JPH0628954Y2 - 超音波モータ - Google Patents

超音波モータ

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JPH0628954Y2
JPH0628954Y2 JP1987096247U JP9624787U JPH0628954Y2 JP H0628954 Y2 JPH0628954 Y2 JP H0628954Y2 JP 1987096247 U JP1987096247 U JP 1987096247U JP 9624787 U JP9624787 U JP 9624787U JP H0628954 Y2 JPH0628954 Y2 JP H0628954Y2
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JP
Japan
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electrode
electrostrictive element
electrostrictive
pattern
vibrating body
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JP1987096247U
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JPS642590U (ja
Inventor
隆史 伊東
Original Assignee
セイコー電子工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は超音波モータにおける積層電歪素子の形状、電
極パターンの配置、積層構造に関するものである。
〔考案の概要〕
本考案は、積層電歪素子を用いた超音波モータの振動体
と電歪素子、積層された電歪素子同志の電気的接続を容
易にしようとしたものである。
即ち、振動体と電歪素子との間では、振動体と接する電
歪素子の電極を全面が同一の電極となる様にして導通を
とり、また、電歪素子同志の接続には、分極用パターン
の上にさらにパターンを形成し、放射状に分割された分
極パターン同志を接続した上で、さらに一枚の電歪素子
を重ね、この電歪素子の電極を介して導通を行うように
したものである。
またこの二枚の電歪素子にはさまれたパターンとリード
とを半田付けするためには、二枚の電歪素子の径を変え
て、径の小さい方の電極パターンが径の大きい方の電歪
素子から露出するようにして、リード線を半田付けする
ものである。
〔従来の技術〕
従来の技術は、第5図及び第6図に示す様に、振動体に
対し略同一外径、略同一内径をした二枚の電歪をはり合
わせており、これらを振動体の下面に放射状に分割され
たパターンをはり合わせ、さらに電歪素子同志の合わさ
る面には、同一電極が全面にある面と、放射状に分割さ
れた面とがはり合わせてあり、これらの最下面には、全
面が同一電極に形成された面が配置される順にはり合わ
せてある。このときの電歪素子への電気接続は、振動体
と最下面の同一電極、さらに二枚の電歪素子のはり合わ
せ面には、下側の電歪素子の外周部が露出していて、こ
の露出する電極パターンにリードを設けて接続し電圧を
印加した時、前記電歪素子を駆動するようにしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の技術では、電歪素子を分極するの
に必要な電極を利用して、振動体または電歪素子同志を
圧力をかけ接着させることにより電気的導通をとってき
たが、分極用の電極パターンは、分割されているため、
分割された1つが圧着されるもう一方の振動体、または
電歪素子の全面電極に接触がうまくとれないと、その部
分は、電歪素子が駆動されず正常なモータの作動が得ら
れなかった。また二枚の電歪素子の合わさった面への電
気接続には、一番よく振動する外周部に切欠きをもう
け、そこに見えるパターンに半田付けをしていた。その
ため、振動モードに大きな影響を与えやすかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、かかる問題点を解決するために分極のため
に使う放射状パターンの上に金属パターンを配し、放射
状の電極を結び同一電極とした。このことにより電歪素
子の導通不良を防ぐとともに振動体の振動を安定したも
のにできる。
また二枚の電歪素子の穴径を変えて、穴径の小さい方の
パターンが、大きい穴径から露出するのでそこに半田付
けできる様にした。このことにより、電歪素子の振動問
題点に大きな影響を与える要因をのぞいた。
〔作用〕
電歪素子は、一方の面を内、外周を逃げた全面電極にな
っているもう一方の面は、分極のための放射状の電極パ
ターンと、その上に積層して、円弧状パターンを有す
る。その電歪素子の全面電極側を、振動体の裏面に圧力
を加えながら接着し、振動体と電極を導通させている。
振動体と接着した電歪素子の分割されたパターンの面
に、今度はもう一枚の電歪体の同じく分割された面を接
着し導通をとる。この様に振動体と電歪体を接着するこ
とにより、振動体と、電歪素子の裏面及び電歪素子のは
り合わせた電極へ、大きい穴径より露出したパターンに
リードを半田付けすることにより二枚の電歪素子へ二相
の電流を流し、電圧印加することにより電歪素子が駆動
され、振動体に振動波を生じさせることができる。
〔実施例〕
本考案で用いる電歪素子は二枚の電歪素子を接着したも
ので、第1図、第2図に示す様に各々の穴径が異なる二
枚の電歪素子につけられたパターンは第3図、第4図に
示す様に一方は内・外周を逃げた全面に電極をもち、他
方は、電歪素子を分極するために用いる放射状のパター
ンと、それらのパターンをつなぐために、分極パターン
の上に積層形成された円弧パターンを有するこれらの電
歪素子は、振動体1の裏面に穴径の小さい電歪素子3の
全面電極面をはり合わせ、そのもう一方の分極パターン
に、穴径の大きいもう一枚の電歪素子2の全面電極面を
はり合わせてある。
このとき、振動体1と、内径の小さい電歪素子の露出し
たパターンと、電歪素子2の下面にリードを接続するこ
とにより駆動される。
〔考案の効果〕
電歪体の分極パターンの上に、もう一層のパターンを形
成し、分極パターンを結線することにより電歪体の両面
が分割されなくなったので、振動体と電歪体、電歪体と
電歪体の導通が安定してとれる様になり、モーターの電
歪素子の駆動に信頼性が増した。二枚の電歪素子の合せ
面にある電極へのリード接続部を、二枚の電歪素子の穴
径を異ならせることにより、穴径の小さい方のパターン
を穴径の大きい方の穴より露出させた。このことによ
り、電歪素子の振幅が大きく、モーターの駆動に大きな
影響を与える外周部に切欠き部を設けなくてすむように
した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す振動体の断面図,第2図
は本考案の実施例の多層電歪素子の平面図,第3図は本
考案の実施例を示す電歪素子Aの平面図,第4図は本考
案の実施例を示す電歪素子Bの平面図,第5図は従来例
を示す振動体の断面図,第6図は従来例を示す多層電歪
素子の平面図。 1……振動体 2……電歪素子A 3……電歪素子B 4……振動体 5,6……電歪素子 7……リード線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の電気信号を印加すると振動波を発生
    する振動体(1)と、 第一の面のほぼ全面にある電極を振動体(1)と導通さ
    せ、第二の面に放射状の複数の電極とこの複数の電極を
    導通させる接続用の電極を有し、第二の面の内径部に近
    い位置の電極にリード(7)を接続した第一の電歪素子
    (3)と、 内径を第一の電歪素子(3)の内径より大きく形成し、
    第一の面のほぼ全面にある電極を第一の電歪素子(3)
    の第二の面の接続用の電極に導通させ、第二の面に放射
    状の複数の電極とこの複数の電極を導通させる接続用の
    電極を形成し、第二の面の電極にリード(7)を接続し
    た第二の電歪素子(2)と、 を有することを特徴とする超音波モータ。
JP1987096247U 1987-06-23 1987-06-23 超音波モータ Expired - Lifetime JPH0628954Y2 (ja)

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JPS642590U JPS642590U (ja) 1989-01-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2671480B2 (ja) * 1989-03-01 1997-10-29 株式会社ニコン 超音波モータ
JP5256762B2 (ja) * 2008-02-08 2013-08-07 株式会社ニコン レンズ鏡筒、カメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6258885A (ja) * 1985-09-04 1987-03-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波モ−タ

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