JP2989177B1 - プルスタッドボルト用スパナ - Google Patents

プルスタッドボルト用スパナ

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JP2989177B1
JP2989177B1 JP28591098A JP28591098A JP2989177B1 JP 2989177 B1 JP2989177 B1 JP 2989177B1 JP 28591098 A JP28591098 A JP 28591098A JP 28591098 A JP28591098 A JP 28591098A JP 2989177 B1 JP2989177 B1 JP 2989177B1
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pull stud
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Abstract

【要約】 【課題】 従来、下から、ネジ部2と、スパナ係合部3
と、軸部4と、その軸部4より大径の頭部5とを有する
プルスタッドボルト1がある。そのボルト1を締めたり
緩めたりする作業を普通のスパナで行うと、使用中に外
れるおそれがあるため作業能率が悪い問題点があった。 【解決手段】 前記プルスタッドボルト1に使用されス
パナヘッド7とスパナアーム8とを備えたスパナであっ
て、前記スパナヘッド7は、プルスタッドボルト1のス
パナ係合部3に係合するスパナ主部9とプルスタッドボ
ルト1の頭部5に係合する引掛部10とを有し、引掛部
10がプルスタッドボルト1の頭部5に当たることによ
ってスパナヘッド7の軸方向の移動を規制し、その規制
によってスパナ主部9とスパナ係合部3との係合状態が
維持されるようにしたプルスタッドボルト用スパナ6を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プルスタッドボル
トに使用するプルスタッドボルト用スパナに関する。
【0002】
【従来の技術】プルスタッドボルト1は、図7に示した
ように、下から順に、ネジ部2と、スパナ係合部3と、
軸部4と、その軸部4より大径の頭部5とを有するもの
で、主としてマシニングセンター用ツールホルダのシャ
ンクMの後端に取り付けられている。そして、マシニン
グセンターの主軸にシャンクMを挿入して固定すると
き、プルスタッドボルト1の頭部5に爪やボールを引っ
掛かけてシャンクMを引張る。しかして従来、そのよう
なプルスタッドボルトを締めたり緩めたりする作業は、
普通の六角ボルトに使用するスパナ100で行うように
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プルスタッドボルト1
を締めたり緩めたりする作業を、上記のように普通のス
パナ100で行う場合、そのようなスパナ100は図7
二点鎖線に示したようにスパナ主部101がスパナ係合
部3から浮き上がって外れるおそれがあるため、作業者
の技量によって作業能率に大きなバラツキが生じ、ま
た、力を入れた状態でスパナ100が外れると、プルス
タッドボルト1のスパナ係合部3がダメージを受けたり
作業者が怪我をするおそれがある、などの不具合があっ
た。
【0004】本発明は、上記に鑑みなされたもので、そ
の目的は、プルスタッドボルトを回転させる際に外れる
おそれのないプルスタッドボルト用スパナを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、下から順に、ネジ部と、スパナ係合部と、
軸部と、その軸部より大径の頭部とを有するプルスタッ
ドボルトに使用され、スパナヘッドとスパナアームとを
備えたスパナであって、前記スパナヘッドは、プルスタ
ッドボルトのスパナ係合部に係合するスパナ主部とプル
スタッドボルトの頭部に係合する引掛部とを有し、前記
引掛部がプルスタッドボルトの頭部に当たることによっ
てスパナヘッドの軸方向の移動を規制し、その規制によ
ってスパナ主部とスパナ係合部との係合状態が維持され
るようにしたプルスタッドボルト用スパナを提供する。
【0006】本発明のプルスタッドボルト用スパナは、
引掛部がプルスタッドボルトの頭部に係合してスパナヘ
ッドの軸方向の移動を規制するから、プルスタッドボル
トを回転させている最中にスパナ主部がスパナ係合部か
ら外れるようなことがない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。なお、図1はプルスタッドボル
トとプルスタッドボルト用スパナの斜視図、図2はプル
スタッドボルト用スパナの底面から見た斜視図、図3は
使用状態を示す要部の縦断面図、図4〜図6は他の形態
を示すプルスタッドボルト用スパナの斜視図である。
【0008】プルスタッドボルト1は、下から順に、ネ
ジ部2と、円盤3aの周面に平行な二つの面状切欠3b
を設けてなるスパナ係合部3と、軸部4と、その軸部4
より大径の頭部5とを有するもので、主としてマシニン
グセンター用ツールホルダのシャンクMの後端に取り付
けられている。そして、マシニングセンターの主軸にシ
ャンクMを挿入して固定するとき、プルスタッドボルト
1の頭部5に爪やボールを引っ掛かけてシャンクMを引
張る。
【0009】本発明のプルスタッドボルト用スパナ6
は、図1,図2に示したように、平面視ほぼ凹字形のス
パナヘッド7と、そのスパナヘッド7の後面に突設した
棒状のスパナアーム8とからなる。
【0010】前記スパナヘッド7は、図3に示したよう
に底面から高さh1の部分がプルスタッドボルト1のス
パナ係合部3に係合するスパナ主部9であり、また、上
面から高さh2までの部分が引掛部10であり、この引
掛部10の高さh1とスパナ主部9の高さh2の和がス
パナヘッド7の全高である。前記スパナ主部9の高さh
1は、スパナ係合部3の面状切欠3bの高さとほぼ一致
するようになっており、さらに、スパナ係合部3に嵌ま
る口90の幅がスパナ係合部3の面状切欠3b,3b間
の幅とほぼ一致する。
【0011】また、スパナヘッド7の引掛部10は、図
1〜図3に示したように、プルスタッドボルト1の軸部
4とほぼ同幅のU溝10aを縦方向に設けてなる。この
引掛部10の高さh2は、プルスタッドボルト1の軸部
4と同じか、または(軸部4の長さL−引掛部10の高
さh2)の値が前記スパナ主部9の高さh1より小さく
なる条件の範囲で軸部4より短くてもよい。その条件の
範囲内であれば、引掛部10がプルスタッドボルト1の
頭部5に当たった状態でスパナ主部9がスパナ係合部3
に係合する。但し、(軸部4の長さL−引掛部10の高
さh2)の値が小さいほど、スパナヘッド7の軸部4上
での遊びが小さくなって使いやすい。最も好ましくは実
施形態のように、引掛部10の上面と頭部5の下面に、
スパナヘッド7をプルスタッドボルト1に着脱させる際
に必要な最小限のクリアランスを残して、引掛部10の
高さh2をプルスタッドボルト1の軸部4の長さLにほ
ぼ合致させるのがよい。
【0012】次ぎに、本発明のプルスタッドボルト用ス
パナ6の使用方法について説明する。先ず、従来のスパ
ナと同じように、プルスタッドボルト1のスパナ係合部
3の面状切欠3bに対してスパナ主部9の口90を横か
ら嵌め入れる。そうすると図3のように引掛部10のU
溝10aにプルスタッドボルト1の軸部4が収まり、頭
部5の下面に引掛部10の上面が対接する。従って、こ
のセット状態でプルスタッドボルト1上におけるスパナ
ヘッド7の軸方向の移動が規制されるから、プルスタッ
ドボルト1を回転させる場合にスパナ主部9がスパナ係
合部3から外れない。なお、必要に応じてスパナアーム
8に図1二点鎖線のように操作アーム11を取り付けれ
ば、大きな締付トルクが要求される場合にも対応でき
る。
【0013】次ぎに、作業が終わってプルスタッドボル
ト1からプルスタッドボルト用スパナ6を外す場合は、
横向きに引っ張るだけで簡単に抜ける。
【0014】以上本発明を実施の形態について説明した
が、もちろん本発明は上記実施形態に限定されるもので
はない。例えば、引掛部10は、図4に示したようにU
字切欠10bを形成した固定的なプレート10cで形成
したり、図5に示したようにスパナ主部9の両側に逆L
字板10d,10dを立設してその間に軸部4を通すよ
うにしてもよい。また、図6に示したように、U字切欠
10b付きの可動プレート10gを固定台部10eの前
面に上下動自在に取り付けると共にその可動プレート1
0gをネジなどの固定手段10fで止めるようにしてお
けば、軸部4の長さが異なる複数種類のプルスタッドボ
ルト1にも柔軟に対応できる。
【0015】また、図示しないがスパナアーム8の両端
に異種のスパナヘッド7,7をそれぞれ一個づつ設ける
ことにより、従来の両口スパナと同じく、規格が異なる
二種類のプルスタッドボルト1にも対応可能である。ま
た、実施形態ではスパナヘッド7とスパナアーム8を一
体構造にしたが、例えばスパナヘッド7に取付孔を穿設
してそこにスパナアーム8を差し込んだり、或いは前記
取付孔に雌ネジを刻設し、一方、スパナアーム8の先端
に雄ネジを刻設して両者を螺合させるようにしてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】本発明のプルスタッドボルト用スパナ
は、プルスタッドボルトに固有の軸部と頭部を利用し、
自己の引掛部をその頭部に係合させてスパナヘッドの軸
方向の移動(上動)を規制するようにしたため、プルス
タッドボルトを回転させるときにスパナ主部がスパナ係
合部から外れるおそれがない。その結果、作業者の技量
に拘わらずプルスタッドボルトの締め付けや取り外しの
作業が能率良く行え、また、力を入れた状態でスパナが
外れることに起因するスパナ係合部の損傷や事故が未然
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プルスタッドボルトとプルスタッドボルト用
スパナの斜視図である。
【図2】 プルスタッドボルト用スパナの底面から見た
斜視図である。
【図3】 使用状態を示す要部の縦断面図である。
【図4】 他の形態を示すプルスタッドボルト用スパナ
の斜視図である。
【図5】 他の形態を示すプルスタッドボルト用スパナ
の斜視図である。
【図6】 他の形態を示すプルスタッドボルト用スパナ
の斜視図である。
【図7】 従来のスパナを示す要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 …プルスタッドボルト 2 …ネジ部 3 …スパナ係合部 4 …軸部 5 …頭部 6 …プルスタッドボルト用スパナ 7 …スパナヘッド 8 …スパナアーム 9 …スパナ主部 10…引掛部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B25B 13/08 B25B 13/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下から順に、ネジ部と、スパナ係合部
    と、軸部と、その軸部より大径の頭部とを有するプルス
    タッドボルトに使用され、スパナヘッドとスパナアーム
    とを備えたスパナであって、 前記スパナヘッドは、プルスタッドボルトのスパナ係合
    部に係合するスパナ主部とプルスタッドボルトの頭部に
    係合する引掛部とを有し、前記引掛部がプルスタッドボ
    ルトの頭部に当たることによってスパナヘッドの軸方向
    の移動を規制し、その規制によってスパナ主部とスパナ
    係合部との係合状態が維持されるようにしたことを特徴
    とするプルスタッドボルト用スパナ。
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