JPH0628842U - シャッタのチャージ機構 - Google Patents

シャッタのチャージ機構

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JPH0628842U
JPH0628842U JP6375992U JP6375992U JPH0628842U JP H0628842 U JPH0628842 U JP H0628842U JP 6375992 U JP6375992 U JP 6375992U JP 6375992 U JP6375992 U JP 6375992U JP H0628842 U JPH0628842 U JP H0628842U
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JP
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iron piece
lever
crimping
closing
shutter
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JP6375992U
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信之 福井
誠一 大石
一郎 根本
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株式会社精工舎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧着部材を急激に動作させても常に安定した
マグネットの圧着が出来、耐久性の向上、露出の安定が
得られるシャッタを提供する。 【構成】 シャッタを開放制御するための開放側鉄片レ
バー5が軸11に支持され、閉鎖制御するための閉鎖側
鉄片レバー6が軸12に支持されている。電磁石1、2
に前記両鉄片レバー5、6を圧着方向に作動させる圧着
部材を有する圧着レバー21が軸22に支持されてい
る。圧着部材は弾性変形可能な圧着板24と、圧着板2
4が所定量以上変形しないよう圧着板24の背面に剛体
の支持板23が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフォーカルプレーンシャッタ等に利用するシャッタのチャージ機構に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このようなシャッタのチャージ機構に関しては、実開昭62−51325号第 5図に示すような物がある。同図に示すシャッタのチャージ機構はチャージの際 に圧着レバー121が軸122を中心として右旋する。これによって圧着板12 4が図中右方向に進行して開放側鉄片レバー105及び閉鎖側鉄片レバー106 に各々設けられた鉄片軸109、110を押圧し、これにより開放側鉄片レバー 105は軸111を中心に左旋し、また閉鎖側鉄片レバー106は軸112を中 心に右旋する。それによって開放側鉄片107及び閉鎖側鉄片108が各々開放 側電磁石101及び閉鎖側電磁石102の各々の鉄芯103、104に接触する 。そしてレリーズレバー127の係止部127aが圧着レバー121の係止部1 21aを係止することによりチャージ動作が終了する。
【0003】 次にカメラのレリーズ動作に連動して電磁石101、102に通電されること により鉄芯103、104が鉄片107、108を吸着する。
【0004】 その後カメラボディ側の部材によりレリーズレバー127による圧着レバー1 21の係止が解除され圧着板124と圧着レバー121は初期の位置に退避する 。
【0005】 そして開放側電磁石101の通電が遮断されることにより開放側鉄片レバー1 05は軸111を中心に公知のバネにより左旋する。そして設定した露出時間経 過後に閉鎖側電磁石102の通電が遮断され閉鎖側鉄片レバー106は軸112 を中心に公知のバネにより右旋する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのようなシャッタのチャージ機構に関しては、圧着レバー12 1に回動自在に軸支された一枚の圧着板124によって鉄片レバー105、10 6が駆動されて鉄片107、108が電磁石101、102の鉄芯103 、104の端面に近接して行くように構成されているために鉄片107、108 と鉄芯103、104が接触した後、圧着レバー121がオーバーチャージのた めに更に動くとき、又チャージの急激な動きにより圧着板124が応力以上にた わみを生じる。そのために作動回数が多くなると圧着板124が疲労硬化により 破壊されてしまい、鉄片107、108と鉄芯103、104が吸着されずにチ ャージレバーの空作動のみが行われて露出作動が出来ないという問題が生じてい た。
【0007】 そこで本考案は、圧着板が応力限界以上にたわむことを防止することを目的と するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案ではシャッタ羽根を開放制御するための鉄片 を有する開放側鉄片レバーと、シャッタ羽根を閉鎖制御するための鉄片を有する 閉鎖側鉄片レバーと、前記開放側及び閉鎖側鉄片レバーの各々の鉄片を吸着・釈 放制御するための開放側及び閉鎖側電磁石と、前記開放側及び閉鎖側鉄片レバー の各々の鉄片をそれぞれ前記開放側及び閉鎖側電磁石に対して圧着方向へ作動す る圧着部材と、前記圧着部材を回動自在に支持する圧着レバーとを有するシャッ タのチャージ機構に於て、前記圧着部材は、直接前記開放・閉鎖鉄片レバーを圧 着し圧着時のオーバーチャージ吸収を行う為に弾性変形可能な圧着板と、前記圧 着板の所定量以上の変形を防止するため前記圧着板の背面に剛体の固定板を設け てある。
【0009】
【実施例】 以下本考案の詳細を添付図面にしたがって説明する。
【0010】 図1に於て開放側電磁石1は鉄芯3を有している。閉鎖側電磁石2は鉄芯4を 有している。開放側鉄片レバー5は軸11を中心に回動自在に軸支されており、 先端側(図中上端側)には鉄片軸9を介して鉄片7が軸支されている。開放側鉄 片レバー5は公知のバネにより反時計回りに付勢されており、チャージ位置で公 知の開放羽根を係止するための係合部5aを有している。
【0011】 閉鎖側鉄片レバー6は軸12を中心に回動自在に軸支されており、先端側(図 中下端側)には鉄片軸10を介して鉄片8が支持されている。閉鎖側鉄片レバー 6は公知のバネにより時計回り方向に付勢されており、チャージ位置で公知の閉 鎖羽根を係止するための係合部6aを有している。
【0012】 圧着レバー21は軸22を中心に軸支されている。一端側(図中上端側)には 圧着レバーピン26により剛体の支持板23が回動自在に軸支されている。弾性 体の圧着板24はカシメ鋲25を介して支持板23に固定されている。弾性体の 圧着板24と支持板23との間には隙間が設けられている。レリーズレバー27 は軸28を中心に回動自在に支持されていると共に圧着レバー21の係止部21 aと係合する係合部27aを有する。
【0013】 前記したシャッタのチャージ機構に於て、チャージの際に圧着レバー21が軸 22を中心に右旋する。それにより圧着板24及び支持板23が図中右方向に移 動し始める。
【0014】 その後圧着板24が開放側鉄片レバー5及び閉鎖側鉄片レバー6に各々設けら れた鉄片軸9、10と接触し、圧着レバー21が更に回動することにより開放側 鉄片レバー5は軸11を中心に左旋し、また閉鎖側鉄片レバー6は軸12を中心 に右旋する。そして開放側鉄片レバー5及び閉鎖側鉄片レバー6にそれぞれ鉄片 軸9、10で支持された鉄片7、8が鉄芯3、4に近接していく。更にオーバー チャージ吸収のために圧着レバー21が右旋するので圧着板24がたわむ。しか し圧着板24が応力限界以上にたわもうとしても背面に設けてある剛体の支持板 23により規制を受ける。その後レリーズレバー27の係合部27aが圧着レバ ー21の係合部21aに係合することによりチャージ動作が終了する。
【0015】 その後露出動作を行う場合にはカメラボディ側のチャージ動作にともなってレ リーズレバー27が軸28を中心に右旋させられ、圧着レバー21との係合が外 れ、圧着レバー21は公知のバネの力により軸22を中心に左旋する。それにと もなって支持板23と圧着板24が図中左方向へ移動する。しかし電磁石1、2 の吸着力により鉄片7、8は図4のように保持される。
【0016】 その後開放側電磁石1への通電が遮断されると開放側鉄片レバー5が公知のバ ネにより軸11を中心に左旋し、係合部5aが公知の開放羽根を開放作動させて 露出が開始する。そして所望露出時間後、閉鎖側電磁石への通電が遮断されると 閉鎖側鉄片レバー6が公知のバネにより軸12を中心に右旋し、係合部6aが公 知の閉鎖羽根を閉鎖作動させて露出が終了する。そして図1の状態に戻る。
【0017】 前記実施例では弾性体の圧着板が一枚であるが、硬さの異なる複数の圧着板を 使用してもよい。
【0018】 また、圧着板を板バネで構成した例について説明したが、ゴム等の弾性体で構 成してもよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案の構成によれば圧着部材をチャージの際に急激に動作させても圧着板が 応力限界以上にたわむことがないので常に安定したマグネットの圧着が出来るの で耐久性の向上、露出性能の安定が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例におけるシャッタのセット前状
態を示す平面図である。
【図2】本考案の実施例におけるシャッタのオーバーチ
ャージ状態を示す平面図である。
【図3】本考案の実施例におけるシャッタのレリーズ保
持状態を示す平面図である。
【図4】本考案の実施例におけるシャッタのマグネット
保持状態を示す平面図である。
【図5】従来のシャッタのチャージ機構を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 開放側電磁石 2 閉鎖側電磁石 3 開放側鉄芯 4 閉鎖側鉄芯 5 開放側鉄片レバー 6 閉鎖側鉄片レバー 7 開放側鉄片 8 閉鎖側鉄片 9 開放側鉄片軸 10 閉鎖側鉄片軸 11 開放側鉄片レバー軸 12 閉鎖側鉄片レバー軸 21 圧着レバー 22 圧着レバー軸 23 支持板 24 圧着板 25 カシメ鋲 26 圧着レバーピン 27 レリーズレバー 28 レリーズレバー軸 5a 係合部 6a 係合部 21a 係合部 27a 係合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ羽根の開放を制御するための鉄
    片を有する開放側鉄片レバーと、シャッタ羽根の閉鎖を
    制御するための鉄片を有する閉鎖側鉄片レバーと、前記
    開放側及び閉鎖側鉄片レバーの各々の鉄片を吸着・釈放
    制御するための開放側及び閉鎖側電磁石と、前記開放側
    及び閉鎖側鉄片レバーの各々の鉄片をそれぞれ前記開放
    側及び閉鎖側電磁石に対して圧着方向へ作動する圧着部
    材と、前記圧着部材を回動自在に支持する圧着レバーと
    を有するシャッタのチャージ機構に於て、前記圧着部材
    は、直接前記開放・閉鎖鉄片レバーを圧着し圧着時のオ
    ーバーチャージ吸収を行う為に弾性変形可能な圧着板
    と、前記圧着板の所定量以上の変形を防止するため前記
    圧着板の背面に設けられた固定板とからなることを特徴
    とするシャッタのチャージ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03112981U (ja) * 1990-03-06 1991-11-19
JP2007034041A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nidec Copal Corp カメラ用フォーカルプレンシャッタ

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