JP2013143215A - 照明器具 - Google Patents
照明器具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013143215A JP2013143215A JP2012001982A JP2012001982A JP2013143215A JP 2013143215 A JP2013143215 A JP 2013143215A JP 2012001982 A JP2012001982 A JP 2012001982A JP 2012001982 A JP2012001982 A JP 2012001982A JP 2013143215 A JP2013143215 A JP 2013143215A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- light
- longitudinal direction
- led element
- emitted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】
薄型化、小型化が可能であって、放射光にコネクタの影が発生しにくく、器具本体の長手方向に亘って略均一な放射光を出射可能な照明器具を提供する。
【解決手段】
照明器具1は、長形の基板6と、基板6の長手方向の両端側6b,6cにおける間隔L1が基板6の長手方向の中央側における間隔L4よりも小さくなるように配置されている複数個のLED素子7と、基板6の長手方向の両端側6b,6cにおけるLED素子7,7間であって基板6の短手方向のLED素子7よりも端側6eに配設されている複数個のコネクタ8と、を有する発光体2と、LED素子7に電力を供給してLED素子7を点灯する電源装置4と、電源装置4を背面側に配設し、発光体2をコネクタ8が電源装置4側に位置するようにして前面側に配設している器具本体3と、LED素子7の放射光が外部空間に出射するように器具本体3に取り付けられた透光性のカバー5と、を具備している。
【選択図】図2
薄型化、小型化が可能であって、放射光にコネクタの影が発生しにくく、器具本体の長手方向に亘って略均一な放射光を出射可能な照明器具を提供する。
【解決手段】
照明器具1は、長形の基板6と、基板6の長手方向の両端側6b,6cにおける間隔L1が基板6の長手方向の中央側における間隔L4よりも小さくなるように配置されている複数個のLED素子7と、基板6の長手方向の両端側6b,6cにおけるLED素子7,7間であって基板6の短手方向のLED素子7よりも端側6eに配設されている複数個のコネクタ8と、を有する発光体2と、LED素子7に電力を供給してLED素子7を点灯する電源装置4と、電源装置4を背面側に配設し、発光体2をコネクタ8が電源装置4側に位置するようにして前面側に配設している器具本体3と、LED素子7の放射光が外部空間に出射するように器具本体3に取り付けられた透光性のカバー5と、を具備している。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、光源としてのLED素子を有する発光体を備える照明器具に関する。
台所等に配設される照明器具としての流し元灯は、従来、光源として直管形蛍光ランプが使用されている。しかし、照明用ランプは、LED化されてきており、流し元灯においても、蛍光ランプに替えてLEDランプを備えるものが提案されている(例えば特許文献1参照。)。しかしながら、蛍光ランプ代替用のLEDランプは、標準化されてきているが、一般的な普及には至っていなく、当該普及には相応の期間を要するのが現状である。
また、当該LEDランプは、比較的高価に形成され、流し元灯をコストアップさせる。また、当該LEDランプは、相応の配設空間を要するので、流し元灯を小型化や薄型化させにくい。このため、光源として、複数個のLED素子が長尺の基板上に直線状にかつ等間隔に配置されて構成された発光体(LEDモジュール)を用いた流し元灯(照明器具)が提案されている(例えば特許文献2参照。)。この発光体の基板は、器具本体の長手寸法に応じた細長の長尺に形成されている。
細長の基板の両端側は、LED素子から放射された放射光の重なりが減少するので、器具本体の長手方向に亘って均一な照明光を照射できないおそれがある。また、基板が長尺になるほど、基板上に配線パターンやレジストなどの形成がしにくくなり、LED素子が実装しにくくなって、発光体が高価になるおそれがある。
そこで、比較的短い長尺の基板を有する発光体を長手方向に複数個並べているものがある。この場合、発光体同士を電気接続するコネクタにより、放射光にコネクタの影が発生し、発光体の間に照射むらなどが発生して、上記同様、器具本体の長手方向に亘って均一な照明光を照射できないことがある。
本実施形態は、薄型化、小型化が可能であって、放射光にコネクタの影が発生しにくく、器具本体の長手方向に亘って略均一な放射光を出射可能な照明器具を提供することを目的とする。
本実施形態の照明器具は、発光体、電源装置、器具本体およびカバーを有して構成される。
発光体は、長形の基板、複数個のLED素子および複数個のコネクタを有して形成される。
LED素子は、基板の一面側に基板の長手方向に直列接続されて実装されている。また、LED素子は、基板の長手方向の両端側における間隔が基板の長手方向の中央側における間隔よりも小さくなるように配置されている。
コネクタは、基板の一面側において、直列接続されたLED素子の両端のそれぞれのLED素子にそれぞれ接続されている。また、コネクタは、基板の長手方向の両端側におけるLED素子間であって基板の短手方向のLED素子よりも端側に配設されているものである。
電源装置は、LED素子に電力を供給してLED素子を点灯するように形成されている。電源装置の出力側は、リード線を介して発光体のコネクタに接続されている。
器具本体は、発光体および電源装置を収納している。そして、器具本体は、電源装置を背面側に配設し、発光体をコネクタが電源装置側に位置するようにして前面側に配設している。
カバーは、透光性を有し、LED素子の放射光が外部空間に出射するように器具本体に取り付けられている。
本実施形態の照明器具によれば、LED素子は、基板の長手方向の両端側における間隔が基板の長手方向の中央側における間隔よりも小さくなるように配置されているので、基板の長手方向の両端側においてLED素子から放射された放射光が互いに重なり合うようになって、基板の長手方向の両端側における放射光の低下が抑制され、発光体は、そのコネクタがLED素子間であって器具本体の背面側に配設された電源装置側に位置するように前面側に配設されているので、器具本体の下方側および前方側に放射される発光体の放射光がコネクタにより遮られることなく器具本体の外部空間側に出射され、これにより、放射光にコネクタの影が発生しにくく、器具本体の長手方向に亘って略均一な放射光が外部空間に出射されることが期待できる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
本実施形態の照明器具1は、台所等に配設される流し元灯であり、図3に示すように、発光体2、器具本体3、電源装置4およびカバー5を有して構成されている。
発光体2は、基板6、LED素子7およびコネクタ8を有して形成されている。基板6は、高熱伝導率を有する金属板例えばアルミニウム(Al)板からなり、長形であって、4角が面取りされた長方形に形成されている。そして、その一面側6aに図示しない絶縁層を介してLED素子7を実装している。
LED素子7は、例えばSMD(Surface Mount Device)形であり、可視光例えば白色光を放射するように形成され、図示しない接着材又ははんだにより基板6の絶縁層上に固定されている。そして、LED素子7は、図2に示すように、その複数個が基板6の長手方向に実装されているとともに、基板6に形成された図示しない配線パターンにより直列接続されている。また、LED素子7は、基板6の短手方向の中央よりも幾分一端側6dに実装されている。
また、LED素子7は、基板6の長手方向の中央側から両端側6b,6cに向かうにつれ、LED素子7,7の間隔L1〜L4が次第に小さくなるように配置されている。すなわち、LED素子7は、基板6の長手方向の両端側6b,6cにおける間隔L1が基板6の長手方向の中央側における間隔L4よりも小さくなるように配置されている。本実施形態では、例えば、基板6は、長手寸法82mm、短手寸法11.5mmであり、LED素子7,7の間隔L1〜L4は、L1が8mm、L2が8.75mm、L3が14.75mm、L4が15mmとなっている。
なお、LED素子7,7の各間隔は、発光体1の長手方向で略均一な放射光が得られるように、基板6の大きさやLED素子7の実装数などに応じて適宜設定されればよい。また、基板6は、長方形に限定されるものではなく、複数個のLED素子7を実装可能な長形に形成されていればよく、その外形などの形状は問わない。
コネクタ8は、LED素子7が実装されている基板6の一面側6aに配設されている。また、コネクタ8は、基板6の長手方向の両端側6b,6cであって、LED素子7,7間かつ基板6の短手方向のLED素子7よりも端側としての他端側6eにそれぞれ配設されている。ここで、コネクタ8は、LED素子7,7の中間に配設されているのが好ましい。そして、コネクタ8は、直列接続されているLED素子7の両端(最端)のそれぞれのLED素子7に図示しない配線パターンによりそれぞれ電気接続されている。すなわち、複数個のLED素子7および複数個のコネクタ8は、基板6の一面側6aにおいて電気的に直列接続されている。また、基板6の両端側6b,6cのコネクタ8,8同士は、別の配線パターンにより電気接続されている。
発光体2は、図3に示すように、取付け体9に収納されている。取付け体9は、発光体2からの放射光が出射する長方形の照射開口10、外方に突出する鍔部11a,11aおよび側部11b,11bを有する長形の箱状に形成され、高熱伝導率を有する金属板例えばアルミニウム(Al)板の折曲等により形成されている。発光体2は、その基板6が取付け体9の底板12に取り付けられている。また、発光体2は、LED素子7が底板12の短手方向のほぼ中央に位置するように取り付けられている。
基板6は、図2に示すように、その長手方向に複数個の取付孔13が設けられている。基板6は、図示しないねじが取付孔13から底板12にねじ止めされている。そして、発光体2は、複数個からなり、底板12の長手方向に沿って互いに離れて配設されている。本実施形態では、2個の発光体2が配設されている。そして、2個の発光体2の隣り合うコネクタ8,8同士は、コネクタ8に装着する図示しない被コネクタを有する接続線14により電気接続されている。また、一方の発光体2の一端側6bのコネクタ8は、図示しないリード線(出力線)により電源装置4に接続され、他方の発光体2の他端側6cのコネクタ8は、図示しないジャンパー線により端子間が短絡されている。すなわち、一方の発光体2の一端側6bのコネクタ8において、2個の発光体2のLED素子7は直列接続されている。
図3において、取付け体9の鍔部11a,11aには、照射開口10を覆うとともに取付け体9内を略閉塞するように、細長の長方形に形成されたカバー板15が設けられている。このカバー板15は、例えばアクリル樹脂からなり、拡散板に形成されている。そして、取付け体9およびカバー板15は、箱状に形成されたケース16に収納されて、図示しない固定手段により固定されている。
ケース16は、例えばアルミ合金により形成され、図2に示すように、その長手方向の両端側に取付け板17,17が突出形成されている。この取付け板17,17にそれぞれ固定孔18が設けられている。ケース16は、固定孔18,18を介して図示しないねじにより器具本体3に取り付けられている。なお、図2において、カバー板15は、省略している。
そして、取付け体9の鍔部11aおよび側部11bは、コネクタ8に正対する部位が切り欠きされて切り欠き部9aに形成されている。また、同じく、ケース16の側面16aも切り欠きされて切り欠き部16bに形成されている。
そして、接続線14は、取付け体9の切り欠き部9aおよびケース16の切り欠き部16bを通ってケース16の側面16aからケース16の外側の器具本体3内に引き出されて配線されている。
図3において、器具本体3は、細長の長尺形に形成された上面板19およびこの上面板19の他端側19bの後端から垂下している背面板20を有し、さらに上面板19の一端側19aの前端から垂下している前面板21および背面板20の下端側20bの下端から上面板19に正対するように突出している下面板22を有して形成されている。前面板21は、背面板20の上端側20aに正対するとともに、小寸法の垂下長を有するように形成されている。また、下面板22は、上面板19の他端側19bに正対するとともに、小寸法の突出長を有するように形成されている。前面板21および下面板22の間は、開口23となっている。器具本体3は、例えば板厚0.4mmのカラー鋼板により形成されている。
ケース16は、上面板19の一端側19aの内側に上面板19の長手方向に沿って配設されている。このとき、ケース16は、発光体2のコネクタ8が背面板21側に位置するように配設されている。また、前面板21は、ケース16から下方側に突出しないように、その垂下長が設定されている。
そして、器具本体3の長手方向の両端側には、図1に示すように、それぞれ端板24,24が配設されている。端板24は、例えばAES樹脂からなり、器具本体3の外周に沿う有底の略長方形筒状に形成されている。端板24,24は、器具本体3の長手方向の両端側にそれぞれ嵌め込まれて、図示しない取付け手段により器具本体3に取り付けられている。
そして、器具本体3の下面板22には、スイッチ25およびコンセント26が配設されている。また、背面板20には、器具本体3を鉛直方向に立設している鉛直壁に取り付けるための複数個の取付け穴27が設けられている。また、上面板19には、図2に示すように、器具本体3を水平壁に取り付けるための形状の異なる複数個の取付け穴28が設けられている。
また、背面板20には、端子台29および電源装置4が取り付けられている。端子台29および電源装置4は、図3に示すように、上面板19の他端側19bの内側に配設されている。端子台29には、外部の商用交流電源に接続されている図示しない電源線が接続されている。
こうして、器具本体3は、2個の発光体2および電源装置4を収納して、電源装置4を背面側である背面板20側に配設し、発光体2を前面側である前面板21側に配設しているとともにコネクタ8を電源装置4側に位置させている。
そして、端子台29は、図4に示すように、電源装置4の入力端子に、スイッチ25およびコンセント26を介してリード線30により接続されている。コンセント26には、端子台29に印加される商用交流電源が入力される。スイッチ25は、電源装置4への商用交流電源の入力をオンオフする。
電源装置4は、その出力側が被コネクタ31を有するリード線(出力線)32により発光体2に電気接続されている。すなわち、リード線32の被コネクタ31が一方の発光体2の基板6の一端側6bのコネクタ8に装着されている。2個の発光体2,2同士は、両端に被コネクタ33,33を有する接続線14により電気接続されている。すなわち、一方の基板6の他端側6bのコネクタ8および他方の基板6の一端側6aのコネクタ8に、接続線14の被コネクタ33,33がそれぞれ接続されている。そして、電源装置4は、2個の発光体2,2のLED素子7に電力を供給してLED素子7を点灯する既知の構成により形成されている。電源装置4のリード線32は、図2において、取付け体9の切り欠き部9aおよびケース16の切り欠き部16bを通ってケース16の側面16aからケース16の内側に引き込まれて、一方の発光体1のコネクタ8に接続されている。
図3において、カバー5は、セードとも称されるものであり、例えば透光性のポリスチレン樹脂からなり、その短手方向で略弓状に湾曲し、器具本体3の長手方向に沿う長形に形成されているとともに、短手方向の両側に長手方向に沿う係止片34,35がそれぞれ設けられている。カバー5は、当該係止片34,35が器具本体3の下面板22の被係止片36および前面板21の被係止片37にそれぞれ係止して器具本体3に取り付けられている。また、カバー5は、その長手方向の両端側が器具本体3とともに側板24,24に嵌め込まれて、側板24,24により挟持されている。これにより、カバー5は、器具本体3の開口23を閉塞している。こうして、カバー5は、発光体2のLED素子7の放射光が器具本体3の外部空間に出射するように、器具本体3に取り付けられている。
先述したように、ケース16は、器具本体3の上面板19の一端側19aの内側に配設され、前面板21がケース16よりも下方側に突出しないように形成され、下面板22が上面板19の他端側19bに正対するように形成されている。したがって、ケース16からのLED素子7の放射光は、直接的にカバー5に入射し、カバー5を透過して外部空間に出射される。そして、当該出射光は、器具本体3の下方側および前方側に出射する。すなわち、カバー5は、LED素子7の放射光が器具本体3の下方側および前方側に出射するように形成されている。ここで、下方側とは、上面板19から下面板22の方向を示し、前方側とは、背面板20から前面板21の方向を示す。
次に、第1の実施形態の作用について述べる。
器具本体3の下面板22に設けられたスイッチ25をオンすると、外部の商用交流電源が端子台29を介して電源装置4に供給される。電源装置4は、動作して所定の電力(電流)を発光体2のLED素子7に供給する。LED素子7は、点灯し、可視光例えば白色光を放射する。
LED素子7の放射光は、ケース16のカバー板15で光拡散される。そして、光拡散された放射光は、カバー5に入射し、カバー5を透過して器具本体3の下方側および前方側のそれぞれの外部空間に出射される。これにより、器具本体3の下方側の外部空間および前方側の外部空間が照明され、広範囲の外部空間が照明される。
そして、LED素子7は、基板6の長手方向に配設され、基板6の長手方向の両端側6b,6cにおける間隔L1が基板6の長手方向の中央側における間隔L4よりも小さくなるように配置されている。したがって、基板6の長手方向の両端側6b,6cにおいて、LED素子7から放射された放射光は、互いに重なり合うようになる。これにより、発光体2は、その基板6の長手方向に亘って基板6から均一な放射光が放射されるようになる。
また、2個の発光体2が互いに離れて配設されていても、発光体2,2間の空間には、一方の基板6の一端側6bおよび他方の基板6の他端側6cのそれぞれのLED素子7から放射された放射光が互いに重なり合うようになる。これにより、2個の発光体2の長手方向に亘って均一な放射光が放射され、器具本体3の長手方向に亘ってカバー5から均一な放射光が出射される。
そして、発光体2のコネクタ8は、LED素子7,7間であって、基板6の短手方向のLED素子7よりも端側としての他端側6eに配設され、発光体2は、コネクタ8が器具本体3の背面板20側(電源装置4側)に位置するように上面板19の前面側に配設されている。したがって、LED素子7から放射されて、基板6の長手方向、器具本体3の下方側および前方側に向かうそれぞれの放射光は、コネクタ8により遮られない。また、コネクタ8がLED素子7,7間に位置してLED素子7から離れていることにより、コネクタ8に入射するLED素子7からの放射光が拡散(乱反射)される。これにより、器具本体3の下方側および前方側に出射される放射光にコネクタ8の影が発生することが防止されるとともに、器具本体3の長手方向に亘って均一な出射光が得られるようになる。
また、2個の発光体2,2同士を電気接続している接続線14は、ケース16の側面16aからケース16の外側の器具本体3内に引き出して配線しているので、上述のコネクタ8のときと同様に、LED素子7から放射された放射光に接続線14の影が発生することが防止される。
本実施形態の照明器具1によれば、LED素子7は、基板6の長手方向の両端側6b,6cにおける間隔L1が基板6の長手方向の中央側における間隔L4よりも小さくなるように配置されているので、基板6の長手方向の両端側6b,6cにおいて発光体2の放射光が互いに重なり合うようになり、基板6の長手方向の両端側6b,6cにおける発光体2からの放射光の低下が抑制され、発光体2は、そのコネクタ8がLED素子7,7間であって器具本体3の背面板20側に位置するように上面板19の前面側に配設されているので、器具本体3の下方側および前方側に出射される発光体3の放射光がコネクタ8により遮られることなく外部空間に出射され、これにより、放射光にコネクタ8の影を発生しにくくすることができ、器具本体3の長手方向に亘って略均一な放射光を出射することができるという効果を有する。
そして、器具本体3は、光源として配設空間が小さい発光体2を配設しているので、器具本体3を薄型化や小型化することが可能であり、これにより、照明器具1を薄型化や小型化することができるという効果を有する。
また、複数個の発光体2は、器具本体3の上面板19に互いに離れて配設され、発光体2の隣り合うコネクタ8,8同士が接続線14により電気接続されているので、器具本体3の長手方向に亘って均一な放射光を出射することができる状態で、発光体2の長手寸法を小さくすることができて、発光体2を安価に形成することができ、これにより、照明器具1を安価に形成することができるという効果を有する。
また、発光体2,2同士を電気接続する接続線14は、ケース16の側面16aからケース16の外側の器具本体3内に引き出されて配線されているので、LED素子7から放射された放射光に接続線14の影が発生することを防止できるとともに、ケース16などの意匠性を向上できるという効果を有する。
また、器具本体3の下方側および前方側に開口23が形成されて、カバー5は、LED素子7の放射光が器具本体3の下方側および前方側に出射するように形成されているので、器具本体3の広範囲の外部空間を均一な明るさで照明できるという効果を有する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、本実施形態を示す照明器具41のカバー5を取り外した状態の概略横断面図である。なお、図2と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
照明器具41は、図2に示す照明器具1において、2個の発光体2を1個の発光体42に構成したものである。すなわち、照明器具41は、発光体42を除く他の構成が照明器具1と同一となっている。
発光体42は、長尺の基板43、複数個のLED素子7および1個のコネクタ8を有して形成されている。基板43は、長尺の長方形に形成され、その長手寸法が異なる以外、図2に示す基板2と同様に形成されている。
LED素子7は、基板43の一面側43aに基板43の長手方向に沿って実装され、基板43の一面側43aに形成された図示しない配線パターンにより直列接続されている。また、LED素子7は、基板43の短手方向の中央よりも幾分一端側43dに実装されている。
また、LED素子7は、基板43の長手方向における間隔が異なるように配置されている。すなわち、LED素子7は、基板43の長手方向の両端側43b,43cにおける間隔S1と、基板43の長手方向の中央側43fにおける間隔S3とが、両端側43b,43cおよび中央側43fの中間側43g,43gにおける間隔S2よりも小さくなるように配置されているとともに、中間側43g,43gから両端側43b,43cおよび中央側43fに向かうにつれてLED素子7,7の間隔が次第に小さくなるように配置されている。また、本実施形態では、中央側43fにおける間隔S3は、両端側43b,43cにおける間隔S1,S1よりも若干小さく設定している。
なお、LED素子7,7の各間隔は、発光体41の長手方向で略均一の放射光又は所望の放射光が得られるように、基板43の大きさやLED素子7の実装数などに応じて適宜設定されればよい。また、基板43は、長尺の長方形に限定されるものではなく、複数個のLED素子7を実装可能な長形に形成されていればよく、その外形などの形状は問わない。
コネクタ8は、LED素子7が実装されている基板43の一面側43aに配設されて、直列接続されているLED素子7の両端(最端)のそれぞれのLED素子7に図示しない配線パターンにより電気接続されている。
そして、コネクタ8は、LED素子7,7の間隔が相対的に小さいLED素子7,7間、ここでは、基板43の長手方向の中央側43fにおける間隔S3となっているLED素子7,7間であって、基板43の短手方向のLED素子7よりも端側としての他端側43eに配設されている。
そして、コネクタ8に正対する取付け体9の鍔部11aおよび図示しない側部11bの部位は、切り欠きされて切り欠き部9aに形成されて、同じく、ケース16の図示しない側面16aの部位も切り欠きされて切り欠き部16bに形成されている。そして、コネクタ8には、電源装置4の図示しないリード線32が接続されている。リード線32は、取付け体9の切り欠き部9aおよびケース16の切り欠き部16bを通ってケース16の側面16aからケース16の内側に引き込まれている。
次に、第2の実施形態の作用について述べる。
器具本体3のスイッチ25をオンすると、外部の商用交流電源が電源装置4に供給される。電源装置4は、動作して所定の電力(電流)をリード線32により発光体42のコネクタ8に供給する。LED素子7は、所定の電流が流れて点灯し、可視光例えば白色光を放射する。LED素子7の放射光は、器具本体3の下方側および前方側のそれぞれの外部空間に出射される。
そして、LED素子7は、基板43の長手方向の両端側43b,43cにおける間隔S1,S1および中央側43fにおける間隔S3が両端側43b,43cおよび中央側43fの中間側43g,43gにおける間隔S2,S2よりも小さくなるように配置されている。ここで、中間側43g,43gのLED素子7,7の間隔S2,S2が相対的に大きくても、中間側43g,43gには、一端側43bまたは他端側43cのLED素子7からの広がり光と、中央側43fのLED素子7からの広がり光とが重なる。したがって、発光体42は、その基板43の長手方向に亘って基板43から略均一な放射光が放射されるようになる。
そして、発光体42のコネクタ8は、LED素子7,7間であって、基板43の短手方向のLED素子7よりも端側としての他端側43eに配設され、発光体42は、コネクタ8が器具本体3の背面板20側(電源装置4側)に位置するように上面板19の前面側に配設されている。したがって、コネクタ8がLED素子7,7の間隔のうち、相対的に小さい間隔S3であるLED素子7,7間に配置されていても、LED素子7から放射されて、基板43の長手方向、器具本体3の下方側および前方側に向かうそれぞれの放射光は、コネクタ8により遮られない。また、コネクタ8は、LED素子7,7間に配置され、LED素子7と離れているので、反射光を拡散(乱反射)させやすい。これにより、器具本体3の下方側および前方側に出射される放射光にコネクタ8の影が発生することが抑制される。
また、電源装置4のリード線32は、ケース16の側面16aからケース16の内に引き込まれてコネクタ8に接続されているので、LED素子7から放射された放射光にリード線32の影が発生することが防止される。
本実施形態の照明器具41によれば、LED素子7は、基板43の長手方向における間隔S1〜S3が異なるように配置され、コネクタ8は、間隔の相対的に小さいLED素子7,7間であって基板43の短手方向のLED素子7よりも他端側43eに配設され、発光体42は、コネクタ8が電源装置4側に位置するように器具本体3の上面板19の前面側に配設されているので、器具本体3の下方側および前方側に出射される発光体42の放射光がコネクタ8により遮られることなく外部空間に出射され、また、コネクタ8による反射光が拡散(乱反射)されて外部空間に出射され、これにより、放射光にコネクタ8の影を発生しにくくすることができるとともに、器具本体3の長手方向に亘って略均一な放射光を出射することができるという効果を有する。
なお、第1および第2の実施形態において、照明器具1,41として流し元灯で説明したが、これに限らず、建物などの壁に設置される壁灯、天井などの造営物に直付けされる直付け照明器具や吊り下げられる吊下げ照明器具などであってもよい。
1,41…照明器具としての流し元灯、 2、42…発光体、 3…器具本体、 4…電源装置、 5…カバー、 6,43…基板、 7…LED素子、 8…コネクタ、 14…接続線、 16…ケース
Claims (4)
- 長形の基板と、この基板の一面側に前記基板の長手方向に直列接続されて実装されているとともに、前記基板の長手方向における間隔が異なるように配置されている複数個のLED素子と、前記基板の一面側において前記LED素子に接続されているとともに、前記間隔が相対的に小さい前記LED素子間であって前記基板の短手方向の前記LED素子よりも端側に配設されているコネクタと、を有する発光体と;
出力側がリード線を介して前記コネクタに接続され、前記LED素子に電力を供給して前記LED素子を点灯する電源装置と;
前記発光体および前記電源装置を収納し、前記電源装置を背面側に配設し、前記発光体を前記コネクタが前記電源装置側に位置するようにして前面側に配設している器具本体と;
前記LED素子の放射光が外部空間に出射するように前記器具本体に取り付けられた透光性のカバーと;
を具備していることを特徴とする照明器具。 - 長形の基板と、この基板の一面側に前記基板の長手方向に直列接続されて実装されているとともに、前記基板の長手方向の両端側における間隔が前記基板の長手方向の中央側における間隔よりも小さくなるように配置されている複数個のLED素子と、前記基板の一面側において両端のそれぞれの前記LED素子にそれぞれ接続されているとともに、前記基板の長手方向の両端側における前記LED素子間であって前記基板の短手方向の前記LED素子よりも端側に配設されている複数個のコネクタと、を有する複数個の発光体と;
出力側がリード線を介して前記コネクタに接続され、前記LED素子に電力を供給して前記LED素子を点灯する電源装置と;
前記発光体および前記電源装置を収納し、前記電源装置を背面側に配設し、前記発光体を前記コネクタが前記電源装置側に位置するようにして前面側に配設している器具本体と;
前記LED素子の放射光が外部空間に出射するように前記器具本体に取り付けられた透光性のカバーと;
を具備していることを特徴とする照明器具。 - 前記器具本体は、照射開口を有するケースを備え、このケースに前記照射開口から放射光が出射するように複数個の前記発光体を互いに離して収納しており、隣り合う前記発光体のコネクタ同士が前記ケースの側面から前記器具本体内に引き出されて配線されている接続線により接続されていることを特徴とする請求項2記載の照明器具。
- 前記カバーは、前記LED素子の放射光が前記器具本体の下方側および前方側に出射するように形成されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001982A JP2013143215A (ja) | 2012-01-10 | 2012-01-10 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012001982A JP2013143215A (ja) | 2012-01-10 | 2012-01-10 | 照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013143215A true JP2013143215A (ja) | 2013-07-22 |
Family
ID=49039690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012001982A Pending JP2013143215A (ja) | 2012-01-10 | 2012-01-10 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013143215A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014072152A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Panasonic Corp | 照明用光源及び照明装置 |
JP5479642B1 (ja) * | 2013-07-25 | 2014-04-23 | アイリスオーヤマ株式会社 | Led照明装置 |
JP2015198092A (ja) * | 2015-06-10 | 2015-11-09 | アイリスオーヤマ株式会社 | Led照明装置 |
JP2015198086A (ja) * | 2015-03-23 | 2015-11-09 | アイリスオーヤマ株式会社 | Led照明装置 |
JP2016031858A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | アイリスオーヤマ株式会社 | 照明器具 |
JP2016157701A (ja) * | 2016-04-28 | 2016-09-01 | アイリスオーヤマ株式会社 | Led照明装置 |
-
2012
- 2012-01-10 JP JP2012001982A patent/JP2013143215A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014072152A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Panasonic Corp | 照明用光源及び照明装置 |
JP5479642B1 (ja) * | 2013-07-25 | 2014-04-23 | アイリスオーヤマ株式会社 | Led照明装置 |
JP2016031858A (ja) * | 2014-07-29 | 2016-03-07 | アイリスオーヤマ株式会社 | 照明器具 |
JP2015198086A (ja) * | 2015-03-23 | 2015-11-09 | アイリスオーヤマ株式会社 | Led照明装置 |
JP2015198092A (ja) * | 2015-06-10 | 2015-11-09 | アイリスオーヤマ株式会社 | Led照明装置 |
JP2016157701A (ja) * | 2016-04-28 | 2016-09-01 | アイリスオーヤマ株式会社 | Led照明装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5495091B2 (ja) | 照明器具 | |
JP5498618B1 (ja) | 照明器具 | |
JP2012160455A (ja) | 照明器具 | |
EP2570718A1 (en) | Luminaire | |
JP2013143215A (ja) | 照明器具 | |
JP2012244018A (ja) | 発光モジュール及び照明器具 | |
JP2012186095A (ja) | 発光モジュール及び照明器具 | |
EP2690346A1 (en) | Illumination device | |
JP2009067098A (ja) | 照明装置 | |
JP5610282B2 (ja) | 照明器具 | |
JP5732613B2 (ja) | 照明器具 | |
JP2012243661A (ja) | 照明器具 | |
JP5918835B2 (ja) | 照明装置 | |
JP2012160264A (ja) | 照明器具 | |
JP2014139946A (ja) | 照明器具 | |
JP2013062107A (ja) | 照明装置 | |
JP2011249219A (ja) | 照明器具 | |
JP5975400B2 (ja) | 照明器具 | |
JP5472815B2 (ja) | 照明器具 | |
JP2017208205A (ja) | 照明装置 | |
JP5942255B2 (ja) | 点灯装置及びその点灯装置を備える照明器具 | |
JP6111497B2 (ja) | 照明器具 | |
KR20150008986A (ko) | 다방향 조사수단이 구비된 엘이디 조명등 | |
JP6395033B2 (ja) | 照明装置 | |
JP2012160265A (ja) | 照明器具 |