JPH06287801A - 人形毛髪用捲縮ファイバーの製法 - Google Patents

人形毛髪用捲縮ファイバーの製法

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JPH06287801A
JPH06287801A JP5075814A JP7581493A JPH06287801A JP H06287801 A JPH06287801 A JP H06287801A JP 5075814 A JP5075814 A JP 5075814A JP 7581493 A JP7581493 A JP 7581493A JP H06287801 A JPH06287801 A JP H06287801A
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fiber
fibers
doll
crimped
hair
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JP5075814A
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Sei Matoba
聖 的場
Hiroshi Yokoyama
浩 横山
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人形用の頭に植毛されたファイバーに、きわ
めて容易に、しかも低コストで細かく不均一な嵩高い捲
縮を付与することができる人形毛髪用捲縮ファイバーの
製法を提供すること。 【構成】 残留収縮率が5〜70%のファイバーを90
〜150℃の乾熱または70〜100℃の湿熱で処理す
ることを特徴とする人形毛髪用捲縮ファイバーの製法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人形毛髪用捲縮ファイ
バーの製法に関する。さらに詳しくは、人形用の頭に植
毛されたファイバーに、きわめて容易に、しかも低コス
トで細かく不均一な嵩高い捲縮を付与することができる
人形毛髪用捲縮ファイバーの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人形毛髪用捲縮ファイバーを製造
する方法には、たとえば内蔵のヒーターで80〜120
℃の温度に調整された2つの噛み合うギヤにファイバー
を通し、ギヤピッチの長短によってファイバーに一定の
捲縮を付与する方法、あらかじめ熱せられたファイバー
を一室に折り重ねて詰め込み、湿熱にて一定の捲縮を付
与する方法、フィラメントをスリットに通し、圧搾エア
ーの旋回によって捲縮を付与する方法などがある。
【0003】しかしながら、前記従来の方法では、いず
れもファイバーに常に一定の規則正しい捲縮しか付与す
ることができないという欠点がある。また、前記方法
は、ファイバーが人形用の毛髪として加工される前のト
ウ・フィラメント状態のものであるばあいには、比較的
容易に捲縮を付与することができるが、人形用の頭に植
毛されたファイバーに捲縮を付与することは、きわめて
困難であるという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、前記従来技術に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、用い
るファイバーの残留収縮率と、乾熱処理の温度または湿
熱処理の温度とを調整することによって、人形用の頭に
植毛されたファイバーに、きわめて容易に、低コストで
細かく不均一な捲縮を付与することができ、しかもえら
れた捲縮ファイバーが自然で落ち着いた光沢および触感
や、すぐれた嵩高性を有することをようやく見出し、本
発明を完成するにいたった。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、残
留収縮率が5〜70%のファイバーを90〜150℃の
乾熱または70〜100℃の湿熱で処理することを特徴
とする人形毛髪用捲縮ファイバーの製法に関する。
【0006】
【作用および実施例】本発明の人形毛髪用捲縮ファイバ
ーの製法は、前記したように、残留収縮率が5〜70%
のファイバーを90〜150℃の乾熱または70〜10
0℃の湿熱で処理することを特徴とするものである。
【0007】本発明に用いられるファイバーとしては、
通常人形用の毛髪に用いられるものであればよく、とく
に限定がないが、たとえばポリ塩化ビニル系、ポリ塩化
ビニリデン系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポリエ
チレン系、ポリプロピレン系、ポリアクリロニトリル系
繊維などの合成繊維があげられる。
【0008】なお、本発明においては、熱延伸すること
によって大半の高分子が不規則な配列状態であり、乾熱
または湿熱での処理で不均一な捲縮が付与されやすいと
いう点からポリアクリロニトリル系繊維が好ましく、と
くにアクリロニトリル30〜80重量%、なかんづく4
0〜60重量%と、塩化ビニルおよび/または塩化ビニ
リデン20〜70重量%、なかんづく40〜60重量%
とからなるポリアクリロニトリル系繊維が、高分子の配
列がより一層不規則な状態であり、不均一な捲縮がさら
に付与されやすいという点から好ましい。
【0009】前記ファイバーの形態は、一般に人形用の
毛髪に使用しうるものであればよく、とくに限定がない
が、たとえばトウ・モノフィラメント、トウ・マルチフ
ィラメントなどがあげられる。
【0010】また、前記ファイバーの繊度は、通常人形
用の毛髪に用いられているファイバーの繊度であればよ
く、とくに限定がないが、単糸繊度が約10〜100デ
ニール(以下、dという)、なかんづく約20〜50
d、総繊度が約200〜2000d、なかんづく約50
0〜1500dであることが好ましい。
【0011】本発明においては、ファイバーの製造工程
で通常行なわれる熱処理の条件をコントロールすること
により、前記ファイバーが特定範囲内の残留収縮率を有
するように調整することができる。これは、一般に熱延
伸工程によって繊維構造が整えられたファイバーには種
々の歪が存在しているため、ファイバーが歪を緩和を起
こす温度に加熱されると、ファイバー自身は歪みが少な
くなるように変形しようとする。このとき、ファイバー
の緩和張力と熱処理の温度とをコントロールすることに
より、ファイバー中に歪を残留させることができる。
【0012】なお、前記ファイバーの緩和張力と熱処理
の温度とのコントロールは、たとえば延伸を行なうロー
ルとそのつぎの緩和ロールとのあいだの速度比率を、た
とえば無段変速機などによって任意に変更させたり、熱
処理の温度を、通常の150〜160℃程度から130
〜140℃程度へ下げたりして行なうことができる。
【0013】前記のごとくファイバーの緩和張力と熱処
理の温度とをコントロールすることによって、前記ファ
イバーの残留収縮率が5〜70%、好ましくは7〜50
%となるようにする。かかる、残留収縮率が5%未満で
あるばあいには、ファイバーを後述する乾熱または湿熱
で処理しても充分に捲縮が付与されず、すぐれた嵩高性
や自然な光沢および触感を有する捲縮ファイバーがえら
れにくくなる。また残留収縮率が70%をこえるばあい
には、ファイバーを乾熱または湿熱で処理すると、ファ
イバーが収縮しすぎて捲縮が過度で不自然なものとな
る。
【0014】なお、前記ファイバーの残留収縮率を測定
する方法には、あらかじめ長さを測定したファイバーを
用い、たとえば沸水中で30分間ボイルしたのち、その
長さを測定して収縮率を求める湿熱法や、120℃の乾
熱で20分間処理したのち、その長さを測定して収縮率
を求める乾熱法などがある。本発明においては、前記湿
熱法によってファイバーの残留収縮率を測定した。
【0015】かくして特定の残留収縮率が付与されたフ
ァイバーを、乾熱または湿熱で処理することにより、た
とえば図1や図2に示される人形毛髪用捲縮ファイバー
1をうることができる。
【0016】なお、本発明においては、特定の残留収縮
率を有するファイバーを、たとえばミシンなどを用いて
図1や図2に示される人形用の頭2に植毛したのち、フ
ァイバーに乾熱または湿熱で処理を施してもよく、特定
の残留収縮率を有するファイバーの毛束に乾熱または湿
熱で処理を施したのち、人形用の頭2に植毛してもよ
い。
【0017】前記乾熱での処理は、たとえば均熱風乾燥
機などを用い、ファイバーに温風を均一に当てることに
よって行なうことができる。
【0018】前記乾熱の温度は、90〜150℃、好ま
しくは110〜140℃である。かかる乾熱の温度が9
0℃未満であるばあいには、分子の熱運動が不充分で、
ファイバーが捲縮しなくなるようになり、また150℃
をこえるばあいには、過度の捲縮が不与され、ファイバ
ー間でからみが生じるようになる。なお、このときの処
理時間は、用いる均熱風乾燥機の開口時間や昇温時間、
あるいは処理するファイバーの重量、ファイバーの束の
個数などによって捲縮の発現に影響が及ぼされるので一
概には決定することができないが、ある程度一定に捲縮
を付与させようとするには、5〜20分間程度、なかん
づく5〜10分間程度であることが好ましい。
【0019】また前記湿熱での処理は、たとえば熱水槽
内などで、ファイバーを均一に熱水に浸漬することによ
って行なうことができる。
【0020】前記湿熱の温度は、70〜100℃、好ま
しくは90〜100℃である。かかる湿熱の温度が70
℃未満であるばあいには、分子の熱運動が不充分で、フ
ァイバーが捲縮しなくなるようになり、また100℃を
こえるばあいには、過度の捲縮が不与され、ファイバー
間でからみが生じるようになる。なお、このときの処理
時間は、処理するファイバーの重量、ファイバーの束の
個数などによって捲縮の発現に影響が及ぼされるので一
概には決定することができないが、ある程度一定に捲縮
を付与させようとするには、20〜50分間程度、なか
んづく30〜40分間程度であることが好ましい。
【0021】なお、本明細書において、乾熱とは大気圧
下での乾燥空気熱をいい、また湿熱とは大気圧下での水
中熱をいう。
【0022】本発明の製法によれば、きわめて容易に細
かく不均一な捲縮をファイバーに付与することができ、
しかもえられた人形毛髪用捲縮ファイバーは、自然で落
ち着いた光沢および触感や、すぐれた嵩高性を有するも
のである。また、本発明の製法は、人形用の頭に植毛さ
れたファイバーに対してでも、捲縮を非常に簡単に付与
することができるので、製造時のコストがかなり低減さ
れる。
【0023】つぎに、本発明の人形毛髪用捲縮ファイバ
ーの製法を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、
本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0024】実施例1 アクリロニトリル45重量%、塩化ビニル54重量%お
よびメタクリルスルホン酸ナトリウム1重量%からなる
アクリロニトリル系共重合体を、濃度が25重量%とな
るようにアセトンに溶解して紡糸原液とし、紡糸速度2
0m/分で直径0.3mm、24孔の紡糸ノズルからア
セトン濃度が20重量%のアセトン−水系凝固浴へ紡出
した。
【0025】つぎに、紡出されたフィラメントを水洗お
よび乾燥させたのち、延伸した。そして、これに通常よ
りも20℃低い140℃で熱処理を施し、繊度720d
/24フィラメント(以下、fという)、残留収縮率1
7%のマルチフィラメントをえた。
【0026】えられたマルチフィラメントを軟質塩化ビ
ニル製の人形用の頭に専用ミシンで植毛したのち、均熱
風乾燥機内で130℃の乾熱で5分間処理して捲縮ファ
イバーとし、図2に示される人形の頭部を作製した。
【0027】えられた捲縮ファイバーは、不均一な細か
い捲縮であり、嵩高く、人形用の頭の地肌が透けて見え
ることもなくなり、ベタベタした触感やギラギラした光
沢が消え、自然な触感および光沢を有するものであっ
た。
【0028】実施例2 実施例1と同様にして繊度720d/24f、残留収縮
率17%のマルチフィラメントをえた。
【0029】このマルチフィラメントから長さ13c
m、合計繊度100000dの毛束を作製し、熱水槽内
で70℃、80℃、90℃または100℃の湿熱で30
分間処理し、不均一で細かい捲縮を有する捲縮ファイバ
ーをえた。
【0030】実施例3 実施例1と同様にして繊度720d/24f、残留収縮
率17%のマルチフィラメントをえた。
【0031】このマルチフィラメントから長さ13c
m、合計繊度100000dの毛束を作製し、均熱風乾
燥機内で110℃、120℃、130℃または140℃
の乾熱で5分間処理し、不均一で細かい捲縮を有する捲
縮ファイバーをえた。
【0032】実施例4 塩化ビニリデン85重量%および塩化ビニル15重量%
からなる塩化ビニリデン系樹脂を溶融押出して紡糸し、
急冷後の延伸による分子の配向の工程中、延伸倍率を3
〜4倍とし、このときの温度を30〜40℃として繊維
化し、繊度1000d、残留収縮率10%のファイバー
をえた。
【0033】このファイバーから長さ13cm、合計繊
度100000dの毛束を作製し、均熱風乾燥機内で1
10℃、120℃、130℃または140℃の乾熱で5
分間処理し、不均一で細かい捲縮を有する捲縮ファイバ
ーをえた。
【0034】実施例5 実施例1と同様にして紡出したフィラメントを水洗およ
び乾燥したのち、延伸した。そして、これに通常よりも
40℃低い120℃で熱処理を施し、繊度720d/2
4f、残留収縮率50%のマルチフィラメントをえた。
【0035】このマルチフィラメントから長さ13c
m、合計繊度100000dの毛束を作製し、均熱風乾
燥機内で110℃、120℃、130℃または140℃
の乾熱で5分間処理し、不均一で細かい捲縮を有する捲
縮ファイバーをえた。
【0036】比較例1 実施例1と同様にして紡出したフィラメントを水洗およ
び乾燥したのち、延伸した。これに160℃で熱処理を
施し、繊度720d/24f、残留収縮率2%のファイ
バーをえた。
【0037】このファイバーから長さ13cm、合計繊
度100000dの毛束を作製し、均熱風乾燥機内で1
10℃、120℃、130℃または140℃の乾熱で5
分間処理し、捲縮ファイバーをえた。
【0038】比較例2 実施例1と同様にして紡出したフィラメントを水洗およ
び乾燥したのち、延伸した。そして、これに通常よりも
60℃低い100℃で熱処理を施し、繊度720d/2
4f、残留収縮率72%のファイバーをえた。
【0039】このファイバーから長さ13cm、合計繊
度100000dの毛束を作製し、均熱風乾燥機内で1
10℃、120℃、130℃または140℃の乾熱で5
分間処理し、捲縮ファイバーをえた。
【0040】比較例3 実施例1と同様にして繊度720d/24f、残留収縮
率17%のマルチフィラメントをえた。
【0041】このマルチフィラメントから長さ13c
m、合計繊度100000dの毛束を作製し、熱水槽内
で50℃または60℃の湿熱で30分間処理し、捲縮フ
ァイバーをえた。
【0042】また、前記毛束を均熱風乾燥機内で70
℃、80℃、160℃または170℃の乾熱で5分間処
理し、捲縮ファイバーをえた。
【0043】試験例1 実施例2〜5および比較例1〜3でえられた捲縮ファイ
バーについて、捲縮発現による嵩高性、触感および光沢
を以下の方法にしたがって調べた。その結果を表1に示
す。
【0044】(イ)嵩高性 捲縮ファイバーの毛束をドッグブラシで2、3回櫛通し
したのち、図3に示す毛束長(t(cm))と毛末端
部(t(cm))とを測定し、以下の式に基づいて嵩
高度を求めた。
【0045】嵩高度(%)=(t/t)×100 (ロ)触感 触感の判定の専門家5名による捲縮ファイバーの官能検
査を行ない、以下の評価基準に基づいて評価した。な
お、かかる評価は、比較例1でえられた捲縮ファイバー
の触感と比較して行なった。
【0046】(評価基準) :比較例1の捲縮ファイバーと比較して、きわめてソ
フトで自然な触感を有する(4点)。 :比較例1の捲縮ファイバーと比較して、ややソフト
な触感を有する(3点)。 :べたつきがあり、比較例1の捲縮ファイバーと同程
度の触感である(2点)。 :比較例1の捲縮ファイバーよりもさらにべたつきが
ひどく、触感が粗硬である(1点)。
【0047】なお、表1中に示された評価は、専門家5
名の評価の合計点を求め、以下のA〜Dの評価基準に基
づいて行なわれたものである。
【0048】(評価基準) A:20点 B:16〜19点 C:11〜15点 D:5〜10点 (ハ)光沢 光沢の判定の専門家5名による捲縮ファイバーの視覚検
査を行ない、以下の評価基準に基づいて評価した。
【0049】(評価基準) :自然でかなり落ち着いた光沢を有する(4点)。 :自然な光沢を有する(3点)。 :やや光沢が強い(2点)。 :ギラギラした光沢を有する(1点)。
【0050】なお、表1中に示された評価は、(ロ)触
感の試験と同様にして行なわれたものである。
【0051】
【表1】
【0052】表1に示された結果から、実施例2〜5で
えられた捲縮ファイバーは、比較例1〜3でえられた捲
縮ファイバーと比較して嵩高性、触感および光沢のいず
れにおいてもきわめてすぐれたものであることがわか
る。
【0053】
【発明の効果】本発明の製法によれば、人形用の頭に植
毛されたファイバーに、きわめて容易に低コストで細か
く不均一な捲縮を付与することができ、しかもえられた
人形毛髪用捲縮ファイバーは、自然で落ち着いた光沢お
よび触感や、すぐれた嵩高性を有するものであるという
効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製法によってえられた人形毛髪用捲縮
ファイバーが人形用の頭に植毛された人形の頭部の一実
施態様を示す図面である。
【図2】本発明の製法によってえられた人形毛髪用捲縮
ファイバーが人形用の頭に植毛された人形の頭部の一実
施態様を示す図面である。
【図3】本発明の製法によってえられた人形毛髪用捲縮
ファイバーの嵩高度を求めるための参考図面である。
【符号の説明】 1 人形毛髪用捲縮ファイバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 220/44 MMX 7242−4J C08L 101/00 LSY 7242−4J // C08L 27/04 LFT 9166−4J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 残留収縮率が5〜70%のファイバーを
    90〜150℃の乾熱または70〜100℃の湿熱で処
    理することを特徴とする人形毛髪用捲縮ファイバーの製
    法。
  2. 【請求項2】 ファイバーがアクリロニトリル30〜8
    0重量%と塩化ビニルおよび/または塩化ビニリデン2
    0〜70重量%とからなるポリアクリロニトリル系繊維
    である請求項1記載の人形毛髪用捲縮ファイバーの製
    法。
JP5075814A 1993-04-01 1993-04-01 人形毛髪用捲縮ファイバーの製法 Pending JPH06287801A (ja)

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