JP2568544Y2 - レンズシャッタ装置 - Google Patents

レンズシャッタ装置

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JP2568544Y2
JP2568544Y2 JP10677288U JP10677288U JP2568544Y2 JP 2568544 Y2 JP2568544 Y2 JP 2568544Y2 JP 10677288 U JP10677288 U JP 10677288U JP 10677288 U JP10677288 U JP 10677288U JP 2568544 Y2 JP2568544 Y2 JP 2568544Y2
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shutter
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lever
shutter opening
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次生 高橋
彰 片山
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、カメラのレンズシャッタ装置、特に絞り羽
根兼用のプログラム露出が可能なレンズシャッタ装置に
関する。
(従来の技術) 従来、この種の装置として特開昭57-19720号に示され
たものがある。
この装置は、シャッタ羽根と、シャッタ開放用駆動手
段と、電磁装置と、シャッタ閉じレバーと、シャッタ開
閉レバーとを有する。
シャッタ開閉レバーは、シャッタ開放用駆動手段に連
動して第1位置と第2位置との間で移動する第1係合部
と、シャッタ開閉レバーの揺動中心であり第3位置と第
4位置との間で移動する移動軸と、第5位置と第6位置
との間で移動して前記シャッタ羽根を開閉させる第2係
合部とを有する。
シャッタ閉じレバーは、移動軸を支持しており、電磁
装置に連動して移動軸を第3位置と第4位置との間で移
動させる。
電磁装置がシャッタ閉じレバーの移動を拘束して、移
動軸が第3位置にあるときにシャッタ開放用駆動手段に
より第1係合部が第1位置から第2位置へ移動すると、
第2係合部が第5位置から第6位置へ移動して前記シャ
ッタ羽根を開く。
その後、電磁装置によりシャッタ閉じレバーが移動さ
れると、移動軸が前記第3位置から第4位置へ移動し、
これに伴い第2係合部が第6位置から第5位置へ復動し
て前記シャッタ羽根が閉じる。
(考案が解決しようとする課題) 上記シャッタ閉じレバーは、具体的に見ると、固定軸
を中心にして揺動自在なレバーであり、一端部で移動軸
を介してシャッタ開閉レバーを支持すると共に、他端部
で電磁装置に吸着される吸着片を支持している。そのた
めに、比較的大型で構造が複雑なレバーとなっていた。
特に吸着片がレバーの他端部で揺動するためにその移動
空間が大きくなり、シャッタ装置全体が必要とする空間
が大きくなって、カメラの小型化を妨げることになって
いた。
またシャッタ開放用駆動手段と係合するレバー(シャ
ッタ開閉レバー)と、電磁装置に係合するレバー(シャ
ッタ閉じレバー)とが別個のレバーであるために、製造
組立の際には、両レバーそれぞれの精度を確保する必要
があり、これはカメラの低廉化の妨げとなっていた。
本考案の目的は、小型で安価なレンズシャッタ装置を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) この課題を解決するために、本考案のシャッタ装置
は、シャッタ開放用駆動手段に係合するレバーと、電磁
装置に係合するレバーとを共通化することとした。その
構成を実施例の符号を付して記載すると次のとおりであ
る。
本考案のレンズシャッタ装置は、シャッタ羽根と、シ
ャッタ開放用駆動手段(10)と、電磁装置(2、3)
と、シャッタ開閉レバー(7)とを有する。
該シャッタ開閉レバー(7)は、前記シャッタ開放用
駆動手段に連動して第1位置(第3図の位置)と第2位
置(第4図、第5図の位置)との間で移動する第1係合
部(8)と、該シャッタ開閉レバー(7)の揺動中心で
あり前記電磁装置(2、3)に連動して第3位置(第3
図、第4図の位置)と第4位置(第5図の位置)との間
で移動する移動軸(6)と、第5位置(第3図、第5図
の位置)と第6位置(第4図の位置)との間で移動して
前記シャッタ羽根を開閉させる第2係合部(9)とを有
する。
第3図に示すように、前記電磁装置(2、3)が前記
移動軸(6)を第3位置に拘束しているときに、第4図
に示すように、前記シャッタ開放用駆動手段(10)によ
り前記第1係合部(8)が前記第1位置から前記第2位
置へ移動すると、前記第2係合部(9)が前記第5位置
から第6位置へ移動して前記シャッタ羽根を開く。
その間、第5図に示すように、前記電磁装置(2、
3)により前記移動軸(6)が前記第3位置から前記第
4位置へ移動すると、前記第2係合部(9)が前記第6
位置から第5位置へ復動して前記シャッタ羽根を閉じ
る。
そして本考案の特徴的構成は、前記電磁装置(2、
3)が、固定物へ固着された固定部(3)と、該固定部
(3)に対し移動する可動部(2)とを有し、前記移動
軸(6)が該可動部(2)上に直接支持されるところに
ある。該可動部(2)は電磁作用により該移動軸(6)
を前記第3位置と前記第4位置との間で移動させる。
(作用) 本考案のシャッタ装置は、シャッタ開放用駆動手段に
係合するレバーと、電磁装置に係合するレバーとが、シ
ャッタ開閉レバー(7)により共通化されたため、構造
が簡単で小型となり、また製造組立の際には、シャッタ
開閉レバー(7)の精度を確保すれば良いので低廉なも
のとなる。
(実施例) 第1図は、本考案の実施例の全体を示す斜視図、第2
図は同実施例の電磁装置の縦断面図、第3図ないし第5
図は同実施例の主要部を示す平面図である。
第1図において、取付板1は、穴1b、1cを介して、不
図示の固定物へビス等により固着されている。取付板1
は、下方に延びる曲げ部1aを有し、その下端部に強磁性
体で作られた円筒軸状のコア3がかしめられている。
コア3には、コの字形に曲げられたヨーク2が嵌合し
ている。第2図に示したようにヨーク2の内側には、コ
イルボビン5が一体的に取付られ、ボビン5の外周には
コイル4が巻付けられている。コア3とコイルボビン5
との間には、僅かな隙間が確保してあるので、コア3に
対しヨーク2は第2図中左右方向に摺動できる。またヨ
ーク2は第2図で右方向へバネ15により付勢されてい
る。
コイル4へ通電が行われると、コア3は電磁石となっ
てヨーク2との間に磁気の閉ループが作られ、コア3と
ヨーク2とは吸着しあって、ヨーク2は摺動できなくな
る。
ヨーク2には上方に延びる突出部2aが形成され、取付
板1の凹部1dと嵌合する。これはヨーク2の回転防止の
ためである。
ヨーク2の下面には、シャッタ開閉レバー7が、軸6
により回動自在に取付られている。シャッタ開閉レバー
7の左端部にはバネ14が掛けられており、このバネ14に
より右旋方向へ付勢されている。またシャッタ開閉レバ
ー7の左端部下面にはカムフォロワピン8も植設されて
おり、右端部下面には伝達ピン9が植設されている。
第3図に良く示されているように駆動リング10は、軸
0を中心に回転可能であり、カム部10a、10b、10cを有
している。この各カム部10a〜10cには、シャッタ開閉レ
バー7のカムフォロワピン8が係接する。
シャッタ羽根駆動レバー11は、軸17を中心に固定物上
に回動自在に軸支されている。この駆動レバー11の左端
部には分枝部11a、11bが設けられている。分枝部11a、1
1bは、シャッタ開閉レバーの伝達ピン9を挟んでいる。
従ってシャッタ開閉レバー7の揺動は、伝達ピン9を介
してシャッタ羽根駆動レバー11に伝達される。
シャッタ羽根駆動レバー11の右端部下面にはセクタ駆
動ピン12が植設されている。駆動レバー11の揺動は、こ
のピン12を介して不図示のシャッタ羽根を開閉させる。
またシャッタ羽根駆動レバー11の右旋は、固定物上に
植設された固定ピン13により制限される。
次に本考案実施例の作動を説明する。
シャッタセット状態 第3図は、シャッタ羽根が閉じ状態にあり、シャッタ
羽根を開閉駆動する準備が整ったセット状態を示してい
る。
同図において、カムフォロワピン8はカム平坦部10b
に乗り上げている。
シャッタ羽根駆動レバー11は右旋方向へ最大限回動
し、回転制限ピン13に当接して静止している。またシャ
ッタ羽根駆動レバー11の分枝部11aは、弾性変形してシ
ャッタ開閉レバー7の伝達ピン9を第3図中下方に付勢
している。
シャッタ開閉レバー7の軸6は、第3図中下方に移動
して、第2図に示すようにバネ15の付勢力に打ち勝って
ヨーク2をコア3の段差部3aに密着させている。
シャッタ開き動作 第3図、第2図の状態でコイル4へ通電を行いコア3
とヨーク2とを吸着させた後、駆動リング10を左旋させ
ると第4図の状態へ移行してシャッタを開く。この移行
過程を説明する。
ヨーク2は、バネ15で第3図中上方へ付勢されている
が通電中なので動けない。一方シャッタ開閉レバー7
は、バネ14により右旋方向へ付勢されているので、カム
フォロワピン8が駆動リング10のカム斜面10cをフォロ
ーして矢印A方向に滑り下りるのに連れて、右旋する。
この右旋は、伝達ピン9を介してシャッタ羽根駆動レバ
ー11に伝達され、シャッタ羽根駆動ピン12を矢印B方向
へ移動させる。これにより不図示のシャッタ羽根は開
く。
シャッタ閉じ動作 第4図の状態からコイル4への通電を遮断すると第5
図の状態へ移行してシャッタが閉じる。この移行過程を
説明する。
コイル4の通電が断たれると、ヨーク2とコア3との
吸着は解かれ、バネ15の付勢力によりシャッタ開閉レバ
ー7が矢印C方向へ動く。この時カムフォロワピン8
は、駆動リング10の外周面に当接しているので動けず、
カムフォロワピン8を支点として、シャッタ開閉レバー
7は左旋する。この左旋は、シャッタ羽根駆動レバー11
を右旋させ、シャッタ羽根駆動ピン12を矢印D方向へ動
かす。シャッタ羽根駆動レバー11は回転制限ピン13に当
接したところで右旋は止まる。この時にシャッタ羽根は
閉じる。
以上の説明はカムフォロワピン8がカム斜面10Cを完
全に滑り下り、シャッタ羽根が全開となってから閉じる
動作であったが、カムフォロワピン8がカム斜面10cの
上にある時、つまりシャッタ羽根が開き途中にコイル4
の通電が遮断されても通電遮断後直ちにシャッタ羽根は
閉じる。
シャッタセット状態への復帰動作 第5図の状態から駆動リング10が右旋すると、第3
図、第2図のシャッタセット状態に復帰する。この過程
を説明する。
駆動リング10の右旋に伴い、カムフォロワピン8はカ
ム斜面10cに乗り上げ、ヨーク2とコア3の段差部3aと
は第2図に示す密着状態となる。この密着はカムフォロ
ワピン8が、まだカム斜面10c上にある時に起こる。そ
こからカム平坦部10bまでのリフトによるシャッタ開閉
レバー7の左旋は、シャッタ羽根駆動レバー11の分枝部
11aの弾性変形により吸収される。
(考案の効果) 以上のように本考案のシャッタ装置によれば、シャッ
タ開放用駆動手段に係合するレバーと、電磁装置に係合
するレバーとを、シャッタ開閉レバー(7)により共通
化したので、構造が簡単で小型のものとなり、また製造
組立の際には、シャッタ開閉レバー(7)の精度を確保
すれば良いので低廉なものとなる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2図は同実
施例の電磁装置部分の縦断面図、第3図ないし第5図は
作動説明のための平面図である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャッタ羽根と、シャッタ開放用駆動手段
    と、電磁装置と、シャッタ開閉レバーとを有し、該シャ
    ッタ開閉レバーは、前記シャッタ開放用駆動手段に連動
    して第1位置と第2位置との間で移動する第1係合部
    と、該シャッタ開閉レバーの揺動中心であり前記電磁装
    置に連動して第3位置と第4位置との間で移動する移動
    軸と、第5位置と第6位置との間で移動して前記シャッ
    タ羽根を開閉させる第2係合部とを有し、前記電磁装置
    が前記移動軸を第3位置に拘束しているときに前記シャ
    ッタ開放用駆動手段により前記第1係合部が前記第1位
    置から前記第2位置へ移動すると、前記第2係合部が前
    記第5位置から第6位置へ移動して前記シャッタ羽根を
    開き、その後前記電磁装置により前記移動軸が前記第3
    位置から前記第4位置へ移動すると、前記第2係合部が
    前記第6位置から第5位置へ復動して前記シャッタ羽根
    を閉じるレンズシャッタ装置において、 前記電磁装置は、固定物へ固着された固定部と、該固定
    部に対し移動する可動部とを有し、前記移動軸は該可動
    部上に直接支持され、電磁作用により該可動部は該移動
    軸を前記第3位置と前記第4位置との間で移動させるこ
    とを特徴とするレンズシャッタ装置。
JP10677288U 1988-08-12 1988-08-12 レンズシャッタ装置 Expired - Lifetime JP2568544Y2 (ja)

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JP10677288U JP2568544Y2 (ja) 1988-08-12 1988-08-12 レンズシャッタ装置

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JPH0229025U JPH0229025U (ja) 1990-02-23
JP2568544Y2 true JP2568544Y2 (ja) 1998-04-15

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