JP2547202Y2 - フォークリフトトラックのフォーク脱落防止構造 - Google Patents

フォークリフトトラックのフォーク脱落防止構造

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JP2547202Y2
JP2547202Y2 JP1993009478U JP947893U JP2547202Y2 JP 2547202 Y2 JP2547202 Y2 JP 2547202Y2 JP 1993009478 U JP1993009478 U JP 1993009478U JP 947893 U JP947893 U JP 947893U JP 2547202 Y2 JP2547202 Y2 JP 2547202Y2
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fork
bolt
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forklift truck
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久明 北田
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Toyota Industries Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フォークリフトトラッ
クに関し、特にフォークを脱着自在に保持するフィンガ
ーバーを含むリフトブラケット回りの構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトトラックにおけるフォー
クの取付構造の代表的な従来例を図6及び図7に示す。
同図において、マスト(図示せず)の昇降部に保持され
るリフトブラケット1は、横方向に延びる上下のフィン
ガーバー2、3を含み、そこに一対のフォーク4、4が
横方向に離間して係止支持される。フォーク4は、被搬
送物の下部に直接に挿入されるか、又は被搬送物が載っ
たパレットに挿入される水平なアーム部4aと、垂直な
取付部4bとからなり、取付部4bの背面にあるフック
又はキャリア4c、4dでフィンガバー2、3に固定さ
れる。一般に、フォーク4自体も相当の重量物である
が、側方への逸脱による脱落を防止するため、サイドプ
レート6が、図示のように、4本のボルトによりフィン
ガバー2、3の各側端面に固定されている。被搬送物の
後面(フォークリフトトラックのマストに面する部分)
を支持するバックレストを用いる場合は、サイドプレー
トは使用されないが、その両脚部がフィンガバー2、3
の同じ部分にボルト締めで固定され、該脚部がフォーク
4の側方への逸脱を防止する。
【0003】フォーク4は、被搬送物の形状等に見合っ
たものを使用することが、作業効率上及び安全上好まし
く、フォーク4を取り替える必要が生ずる。下側のフィ
ンガバー3の中央部下面には切欠き5が設けられてお
り、フォーク4をこの部分まで動かして、その係止を解
除し、フォーク4を取り外すことができる。また、フォ
ーク4が、通常、フィンガバー2、3の側端面に近くに
位置しているため、サイドプレート6又はバックレスト
を取り外してから、フォーク4を側方へ取り外すことも
ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上述のように、フォー
クを取り外すために、フィンガバーの中央部の切欠きを
利用して取り外す場合、フォークがフィンガバーの側端
面の近くに位置しているため、移動距離も長く、かつフ
ォークの重量も大きいので、手数、時間を要するという
問題があった。また、サイドプレート又はバックレスト
の4本のボルトを工具を用いて取り外す場合には、ボル
トの締付解除に加え、サイドプレート又はバックレスト
の取り外し作業が必要であり、同様に手数、時間を要す
るという問題があった。従って、本考案の目的は、フォ
ークを取り外すための脱着作業を容易に行えるフォーク
脱落防止構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本考案によるフォーク脱落防止装置は、マストに昇
降自在に設けられるリフトブラケットと、該リフトブラ
ケットのフィンガーバーに係止支持される一対のフォー
クとを有するフォークリフトトラックにおいて、前記フ
ィンガーバーの両側端にサイドプレート又はバックレス
トを固定する螺合固定手段をボルトから構成すると共
に、前記螺合固定手段の前記ボルトが挿通する前記サイ
ドプレート又はバックレストの開口を、該サイドプレー
ト又はバックレストがそのフォーク脱落防止位置とフォ
ーク脱着位置との間で前記ボルトを取り外すことなく移
動可能にスロット状に形成したことを特徴としている。
【0006】好適な実施例によると、本考案のフォーク
脱落防止装置において、フィンガバーの両側端にサイド
プレート又はバックレストの脚部を固定する螺合固定手
段を、サイドプレート又はバックレストの厚さよりも長
いカラーとこれに挿通されるボルトとから構成すること
に加えて、その螺合固定手段のカラー及びボルトが挿通
するサイドプレート又はバックレストの脚部の開口をス
ロット状に形成し、サイドプレート又はバックレストの
脚部の前端縁が、フィンガバーの前面から突出した脱落
防止位置と、フォークの後面より後方に引き込んだフォ
ーク脱着位置との間でボルトを緩めることなく移動可能
なように形成している。
【0007】
【作用】フォークリフトトラックの作業時においては、
サイドプレート又はバックレストの脚部の前端は、脱落
防止位置にあり、螺合固定手段によってサイドプレート
又はバックレストは、リフトブラケットのフィンガバー
に固定されている。このため、フォークが何らかの理由
により側方へ移動しても、脱落が防止される。フォーク
を取り外す際には、螺合固定手段のボルトの締め付けを
若干緩め、或は緩めることなく、スロット状の開口を利
用して、サイドプレート又はバックレストを、フォーク
後面より引き込んだフォーク脱着位置へずらし、フォー
クの側方への引き出し、取り外しを可能にする。フォー
クの取り付けの場合もほぼ逆の手順で行える。
【0008】
【実施例】次に、本考案の好適な実施例について添付図
面を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一
又は対応部分を示すものとする。また、前述の従来のも
のと実質的に同じ部分にも、同一の符号を付している。
【0009】フォーク4については鎖線で簡略に図示し
た図1において、リフトブラケット1のフィンガバー
2、3は全体としては従来のものの構造でよい。フィン
ガバー2、3の両側端には、後述する螺合固定手段20
により、サイドプレート16が固定される。
【0010】図2は、図1のA部の詳細を拡大して示す
分解斜視図である。フィンガバー2、3の端部には、そ
れぞれボルト孔2a、3aが2個設けられているが、孔
の形状は同一である。螺合固定手段20は、カラー2
1、ボルト22並びに付随的部品であるワッシャプレー
ト23及びばね座金24からなる。カラー21が挿通さ
れるサイドプレート16のスロット(開口)17は、鉛
直方向に延びる縦スロット部17aとその下端から水平
に延びる横スロット部17bとから横L字状に形成され
ている。また、カラー21の軸方向長さは、サイドプレ
ート16の厚さよりも若干大きくてその側面より突出し
ており、各ボルト22がそこに挿通されボルト孔2a、
3aに捩込まれた場合、ボルト22の締付力がサイドプ
レート16に及ばないように選択されている。更に、カ
ラー21より大径のボルト頭部がワッシャプレート23
及びばね座金24と協働して、サイドプレート16の抜
け止めとして機能する。
【0011】以上のような構成において、フォークリフ
トトラックが搬送作業を行う通常時においては、サイド
プレート16の自重のため、図3に示すように螺合固定
手段20が、縦スロット部17aの上端に位置し、サイ
ドプレート16の前端が、フィンガバー2、3の前面よ
り前方(図において左方)に突出していて、フォーク4
の脱落防止位置にある。換言すれば、側面図である図3
に明示されているように、フォーク4の後面部とサイド
プレート16の前端は、オーバーラップしているから、
この状態で、フォーク4がフィンガバー2、3に沿って
動いても、逸脱はしないし、取り出せない。
【0012】フォーク4を取り外すには、螺合固定手段
20のボルト22を緩めることなく、サイドプレート1
6を持ち上げ、更に横スロット部17bの中を螺合固定
手段20が相対的に移動するようにサイドプレート16
を後方へずらす。このようにすると、図4に示すよう
に、サイドプレート16が、フォーク4及びフィンガバ
ー2、3に対し後方に引き込まれたフォーク脱着位置に
あり、フォーク4を手前(図において)に引くと、取り
外すことができる。
【0013】上述の実施例においては、サイドプレート
16のスロット17を横L字形に形成したが、その形状
は、縦スロット部17aの上端と、横スロット部17b
の先端とを直接結んだ形の傾斜長孔形状としたり、その
他様々な形状とすることができる。また、螺合固定手段
20はカラー21を有していたが、フォークの取り外し
に際して、ボルト22を外すのではなくその締め付けを
若干緩める程度の作業を伴うことが許されれば、上記実
施例のカラー21を省いて、図示しないが、ボルト22
によりサイドプレート16をフィンガーバー2、3の側
端に締め付けて固定してもよいもよい。
【0014】図5は、前述したリフトブラケット1のフ
ィンガバー2、3に、本考案に従ったスロットをもつバ
ックレスト9を取り付けた状態を示している。バックレ
スト9は、その両脚部9a、9bに前述のサイドプレー
ト16と同様の横L字形スロット17が削成され、そこ
に挿通された螺合固定手段20によりフィンガバー2、
3の両側端に固定される。バックレスト9の両脚部9
a、9bの前端は、前述のサイドプレート16と同様
に、通常時には脱落防止位置にあり、フォーク4の取り
外し取り付け時には脱着位置にある。この実施例の場合
も、スロットの形状とカラーの存否については、前の実
施例と同様のことが当て嵌まる。
【0015】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、サイド
プレート又はバックレストの螺合固定手段を主としてボ
ルトから構成し、これの通るサイドプレート又はバック
レストの開口をスロット状にしたので、ボルトを若干緩
めるだけでサイドプレートやバックレストを完全には外
さないでずらすことにより、フォークの取り外し取り付
けを極めて簡単に行うことができる。
【0016】また、螺合固定手段を主としてカラー及び
ボルトから構成した場合には、ボルトを緩めるような操
作をすることなく、サイドプレートやバックレストを後
方にずらして、フォークを簡単に取り外し取り付けるこ
とができる。更に、フィンガーバーにフォーク取り外し
のための切欠きを形成することが必要ではなくなるた
め、製造工程数が減少し、コスト軽減になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の全体構造を示す斜視図であ
る。
【図2】 図1の実施例の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図3】 フォーク脱落防止位置にある図1の実施例の
作用を示す部分側面図である。
【図4】 フォーク着脱位置にある図1の実施例の作用
を示す部分側面図である。
【図5】 本考案の別の実施例を示す斜視図である。
【図6】 従来のものの全体構造を示す斜視図である。
【図7】 図6のフォークとフィンガーバーとの係止関
係を示す断面図である。
【符号の説明】
1…リフトブラケット、2…フィンガバー、3…フィン
ガバー、4…フォーク、9…バックレスト、16…サイ
ドプレート、17…スロット(開口)、17a…縦スロ
ット、17b…横スロット、20…螺合固定手段、21
…カラー、22…ボルト。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マストに昇降自在に設けられるリフトブ
    ラケットと、該リフトブラケットのフィンガーバーに係
    止支持される一対のフォークとを有するフォークリフト
    トラックにおいて、前記フィンガーバーの両側端にサイ
    ドプレートを固定する螺合固定手段をボルトから構成す
    ると共に、前記螺合固定手段の前記ボルトが挿通する前
    記サイドプレートの開口を、該サイドプレートがそのフ
    ォーク脱落防止位置とフォーク脱着位置との間で前記ボ
    ルトを取り外すことなく移動可能にスロット状に形成し
    たことを特徴とするフォークリフトトラックのフォーク
    脱落防止構造。
  2. 【請求項2】 マストに昇降自在に設けられるリフトブ
    ラケットと、該リフトブラケットのフィンガーバーに係
    止支持される一対のフォークとを有するフォークリフト
    トラックにおいて、前記フィンガーバーの両側端にバッ
    クレストの両脚部をそれぞれ固定する螺合固定手段をボ
    ルトから構成すると共に、前記螺合固定手段の前記ボル
    トが貫通係合する前記バックレストの両脚部の開口を、
    該バックレストがそのフォーク脱落防止位置とフォーク
    脱着位置との間で前記ボルトを取り外すことなく移動可
    能にスロット状に形成したことを特徴とするフォークリ
    フトトラックのフォーク脱落防止構造。
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