JPH06288297A - 内燃機関 - Google Patents
内燃機関Info
- Publication number
- JPH06288297A JPH06288297A JP9841593A JP9841593A JPH06288297A JP H06288297 A JPH06288297 A JP H06288297A JP 9841593 A JP9841593 A JP 9841593A JP 9841593 A JP9841593 A JP 9841593A JP H06288297 A JPH06288297 A JP H06288297A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- passage
- cylinder
- cylinder block
- internal combustion
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4264—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads of exhaust channels
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/243—Cylinder heads and inlet or exhaust manifolds integrally cast together
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガスや冷却水のシール性に優れた排気構造を
有する内燃機関を提供する。 【構成】 シリンダヘッド36と、このシリンダヘッド
と合面を介して結合するシリンダブロック38とを備え
る内燃機関26である。各気筒に連通する排気通路56
がシリンダブロック38に一体に設けられているととも
に、各排気通路56が合流する排気集合路68が前記合
面よりもシリンダブロック38寄りの内側で当該シリン
ダブロック38と一体に形成されている。
有する内燃機関を提供する。 【構成】 シリンダヘッド36と、このシリンダヘッド
と合面を介して結合するシリンダブロック38とを備え
る内燃機関26である。各気筒に連通する排気通路56
がシリンダブロック38に一体に設けられているととも
に、各排気通路56が合流する排気集合路68が前記合
面よりもシリンダブロック38寄りの内側で当該シリン
ダブロック38と一体に形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関に関し、特に
内燃機関の排気通路機構の改良に関するものである。
内燃機関の排気通路機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、内燃機関は、燃焼によって生
じる排気を排出するために、各気筒に通ずる排気通路を
備え、これらの排気通路が排気集合路に合流する構成と
なっている。
じる排気を排出するために、各気筒に通ずる排気通路を
備え、これらの排気通路が排気集合路に合流する構成と
なっている。
【0003】例えば、第1の従来例では、シリンダヘッ
ド側から形抜きしてシリンダブロックにも前記排気通路
を形成すると共に、シリンダブロックの側面を細長く凹
設し、この側面にカバーを設けることにより排気集合路
を形成していた。したがって、シリンダブロックの側面
の上下方向に渡って排気集合路が形成され、この集合路
内に排気通路からの排気が集められ、機関外に排出され
るようになっている。また、この従来例では、その排気
通路の側面にさらにシールカバーを設けて、排気通路を
冷却するための冷却水通路を形成していた(特開昭61
−38148号)。
ド側から形抜きしてシリンダブロックにも前記排気通路
を形成すると共に、シリンダブロックの側面を細長く凹
設し、この側面にカバーを設けることにより排気集合路
を形成していた。したがって、シリンダブロックの側面
の上下方向に渡って排気集合路が形成され、この集合路
内に排気通路からの排気が集められ、機関外に排出され
るようになっている。また、この従来例では、その排気
通路の側面にさらにシールカバーを設けて、排気通路を
冷却するための冷却水通路を形成していた(特開昭61
−38148号)。
【0004】一方、第2の従来例では、排気通路をシリ
ンダヘッド側に形成し、シリンダブロックのシリンダヘ
ッドとの合面に排気集合路を形成し、両者を組み付ける
ことにより、排気通路が排気集合路に連通するようにし
ていた(特開平3−168353号)。
ンダヘッド側に形成し、シリンダブロックのシリンダヘ
ッドとの合面に排気集合路を形成し、両者を組み付ける
ことにより、排気通路が排気集合路に連通するようにし
ていた(特開平3−168353号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の従来例では、排気集合路や冷却水通路は、カバーに
よってシールされていたために、シール不良のおそれが
ある。シールが完全でないと冷却水が排気通路に浸入し
て、エンジンにトラブルを発生させる原因になる可能性
があり、勢いこのようなトラブルを極力避けようとする
と、シール設計上極めて高度な技術を要することにな
る。
1の従来例では、排気集合路や冷却水通路は、カバーに
よってシールされていたために、シール不良のおそれが
ある。シールが完全でないと冷却水が排気通路に浸入し
て、エンジンにトラブルを発生させる原因になる可能性
があり、勢いこのようなトラブルを極力避けようとする
と、シール設計上極めて高度な技術を要することにな
る。
【0006】また、第2の従来例では、排気集合路が、
シリンダブロックとシリンダヘッドとの合面の全域に渡
って大きく開口しており、通常このような合面では高圧
ガスを完全にシールすることが困難である。
シリンダブロックとシリンダヘッドとの合面の全域に渡
って大きく開口しており、通常このような合面では高圧
ガスを完全にシールすることが困難である。
【0007】そこで、本発明は、ガスや冷却水のシール
性に優れた排気構造を有する内燃機関を提供することを
目的とする。
性に優れた排気構造を有する内燃機関を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、シリンダヘッドと、このシリンダ
ヘッドと合面を介して結合するシリンダブロックとを備
える内燃機関において、各気筒に連通する排気通路がシ
リンダブロックに一体に設けられているとともに、各排
気通路が合流する排気集合路が前記合面よりもシリンダ
ブロック寄りの内側で当該シリンダブロックと一体に形
成されていることを特徴とするものである。
るために、本発明は、シリンダヘッドと、このシリンダ
ヘッドと合面を介して結合するシリンダブロックとを備
える内燃機関において、各気筒に連通する排気通路がシ
リンダブロックに一体に設けられているとともに、各排
気通路が合流する排気集合路が前記合面よりもシリンダ
ブロック寄りの内側で当該シリンダブロックと一体に形
成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、排気集合路をシリンダブロッ
クとシリンダヘッドの合面よりもシリンダブロック寄り
の内側に一体に形成し、各気筒からの排気は排気通路を
介して排気通集合路内に集められる構成となっているた
め、排気集合路を前記合面に開口することなく形成でき
る。しかも、排気集合路は、シリンダブロックの内側に
一体に形成されていることから、排気通路を形成するた
めのカバーを必要としないとともに、排気集合路は冷却
水通路から隔離される。したがって、ガスシール性が良
好になるとともに、排気通路内に冷却水が浸入するおそ
れもない。
クとシリンダヘッドの合面よりもシリンダブロック寄り
の内側に一体に形成し、各気筒からの排気は排気通路を
介して排気通集合路内に集められる構成となっているた
め、排気集合路を前記合面に開口することなく形成でき
る。しかも、排気集合路は、シリンダブロックの内側に
一体に形成されていることから、排気通路を形成するた
めのカバーを必要としないとともに、排気集合路は冷却
水通路から隔離される。したがって、ガスシール性が良
好になるとともに、排気通路内に冷却水が浸入するおそ
れもない。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。図1
は本発明が適用される船外機の概略構成を示すものであ
り、この船外機10は船体12の船尾板14にクランプ
ブラケット16を介して取付けられている。さらに、詳
しくはスイベルブラケット18がクランプブラケット1
6に対してチルト軸20の回りに回動可能に取付けら
れ、スイベルブラケット18に対して船外機10のドラ
イブユニット22が連結されている。
は本発明が適用される船外機の概略構成を示すものであ
り、この船外機10は船体12の船尾板14にクランプ
ブラケット16を介して取付けられている。さらに、詳
しくはスイベルブラケット18がクランプブラケット1
6に対してチルト軸20の回りに回動可能に取付けら
れ、スイベルブラケット18に対して船外機10のドラ
イブユニット22が連結されている。
【0011】符号24は内部にエンジン26を収容する
カウリングであり、28はエンジンによって回転駆動さ
れるプロペラユニットである。そして、スイベルブラケ
ット18をチルトシリンダ30によってチルトアップ
(2点鎖線で示す)またはチルトダウンし、かつスイベ
ルブラケットを2本のトリムシリンダ32によってトリ
ム調製する。なお、34はステアリングブラケットであ
り、図示しないステアリング軸の回りでスイベルブラケ
ット18に対してドライブユニット22を回動させ、ス
テアリング操作を行う。
カウリングであり、28はエンジンによって回転駆動さ
れるプロペラユニットである。そして、スイベルブラケ
ット18をチルトシリンダ30によってチルトアップ
(2点鎖線で示す)またはチルトダウンし、かつスイベ
ルブラケットを2本のトリムシリンダ32によってトリ
ム調製する。なお、34はステアリングブラケットであ
り、図示しないステアリング軸の回りでスイベルブラケ
ット18に対してドライブユニット22を回動させ、ス
テアリング操作を行う。
【0012】前記エンジン26は、図2に示すように、
4サイクル直列4気筒式であり、4気筒がクランク軸の
軸方向に沿って重ねて配置され、各気筒は、シリンダヘ
ッド部36と、このシリンダヘッドに合面1を介して結
合されるシリンダブロック部38によって構成されてい
る。
4サイクル直列4気筒式であり、4気筒がクランク軸の
軸方向に沿って重ねて配置され、各気筒は、シリンダヘ
ッド部36と、このシリンダヘッドに合面1を介して結
合されるシリンダブロック部38によって構成されてい
る。
【0013】このシリンダブロック部38には、進行方
向に沿って配置されたシリンダ部40が、前方のクラン
クケース部42及び後方のシリンダヘッド部36と連接
して一体となっている。このシリンダ部40にはピスト
ン44を備え、このピストン44はコンロッド46によ
ってクランクシャフト48に連結されている。このため
クランクケース部42によって囲まれるクランクシャフ
ト48は軸線が縦向きに組付けられ、このクランクシャ
フト48の上部には図示しないがタイミングプーリとフ
ライホイールが取付けられている。
向に沿って配置されたシリンダ部40が、前方のクラン
クケース部42及び後方のシリンダヘッド部36と連接
して一体となっている。このシリンダ部40にはピスト
ン44を備え、このピストン44はコンロッド46によ
ってクランクシャフト48に連結されている。このため
クランクケース部42によって囲まれるクランクシャフ
ト48は軸線が縦向きに組付けられ、このクランクシャ
フト48の上部には図示しないがタイミングプーリとフ
ライホイールが取付けられている。
【0014】一方、このエンジン26のシリンダヘッド
部36の上方には、図示しないがカムプーリが設けら
れ、前述のタイミングプーリとはベルトで連結されて、
エンジン26の駆動力をカムシャフト45に伝達するよ
うになっている。このカムシャフトはその回転によって
ロッカーアームシャフト47のロッカーアーム49を周
期的に揺動させ、図2に示す吸気弁50と排気弁52の
開閉を行わせる。
部36の上方には、図示しないがカムプーリが設けら
れ、前述のタイミングプーリとはベルトで連結されて、
エンジン26の駆動力をカムシャフト45に伝達するよ
うになっている。このカムシャフトはその回転によって
ロッカーアームシャフト47のロッカーアーム49を周
期的に揺動させ、図2に示す吸気弁50と排気弁52の
開閉を行わせる。
【0015】吸気弁50と排気弁52の配置はクロスフ
ロータイプとし、各弁によって開閉される吸気ポート5
4と排気ポート55をエンジン26のシリンダブロック
部38側方に導き、各吸気ポート54は各々の気化器5
8に接続している。この気化器58はクランクケース部
42の進行方向に向かって左側面後方に設けられた吸気
サイレンサー60に吸気管62を介して接続されてい
る。
ロータイプとし、各弁によって開閉される吸気ポート5
4と排気ポート55をエンジン26のシリンダブロック
部38側方に導き、各吸気ポート54は各々の気化器5
8に接続している。この気化器58はクランクケース部
42の進行方向に向かって左側面後方に設けられた吸気
サイレンサー60に吸気管62を介して接続されてい
る。
【0016】図3は前記シリンダブロック部38を合面
1より見たものであり、図4および図5に示すように、
前記合面1よりもシリンダブロック部38寄りの内側に
は、シリンダブロック部38内をクランク軸48の軸方
向、すなわち上下に連通した排気集合路68が、当該ブ
ロック部38に一体に形成されている。
1より見たものであり、図4および図5に示すように、
前記合面1よりもシリンダブロック部38寄りの内側に
は、シリンダブロック部38内をクランク軸48の軸方
向、すなわち上下に連通した排気集合路68が、当該ブ
ロック部38に一体に形成されている。
【0017】前記排気通路56は、各気筒毎に設けられ
ているものであり、シリンダヘッド部36の各気筒の排
気ポート55に連通するとともに、シリンダ40の軸方
向に沿って、前記シリンダブロック部38に形成された
前記排気集合路68に連通している。シリンダブロック
部38側の排気通路は、シリンダヘッド側からの型抜き
によって形成することができる。
ているものであり、シリンダヘッド部36の各気筒の排
気ポート55に連通するとともに、シリンダ40の軸方
向に沿って、前記シリンダブロック部38に形成された
前記排気集合路68に連通している。シリンダブロック
部38側の排気通路は、シリンダヘッド側からの型抜き
によって形成することができる。
【0018】したがって、前記排気集合路68は前記合
面1の箇所において開口しておらず、合面1において開
口しているのは、排気通路56である。前記ブロック部
38には、前記排気集合路68および排気通路56を囲
むように複数の冷却水通路70が設けられている。この
冷却水通路うち、シリンダブロック部38の側面に形成
されるものは、当該側面を各気筒をまたがるように上下
に刻設された凹溝100,102(図2参照)にエンジ
ンの側面を上下に覆うアウターカバー104を装着する
ことによって形成されるものである。この結果、図6に
示すように、排気集合路68に隣接して、同じくシリン
ダブロック内を上下に連通する冷却水通路70が形成さ
れる。また、同じく冷却水通路106が排気通路56お
よび排気集合路68の反対側にも設けてある。これらの
冷却水通路は、前記排気通路56および排気集合路68
とは構造上完全に分離して形成され、排気内に冷却水が
浸入しないようになっている。
面1の箇所において開口しておらず、合面1において開
口しているのは、排気通路56である。前記ブロック部
38には、前記排気集合路68および排気通路56を囲
むように複数の冷却水通路70が設けられている。この
冷却水通路うち、シリンダブロック部38の側面に形成
されるものは、当該側面を各気筒をまたがるように上下
に刻設された凹溝100,102(図2参照)にエンジ
ンの側面を上下に覆うアウターカバー104を装着する
ことによって形成されるものである。この結果、図6に
示すように、排気集合路68に隣接して、同じくシリン
ダブロック内を上下に連通する冷却水通路70が形成さ
れる。また、同じく冷却水通路106が排気通路56お
よび排気集合路68の反対側にも設けてある。これらの
冷却水通路は、前記排気通路56および排気集合路68
とは構造上完全に分離して形成され、排気内に冷却水が
浸入しないようになっている。
【0019】なお、前記排気集合路68はエンジンの下
方に幅広がりのテーパ110(図4,図5参照)を呈し
ている。これは、排気集合路は、前記合面1よりもシリ
ンダヘッド寄りに形成されているために、シリンダブロ
ックの下側から型をして形成されているためであり、し
かも型の抜きを容易にして量産性を向上するため、前記
のようなテーパ状に形成されている。
方に幅広がりのテーパ110(図4,図5参照)を呈し
ている。これは、排気集合路は、前記合面1よりもシリ
ンダヘッド寄りに形成されているために、シリンダブロ
ックの下側から型をして形成されているためであり、し
かも型の抜きを容易にして量産性を向上するため、前記
のようなテーパ状に形成されている。
【0020】次に本発明の動作について説明する。前記
吸気弁50が開放されると、吸気通路62およびキャブ
レター58を介して、混合気が吸気ポート54を介して
シリンダ40内に導入される。ピストン44は混合気を
圧縮し、圧縮された混合気は、図示しない点火プラグに
よって着火爆発する。各気筒の燃焼室66において混合
気が燃焼すると、燃焼後の排気が排気弁52の開放によ
り各排気ポート55に排出され、さらに前記合面1を介
してシリンダブロック部38に形成された排気通路56
に導入される。次いで、シリンダブロック部38内の前
記排気集合路68に集められる。この後、排気は当該集
合路68内を下降し、下端の排気出口72(図4参照)
から外部に排出される。排気が有する熱は、複数の冷却
通路70内の水によって冷却される。
吸気弁50が開放されると、吸気通路62およびキャブ
レター58を介して、混合気が吸気ポート54を介して
シリンダ40内に導入される。ピストン44は混合気を
圧縮し、圧縮された混合気は、図示しない点火プラグに
よって着火爆発する。各気筒の燃焼室66において混合
気が燃焼すると、燃焼後の排気が排気弁52の開放によ
り各排気ポート55に排出され、さらに前記合面1を介
してシリンダブロック部38に形成された排気通路56
に導入される。次いで、シリンダブロック部38内の前
記排気集合路68に集められる。この後、排気は当該集
合路68内を下降し、下端の排気出口72(図4参照)
から外部に排出される。排気が有する熱は、複数の冷却
通路70内の水によって冷却される。
【0021】ここで、前記排気集合路68は前記合面1
よりもシリンダブロック部38寄りに設けられているた
めに、図3に示す如く、シリンダの合面において前記排
気集合路68は開口されておらず、排気通路56が開口
するのみである。この排気通路56はシリンダ40の軸
方向に沿って形成されていることから、合面1において
開口されているのは、気筒数分の当該通路56の断面積
に相当する箇所であり、開口されている面積が従来のも
のに比較して大幅に低下する。
よりもシリンダブロック部38寄りに設けられているた
めに、図3に示す如く、シリンダの合面において前記排
気集合路68は開口されておらず、排気通路56が開口
するのみである。この排気通路56はシリンダ40の軸
方向に沿って形成されていることから、合面1において
開口されているのは、気筒数分の当該通路56の断面積
に相当する箇所であり、開口されている面積が従来のも
のに比較して大幅に低下する。
【0022】その結果、合面1の部分におけるガスシー
ル性を大きく向上できると共に、この部分におけるシリ
ンダブロックの剛性を向上する。また、ガスシール性を
向上することから、シリンダブロックの肉厚を大きくす
ることを要求されず、エンジンの重量増大を来すおそれ
がない。また、排気集合路はシリンダブロック38の内
側に一体に形成されていることから、排気集合路を形成
するためのシール用のカバーを必要とせず、排気のシー
ル性が損なわれず、しかも部品点数の増大を来すことも
ない。
ル性を大きく向上できると共に、この部分におけるシリ
ンダブロックの剛性を向上する。また、ガスシール性を
向上することから、シリンダブロックの肉厚を大きくす
ることを要求されず、エンジンの重量増大を来すおそれ
がない。また、排気集合路はシリンダブロック38の内
側に一体に形成されていることから、排気集合路を形成
するためのシール用のカバーを必要とせず、排気のシー
ル性が損なわれず、しかも部品点数の増大を来すことも
ない。
【0023】なお、前記実施例では複数の気筒を直列に
配置するエンジンについて説明したが、複数の気筒をV
状に配置するエンジンについても本発明を適用すること
もできる。この場合、排気集合路をVバンクの中間部分
に形成することができる。
配置するエンジンについて説明したが、複数の気筒をV
状に配置するエンジンについても本発明を適用すること
もできる。この場合、排気集合路をVバンクの中間部分
に形成することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガスのシール性に優れ、しかも排気中に冷却水が浸入し
ない排気構造を有する内燃機関を提供することができ
る。
ガスのシール性に優れ、しかも排気中に冷却水が浸入し
ない排気構造を有する内燃機関を提供することができ
る。
【0025】
【図1】本発明が適用された船外機の概略構成図であ
る。
る。
【図2】内燃機関の構造を示す一部断面平面図である。
【図3】シリンダブロックを合面からみた端面図であ
る。
る。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図4のV−V断面図である。
【図6】図1のVIーVI断面図である。
1 シリンダヘッドとシリンダブロックとの合面 26 内燃機関 36 シリンダヘッド部 38 シリンダブロック部 56 排気通路 66 燃焼室 68 排気集合路 70 冷却水通路
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダヘッドと、このシリンダヘッド
と合面を介して結合するシリンダブロックとを備える内
燃機関において、 各気筒に連通する排気通路がシリンダブロックに一体に
設けられているとともに、各排気通路が合流する排気集
合路が前記合面よりもシリンダブロック寄りの内側で当
該シリンダブロックと一体に形成されている内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09841593A JP3332989B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09841593A JP3332989B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 内燃機関 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06288297A true JPH06288297A (ja) | 1994-10-11 |
JP3332989B2 JP3332989B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=14219196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09841593A Ceased JP3332989B2 (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3332989B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0856650A1 (en) * | 1997-02-03 | 1998-08-05 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Engine cooling system for outboard motor |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP09841593A patent/JP3332989B2/ja not_active Ceased
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0856650A1 (en) * | 1997-02-03 | 1998-08-05 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Engine cooling system for outboard motor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3332989B2 (ja) | 2002-10-07 |
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