JPH0628814A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH0628814A
JPH0628814A JP5155623A JP15562393A JPH0628814A JP H0628814 A JPH0628814 A JP H0628814A JP 5155623 A JP5155623 A JP 5155623A JP 15562393 A JP15562393 A JP 15562393A JP H0628814 A JPH0628814 A JP H0628814A
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tape cassette
changer
cassette
tape
side wall
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JP5155623A
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Masato Tanaka
正人 田中
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープカセットを挟持するオートチェンジャ
ー装置のチェンジャーアームが係合される凹溝状のグリ
ップ部20と21を有するテープカセットにおいて、チ
ェンジャーアームによるテープカセットの装着動作時に
チェンジャーアームの力を好適に逃がすことができるよ
うにする。 【構成】 グリップ部20,21の形状を、夫々カセッ
ト匣体1の側面部に対して前側壁部20a,21aが緩
やかに傾斜し、後側壁部20b,21bが急角度となる
ような不等辺三角形状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセットに関し、
特にカセット匣体に設けられるオートチェンジャー用グ
リップ部の形状に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テープカセットを用いる記録再生
装置においては、駆動部へのテープカセットの装着及び
取出しをオートチェンジャー装置によって自動的に行う
ようにしたものがある。
【0003】このようなオートチェンジャー装置対応の
テープカセットは図6に示す如くカセット匣体51の両
側部後部に台形状に凹んだグリップ部52及び53が対
称的に設けられており、このグリップ部52及び53に
オートチェンジャー装置61側から左右のチェンジャー
アーム62及び63の先端の係合凸部62a及び63a
が係合してテープカセットを挟持し、この状態でチェン
ジャーアーム62及び63が前進移動してテープカセッ
トを記録再生装置の駆動部に押し込むようにして装着す
る。またテープカセットを取り出すときには、この状態
からチェンジャーアーム62及び63を後退移動させる
ことによりテープカセットが記録再生装置の駆動部から
引き出される。
【0004】ところで、このようなオートチェンジャー
装置は一般に、テープカセットが記録再生装置の駆動部
に確実に装着されるようにチェンジャーアーム62及び
63の前進移動ストロークを若干多めに設定してあり、
即ちチェンジャーアーム62及び63はテープカセット
が記録再生装置の駆動部に最後まで押し込まれた後も多
少余分に前進移動されるようになされており、これによ
ってテープカセットと記録再生装置の駆動部の誤差が吸
収され、テープカセットの駆動部への装着が確実に行わ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
オートチェンジャー装置に対し従来のテープカセット
は、グリップ部52及び53が夫々チェンジャーアーム
62及び63と最後までがっちりと係合されている形状
であるため、装着完了後チェンジャーアーム62及び6
3の前方へ移動力を逃がすことはできない。このため、
チェンジャーアーム62及び63やカセット匣体51に
負担がかからないように、オートチェンジャー装置61
側にチェンジャーアーム62及び63の力を最後で逃す
ための機構を備える必要があり、その結果オートチェン
ジャー装置の機構が複雑化してしまうことになる。
【0006】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
チェンジャーアームの力をカセット匣体側で逃がすこと
のできるテープカセットを提供し、上記の問題点を解消
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、カセット匣体の両側面部にオートチェン
ジャー用の凹溝グリップ部を有するテープカセットにお
いて、グリップ部の形状を、前側壁部がカセット匣体の
側面部に対し緩やかに傾斜し、後側壁部が急角度となる
形状に形成してなるものである。
【0008】
【作用】斯る本発明のテープカセットによれば、オート
チェンジャー装置によるカセット装着動作において、チ
ェンジャーアームによってテープカセットが完全に記録
再生装置の駆動部に押し込まれた後、チェンジャーアー
ムはグリップ部の前側壁部の緩やかな傾斜面に沿って滑
るように外側へ弾性変形する状態となり、これによって
チェンジャーアームの力を逃すことができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を適用するテープカセットの一
例を図1〜図5を参照して説明する。図1〜図3におい
て、1は例えばPCM信号を記録・再生する磁気テープ
を収納する超小型のテープカセットの匣体を全体として
示し、このカセット匣体1は上ハーフ2と下ハーフ3と
を対向させてネジ4により締付けて合体し、この両ハー
フ2,3の前面側に形成される開口部5を開閉するリッ
ド6を回動可能に軸支することにより構成される。
【0010】このカセット匣体1内、即ち上下ハーフ
2,3間には、ハブ駆動軸の挿通孔2a,2b及び3
a,3bに対応して配される一対の両ハブ7,8間に磁
気テープTが巻装された状態で収納されて一部分が前面
側開口部5に、この開口部5の両側に回転自在に軸支さ
れるガイドローラを兼ねるピンチローラ9,10を介し
て架張状態で表出されるようになされている。
【0011】また、このカセット匣体1内には両ハブ
7,8に対して不使用時においてブレーキ動作するブレ
ーキ機構11が備えられており、カセット匣体1の上下
面側には後部両側角部に位置して上下両ハーフ2,3に
連通する誤消去防止機構12,13が配設されると共に
中心前後方向の前後部及び後部横方向の両側部に位置決
め基準孔14,15及び16,17が設けられ、また後
縁部横方向に複数の所要検出孔18,19が形成され、
さらに両側面の後部にはグリップ部20,21が形成さ
れている。
【0012】また、カセット匣体1の前面側開口部5を
開閉するリッド6には横方向のガイド溝22に沿ってチ
ェンジャ用係合部23が設けられている。
【0013】そして、このように構成されるテープカセ
ットにおいては、カセット匣体1内に収納される磁気テ
ープTは回転ヘッドによるヘリカル・スキャン方式によ
り記録及び/又は再生が行われるようになされている。
【0014】即ち、図3に示すように回転ヘッド41は
ヘッドドラム42に対して所要角度で傾斜して回転され
るようになされており、ヘッドドラム42はカセット匣
体1のリッド6を上方又は下方へ回動することによって
開放される前面側開口部5に部分的に挿入されて、この
開口部5を横切るように架張される磁気テープTがヘッ
ドドラム42の挿入側周面に巻付くように摺動され、回
転ヘッド41が回転すると磁気テープを斜めに横切る傾
斜したトラックが形成されることになる。
【0015】この際、ヘッドドラム42に磁気テープT
が確実にヘリカル状に摺接されるように、本例において
はカセット匣体1の開口部5のヘッドドラム42の挿入
部にはガイド部が互いに逆方向の傾斜となっている一対
のテープガイド部材24,25をガイドローラ9,10
の内側に位置して対向して揺動及び横方向に移動可能に
配設してあり、ヘッドドラム42を開口部5に挿入する
ことにより、このヘッドドラム42の周面に当接する状
態となってヘッドドラム42の周面との間において磁気
テープTを挟んだ状態でガイドするようになされてい
る。
【0016】また、ヘッドドラム42の両側部にはカセ
ット匣体1の開口部5の両側部において、ピンチローラ
9,10とテープガイド部材24,25の間に挿入され
る両ウィングガイド43,44が備えられており、この
両ウィングガイド43,44の前端部にローラ43a,
44aが装着されて、磁気テープTに押し込むように転
接され、磁気テープTをテープガイド部材24,25に
圧接させるようになされている。
【0017】この両ウィングガイド43,44はカセッ
ト匣体1の開口部5にその内側寄りの支持片26,27
と、この支持片26,27とピンチローラ9,10との
間に位置するテープはみ出し防止用のガイド突起28,
29との間において挿入されるようになされている。
【0018】続いて、以上のように構成されるテープカ
セットにおけるグリップ部20及び21の構造について
詳述する。
【0019】このグリップ部20と21はオートチェン
ジャー装置によるテープカセットの自動装着に用いられ
るもので、互いに対称の凹溝を成しており、その形状は
オートチェンジャー装置のチェンジャーアームに対する
脱着を考慮した特殊形状に形成されている。
【0020】即ち、このグリップ部20及び21は夫々
の前面壁部20a及び21aと後側壁部20b及び21
bの傾斜角度に差をつけた不等辺三角形状に形成してあ
る。具体的には、カセット匣体1の側面部に対する前面
壁部20a及び21aの傾斜角度aは30°程度の緩や
かな傾斜に形成され、これに対し後側壁部20b及び2
1bの傾斜角度bは直角に近い約75°の急な傾斜角度
に形成されている。
【0021】一方、テープカセットの自動装着及び取出
し時にこのグリップ部20及び21に係合されるチェン
ジャーアーム62及び63の係合凸部62a及び63a
は、クリップ部20及び21に対応した補形形状即ち不
等辺三角形状に形成する。
【0022】そしてテープカセットを記録再生装置の駆
動部に装着するときには、先ずグリップ部20及び21
にオートチェンジャー装置61側からチェンジャーアー
ム62及び63の係合凸部62a及び63aが係合して
テープカセットを挟持し、この状態でチェンジャーアー
ム62及び63が前進移動してテープカセットを駆動部
に押し込むようにして装着する(図4及び図5A参
照)。
【0023】このテープカセットの押し込み動作におい
ては、前述した如くテープカセットが記録再生装置の駆
動部に確実に装着されるようにチェンジャーアーム62
及び63はテープカセットを最後まで押し込んだ後も多
少余分に前進移動する如く動作されるが、このとき本例
のテープカセットにおいてはグリップ部20及び21の
前側壁部20a及び21aが緩やかな傾斜に形成されて
いることにより、チェンジャーアーム62及び63は夫
々この前側壁部20a及び21aの傾斜面に沿って滑る
ように外側へ弾性変形する状態となり(図5B参照)、
このためチェンジャーアーム62及び63の力を最後に
逃すことができ、チェンジャーアーム62,63及びカ
セット匣体1に負担がかかることはない。
【0024】またテープカセットを取り出すときにはチ
ェンジャーアーム62及び63を後退移動させるが、こ
のとき本例のテープカセットにおいてはグリップ部20
及び21の後側壁部20b及び21bがカセット匣体の
側面部に対し、急角度状に形成されていることにより、
この後側壁部20b及び21bに対しチェンジャーアー
ム62及び63の係合凸部62a及び63aが確実に係
合し、このためテープカセットはチェンジャーアーム6
2及び63によって強固に挟持されて駆動部から間違い
なく引き出される。
【0025】このように本例のテープカセットによれ
ば、オートチェンジャー装置による自動装着動作時に最
後にチェンジャーアーム62及び63の力をテープカセ
ット側で逃がすことができるので、従来の如くオートチ
ェンジャー装置61側にチェンジャーアームの力を逃が
すための機構を備える必要がない。
【0026】以上、本発明のテープカセットの一実施例
について説明したが、本発明はこの構成に限定されるも
のではない。例えばグリップ部20及び21の前側壁部
20a及び21aと後側壁部20b及び21bの傾斜角
度は本例に示した角度に限ることなく、要はカセット装
着動作において最後にチェンジャーアームが円滑に逃
げ、かつカセット取り出し動作において確実にチェンジ
ャーアームが係合される傾斜形状であればよい。
【0027】また、本実施例においては本発明をPCM
記録用の超小型カセットに適用した例を示したが、本発
明はこれに限ることなく一般のオーディオ用コンパクト
カセットやビデオテープカセット等にも広く適用可能な
ものであることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上の如く本発明のテープカセットは、
オートチェンジャー用のグリップ部の前側壁部を緩やか
に傾斜した形状としたことにより、オートチェンジャー
装置によるテープカセットの装着動作において最後にチ
ェンジャーアームの力を好適に逃がすことができ、従っ
て特にオートチェンジャー装置側にチェンジャーアーム
の力を逃がすための機構を設ける必要がなく、このため
オートチェンジャー装置の機構を簡素に構成できる。ま
た、グリップ部の後側壁部を急角度状に形成したことに
より、テープカセットの取り出し動作においてチェンジ
ャーアームによってテープカセットを確実に引き出すこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のテープカセットの上ハーフを取り外し
た平面図である。
【図2】実施例のテープカセットの斜視図である。
【図3】実施例のテープカセットとヘッドドラムとの関
係を示す斜視図である。
【図4】実施例のテープカセットがチェンジャーアーム
に挟持された状態を示す図である。
【図5】実施例のテープカセット装着時のチェンジャー
アームの動作を説明する平面図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 カセット匣体 20,21 グリップ部 20a,21a 前側壁部 20b,21b 後側壁部 62,63 チェンジャーアーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセット匣体の両側面部にオートチェン
    ジャー用の凹溝状グリップ部を有するテープカセットに
    おいて、上記グリップ部の形状をカセット匣体の側面部
    に対して前側壁部が緩やかに傾斜し、後側壁部が急角度
    となる形状に形成したことを特徴とするテープカセッ
    ト。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100445677B1 (ko) * 1996-02-20 2004-11-20 소니 가부시끼 가이샤 테이프카트리지
US7760225B2 (en) 2005-12-28 2010-07-20 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus, optical writing device, and housing molding method providing simple structure

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6124881U (ja) * 1984-03-17 1986-02-14 日立マクセル株式会社 テ−プカ−トリツジ

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