JPH0628834Y2 - 周波数シンセサイザ - Google Patents
周波数シンセサイザInfo
- Publication number
- JPH0628834Y2 JPH0628834Y2 JP15143586U JP15143586U JPH0628834Y2 JP H0628834 Y2 JPH0628834 Y2 JP H0628834Y2 JP 15143586 U JP15143586 U JP 15143586U JP 15143586 U JP15143586 U JP 15143586U JP H0628834 Y2 JPH0628834 Y2 JP H0628834Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- control voltage
- phase comparator
- charge pump
- frequency synthesizer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、周波数シンセサイザの位相比較器の出力側に
接続されるチャージポンプの回路構成に関するものであ
る。
接続されるチャージポンプの回路構成に関するものであ
る。
(従来の技術) 一般的に、周波数シンセサイザは第3図のように構成さ
れている。第3図において、1は基準発振器、2は分周
器、3は位相比較器、4はチャージポンプ、5はループ
フィルタ、6は電圧制御発振器、7は可変分周器であ
る。
れている。第3図において、1は基準発振器、2は分周
器、3は位相比較器、4はチャージポンプ、5はループ
フィルタ、6は電圧制御発振器、7は可変分周器であ
る。
位相比較器3は基準発振器1の基準周波数を分周器2に
より分周した出力である位相比較周波数と、VCO6の
出力を可変分周器7で分周した出力周波数を比較するこ
とにより、ループフィルタ5を介しVCO6の発振周波
数を制御する。
より分周した出力である位相比較周波数と、VCO6の
出力を可変分周器7で分周した出力周波数を比較するこ
とにより、ループフィルタ5を介しVCO6の発振周波
数を制御する。
チャージポンプ4は、位相比較器3とループフィルタ5
の間に挿入される。このチャージポンプ4により、位相
比較器3において検出される単位位相誤差に対するVC
O制御電圧の変化量(位相比較器感度)を調整すること
ができるほか、線形性のよい位相比較器感度を得ること
ができるという利点がある。
の間に挿入される。このチャージポンプ4により、位相
比較器3において検出される単位位相誤差に対するVC
O制御電圧の変化量(位相比較器感度)を調整すること
ができるほか、線形性のよい位相比較器感度を得ること
ができるという利点がある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この装置では、チャージポンプに対して
VCO制御電圧を引き上げる能力と引き下げる能力が要
求される。そこで一般にチャージポンプは第4図に示す
ようにVCO制御電圧を引き上げる回路部分8と引き下
げる回路部分9から構成され、これら回路部分8,9は
位相比較器3の出力が入力されるよう出力端子10,1
1に接続されている。このような回路構成では、同様な
回路を2個必要とするために、部品点数の増加や回路の
しめる面積が増加するといった問題があった。そこで、
本考案は、上記欠点を除去し、少ない部品点数から構成
されるチャージポンプ回路を提供することを目的とす
る。
VCO制御電圧を引き上げる能力と引き下げる能力が要
求される。そこで一般にチャージポンプは第4図に示す
ようにVCO制御電圧を引き上げる回路部分8と引き下
げる回路部分9から構成され、これら回路部分8,9は
位相比較器3の出力が入力されるよう出力端子10,1
1に接続されている。このような回路構成では、同様な
回路を2個必要とするために、部品点数の増加や回路の
しめる面積が増加するといった問題があった。そこで、
本考案は、上記欠点を除去し、少ない部品点数から構成
されるチャージポンプ回路を提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、周波数シンセサイザのチャージポンプの電圧
制御発振器(VCO)に対する制御電圧(VCO制御電
圧)を引き下げる回路を、抵抗体より構成するようにし
た。
制御発振器(VCO)に対する制御電圧(VCO制御電
圧)を引き下げる回路を、抵抗体より構成するようにし
た。
(作用) 本考案は、上述のような構成を採るため、位相比較器の
出力を単に抵抗体にて減衰させた後、ループフィルタを
介して電圧制御発振器の制御電圧としている。
出力を単に抵抗体にて減衰させた後、ループフィルタを
介して電圧制御発振器の制御電圧としている。
(実施例) 第1図は本考案のチャージポンプの一実施例を示す図で
ある。位相比較器3には2つの出力端子10,11があ
る。それらは通常高出力インピーダンス状態であり、位
相誤差が位相比較器3により検出された区間だけ、VC
O制御電圧を引き上げる場合は出力端子10が、引き下
げる場合は出力端子11がグランドと接続されるという
スイッチング動作をする。抵抗12,13,14および
トランジスタ16の部分が、チャージポンプのうちVC
O制御電圧を引き上げるための回路である。抵抗17と
コンデンサ18がループフィルタである。抵抗15がV
CO制御電圧を引き下げるための回路として、動作す
る。従来の回路は抵抗12,13,14およびトランジ
スタ16から構成される部分と同じ程度の部品点数が必
要とされていたが、ここでは抵抗1本で構成している。
ある。位相比較器3には2つの出力端子10,11があ
る。それらは通常高出力インピーダンス状態であり、位
相誤差が位相比較器3により検出された区間だけ、VC
O制御電圧を引き上げる場合は出力端子10が、引き下
げる場合は出力端子11がグランドと接続されるという
スイッチング動作をする。抵抗12,13,14および
トランジスタ16の部分が、チャージポンプのうちVC
O制御電圧を引き上げるための回路である。抵抗17と
コンデンサ18がループフィルタである。抵抗15がV
CO制御電圧を引き下げるための回路として、動作す
る。従来の回路は抵抗12,13,14およびトランジ
スタ16から構成される部分と同じ程度の部品点数が必
要とされていたが、ここでは抵抗1本で構成している。
本実施例において、VCO制御電圧を引き上げる場合
は、従来のものと全く同じである。一方VCO制御電圧
を下げる場合、位相比較器感度は抵抗15,17コンデ
ンサ18およびVCO制御電圧により決定されるため、
従来のチャージポンプ方式の利点である位相比較器感度
の線形性が良いという点は満足されない。しかし、シン
セサイザが定常状態にある場合については次のことが言
える。一般にVCO制御電圧はコンデンサ18の漏れ電
流により下降するため、定常状態ではチャージポンプの
うちVCO制御電圧を引き上げる部分のみが常に動作し
ている。これより、第3図に示す実施例においても、シ
ンセサイザは定常状態において従来のものと全く同じ動
作をする。
は、従来のものと全く同じである。一方VCO制御電圧
を下げる場合、位相比較器感度は抵抗15,17コンデ
ンサ18およびVCO制御電圧により決定されるため、
従来のチャージポンプ方式の利点である位相比較器感度
の線形性が良いという点は満足されない。しかし、シン
セサイザが定常状態にある場合については次のことが言
える。一般にVCO制御電圧はコンデンサ18の漏れ電
流により下降するため、定常状態ではチャージポンプの
うちVCO制御電圧を引き上げる部分のみが常に動作し
ている。これより、第3図に示す実施例においても、シ
ンセサイザは定常状態において従来のものと全く同じ動
作をする。
第2図も本考案の他の実施例を示す図であり、トランジ
スタ16と抵抗17、コンデンサ18により構成される
ループフィルタとの間に抵抗19が挿入されている。
スタ16と抵抗17、コンデンサ18により構成される
ループフィルタとの間に抵抗19が挿入されている。
この回路の利点は、VCO制御電圧を引き上げる場合
は、抵抗17,19およびコンデンサ18から構成され
るループフィルタにより、シンセサイザのループ応答特
性が決定されるのに対し、VCO制御電圧を引き下げる
場合のループフィルタは、抵抗17、コンデンサ18に
より構成されていると見ながるということにより、VC
O制御電圧を引き上げる回路と引き下げる回路の構成が
異なることによって位相比較器感度に差が出るのを防
ぎ、同じ位相比較器感度となるように設計することが容
易であるということである。
は、抵抗17,19およびコンデンサ18から構成され
るループフィルタにより、シンセサイザのループ応答特
性が決定されるのに対し、VCO制御電圧を引き下げる
場合のループフィルタは、抵抗17、コンデンサ18に
より構成されていると見ながるということにより、VC
O制御電圧を引き上げる回路と引き下げる回路の構成が
異なることによって位相比較器感度に差が出るのを防
ぎ、同じ位相比較器感度となるように設計することが容
易であるということである。
以上説明したように、周波数シンセサイザにおけるチャ
ージポンプの利点である位相比較器感度を比較的自由に
変えられるこの位相比較器感度の線形性の良好状態を定
常状態において満足し、かつ部品点数を減らすことがで
きるという利点がある。
ージポンプの利点である位相比較器感度を比較的自由に
変えられるこの位相比較器感度の線形性の良好状態を定
常状態において満足し、かつ部品点数を減らすことがで
きるという利点がある。
第1図は本考案によるチャージポンプの一実施例を示す
図、第2図も本考案によるチャージポンプの他の実施例
を示す図、第3図は一般的な周波数シンセサイザのブロ
ック図、第4図は従来のチャージポンプのブロック図で
ある。 1…基準発振器、2…分周器、3…位相比較器、4…チ
ャージポンプ、5…ループフィルタ、6…電圧制御発振
器、7…可変分周器、8…VCO制御電圧引き上げ回
路、9…VCO制御電圧引き下げ回路、10…VCO制
御電圧引き上げ信号出力端子、11…VCO制御電圧引
き下げ信号出力端子、12,13,14,15,17,
19…抵抗、18…コンデンサ、16…トランジスタ。
図、第2図も本考案によるチャージポンプの他の実施例
を示す図、第3図は一般的な周波数シンセサイザのブロ
ック図、第4図は従来のチャージポンプのブロック図で
ある。 1…基準発振器、2…分周器、3…位相比較器、4…チ
ャージポンプ、5…ループフィルタ、6…電圧制御発振
器、7…可変分周器、8…VCO制御電圧引き上げ回
路、9…VCO制御電圧引き下げ回路、10…VCO制
御電圧引き上げ信号出力端子、11…VCO制御電圧引
き下げ信号出力端子、12,13,14,15,17,
19…抵抗、18…コンデンサ、16…トランジスタ。
Claims (1)
- 【請求項1】基準周波数信号が入力される位相比較器
と、チャージポンプ及びループフィルタを介して前記位
相比較器の出力が入力される電圧制御発振器と、この電
圧制御発振器の出力を分周して前記位相比較器に入力す
る可変分周器とを備えた周波数シンセサイザにおいて、
前記チャージポンプは、前記電圧制御発振器の制御電圧
を引き上げる第1回路と、この制御電圧を引き下げる第
2回路とを有し、前記第1回路をトランジスタを用いて
構成された定電流型回路より構成し、前記第2回路を抵
抗体より構成したことを特徴とする周波数シンセサイ
ザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15143586U JPH0628834Y2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | 周波数シンセサイザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15143586U JPH0628834Y2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | 周波数シンセサイザ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6359431U JPS6359431U (ja) | 1988-04-20 |
JPH0628834Y2 true JPH0628834Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31068504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15143586U Expired - Lifetime JPH0628834Y2 (ja) | 1986-10-03 | 1986-10-03 | 周波数シンセサイザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628834Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-03 JP JP15143586U patent/JPH0628834Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6359431U (ja) | 1988-04-20 |
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