JPH0628728U - 湿度センサ - Google Patents

湿度センサ

Info

Publication number
JPH0628728U
JPH0628728U JP6488392U JP6488392U JPH0628728U JP H0628728 U JPH0628728 U JP H0628728U JP 6488392 U JP6488392 U JP 6488392U JP 6488392 U JP6488392 U JP 6488392U JP H0628728 U JPH0628728 U JP H0628728U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moisture
humidity sensor
sensitive film
adhesive tape
protective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6488392U
Other languages
English (en)
Inventor
博治 村上
春芳 熊沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Cosmos Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Cosmos Electric Co Ltd
Priority to JP6488392U priority Critical patent/JPH0628728U/ja
Publication of JPH0628728U publication Critical patent/JPH0628728U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検知部の製造工程中、湿度センサの組み立て
中,保存,輸送時の感湿膜面の汚染を防止できる湿度セ
ンサを提供する。 【構成】 フレキシブルベース基板11上に形成された
一対の櫛歯電極12上に感湿膜16が設けられた湿度セ
ンサにおいて、少なくとも感湿膜面を覆うように保護粘
着テープ17が貼り付けられている。この保護粘着テー
プは、感湿膜の形成後に貼り付けられ、機器に組み立て
られた後に剥がされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は湿度センサに係り、特にビデオテープレコーダー(VTR)のヘッド 部等における結露状態を検出するために用いられる湿度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の湿度センサは、結露を嫌う電子機器、例えばVTRのヘッド部等の結 露または水分の付着と環境の高湿度状態を検出するために用いられ、一般には有 機または無機材料よりなる電気的絶縁基板の面上に、対向する櫛歯電極を形成し 、電極をまたいで形成された感湿膜への水分の付着により、電気的特性たとえば 直流抵抗や交流容量などの変化として検知している。
【0003】 古くから、セラミック基板に形成された櫛歯電極上に感湿膜を形成したものを 、熱容量を補うためと取付けのためにアルミ蓄熱板に接着した形式のものが流通 している。このような従来の湿度センサでは、作業者の手指に付着している油脂 などによる感湿膜面の汚染防止や、輸送途中の感湿膜面損傷防止のため、少なく とも感湿膜を覆うように短尺のビニルチューブを被せている。
【0004】 図4は、この従来例を示している。(a)は平面図、(b)は感湿膜部分の側 面図である。図中、1は感湿膜、2は櫛歯電極、3は電気絶縁基板であるセラミ ック基板、4は取付板であるアルミ蓄熱板、5はリード線、6はリード線5を電 極2に接続するはんだである。ビニルチューブ7は、取付板4に被せられて、感 湿膜面を覆っている。
【0005】 またフレキシブルベース基板に形成された櫛歯電極上に感湿膜を形成し、被検 知機器に直接取り付けることのできる形式の湿度センサでは、基板そのものが柔 らかいので、感湿膜面保護のために上述のような塩化ビニルチューブを被せるこ とはできなかった。輸送途中にセンサが互いに擦れ合って感湿膜面が損傷するの を防止するために、包装用袋の内部の空気を抜き、袋をセンサに密着させること によって、センサ同士が互いに擦れ合うことのないようにしているのみであった 。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
感湿膜面の汚染を防ぐ目的のビニルチューブは外れやすく、かつ機器へ組み立 てる際には外す必要があった。したがって、ビニルチューブによる汚染防止は完 全でなく、またチューブを外す作業に手間がかかるので作業効率が悪いという問 題があった。
【0007】 また、センサ単体を被検知機器に直接取り付ける形式のものについては、組み 立て工程中の感湿膜面保護はできなかった。
【0008】 本考案の目的は、このような問題点を解決した湿度センサを提供することにあ る。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、絶縁基板の面上に一対の対向する電極が形成され、これら一対の電 極をまたいで感湿膜が形成されている湿度センサにおいて、 少なくとも感湿膜を覆うように、基材に離形性粘着材が塗布された保護粘着テ ープを貼り付けたことを特徴とする。
【0010】 また本考案によれば、前記保護粘着テープは、湿度センサを装着した機器の組 み立て完了後あるいは使用直前に剥がされることを特徴とする。
【0011】 さらに本考案によれば、前記保護粘着テープは、剥がし易いように一部分にテ ーパ状の縁部を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】 湿度センサの少なくとも感湿膜を保護粘着テープにより覆うことにより、感湿 膜の汚染や損傷を防止低減できる。この保護粘着テープは、湿度センサを装着し た機器の組み立て完了後あるいは使用直前に剥がされるが、剥がし易いように一 部分にテーパ状の縁部を有している。
【0013】 また、使用する保護粘着テープは、基材と粘着剤の揮発および残留溶剤成分が 無く、存在しても感湿膜への移行が無いこと、また粘着剤の感湿膜への転写や粘 着力過大による感湿膜の剥離が無く、経年変化が少ないことを主眼に選択される 。上記の特性を有する保護粘着テープを感湿膜形性後に貼り付けることにより、 後工程での汚染,損傷を防止できる。貼り付けた保護粘着テープを被検知機器の 組み立て完了後あるいは使用直前に剥がすことにより、被検知機器の組み立てお よび保存,輸送による汚染や損傷を防止できる。
【0014】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図 である。図2および図3は、図1の部分拡大斜視図であり、図2は保護粘着テー プを取り外した状態を示しており、図3は保護粘着テープを装着した状態を示し 図である。なお、図1〜図3において、図面をわかりやすくするため、保護粘着 テープは透視表示としている。
【0015】 本実施例の湿度センサの構造を、その製造方法と共に説明する。
【0016】 厚さ25μmのポリイミド樹脂材からなるフレキシブルベース基板11の片面 に貼り付けた厚さ18μmの銅箔をエッチングにより一対の櫛歯電極12を形成 し、予めセンサ形成部13および端末露出部14を開口した厚さ25μmのポリ イミド樹脂材からなるフレキシブルカバーレイ15を接着する。センサ形成部の 開口部より露出した一対の櫛歯電極12にニッケルメッキ次いで金メッキを施し た後、予め用意した感湿抵抗体用ペーストをスクリーン印刷法により塗布し、1 60℃30分加熱処理を施して感湿膜16を形成する。少なくとも感湿膜16を 間接あるいは直接に覆うように、センサ形成部13の開口部に沿って保護粘着テ ープ17(日東電工製SPV362X−2あるいは3M社製#331)を貼り付 ける。
【0017】 保護粘着テープ17は、後に剥がし易いように、感湿膜16を覆う部分とは反 対側に延びる端部が、斜めとなった縁部、すなわちテーパ状の縁部20を有して いる。湿度センサを多数整列形成する場合には、多数のこのような形状の保護粘 着テープ17を一括して貼り付けることができる。
【0018】 保護粘着テープ17の選択は、基材と粘着剤の揮発および残留溶剤成分が無い か、存在しても感湿膜16への移行が無いこと、また粘着剤の感湿膜16への転 写や粘着力過大による感湿膜の剥離が無く、経年変化が少ないことを主眼とされ る。具体的には、基材はポリオレフィン系、粘着剤はアクリル系が良好である。
【0019】 次に、フレキシブルベース基板11裏面の感湿膜16部分または裏面全体に両 面粘着テープ18(ソニーケミカル株式会社製T4100あるいは日東電工株式 会社製#5100)を貼り付ける。貼り合わされたフレキシブルベース基板11 、フレキシブルカバーレイ15,保護粘着テープ17,両面粘着テープ18を抜 き金型にて抜き落とす。両面粘着テープ18にて被検知機器の基盤や、蓄熱およ び取付具を兼ねた取付板19に、圧着具たとえばゴムパットやゴムローラなどで 貼り付ける。
【0020】 この取付板19に対して、保護粘着テープ17のテーパ状縁部20は、はずれ た位置にまで延びている。したがって、保護粘着テープ17を剥がすときには、 テーパ状縁部付近を曲げると、保護粘着テープのテーパ状縁部の鋭角部21が剥 がれて浮き上がるので、この部分を把持してテープを容易に剥がすことができる 。
【0021】 以上のようにして製造された湿度センサは、被検知機器に取り付けられ、機器 組み立て完了後あるいは機器使用直前に保護粘着テープ17が上記のようにして 剥がされて使用される。
【0022】 なお以上の実施例では、フレキシブルカバーレイ15を接着した構造となって いるが、この代わりに絶縁ペーストを印刷した構造とすることもできる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の湿度センサによれば、感湿膜を保護粘着テープ が覆っている状態では感湿膜面が汚染されるおそれがないので、抜き金型の作動 油や、貼り付け作業用の圧着具の汚染度の管理が容易となり、被検知機器の組み 立てやセンサ製作工程のはんだ付け作業時のフラックス飛沫による汚染を防止で きる。
【0024】 さらには、被検知機器使用直前に保護粘着テープを剥がせばよいので、保存中 や輸送中の感湿膜の汚染を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体図である。
【図2】図1の部分拡大斜視図であり、保護粘着テープ
を取り外した状態を示す図である。
【図3】図1の部分拡大図であり、保護粘着テープを装
着した状態を示す図である。
【図4】保護用ビニルチューブを被せた従来例を示す図
である。
【符号の説明】
11 フレキシブルベース基板 12 櫛歯電極 15 フレキシブルカバーレイ 16 感湿膜 17 保護粘着テープ 18 両面粘着テープ 19 取付板 20 テーパ状縁部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基板の面上に一対の対向する電極が形
    成され、これら一対の電極をまたいで感湿膜が形成され
    ている湿度センサにおいて、 少なくとも感湿膜を覆うように、基材に離形性粘着材が
    塗布された保護粘着テープを貼り付けたことを特徴とす
    る湿度センサ。
  2. 【請求項2】前記保護粘着テープは、湿度センサを装着
    した機器の組み立て完了後あるいは使用直前に剥がされ
    ることを特徴とする請求項2記載の湿度センサ。
  3. 【請求項3】前記保護粘着テープは、剥がし易いように
    一部分にテーパ状の縁部を有することを特徴とする請求
    項2記載の湿度センサ。
JP6488392U 1992-09-18 1992-09-18 湿度センサ Pending JPH0628728U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6488392U JPH0628728U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 湿度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6488392U JPH0628728U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 湿度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0628728U true JPH0628728U (ja) 1994-04-15

Family

ID=13270956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6488392U Pending JPH0628728U (ja) 1992-09-18 1992-09-18 湿度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0628728U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007240505A (ja) * 2006-03-03 2007-09-20 Masashi Kuboura 濡れ検知装置
JP2010122015A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Fujitsu Ltd センサユニット及び電子装置の製造方法
JP2016217757A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 富士通株式会社 ガスセンサデバイス部品、ガスセンサデバイス及びその製造方法、情報処理システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007240505A (ja) * 2006-03-03 2007-09-20 Masashi Kuboura 濡れ検知装置
JP2010122015A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Fujitsu Ltd センサユニット及び電子装置の製造方法
JP2016217757A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 富士通株式会社 ガスセンサデバイス部品、ガスセンサデバイス及びその製造方法、情報処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4767189A (en) Terminal connection structure for a liquid crystal display device
JPH0628728U (ja) 湿度センサ
JPS61195179A (ja) 異方導電性接着シ−ト
JPH0442260B2 (ja)
US4729165A (en) Method of applying an integrated circuit on a substrate having an electrically conductive run
JP2737398B2 (ja) インキ−オン−ガラス式デジタイザータブレットの製造に好適なコネクター結合方法
JPH0138522Y2 (ja)
JPS6011680Y2 (ja) チップ状電子部品連
JP2585670Y2 (ja) 電池用包装体
JPS58169989A (ja) フイルム保護膜の剥離方法
JPS6158112U (ja)
JP2740500B2 (ja) 電子部品テーピング構造
JPH054209Y2 (ja)
JPS6130203Y2 (ja)
JPH0918191A (ja) 実装装置及び実装方法
JP2558383Y2 (ja) サーミスタセンサ
JP3003522U (ja) 端子の接続構造
JPH10192417A (ja) 導子収納具
JPS5824447Y2 (ja) 薄形混成集積回路
JPH065618Y2 (ja) 結露センサ
JPS6240546Y2 (ja)
JPH1187372A (ja) 半導体実装装置
JPS5853972A (ja) フイルム及びこれを利用した電子部品用包装装置
JPS5916655B2 (ja) 工業用ロボットの触覚センサ−
JPS59174465A (ja) 電子部品集合体