JP2565268B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP2565268B2
JP2565268B2 JP5155622A JP15562293A JP2565268B2 JP 2565268 B2 JP2565268 B2 JP 2565268B2 JP 5155622 A JP5155622 A JP 5155622A JP 15562293 A JP15562293 A JP 15562293A JP 2565268 B2 JP2565268 B2 JP 2565268B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープカセットに関し、
特にカセット匣体の前面開口部からのテープのはみ出し
防止構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、図6において従来のテープカセッ
トの概要を説明する。51はカセット匣体で、このカセ
ット匣体51内にはリール駆動軸挿入孔51a,51b
に対応して、磁気テープTが巻回される一対のリール即
ち巻取側リール7と供給側リール8が回転可能に収納さ
れている。カセット匣体51内の前部には左右両端に一
対のガイドローラ54,55が回転可能に設けられてお
り、供給側リール8から導出された磁気テープTがガイ
ドローラ55を介してカセット匣体51の前面側に沿っ
て移動し、さらにガイドローラ54を介して巻取側リー
ル7に巻取られるようにテープ走行経路が形成されてい
る。カセット匣体51の前面側には開口部56が形成さ
れており、この開口部56からカセット匣体51の前面
側を通る磁気テープTが外方に向かって露出される。
【0003】またカセット匣体51の前面側には、この
開口部56を開閉する蓋体即ちリッド57が回動可能に
取付けられており、テープカセットの不使用時にはこの
リッド57によって開口部56が閉じられ、テープカセ
ットが記録再生装置に挿入されるとこのリッド57が回
動されて開口部56が開き、磁気テープTが露出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成される
従来のテープカセットにおいては、その使用後に磁気テ
ープTが弛んで開口部56からはみ出す状態となること
があり、特にガイドローラ55の近傍部においては、カ
セット匣体51内の磁気テープTがガイドローラ55に
よって略直角に方向転換されて導出された直後であるた
め、テープ走行の勢いによって開口部56から磁気テー
プTが飛び出すようにはみ出しが生じ易い(図6B参
照)。
【0005】このように、磁気テープTが開口部56か
らはみ出した状態でリッド57が閉じられると、磁気テ
ープTはリッド57と開口部56の間で挟まれて折れて
しまったり、大きく破損したりして二度と使用できなく
なってしまう。
【0006】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
カセット匣体の前面開口部からの磁気テープのはみ出し
を好適に防止できる構造のテープカセットを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、磁気テープが巻回される一対のリールを
収納したカセット匣体と、このカセット匣体の前面側に
形成され、カセット匣体の前面側に沿って移動される磁
気テープが外方に向かって露出される開口部と、この開
口部を開閉する蓋体と、開口部の左右両端で、且つ開口
部の上下端の少なくとも何れか一方の端より開口部の内
方に向かって突出するとともに、カセット匣体の前面側
に沿って移動される磁気テープの外側の位置にカセット
匣体の前面側に沿って移動される磁気テープと略平行に
形成された複数の突起とを備え、突起は、この突起の先
端から開口部の他方の端までの間隔、もしくは相対向す
る2つの突起の先端の間隔が磁気テープの幅よりも狭く
なるように形成されてなるものである。
【0008】
【作用】斯る本発明のテープカセットによれば、磁気テ
ープが弛んで開口部から飛び出そうとしても磁気テープ
は突起に当接する状態となって飛び出しを防止され、従
って磁気テープは開口部からはみ出すことなく常に開口
部内に収まった状態に保持される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を適用するテープカセットの一
例を図1〜図5を参照して説明する。図1〜図3におい
て、1は例えばPCM信号を記録・再生する磁気テープ
を収納する超小型のテープカセットの匣体を全体として
示し、このカセット匣体1は上ハーフ2と下ハーフ3と
を合体してネジ4により締付けて構成される。
【0010】このカセット匣体1内、即ち上下のハーフ
2と3の間には、リール駆動軸挿通孔2a,2b及び3
a,3bに対応して、磁気テープTが巻回される一対の
リール即ち巻取側リール7と供給側リール8が回転可能
に収納されている。カセット匣体1内の前部には左右両
端に一対のガイドローラ9,10が回転可能に設けられ
ており、供給側リール8から導出された磁気テープTが
ガイドローラ10を介してカセット匣体1の前面側に沿
って移動し、さらにガイドローラ9を介して巻取側リー
ル7に巻取られるようにテープ走行経路が形成されてい
る。カセット匣体1の前面側には開口部5が形成されて
おり、この開口部5からカセット匣体1の前面側を通る
磁気テープTが外方に向かって露出される。カセット匣
体1の前面側には、この開口部5を開閉する蓋体即ちリ
ッド6が上下方向に回動可能に取付けられており、テー
プカセットの不使用時には図2に示すようにこのリッド
6によって開口部5が閉じられ、テープカセットが記録
再生装置に挿入されると図3に示す如くこのリッド6が
上方(または下方)に回動されて開口部5が開き、磁気
テープTが露出される。
【0011】またカセット匣体1の内部には、テープカ
セットの不使用時に両リール7,8に係合してその回転
を規制するブレーキ機構11が備えられている。さらに
カセット匣体1の上下面には、後部側の左右両端に位置
して上下両ハーフ2,3に連通する誤消去防止部12,
13が設けられ、また中央の前後部及び後部側の左右両
端に位置決め基準孔14,15及び16,17が形成さ
れており、さらには後縁部に沿って複数の所要検出孔部
18,19が形成されている。さらにカセット匣体1の
後部側の左右両側面には、略V溝状のグリップ部20,
21が形成されている。また、カセット匣体1の前面側
の開口部5を開閉するリッド6には横方向のガイド溝2
2に沿って係合部23が設けられている。このリッド6
のガイド溝22はテープカセットを専用のホルダーに収
納するときのガイドとなる部分であり、また係合部23
はテープカセットをホルダーから取出すときに引出し用
の爪が引掛けられる部分である。
【0012】そして、このように構成されるテープカセ
ットにおいては、カセット匣体1内に収納される磁気テ
ープTは回転ヘッドによるヘリカル・スキャン方式によ
り記録及び/又は再生が行われるようになされている。
即ち、図3に示すように回転ヘッド41はヘッドドラム
42に対して所要角度で傾斜して回転されるようになさ
れており、ヘッドドラム42はカセット匣体1のリッド
6を上方又は下方へ回動することによって開放される開
口部5に部分的に挿入されて、この開口部5に露出され
る磁気テープTがヘッドドラム42の挿入側周面に巻付
くように摺動され、回転ヘッド41が回転すると磁気テ
ープを斜めに横切る傾斜したトラックが形成されること
になる。
【0013】この際、ヘッドドラム42に磁気テープT
が確実にヘリカル状に摺接されるように、本例において
はカセット匣体1の開口部5のヘッドドラム42の挿入
部にはガイド部が互いに逆方向の傾斜となっている一対
のテープガイド部材24,25をガイドローラ9,10
の内側に位置して対向して揺動及び横方向に移動可能に
配設してあり、ヘッドドラム42を開口部5に挿入する
ことにより、このヘッドドラム42の周面に当接する状
態となってヘッドドラム42の周面との間において磁気
テープTを挟んだ状態でガイドするようになされてい
る。
【0014】また、ヘッドドラム42の左右両側には、
カセット匣体1の開口部5の左右両端部においてガイド
ローラ9,10とテープガイド部材24,25の間に挿
入される左右のウィングガイド43,44が備えられて
おり、この両ウィングガイド43,44の前端部にロー
ラ43a,44aが装着されて、磁気テープTに押し込
むように転接され、磁気テープTをテープガイド部材2
4,25に圧接させるようになされている。
【0015】この両ウィングガイド43,44はカセッ
ト匣体1の開口部5にその内側寄りの支持片26,27
と、この支持片26,27とガイドローラ9,10との
間に位置するテープはみ出し防止用の突起28,29と
の間において挿入されるようになされている。
【0016】このテープはみ出し防止用の突起28,2
9について更に詳細に説明すると、この突起28,29
は開口部5の左右両端におけるガイドローラ9,10の
近傍部に設けられ、本例においては開口部5の上下端縁
即ち上ハーフ2側と下ハーフ3側の端縁から開口部5の
内方に向かって相対向して突出される短いピン状の突子
28aと28b,29aと29bによりなる。この突子
28aと28b,29aと29bは、カセット匣体1の
前面に沿って移動される磁気テープTの外側に位置して
この磁気テープTと略平行に突出されており、図5で明
らかな如く、上側の突子28a,29aの先端と下側の
突子28b,29bの先端との間の間隔bが磁気テープ
Tの幅aよりも狭くなるように形成されている。
【0017】さらにこの突子28aと28b、29aと
29bは夫々高さ方向の中央部に段差部28a1 と28
1 ,29a1 と29b1 を有しており、この段差部2
8a1 と28b1 ,29a1 と29b1 間に位置して磁
気テープTが走行される如くなされている。即ち突子2
8aと28b,29aと29bは夫々根本側半部が断面
円形状で先端側半部が断面半円状の変形円柱形状を成
し、その先端側半部の垂直面部が磁気テープTの上下縁
部の前面側に対向している。
【0018】以上の如く構成される本例のテープカセッ
トにおいては、磁気テープTの幅aに対し上下の突子2
8aと28b、29aと29bの間隔bが狭い構成とな
されているので、磁気テープTが開口部5よりはみ出る
ことはない。即ち、磁気テープTが弛んで開口部5から
飛び出そうとした場合には磁気テープTは突子28aと
28b、29aと29bに当接する状態となって飛び出
しを防止され、このため磁気テープTは開口部5からは
み出ることはなく常に開口部5内に収まった状態に保持
されることになり、従ってリッド6を閉じた際に磁気テ
ープTを挟んでしまうことはない。特に本例ではテープ
のはみ出しの発生し易いガイドローラ9,10の近傍部
に突子28aと28b、29aと29bを形成してある
ので、その効果は一段と大きい。
【0019】また本例においては突子28aと28b、
29aと29bの段差部28a1 と28b1 、29a1
と29b1 間に位置して磁気テープTが走行される如く
なされているので、この段差部28a1 と28b1 、2
9a1 と29b1 が磁気テープTの上下縁部のガイドと
して作用し、このため磁気テープTが突子28aと28
b、29aと29bに対し上下にずれることはないので
磁気テープTのはみ出しがより確実に防止されることに
なる。
【0020】また突子28aと28b、29aと29b
は夫々互いに接続されていない短いものであり、即ち支
持片26,27のように上ハーフ2と下ハーフ3を接続
するような長い支柱状のものとは異なるため、径が小さ
くても強度的には強く、しかも本例ではその根元側半部
を太く形成してあるので、多少の衝撃が加わっても簡単
には破損することがない。
【0021】尚、以上の実施例においては、磁気テープ
Tのはみ出し防止用の突起28,29を開口部5の上下
端縁に設けた場合を示したが、この突起28,29は開
口部5の上下端縁の何れか一方の端縁にのみ設けてもよ
い。この場合に突起は、開口部の上下端縁の何れか一方
の端縁より突出される突起の先端から開口部の他方の端
縁までの間隔が磁気テープの幅より狭くなるように形成
する。また、テープはみ出し防止用の突起の形状は本実
施例に示したような中央部に段差のある変形円柱状に限
ることなく他にも例えば円錐状に形成してもよい。
【0022】さらに本実施例では本発明をPCM記録用
の超小型カセットに適用した例を示したが、本発明はこ
れに限らず他のテープカセットにおいても広く適用可能
であることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】以上の如く本発明のテープカセットは、
カセット匣体の前面の開口部の少なくとも上下端の何れ
か一方の端から突出される複数の突起を設け、開口部の
上下端から突出される突起の先端間の間隔もしくは開口
部の上下端の何れか一方の端から突出される突起の先端
と開口部の他方の端との間の間隔を磁気テープの幅より
狭くなるように形成したことにより、開口部からの磁気
テープのはみ出しが確実に防止されるので磁気テープを
良好に保護することができる。従って、開口部を開閉す
る蓋体によって磁気テープが挟まれて折れてしまったり
破損したりする事故を確実に防止することができる。
尚、本発明のテープカセットにおいては、カセット匣体
の前面側に沿って移動される磁気テープの外側に位置し
て突起が設けられているため、磁気テープの通常の走行
時には突起に磁気テープが接触することはなく、従って
安定したテープ走行が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のテープカセットの正面図(リッド開き
状態)である。
【図2】同、斜視図(リッド閉じ状態)である。
【図3】同、テープカセットとヘッドドラムとの関係を
示す斜視図である。
【図4】同、ヘッドドラムを挿入した状態の一部省略し
た下ハーフ側の平面図である。
【図5】同、一部切欠いた側面図である。
【図6】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 カセット匣体 2 上ハーフ 3 下ハーフ 5 開口部 7,8 リール 9,10 ガイドローラ 28,29 突起 28a,28b及び29a,29b 突起を構成する突
子 T 磁気テープ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープが巻回される一対のリールを
    収納したカセット匣体と、 当該カセット匣体の前面側に形成され、上記カセット匣
    体の前面側に沿って移動される磁気テープが外方に向か
    って露出される開口部と、 当該開口部を開閉する蓋体と、 上記開口部の左右両端で、且つ上記開口部の上下端の少
    なくとも何れか一方の端より上記開口部の内方に向かっ
    て突出するとともに、上記カセット匣体の前面側に沿っ
    て移動される磁気テープの外側の位置に上記カセット匣
    体の前面側に沿って移動される磁気テープと略平行に形
    成された複数の突起とを備え、 上記突起は、上記突起の先端から上記開口部の他方の端
    までの間隔、もしくは相対向する2つの上記突起の先端
    の間隔が上記磁気テープの幅よりも狭くなるように形成
    されていることを特徴とするテープカセット。
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