JPH06286992A - 産業車両のカウンターウェイト固定装置及び固定方法 - Google Patents

産業車両のカウンターウェイト固定装置及び固定方法

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JPH06286992A
JPH06286992A JP7392193A JP7392193A JPH06286992A JP H06286992 A JPH06286992 A JP H06286992A JP 7392193 A JP7392193 A JP 7392193A JP 7392193 A JP7392193 A JP 7392193A JP H06286992 A JPH06286992 A JP H06286992A
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JP
Japan
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counterweight
hook pin
pin
vehicle body
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP7392193A
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English (en)
Inventor
Ichiro Maeda
一郎 前田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】新たに構成を施すこともなく、部品点数を増や
すこともなく、カウンターウェイトの脱着作業を容易化
することで、産業車両のカウンターウェイト固定装置を
低価格にて提供し、カウンターウェイト固定装置におけ
る標準型と簡易脱着型の二型を共通化させる。 【構成】頭部に釣支用の貫通孔9を備えたフックピン8
は、カウンターウェイト5の上方から車両本体2内まで
挿通されている。そのフックピン8はカウンターウェイ
ト5の下端部の凹部5aにてワッシャー11、ナット1
2をもって抜出不能に固定されている。さらに、そのフ
ックピン8は車両本体2の凹部2aにおいてもワッシャ
ー13、ナット14を介して固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォークリフト等の産
業車両に装着されるカウンターウェイトの固定装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカウンターウェイト固定装置とし
ては、図4に示すような標準型と呼ばれるものと、実開
昭58−1088に提案されている簡易脱着型と呼ばれ
るものがある。
【0003】標準型と呼ばれるものは、フォークリフト
20の車両本体21に突設部22を設け、カウンターウ
ェイト23には係合部24を形成して、該係合部24を
前記突設部22に係合させることで横方向の相互移動を
固定する。さらに、車両本体21とカウンターウェイト
23とは、ボルト25にて締め付けられて縦方向にも固
定される。
【0004】ところで、このカウンターウェイト固定装
置では、カウンターウェイト23を取り外す必要が生じ
た場合にボルト25を弛めなければならないが、その
際、強力なトルクを有するインパクトレンチ等の特殊工
具を必要とする。そのため、特殊工具を擁しない港湾域
の倉庫のような場所では、カウンターウェイト23の脱
着作業を容易に行うことができないという問題がある。
【0005】この問題を解決するために、実開昭58−
1088に示す簡易脱着型と呼ばれるカウンターウェイ
ト固定装置がある。このカウンターウェイト固定装置
は、カウンターウェイトの上方移動を固定するピンを抜
き差しするという手作業のみで、カウンターウェイトを
脱着できるようにしたものである。従って、特殊工具を
擁しないような場所においてもカウンターウェイトの脱
着作業を容易に行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記簡
易脱着型のカウンターウェイト固定装置では、手作業の
みでカウンターウェイトの脱着ができるようにするため
に、カウンターウェイトやピン等に新たに複雑な加工を
施さなければならず、部品点数も増加する。そのため
に、標準型のものに比べて極めて高価格にならざるを得
ない。
【0007】そのため、カウンターウェイト固定装置に
対する全需要に対し簡易脱着型の割合は、標準型に比べ
て極めて低率となっている。それにもかかわらず、標準
型と簡易脱着型の二つの型を製造することは極めて非効
率でもある。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は新たに構成を施すことも
なく、部品点数を増やすこともなしにカウンターウェイ
トの脱着作業を容易化することで、産業車両のカウンタ
ーウェイト固定装置を低価格で提供し、標準型と簡易脱
着型の二つの型を共通化させることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため、車両本体と、該車両本体に載置され上方に
挿入孔を有するカウンターウェイトと、頭部にカウンタ
ーウェイト釣支部を有し、他端より前記上方の挿入孔に
挿入され前記カウンターウェイトに対し固定されるフッ
クピンとを有する産業車両において、前記挿入孔に連通
するピン孔を前記車両本体に設け、前記フックピンの他
端を前記ピン孔内に伸長し、前記フックピンを用いた固
定手段により、カウンターウェイトを車両本体に固定し
たことをその要旨とする。
【0010】
【作用】従って、本発明によれば、カウンターウェイト
を釣り上げるため、カウンターウェイトに対し固定され
ているフックピンを用いて、カウンターウェイトを車両
本体に固定させたことから、カウンターウェイトを固定
させるだけのために、新たな構成を採らなくてもよい。
即ち、カウンターウェイトを固定させるための部品点数
を最小限に抑えることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のカウンターウェイト固定装置
をフォークリフトに具体化した一実施例につき図1〜図
3に従って説明する。
【0012】図1はフォークリフトの側面図を示したも
のである。フォークリフト1の車両本体2の前側には、
荷役昇降を行うマスト装置3が配設され、その上部には
作業者の着座する運転席4が設けられている。また、フ
ォークリフト1の車両本体2の後部上面には、車両の重
心を適正に保持するため、平面コ字状のカウンターウェ
イト5が載置されている。
【0013】図2及び3はフォークリフト1の車両本体
2の後部を示したものである。車両本体2の後部上面に
は略半球状の突設部6が設けてあるとともに、カウンタ
ーウェイト5には突設部6に嵌合するため略半球状に欠
切された嵌合部7が形成されている。よって、カウンタ
ーウェイト5の車両本体2に対する位置を決定し、かつ
カウンターウェイト5の横方向の移動をも防止すること
ができる。
【0014】また、車両本体2の後部には凹部2aが車
両の後方に向けて開口するように設けられ、該凹部2a
の上部にはピン孔2bが前記凹部2aに貫通するように
穿設されている。一方、カウンターウェイト5を車両本
体2の後部上面に載置させたときに、前記ピン孔2bと
対向するカウンターウェイト5の内側下面には、凹部5
aが車両本体2の後部上面へ向けて開口するように形成
されている。そして、該凹部5aの上部には、ピン孔5
bがカウンターウェイト5の上面に貫通するように穿設
されている。そして、該ピン孔5bは前記ピン孔2bと
相対向し同径となっている。さらに、前記凹部2aの開
口部と対向するカウンターウェイト5の位置には空洞5
cが形成されている。尚、本実施例では、カウンターウ
ェイト5の上面から穿設されているピン孔5b、凹部5
a、ピン孔2b、並びに凹部2aは車幅方向に一対とし
て設けられている。
【0015】該ピン孔5bには、カウンターウェイト5
を釣り上げるために使用される一対のフックピン8が挿
入されている。そして、そのフックピン8は車両本体2
の後部のピン孔2bを通じて凹部2aまで挿入されてい
る。該フックピン8はその頭部に、前記ピン孔5bの直
径よりも長い一辺を底面に持つ半楕円形の板状である掛
止部8aを有し、その掛止部8aよりも下側には円柱形
状であるピン部分8bを有している。そして、掛止部8
aにはカウンターウェイト5を釣り上げる際に使用する
釣支用の貫通孔9が設けられ、ピン部分8bにはネジ溝
10が適宜設けられている。
【0016】そして、フックピン8はカウンターウェイ
ト5の凹部5a内にて、ワッシャー11及びナット12
によって抜出不能に固定されている。さらに、フックピ
ン8は車両本体2の凹部2aにおいて、固定手段として
のワッシャー13及びナット14によって着脱可能に固
定されている 以上のように構成される本実施例のカウンターウェイト
5の固定装置の作用について以下に述べる。
【0017】カウンターウェイト5を脱着させる場合に
は、カウンターウェイト5の空洞5cを介して、フック
ピン8と固着しているワッシャー13、ナット14をス
パナ等の工具にて取り外せばよい。そうすることでカウ
ンターウェイト5を上方に移動させることができる。即
ち、フックピン8の貫通孔9にホイストクレーン等のフ
ックを引っ掛けて作動させると、カウンターウェイト5
はフックピン8にて抜出不能に係止されているために、
カウンターウェイト5を釣り上げることができる。
【0018】反対に、カウンターウェイト5を固定させ
る場合には、先ずカウンターウェイト5をフックピン8
を介して釣り上げて後、車両本体2の後部上面に、前記
突設部6と嵌合部7とが嵌まり合うように、かつフック
ピン8の末端とピン孔2bとが嵌まるように載置する。
次に、カウンターウェイト5の空洞5cを介して、フッ
クピン8の末端にワッシャー13、ナット14を挿通
し、スパナ等の工具にて締め付ければよい。即ち、カウ
ンターウェイト5を抜出不能に係止しているフックピン
8を車両本体2に固定させることで、カウンターウェイ
ト5は車両本体2に固定される。
【0019】従って、本実施例では、カウンターウェイ
ト5を釣り上げるためのフックピン8を利用してカウン
ターウェイト5の固定も行っている。そのため、カウン
ターウェイト5やフックピン8等に対して、何ら新たに
複雑な構成を採ることなく、部品点数を増やすこともな
くカウンターウェイト5を固定させることができる。そ
の結果、コストを上昇させることもなく製造することが
でき、低価格にて提供することができる。
【0020】しかも、本実施例において、カウンターウ
ェイト5を固定させる手段としてはワッシャー13、ナ
ット14を用いていることから、スパナ等の工具を使う
手作業のみでカウンターウェイト5を容易に脱着させる
ことができる。
【0021】その結果、標準型の問題点に対処するべく
製造されていた簡易脱着型と同様の機能を低価格にて実
現することができるため、標準型と簡易脱着型との共通
化をを図ることができる。
【0022】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、産業車両の一例としてフォーク
リフト1を挙げて説明したが、当然これに限定されるも
のではない。例えば、カウンターウェイトを有するショ
ベル車や、クレーン車等の産業車両にも本発明の適用は
可能である。要は、車両本体にカウンターウェイトを備
えている産業車両であればよい。
【0023】(2)上記実施例では、フックピン8をカ
ウンターウェイト5の内側下面の凹部5aにて係止させ
たが、凹部5aを設けずカウンターウェイト5の内側下
面にて係止させても構わない。また、固定させるものと
してはワッシャー11、ナット12に限定されない。要
は、フックピン8がカウンターウェイト5を上方に釣り
上げることができるよう固定できればよい。
【0024】(3)上記実施例では、フックピン8を車
両本体2の凹部2aにて固着させたが、凹部2aの位置
は適宜変更させてもよい。即ち、カウンターウェイト5
を載置した状態で、フックピン8を車両本体2に固定、
取り外しができる位置であればよい。また、固定手段と
してワッシャー13、ナット14を使用したが、これに
限定されるものではない。
【0025】(4)上記実施例では、カウンターウェイ
ト5の横方向の移動を防止するために、突設部6と嵌合
部7とを設けたが、必ずしも設定する必要はない。即
ち、フックピン8のみでもカウンターウェイト5を十分
固定することができる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、新
たに構成を施すこともなく、部品点数を増やすこともな
しに、カウンターウェイトの脱着作業を容易化すること
のできる。そのため、産業車両のカウンターウェイト固
定装置を低価格にて提供することができ、その結果とし
て、カウンターウェイト固定装置における標準型と簡易
脱着型の二型を共通化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したフォークリフトを示す側面
図である。
【図2】本発明を具体化したカウンターウェイト固定装
置を示す斜視図である。
【図3】本発明を具体化したカウンターウェイト固定装
置の一部断面とした側面図である。
【図4】従来技術のフォークリフトを示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1…産業車両としてのフォークリフト、2…車両本体、
2b…ピン孔、5…カウンターウェイト、5b…挿入孔
としてのピン孔、8…フックピン、8a…頭部としての
掛止部、13…固定手段及び係止手段としてのワッシャ
ー、14…固定手段及び係止手段としてのナット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体と、 該車両本体に載置され上方に挿入孔を有するカウンター
    ウェイトと、 頭部にカウンターウェイト釣支部を有し、他端より前記
    上方の挿入孔に挿入され前記カウンターウェイトに対し
    固定されるフックピンと、を有する産業車両において、 前記挿入孔に連通するピン孔を前記車両本体に設け、前
    記フックピンの他端を前記ピン孔内に伸長し、前記フッ
    クピンを用いた固定手段により、カウンターウェイトを
    車両本体に固定する産業車両のカウンターウェイト固定
    装置。
  2. 【請求項2】 カウンターウェイトの上方からフックピ
    ンを挿通し、カウンターウェイトの内側部分にてフック
    ピンを抜出不能に係止した後、該カウンターウェイトを
    車両本体に装着し、さらに、フックピンと車両本体とを
    固着した産業車両のカウンターウェイト固定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1における固定手段が、 前記挿入孔より径の大なる頭部を有する前記フックピン
    と、 前記車両本体に対する前記フックピンの係止手段と、よ
    りなる産業車両のカウンターウェイト固定装置。
JP7392193A 1993-03-31 1993-03-31 産業車両のカウンターウェイト固定装置及び固定方法 Pending JPH06286992A (ja)

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