に限定されない。
(主照明用の発光モジュール20)
主照明用の発光モジュール20は、主照明用の光源である。図3および図4に示すように、発光モジュール20は、一例として、円板状の実装基板21と、実装基板21の上面に配列された複数のLEDを含む発光部22とを備える。実装基板21は、セラミック基板や熱伝導樹脂等からなる絶縁層とアルミ板等からなる金属層との2層構造を有する。実装基板21の上面には、配線パターン(不図示)が形成されている。配線パターンには、回路ユニット70のリード線74が接続されている。発光部22には、配線パターンを介して、回路ユニット70からの電力が供給される。
発光部22は、青色光を発する複数のGaN系のLEDがマトリックス状に配置され、それら複数のLEDを、青色光を黄色光に変換する波長変換部材である蛍光体粒子が混入された透明のシリコーン樹脂で封止したものである。すなわち、発光部22は、薄型の面光源であって、青色光と黄色光とが混色することにより、白色光を出射する。
主照明用の発光モジュール20の発光面は、カバー10の上壁10bの内面と対向している。発光モジュール20から出射した光は、ランプ軸Jに平行な上方であるL1方向へ照射される。更に、発光モジュール20から出射した光は、ランプ軸Jに対して斜め上方であるL3の方向へも照射される。
(遮光壁30)
図3および図4に示すように、遮光壁30は、カバー10と同様に上側に向けて拡径した朝顔形の外観形状を有する。すなわち、遮光壁30は、円板状の基部31と基部31の外周縁から上側に向けて拡径した円筒状の側壁32とを備える。基部31には開口31aが設けられており、その開口31aを塞ぐように、基部31上には、主照明用の発光モジュール20が載置される。
遮光壁30は、カバー10の側壁10aの開口を塞ぐように、カバー10の内部に完全に収容することが可能である。すなわち、遮光壁30の側壁32は、カバー10の側壁10aの形状と比較して、ランプ軸J方向における高さが低く、且つ、拡径の度合いがより大きい形状を有する。
遮光壁30は、遮光性を有することは勿論であるが、熱伝導性に優れた樹脂材料や金属材料で形成されていることが好ましい。本実施形態では樹脂材料で形成されている。基部31および側壁32と、基部31の開口31aを塞いでいる発光モジュール20の実装基板21の下面21aとにより、間接照明用の発光モジュール40から出射された光は、ランプ軸J方向に対して遮光される。
更に、側壁32の外周側(間接照明用の発光モジュール40側)には、微細な凹凸面である反射面32aが形成されている。間接照明用の発光モジュール40から出射された光は、微細な凹凸面である反射面32aによって拡散反射し、指向性が弱まって、カバー10の側壁10a越しに照射される。
(間接光用の発光モジュール40)
間接照明用の発光モジュール40は、間接照明用の光源である。図3および図4に示すように、一例として、発光モジュール20と同様に、円板状の実装基板41と、実装基板41の上面に配列された複数のLEDを含む発光部42とを備える。実装基板41は、セラミック基板や熱伝導樹脂等からなる絶縁層とアルミ板等からなる金属層との2層構造を有する。実装基板41の上面には、配線パターン(不図示)が形成されている。配線パターンには、回路ユニット70のリード線73が接続されている。発光部42には、配線パターンを介して、回路ユニット70からの電力が供給される。
発光部42は、青色光を発する複数のGaN系のLEDがマトリックス状に配置され、それら複数のLEDを、青色光を黄色光に変換する波長変換部材である蛍光体粒子が混入された透明のシリコーン樹脂で封止したものである。すなわち、発光部42は、薄型の面光源であって、青色光と黄色光とが混色することにより、白色光を出射する。
上述したように、発光モジュール40から出射された光は、遮光壁30の反射面32aによって拡散反射して、カバー10の側壁10aの方向であるL2方向へ照射される。また、発光モジュール40から出射された光は、遮光壁30によってランプ軸J方向に対しては遮光されるため、カバー10の上壁10bの外部には漏れない。
なお、主照明用の発光モジュール20と間接照明用の発光モジュール40とは、共に、青色光と黄色光との混色により白色光を出射するとして説明したが、これらの発光モジュールが、それぞれ、異なる色味の白色光を出射するとしてもよい。例えば、室内全体を照射するために用いる主照明用の発光モジュール20は昼光色や昼白色を出射し、空間演出に用いる間接照明用の発光モジュール40は電球色を出射するとしてもよい。
(基台50)
図3および図4に示すように、基台50は、円板状の上壁51と、上壁51の外周縁から下方に延出した円筒状の側壁52とを備える。上壁51の上面51aは間接照明用の発光モジュール40を搭載するための搭載面となっている。発光モジュール40は、実装基板41の下面を上壁51の上面51aに面接触させた状態で基台50に搭載されている。また、上壁51の上面51aには、回路ユニット70から引き出されたリード線73および74を挿通するための貫通孔51bが設けられている。
更に、側壁52には下端部に円環状の鍔部53が設けられている。カバー10をケース60に取り付けた状態において、鍔部53はカバー10の下端部とケース60の上端部とによって挟持される。これにより、基台50がケース60に固定される。
ここで、基台50は、熱伝導性および電気的絶縁性に優れた材料で形成されていることが好ましい。これにより、発光モジュール40で発生した熱を効率良くケース60およびカバー10に逃がすことができ、更に、発光モジュール40と回路ユニット70との電気的な絶縁を確保することができる。
熱伝導性および電気的絶縁性に優れた材料としては、ポリプロピレン、ポリプロピレンサルファイド、ポリカーボネート、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンオキサイド、ポリサルフォン等の樹脂が挙げられる。更に、ポリブチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリフタールアミド等の樹脂を用いてもよい。なお、基台50は、樹脂に限らず、金属やセラミック等で形成されていてもよい。
(ケース60)
図3および図4に示すように、ケース60は、上下両側が開口した円筒状であって、内部に回路ユニット70が収容されている。ケース60の上側開口は基台50によって塞がれており、ケース60の上端部にはカバー10が取り付けられている。ケース60へのカバー10の取り付けは、カバー10の下端部(側壁10aの下端部)の外周面に設けられた複数の突起10cを、ケース60の上端部の内周面に設けられた係合溝61に係合させることで行われている。ケース60は、熱伝導性に優れた樹脂材料や金属材料で形成されていることが好ましく、本実施形態では樹脂材料で形成されている。
(回路ユニット70)
図3および図4に示すように、回路ユニット70は、回路基板71と、回路基板71に実装された各種の電子部品72とを有する。回路ユニット70は、回路基板71の主面がランプ軸Jに対して平行を保つ姿勢いわゆる縦置きの姿勢で、ケース60および口金ホルダ80の内部に収容されている。
回路ユニット70と主照明用の発光モジュール20とは、リード線74を介して電気的に接続されている。回路ユニット70と間接照明用の発光モジュール40とは、リード線73を介して電気的に接続されている。また、回路ユニット70と口金90とはリード線を75および76介して電気的に接続されている。
ここで、回路ユニット70は、主照明用の発光モジュール20および間接照明用の発光モジュール40を切り替えて発光させるための制御部として機能する。すなわち、主照明用の発光モジュール20が点灯しているときは、間接照明用の発光モジュール40は消灯している。一方、間接照明用の発光モジュール40が点灯しているときには、主照明用の発光モジュール20は消灯している。
(口金ホルダ80)
口金ホルダ80は、円筒状であって内部に回路ユニット70が収容されている。口金ホルダ80の上端部はケース60の内部に収容され、下端部81には口金90が外嵌されている。口金ホルダ80の下端部81には開口が設けられており、開口からは回路ユニット70のリード線75および76が引き出され、それぞれ口金90のシェル部91およびアイレット部92に接続されている。
(口金90)
口金90は、ランプ1が器具に取り付けられ点灯された際に、器具のソケットから電力を受けるための部材であって、本実施形態ではエジソンタイプ(ねじ込みタイプ)であるE26口金を使用している。口金90はシェル部91およびアイレット部92を備え、それらシェル部91およびアイレット部92がそれぞれリード線75および76により、回路ユニット70と電気的に接続されている。
なお、口金90は、E26形に限定されない。同じエジソンタイプのE11形やE17形の口金であってもよい。また、エジソンタイプ以外の口金であってもよい。例えば、口金90は、ピン形の端子を有するピンタイプの口金(具体的にはGY、GX等のGタイプ)や、L字形の端子を有する口金であってもよい。
(3)効果
以上説明したように、ランプ1は、拡散透過性のカバー10と、ケース60、口金ホルダ80および口金90から成る筐体4とから構成される外囲器5を有する。更に、ランプ1は、外囲器5内に収容された主照明用の発光部22と間接照明用の発光部42とを備える。
ここで、外囲器5内には、遮光壁30が架設されている。そして、外囲器5内は、遮光壁30と筐体4とカバー10の一部である側壁10aとで囲まれた第1の空間と、遮光壁30とカバー10の残り部分である上壁10bとで囲まれた第2の空間とに仕切られている。
主照明用の発光部22は、第2の空間内に収容されている。主照明用の発光部22の発光面は、カバー10の第2の空間を構成する部分である上壁10bと対向している。その発光面からの出射光は、カバー10の第2の空間を構成する部分である上壁10b越しに照射される。
一方、間接照明用の発光部42は、第1の空間内に収容されている。間接照明用の発光部42の発光面からの出射光は、遮光壁30によって、主照明用の発光部22の照射方向とは異なる方向に方向転換される。そして、カバー10の第1の空間を構成する部分である側壁10a越しに照射される。
このように、ランプ1は、遮光壁30を備えることにより、間接照明用の発光モジュール40からの出射光は、カバー10の上壁10bから漏れ出さない。
また、間接照明用の発光モジュール40の発光面は、カバー10の側壁10aに対向しておらず、上壁10bに対向するように配置されている。すなわち、発光モジュール40は、その発光面が照射方向とは異なる方向を向いて配置されている。そのため、カバー10の側壁10aからは、発光部42のLEDが直接には見えない構成となっている。
また、発光部42から出射された光は、遮光壁30に形成された反射面32aによって拡散反射され、照射方向L2へ向けて光路が変更される。
ここで、発光部42がカバー10の側壁10aと対向しており、発光部42からの出射光が、反射面32aによって反射されず、カバー10の側壁10aに直接到達する比較例を想定する。このような比較例と比較すると、本実施形態のランプ1は、発光部42から出射された光がカバー10の側壁10aに到達するまでの光路長が長くなっている。これにより、ランプ1では、カバー10の側壁10aに生じる輝点(つぶつぶ感)を低減することができる。
更に、上述したように、遮光壁30に形成された反射面32aは、入射された光が拡散反射するように微細な凹凸面となっている。これにより、反射面32aによって反射された光は、指向性が弱まる。
これらのことから、ランプ1は、眩しさを抑えた美しい間接照明を実現することが可能となる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、主照明用の発光モジュール20で発生した熱は、カバー10内部の空気を介して、カバー10へ伝搬される。そのため、ランプ1は、発光モジュール20の放熱性が低いことが課題となっている。そこで、第2の実施形態では、第1の実施形態と比較して、主照明用の発光モジュール20の放熱性を改善する例について説明する。
図5は、第2の実施形態に係るランプ100の断面図である。図6は、説明の便宜上、カバー10と遮光壁30とを省略したランプ100の斜視図である。図5および図6において、第1の実施形態と共通する部材については、共通の符号を付している。共通する部材については、詳細な説明を省略する。
ランプ100は、主照明用の発光モジュール20で発生した熱を基台50およびケース60側へ伝搬するための放熱部材133を備える点において、第1の実施形態のランプ1と相違する。
図5および図6に示すように、放熱部材133は、円柱状であって、その上端面133aは、主照明用の発光モジュール20の実装基板21の下面と面接触している。一方、放熱部材133の下端面133bは、間接照明用の発光モジュール140の実装基板141の上面と面接触している。すなわち、放熱部材133は、遮光壁30と基台50とカバー10の一部である側壁10aとで囲まれた第1の空間内に設けられている。また、放熱部材133は熱伝導性に優れた軽量の金属であることが好ましく、本実施形態では、一例として、放熱部材133はアルミを材料としている。
本実施形態における間接照明用の発光モジュール140の発光部は、第1の実施形態の発光モジュール40と異なり、面光源ではない。図6に示すように、発光モジュール140は、円板状の実装基板141の上に、複数の発光部142が円柱状の放熱部材133を取り囲むように、所定間隔を開けてリング状に配置されて構成されている。各発光部142は、青色光を発する複数のGaN系のLEDを、青色光を黄色光に変換する波長変換部材である蛍光体粒子が混入された透明のシリコーン樹脂で封止したものである。
図5に戻る。発光部142から出射光は、第1の実施形態と同様に、遮光壁30の反射面32aによって反射され、L2方向に照射される。また、発光部142からの出射光は、放熱部材133の外周面で反射して方向転換され、更に、遮光壁30の反射面32aによって反射された後に、L5の方向にも照射される。
以上説明したように、本実施形態に係るランプ100は、カバー10内部に放熱部材133を設けることにより、主照明用の発光モジュール20で発生した熱を、放熱部材133を介して効率よくケース60などに伝搬することができる。これにより、主照明用の発光モジュール20の放熱性を改善することができる。
なお、放熱部材133は、アルミなどの金属製であるとして説明したが、放熱部材133は金属製であることは必須ではなく、熱伝導率の高い樹脂などであってもよい。
<第3の実施形態>
上記の第1および第2の実施形態では、主照明用の発光部22は、第1基板(実装基板21)上に配置されており、間接照明用の発光部42および142は、第1基板とは異なる第2基板(実装基板41および141)上に配置されていた。ここで、第1基板と第2基板とは、それぞれ、外囲器内における異なる平面上に、主照明用の発光部42の照射方向L1に向けられて配置されていた。
しかし、この構成は必須ではない。例えば、主照明用の発光部および間接照明用の発光部を同一の基板上に配置する構成でもよい。この場合、基板は、主照明用の発光部の照射方向に向けられていることが望ましい。
そこで、本実施形態では、主照明用の発光部および間接照明用の発光部を同一基板上に配置した例について説明する。
図7は、第3の実施形態に係るランプ200の断面図である。図7において、第1の実施形態と共通する部材については、共通の符号を付している。共通する部材については、詳細な説明を省略する。
図7に示すように、ランプ200の発光モジュール220は、円板状の実装基板221上に、主照明用の発光部222と、複数の間接照明用の発光部242とが配置されている。実装基板221は、第1の実施形態の主照明用の発光モジュール20の実装基板21および間接照明用の発光モジュール40の実装基板41と同様の構造を有する。すなわち、実装基板221は、セラミック基板や熱伝導樹脂等からなる絶縁層とアルミ板等からなる金属層との2層構造を有する。実装基板221の上面には、配線パターン(不図示)が形成されている。配線パターンには、回路ユニット70のリード線77が接続されている。主照明用の発光部222および間接照明用の複数の発光部242には、配線パターンを介して、回路ユニット70からの電力が供給される。
実装基板221は、基部31に設けられた開口31aから、主照明用の発光部222が露出するように、基部31の下側から基部31に固定される。これにより、主照明用の発光部222および間接照明用の発光部242は、共に、L1方向を向いて配置される。また、主照明用の発光部222と間接照明用の発光部242とは、カバー10の内部において、それぞれ異なる空間内に含まれる。具体的に、複数の間接照明用の発光部242は、遮光壁30と筺体とカバー10の側壁10aとで囲まれた第1の空間に含まれる。一方、主照明用の発光部222は、遮光壁30とカバー10の上壁10bとで囲まれた第2の空間に含まれる。
主照明用の発光部222は、第1の実施形態の発光部22と同様の構成である。発光部222から出射された光は、L1方向へ照射される。
複数の間接照明用の発光部242は、実装基板221上において、主照明用の発光部222の外周側に所定間隔を開けてリング状に配置されている。各発光部242は、青色光を発する複数のGaN系のLEDを、青色光を黄色光に変換する波長変換部材である蛍光体粒子が混入された透明のシリコーン樹脂で封止したものである。
間接照明用の発光部242から出射された光は、遮光壁30の反射面32aによって反射されて、L2方向へ照射される。
このように、本実施形態の発光モジュール220は、主照明用の発光部222と間接照明用の発光部242とを同一の実装基板221上に設けることでランプ200は、単一の発光モジュール220で、主照明および間接照明を実現することができる。これにより、主照明用の発光モジュールおよび間接照明用の発光モジュールの2つの発光モジュールを用いるランプと比較すると、部材や組み立て工程を削減することができる。
<第4の実施形態>
上記の第1〜第3の実施形態では、主照明用の発光部および間接照明用の発光部が、共に、主照明の照射方向(L1方向)を向いて配置されている例について説明した。しかし、間接照明用の発光部が、主照明の照射方向を向いて配置されていることは必須ではない。
本実施形態では、間接照明用の発光部の配置が、第1〜第3の実施形態とは異なる例について説明する。
図8は、第4の実施形態に係るランプ300の断面図である。ランプ300は、間接照明用の発光モジュール40の配置が第1の実施形態に係るランプ1と相違する。その他の点については、基本的に第1の実施形態に係るランプ1と共通する。図8において、第1の実施形態と共通する部材については、共通の符号を付している。共通する部材については、詳細な説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態の間接照明用の発光モジュール40の実装基板41は、遮光壁30の基部31における、主照明用の発光モジュール20が固定されている面とは反対側の面に固定されている。すなわち、発光モジュール40の発光部42は、主照明の照射方向(L1方向)の逆方向を向いて配置されている。
この場合、間接照明用の発光モジュール40から出射された光は、基台50の上面51aにより反射されて方向転換され、更に、遮光壁30の反射面32aにより反射された後に、L2方向に照射される。
このように間接照明用の発光モジュール40を配置すると、発光部42から出射した光がカバー10の側壁10aに到達するまでに、反射による光路変換が二段階で生じることとなる。そのため、発光部42から出射した光がカバー10の側壁10aに到達するまでの光路長がより長くなる。したがって、ランプ300では、カバー10の側壁10aに生じる輝点(つぶつぶ感)をより低減することが可能となる。
<第5の実施形態>
上記の第1〜第4の実施形態では、間接照明用の発光部から出射された光は、遮光壁30の反射面32aにより反射されて光路変換し、カバー10の側壁10aの方向へ照射される構成であった。しかし、本発明に係る照明装置は、遮光壁30の反射面32aによって光路を変更する構成には限定されない。
本実施形態では、間接照明用の発光部から出射された光の光路を、導光部材によって変換する例について説明する。
図9は、第5の実施形態に係るランプ400の断面図である。ランプ400は、導光部材433を備える点において第1の実施形態に係るランプ1と相違する。その他の点については、基本的に第1の実施形態に係るランプ1と共通する。図9において、第1の実施形態と共通する部材については、共通の符号を付している。共通する部材については、詳細な説明を省略する。
導光部材433は、例えばアクリル樹脂などの透光性材料で形成されており、間接照明用の発光モジュール40から出射された光を、照射方向であるL2方向へ導く機能を有する。なお、導光部材433は、粒子状または繊維状のフィラーを含んでもよい。これにより、導光部材433から出射する光の拡散性を高めることができる。
図9に示すように、導光部材433は、間接照明用の発光モジュール40の発光部42上に設けられている。導光部材433は、円柱体の上端面中央部に窪みが形成された形状を有し、円柱体の下端面が光入射面433a、窪みにより生じた壁面が光反射面433b、円柱体の側面が光出射面433cとなる。
発光モジュール40の発光部42から出射された光は、光入射面433aから導光部材433に入射する。導光部材433に入射した光は、光反射面433bにより反射されて光路が変わり、光出射面433cから導光部材433の外部へ出射される。そして、導光部材433から出射された光は、カバー10の側壁10a越しにL2方向へ照射される。
以上説明したように、ランプ400は、拡散透過性のカバー10と、ケース60、口金ホルダ80および口金90から成る筐体とから構成される外囲器を備える。更に、ランプ400は、外囲器内に収容された主照明用の発光部22と間接照明用の発光部42とを備える。
ここで、外囲器内には、遮光壁30が架設されており、外囲器内は、遮光壁30と筺体とカバー10の一部である側壁10aとで囲まれた第1の空間と、遮光壁30とカバー10の残り部分である上壁10bとで囲まれた第2の空間とに仕切られている。
主照明用の発光部22は、第2の空間内に収容されている。主照明用の発光部22の発光面は、カバー10の第2の空間を構成する部分である上壁10bと対向している。その発光面からの出射光は、カバー10の第2の空間を構成する部分である上壁10b越しに照射される。
一方、間接照明用の発光部42は、第1の空間内に収容されている。間接照明用の発光部42の発光面からの出射光は、光路変換部材(導光部材)433によって、主照明用の発光部22の照射方向とは異なる方向に方向転換される。そして、カバー10の第1の空間を構成する部分である側壁10a越しに照射される。
ここで、光路変換部材(導光部材)433は、第1の空間内に配置されおり、間接照明用の発光部42の発光面と対向する光入射面433aと、カバー10の第1の空間を構成する部分である側壁10aと対向し、主照明用の発光部22の照射方向L1とは異なるL2方向に光を出射する光出射面433cとを有していれば足りる。
このように、本実施形態のランプ400は、導光部材433を備え、発光部42から出射された光がカバー10の側壁10aに到達するまでの光路長が長くなるため、カバー10の側壁10aに生じる輝点(つぶつぶ感)を低減することができる。
なお、本実施形態のランプ400では、遮光壁30の側壁32の外周側(間接照明用の発光モジュール40側)に、反射面32aが形成されていることは必須ではない。
<第6の実施形態>
ここでは、ランプと器具とが一体となった照明装置の実施形態について説明する。
図10(a)は、本実施形態に係る照明装置500の構成を示す概略図である。同図に示すように、照明装置500は、ランプ501、器具502、操作部503および回路ユニット504から構成される。
ランプ501は、カバー10、主照明用の発光モジュール20、遮光壁30、間接照明用の発光モジュール40、基台50、ケース60、器具連結部82などから構成される。カバー10、主照明用の発光モジュール20、遮光壁30、間接照明用の発光モジュール40、基台50およびケース60は、第1の実施形態の各構成要素と共通する。器具連結部82は、第1の実施形態の口金ホルダ80とその構造は共通するが、器具連結部82には口金が嵌められていない。器具連結部82の一端はケース60に連結されており、他端は器具502に連結されている。
本実施形態のランプ501は口金を備えていない。本実施形態では、主照明用の発光モジュール20から引き出されたリード線、および、間接照明用の発光モジュール40から引き出されたリード線は、ケース60および器具連結部82を通って、コネクタ505に接続される。
器具502は、天井埋め込み型であって、例えば金属製である。器具502は、ランプ収容部502a、回路収容部502bおよび鍔部502cを有する。ランプ収容部502aは、例えば有底円筒状であって、内部にランプ501が取り付けられている。回路収容部502bは、ランプ収容部502aの底側に延設されており、内部に回路ユニット504が収容されている。鍔部502cは、例えば円環状であって、ランプ収容部502aの開口部から外方へ向けて延設されている。
図10(a)に示すように、照明装置500のランプ501は、カバー10の側壁10aの一部が、ランプ収容部502aの外部に露出している。そのため、照明装置500を天井に取り付けると、カバー10の側壁10aは、天井板の下面よりも下側に露出する。このように、カバー10の側壁10aの少なくとも一部が、ランプ収容部502aの外部に露出するように照明装置500を構成することにより、照明装置500は、カバー10の側壁10a越しに間接照明を照射することができる。
操作部503は、ユーザがランプ501をオン/オフしたり、主照明と間接照明とを切り替えたりするためスイッチなどである。本実施形態では、一例として、操作部503はタッチスイッチである。操作部503は、ユーザのタッチ操作を受け付けると、タッチ操作を受け付けたことを示す操作信号を回路ユニット504に出力する。例えば、ランプ501がオフのとき、ユーザがタッチスイッチをタッチすると、主照明が点灯する。この状態でユーザがタッチスイッチをタッチすると、主照明が消灯して、間接照明が点灯する。更に、この状態でユーザがタッチスイッチをタッチすると、間接照明も消灯して、ランプ501はオフになる。
回路ユニット504は、外部電源(不図示)と電気的に接続されており、外部電源から入力される電流を、ランプ501の各発光モジュールに供給して、ランプ501を点灯させる。回路ユニット504には、電源線506aが接続されており、電源線506aの先端には、ランプ501のリード線のコネクタ505と着脱自在に接続されるコネクタ506bが取り付けられている。
図10(b)は、回路ユニット504の機能構成を示す図である。同図に示すように、回路ユニット504は、指示検出回路部504a、制御回路部504bおよび点灯回路部504cをユニット化したものである。
指示検出回路部504aは、操作部503と接続されており、操作部503から出力された操作信号を受け取る。指示検出回路部504aは、受け取った操作信号を、制御回路部504bへ伝達する。
制御回路部504bは、マイクロプロセッサとメモリとを備えている。一例として、メモリは、ランプ501の現在の状態(オフ、主照明点灯または間接照明点灯)を示すカレント情報と、予め定められたランプ501の状態変化の順序を記載した制御情報とを記憶している。マイクロプロセッサは、指示検出回路部504aから操作信号を受け取ると、カレント情報と制御情報とを参照して、ランプ501の次の状態を決定する。そして、制御回路部504bは、決定したランプ501の次の状態に応じて、主照明用の発光モジュール20および間接照明用の発光モジュール40のそれぞれの点灯または消灯を示す指示を点灯回路部504cへ出力する。
点灯回路部504cは、AC/DCコンバータを備える。AC/DCコンバータとしては、例えばダイオードブリッジ等が用いられる。点灯回路部504cは、主照明用の発光モジュール20と間接照明用の発光モジュール40とを個別に制御することができる。制御回路部504bから各発光モジュールの点灯を指示されると、外部電源からの交流電圧を、AC/DCコンバータを用いて直流電圧に変換する。そして、各発光モジュールの発光部に適した直流電圧を順電圧として、発光部に印加する。点灯回路部504cは、制御回路部504bから各発光モジュールの消灯を指示されると、各発光部に印加していた電圧を除去する。
なお、回路ユニット504は、上述したようなソフトウェア制御を行う場合に限定されない。回路ユニット504は、ハードウェア回路のみで構成されていてもよい。
<その他の変形例>
以上、本発明に係る照明装置を構成するランプの実施形態を説明したが、本発明に係る照明装置を構成するランプは、上記の実施形態で示した通りのランプに限られないことは勿論である。例示したランプを、以下のように変形することも可能である。
(1)第1の実施形態におけるランプ1は、遮光壁30に加えて、更に、図4に示す二点鎖線で記載された円錐状の拡散反射面33を備える構成でもよい。この構成によると、間接照明用の発光モジュール40から上向き(ランプ軸J方向に略平行)に出射した光は、拡散反射面33によって反射されて光路が変わり、L4方向へ照射される。すなわち、発光モジュール40から上向き(ランプ軸J方向に略平行)に出射した光を、効率良く側壁10aの方向へ導くことができる。
(2)上記の第1〜第3および第5実施形態では、間接照明用の発光部は、主照明の照射方向を向いて配置されていた。また、上記の第4の実施形態では、間接照明用の発光部は、主照明の照射方向の逆方向を向いて配置されていた。すなわち、間接照明用の発光部は、その照射方向であるカバー10の側壁10aと対向していない例について説明した。カバー10の側壁10aに生じる輝点(つぶつぶ感)を低減するためには、このように、間接照明用の発光部は、その照射方向であるカバー10の側壁10aと対向していないことが望ましい。
しかし、間接照明用の発光部が、カバー10の側壁10aと対向していないことは、本発明における必須の要件ではない。仮に、間接照明用の発光部がカバー10の側壁10aと対向している場合、発光部からの出射光が直接カバー10の側壁10aに到達することは好ましくない。そこで、カバー10の内部、より具体的には、第1の空間の内部に反射部材や導光部材を設けることが好ましい。これにより、反射部材や導光部材によって、発光部からの出射光の光路をカバー10の内部で変換させた後に、カバー10の側壁10aに到達させることができる。そこで、間接照明用の発光部から出射された光がカバー10の側壁10aに到達するまでの光路長が長くなるため、カバー10の側壁10aに生じる輝点(つぶつぶ感)を低減することができる。
(3)第4の実施形態に係るランプ300は、主照明用の発光部22と間接照明用の発光部42とが個別にモジュール化されている構成であった。このように、各発光部を個別にモジュール化した方がランプ300の製造が容易である。しかしながら、この構成は必須ではない。例えば、実装基板の一方の主面に、主照明用の発光部22を形成し、当該実装基板の他方の主面に、間接照明用の発光部42を形成し、主照明と間接照明とを単一のモジュールで実現する構成でもよい。
すなわち、ランプ300の主照明用の発光部22は、主照明用の発光部22の照射方向L1に向けられて配置されており、間接照明用の発光部42は、主照明用の発光部22の照射方向L1の逆方向に向けられて配置されている構成であれば足りる。
(4)上記の各実施形態において、間接照明用の発光部は、カバー10の内部に収容されている構成を有するが、この構成は必須ではない。間接照明用の発光部から出射された光が、遮光壁30や導光部材433によって光路が変換されて、カバー10の側壁10a越しに照射される構成であれば、発光部がカバー10の内部に収容されていなくてもよい。例えば、間接照明用の発光部は、ケース60の奥まった位置(口金90寄りの位置)に配置されていてもよい。
(5)上記の各実施形態では、間接照明用の発光部は、白色光を照射するとして説明した。しかし、間接照明用の発光部が白色光を照射することは必須ではない。間接照明用の発光部は、例えば、青色光や黄色光を照射する構成であってもよい。また、間接照明用の発光部が複数の色を切り替えて照射する構成であってもよい。
例えば、間接照明用の発光モジュールは、青色光を黄色光に変換する波長変換部材を含む透明のシリコーン樹脂で青色LEDを封止した白色発光部を備える。さらに、間接照明用の発光モジュールは、波長変換部材を含まない透明なシリコーン樹脂で青色LEDを封止した青色発光部とを備える構成としてもよい。そして、間接照明用の発光モジュールは、これら白色発光部と青色発光部とを切り替えて照射してもよい。これにより、ランプは、主照明、白色の間接照明および青色の間接照明の3段階に切り替えて使用することが可能となる。
更には、間接照明用の発光部は、赤色LED、緑色LED、青色LEDを備える構成でもよい。そして、これら3色のLEDそれぞれの調光比を0%から100%まで変更して給電することにより、間接照明用の発光モジュールは、白色、青色、水色、緑色、黄色、橙色、赤色、紫色の照射光を生成する構成でもよい。これにより、ランプは、主照明、白色の間接照明、青色の間接照明、水色の間接照明、緑色の間接照明、黄色の間接照明、橙色の間接照明、赤色の間接照明、紫色の間接照明の9段階に切り替えて使用することが可能となる。
(6)上記の各実施形態および上記の各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、100、200、300、400 ランプ(照明装置)
4 筐体
5 外囲器
10 カバー
10a 側壁(カバーの第1の空間を構成する部分)
10b 上壁(カバーの第2の空間を構成する部分)
21 実装基板(第1基板)
22、222 主照明用の発光部
41、141 実装基板(第2基板)
42、142、242 間接照明用の発光部
70、504 回路ユニット(制御部)
32a 拡散反射面
133 放熱部材
221 実装基板(基板)
433 導光部材(光路変換部材)
433a 光入射面
433c 光出射面
500 照明装置

Claims (3)

  1. 拡散透過性のカバーと筐体とからなる外囲器と、前記外囲器内に収容された主照明用の発光部と間接照明用の発光部とを備えた照明装置であって、
    前記外囲器内には遮光壁が架設されており、前記外囲器内は、前記遮光壁と前記筺体と前記カバーの一部とで囲まれた第1の空間と、前記遮光壁と前記カバーの残りの部分とで囲まれた第2の空間とに仕切られており、
    前記主照明用の発光部は、前記第2の空間内に収容され、その発光面は、前記カバーの前記第2の空間を構成する部分と対向し、前記発光面からの出射光は、前記カバーの前記第2の空間を構成する部分越しに照射されると共に、前記間接照明用の発光部は、前記第1の空間内に収容され、その発光面からの出射光は、前記遮光壁によって、前記主照明用の発光部の照射方向とは異なる方向に方向転換され、前記カバーの前記第1の空間を構成する部分越しに照射され
    前記主照明用の発光部が実装された第1基板と、前記間接照明用の発光部が実装された第2基板は、ランプ軸の延びる方向から見たときにおいて前記外囲器の中央部に位置し、かつ、前記ランプ軸に沿った方向において異なる平面上にあり、前記間接照明用の発光部の照射方向と、前記主照明用の発光部の照射方向とが同方向となるように配置され、
    前記第1の空間内に、前記間接照明用の発光部の発光面と対向して、頂点を前記間接照明用の発光部に向けた円錐状の拡散反射面が形成されている
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 前記照明装置は、更に、
    前記主照明用の発光部と前記間接照明用の発光部とを切り替えて発光させるための制御部を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記遮光壁における前記第1の空間側には拡散反射面が形成されており、
    前記間接照明用の発光部からの出射光は、前記拡散反射面で反射して、前記主照明用の発光部の照射方向とは異なる方向に方向転換され、前記カバーの前記第1の空間を構成する部分越しに照射される
    ことを特徴とする請求項2に記載の照明装置。
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