JPH0628895Y2 - 電線仮支持車 - Google Patents

電線仮支持車

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JPH0628895Y2
JPH0628895Y2 JP2636389U JP2636389U JPH0628895Y2 JP H0628895 Y2 JPH0628895 Y2 JP H0628895Y2 JP 2636389 U JP2636389 U JP 2636389U JP 2636389 U JP2636389 U JP 2636389U JP H0628895 Y2 JPH0628895 Y2 JP H0628895Y2
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秀徳 下馬場
修一 増田
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Tadano Ltd
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Kyushu Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば電柱を立て替える際などに使用される
電線仮支持車に関するものである。
(従来の技術) 第8図には、従来から使用されている電線仮支持車の上
半部分が示されているが、この第8図に示す従来の電線
仮支持車は、車両(図示省略)上に搭載されたブーム1
11の先端部に内外2重筒からなる支柱102を取付
け、さらに該支柱102の内筒125の上部に、電線B
を保持する電線保持装置146,146,146と電線
Bを支持している電線架台Cを保持する電線架台保持装
置156,156とを備えた電線仮受け装置103を設
けている。支柱102の内筒125は回転駆動装置(モ
ータ)106により外筒121に対して水平回転せしめ
られる。そして、この電線仮支持車は、電柱Aを立て替
えるときには、ブーム111を操作して電線仮受け装置
103部分を電線架台Cの近傍に位置させた状態で、回
転駆動装置106により内筒125を回転させて電線架
台保持装置156,156の向きを電線架台Cの向きに
合致させて、該各電線架台保持装置156,156で電
線架台Cを把持するとともに各電線B,B,Bをそれぞれ電
線保持装置146,146,146で保持した後、電線
架台Cを電柱Aから取外して該電線B及び電線架台Cを
電線仮受け装置103部分で仮支持しておき、電柱Aを
新しいものと取り替えた後にその新しい電柱Aに前記電
線仮受け装置103で仮支持していた電線B及び電線架
台Cを付け替えるようにして行われる。又、電柱Aの立
て替え時にはトランスDも旧電柱から新電柱に載せ替え
られるが、このトランスDの新旧電柱Aへの載せ替え時
にはウインチ装置107を使用して行われる。
ところで、トランスDを載せ替える際に該トランスDを
吊り持ちするためのウインチ装置107は、電線仮支持
車に設けると便利であり、この第7図に示す従来の電線
仮支持車では、該ウインチ装置107は、ブーム111
の先端部側面に固定的に取付けられている。尚、このウ
インチ装置107は、ピン挿し込みにより垂直面内の自
由位置で固定し得るようになっているが、ピン挿し込み
による固定操作は地上において手動で行われる。又、荷
物吊り持ち時の支点となるシーブ178は電線仮受け装
置103の外端寄り下面に取付けられていて、該シーブ
178にウインチドラム171から延出されたロープ1
76が巻き掛けされている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、第8図に示す従来の電線仮支持車では、電線
仮受け装置103を電柱Aの電線架台Cの近傍位置まで
押し上げた位置において電線架台保持装置156,15
6の向きを電線架台Cを把持し得る姿勢に調整するため
に回転駆動装置106により内筒125を回動させる
が、そのとき電線仮受け装置103に取付けているシー
ブ178の位置が変動してウインチ装置107が該シー
ブ178に対して正確に指向しなくなることがあり、そ
のようにウインチ装置107がシーブ178に正確に指
向しない状態でウインチ装置107を駆動させるとロー
プ176がウインチドラム171に乱巻きされるという
問題がある。又、上記のようにウインチ装置107の向
きがシーブ178に対してずれた場合には、乱巻きを防
止するためにブーム11の先端部を一担地上まで下げて
手動によりウインチ装置107の取付姿勢を補正しなけ
ればならず、そのウインチ装置107の姿勢補正作業が
面倒となるという問題があった。
本考案は、上記した従来の電線仮支持車の問題点に鑑
み、電線仮受け装置を電線架台近傍位置まで押し上げた
位置においてウインチ装置を電線仮受け装置に設けたシ
ーブに指向する方向に姿勢変更し得るようにした電線仮
支持車を提案することを目的としてなされたものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記した目的を達成するための手段として、
車両上に搭載されたブームの先端部に、該ブーム先端部
に連結された基部材と該基部材の上方において該基部材
に対して水平面内で回転自在なる如く装着された電線仮
受け装置と該電線仮受け装置を基部材に対して回転せし
める回転駆動装置とを備えた電線支持ユニットを設けて
なる電線仮支持車において、前記電線仮受け装置側にシ
ーブを取付ける一方、前記基部材に荷上げ用のウインチ
装置を、前記電線仮受け装置が基部材に対して回動せし
められることによる前記シーブの位置変動に応じて該シ
ーブに指向する方向に姿勢変更可能なる如く装着すると
ともに、前記基部材と前記ウインチ装置との間に、該ウ
インチ装置を基部材に対して姿勢変更せしめるウインチ
姿勢変更駆動装置を設置していることを特徴としてい
る。
(作用) 本考案の電線仮支持車によれば、上記手段により、電線
仮受け装置で電線及び電線架台を仮保持した状態でウイ
ンチ装置を使用する場合に、もし該ウインチ装置の向き
が電線仮受け装置側に設けたシーブに指向する方向から
ずれていても、電線仮受け装置で電線及び電線架台を保
持したまま(即ち、電線仮受け装置を上方に押し上げた
まま)でウインチ姿勢変更駆動装置によりウインチ装置
の向きをシーブに指向する方向に補正することができ
る。
(考案の効果) 従って、本考案の電線仮支持車によれば、ウインチ装置
をシーブに指向する姿勢に補正する際に、ウインチ姿勢
変更駆動装置により電線仮受け装置を使用状態のまま
(ウインチ装置が高位置にある)で行えるので、従来の
電線仮支持車(第8図)のようにウインチ装置装着部分
を地上まで下げてウインチ装置の姿勢を手動で補正しな
ければならないという煩しさが解消され、該ウインチ装
置の姿勢補正操作が簡単に行えるという効果がある。
(実施例) 第1図ないし第5図には本考案の第1実施例、第6図及
び第7図には同第2実施例の電線仮支持車が示されてい
る。
第1図ないし第5図に示す第1実施例の電線仮支持車
は、車両1上に搭載されている伸縮式のブーム11の先
端部11aに、内外2重筒からなる支柱2の上部に電柱
Aの上部に架設されている電線(3本1組)B,B,Bを保
持するための合計3つの電線保持装置46A,46B,
46Cと該電線B,B,Bを支持する電線架台Cを保持する
ための合計2つの電線架台保持装置56A,56Bとを
備えた電線仮受け装置3を取付けてなる電線支持ユニッ
トZを装着するとともに、支柱2の外筒(実用新案登録
請求の範囲中の基部材となる)21にトランスDなどを
荷上げするためのウインチ装置7を取付けて構成されて
いる。
ブーム11は、車両1の荷台上に設けられた旋回台12
上に取付けられていて、水平旋回自在でしかも起伏用の
伸縮シリンダ(油圧シリンダ)13によって起伏動自在
となっている。又、この実施例では、ブーム11は3段
伸縮式に構成されている。
支柱2は、適宜長さを有する外筒21内に内筒25を回
動及び長さ方向にスライド自在に挿通させて構成されて
いる。この内筒25は、第3図に示すように外筒21の
下端に設けた回転駆動装置(モータ)6によって外筒2
1に対して回転せしめられ、さらに伸縮シリンダ29に
よって外筒21に対して伸縮せしめられるようになって
いる。又、この内筒25の上部は外筒21に対して最縮
小状態にあっても該外筒21の上端よりかなりの長さだ
け上方に突出するような長さを有している。
外筒21の外側面にはブラケット22が設けられてお
り、該ブラケット22部分をブーム11の先端部11a
にピン23で枢着している。又、該ブラケット22とブ
ーム先端部11aとの間には伸縮シリンダ24が介設さ
れていて、該伸縮シリンダ24の伸縮操作によって支柱
2とブーム11との間のなす角度を調節し得るようにし
ている。
電線仮受け装置3は、この実施例では、相互に平行に隣
接させて設置した合計3本の下部側伸縮筒(第1ないし
第3下部側伸縮筒)31A,31B,31Cと、第1下
部側伸縮筒31A及び第2下部側伸縮筒31Bの各上部
においてしかも該各下部側伸縮筒に対して水平直交方向
に向けてそれぞれ設置された合計2本の上部側伸縮筒
(第1及び第2上部側伸縮筒)41A,41Bと、該各
上部側伸縮筒41A,41B上のそれぞれ一端寄り設け
られた合計2つの電線架台保持装置56A,56Bと、
同じく各上部側伸縮筒41A,41B上のそれぞれ他端
寄りの2箇所と前記第3下部側伸縮筒31Cの上部1箇
所に設けられた合計3つの電線保持装置46A,46
B,46Cとを有している。3本の下部側伸縮筒31A
〜31Cは、相互に平行状態で連結板30により一体的
に連結固定されている。他方、支柱2の内筒25の上端
寄り位置には、電線仮受け装置3を取付けるためのブラ
ケット26が固定されていて、該ブラケット26と上記
連結板30とをピン27で枢着している。又、該ブラケ
ット26と第1下部側伸縮筒31Aの外筒32Aとの間
には電線仮受け装置3全体を支柱2に対して上下に傾動
(ピン27を中心として傾動)せしめるための伸縮シリ
ンダ28が介設されていて、該伸縮シリンダ28の伸縮
操作によって電線仮受け装置3全体の傾きを調整し得る
ようにしている。尚、この電線仮受け装置3の傾きは、
電柱Aに取付けられている電線架台Cが傾斜していると
きに、その電線架台傾斜角度に対応して調節される。
電線仮受け装置3の第1ないし第3の各下部側伸縮筒3
1A〜31Cは、それぞれ外筒32A〜32C内に伸縮
シリンダ34(第3図)によって伸縮せしめられる内筒
33A〜33Cを嵌挿して構成されている。第1下部側
伸縮筒31Aの内筒33Aは第2図において右側に出没
し、第2下部側伸縮筒31Bと第3下部側伸縮筒31C
の各内筒33B,33Cはそれぞれ第2図において左側
に出没するようになっている。
第1上部側伸縮筒41A及び第2上部側伸縮筒41B
は、それぞれ外筒42A,42B内に伸縮シリンダ(図
示省略)によって伸縮せしめられる内筒43A,43B
を嵌挿して構成されている。第1上部側伸縮筒41A
は、下部側伸縮筒に対して水平直交方向に向けた姿勢
で、その外筒42Aを第1下部側伸縮筒31Aの内筒3
3Aの先端部上面に固定して取付けられており、又、第
2上部側伸縮筒41Bは、同じく第2下部側伸縮筒31
Bの内筒33Bの先端部上面に固定して取付けられてい
る。尚、この第1及び第2の各上部側伸縮筒41A,4
1Bは、その各内筒が反支柱2側に出没するようにして
設置されている。
各上部側伸縮筒41A,41Bのそれぞれ内筒43A,
43Bには、その各先端部の上部にそれぞれ電線架台保
持装置56A,56Bが設けられている。この各電線架
台保持装置56A,56Bは、固定側把持片57aと可
動側把持片57bとからなる電線架台保持部材57と、
可動側把持片57bを固定側把持片57aに対して近接
・離間せしめる伸縮シリンダ58とを有しており、該各
伸縮シリンダ58,58を操作することによって2つの
電線架台保持部材57,57で電線架台Cを2点把持し
得るようにしている。
又、各上部側伸縮筒41A,41Bのそれぞれ外筒42
A,42B基端部の上部及び前記第3下部側伸縮筒31
Cの内筒33C上部には、それぞれ電線保持装置46
A,46B,46Cが設けられている。第3下部側伸縮
筒31C側に設けた電線保持装置46Cは、第1及び第
2の各上部側伸縮筒41A,41B側に設けた2つの電
線保持装置46A,46B間において下部側伸縮筒の伸
縮方向に移動可能となっている(即ち、第3下部側伸縮
筒の内筒33Cを外筒32Cに対してスライドさせるこ
とにより、該電線保持装置46Cがつれ動きする)。
尚、第1及び第2上部側伸縮筒41A,41B側の各電
線保持装置46A,46Bも、第1下部側伸縮筒31A
又は第2下部側伸縮筒31Bを伸縮させることにより、
それぞれ下部側伸縮筒の伸縮方向に移動し得るようにな
っている。
第1及び第2の各上部側伸縮筒41A,41Bにそれぞ
れ設けられている各電線保持装置46A,46Bは、そ
の各電線保持部材47,47と当該各上部側伸縮筒41
A,41Bに設けられている各電線架台保持部材57,
57とを結ぶ直線がそれぞれ上部側伸縮筒41A,41
Bの直上方位置において該上部側伸縮筒の伸縮方向と平
行に向くようにして設置されている。又、電柱Aに架設
されている電線Bは電線架台Cより高位置に設置される
関係上、該各電線保持装置46A,46Bの電線保持部
材47,47は、使用時においてその高さ位置をそれぞ
れ電線架台保持装置の電線架台保持部材57,57の高
さ位置より高位置に設置する必要がある。
ところで、そのように電線保持装置の電線保持部材47
が電線架台保持装置の電線架台保持部材57より高位置
にあると、該電線架台保持装置56A,56Bで電線架
台Cを保持する際に電線保持装置の電線保持部材47が
電線Bの設置高さに達して該電線保持部材47で電線B
を引っ掛けるおそれがあり、そのため、各上部側伸縮筒
41A,41Bに設けた2つの電線保持装置46A,4
6Bにおいては、それぞれ姿勢変更駆動装置4により各
電線保持部材47,47を外筒42A,42Bに対して
上方に起立する高姿勢位置(第5図において鎖線47′
で示す姿勢)と後方に倒伏する低姿勢位置(第5図にお
いて符号47で示す姿勢)との間で起伏自在に設けてい
る。即ち、姿勢変更駆動装置4は、外筒42A(及び4
2B)の基端寄り側面にピン49で枢着された揺腕48
と該揺腕48を起伏動せしめる伸縮シリンダ50とを有
している。電線保持部材47は揺腕48の上面に固定さ
れている。そして、この姿勢変更駆動装置4は、伸縮シ
リンダ50を縮小させることによって電線保持部材47
を低姿勢位置に維持させ、又伸縮シリンダ50を伸長さ
せることによって該電線保持部材47を高姿勢位置に維
持させることができるようになっている。
支柱2の外筒21の下端寄り位置には、トランスDを新
旧の電柱Aに対して積み替えするときなどに使用される
ウインチ装置7が設けられている。このウインチ装置7
は、後述するように回転体81の外側面に取付けられて
いて、外筒21に対して回転可能なる状態で装着されて
いる。
他方、第1下部側伸縮筒31Aの内筒33Aの先端部下
面及び第2下部側伸縮筒31Bの内筒33Bの先端部下
面にはそれぞれ荷上げ時の支点となるシーブ78,78
が設けられている。そして、前記ウインチ装置7のウイ
ンチドラム71からロープ76をいずれか一方のシーブ
78あるいは第6図において鎖線76′で示すように両
方のシーブ78,78に巻掛けし得るようになってい
る。
ところで、この電線支持ユニットZは、電線仮支持操作
時に電線架台保持装置を電線架台に対して適正位置に向
けるために電線仮受け装置3を支柱2の外筒21に対し
て水平回転させる(回転駆動装置6により内筒25を回
転させる)ことがあり、そのときにウインチ装置7の向
きがロープ76を巻掛けするシーブ78に指向する方向
からずれることがあるが、ウインチ装置7と支柱2の外
筒21との間には該ウインチ装置7の指向方向のずれを
補正するためのウインチ姿勢変更駆動装置8が設けられ
ている。この第1実施例では、該ウインチ姿勢変更駆動
装置8は、支柱2の外筒21の下端寄り位置において該
外筒21の周りで回転自在に取付けられた回転体81
と、該回転体81の下方において外筒21の外周に固定
されたリングギヤ82と、回転体81の外側面に固定さ
れたモータ83と、該モータ83の軸に取付けたピニオ
ンギヤ84とで構成されている。ピニオンギヤ84はリ
ングギヤ82に噛合されており、モータ83を右回転さ
せると両ギヤ84,83の噛合によりウインチ装置7を
回転体81とともに左回転させ、逆にモータ83を左回
転させるとウインチ装置7を右回転させることができる
ようになっている。このモータ83の駆動操作は地上か
ら遠隔操作し得るようになっている。そして、ウインチ
ドラム71の指向方向がロープ76が巻掛けされている
シーブ78に対して位置ずれしているときは(例えば第
4図において、シーブの位置が鎖線78′の位置でウイ
ンチ装置7が実線図示位置にある場合)、地上からモー
タ83を正回転方向あるいは逆回転方向に駆動させて、
ウインチ装置7の位置を適正指向位置(鎖線7′の位
置)に補正することができるようになっている。このよ
うに、この電線仮支持車においては、ウインチ装置7の
姿勢を常にシーブ78に指向する方向に向けることがで
きるので、ウインチ巻取時においてウインチドラム71
にロープが乱巻きされることがない。又、ウインチ装置
7の向きを補正するに際して、地上から遠隔操作し得る
ので、ウインチ装置7の姿勢補正操作が簡単に行える。
尚、この第1実施例のウインチ姿勢変更駆動装置8で
は、そのモータ83を地上から遠隔操作により操作する
ようにしているが、他の実施例では、ロープ76を巻掛
けすべきシーブ78の位置とウインチ装置7の向きとを
回転位置検出装置により検出して、ウインチ装置7の姿
勢をシーブ78に指向する位置に自動追従させるように
することも可能である。
第6図及び第7図に示す第2実施例は、電線仮支持車に
おけるウインチ姿勢変更駆動装置8の変形例を示してい
る。上記第1実施例のウインチ装置は水平回転せしめら
れるようになっていたのに対して、この第2実施例で
は、ウインチ装置7は、支柱2の外筒21の外側面に、
軸85によって垂直面内で回転又は揺動自在に取付れら
れている。又、ウインチ姿勢変更駆動装置8としては、
伸縮シリンダ86が採用されており、該伸縮シリンダ8
6の一端を支柱2の外筒21外側面に、又該伸縮シリン
ダ86の他端をウインチ装置7の側壁にそれぞれ枢着し
ている。そして、該伸縮シリンダ86を地上から遠隔操
作により伸長あるいは縮小操作することにより、ウイン
チ装置7の向きを第7図において鎖線7′(シーブが鎖
線78′の位置にあるとき)あるいは鎖線7″(シーブ
が鎖線78″の位置にあるとき)で示すように、シーブ
78に指向する方向に変位させることができるようにな
っている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例にかかる電線仮支持車の全
体側面図、第2図は第1図の電線仮支持車の上部斜視
図、第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は第2図
の平面方向から見た作用説明図、第5図は第2図のV矢
視図、第6図は本考案の第2実施例にかかる電線仮支持
車の電線支持ユニット部分の側面図、第7図は第6図の
VII矢視方向から見た作用説明図、第8図は従来の電線
仮支持車の上半部を示す斜視図である。 1……車両 2……支柱 3……電線仮受け装置 6……回転駆動装置 7……ウインチ装置 8……ウインチ姿勢変更駆動装置 11……ブーム 11a……先端部 21……基部材(外筒) 25……内筒 46A〜46C……電線保持装置 56A,56B……電線架台保持装置 A……電柱 B……電線 C……電線架台 D……トランス Z……電線支持ユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両(1)上に搭載されたブーム(11)
    の先端部(11a)に、該ブーム先端部(11a)に連
    結された基部材(21)と該基部材(21)の上方にお
    いて該基部材(21)に対して水平面内で回転自在なる
    如く装着された電線仮受け装置(3)と該電線仮受け装
    置(3)を基部材(21)に対して回転せしめる回転駆
    動装置(6)とを備えた電線支持ユニット(Z)を設け
    てなる電線仮支持車であって、前記電線仮受け装置
    (3)側にシーブ(78)を取付ける一方、前記基部材
    (21)に荷上げ用のウインチ装置(7)を、前記電線
    仮受け装置(3)が基部材(21)に対して回動せしめ
    られることによる前記シーブ(78)の位置変動に応じ
    て該シーブ(78)に指向する方向に姿勢変更可能なる
    如く装着するとともに、前記基部材(21)と前記ウイ
    ンチ装置(7)との間に、該ウインチ装置(7)を基部
    材(21)に対して姿勢変更せしめるウインチ姿勢変更
    駆動装置(8)を設置していることを特徴とする電線仮
    支持車。
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