JP2508591B2 - テ―プカセット - Google Patents

テ―プカセット

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JP2508591B2
JP2508591B2 JP14929193A JP14929193A JP2508591B2 JP 2508591 B2 JP2508591 B2 JP 2508591B2 JP 14929193 A JP14929193 A JP 14929193A JP 14929193 A JP14929193 A JP 14929193A JP 2508591 B2 JP2508591 B2 JP 2508591B2
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cassette
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正人 田中
清高 矢中
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Sony Corp
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセット匣体のテープ
パスとなる前面側開口部をリッドにより開閉可能に閉塞
してカセット匣体内に収納されるテープ状記録媒体を保
護するようになし、特にPCM信号等を高密度記録する
のに好適なテープカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気テープを巻装して収納するカ
セット匣体のテープパスとなる前面側開口部をリッドに
より開閉可能に閉塞して収納磁気テープを保護するよう
にしたテープカセットが種々提案され、また実施されて
いる。
【0003】このようなリッドを取付けたテープカセッ
トにおいて、カセット匣体に対するリッドの組付け作業
を容易にするために、実開昭62−133278号公報
に開示されるように構成したものがある。
【0004】このテープカセットはリッドをカセット匣
体に組付ける際に接触する可能性のある部分、即ちカセ
ット匣体を形成する上下ハーフのそれぞれの端部側及び
リッドの回動支持板部の端縁部に傾斜面を形成してカセ
ット匣体とリッドの組付け作業を円滑に行えるようにな
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
実開昭62−133278号公報に開示されるテープカ
セットにおいてはカセット匣体を形成する上下ハーフ及
びリッドのそれぞれの端部側に傾斜面を形成したことに
より、組付ける際に各部材間の引っ掛かりが防止される
ことになる。しかし、この組付けは先ず上ハーフにリッ
ドを取付けた後この上ハーフを、磁気テープを巻装して
載置した状態にある下ハーフに対してリッドの軸部を両
ハーフで挟持するように突合せて結合しテープカセット
を形成するので、この組付けにおいてリッドを取付けた
状態にある上ハーフを磁気テープが載置された下ハーフ
に突合せる際、リッドが支障となって下ハーフに載置さ
れた磁気テープが見えにくく、このため磁気テープを両
ハーフ間で挟み損傷を与えるおそれがある等組付け作業
に難点がある。
【0006】また、上下ハーフ及びリッドの端部は傾斜
面の形成により肉薄になって強度が低下する不具合があ
る。
【0007】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、カセット匣体に対するリッドの組付けが極めて容易
にできて作業性及び量産性の向上を図ったテープカセッ
トを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、前蓋部とその前蓋部の両側部に設けられた
左右一対の回動支持板部とを有するリッドをカセット匣
体に、その前面側開口部を閉塞するように回動自在に軸
支されているテープカセットにおいて、カセット匣体の
リッドを前記回動支持板部において軸支する軸支面部に
軸ピンが突設されると共にその軸ピンの後方に位置して
軸ピン方向に傾斜するガイド縁面が形成され、リッドの
回動支持板部の側縁面がガイド縁面と略同等に傾斜する
傾斜面に形成され、かつ回動支持部の先端部内面に傾斜
面を形成して構成したものである。
【0009】
【作用】以上のように構成される本発明によれば、リッ
ドをカセット匣体に対して、回動支持板部の傾斜側縁面
をカセット匣体のガイド縁面に対応させると共に先端傾
斜内面をカセット匣体に突設した軸ピンの先端に当接さ
せて押圧することにより回動支持板部が軸ピンに乗り上
げてその軸孔が軸ピンに嵌挿されることになり、リッド
がカセット匣体に対して軸支される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を適用するテープカセットの一
例を図1〜図6を参照して説明するに、本例のテープカ
セットは超小型に構成されるものである。図1〜図6に
おいて、1は例えばPCM信号を記録・再生する磁気テ
ープを収納するテープカセットの匣体を全体として示
し、このカセット匣体1は上ハーフ2と下ハーフ3とを
対向させてネジ4により締付けて合体し、この両ハーフ
2,3の前面側に形成される開口部5を開閉するリッド
6を回動可能に軸支することにより構成される。
【0011】このカセット匣体1内、即ち上下ハーフ
2,3間には、ハブ駆動軸の挿通孔2a,2b及び3
a,3bに対応して配される一対の両ハブ7,8間に磁
気テープTが巻装された状態で収納されて一部分が前面
側開口部5に、この開口部5の両側に回転自在に軸支さ
れるガイドローラを兼ねるピンチローラ9,10を介し
て架張状態で表出されるようになされている。
【0012】また、このカセット匣体1内には両ハブ
7,8に対して不使用時においてブレーキ動作するブレ
ーキ機構11が備えられており、カセット匣体1の上下
面側には後部両側角部に位置して上下両ハーフ2,3に
連通する誤消去防止機構12,13が配設されると共に
中心前後方向の前後部及び後部横方向の両側部に位置決
め基準孔14,15および16,17が設けられ、また
後縁部横方向に複数の所要検出孔18,19が形成さ
れ、さらに両側面の後部にはグリップ部20,21が形
成されている。また、カセット匣体1の前面側開口部5
を開閉するリッド6には横方向のガイド溝22に沿って
チェンジャ用係合部23が設けられている。
【0013】そして、このように構成されるテープカセ
ットにおいては、カセット匣体1内に収納される磁気テ
ープTは回転ヘッドによりヘリカル・スキャン方式によ
り記録及び/又は再生が行われるようになされている。
【0014】即ち、図5に示すように回転ヘッド41は
ヘッドドラム42に対して所要角度で傾斜して回転され
るようになされており、ヘッドドラム42はカセット匣
体1のリッド6を上方又は下方へ回動することによって
開放される前面側開口部5に部分的に挿入されて、この
開口部5を横切るように架張される磁気テープTがヘッ
ドドラム42の挿入側周面に巻付くように摺動され、回
転ヘッド41が回転すると磁気テープを斜めに横切る傾
斜したトラックが形成されることになる。
【0015】この際、ヘッドドラム42に磁気テープT
が確実にヘリカル状に摺接されるように、本例において
はカセット匣体1の開口部5のヘッドドラム42の挿入
部にはガイド部が互いに逆方向の傾斜となっている一対
のテープガイド部材24,25をガイドローラ9,10
の内側に位置して対向して揺動及び横方向に移動可能に
配設してあり、ヘッドドラム42を開口部5に挿入する
ことにより、このヘッドドラム42の周面に当接する状
態となってヘッドドラム42の周面との間において磁気
テープTを挟んだ状態でガイドするようになされてい
る。
【0016】また、ヘッドドラム42の両側部にはカセ
ット匣体1の開口部5の両側部において、ピンチローラ
9,10とテープガイド部材24,25の間に挿入され
る両ウィングガイド43,44が備えられており、この
両ウィングガイド43,44の前端部にローラ43a,
44aが装着されて、磁気テープTに押し込むように転
接され、磁気テープTをテープガイド部材24,25に
圧接させるようになされている。
【0017】この両ウィングガイド43,44はカセッ
ト匣体1の開口部5にその内側寄りの支持片26,27
と、この支持片26,27とピンチローラ9,10との
間に位置するテープはみ出し防止用のガイド突起28,
29との間において挿入されるようになされている。
【0018】このように構成されるテープカセットにお
いてカセット匣体1に対して開閉するリッド6の支持部
について図1〜図3を参照して説明する。
【0019】リッド6は弾性変形可能な合成樹脂等によ
り形成されるもので、カセット匣体1の両側面の前端部
には、上下ハーフ2,3にわたってリッド6の前蓋部6
aの両側部に設けられた左右一対の回動支持板部6b,
6cと対応し、その肉厚と略等しい深さの段状軸支面部
1a,1bが形成されており、この軸支面部1a,1b
に軸ピン31a,31bが突設されてリッド6の両回動
支持板部6b,6cがその軸孔32a,32bを介して
軸支され、リッド6はカセット匣体1に介して上下方向
に回動されて前面側開口部5を開閉するようになされて
いる。
【0020】そして、本例においてはカセット匣体1の
段状軸支面部1a,1bの後縁側段面を軸ピン31a,
31b方向に傾斜するガイド縁面33a,33bに形成
してある。
【0021】一方、リッド6の両回動支持板部6b,6
cは両側縁面6b1 ,6b2 ,6c 1 ,6c2 を前記ガ
イド縁面33a,32bと略同等に傾斜する傾斜面に形
成して軸孔32a,32bの周囲から前方へ広がる扇状
面として形成されており、この扇状の両回動支持板部6
b,6cの基端部、即ち先狭の先端部内面に斜めCカッ
トによる傾斜面34a1 ,34a2 ,34b1 ,34b
2 を形成してある。
【0022】このように形成されるカセット匣体1に対
してリッド6を組付けるには、図1に示すように、リッ
ド6の両回動支持板部6b,6cをカセット匣体1の両
軸支面部1a,1bに対応させて両回動軸支板部6b,
6cの一方の傾斜側縁面6b 1 ,6c1 を両軸支面部1
a,1bの傾斜ガイド縁面33a,33bに沿わせてそ
の先端部を軸ピン31a,31bと傾斜ガイド縁面33
a,33bとの間に臨ませる。
【0023】この状態でリッド6を前蓋部6a側から押
圧することにより、両回動支持板部6b,6cの先端部
が軸ピン31a,31bに他方の斜めCカットによる傾
斜面34a2 ,34b2 を介して乗り上げてその軸孔3
2a,32bが軸ピン31a,31bにリッド6の復元
力により嵌挿されてリッド6はカセット匣体1に対して
軸支される。
【0024】このようにしてリッド6はカセット匣体1
に組付けられるが、このリッド6の組付け操作は図示の
例とは逆の方向、即ち下ハーフ3側からも同様に行なう
ことができる。この場合はリッド6の両回動軸支板部6
b,6cは他方の傾斜側縁面6b2 ,6c2 をカセット
匣体1の両軸支面部1a,1bの傾斜ガイド縁面33
a,33bに沿わせ、一方の傾斜面34a1 ,34b1
が軸ピン31a,31bに当接させることになる。
【0025】以上のようにカセット匣体1に対するリッ
ド6の組付けは、上下ハーフ2と3を合体してカセット
匣体1を形成した状態、即ちテープ状記録媒体としての
磁気テープを収納した状態のカセット匣体1に対して行
うので、このリッド6の組付けの際に磁気テープに損傷
を与えるおそれがなく、またリッド6をカセット匣体1
に対して押込むだけのいわゆるワンプッシュ動作で行え
るので組付け作業が極めて簡単で自動化が可能となり量
産性が向上する。
【0026】以上、本発明の実施例を説明したが本発明
はこの実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で種々変更できるものである。
【0027】例えば各部材の形状等は任意に変更でき、
特に各傾斜面の形状、角度等はカセット匣体、リッドの
形状等により変更できるものである。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カセット
匣体に対するリッドの組付けは押込み動作だけで極めて
簡単に行え作業性が向上すると共にこのリッドの組付け
は一方向からの押込み動作により、またカセット匣体内
の収納テープに損傷を与えるおそれがなく行われるので
組付けの自動化が可能となって量産性も著しく向上され
る等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテープカセットの要部の斜視図。
【図2】リッドの一部分の平面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】本発明によるテープカセットの一例の斜視図。
【図5】同、テープカセットとヘッドドラムの関係を示
す斜視図。
【図6】同、下ハーフ側の平面図。
【符号の説明】 1 カセット匣体 1a,1b 軸支面部 2 上ハーフ 3 下ハーフ 6 リッド 6b,6c 回動支持板部 6b1 ,6b2 ,6c1 ,6c2 側縁面 31a,31b 軸ピン 32a,32b 軸孔 33a,33b ガイド縁面 34a1 ,34a2 ,34b1 ,34b2 傾斜面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前蓋部とその前蓋部の両側部に設けられ
    た左右一対の回動支持板部とを有するリッドをカセット
    匣体に、その前面側開口部を閉塞するように回動自在に
    軸支されているテープカセットにおいて、 前記カセット匣体の前記リッドを前記回動支持板部にお
    いて軸支する軸支面部に軸ピンが突設されると共にその
    軸ピンの後方に位置して軸ピン方向に傾斜するガイド縁
    面が形成され、 前記リッドの前記回動支持板部の側縁面が前記ガイド縁
    面と略同等に傾斜する傾斜面に形成され、かつ前記回動
    支持板部の先端部内面に傾斜面を形成して成り、 前記リッドを前記カセット匣体に対して、前記回動支持
    板部の傾斜側縁面を前記ガイド縁面に対応させると共に
    先端傾斜内面を前記軸ピンの先端に当接させて押圧する
    ことにより回動支持板部が前記軸ピンに乗り上げて軸支
    されるようにしたことを特徴とするテープカセット。
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