JP2011115892A - 作業工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】工具ホルダからプルスタッドを外し引きねじを回転操作する作業において、2種類の作業工具を準備する必要をなくし、作業工具を持ち替える煩雑さを解消することができる有用な技術を提供する。
【解決手段】作業工具1は、プルスタッド201および引きねじ31を回転操作するための作業工具であって、横棒3と、横棒3の中央部から縦方向に延びる縦棒2とからなるT字形状を有する。そして縦棒2の先端部が、引きねじ31に係合して引きねじを回転操作するための引きねじ係合部を備える。横棒3は、その一方端部に、プルスタッド201に係合してプルスタッドを回転操作するためのスパナ部4を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、刃物をチャッキングする工具ホルダに用いられる作業工具に関する。
引きねじおよびテーパコレットを備える工具ホルダは、テーパコレットに刃物のシャンク部を差し込んだ状態で当該テーパコレットを工具ホルダ本体の内部へ引き込むことにより刃物をチャッキングし、また当該テーパコレットの引き込みを解除することにより刃物をアンチャッキングする。工具ホルダ本体に引きねじが回転可能に取り付けられて、かかる引きねじがテーパコレットをコレット保持穴の奥へ引き込む構造を備えた工具ホルダとして、本出願人は、特開平8−90318号公報(特許文献1)および特開2008―30138号公報(特許文献2)をすでに提案している。
特許文献1および2に記載の工具ホルダは、工具のシャンク部が挿入されるテーパコレットと、テーパコレットと螺合する引きねじとを備える。そしてチャッキング作業は、まず、プルスタッドを緩め方向に回転して当該プルスタッドを工具ホルダのプルスタッド取付穴から分離し、次に、プルスタッド取付穴の後端開口からレンチを挿入し、引きねじを締め付け方向に回転させてテーパコレットをコレット保持穴の奥へ引き込み、コレットの刃物挿入孔に挿入された刃物のシャンク部をチャッキングする。その後、プルスタッドを工具ホルダのプルスタッド取付穴に差し込み、プルスタッドを締め方向に回転して、プルスタッドを工具ホルダに取り付ける。これにより、プルスタッド付工具ホルダとして、使用可能状態になる。
またアンチャッキング作業は、まず、プルスタッドを緩め方向に回転して当該プルスタッドを工具ホルダのプルスタッド取付穴から分離し、次に、プルスタッド取付穴の後端開口からレンチを挿入し、引きねじを緩め方向に回転させてテーパコレットの引き込みを解除し、コレットの刃物挿入孔に挿入された刃物をアンチャッキングする。
特開平8−90318号公報 特開2008―30138号公報
上記従来のようなチャッキング作業およびアンチャッキング作業にあっては、プルスタッドを回転させるための作業工具と、引きねじを回転させるためのレンチが必要であった。このため、これら2種類の作業工具、例えばスパナと六角レンチを常に準備しなければならなかった。また、作業者は2種類の作業工具を持ち替えて調整作業をしなければならず、煩瑣であった。
本発明は、上述の実情に鑑み、2種類の作業工具を準備する必要をなくし、作業工具を持ち替えることなくチャッキング作業およびアンチャッキング作業を行うことができる有用な技術を提供することを目的とする。
この目的のため本発明による作業工具は、先端にテーパ形状のコレットが挿入されるコレット保持穴が形成され、後端にプルスタッドが螺合されるプルスタッド取付穴が形成され、内部にコレットの後端部と螺合してコレットを引き込む引きねじを有する工具ホルダに使用され、プルスタッドおよび引きねじを回転操作するための作業工具であることを前提とする。そして横棒と、横棒の中央部から縦方向に延びる縦棒とからなるT字形状を有する。縦棒は、その先端部に、引きねじに係合して引きねじを回転操作するための引きねじ係合部を備える。横棒は、その一方端部に、プルスタッドに係合してプルスタッドを回転操作するためのスパナ部を備える。
かかる本発明によれば、1個の作業工具が2種類の工具機能を備えていることから、プルスタッドおよび引きねじからなる2種類のねじ要素を備えた工具ホルダにおいて、1個の作業工具を準備すればこれらのねじ要素を締め付けおよび緩めることが可能となり、作業者は作業工具を持ち替えることなく1個の作業工具で2種類のねじ要素を締め付けたり緩めたりすることができる。そして作業者は横棒を握って縦棒を容易に回転させることが可能となる。さらに、横棒の他方端部を握り横棒の一方端部に設けられたスパナ部にトルクを与えることが可能となる。したがって作業工具の取り扱いが容易になる。
本発明は一実施形態に限定されるものではなく、引きねじを回転操作する縦棒は、断面多角形状、+形状、−形状等、様々な形状が可能である。スパナ部は様々な形状が可能であるが、好ましい実施形態として、プルスタッドは、頭部と、この頭部よりも小径の首部と、この首部よりも大径のフランジ部とを有し、フランジ部の外周面には、スパナ部と係合する一対の平面部が設けられている。横棒は、その一方端から中央部に向かって窪んだ相対的に小さな幅の小幅溝と、この小幅溝に隣接して横棒の一方端から中央部に向かって窪んだ相対的に大きな幅の大幅溝とを有し、小幅溝の溝幅は、首部の外径よりも大きく頭部よりも小さく、大幅溝の溝幅は、一対の平面部の間隔と略等しい。
かかる実施形態によれば、スパナ部を構成する横棒の大幅溝をプルスタッドの一対の平面部に嵌め合わせることにより、小幅溝がプルスタッドの首部を受け入れて、プルスタッドの頭部が横棒から突出する。したがって、作業者が横棒他方端部を握りプルスタッドを締め付け方向および緩め方向に回転させる際、スパナ部がプルスタッドから不用意に外れる懸念を解消することができる。
このように本発明は、縦棒の先端部に、引きねじに係合して引きねじを回転操作するための引きねじ係合部を備え、横棒の一方端部に、プルスタッドに係合してプルスタッドを回転操作するためのスパナ部を備えることから、作業者は作業工具を持ち替えることなく1個の作業工具で2種類のねじ要素を締め付けたり緩めたりすることができる。したがって、プルスタッド取付穴の穴奥にひきねじを備えるとともに、プルスタッド取付穴の開口にプルスタッドが取り付けられる工具ホルダにおいて、チャッキング作業およびアンチャッキング作業を有利に行うことができる。
本発明の一実施例になる作業工具を示す斜視図である。 同実施例の作業工具を示す正面図である。 同実施例の作業工具を示す背面図である。 同実施例の作業工具を示す平面図である。 同実施例の作業工具を示す底面図である。 同実施例の作業工具を示す左側面図である。 同実施例の作業工具を示す右側面図である。 同実施例の作業工具の使用状態を示す説明図である。 図8の使用状態を示す縦断面図である。 同実施例の作業工具の別の使用状態を示す説明図である。 図10の使用状態を示す側面図である。 プルスタッドの斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例になる作業工具を示す斜視図である。図2〜図7は同実施例の作業工具を示す6面図である。作業工具1は、横棒3と、横棒3の中央部から縦方向に延びる縦棒2とからなるT字形状を有する。かかる作業工具1は、2種類のねじ要素を回転操作するために使用される。すなわち、縦棒2は、頭頂面に所定形状の凹部を有する第1のねじ要素に嵌め込まれて、第1のねじ要素を回転させる。また、横棒3は、所定形状の露出頭部を有する第2のねじ要素と嵌り合って、第2のねじ要素を回転させる。
横棒3は縦棒2と直交する棒状体であり、横棒3の中央から縦棒2が直角に延びる。縦棒2は多角形の断面形状を有する。具体的には正六角形である。縦棒2は、その先端部に、後述するプルスタッドの引きねじに係合して引きねじを回転操作するための引きねじ係合部を備える。
横棒3は、縦棒2に近い側に一方側面3cを有し、縦棒2から遠い側に他方側面3dを有する。また横棒3は、その一方端部に、後述するプルスタッドに係合してプルスタッドを回転操作するためのスパナ部4を備える。
具体的には、横棒の一方端は、二股に分岐して延びて一対の分岐部5,6を形成する。これら一対の分岐部5,6の間に形成される溝は、相対的に大きな幅の大幅溝と、相対的に小さな幅の小幅溝とからなる。
大幅溝は、縦棒2から遠い側に他方側面3dに隣接する。具体的には、一方の分岐部5には他方側面3dに隣接して平面5hが形成され、他方の分岐部6には他方側面3dに隣接して平面6hが形成される。平面5hと平面6hは平行であって互いに対向し、これら平面5h,6h間に大幅溝を形成する。かくして、分岐部5および分岐部6は互いに対向する一対の平面5h,6hを有し、平面5h,6hが後述するプルスタッドの平面部と嵌り合う。平面5h,6h間の溝幅は、予め定められた所定値であり、プルスタッドの平面部の間隔と対応する。
分岐部5は縦棒2に近い側に側面5cを有し、縦棒2から遠い側に側面5dを有する。分岐部6も縦棒2に近い側に側面6cを有し、縦棒2から遠い側に側面6dを有する。側面5c,6cは一方側面3cと共通する平面である。側面5d,6dは他方側面3dと共通する平面である。プルスタッドの平面部と嵌り合う平面5hおよび平面6hは、縦棒2から遠い側にある横棒3の側面5d,6dに隣接してそれぞれ形成される。これに対し、縦棒2に近い側にある横棒3の側面5c,6cに隣接して、分岐部5,6間に小幅溝7が形成される。小幅溝7における溝幅は、大幅溝になる平面5h,6h間の溝幅よりも小さい。したがって、小幅溝7と、平面5h,6hとの間には段差8が形成される。段差8は平面5h,6hと直交する平面である。
小幅溝7における分岐部5,6の溝幅は、プルスタッド201(図12)の頭部205の外径よりも小さく、プルスタッド201の首部206の外径よりも大きい。
分岐部5,6の根元側には、平面5hおよび平面6hとそれぞれ連続する連続面9が形成される。これら平面5h、連続面9、および平面6hは、U字状に連なり、小幅溝7よりもひとまわり大きな大幅溝を形成する。そして、大幅溝に隣接する段差8はU字形状の平面である。段差8から側面5cおよび側面6cまでの寸法は、プルスタッド201の後端軸部206の軸線方向寸法よりも小さい。
図8は作業工具1の使用状態を示す説明図であり、図9は図8の使用状態を示す縦断面図である。まず、作業工具1の作業対象となる工具ホルダ10につき説明する。工具ホルダ10は、工具ホルダ本体11と、工具ホルダ本体11の先端部に取り付けられるコレット21と、工具ホルダ本体11に取り付けられてコレット21を後端側へ引き込む引きねじ31とを備える。これら工具ホルダ本体11、コレット21および引きねじ31を組み立てた状態の工具ホルダ10は、刃物のシャンク部101を把持する。
工具ホルダ10の後端には、詳しくは後述するが、図10に示すようにプルスタッド201が通常取り付けられる。そして工具ホルダ本体11の後端領域に形成されるテーパシャンク部14で図示しない工作機械の主軸に装着される。
図9を参照して、工具ホルダ本体11は、一点鎖線で表わされる工具ホルダの軸線に沿って後部穴12と、中間穴52と、コレット保持穴15とが形成される。後部穴12は工具ホルダ本体11の後端から前方に向かって延び、一点鎖線で示す工具ホルダ本体11の軸線に沿って延在する。後部穴12の後端領域は、図示しないプルスタッドが螺合するプルスタッド取付穴12pを構成する。
中間穴52は、後部穴12の前方端と接続し、軸線に沿って前方へ延びる。中間穴52は引きねじ31を収容する。引きねじ31は、環状段差17およびストッパ部材41の間に介在して、中間穴52から抜け出さないよう保持される。コレット保持穴15は、中間穴52の前方端と接続して工具ホルダ本体11の先端まで軸線に沿って延びる。コレット保持穴15の先端領域は、先端に向かうほど内径が大きくなるテーパ穴16である。コレット保持穴15には、コレット21が取り付けられる。かくしてこれらの穴15,52,12は、工具ホルダ本体11の先端から後端まで延在する貫通孔を構成する。
コレット保持穴15には、筒状のコレット21が嵌合する。コレット21の先端部を含む先端領域の外周面は、先端へ向かうほど外径が大きくなるテーパ面22になっている。また、コレット21の内周は、刃物挿入穴23および引き穴24になっている。刃物挿入穴23はコレット21の先端から軸線方向後端に向かって延び、後端部に形成された引き穴24と接続する。すなわち、刃物挿入穴23および引き穴24は、コレット21の軸線方向に延びる貫通孔である。刃物挿入穴23には先端側から刃物のシャンク部101が挿入される。このため、以下、軸線方向先端側を刃物挿入側ともいう。引き穴24の内周面には雌ねじ24sが形成される。
コレット21は、軸線と平行に延在するスリット状のスリ割り26を有する。スリ割り26は、コレット21の刃物挿入側端から軸線方向中央領域まで延在し、周方向等間隔に複数配置される。スリ割り26を押し縮めることによって、コレット21はその径が変化可能である。
引きねじ31は、ボルトの如き形態を呈し、中間穴52の内部に配置される。そして、引きねじ31の頭部32を軸線方向後方側に、引きねじ31の軸部を軸線方向前方側にして、工具ホルダ本体11の軸線に沿って延びる。軸部は、その先端部38に雄ねじ38sを有する。そして引きねじ31の先端部38がコレット21の引き穴24に螺合する。頭部32の端面には、六角穴35が形成される。
図8および図9を参照しつつ、刃物のシャンク部101のチャッキング作業について説明する。
まず、コレット21後端の引き穴24を引きねじ31の先端部38に緩く螺合させた状態とし、コレット21の刃物挿入穴23に刃物のシャンク部101を挿入する。この状態では、コレット21が後端側へ引き込まれていないことから、刃物挿入穴23の内径は収縮していない。
次に、プルスタッド取付穴12pおよび後部穴12に縦棒2を挿入し、六角穴35に縦棒2の先端を嵌め込む。そして、操作者が横棒3を掴んで縦棒2を回転させ、引きねじ31を締め付け方向に回転させる。これにより、コレット21は後端側へ引き込まれる。そうすると、コレット21のテーパ面22が工具ホルダ本体11のテーパ穴16内に押し込まれてスリ割り26が押し縮められ、刃物挿入穴23の内径が収縮し、刃物のシャンク部101をチャッキングする。
チャッキングを解除するアンチャッキング作業は、上述した手順の逆を実行すればよい。
図10は作業工具1の別の使用状態を示す説明図である。図11は、図10の使用状態を示す側面図である。図10および図11を参照しつつ、プルスタッド201の取付作業について説明する。
まず、図12を参照してプルスタッドを説明する。プルスタッド201は、その先端部を含む先端領域204に雄ねじが形成されて、先端領域204が工具ホルダ10のプルスタット取付穴12pに螺合する。そして、その後端領域203が工具ホルダ10の後端から突出する。後端領域203は、先端領域204に隣接する相対的に大径のフランジ部207と、フランジ部207から後方へ延びる比較的小径の首部206と、首部206の後端に形成される比較的大径の頭部205とを含む。頭部205の外径は、首部206の外径よりも大きい。
フランジ部207の前方端面207fは軸線と直交する環状の平面であり、工具ホルダ本体11の後端と面接触する。また、フランジ部207の後方端面207rも軸線と直交する環状の平面である。
フランジ部207の外周面には、周方向に180度離隔した部位に所定幅の平面部202a、202bが形成される。平面部202a、202bは互いに平行な一対の平面であり、予め定められた距離で離れている。一対の平面部202a、202bの間隔は、首部206の外径よりも大きい。
図11を参照して、作業工具1のスパナ部4に形成される平面5h,6hは、プルスタッド201の被嵌合平面である平面部202a、202bと係合する。平面5h,6hは縦棒2から遠い側に位置する分岐部の側面5d,6dに隣接して設けられていることから、縦棒2が工具ホルダ10と干渉することがない。またこのとき、小幅溝7がプルスタッドの平面部202a,202bとプルスタッドの頭部205との間で、首部207を軸直角方向に受け入れることから、平面部202a,202b以外の後端領域203が作業工具1と干渉することがない。
またこのとき、首部206が小幅溝7の溝底に当接するとともに、後方端面207rが段差8に当接することから、スパナ部4を平面部202a,202bに係合する際の位置決めが容易になり、作業効率が向上する。
そして、スパナ部4および分岐部5,6が、プルスタッドの頭部205と平面部202a、202bとの間に介在することから、プルスタッド201の回転操作中にスパナ部4が後端頭部205を超えて軸線方向に外れてしまうことがない。したがって、作業者が横棒を握りプルスタッドを締め付け方向および緩め方向に回転させる際、スパナ部4がプルスタッド201から不用意に外れる懸念を解消することができる。
さらに、U字形状の段差8がフランジ部207の後方端面と面接触することから、スパナ部4が平面部202a、202bに確りと係合することができる。
作業者が横棒一方端のスパナ部4を平面部202a,202bに係合させ、横棒3の他方端を握り、スパナ部4を中心として横棒3を緩め方向に回転させると、プルスタッド201をプルスタット取付穴12pから取り外すことができる。この後、前述したように縦棒2を後部穴12に挿入して、引きねじ31を回転操作すればよい。これとは反対に、操作者がスパナ部4を中心として横棒3を締め付け方向に回転させると、プルスタッド201をプルスタット取付穴12pに確りと螺合させることができる。
このように本実施例によれば、作業者は、横棒3を掴んで縦棒2を回転させることにより、引きねじ31を回転操作することができる。また作業者は、横棒3の他方端部を掴んでスパナ部4を回転させることにより、プルスタッド201を回転操作することができる。したがって作業者は作業工具1を持ったまま他の作業工具に持ち替えることなく、1個の作業工具1でプルスタッド201の取り外し作業と、刃物のチャッキング作業およびアンチャッキング作業と、プルスタット201の再取付作業を、一連の作業として進めることができ、作業効率が向上する。
以上、図面を参照してこの発明の実施の形態を説明したが、この発明は、図示した実施の形態のものに限定されない。図示した実施の形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明になる作業工具は、プルスタッド取付穴の奥に引きねじを備える工具ホルダにおいて有利に利用される。
1 作業工具、2 縦棒、3 横棒、4 スパナ部、5,6 分岐部、5h,6h 一対の平面、7 小幅溝、8 段差、9 連続面、10 工具ホルダ、11 工具ホルダ本体、12 後部穴、12p プルスタッド取付穴、14 テーパシャンク部、15 コレット保持穴、16 テーパ穴、17 環状段差、21 コレット、22 テーパ面、23 刃物挿入穴、24 引き穴、24s 雌ねじ、26 スリ割り、31 引きねじ、32 頭部、35 六角穴、38 先端部、38s 雄ねじ、41 ストッパ部材、52中間穴、101 刃物のシャンク部、201 プルスタッド、202a,202b 一対の平面部。

Claims (2)

  1. 先端にテーパ形状のコレットが挿入されるコレット保持穴が形成され、後端にプルスタッドが螺合されるプルスタッド取付穴が形成され、内部に前記コレットの後端部と螺合して前記コレットを引き込む引きねじを有する工具ホルダに使用され、前記プルスタッドおよび前記引きねじを回転操作するための作業工具であって、
    横棒と、前記横棒の中央部から縦方向に延びる縦棒とからなるT字形状を有し、
    前記縦棒は、その先端部に、前記引きねじに係合して引きねじを回転操作するための引きねじ係合部を備え、
    前記横棒は、その一方端部に、前記プルスタッドに係合してプルスタッドを回転操作するためのスパナ部を備える、作業工具。
  2. 前記プルスタッドは、頭部と、前記頭部よりも小径の首部と、前記首部よりも大径のフランジ部とを有し、前記フランジ部の外周面には、前記スパナ部と係合する一対の平面部が設けられており、
    前記横棒は、その一方端から中央部に向かって窪んだ相対的に小さな幅の小幅溝と、この小幅溝に隣接して横棒の一方端から中央部に向かって窪んだ相対的に大きな幅の大幅溝とを有し、
    前記小幅溝の溝幅は、前記首部の外径よりも大きく前記頭部よりも小さく、
    前記大幅溝の溝幅は、前記一対の平面部の間隔と略等しい、請求項1に記載の作業工具。
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