JP2001181927A - 捲縮除去性に優れた立毛布帛用アクリル系合成繊維及びその製造方法、並びに該繊維からなる立毛布帛。 - Google Patents
捲縮除去性に優れた立毛布帛用アクリル系合成繊維及びその製造方法、並びに該繊維からなる立毛布帛。Info
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- JP2001181927A JP2001181927A JP37080799A JP37080799A JP2001181927A JP 2001181927 A JP2001181927 A JP 2001181927A JP 37080799 A JP37080799 A JP 37080799A JP 37080799 A JP37080799 A JP 37080799A JP 2001181927 A JP2001181927 A JP 2001181927A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】アクリロニトリルを70重量%以上含有するア
クリル系共重合体よりなる合成繊維であって、繊維に付
与された捲縮が、ポリッシング処理で容易に除去され、
優れた風合と外観を有する立毛布帛を得ることができる
立毛布帛用アクリル系合成繊維及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】アクリロニトリルを70重量%以上含有す
るアクリル系共重合体よりなる捲縮除去性に優れた立毛
布帛用合成繊維であって 前記アクリル系共重合体に対
する良溶媒を用いて紡糸し、120〜160℃で乾燥緻
密化後に、110〜150℃の加圧水蒸気中でかつ弛緩
率が0.6倍(40%)〜0.85倍(15%)で弛緩
湿熱処理を施し、次いで捲縮を付与することで得られ、
3〜20個/25mmの捲縮が付与された後、荷重4m
g/dtexの垂直吊り下げ法で、5分間の乾熱処理に
おける捲縮消滅温度が80〜140℃である立毛布帛用
アクリル系合成繊維を用いることで、ポリッシング処理
により捲縮を容易に除去することができる。
クリル系共重合体よりなる合成繊維であって、繊維に付
与された捲縮が、ポリッシング処理で容易に除去され、
優れた風合と外観を有する立毛布帛を得ることができる
立毛布帛用アクリル系合成繊維及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】アクリロニトリルを70重量%以上含有す
るアクリル系共重合体よりなる捲縮除去性に優れた立毛
布帛用合成繊維であって 前記アクリル系共重合体に対
する良溶媒を用いて紡糸し、120〜160℃で乾燥緻
密化後に、110〜150℃の加圧水蒸気中でかつ弛緩
率が0.6倍(40%)〜0.85倍(15%)で弛緩
湿熱処理を施し、次いで捲縮を付与することで得られ、
3〜20個/25mmの捲縮が付与された後、荷重4m
g/dtexの垂直吊り下げ法で、5分間の乾熱処理に
おける捲縮消滅温度が80〜140℃である立毛布帛用
アクリル系合成繊維を用いることで、ポリッシング処理
により捲縮を容易に除去することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立毛布帛を製造す
る際の捲縮除去性に優れた立毛布帛用アクリル系合成繊
維及びその製造方法、並びに該繊維からなる立毛布帛に
関する。
る際の捲縮除去性に優れた立毛布帛用アクリル系合成繊
維及びその製造方法、並びに該繊維からなる立毛布帛に
関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル系合成繊維は、獣毛ライクな風
合いおよび光沢を有する繊維として天然繊維を想定した
立毛布帛分野に広く使用されている。しかし従来のアク
リロニトリルを70重量%以上含有するアクリル系共重
合体よりなる合成繊維の場合は耐熱性に優れているた
め、ポリッシング工程において捲縮除去が困難であっ
た。これらを解決するために、ポリッシング工程におい
てポリッシングの回数を増加させたり、ポリッシング温
度を上昇させたりする方法が一般的には用いられてきた
が、ポリッシング回数を必要以上に増加させたり、温度
を上昇させたりすることは、立毛布帛の風合を悪化させ
たり、捲縮を除去する必要のないガードヘアーの根元部
分の捲縮やダウンヘアーの捲縮まで除去したりすること
につながり、ボリューム感や高級感のない製品となりが
ちであった。さらに、生成(未染色綿)や淡色染めの場
合は、黄変したり発色が悪化したりするといった外観上
の問題も生じる等の問題点があり、未だに充分な解決に
至っていないのが現状である。
合いおよび光沢を有する繊維として天然繊維を想定した
立毛布帛分野に広く使用されている。しかし従来のアク
リロニトリルを70重量%以上含有するアクリル系共重
合体よりなる合成繊維の場合は耐熱性に優れているた
め、ポリッシング工程において捲縮除去が困難であっ
た。これらを解決するために、ポリッシング工程におい
てポリッシングの回数を増加させたり、ポリッシング温
度を上昇させたりする方法が一般的には用いられてきた
が、ポリッシング回数を必要以上に増加させたり、温度
を上昇させたりすることは、立毛布帛の風合を悪化させ
たり、捲縮を除去する必要のないガードヘアーの根元部
分の捲縮やダウンヘアーの捲縮まで除去したりすること
につながり、ボリューム感や高級感のない製品となりが
ちであった。さらに、生成(未染色綿)や淡色染めの場
合は、黄変したり発色が悪化したりするといった外観上
の問題も生じる等の問題点があり、未だに充分な解決に
至っていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の従来技術の有する問題点を改良し、アクリロニトリル
を70重量%以上含有するアクリル系共重合体よりなる
繊維に付与された捲縮がポリッシング処理で容易に除去
され、優れた風合いと外観を有する立毛布帛を得ること
のできる立毛布帛用アクリル系合成繊維及び製造方法並
びに該繊維からなる布帛を提供することである。
の従来技術の有する問題点を改良し、アクリロニトリル
を70重量%以上含有するアクリル系共重合体よりなる
繊維に付与された捲縮がポリッシング処理で容易に除去
され、優れた風合いと外観を有する立毛布帛を得ること
のできる立毛布帛用アクリル系合成繊維及び製造方法並
びに該繊維からなる布帛を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、アク
リロニトリルを70重量%以上含有するアクリル系共重
合体よりなる捲縮除去性に優れた合成繊維であって、3
〜20個/25mmの捲縮が付与された荷重4mg/d
texの垂直吊り下げ法で、5分間の乾熱処理における
捲縮消滅温度が80〜140℃である立毛布帛用アクリ
ル系合成繊維である。
リロニトリルを70重量%以上含有するアクリル系共重
合体よりなる捲縮除去性に優れた合成繊維であって、3
〜20個/25mmの捲縮が付与された荷重4mg/d
texの垂直吊り下げ法で、5分間の乾熱処理における
捲縮消滅温度が80〜140℃である立毛布帛用アクリ
ル系合成繊維である。
【0005】また、155℃、30分間における乾熱収
縮率が5%以下であるのが好ましく、この場合の合成繊
維は未染色繊維であるのが好ましい。
縮率が5%以下であるのが好ましく、この場合の合成繊
維は未染色繊維であるのが好ましい。
【0006】本発明の製造方法は、アクリロニトリルを
70重量%以上含有するアクリル系共重合体を含有して
なる合成繊維を製造するに際し、前記アクリル系共重合
体に対する良溶媒を用いて紡糸し、120〜160℃で
乾燥緻密化後に、110〜150℃の加圧水蒸気中でか
つ弛緩率が0.6倍(40%)〜0.85倍(15%)
で弛緩湿熱処理を施し、次いで捲縮を付与することを特
徴とする製造方法である。前記良溶媒はジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド及びジメチルスルホキシ
ドよりなる群から選択される少なくとも1種であるのが
好ましい。
70重量%以上含有するアクリル系共重合体を含有して
なる合成繊維を製造するに際し、前記アクリル系共重合
体に対する良溶媒を用いて紡糸し、120〜160℃で
乾燥緻密化後に、110〜150℃の加圧水蒸気中でか
つ弛緩率が0.6倍(40%)〜0.85倍(15%)
で弛緩湿熱処理を施し、次いで捲縮を付与することを特
徴とする製造方法である。前記良溶媒はジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミド及びジメチルスルホキシ
ドよりなる群から選択される少なくとも1種であるのが
好ましい。
【0007】さらに、本発明の立毛布帛は上記したアク
リル系合成繊維(A)と、熱水収縮率が15%以上の収
縮性アクリル系合成繊維(B)とを複合してなる立毛布
帛であり、立毛布帛における前記(A)と(B)との重
量比率は、(A)/(B)=5/95〜95/5の範囲
であるのが好ましい。
リル系合成繊維(A)と、熱水収縮率が15%以上の収
縮性アクリル系合成繊維(B)とを複合してなる立毛布
帛であり、立毛布帛における前記(A)と(B)との重
量比率は、(A)/(B)=5/95〜95/5の範囲
であるのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
本発明でいうアクリロニトリルを70重量%以上含有す
るアクリル系共重合体とは、アクリロニトリルとその他
の重合性単量体とを共重合させた共重合体であり、該共
重合体100重量%のうちアクリロニトリルが70〜1
00重量%を占めているものである。
本発明でいうアクリロニトリルを70重量%以上含有す
るアクリル系共重合体とは、アクリロニトリルとその他
の重合性単量体とを共重合させた共重合体であり、該共
重合体100重量%のうちアクリロニトリルが70〜1
00重量%を占めているものである。
【0009】アクリロニトリルと共重合可能な単量体と
しては、例えばアクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミドまたはそ
れらのモノおよびジアルキル置換体、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
酢酸ビニルのようなビニルエステル、ビニルピロリド
ン、ビニルピリジンおよびそのアルキル置換体、スチレ
ンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン
酸、メタクリロイルオキシプロピルスルホン酸、または
これらの金属塩類およびアミン塩類等が挙げられるが、
これらに限定されるものではない。また、本発明におい
ては、アクリロニトリルと塩化ビニル及び/または塩化
ビニリデンと他の重合性ビニル単量体からなるものがよ
り好ましく、この場合の他の重合性ビニル単量体として
はアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、またそれらのモノ及びジ
アルキル置換体;スチレン及びスチレンのα、β置換
体;ビニルアセテート、ビニルピロリドン、ビニルピリ
ジン及びそのアルキル置換体;アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、パラスチレンスルホン酸、アリルスル
ホン酸、メタリルスルホン酸、パラメタクリロイルオキ
シベンゼンスルホン酸、メタクリロイルオキシプロピル
スルホン酸、またはこれらの金属塩類およびアミン塩類
等を用いることができる。上記アクリル系共重合体は、
重合開始剤として既知の化合物、例えばパーオキシド系
化合物、アゾ系化合物、または各種のレドックス系化合
物を用い、通常のビニル重合方法により得ることができ
る。
しては、例えばアクリル酸エステル、メタクリル酸エス
テル、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミドまたはそ
れらのモノおよびジアルキル置換体、アクリル酸、メタ
クリル酸、イタコン酸、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
酢酸ビニルのようなビニルエステル、ビニルピロリド
ン、ビニルピリジンおよびそのアルキル置換体、スチレ
ンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルスルホン
酸、メタクリロイルオキシプロピルスルホン酸、または
これらの金属塩類およびアミン塩類等が挙げられるが、
これらに限定されるものではない。また、本発明におい
ては、アクリロニトリルと塩化ビニル及び/または塩化
ビニリデンと他の重合性ビニル単量体からなるものがよ
り好ましく、この場合の他の重合性ビニル単量体として
はアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリ
ルアミド、メタクリルアミド、またそれらのモノ及びジ
アルキル置換体;スチレン及びスチレンのα、β置換
体;ビニルアセテート、ビニルピロリドン、ビニルピリ
ジン及びそのアルキル置換体;アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、パラスチレンスルホン酸、アリルスル
ホン酸、メタリルスルホン酸、パラメタクリロイルオキ
シベンゼンスルホン酸、メタクリロイルオキシプロピル
スルホン酸、またはこれらの金属塩類およびアミン塩類
等を用いることができる。上記アクリル系共重合体は、
重合開始剤として既知の化合物、例えばパーオキシド系
化合物、アゾ系化合物、または各種のレドックス系化合
物を用い、通常のビニル重合方法により得ることができ
る。
【0010】上記アクリル系共重合体よりなる合成繊維
とは、上記アクリル系共重合体を従来公知の紡糸方法に
よって繊維状に加工されたものである。
とは、上記アクリル系共重合体を従来公知の紡糸方法に
よって繊維状に加工されたものである。
【0011】本発明の合成繊維は、アクリロニトリルを
70重量%以上含有するアクリル系共重合体よりなる合
成繊維であって、該繊維に3〜20個/25mmの捲縮
を付与後、荷重4mg/dtexの垂直吊り下げ法で、
5分間の乾熱処理における捲縮消滅温度が80〜140
℃であるものである。
70重量%以上含有するアクリル系共重合体よりなる合
成繊維であって、該繊維に3〜20個/25mmの捲縮
を付与後、荷重4mg/dtexの垂直吊り下げ法で、
5分間の乾熱処理における捲縮消滅温度が80〜140
℃であるものである。
【0012】ここでいう捲縮とは、ギアークリンプ法や
スタフィングボックス法などの公知の方法で得られた捲
縮をいい、特に限定されるものではない。
スタフィングボックス法などの公知の方法で得られた捲
縮をいい、特に限定されるものではない。
【0013】測定試料としては、3〜20個/25mm
の捲縮を付与した繊維を、総繊度が1600dtexの
繊維束となるよう束ね、該繊維束の両端を試料長が20
0mmになるように切り揃え、1デシテックスあたり4
mg(この場合は6.4g)の荷重をかけ、対流型熱風
乾燥機内に吊るし、5分間の処理を行い、処理後の捲縮
数を10回の平均値を算出することにより求めるもので
ある。そして、捲縮消滅温度(残留捲縮数が1未満にな
る温度)の測定方法としては、上記の処理を対流型熱風
乾燥機の温度を80℃から5℃刻みで180℃までの温
度で固定し5分間処理を行ったとき、残留捲縮数が1未
満になる温度の最低値を捲縮消滅温度とする。
の捲縮を付与した繊維を、総繊度が1600dtexの
繊維束となるよう束ね、該繊維束の両端を試料長が20
0mmになるように切り揃え、1デシテックスあたり4
mg(この場合は6.4g)の荷重をかけ、対流型熱風
乾燥機内に吊るし、5分間の処理を行い、処理後の捲縮
数を10回の平均値を算出することにより求めるもので
ある。そして、捲縮消滅温度(残留捲縮数が1未満にな
る温度)の測定方法としては、上記の処理を対流型熱風
乾燥機の温度を80℃から5℃刻みで180℃までの温
度で固定し5分間処理を行ったとき、残留捲縮数が1未
満になる温度の最低値を捲縮消滅温度とする。
【0014】本発明においては捲縮消滅温度が80〜1
40℃の範囲であるのが好ましい。捲縮消滅温度が上記
範囲であるアクリル系合成繊維は、立毛布帛加工工程の
ポリッシング工程において容易に捲縮が除去されるが、
捲縮消滅温度が140℃を超える場合には、通常のポリ
ッシング処理では捲縮の除去が不充分となり、ポリッシ
ングの回数を増加させたり、ポリッシング温度を上昇さ
せたりすることなどが必要となる。
40℃の範囲であるのが好ましい。捲縮消滅温度が上記
範囲であるアクリル系合成繊維は、立毛布帛加工工程の
ポリッシング工程において容易に捲縮が除去されるが、
捲縮消滅温度が140℃を超える場合には、通常のポリ
ッシング処理では捲縮の除去が不充分となり、ポリッシ
ングの回数を増加させたり、ポリッシング温度を上昇さ
せたりすることなどが必要となる。
【0015】また、本発明の合成繊維は155℃、30
分間における乾熱収縮率が5%以下であるのが好まし
く、該155℃における乾熱収縮率とは、以下の方法で
算出されるものである。すなわち155℃の恒温空気中
に試料繊維を30分間放置し、処理前後の繊維の長さの
変化率であり、次式により算出される。 乾熱収縮率(%)=(L0−L1)/L0×100 (L1:乾熱処理後の試長、L0:乾熱処理前の試
長)。乾熱収縮率は5%以下であるのが好ましいが、よ
り好ましくは3%以下であり、さらに好ましくは1%以
下である。前記乾熱収縮率が5%を越えると、ポリッシ
ャー工程において繊維の収縮力が伸長力を上回るため、
捲縮の伸びが不十分となる傾向にある。
分間における乾熱収縮率が5%以下であるのが好まし
く、該155℃における乾熱収縮率とは、以下の方法で
算出されるものである。すなわち155℃の恒温空気中
に試料繊維を30分間放置し、処理前後の繊維の長さの
変化率であり、次式により算出される。 乾熱収縮率(%)=(L0−L1)/L0×100 (L1:乾熱処理後の試長、L0:乾熱処理前の試
長)。乾熱収縮率は5%以下であるのが好ましいが、よ
り好ましくは3%以下であり、さらに好ましくは1%以
下である。前記乾熱収縮率が5%を越えると、ポリッシ
ャー工程において繊維の収縮力が伸長力を上回るため、
捲縮の伸びが不十分となる傾向にある。
【0016】尚、ここでいう155℃における乾熱収縮
率の測定の対象とする繊維は、未染色繊維であるのが好
ましい。
率の測定の対象とする繊維は、未染色繊維であるのが好
ましい。
【0017】本発明の製造方法は、アクリル系共重合体
に対する良溶媒を用いて紡糸し、乾燥緻密化後に弛緩湿
熱処理を施し、次いで捲縮を付与する製造方法である。
に対する良溶媒を用いて紡糸し、乾燥緻密化後に弛緩湿
熱処理を施し、次いで捲縮を付与する製造方法である。
【0018】溶解に用いる良溶媒としては特に制限はな
いが、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド及
びジメチルスルホキシドよりなる群から選択される少な
くとも1種であるのが好ましい。
いが、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド及
びジメチルスルホキシドよりなる群から選択される少な
くとも1種であるのが好ましい。
【0019】本発明の紡糸方法としては、湿式紡糸法、
乾式紡糸法及び半乾半湿式紡糸法等が例示されるが、一
般的には湿式紡糸が好適に用いられる。紡糸原液は共重
合体濃度20重量%以上として紡糸するのが好ましい。
また、凝固浴は、紡糸原液に用いた溶媒の濃度が50〜
80重量%である水溶液からなる凝固浴が好ましい。凝
固浴の後の水洗工程等は公知の一般的な方法を用いるこ
とができ、これらの浴中で延伸させることができる。
乾式紡糸法及び半乾半湿式紡糸法等が例示されるが、一
般的には湿式紡糸が好適に用いられる。紡糸原液は共重
合体濃度20重量%以上として紡糸するのが好ましい。
また、凝固浴は、紡糸原液に用いた溶媒の濃度が50〜
80重量%である水溶液からなる凝固浴が好ましい。凝
固浴の後の水洗工程等は公知の一般的な方法を用いるこ
とができ、これらの浴中で延伸させることができる。
【0020】延伸方法は特に限定はなく、公知の延伸装
置を用いることができるが、延伸倍率は4倍以上である
ことが好ましい。延伸倍率が4倍未満では弛緩熱処理が
十分にかかりにくく、さらに強度、弾性率等の物性に劣
るため好ましくない。
置を用いることができるが、延伸倍率は4倍以上である
ことが好ましい。延伸倍率が4倍未満では弛緩熱処理が
十分にかかりにくく、さらに強度、弾性率等の物性に劣
るため好ましくない。
【0021】通常は延伸の後、必要に応じて紡糸油剤を
付与した後に乾燥緻密化を行う。乾燥温度としては、1
20〜160℃で行うことが好ましく、160℃を越え
ると、黄変したり発色が悪化したりする傾向があり好ま
しくない。また、120℃未満では緻密化が十分に進ま
ず、光沢等の外観や繊維物性が劣り好ましくない。
付与した後に乾燥緻密化を行う。乾燥温度としては、1
20〜160℃で行うことが好ましく、160℃を越え
ると、黄変したり発色が悪化したりする傾向があり好ま
しくない。また、120℃未満では緻密化が十分に進ま
ず、光沢等の外観や繊維物性が劣り好ましくない。
【0022】弛緩熱処理方式としては乾熱、飽和水蒸
気、加圧水蒸気、過熱水蒸気等が挙げられが、光沢及び
白度等の外観から110℃〜150℃の加圧水蒸気中で
かつ弛緩率が0.6倍(40%)〜0.85倍(15
%)で行うものが好ましい。弛緩率が0.85倍を超え
る(15%未満)と、染色等の処理を行った場合に、均
熱風乾燥機内で1デシテックスあたり4mgの荷重を5
分間かけた捲縮糸の残留捲縮数が1未満になる温度が高
くなる傾向があり、好ましくない。また、0.6倍未満
(40%を超える)では、繊維物性が劣る傾向があり好
ましくない。
気、加圧水蒸気、過熱水蒸気等が挙げられが、光沢及び
白度等の外観から110℃〜150℃の加圧水蒸気中で
かつ弛緩率が0.6倍(40%)〜0.85倍(15
%)で行うものが好ましい。弛緩率が0.85倍を超え
る(15%未満)と、染色等の処理を行った場合に、均
熱風乾燥機内で1デシテックスあたり4mgの荷重を5
分間かけた捲縮糸の残留捲縮数が1未満になる温度が高
くなる傾向があり、好ましくない。また、0.6倍未満
(40%を超える)では、繊維物性が劣る傾向があり好
ましくない。
【0023】最終的に合成繊維は、公知の方法により適
宜油剤付与、捲縮付与及びカット等の必要な処理、操作
を行うことで目的のものを得ることができる。
宜油剤付与、捲縮付与及びカット等の必要な処理、操作
を行うことで目的のものを得ることができる。
【0024】尚、好ましい捲縮の形状としては、捲縮度
4〜15%、好ましくは5〜10%。捲縮数としては2
5mmあたり3〜20個、好ましくは25mmあたり3
〜15個の範囲であるのが良い。捲縮数が25mmあた
り3個に満たない場合には繊維のカット長が短いとスラ
イバー加工などの立毛布帛加工性が劣る傾向があり、好
ましくない。前記した捲縮度、捲縮数とはJIS−L1
074に代表される測定法によって得られるものであ
る。
4〜15%、好ましくは5〜10%。捲縮数としては2
5mmあたり3〜20個、好ましくは25mmあたり3
〜15個の範囲であるのが良い。捲縮数が25mmあた
り3個に満たない場合には繊維のカット長が短いとスラ
イバー加工などの立毛布帛加工性が劣る傾向があり、好
ましくない。前記した捲縮度、捲縮数とはJIS−L1
074に代表される測定法によって得られるものであ
る。
【0025】本発明に用いるアクリル系合成繊維の繊度
は2〜45デシテックスが好ましく、特に5〜35デシ
テックスの範囲が特徴を発揮しやすく好適である。2デ
シテックス未満では、繊維が細すぎ腰がなく直立の立毛
布帛が得られず、45デシテックスを超えると繊維が太
すぎて風合いの硬い立毛布帛となり好ましくない。ま
た、繊維断面は丸断面のほか、扁平断面、T型、U型、
V型、Y型、C型、X型、W型、ドックボーン型、角断
面、葉断面、中空断面等限定されず複合繊維などの多成
分系繊維であってもよい。なお必要に応じ、これらの繊
維には防錆、着色防止、耐候性等に効果のある安定剤等
を添加してもよい。
は2〜45デシテックスが好ましく、特に5〜35デシ
テックスの範囲が特徴を発揮しやすく好適である。2デ
シテックス未満では、繊維が細すぎ腰がなく直立の立毛
布帛が得られず、45デシテックスを超えると繊維が太
すぎて風合いの硬い立毛布帛となり好ましくない。ま
た、繊維断面は丸断面のほか、扁平断面、T型、U型、
V型、Y型、C型、X型、W型、ドックボーン型、角断
面、葉断面、中空断面等限定されず複合繊維などの多成
分系繊維であってもよい。なお必要に応じ、これらの繊
維には防錆、着色防止、耐候性等に効果のある安定剤等
を添加してもよい。
【0026】本発明に用いる熱水収縮率が15%以上の
収縮性アクリル系合成繊維とは一般的に立毛布帛分野で
ダウンヘアー用途に使用される、JIS−L1073に
代表される測定法により得られる熱水収縮率が15%以
上である、アクリロニトリルを30重量%以上含有する
アクリル系共重合体よりなる繊維である。本発明のアク
リル系合成繊維と熱水性が15%以上の収縮性アクリル
系合成繊維とを複合し、一般的な方法で立毛布帛を作成
する際には、例えばバックコーティング工程のような、
収縮性アクリル系合成繊維が収縮するために必要な熱が
与えられる工程を経る。その後、収縮した収縮性アクリ
ル系合成繊維を伸ばさないように本発明のアクリル系合
成繊維の捲縮を除去することにより、天然毛皮のような
ガードヘアー部分とダウンヘアー部分を有する、獣毛調
の優れた風合を持つ立毛布帛を得ることができる。ま
た、これらに加えて他の合成繊維を複合しても良い。複
合比率は、本発明のアクリル系合成繊維(A)と、熱水
収縮率が15%以上の収縮性アクリル系合成繊維(B)
とを重量比率が、(A)/(B)=5/95〜95/5
の範囲で複合することが好ましく、(A)/(B)=5
/95〜80/20の範囲で複合することが、ガードヘ
アー部分とダウンヘアー部分の差をより明確にするとい
った点から、より好ましい。
収縮性アクリル系合成繊維とは一般的に立毛布帛分野で
ダウンヘアー用途に使用される、JIS−L1073に
代表される測定法により得られる熱水収縮率が15%以
上である、アクリロニトリルを30重量%以上含有する
アクリル系共重合体よりなる繊維である。本発明のアク
リル系合成繊維と熱水性が15%以上の収縮性アクリル
系合成繊維とを複合し、一般的な方法で立毛布帛を作成
する際には、例えばバックコーティング工程のような、
収縮性アクリル系合成繊維が収縮するために必要な熱が
与えられる工程を経る。その後、収縮した収縮性アクリ
ル系合成繊維を伸ばさないように本発明のアクリル系合
成繊維の捲縮を除去することにより、天然毛皮のような
ガードヘアー部分とダウンヘアー部分を有する、獣毛調
の優れた風合を持つ立毛布帛を得ることができる。ま
た、これらに加えて他の合成繊維を複合しても良い。複
合比率は、本発明のアクリル系合成繊維(A)と、熱水
収縮率が15%以上の収縮性アクリル系合成繊維(B)
とを重量比率が、(A)/(B)=5/95〜95/5
の範囲で複合することが好ましく、(A)/(B)=5
/95〜80/20の範囲で複合することが、ガードヘ
アー部分とダウンヘアー部分の差をより明確にするとい
った点から、より好ましい。
【0027】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明は何等これらに限定されるものではな
い。実施例の記載に先立ち、評価方法について説明す
る。 (捲縮除去性及び立毛布帛性能の評価)作成した立毛布
帛を、視覚的および感覚的な観点から5名の判定者によ
る官能的評価を行い、以下の基準で評価した。 捲縮除去性 ○:捲縮が除去されている。 △:捲縮の除去性がやや劣る。 ×:捲縮の除去性が劣る。 外観 ○:毛さばきが良く立毛感がある。 △:毛さばきがやや悪く、立毛感もやや劣る外観であ
る。 ×:毛さばきが悪く、立毛感もかなり劣る外観である。 触感 ○:ソフトで、ボリューム感がある。 △:ソフトだがボリューム感がない。 ×:ソフトでなく、がさつき感がある。 (実施例1)アクリロニトリル(以下ANと略す。)9
2重量%、アクリル酸メチル(以下MAと略す。)8重
量%よりなるアクリル系共重合体100重量部に対し、
酸化チタンを2重量部を加え、さらにジメチルホルムア
ミド(以下DMFと略す。)に溶解したものを紡糸原液
(固形分濃度30重量%)とし、孔数100の扁平オリ
フィスを有する紡糸口金を通し、DMF濃度が60重量
%の水溶液による凝固浴槽に紡出し、次いで、水洗およ
び水洗浴槽で6倍の延伸を行い、得られた繊維に油剤を
付与した後150℃で乾燥を行った。続いて137℃の
加圧水蒸気雰囲気下で、0.84倍(16%)の弛緩熱
処理を行い、続いてスタフィングボックス法で予熱を8
2℃、2秒間の条件で捲縮数12個の捲縮付与を行い単
繊維繊度16デシテックスの扁平繊維を得た。この繊維
の乾熱収縮率は3.1%であった。続いて、得られた捲
縮の付与された繊維を51mmにカット処理を行い、立
毛布帛用原綿を得た。得られた原綿を、オーバーマイヤ
ー染色機を用い染料濃度2重量%で98℃、60分間の
染色処理を行った後、乾燥した原綿(A)と、熱水収縮
率が20%である収縮性アクリル系合成繊維(B)とを
重量比率(A)/(B)が70/30となるように混合
し、スライバーを作成しスライバーニッティング後、ス
ライバー編機にて立毛布帛を編成した。次いで120℃
でプレポリッシング処理(立毛部の方向性の歪みを除く
ために、予備的に行うポリッシング)とプレシャーリン
グ(立毛部の予備的な先端カット処理)を行い立毛布帛
の立毛長を17mmに揃えた後、立毛布帛裏面にアクリ
ル酸エステル系接着剤でバックコーティングを行った。
その後、160℃のポリッシング、続いてブラッシン
グを行い、さらに140℃、120℃、100℃
でポリッシングとシャーリングを組み合わせ、立毛表層
部の捲縮を除去することで目付け1kg/平方m、立毛
長20mmの立毛布帛を作成した。カット処理前の捲縮
付与繊維を前記と同様の方法で染色を行ったものの捲縮
消滅温度は140℃であった。
するが、本発明は何等これらに限定されるものではな
い。実施例の記載に先立ち、評価方法について説明す
る。 (捲縮除去性及び立毛布帛性能の評価)作成した立毛布
帛を、視覚的および感覚的な観点から5名の判定者によ
る官能的評価を行い、以下の基準で評価した。 捲縮除去性 ○:捲縮が除去されている。 △:捲縮の除去性がやや劣る。 ×:捲縮の除去性が劣る。 外観 ○:毛さばきが良く立毛感がある。 △:毛さばきがやや悪く、立毛感もやや劣る外観であ
る。 ×:毛さばきが悪く、立毛感もかなり劣る外観である。 触感 ○:ソフトで、ボリューム感がある。 △:ソフトだがボリューム感がない。 ×:ソフトでなく、がさつき感がある。 (実施例1)アクリロニトリル(以下ANと略す。)9
2重量%、アクリル酸メチル(以下MAと略す。)8重
量%よりなるアクリル系共重合体100重量部に対し、
酸化チタンを2重量部を加え、さらにジメチルホルムア
ミド(以下DMFと略す。)に溶解したものを紡糸原液
(固形分濃度30重量%)とし、孔数100の扁平オリ
フィスを有する紡糸口金を通し、DMF濃度が60重量
%の水溶液による凝固浴槽に紡出し、次いで、水洗およ
び水洗浴槽で6倍の延伸を行い、得られた繊維に油剤を
付与した後150℃で乾燥を行った。続いて137℃の
加圧水蒸気雰囲気下で、0.84倍(16%)の弛緩熱
処理を行い、続いてスタフィングボックス法で予熱を8
2℃、2秒間の条件で捲縮数12個の捲縮付与を行い単
繊維繊度16デシテックスの扁平繊維を得た。この繊維
の乾熱収縮率は3.1%であった。続いて、得られた捲
縮の付与された繊維を51mmにカット処理を行い、立
毛布帛用原綿を得た。得られた原綿を、オーバーマイヤ
ー染色機を用い染料濃度2重量%で98℃、60分間の
染色処理を行った後、乾燥した原綿(A)と、熱水収縮
率が20%である収縮性アクリル系合成繊維(B)とを
重量比率(A)/(B)が70/30となるように混合
し、スライバーを作成しスライバーニッティング後、ス
ライバー編機にて立毛布帛を編成した。次いで120℃
でプレポリッシング処理(立毛部の方向性の歪みを除く
ために、予備的に行うポリッシング)とプレシャーリン
グ(立毛部の予備的な先端カット処理)を行い立毛布帛
の立毛長を17mmに揃えた後、立毛布帛裏面にアクリ
ル酸エステル系接着剤でバックコーティングを行った。
その後、160℃のポリッシング、続いてブラッシン
グを行い、さらに140℃、120℃、100℃
でポリッシングとシャーリングを組み合わせ、立毛表層
部の捲縮を除去することで目付け1kg/平方m、立毛
長20mmの立毛布帛を作成した。カット処理前の捲縮
付与繊維を前記と同様の方法で染色を行ったものの捲縮
消滅温度は140℃であった。
【0028】(実施例2)AN80重量%、塩化ビニル
(以下VCLと略す。)19.5重量%とスチレンスル
ホン酸ナトリウム(以下SSSと略す。)0.5重量%
よりなるアクリル系共重合体100重量部に対し、酸化
チタンを1重量部と水酸化アルミニウム3重量部を加
え、さらにDMFに溶解したものを紡糸原液(固形分濃
度30重量%)とし、孔数100の扁平オリフィスを有
する紡糸口金を通し、DMF濃度が65重量%の水溶液
による凝固浴槽に紡出し、145℃での乾燥を行い、続
いて130℃の加圧水蒸気雰囲気下で、0.85倍(1
5%)の弛緩熱処理を行う以外は実施例1と同様の方法
で単繊維繊度16デシテックスの扁平繊維を得た。この
繊維の乾熱収縮率は1.2%であった。続いて、得られ
た捲縮の付与された繊維を51mmにカット処理を行
い、立毛布帛用原綿を得た。得られた原綿を用い、実施
例1と同様の方法で目付け1kg/平方m、立毛長20
mmの立毛布帛を作成した。 カット処理前の捲縮付与繊
維を実施例1と同様の方法で染色を行ったものの捲縮消
滅温度は140℃であった。
(以下VCLと略す。)19.5重量%とスチレンスル
ホン酸ナトリウム(以下SSSと略す。)0.5重量%
よりなるアクリル系共重合体100重量部に対し、酸化
チタンを1重量部と水酸化アルミニウム3重量部を加
え、さらにDMFに溶解したものを紡糸原液(固形分濃
度30重量%)とし、孔数100の扁平オリフィスを有
する紡糸口金を通し、DMF濃度が65重量%の水溶液
による凝固浴槽に紡出し、145℃での乾燥を行い、続
いて130℃の加圧水蒸気雰囲気下で、0.85倍(1
5%)の弛緩熱処理を行う以外は実施例1と同様の方法
で単繊維繊度16デシテックスの扁平繊維を得た。この
繊維の乾熱収縮率は1.2%であった。続いて、得られ
た捲縮の付与された繊維を51mmにカット処理を行
い、立毛布帛用原綿を得た。得られた原綿を用い、実施
例1と同様の方法で目付け1kg/平方m、立毛長20
mmの立毛布帛を作成した。 カット処理前の捲縮付与繊
維を実施例1と同様の方法で染色を行ったものの捲縮消
滅温度は140℃であった。
【0029】(実施例3)AN72重量%、VCL2
7.5重量%とSSS0.5重量%よりなるアクリル系
共重合体100重量部に対し、酸化チタンを1重量部と
水酸化アルミニウム3重量部を加え、さらにジメチルア
セトアミド(以下DMACと略す。)に溶解したものを
紡糸原液(固形分濃度30重量%)とし、孔数100の
扁平オリフィスを有する紡糸口金を通し、DMAC濃度
が70重量%の水溶液による凝固浴槽に紡出し、140
℃で乾燥を行い、続いて130℃の加圧水蒸気雰囲気下
で、0.80倍(20%)の弛緩熱処理を行う以外は実
施例1と同様の方法で単繊維繊度16デシテックスの扁
平繊維を得た。この繊維の乾熱収縮率は0.5%であっ
た。続いて、得られた捲縮の付与された繊維を51mm
にカット処理を行い、立毛布帛用原綿を得た。得られた
原綿を用い、実施例1と同様の方法で目付け1kg/平
方m、立毛長20mmの立毛布帛を作成した。 カット処
理前の捲縮付与繊維を実施例1と同様の方法で染色を行
ったものの捲縮消滅温度は135℃であった。
7.5重量%とSSS0.5重量%よりなるアクリル系
共重合体100重量部に対し、酸化チタンを1重量部と
水酸化アルミニウム3重量部を加え、さらにジメチルア
セトアミド(以下DMACと略す。)に溶解したものを
紡糸原液(固形分濃度30重量%)とし、孔数100の
扁平オリフィスを有する紡糸口金を通し、DMAC濃度
が70重量%の水溶液による凝固浴槽に紡出し、140
℃で乾燥を行い、続いて130℃の加圧水蒸気雰囲気下
で、0.80倍(20%)の弛緩熱処理を行う以外は実
施例1と同様の方法で単繊維繊度16デシテックスの扁
平繊維を得た。この繊維の乾熱収縮率は0.5%であっ
た。続いて、得られた捲縮の付与された繊維を51mm
にカット処理を行い、立毛布帛用原綿を得た。得られた
原綿を用い、実施例1と同様の方法で目付け1kg/平
方m、立毛長20mmの立毛布帛を作成した。 カット処
理前の捲縮付与繊維を実施例1と同様の方法で染色を行
ったものの捲縮消滅温度は135℃であった。
【0030】(実施例4)AN72重量%、VCL2
7.5重量%とSSS0.5重量%よりなるアクリル系
共重合体100重量部に対し、酸化チタンを1重量部と
水酸化アルミニウム3重量部を加え、さらにジメチルス
ルホキシド(以下DMSOと略す。)に溶解したものを
紡糸原液(固形分濃度25重量%)とし、孔数100の
扁平オリフィスを有する紡糸口金を通し、DMSO濃度
が55重量%の水溶液による凝固浴槽に紡出し、140
℃で乾燥を行い、続いて130℃の加圧水蒸気雰囲気下
で、0.80倍(20%)の弛緩熱処理を行う以外は実
施例1と同様の方法で単繊維繊度16デシテックスの扁
平繊維を得た。この繊維の乾熱収縮率は0.5%であっ
た。続いて、得られた捲縮の付与された繊維を51mm
にカット処理を行い、立毛布帛用原綿を得た。得られた
原綿を用い、実施例1と同様の方法で目付け1kg/平
方m、立毛長20mmの立毛布帛を作成した。 カット処
理前の捲縮付与繊維を実施例1と同様の方法で染色を行
ったものの捲縮消滅温度は135℃であった。
7.5重量%とSSS0.5重量%よりなるアクリル系
共重合体100重量部に対し、酸化チタンを1重量部と
水酸化アルミニウム3重量部を加え、さらにジメチルス
ルホキシド(以下DMSOと略す。)に溶解したものを
紡糸原液(固形分濃度25重量%)とし、孔数100の
扁平オリフィスを有する紡糸口金を通し、DMSO濃度
が55重量%の水溶液による凝固浴槽に紡出し、140
℃で乾燥を行い、続いて130℃の加圧水蒸気雰囲気下
で、0.80倍(20%)の弛緩熱処理を行う以外は実
施例1と同様の方法で単繊維繊度16デシテックスの扁
平繊維を得た。この繊維の乾熱収縮率は0.5%であっ
た。続いて、得られた捲縮の付与された繊維を51mm
にカット処理を行い、立毛布帛用原綿を得た。得られた
原綿を用い、実施例1と同様の方法で目付け1kg/平
方m、立毛長20mmの立毛布帛を作成した。 カット処
理前の捲縮付与繊維を実施例1と同様の方法で染色を行
ったものの捲縮消滅温度は135℃であった。
【0031】(実施例5)実施例3と同様の方法で単繊
維繊度16デシテックスの偏平繊維を得た。この繊維の
乾熱収縮率は0.5%であった。また、捲縮消滅温度は
125℃であった。続いて、得られた捲縮の付与された
繊維を51mmにカット処理を行い、立毛布帛用原綿を
得た。得られた原綿(A)と、熱水収縮率が20%であ
る収縮性アクリル系合成繊維(B)とを重量比率(A)
/(B)が70/30となるように混合し、スライバー
を作成しスライバーニッティング後、スライバー編機に
て立毛布帛を編成した。次いで120℃でプレポリッシ
ング処理とプレシャーリングを行い立毛布帛の立毛長を
17mmに揃えた後、立毛布帛裏面にアクリル酸エステ
ル系接着剤でバックコーティングを行った。その後、
160℃のポリッシング、続いてブラッシングを行い、
さらに140℃、120℃、100℃でポリッシ
ングとシャーリングを組み合わせ、立毛表層部の捲縮を
除去することで目付け1kg/平方m、立毛長20mm
の立毛布帛を作成した。
維繊度16デシテックスの偏平繊維を得た。この繊維の
乾熱収縮率は0.5%であった。また、捲縮消滅温度は
125℃であった。続いて、得られた捲縮の付与された
繊維を51mmにカット処理を行い、立毛布帛用原綿を
得た。得られた原綿(A)と、熱水収縮率が20%であ
る収縮性アクリル系合成繊維(B)とを重量比率(A)
/(B)が70/30となるように混合し、スライバー
を作成しスライバーニッティング後、スライバー編機に
て立毛布帛を編成した。次いで120℃でプレポリッシ
ング処理とプレシャーリングを行い立毛布帛の立毛長を
17mmに揃えた後、立毛布帛裏面にアクリル酸エステ
ル系接着剤でバックコーティングを行った。その後、
160℃のポリッシング、続いてブラッシングを行い、
さらに140℃、120℃、100℃でポリッシ
ングとシャーリングを組み合わせ、立毛表層部の捲縮を
除去することで目付け1kg/平方m、立毛長20mm
の立毛布帛を作成した。
【0032】(比較例1)AN92重量%、MA8重量
%よりなるアクリル系共重合体100重量部に対し、酸
化チタンを2重量部を加え、さらにDMFに溶解したも
のを紡糸原液(固形分濃度30重量%)とし、孔数10
0の扁平オリフィスを有する紡糸口金を通し、DMF濃
度が60重量%の水溶液による凝固浴槽に紡出し、次い
で、水洗および水洗浴槽で6倍の延伸を行い、得られた
繊維に油剤を付与した後150℃で乾燥を行った。続い
てスタフィングボックス法で予熱を82℃、2秒間の条
件で捲縮数12個の捲縮付与を行い、続いて137℃の
加圧水蒸気雰囲気下で、0.84倍(16%)の弛緩熱
処理を行い、単繊維繊度16デシテックスの扁平繊維を
得た。この繊維の乾熱収縮率は3.0%であった。続い
て、得られた捲縮の付与された繊維を51mmにカット
処理を行い、立毛布帛用原綿を得た。得られた原綿を用
い、実施例1と同様の方法で目付け1kg/平方m、立
毛長20mmの立毛布帛を作成した。 カット処理前の捲
縮付与繊維を実施例1と同様の方法で染色を行ったもの
の捲縮消滅温度は155℃であった。
%よりなるアクリル系共重合体100重量部に対し、酸
化チタンを2重量部を加え、さらにDMFに溶解したも
のを紡糸原液(固形分濃度30重量%)とし、孔数10
0の扁平オリフィスを有する紡糸口金を通し、DMF濃
度が60重量%の水溶液による凝固浴槽に紡出し、次い
で、水洗および水洗浴槽で6倍の延伸を行い、得られた
繊維に油剤を付与した後150℃で乾燥を行った。続い
てスタフィングボックス法で予熱を82℃、2秒間の条
件で捲縮数12個の捲縮付与を行い、続いて137℃の
加圧水蒸気雰囲気下で、0.84倍(16%)の弛緩熱
処理を行い、単繊維繊度16デシテックスの扁平繊維を
得た。この繊維の乾熱収縮率は3.0%であった。続い
て、得られた捲縮の付与された繊維を51mmにカット
処理を行い、立毛布帛用原綿を得た。得られた原綿を用
い、実施例1と同様の方法で目付け1kg/平方m、立
毛長20mmの立毛布帛を作成した。 カット処理前の捲
縮付与繊維を実施例1と同様の方法で染色を行ったもの
の捲縮消滅温度は155℃であった。
【0033】(比較例2)160℃の乾熱雰囲気下で、
0.98倍(2%)の弛緩熱処理を行う以外は実施例1
と同様の方法で単繊維繊度16デシテックスの扁平繊維
を得た。この繊維の乾熱収縮率は10.2%であった。
続いて、得られた捲縮の付与された繊維を51mmにカ
ット処理を行い、立毛布帛用原綿を得た。得られた原綿
を用い、実施例1と同様の方法で目付け1kg/平方
m、立毛長20mmの立毛布帛を作成した。 カット処理
前の捲縮付与繊維を実施例1と同様の方法で染色を行っ
たものの捲縮消滅温度は165℃であった。
0.98倍(2%)の弛緩熱処理を行う以外は実施例1
と同様の方法で単繊維繊度16デシテックスの扁平繊維
を得た。この繊維の乾熱収縮率は10.2%であった。
続いて、得られた捲縮の付与された繊維を51mmにカ
ット処理を行い、立毛布帛用原綿を得た。得られた原綿
を用い、実施例1と同様の方法で目付け1kg/平方
m、立毛長20mmの立毛布帛を作成した。 カット処理
前の捲縮付与繊維を実施例1と同様の方法で染色を行っ
たものの捲縮消滅温度は165℃であった。
【0034】(比較例3)乾燥温度が110℃であるこ
と以外は比較例1と同様の方法で単繊維繊度16デシテ
ックスの扁平繊維を得た。この繊維の乾熱収縮率は4.
9%であった。続いて、得られた捲縮の付与された繊維
を51mmにカット処理を行い、立毛布帛用原綿を得
た。得られた原綿を用い、実施例1と同様の方法で目付
け1kg/平方m、立毛長20mmの立毛布帛を作成し
た。 カット処理前の捲縮付与繊維を実施例1と同様の方
法で染色を行ったものの捲縮消滅温度は160℃であっ
た。
と以外は比較例1と同様の方法で単繊維繊度16デシテ
ックスの扁平繊維を得た。この繊維の乾熱収縮率は4.
9%であった。続いて、得られた捲縮の付与された繊維
を51mmにカット処理を行い、立毛布帛用原綿を得
た。得られた原綿を用い、実施例1と同様の方法で目付
け1kg/平方m、立毛長20mmの立毛布帛を作成し
た。 カット処理前の捲縮付与繊維を実施例1と同様の方
法で染色を行ったものの捲縮消滅温度は160℃であっ
た。
【0035】(比較例4)比較例1で得られた原綿を、
オーバーマイヤー染色機を用い染料濃度2重量%で98
℃、60分間の染色処理を行った後、乾燥した原綿
(A)と、熱水収縮率が20%である収縮性アクリル系
合成繊維(B)とを重量比率(A)/(B)が70/3
0となるように混合し、スライバーを作成しスライバー
ニッティング後、スライバー編機にて立毛布帛を編成し
た。次いで120℃でプレポリッシング処理とプレシャ
ーリングを行い立毛布帛の立毛長を17mmに揃えた
後、立毛布帛裏面にアクリル酸エステル系接着剤でバッ
クコーティングを行った。その後、190℃のポリッ
シング、続いてブラッシングを行い、さらに140
℃、120℃、100℃でポリッシングとシャーリ
ングを組み合わせ、立毛表層部の捲縮を除去することで
目付け1kg/平方m、立毛長20mmの立毛布帛を作
成した。カット処理前の捲縮付与繊維を前記と同様の方
法で染色を行ったものの捲縮消滅温度は155℃であっ
た。
オーバーマイヤー染色機を用い染料濃度2重量%で98
℃、60分間の染色処理を行った後、乾燥した原綿
(A)と、熱水収縮率が20%である収縮性アクリル系
合成繊維(B)とを重量比率(A)/(B)が70/3
0となるように混合し、スライバーを作成しスライバー
ニッティング後、スライバー編機にて立毛布帛を編成し
た。次いで120℃でプレポリッシング処理とプレシャ
ーリングを行い立毛布帛の立毛長を17mmに揃えた
後、立毛布帛裏面にアクリル酸エステル系接着剤でバッ
クコーティングを行った。その後、190℃のポリッ
シング、続いてブラッシングを行い、さらに140
℃、120℃、100℃でポリッシングとシャーリ
ングを組み合わせ、立毛表層部の捲縮を除去することで
目付け1kg/平方m、立毛長20mmの立毛布帛を作
成した。カット処理前の捲縮付与繊維を前記と同様の方
法で染色を行ったものの捲縮消滅温度は155℃であっ
た。
【0036】実施例および比較例の捲縮消滅温度および
立毛布帛評価結果を表1に示す。捲縮除去性が良好であ
り、得られた立毛布帛の風合も良好であることが判る。
また、比較例4に示すように、ポリッシング温度を上昇
させることで捲縮除去性、外観は改善されるが、触感が
劣ることが判る。
立毛布帛評価結果を表1に示す。捲縮除去性が良好であ
り、得られた立毛布帛の風合も良好であることが判る。
また、比較例4に示すように、ポリッシング温度を上昇
させることで捲縮除去性、外観は改善されるが、触感が
劣ることが判る。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の立毛布帛用アクリル系合成繊維
を用いることで、ポリッシング処理で捲縮が容易に除去
され、優れた風合いと外観を有する立毛布帛を得ること
ができ、衣料、玩具(ぬいぐるみ)、インテリア用等に広
範囲に利用することができる。
を用いることで、ポリッシング処理で捲縮が容易に除去
され、優れた風合いと外観を有する立毛布帛を得ること
ができ、衣料、玩具(ぬいぐるみ)、インテリア用等に広
範囲に利用することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4L002 AA08 AB01 AC00 DA01 EA00 FA06 4L035 AA09 BB03 BB07 BB17 BB66 BB69 BB72 BB80 BB91 CC07 CC20 DD19 EE01 EE20 FF10 MB03
Claims (7)
- 【請求項1】アクリロニトリルを70重量%以上含有す
るアクリル系共重合体よりなる捲縮除去性に優れた立毛
布帛用合成繊維であって、前記繊維に3〜20個/25
mmの捲縮を付与後、荷重4mg/dtexの垂直吊り
下げ法で、5分間の乾熱処理における捲縮消滅温度が8
0〜140℃である立毛布帛用アクリル系合成繊維。 - 【請求項2】155℃、30分間における乾熱収縮率が
5%以下である請求項1記載の立毛布帛用アクリル系合
成繊維。 - 【請求項3】アクリル系合成繊維が未染色繊維である請
求項2記載の立毛布帛用アクリル系合成繊維。 - 【請求項4】アクリロニトリルを70重量%以上含有す
るアクリル系共重合体を含有してなる捲縮除去性に優れ
た合成繊維を製造するに際し、前記アクリル系共重合体
に対する良溶媒を用いて紡糸し、120〜160℃で乾
燥緻密化後に、110〜150℃の加圧水蒸気中でかつ
弛緩率が0.6倍(40%)〜0.85倍(15%)で
弛緩湿熱処理を施し、次いで捲縮を付与することを特徴
とする立毛布帛用アクリル系合成繊維の製造方法。 - 【請求項5】良溶媒がジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド及びジメチルスルホキシドよりなる群から
選択される少なくとも1種である請求項4記載の立毛布
帛用アクリル系合成繊維の製造方法。 - 【請求項6】請求項1〜3のいずれかに記載のアクリル
系合成繊維(A)と、熱水収縮率が15%以上の収縮性
アクリル系合成繊維(B)とを複合してなる立毛布帛。 - 【請求項7】立毛布帛における前記(A)と(B)との
重量比率が、(A)/(B)=5/95〜95/5の範
囲である、請求項8記載の立毛布帛。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37080799A JP2001181927A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 捲縮除去性に優れた立毛布帛用アクリル系合成繊維及びその製造方法、並びに該繊維からなる立毛布帛。 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP37080799A JP2001181927A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 捲縮除去性に優れた立毛布帛用アクリル系合成繊維及びその製造方法、並びに該繊維からなる立毛布帛。 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001181927A true JP2001181927A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18497637
Family Applications (1)
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JP37080799A Pending JP2001181927A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 捲縮除去性に優れた立毛布帛用アクリル系合成繊維及びその製造方法、並びに該繊維からなる立毛布帛。 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2001181927A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008138306A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | アクリル系繊維およびパイル布帛 |
CN113906175A (zh) * | 2019-12-25 | 2022-01-07 | 株式会社钟化 | 绒头布帛及其制造方法 |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP37080799A patent/JP2001181927A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008138306A (ja) * | 2006-11-30 | 2008-06-19 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | アクリル系繊維およびパイル布帛 |
CN113906175A (zh) * | 2019-12-25 | 2022-01-07 | 株式会社钟化 | 绒头布帛及其制造方法 |
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