JP3288165B2 - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JP3288165B2 JP3288165B2 JP34207893A JP34207893A JP3288165B2 JP 3288165 B2 JP3288165 B2 JP 3288165B2 JP 34207893 A JP34207893 A JP 34207893A JP 34207893 A JP34207893 A JP 34207893A JP 3288165 B2 JP3288165 B2 JP 3288165B2
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- Japan
- Prior art keywords
- slider
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- spring
- case
- cassette
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号、例えば
ＰＣＭ信号を記録するのに使用して好適な磁気テープカ
セット（ＤＡＴ）に関するものである。
ＰＣＭ信号を記録するのに使用して好適な磁気テープカ
セット（ＤＡＴ）に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のＰＣＭ記録再生装置などに使用さ
れるテープカセットにおいては、図６のようにカセット
ケースの底面及び側面の一部を覆って下ケースａに摺動
自在に装着したスライダｂを備え、該下ケースａとスラ
イダｂ間にコイル部ｃのあるねじりコイルバネｄを介在
配備して、スライダｂを閉方向に付勢させて用いられて
いる。
れるテープカセットにおいては、図６のようにカセット
ケースの底面及び側面の一部を覆って下ケースａに摺動
自在に装着したスライダｂを備え、該下ケースａとスラ
イダｂ間にコイル部ｃのあるねじりコイルバネｄを介在
配備して、スライダｂを閉方向に付勢させて用いられて
いる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のテー
プカセットでのねじりコイルバネの配備には、カセット
ケースの開口凹部を区画する隔壁ｅの上面片端寄り中央
部位に丸ピン状のバネ止めをコイル受け部ｆとして立設
し、該コイル受け部ｆにコイル部ｃを上方から嵌挿して
支持し、上ケースでバネ止めしていて、該ねじりコイル
バネｄの一端をケース側にまた他端をスライダ側に係合
しているため、ねじりコイルバネｄのコイル部ｃは固定
化され、バネの両端は下ケースａとスライダｂのバネ受
け部を付勢しながら摺動することとなり、バネ受け部の
削れ現象が発生し、削れ粉で信号のドロップアウトを生
じることがあるし、バネ付勢力の変化やスライダ操作に
ガタが生じて信頼性の上で問題であった。
プカセットでのねじりコイルバネの配備には、カセット
ケースの開口凹部を区画する隔壁ｅの上面片端寄り中央
部位に丸ピン状のバネ止めをコイル受け部ｆとして立設
し、該コイル受け部ｆにコイル部ｃを上方から嵌挿して
支持し、上ケースでバネ止めしていて、該ねじりコイル
バネｄの一端をケース側にまた他端をスライダ側に係合
しているため、ねじりコイルバネｄのコイル部ｃは固定
化され、バネの両端は下ケースａとスライダｂのバネ受
け部を付勢しながら摺動することとなり、バネ受け部の
削れ現象が発生し、削れ粉で信号のドロップアウトを生
じることがあるし、バネ付勢力の変化やスライダ操作に
ガタが生じて信頼性の上で問題であった。
【０００４】本発明では、従来の欠点を排除しようとす
るもので、バネ受け部の削れ現象を防止し、スライダの
開閉操作を安全確実にすることができ、しかもバネ付勢
力の安定化がはかれ、信頼性の高いテープカセットとす
ることを目的としたものである。
るもので、バネ受け部の削れ現象を防止し、スライダの
開閉操作を安全確実にすることができ、しかもバネ付勢
力の安定化がはかれ、信頼性の高いテープカセットとす
ることを目的としたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上ケース及び
下ケースからなるカセットケース内にテープが巻かれた
一対のハブを回転自在に備え、下ケースの底面及び側面
の一部を覆って下ケースに摺動自在に装着されたスライ
ダを備え、該下ケースとスライダとの間にスライダを開
方向に付勢するコイル部のあるねじりコイルバネを介在
配備したテープカセットにおいて、該ねじりコイルバネ
の曲げ変形によりコイル部が移動できるように、ねじり
コイルバネの一端を下ケースにあるバネ受け部に係止
し、また他端をスライダにあるバネ受け部に係止すると
共に、前記コイル部の移動用凹部を下ケース底面に形成
したものである。
下ケースからなるカセットケース内にテープが巻かれた
一対のハブを回転自在に備え、下ケースの底面及び側面
の一部を覆って下ケースに摺動自在に装着されたスライ
ダを備え、該下ケースとスライダとの間にスライダを開
方向に付勢するコイル部のあるねじりコイルバネを介在
配備したテープカセットにおいて、該ねじりコイルバネ
の曲げ変形によりコイル部が移動できるように、ねじり
コイルバネの一端を下ケースにあるバネ受け部に係止
し、また他端をスライダにあるバネ受け部に係止すると
共に、前記コイル部の移動用凹部を下ケース底面に形成
したものである。
【０００６】
【作用】スライダは、カセットケースの前後方向に摺動
するが、スライダ内面と下ケース底面間にあるねじりコ
イルバネの曲げ変形で、両端がバネ受け部を介して接近
または離間しつつコイル部を自由に移動して、下ケース
底面にある凹部に出入りしてバネ作用がスライダに働
き、ケース底面やスライダ内面の方向にバネ力が掛から
ず円滑なスライダ操作ができる。テープカセットの不使
用時には、スライダは前方位置にあってテープ走行空間
部下面を閉じており、このテープカセットの保存時に
は、弾性ロック片の頭部がスライダの係合孔に嵌入され
ていてスライダはロックされ、リッドも閉じられカセッ
トケース中に磁気テープを安全な状態で密封されてい
る。このカセットケースをカセットデッキへの自動装填
時には、カセットデッキ側のロック片解除用凸部が頭部
に接しながら弾性ロック片が徐々に押し上げられ、頂部
位置で解除されスライダを摺動できる状態として後方位
置に移動させて、開放状態としてリッドも開放され磁気
テープが露出されて使用できる。
するが、スライダ内面と下ケース底面間にあるねじりコ
イルバネの曲げ変形で、両端がバネ受け部を介して接近
または離間しつつコイル部を自由に移動して、下ケース
底面にある凹部に出入りしてバネ作用がスライダに働
き、ケース底面やスライダ内面の方向にバネ力が掛から
ず円滑なスライダ操作ができる。テープカセットの不使
用時には、スライダは前方位置にあってテープ走行空間
部下面を閉じており、このテープカセットの保存時に
は、弾性ロック片の頭部がスライダの係合孔に嵌入され
ていてスライダはロックされ、リッドも閉じられカセッ
トケース中に磁気テープを安全な状態で密封されてい
る。このカセットケースをカセットデッキへの自動装填
時には、カセットデッキ側のロック片解除用凸部が頭部
に接しながら弾性ロック片が徐々に押し上げられ、頂部
位置で解除されスライダを摺動できる状態として後方位
置に移動させて、開放状態としてリッドも開放され磁気
テープが露出されて使用できる。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例につき図１乃至図５で説明す
ると、カセットケースは上ケース１と下ケース２との組
合せ構造とし、このカセットケース内にテープ１３が巻
かれた一対のハブ１２を回転自在に備え、下ケース２の
底面及び側面の一部を覆って下ケース２に摺動自在に装
着されたスライダ３を備え、該下ケース２とスライダ３
との間にスライダ３を閉方向に付勢するコイル部２２の
あるねじりコイルバネ２３を介在配備したテープカセッ
トであって、該ねじりコイルバネ２３の曲げ変形により
コイル部２２が移動できるように、ねじりコイルバネ２
３の一端を下ケース２にあるバネ受け部２１に挿入状態
で係止し、また他端をスライダ３にあるバネ受け部２４
に引掛状態で係止すると共に、前記コイル部２２の移動
用凹部２５を下ケース２の内面に形成してテープカセッ
トとしてある。
ると、カセットケースは上ケース１と下ケース２との組
合せ構造とし、このカセットケース内にテープ１３が巻
かれた一対のハブ１２を回転自在に備え、下ケース２の
底面及び側面の一部を覆って下ケース２に摺動自在に装
着されたスライダ３を備え、該下ケース２とスライダ３
との間にスライダ３を閉方向に付勢するコイル部２２の
あるねじりコイルバネ２３を介在配備したテープカセッ
トであって、該ねじりコイルバネ２３の曲げ変形により
コイル部２２が移動できるように、ねじりコイルバネ２
３の一端を下ケース２にあるバネ受け部２１に挿入状態
で係止し、また他端をスライダ３にあるバネ受け部２４
に引掛状態で係止すると共に、前記コイル部２２の移動
用凹部２５を下ケース２の内面に形成してテープカセッ
トとしてある。
【０００８】前記下ケース２が、テープ走行路を形成す
る開口凹部２６を隔壁２７で区画するものであって、該
隔壁２７に前記スライダ３にあるバネ２３のコイル部２
２とスライダ３にあるバネ受け部２４を通過させる凹部
２８を備えていて、前記隔壁２７としては、両端縁を弯
曲周面としたテープガイド縁としたものであって、切欠
やコイル受けピンを設けないで隔壁弾性ロック片の近傍
まで延長して密閉性を良好にし、ゴミ類の侵入防止効果
を高めてある。
る開口凹部２６を隔壁２７で区画するものであって、該
隔壁２７に前記スライダ３にあるバネ２３のコイル部２
２とスライダ３にあるバネ受け部２４を通過させる凹部
２８を備えていて、前記隔壁２７としては、両端縁を弯
曲周面としたテープガイド縁としたものであって、切欠
やコイル受けピンを設けないで隔壁弾性ロック片の近傍
まで延長して密閉性を良好にし、ゴミ類の侵入防止効果
を高めてある。
【０００９】この場合、前記ねじりコイルバネ２３の一
端のスライダ３の側は、スライダ３のバネ受け部２４に
切欠溝２４1 を設け、該切欠溝２４1 にバネ端の折曲部
を嵌挿し、下ケース２の側も同様に切欠溝のバネ受け部
２１にねじりコイルバネ２３の他端を折り曲げ、該折曲
部を嵌挿して係止するようにするのがよい。また、前記
スライダ３の底面には係合孔１０を穿設し、前記下ケー
ス２の底面において前記係合孔１０に対応した位置に、
前記スライダ３の開閉状態で前記係合孔１０に嵌挿して
ロックする頭部を持つ弾性ロック片１１を有する磁気テ
ープカセットとしてあって、カセットケース内に磁気テ
ープ１３を巻装した一対のハブ１２，１２を回転可能に
装着し、かつ該ハブ１２のテープ巻取面より上部の小径
部分に設けたロックギア部１４に係脱するハブブレーキ
１５を摺動自在に備えると共に、該カセットケースに回
動可能に嵌着され回動に応じてカセット前面を覆うリッ
ド９を有し、このリッド９に前記ハブブレーキ１５を移
動するように係脱自在に備えてある。
端のスライダ３の側は、スライダ３のバネ受け部２４に
切欠溝２４1 を設け、該切欠溝２４1 にバネ端の折曲部
を嵌挿し、下ケース２の側も同様に切欠溝のバネ受け部
２１にねじりコイルバネ２３の他端を折り曲げ、該折曲
部を嵌挿して係止するようにするのがよい。また、前記
スライダ３の底面には係合孔１０を穿設し、前記下ケー
ス２の底面において前記係合孔１０に対応した位置に、
前記スライダ３の開閉状態で前記係合孔１０に嵌挿して
ロックする頭部を持つ弾性ロック片１１を有する磁気テ
ープカセットとしてあって、カセットケース内に磁気テ
ープ１３を巻装した一対のハブ１２，１２を回転可能に
装着し、かつ該ハブ１２のテープ巻取面より上部の小径
部分に設けたロックギア部１４に係脱するハブブレーキ
１５を摺動自在に備えると共に、該カセットケースに回
動可能に嵌着され回動に応じてカセット前面を覆うリッ
ド９を有し、このリッド９に前記ハブブレーキ１５を移
動するように係脱自在に備えてある。
【００１０】図中１６はシート、１７は透明窓部で上ケ
ース内面に固着される。１８はテープガイドリブ、１９
はバネ係止部である。
ース内面に固着される。１８はテープガイドリブ、１９
はバネ係止部である。
【００１１】しかしてテープカセットの保存時には、弾
性ロック片１１の頭部がスライダ３の係合孔１０に嵌入
されていてスライダ３はロックされ、リッド９も閉じら
れカセットケース中に磁気テープ１３を安全な状態で密
封されている。この場合、保存状態ではハブブレーキ１
５はバネで付勢されてハブ１２のロックギア１４に係止
され、前記リッド９も閉じられて磁気テープ１３の保持
状態が適確になされている。このカセットケースをカセ
ットデッキへの自動装填時には、カセットデッキ側のロ
ック片解除用凸部が頭部に接しながら弾性ロック片１１
が除々に押し上げられ、頂部位置で解除されスライダ３
を摺動できる状態としてリッド９も開放され磁気テープ
１３が露出されて使用できる。
性ロック片１１の頭部がスライダ３の係合孔１０に嵌入
されていてスライダ３はロックされ、リッド９も閉じら
れカセットケース中に磁気テープ１３を安全な状態で密
封されている。この場合、保存状態ではハブブレーキ１
５はバネで付勢されてハブ１２のロックギア１４に係止
され、前記リッド９も閉じられて磁気テープ１３の保持
状態が適確になされている。このカセットケースをカセ
ットデッキへの自動装填時には、カセットデッキ側のロ
ック片解除用凸部が頭部に接しながら弾性ロック片１１
が除々に押し上げられ、頂部位置で解除されスライダ３
を摺動できる状態としてリッド９も開放され磁気テープ
１３が露出されて使用できる。
【００１２】
【発明の効果】本発明は、ねじりコイルバネの曲げ変形
によりコイル部が移動できるように、ねじりコイルバネ
の一端を下ケースにあるバネ受け部に係止し、また他端
をスライダにあるバネ受け部に係止すると共に、前記コ
イル部の移動用凹部を下ケース底面に形成したことによ
り、ケース側及びスライダ側の両方ともにスライダの付
勢用のねじりコイルバネのバネ受け部の削れ現象を防止
し、スライダの開閉操作を安全確実にすることができ、
しかもバネ付勢力の安定化がはかれ、信頼性の高いテー
プカセットとすることができるし、テープ収納領域の密
閉性にも寄与し、ゴミ類の侵入を防止し品位向上をはか
ることもできる。
によりコイル部が移動できるように、ねじりコイルバネ
の一端を下ケースにあるバネ受け部に係止し、また他端
をスライダにあるバネ受け部に係止すると共に、前記コ
イル部の移動用凹部を下ケース底面に形成したことによ
り、ケース側及びスライダ側の両方ともにスライダの付
勢用のねじりコイルバネのバネ受け部の削れ現象を防止
し、スライダの開閉操作を安全確実にすることができ、
しかもバネ付勢力の安定化がはかれ、信頼性の高いテー
プカセットとすることができるし、テープ収納領域の密
閉性にも寄与し、ゴミ類の侵入を防止し品位向上をはか
ることもできる。
【図１】本発明の実施例を示し、下ケースにスライダを
組み込んだ状態の拡大斜視図である。
組み込んだ状態の拡大斜視図である。
【図２】図１の例の裏面側でスライダの作動状態を示す
底面図で、（Ａ）はスライダ開状態、（Ｂ）はスライダ
の閉状態を示す。
底面図で、（Ａ）はスライダ開状態、（Ｂ）はスライダ
の閉状態を示す。
【図３】本発明の実施例のテープカセット全体の分離斜
視図である。
視図である。
【図４】図１の例の下ケースの底面図である。
【図５】図４の例の一部の拡大斜面図である。
【図６】従来例の下ケースにスライダを組み込んだ状態
の拡大斜視図である。
の拡大斜視図である。
１ 上ケース ２ 下ケース ３ スライダ ９ リッド １０ 係合孔 １１ 弾性ロック片 １２ ハブ １３ テープ １４ ロックギア部 １５ ハブブレーキ ２１ バネ受け部 ２２ コイル部 ２３ ねじりコイルバネ ２４ バネ受け部 ２５ 凹部 ２６ 開口凹部 ２７ 隔壁 ２８ 凹部
Claims (1)
- 【請求項１】 上ケース及び下ケースからなるカセット
ケース内にテープが巻かれた一対のハブを回転自在に備
え、下ケースの底面及び側面の一部を覆って下ケースに
摺動自在に装着されたスライダを備え、該下ケースとス
ライダとの間にスライダを閉方向に付勢するコイル部の
あるねじりコイルバネを介在配備したテープカセットに
おいて、該ねじりコイルバネの曲げ変形によりコイル部
が移動できるように、ねじりコイルバネの一端を下ケー
スにあるバネ受け部に係止し、また他端をスライダにあ
るバネ受け部に係止すると共に、前記コイル部の移動用
凹部を下ケース底面に形成したことを特徴とするテープ
カセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34207893A JP3288165B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34207893A JP3288165B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | テープカセット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07169233A JPH07169233A (ja) | 1995-07-04 |
| JP3288165B2 true JP3288165B2 (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18350990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34207893A Expired - Fee Related JP3288165B2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | テープカセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3288165B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP34207893A patent/JP3288165B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07169233A (ja) | 1995-07-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020205 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |